JP2005244917A - 狭帯域バンドパスフィルターを含んだ高周波モジュレータ - Google Patents
狭帯域バンドパスフィルターを含んだ高周波モジュレータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005244917A JP2005244917A JP2004122843A JP2004122843A JP2005244917A JP 2005244917 A JP2005244917 A JP 2005244917A JP 2004122843 A JP2004122843 A JP 2004122843A JP 2004122843 A JP2004122843 A JP 2004122843A JP 2005244917 A JP2005244917 A JP 2005244917A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- oscillator
- signal
- band
- predetermined
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K3/00—Baths; Douches; Appurtenances therefor
- A47K3/02—Baths
- A47K3/06—Collapsible baths, e.g. inflatable; Movable baths
- A47K3/062—Collapsible baths, e.g. inflatable; Movable baths specially adapted for particular use, e.g. for washing the feet, for bathing in sitting position
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/38—Transmitter circuitry for the transmission of television signals according to analogue transmission standards
- H04N5/40—Modulation circuits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24H—FLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
- F24H1/00—Water heaters, e.g. boilers, continuous-flow heaters or water-storage heaters
- F24H1/54—Water heaters for bathtubs or pools; Water heaters for reheating the water in bathtubs or pools
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Public Health (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Transmitters (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
Abstract
【課題】本発明は狭帯域バンドパスフィルター(narrow band pass filter)を用いて変調した放送信号の下側波帯及び他チャネルの周波数帯域において発生する高調波などの不要な信号を除去できる高周波モジュレータに関するものである。
【解決手段】本発明は、ビデオ信号及びオーディオ信号を所定チャネルの周波数帯域に該当する高周波信号に変調する高周波モジュレータにおいて、上記所定チャネルの周波数帯域に適した所定の高周波を生成する発振器14と、上記ビデオ信号及びオーディオ信号を上記発振器14から生成された高周波に変調するミキサ15、及び上記ミキサ15から出力される高周波に変調された信号から上記所定チャネルの周波数帯域の信号のみ通過させる狭帯域バンドパスフィルター30を含んだ高周波モジュレータを提供する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、ビデオ信号及びオーディオ信号を所定チャネルの周波数帯域に該当する高周波信号に変調する高周波モジュレータにおいて、上記所定チャネルの周波数帯域に適した所定の高周波を生成する発振器14と、上記ビデオ信号及びオーディオ信号を上記発振器14から生成された高周波に変調するミキサ15、及び上記ミキサ15から出力される高周波に変調された信号から上記所定チャネルの周波数帯域の信号のみ通過させる狭帯域バンドパスフィルター30を含んだ高周波モジュレータを提供する。
【選択図】図1
Description
本発明はビデオ/オーディオ信号を所定チャネルの高周波放送信号に変調して伝送する高周波モジュレータに関するもので、より詳しくは、狭帯域バンドパスフィルター(narrow band pass filter)を用いて変調した放送信号の下側波帯及び他チャネルの周波数帯域において発生する高調波などの不要な信号を除去することができる高周波モジュレータに関するものである。
