JP2005242946A - Pcカード用コネクタ - Google Patents

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Narikazu Koike
成和 小池
Masayoshi Aoki
正義 青木
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Abstract

【課題】 抜差時にPCカードの損傷を防止することができると共に、簡単な構造でPCカードの放熱を行うことができ、しかも、差し込んだPCカードを容易に排出することができる機構を備えたPCカード用コネクタを提供する。
【解決手段】 ハウジング1と可動トレイ2と放熱板3とカード排出機構4とカード圧接機構5とを備える。カード排出機構4をロッド40と第1及び第2のレバー41,42とで構成し、ロッド40の押込操作で、PCカード100を排出する。カード圧接機構5を付勢部6とカムホロア部7とで構成し、PCカード100を挿入時に放熱板3に圧接させ、抜取時に放熱板3から離反させる。具体的には、付勢部6をプレート60と付勢部材61とで構成し、カムホロア部7を可動トレイ2のホロア70と側部12,13のガイド孔71とカム76を有した第1及び第2のスライダ72,73とで構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、PCカードを受け入れるPCカード用コネクタに関し、特にPCカードの放熱手段を有したPCカード用コネクタ関するものである。
一般に、ノート型パソコンには機能を拡張するためのPCカードスロットが標準的に装備され、そこに、PCカード用コネクタが組み込まれている。これにより、PCカードをPCカードスロットに挿入して、PCカード用コネクタに接続することで、無線通信などをこのPCカードを通じてノートパソコンから行うことができるようになっている。
ところで、最近では、PCカードが、有線及び無線LAN機能、拡張メモリ機能、ハードディスクユニット等の他、テレビジョン受信機等の機能も持つようになってきている。かかる高機能のPCカードにおいては、高密度のLSIをPCカード内部に設けているので、高温の熱を発生する。このため、放熱手段を有したPCカード用コネクタが提案されている。
例えば、この種のPCカード用コネクタとしては、PCカードを接続すると、PCカードがコネクタに固定された放熱板に直接接触し、PCカードの発熱をこの放熱板を通じて逃がすものがある(例えば、特許文献1参照)。また、可動の放熱板をPCカード用コネクタに設け、この放熱板を移動させることにより、PCカードの使用及び非使用に応じて、放熱板を、PCカードに接触させたり、PCカードから離したりすることができるようにした技術もある(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−198462号公報 特開平03−188589号公報
しかし、上記した従来のPCカード用コネクタでは、次のような問題がある。
前者のPCカード用コネクタでは、PCカードをPCカード用コネクタに差し込んでいく際、PCカード側面及び上下面が放熱板に擦りながら接続されるので、PCカードが放熱板との摩擦によって傷が付くおそれがある。
また、後者のPCカード用コネクタでは、PCカードの差し込みの際には、PCカードが放熱板に接触しないので、PCカードは放熱板との摩擦によって傷が付くおそれはない。しかしながら、大型で重い放熱板を移動させる機構が必要であるので、堅牢な放熱板可動機構が必要となり、その分製造コストの上昇を招く。
さらに、前者及び後者のPCカード用コネクタは、挿入したPCカードを容易に排出することができる機構を備えていないので、非常に不便である。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、抜き差し時におけるPCカードの損傷を防止することができるだけでなく、簡単な構造でPCカードの放熱を行うことができ、しかも、差し込んだPCカードを容易に排出することができる機構を備えたPCカード用コネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係るPCカード用コネクタは、PCカードを接続するためのコネクタ部を前部に有し、このコネクタ部の両側から後方に延出した一対の側部を有したハウジングと、このハウジングの一対の側部間に配されて、上下方向及び載置されたPCカードと共に前後方向に移動可能な可動トレイと、ハウジングの一対の側部の上部に架けられて固定された放熱板と、可動トレイを後方に移動させることで、当該可動トレイに載置されコネクタ部に接続されたPCカードを排出するためのカード排出機構と、可動トレイに上方への付勢力を与える付勢部,及び可動トレイの前進時にこの付勢部による可動トレイへの付勢力を解放し且つ可動トレイの後退時に付勢部の付勢力に抗して可動トレイを押し下げるカムホロア部を有するカード圧接機構とを具備する構成とした。