一般に、高周波モジュレータはケーブルTV受信機や、衛星放送受信機のようにTVを通して映像(ビデオ)及び音声(オーディオ)を出力するTV連結装置に具備されるもので、入力されたビデオ信号及びオーディオ信号をTV放送方式に応じて選択されたチャネルの高周波信号に変換出力する装置である。
図7は一般の高周波モジュレータの構成を概略的に示したブロック図として、高周波モジュレータはアンテナに受信された高周波放送信号を分配器(23)で分配しチューナーに連結されたチューナー出力端(TUNER OUT)とTVに連結されたTV出力端(TV OUT)側に出力する。この際、分配器(23)の前後には信号を増幅するためアンプ(21、22)を具備することができる。
また、ビデオ信号入力端(VIDEO IN)に入力されたベースバンド(base band)のビデオ信号をビデオクランプ(111)において所定範囲のレベル変動を調整した後、クリッパ回路(112)において雑音を除去しAMモジュレータ(113)において中間周波数帯域に変調し、オーディオ信号入力端(AUDIO IN)に入力されたオーディオ信号をフリーエンファシス(121)を通して圧縮し、オーディオアンプ(122)を通して増幅してからFMモジュレータ(123)において中間周波数帯域にFM変調する。上記中間周波数帯域に変調されたビデオ/オーディオ信号はバッファ(13)を経てミキサ(15)に入力される。上記ミキサ(15)は発振部(14)において生成される所定チャネルに該当する高周波に上記ビデオ/オーディオ信号を載せて出力(高周波変調)するようになる。
上記のように高周波変調されたオーディオ/ビデオ信号は広帯域ローパスフィルター(low pass filter)(16)を通して所望の周波数の高周波信号をフィルタリングした後TV出力端(TV OUT)を通してTVに出力される。この際、TV出力端(TV OUT)に高周波信号が入力される前にハイパスフィルター(high pass filter)(24)を通過するようになる。
図8は上記従来の高周波モジュレータ内のミキサ(図7の15)から出力される高周波変調された信号の周波数成分の一例を示したグラフである。図8はNTSC方式のTVに使用される信号の一例を示したもので、TVの各チャネルは6MHzの周波数帯域が割当てられている。所定のチャネルに出力させたい信号(30)は映像を白黒の輝度差で表示するピクチャー信号(ルミナンス(luminance)信号;輝度信号ともいう)(P)と、色相を表現するための色差信号(クロミナンス(chrominance)信号)(C)、及びオーディオ信号(S)を含んでいる。
しかし、高周波変調のために発振部(図7の14)からミキサに入力される発振周波数(fosc)がピクチャー信号(P)の周波数に該当するので、ピクチャー信号(P)の両側に対称の色差信号(C)及び音声信号(S)があらわれ、上記発振周波数(fosc)は該当チャネルが始まる周波数から1.25MHzほど離隔しているので、ピクチャー信号(P)より前に発生する色差信号と音声信号(図8においてF2で表示された信号)は他チャネルに割当てられた周波数帯域にあらわれるようになる。即ち、出力させたいチャネルの周波数帯域にあらわれるピクチャー信号、色差信号及び音声信号(F1)の他に、前のチャネルの周波数帯域に不要な色差信号及び音声信号(F2)があらわれるようになる。このように、両側に対称にあらわれる信号中低周波数帯域にあらわれる信号を下側波と云う。
また、モジュレータ回路(とりわけ、アンプ)の様々な否定的特性により他チャネルの周波数帯域に不要な(Spurious)発振による高調波信号(C1ないしC3)があらわれるようになる。
このように、他チャネルの周波数帯域に発生する上記下側波及び高調波などの不要な信号のために他チャネルに放送される信号に干渉を起こす欠点が発生する。
こうした欠点を除去するために、従来には高周波変調信号が広帯域ローパスフィルター(図7の16)を通過するようにした。しかし、図8に示したような下側波及び高調波などの不要な信号があらわれる高周波変調信号が広帯域ローパスフィルター(図7の16)を通過すると、所望のチャネルの周波数帯域より高い周波数帯域を使用するチャネルにあらわれる高調波信号は除去できるが、低い周波数帯域を使用するチャネルに発生する下側波及び高調波信号は効果的に除去できず、他チャネルに未だ干渉現象が発生する問題がある。
したがって、当技術分野においては他チャネルに干渉現象を発生させる下側波及び高調波などの不要な信号を除去することにより、高周波変調時に所望のチャネルの周波数帯域の信号のみ出力できる新たな高周波モジュレータが要求される実状にある。
本発明は、上記問題を解決するために案出されたもので、その目的は、映像及び音声信号を出力させたいチャネルに割当てられた周波数帯域の他の周波数帯域に発生する下側波及び高調波などの不要な信号を除去することにより、他チャネルの信号への干渉の発生を防止できる狭帯域バンドパスフィルターを含んだ高周波モジュレータを提供することにある。