かかる構成により、PCカードをハウジングに挿入してコネクタ部に接続すると、PCカードが載置された可動トレイがPCカードと共に前方向に移動する。すると、カード圧接機構のカムフォロア部によって、付勢部による可動トレイへの付勢力が解放されるので、その付勢力によって可動トレイが上方に移動し、可動トレイに載置されたPCカードが、ハウジングの一対の側部の上部に架けられて固定された放熱板に圧接する。
そして、PCカードを抜く場合には、カード排出機構を用いて、可動トレイを後方に移動させる。すると、カード圧接機構のカムフォロア部によって、可動トレイが付勢部の付勢力に抗して押し下げられ、可動トレイに載置されたPCカードが、放熱板から離反する。この結果、PCカードを放熱板に擦ることなく抜くことができる。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のPCカード用コネクタにおいて、カード排出機構を、一対の側部のうち一方の側部の外側に前後方向に移動可能に取り付けられたイジェクタロッドと、ハウジングの前部に回動自在に軸支され且つ一方端部がイジェクタロッドの前端部に連結されると共に他方端部が可動トレイに係合した第1のレバーと、この第1のレバーとリンクした状態でハウジングの前部に回動自在に軸支され且つ第1のレバーの他端部とは逆側の端部が可動トレイに係合した第2のレバーとで構成した。
かかる構成により、PCカードをハウジングに挿入してコネクタ部に接続すると、PCカードが載置された可動トレイがPCカードと共に前方向に移動する。すると、この可動トレイが係合したカード排出機構の第1のレバーの他方端部と第2のレバーの端部とが前方に回動させられる。そして、第1のレバーの他端部が前方に回動することから、一方端部が後方に回動する。これにより、第1のレバーの一方端部に前端部が連結されたイジェクタロッドが後方に移動させられる。
そして、PCカードを抜く場合には、後方に移動しているカード排出機構のイジェクタロッドを前方に移動させる。すると、第1のレバーの一方端部が前方に回動するので、第1のレバーの他方端部と第1のレバーにリンクした第2のレバーの端部とが、後方に回動する。この結果、第1のレバーの他方端部と第2のレバーの端部とに係合した可動トレイがPCカードと共に後方に移動するので、PCカードを抜くことができる。
特に、請求項3の発明は、請求項2に記載のPCカード用コネクタにおいて、孔を、第1のレバーの部位であって軸支位置から他方端部の間の部位に設けると共に、突起を、第2のレバーの部位であって軸支位置から端部の間の部位に設け、この突起を孔内に嵌めることにより、これら第1及び第2のレバーをリンクさせた構成とする。
さらに、請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載のPCカード用コネクタにおいて、カード圧接機構の付勢部を、可動トレイを載せた状態で上下動可能なプレートと、このプレートを上方に付勢する付勢部材とで構成し、カード圧接機構のカムホロア部を、可動トレイの両側部にそれぞれ突設されたホロアと、一対の側部にそれぞれ穿設されてホロアが嵌められ、このホロアの上下動を縦長部で許し且つ縦長部の下端部より後方に延出した横長部で阻止する逆略L字状のガイド孔と、前端部が第1のレバーの他方端部と接触した状態で一対の側部の一方に前後移動可能に取り付けられ、且つ後方への移動時にその傾斜面でホロアを押し下げるカムが突設された第1のスライダと、前端部が第2のレバーの端部と接触した状態で一対の側部の他方に前後移動可能に取り付けられ、且つ後方への移動時にその傾斜面でホロアを押し下げるカムが突設された第2のスライダとで構成した。、
かかる構成により、初期時に、カムフォロア部のホロアをガイド孔の横長部に嵌めた状態で、可動トレイをプレートに載せておくことができる。この状態では、ホロアの上下動がガイド孔の横長部で阻止されるので、付勢部材がプレートを上方に付勢していても、可動トレイが上方に移動することはない。かかる状態で、PCカードを挿入して可動トレイを前方向に移動させると、ホロアがガイド孔の縦長部に至り、ホロアの上方への移動が許される。これにより、プレートが可動トレイを載せた状態で上方に移動し、可動トレイ上のPCカードが放熱板に圧接する。