上記技術的課題を成し遂げるために本発明は、ビデオ信号及びオーディオ信号を所定チャネルの周波数帯域に該当する高周波信号に変調する高周波モジュレータにおいて、上記所定チャネルの周波数帯域に適した所定の高周波を生成する発振器;上記ビデオ信号及びオーディオ信号を上記発振器において生成された高周波に変調するミキサ;及び、上記ミキサから出力される高周波に変調された信号から上記所定チャネルの周波数帯域の信号のみ通過させる狭帯域バンドパスフィルターを含んだ高周波モジュレータを提供する。
本発明の一実施形態において、上記発振器は、所定のコントロール電圧に応じて所定周波数の発振を生成する発振器と、上記発振器において生成される周波数を所定比率で分周する分周器と、上記分周器において分周された信号と基準周波数の位相とを比較する位相検出器、及び上記位相検出器において比較された位相差に応じて調節された上記コントロール電圧を上記発振器に提供するチャージポンプを含むことができる。この場合、上記狭帯域バンドパスフィルターは、上記コントロール電圧を逆バイアス電圧に用いる複数個の可変電圧キャパシタダイオード及び複数個のインダクタを含み、上記コントロール電圧による発振器の発振周波数変動に応じて通過帯域が変動される。本発明の他実施形態において、上記狭帯域バンドパスフィルターは、通過帯域の固定された誘電体フィルターまたはSAWフィルターであることができる。
上述したように、本発明によると、ビデオ信号とオーディオ信号を高周波変調した後に発生する下側波及び高調波などの不要な成分を遮断することにより、各チャネル間の干渉を防止でき、より優れた品質の映像及び音声を提供できる優れた効果を奏する。
以下、添付の図を参照しながら、本発明による狭帯域バンドパスフィルターを含んだ高周波モジュレータの実施形態についてより詳しく説明する。本発明に参照する図において実質的に同一な構成と機能を有する構成要素には同じ参照符号を使っている。
図1は本発明による狭帯域バンドパスフィルターを含んだ高周波モジュレータのブロック構成図として、本発明による高周波モジュレータは、ビデオ入力端(VIDEO IN)に入力されるビデオ信号のレベルを調整するビデオクランプ(111)と、上記ビデオクランプ(111)から出力されたビデオ信号から帯域外ノイズ信号を除去するクリッパー(112)と、上記クリッパー(112)から出力されたビデオ信号をAM変調するAMモジュレータと、オーディオ入力端(AUDIO IN)に入力されるオーディオ信号の高域を所定時定数で強調するフリーエンファシス(121)と、上記フリーエンファシス(121)から出力されたオーディオ信号を所定レベルに増幅するオーディオアンプ(122)と、上記オーディオアンプ(122)から出力されたオーディオ信号をFM変調するFMモジュレータ(123)と、上記AMモジュレータ(113)から出力されるビデオ信号及び上記FMモジュレータ(123)から出力されるオーディオ信号を統合するバッファ(13)と、ビデオ信号及びオーディオ信号を出力させたいチャネルに該当する所定の発振周波数を発生させる発振部(14)と、上記バッファ(13)から出力されるビデオ/オーディオ信号を上記発振部(14)から発生された発振周波数に載せて出力するミキサ(15)と、上記ミキサから出力されたビデオ/オーディオ信号を出力させたいチャネルの周波数帯域にフィルタリングする狭帯域バンドパスフィルター(30)とを含んで成る。
上記のように構成される本発明による狭帯域バンドパスフィルターを含んだ高周波モジュレータは従来の広帯域ローパスフィルター(図7の16)の代わりに所望のチャネルの周波数帯域信号のみを通過させる狭帯域バンドパスフィルター(30)を用いることに特徴がある。
上記狭帯域バンドパスフィルター(30)は、使用されるチャネルの周波数帯域に応じてその通過帯域を自動変更できる可変電圧キャパシター(Variable Voltage Capacitor:VVC)ダイオードを使ったバンドパスフィルター、または固定された周波数帯域を通過させる固定型バンドパスフィルターを用いることができる。上記可変電圧キャパシタダイオードを使ったバンドパスフィルターを用いた実施形態において、上記発振部(14)はPLL(Phase Locked Loop)方式により発振周波数を生成しなければならない。それに比べて、上記固定型バンドパスフィルターを用いた実施形態において、上記発振部(14)はPLL方式またはNON−PLL方式(例えば、SAW共振子を用いた方式)すべてを用いることができる。
先ず、上記可変電圧キャパシタダイオードを使ったバンドパスフィルターを用いた本発明の第1実施形態について説明する。
図2〜4は可変電圧キャパシタダイオードを使ったバンドパスフィルターを用いた本発明の第1実施形態を説明するための図である。
図2は本発明の第1実施形態に使用できるPLL方式発振部の一般的な構成を示したブロック図である。図2に示したように本発明の第1実施形態に用いるPLL方式発振部(14)は、コントロール電圧(VT)に応じて所定周波数の発振を生成する発振器(141)と、上記発振器(141)において生成された周波数を所定比率で分周する分周器(144)と、上記分周器(144)において分周された信号と基準周波数の位相とを比較する位相検出器(143)と、上記位相検出器(143)において比較された位相差に応じて調節されたコントロール電圧を上記発振器(141)に提供するチャージポンプ(142)とを含んで成る。
上記のような一般のPLL方式発振部(14)において、上記チャージポンプ(142)は上記発振器(141)にコントロール電圧(VT)を提供し、上記発振器(141)はコントロール電圧(VT)に応じて設定された周波数の発振を生成するようになる。したがって、発振器(141)または発振部(14)において発振周波数が変更されるためには上記チャージポンプ(142)から出力されるコントロール電圧(VT)が変更されなければならない。
言い換えると、ビデオ信号及びオーディオ信号を出力させたいチャネルを変更する場合、発振周波数が変更されなければならず、このためにチャージポンプ(142)において生成されるコントロール電圧(VT)が変更されなければならない。本発明はこうしたPLL方式発振部において発振周波数に応じて変動されるコントロール電圧(VT)に応じて通過帯域が変動されるバンドパスフィルター(30a)を使って所望の周波数帯域のみ通過させる。
図3(A)は上記発振器のコントロール電圧(VT)を利用して通過帯域を可変させられる狭帯域バンドパスフィルター(30a)の一例を示したものである。上記狭帯域バンドパスフィルター(30a)は二個の可変キャパシター(41a、42a)と二個のインダクタ(41b、42b)で成ることができる。上記可変キャパシターは図3(A)に拡大して示したように、PLL方式発振部に用いられるコントロール電圧(VT)を逆バイアス電圧に用いる可変電圧キャパシタダイオードである。
前記可変電圧キャパシタダイオードはバリキャップ(varicap)とも呼ばれ、逆バイアス電圧によるPN接合容量の変化を利用する素子である。PN接合ダイオードを逆バイアスすると、その逆バイアス電圧により空乏層が変化しPN接合容量は空乏層により異なってくる。空乏層領域が広いと(逆バイアス電圧が高いと)容量が減少し、逆に空乏層領域が狭いと(逆バイアス電圧が低いと)容量が大きくなる。
図3(A)に示したように、ミキサ(MIXER)から入力される端子と接地との間に可変電圧キャパシタダイオード(41a)とインダクタ(41b)とを並列連結させ、これと対称にインダクタ(42b)と可変電圧キャパシタダイオード(42a)とを出力端(TV OUT)と接地との間に並列連結させて二個の共振が発生する狭帯域バンドパスフィルターを構成することができる。上記インダクタのインダクタンス値と上記可変電圧キャパシタダイオード(42a)の容量値を適宜選択することにより、所望の周波数帯域はミキサ(MIXER)から出力端(TV OUT)側へと通過し残りの周波数帯域は遮断することができる。
上記のように構成される狭帯域バンドパスフィルターが形成する周波数特性を図3(B)に示してある。図3(B)によると、図3(A)においてミキサからの信号入力端と接地との間に連結された可変電圧キャパシタダイオードとインダクタ(A)により第1共振(A‘)が発生し、出力(TV OUT)側端子と接地との間に連結された可変電圧キャパシタダイオードとインダクタ(B)により第2共振(B’)が発生する。上記二個の共振により図3(B)に示したような所定の周波数帯域を通過させるバンドパスフィルターが具現される。上記インダクタのインダクタンス値とPLL構造に用いられるコントロール電圧に応じた可変電圧キャパシタダイオードの容量値を調節して、上記バンドパスフィルターの通過帯域がビデオ信号とオーディオ信号を出力させたいチャネルの割当周波数帯域になるようにさせることが好ましい。例えば、NTSC方式において上記通過帯域は一つのチャネルに割当てられた周波数帯域である6MHzであることが好ましい。
図4は上記狭帯域バンドパスフィルターを適用した高周波モジュレータから出力される高周波変調信号の周波数成分の一例を示したグラフである。図8と比較すると、出力させたいチャネルに該当する周波数帯域のピクチャー信号(P)、色差信号(C)及び音声信号(S)がバンドパスフィルターを通過して伝送されて他チャネルの周波数帯域に発生する高調波信号が抑制されることがわかる。但し、隣接チャネルの周波数帯域に位置する下側波(F2’)は十分に除去されなかった。これはキャパシターとインダクタで具現されたフィルターはスカート(skirt)特性が良くないからである。スカート特性を改善させるために高次のフィルターを具現することもできるが、多くの素子を使用しなければならなく、小型軽量化の要求を満足させがたい欠点が生じかねない。
このようなスカート特性を改善させ下側波成分まで十分に除去するため次に本発明の第2実施形態を提案する。
図5は可変電圧キャパシタダイオードを使ったバンドパスフィルターを用いた本発明の第2実施形態を説明するための図である。
図5(A)は本発明の第2実施形態に用いられる発振部(14)とミキサ(15)及びバンドパスフィルター(30b)の構成を示したブロック図である。
本発明の第2実施形態に用いられるバンドパスフィルター(30b)は誘電体フィルターまたはSAWフィルターのような固定された通過帯域を有する固定型バンドパスフィルターであり、上記第1実施形態のようにPLL方式発振部に用いられるコントロール電圧(VT)が使用されない。したがって、上記発振部(14)は本発明の第1実施形態のようにPLL方式を用いた発振部を使用してもよく、NON−PLL方式(例えば、SAW共振子を用いた方式)の発振部を用いてもよい。