そして、イジェクタロッドを前方に移動させ、第1のレバーの他方端部と第2のレバーの端部とを後方に回動させると、前端部が第1のレバーの他方端部に接触した第1のスライダと、同じく前端部が第2のレバーの端部と接触した第2のスライダとが、後方に移動する。これにより、第1及び第2のスライダのカムがその傾斜面でホロアを押し下げる。これにより、可動トレイとプレートとが付勢部材の付勢力に抗して下方に移動し、放熱板から離反する。さらに、第1及び第2のスライダが後方に移動することで、ホロアがガイド孔の横長部内に入り込み、ホロアの上方への移動が阻止される。
特に、請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のPCカード用コネクタにおいて、PCカードとの接触時にオン状態になる一以上の検知スイッチを放熱板の下面に取り付け、各検知スイッチを、放熱板の下面側に固定された第1及び第2の固定接点と、これら第1及び第2の固定接点の下側に位置し、これら第1及び第2の固定接点に接触又は離反して検知スイッチをオン状態又はオフ状態にする可動接点とにより構成した。
かかる構成により、PCカードが放熱板に圧接すると、必然的に一以上の検知スイッチに接触して、各検知スイッチがオン状態になる。したがって、この一以上の検知スイッチと電気的に接続した表示装置をPCカード用コネクタの外部等に設けることで、PCカードが放熱板に確実に圧接しているか否かを判断することができる。
さらに、請求項6の発明は、請求項5に記載のPCカード用コネクタにおいて、一のライン印刷部とこのライン印刷部から分岐した一以上の検知スイッチ形成部とを有するフレキシブル基板を、放熱板の下面に配し、各検知スイッチ形成部に、第1及び第2の固定接点を形成すると共にこれら第1及び第2の固定接点を囲むように所定高さのスペーサを設け、このスペーサに、非接触状態で第1及び第2の固定接点覆い且つその弾性によってこれら第1及び第2の固定接点と接離可能な可動接点としての導電性部材を取り付け、ライン印刷部に、第1及び第2の固定接点とそれぞれ電気的に接続した複数のラインを形成し、当該ライン印刷部を放熱板の外部に延出させた構成とする。
また、請求項7の発明は、請求項5または請求項6に記載のPCカード用コネクタにおいて、一以上の検知スイッチをそれぞれ収納した一以上の開孔を有する放熱シートを、放熱板の下面に貼り付け、各検知スイッチの可動接点先端を、当該放熱シートの開孔から下方に所定量突出するように設定した構成とする。
以上説明したように、この発明のPCカード用コネクタによれば、PCカードを挿入した時点で、PCカードが放熱板に初めて接触し、抜くときには、放熱板がPCカードから離れるので、PCカードの挿抜時における放熱板との摩擦による損傷を防止することができ、この結果、PCカードの長寿命化を図ることができる。しかも、大型で重い放熱板を上下動させるのでなく、軽いPCカードを上下動させる構成であるので、簡単な構成でPCカードの冷却が可能となり、その分製造コストの低減化を図ることができる。また、カード排出機構を備えているので、差し込んだPCカードを容易に排出することができ、非常に便利である。
また、一以上の検知スイッチを設けることで、PCカードが放熱板に確実に圧接しているか否かを判断することができるので、PCカード用コネクタの信頼性を高めることができる。
以下、この発明の最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係るPCカード用コネクタを示す斜視図であり、図2は、放熱板を搭載した状態を示すPCカード用コネクタの斜視図であり、図3はPCカード用コネクタの平面図であり、図4はPCカード用コネクタの側面図である。
これらの図に示すように、この実施例のPCカード用コネクタは、ハウジング1と可動トレイ2と放熱板3とカード排出機構4とカード圧接機構5とを備えている。
ハウジング1は、コネクタ部10と一対の側部12,13とを有してなる。
コネクタ部10は、PCカード100を接続するための部分であり、ハウジング1の前部11(図1,2及び4の右部、図3の上部)に取り付けられている。前部11は、合成樹脂で形成されており、コネクタ部10は端子受入口10aを後方に向けた状態でこの前部11に組み付けられている。
また、一対の側部12,13は、断面L字状のステンレス製の部材であり、前部11に取り付けられ、コネクタ部10の両側から後方(図1,2及び4の左方向、図3の下方向)に延出している。