上記固定型バンドパスフィルター(30b)は誘電体フィルターまたはSAWフィルターであることができる。
上記誘電体フィルターは、波長に応じた共振を利用する構造的フィルターとして、高誘電体の誘電体セラミックを用いて信号の電気的波長を減らすことにより一層小型化されたフィルターを具現することができる。上記誘電体フィルターはコンブライン(combline)と云う単位波長共振器を用いることが多いが、別個のコンブラインを一つずつ連結する方式と一つの誘電体ブロックに具現するモノブロック方式とが用いられる。その他、セラミック内に多層パターンを利用して製造するセラミックチップフィルターなどがある。
また、上記SAW(Surface Acoustic Wave)フィルターは、圧電基板上に櫛歯型の金属板を両側に二個ずつ噛み合うよう配置させ、一方から電気的信号が入力されると圧電基板上にSAW(Surface Acoustic Wave:表面弾性波)が発生するようになる。この表面弾性波による機械的振動は反対側において再び電気的信号に変換されるが、ここで圧電板自体の表面弾性波周波数と入力された電気的信号の周波数とが異なると信号が伝達されない。即ち、フィルター自体が有する機械物質的周波数と同じ周波数のみ通過させるバンドパスフィルターとなる。SAWフィルターは人為的なLC共振原理を利用したフィルターに比べて通過させる帯域幅が大変狭いので、不要な周波数の信号をほぼ完璧に遮断することができる。また、同様な性能の誘電体フィルター類に比べて寸法もずっと小さい。したがって、狭帯域幅で所望の信号の周波数のみ正確に通過させるためにはSAWフィルターを使用することが最も好ましい。
図5(B)は上記SAWフィルターの周波数通過特性を示したグラフである。図5(B)に示したように、スカート特性が大変優れている。例えば、NTSC方式のTVにおいては通過周波数帯域幅が6MHzに該当するSAWフィルターを該当チャネルの周波数帯域に適宜に設定して使用することができる。
図6は上記SAWフィルターを適用した高周波モジュレータから出力される高周波変調信号の周波数成分の一例を示したグラフである。図8と比較すると、出力させたいチャネルに該当する周波数帯域のピクチャー信号(P)、色差信号(C)及び音声信号(S)がSAWフィルターを通過して伝送され、他チャネルの周波数帯域に発生する高調波信号が抑制されることがわかる。とりわけ、上記第1実施形態とは異なり、隣接チャネルの周波数帯域に位置した下側波成分まで十分に除去された。これはSAWフィルターが有する優れたスカート特性によるものである。
以上に説明したように、本発明は出力させたいチャネルの周波数帯域を通過させる狭帯域バンドパスフィルターを具備することにより、ビデオ信号とオーディオ信号を高周波変調した後に発生する下側波及び高調波の不要な成分を遮断することにより、チャネル間の干渉を防止することができる。
本発明は上述した実施形態及び添付の図により限定されるものではなく、添付の請求の範囲により限定されるもので、請求の範囲に記載の本発明の技術的思想を外れない範囲内において様々な形態の置換、変形及び変更が可能なことは当技術分野において通常の知識を有する者にとって明らかであろう。
14 発振部
15 ミキサ
30、30a、30b 狭帯域バンドパスフィルター
141 発振器
142 チャージポンプ
143 位相検出器
144 分周器
P ピクチャー信号
C 色差信号
S 音声信号
VT コントロール電圧
15 ミキサ
30、30a、30b 狭帯域バンドパスフィルター
141 発振器
142 チャージポンプ
143 位相検出器
144 分周器
P ピクチャー信号
C 色差信号
S 音声信号
VT コントロール電圧
Claims (5)
- ビデオ信号及びオーディオ信号を所定チャネルの周波数帯域に該当する高周波信号に変調する高周波モジュレータにおいて、
上記所定チャネルの周波数帯域に適した所定の高周波を生成する発振器と、
上記ビデオ信号及びオーディオ信号を上記発振器から生成された高周波に変調するミキサと、
上記ミキサから出力された高周波に変調された信号から上記所定チャネルの周波数帯域の信号のみ通過させる狭帯域バンドパスフィルターと、
を有することを特徴とする高周波モジュレータ。 - 上記発振器は、
所定のコントロール電圧に応じて所定周波数の発振を生成する発振器と、
上記発振器において生成される周波数を所定比率で分周する分周器と、
上記分周器において分周された信号と基準周波数の位相とを比較する位相検出器と、
上記位相検出器において比較された位相差に応じて調節された上記コントロール電圧を上記発振器に提供するチャージポンプと、
を有することを特徴とする請求項1に記載の高周波モジュレータ。 - 上記狭帯域バンドパスフィルターは、上記コントロール電圧を逆バイアス電圧に用いる複数個の可変電圧キャパシタダイオード及び複数個のインダクタを含み、上記コントロール電圧に応じた発振器の発振周波数変動につれて通過帯域が変動されることを特徴とする請求項2に記載の高周波モジュレータ。
- 上記狭帯域バンドパスフィルターは、通過帯域が固定された誘電体フィルターまたはSAWフィルターであることを特徴とする請求項1に記載の高周波モジュレータ。