可動トレイ2は、PCカード100を挿入して載置するためのステンレス製板体であり、上記一対の側部12,13間に配されて、上下方向(図1,2及び4の上方向及び下方向、図3の紙面表及び裏方向)に移動することができる。そして、この可動トレイ2の両側には、一対の側部12,13の内面に当接する起立部20が複数列設されている。これらの起立部20は、挿入されたPCカード100の両側位置を規制するものであり、その内側位置には、複数の山形部21が配置形成されている。これにより、PCカード100を挿入すると、PCカード100の両側部が山形部21に乗り上げ、PCカード100が可動トレイ2の表面に接触して損傷することを防止すると共に、両側の厚さが異なる2種類のPCカード100の上下のセンター出しを行う。また、図3にも示すように、かかる可動トレイ2は、一対の係合片22,23をその前部両端に有している。これら係合片22,23は、後述する第1及び第2のレバー41,42に係合させるための部分であり、可動トレイ2の前端であって第1及び第2のレバー41,42の端部に対応した個所を垂直に立ち上げることで形成した。
放熱板3は、PCカード100の発熱を放熱して冷却するための部材であり、アルミダイキャストにより形成されている。この放熱板3は、図2に示すように、平板ベース30とその上に立設した複数のフィン31とでなり、上記可動トレイ2の真上に位置するように、ハウジング1に固定されている。具体的には、図1に示すように、複数のタブ32を一対の側部12,13の上端部に形成し、放熱板3を、一対の側部12,13上に架けた状態で、これらのタブ32にネジ止めするなどして固定している。この結果、可動トレイ2と放熱板3との間の空間後部がPCカード100の受入口をなし、PCカード100をこの受入口から挿入して、コネクタ部10に接続することができる。
カード排出機構4は、上記のように挿入したPCカード100を排出するための機構である。
具体的には、図3に示すように、カード排出機構4は、イジェクタロッド40と第1のレバー41と第2のレバー42とで構成されている。
イジェクタロッド40は、PCカード用コネクタの外部から操作することができるステンレス製の部材であり、押圧用の釦40aをその後端部には有している。このイジェクタロッド40は、一対の側部12,13のうちの側部13の外側に前後方向に移動可能に取り付けられている。すなわち、一対の保持片40b,40bが側部12のフランジ部に立設され、イジェクタロッド40がこれら一対の保持片40b,40bによって前後移動可能に保持されている。
第1及び第2のレバー41,42は、かかるイジェクタロッド40の操作によって回動する部材である。
第1のレバー41は、ステンレス製の長尺状板体であり、軸41aによって、ハウジング1の前部11の上面に回動自在に軸支されている。そして、この第1のレバー41の一方端部41bは、イジェクタロッド40の前端部に形成された連結孔40cに係合され、イジェクタロッド40の前後移動で回動するようになっている。また、第1のレバー41の他方端部41cには、垂下した舌片41dが形成され(図1参照)、この舌片41dが可動トレイ2の係合片22に係合されている。これにより、可動トレイ2の前方移動によって、第1のレバー41の他方端部41cが前方に回動すると共に一方端部41bが後方に回動して、イジェクタロッド40を後方に移動させる。また、イジェクタロッド40の押し戻しにより、第1のレバー41の他方端部41cが後方移動して、可動トレイ2を後方に押し戻すようになっている。
一方、第2のレバー42も、ステンレス製の長尺状板体であり、軸42aによって、前部11上面に回動自在に軸支されている。さらに、この第2のレバー42は、上記第1のレバー41とリンクした状態で取り付けられている。すなわち、リンク部43が第1及び第2のレバー41,42間に形成され、第2のレバー42に設けた突起43aが、第1のレバー41の一方端部41bと軸41aの間の部分に設けた長孔43b内に嵌め込まれている。これにより、第1及び第2のレバー41,42同士がリンク部43を通じて連動するようになっている。また、この第2のレバー42の端部42bには、垂下した舌片42dが形成され(図1参照)、この舌片42dが可動トレイ2の係合片23に係合されている。これにより、可動トレイ2の前方移動によって、第2のレバー42の端部42bが前方に回動すると共に、この回動がリンク部43を通じて第1のレバー41の一方端部41bを後方に移動させるように補助し、イジェクタロッド40を円滑に後方に移動させる。また、イジェクタロッド40の押し戻しにより、第1のレバー41の他方端部41cが後方移動すると、リンク部43の機能により、第2のレバー42の端部42bも後方に回動し、第1のレバー41の他方端部41cと協働して可動トレイ2を後方に押し戻す。
図1において、カード圧接機構5は、PCカード100を挿入時に放熱板3に圧接させ、抜き取り時に放熱板3から離反させる機構であり、付勢部6とカムホロア部7とでなる。
付勢部6は、可動トレイ2に上方への付勢力を与える部分であり、プレート60と付勢部材61とを有する。
図5は、プレート60が付勢部材61の付勢力に抗して最下位に位置している状態を示す部分断面図であり、図6は、プレート60が付勢部材61の付勢力によって最上位に持ち上がられている状態を示す部分断面図である。
プレート60は、図5に示すように、可動トレイ2を載せた状態で上下動可能なステンレス製板体であり、複数のタブ60aを両側部に有している。そして、タブ60aが、一対の側部12,13にそれぞれ穿設された矩形口60bに嵌められた状態で、側部12,13の外側突出している。
付勢部材61は、プレート60を上方に付勢するスプリングであり、一対の側部12,13の上部に形成したフック部61aと上記タブ60aとに引っかけられている。
これにより、図6に示すように、プレート60は、付勢部材61の付勢力によって、上方に持ち上がられ、可動トレイ2がプレート60と一体に持ち上げられるようになっている。
一方、図1に示すカムホロア部7は、可動トレイ2の前進時に上記付勢部6による付勢力を解放し且つ可動トレイ2の後退時に付勢部6の付勢力に抗して可動トレイ2を押し下げる部分である。
図7は、カムホロア部7を示す部分拡大図であり、図8は、可動トレイ2から突出したホロアとスライダのカムとの係合状態を示す断面図である。
これらの図に示すように、カムホロア部7は、可動トレイ2の両側部に突設されたホロア70と、一対の側部12,13に穿設された逆略L字状のガイド孔71と、第1及び第2のスライダ72,73とを有している。
各ガイド孔71は、逆略L時の前部を形成する縦長部71aと、縦長部71aの下端部より後方に延出した横長部71bとを有し、上記ホロア70はかかるガイド孔71に嵌められている。これにより、縦長部71aがホロア70の上下動を許し、横長部71bがホロア70の上下動を阻止すると共に後方への移動を許すようになっている。
また、第1のスライダ72(第2のスライダ73)は、図4に示すように、ステンレス製の長尺体であり、側部12(13)に前後移動可能に取り付けられている。具体的には、複数のスライダホルダ74が側部12(13)の外側に設けられ、第1のスライダ72(第2のスライダ73)がこれらのスライダホルダ74によって水平に保持されている。また、第1のスライダ72(第2のスライダ73)は、逆L字状をなし、その起立した前端部72a(73a)が、第1のレバー41(第2のレバー42)の他方端部41c(端部42b)と接触している(図3参照)。
さらに、このような第1のスライダ72(第2のスライダ73)は、図7及び図8に示すように、カム76を有している。
カム76は、第1のスライダ72(第2のスライダ73)に下向きに突設されており、第1のスライダ72(第2のスライダ73)の後方への移動時にホロア70を押し下げる機能を有する。
すなわち、前方に傾斜する傾斜面76aと垂直な係合面76bとが、カム76の後面に形成されており、ホロア70が、縦長部71a内に位置するときに、傾斜面76aがホロア70に当接し、横長部71b内に位置するときに、係合面76bがホロア70に係合するようになっている。
これにより、可動トレイ2が図7の矢印で示すように前方移動して、ホロア70がガイド孔71の横長部71b内を前方移動すると、ホロア70が係合面76bに係合して、第1のスライダ72(第2のスライダ73)を前方にスライドさせる。そして、ホロア70が縦長部71aに至ると、図9に示すように、ホロア70がカム76の傾斜面76aに沿って上方に移動して停止する。また、図10に示すように、第1のスライダ72(第2のスライダ73)が、後方にスライドすると、ホロア70がカム76の傾斜面76aによって縦長部71a内を下方に押し下げられた後、係合面76bによって横長部71b内に押し込められるようになっている。
次に、このPCカード用コネクタ1の使用例について説明する。
図11は、初期時におけるPCカード用コネクタの側面図であり、図12は、PCカード100をコネクタ部10に接続する前のPCカード100と放熱板3との関係を示す断面図であり、図13は、初期時におけるPCカード用コネクタの平面図である。