- ビデオ信号及びオーディオ信号を所定チャネルの周波数帯域に該当する高周波信号に変調する高周波モジュレータにおいて、
所定のコントロール電圧に応じて所定周波数の発振を生成する発振器と、上記発振器において生成される周波数を所定の比率で分周する分周器と、上記分周器において分周された信号と基準周波数の位相とを比較する位相検出器と、上記位相検出器において比較された位相差に応じて調節された上記コントロール電圧を上記発振器に提供するチャージポンプとを含む発振器と、
上記ビデオ信号及びオーディオ信号を上記発振器において生成された高周波に変調するミキサと、
上記コントロール電圧を逆バイアス電圧に用いる複数個の可変電圧キャパシタダイオード及び複数個のインダクタとを含み、
上記コントロール電圧に応じた発振器の発振周波数変動につれて通過帯域が変動される狭帯域バンドパスフィルターと、
を有することを特徴とする高周波モジュレータ。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1020040013478A KR100550875B1 (ko) | 2004-02-27 | 2004-02-27 | 협대역 밴드패스 필터를 포함하는 고주파 모듈레이터 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005244917A true JP2005244917A (ja) | 2005-09-08 |
Family
ID=34880321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004122843A Pending JP2005244917A (ja) | 2004-02-27 | 2004-04-19 | 狭帯域バンドパスフィルターを含んだ高周波モジュレータ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050190304A1 (ja) |
JP (1) | JP2005244917A (ja) |
KR (1) | KR100550875B1 (ja) |
DE (1) | DE102004020632A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080064347A1 (en) * | 2006-09-12 | 2008-03-13 | Monster Cable Products, Inc. | Method and Apparatus for Identifying Unused RF Channels |
KR20080026968A (ko) * | 2006-09-22 | 2008-03-26 | 엘지이노텍 주식회사 | 지상파 튜너의 부스터회로 |
EP3089262B1 (en) * | 2014-02-17 | 2020-03-18 | Huawei Device Co., Ltd. | Antenna switching system and method |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4310920A (en) * | 1977-01-05 | 1982-01-12 | Hayes William A | Single sideband AM-FM stereo modulation system |
JPS60220683A (ja) * | 1984-04-17 | 1985-11-05 | Murata Mfg Co Ltd | Vtrのrfモジユレ−タ |
KR900000567Y1 (ko) * | 1985-07-24 | 1990-01-30 | 알스프 덴기 가부시기 가이샤 | Rf 모듈레이터 |
US5079525A (en) * | 1989-12-08 | 1992-01-07 | Sony Corporation | Audio-video modulator system on ic chip |
JP2553219B2 (ja) * | 1990-04-23 | 1996-11-13 | 株式会社東芝 | Rfモジュレータ及びそれを内蔵するビデオカセットレコーダ |
KR930006700A (ko) * | 1991-09-09 | 1993-04-21 | 강진구 | Uhf rf 콘버터의 테스트 패턴 출력 시스템 |
US5623523A (en) * | 1994-11-07 | 1997-04-22 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for increasing voltage in a charge pump used in a phase locked loop |
JP3322534B2 (ja) * | 1995-08-31 | 2002-09-09 | 三洋電機株式会社 | Rfモジュレータ |
US5854593A (en) * | 1996-07-26 | 1998-12-29 | Prince Corporation | Fast scan trainable transmitter |
US6252634B1 (en) * | 1997-01-10 | 2001-06-26 | Index Systems, Inc. | Method and apparatus for transmitting and downloading setup information |
US6035182A (en) * | 1998-01-20 | 2000-03-07 | Motorola, Inc. | Single counter dual modulus frequency division apparatus |
US7050419B2 (en) * | 2001-02-23 | 2006-05-23 | Terayon Communicaion Systems, Inc. | Head end receiver for digital data delivery systems using mixed mode SCDMA and TDMA multiplexing |
-
2004
- 2004-02-27 KR KR1020040013478A patent/KR100550875B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2004-04-19 JP JP2004122843A patent/JP2005244917A/ja active Pending
- 2004-04-27 DE DE102004020632A patent/DE102004020632A1/de not_active Ceased
- 2004-04-29 US US10/834,177 patent/US20050190304A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050190304A1 (en) | 2005-09-01 |
KR20050087582A (ko) | 2005-08-31 |
DE102004020632A1 (de) | 2005-09-29 |
KR100550875B1 (ko) | 2006-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0036431B1 (en) | Transmitter having a phase-locked loop | |
KR100703366B1 (ko) | 무선 송수신기의 노이즈 제거 장치 | |
US7541849B2 (en) | Phase locked circuit | |
KR100550875B1 (ko) | 협대역 밴드패스 필터를 포함하는 고주파 모듈레이터 | |
JP2004129076A (ja) | 周波数変換回路ならびにそれを用いるチューナおよびcatv受信用セットトップボックス | |
JP3573591B2 (ja) | 高周波電子機器 | |
KR100471152B1 (ko) | 소형화 복합 튜너 | |
JP2008533941A (ja) | フィルタ装置、そのようなフィルタ装置を具える回路装置及びそのようなフィルタ装置を操作する方法 | |
KR20090041555A (ko) | 고주파 모듈레이터 | |
JP2558265B2 (ja) | Fm復調器に関する改良 | |
JPH11243348A (ja) | 高周波信号の受信装置 | |
JPS6276914A (ja) | 入力フイルタ回路 | |
JP2000152104A (ja) | デジタル放送の受信装置 | |
JP4027005B2 (ja) | テレビジョンチューナ出力回路 | |
JP3592153B2 (ja) | テレビジョン信号送信機 | |
KR200291723Y1 (ko) | 튜너의비트주파수방지장치 | |
KR100492989B1 (ko) | Rf 모듈레이터 | |
KR100452822B1 (ko) | 대역내 주파수 간섭을 개선한 디지털 오디오 방송 튜너 | |
EP1337042A1 (en) | Television tuner | |
KR101585256B1 (ko) | Rf 신호처리회로 | |
EP1540834A1 (en) | Dual conversion tuner having a first if filter without accurate center frequency | |
JPH0898097A (ja) | Rfモジュレータ | |
KR0117857Y1 (ko) | 고주파신호 공급장치 | |
KR20130071303A (ko) | 인쇄회로기판 | |
KR20110047688A (ko) | Rf 신호처리회로 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060911 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060919 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070227 |