まず、初期時においては、図11に示すように、カムホロア部7のホロア70をガイド孔71の横長部71bに嵌めて、図12に示すように、付勢部6の付勢部材61によるプレート60の上方移動を阻止しておく。
この状態では、プレート60上の可動トレイ2が最下位にある。したがって、PCカード100を可動トレイ2に載せて挿入していくと、間隙Bが可動トレイ2の上面と放熱板3の下面との間に維持されるので、可動トレイ2が挿入操作時に放熱板3に接触して、損傷することはない。
そして、PCカード100をさらに前進させていくと、図13に示すように、PCカード100の前端が可動トレイ2の前部両端に起立する係合片22,23に当接する。
このPCカード100をコネクタ部10に接続するには、PCカード100をさらに前進させる。
図14は、PCカード100接続時におけるPCカード用コネクタの平面図であり、図15は、PCカード100接続時におけるPCカード用コネクタの側面図であり、図16は、PCカード100接続時におけるPCカード100と放熱板3との関係を示す断面図である。
図13に示す状態から、右向き矢印で示すように、PCカード100をさらに前進させると、可動トレイ2の係合片22,23が第1及び第2のレバー41,42の舌片41d,42dを押し、第1及び第2のレバー41,42の他方端部41c,端部42bが前方に回動する。この動作と連動して、左向き矢印で示すように、第1のレバー41の一方端部41bが後方に回動して、イジェクタロッド40が後方に移動する。そして、PCカード100を前方に完全に押し込むことで、図14に示すように、PCカード100がコネクタ部10と接続されると共に、イジェクタロッド40が後方に押し出された状態になる。
かかるPCカード100の接続操作時においては、図15に示すように、可動トレイ2の前方移動に伴って、第1のスライダ72(第2のスライダ73)のカム76に係合したホロア70が、第1のスライダ72(第2のスライダ73)を前方に押しながら、ガイド孔71の横長部71b内を前方に移動する。そして、ホロア70が縦長部71aに至ると、付勢部材61の付勢力によって、縦長部71aの最上位まで移動する。
この結果、図16に示すように、可動トレイ2が、付勢部材61によってプレート60と一体に押し上げられ、PCカード100の上面が放熱板3の下面に圧接される。
これにより、PCカード100がコネクタ部10と電気的に接続され、しかも、PCカード100が放熱板3に圧接した状態になるので、PCカード100を駆動して、コネクタ部10と接続した外部器機とPCカード100との間で、信号の送受信を行うことができると共に、PCカード100から発せられた熱を放熱板3を通じて外部に効率よく放熱することができる。
かかる状態から、PCカード100を排出する場合には、後方に突出した釦40aを用いて、イジェクタロッド40を前方に押し戻す。
図17は、PCカード100排出時におけるカード排出機構4の動作を示すPCカード用コネクタの平面図であり、図18は、PCカード100排出時におけるカード圧接機構5の動作を示すPCカード用コネクタの側面図である。
図17の右向き矢印で示すように、イジェクタロッド40を前方に押し込むと、イジェクタロッド40と連結した第1のレバー41の一方端部41bが前方に回動し、他方端部41cが後方に回動する。これと同時に、リンク部43の作用によって、第2のレバー42の端部42bが後方に回動する。
すると、左向き矢印で示すように、第1及び第2のレバー41,42の舌片41d,42dが可動トレイ2の係合片22,23を後方に押し、可動トレイ2全体を後方に移動させようとする。
このとき、図18に示すように、第1及び第2のスライダ72,73の前端部72a,73aに当接した第1及び第2のレバー41,42の他方端部41c,端部42bが第1及び第2のスライダ72,73を後方にスライドさせる。これにより、ホロア70が、カム76の傾斜面76aによってガイド孔71の縦長部71a内で下方に押し下げられ、ホロア70が横長部71bに押し込められる。このため、可動トレイ2が下方に移動し、図12に示したように、可動トレイ2がプレート60と一体に最下位に停止することとなる。
すなわち、イジェクタロッド40の前方への押し戻し操作により、PCカード100が、後方に押し戻されると共に放熱板3から離れるように下方移動して、最下位で停止するので、図17に示すように、PCカード100は、放熱板3に擦れることなく、PCカード用コネクタの後方に排出されることとなる。
このように、この実施例のPCカード用コネクタによれば、PCカード100がコネクタ部10に接続した時点で初めて放熱板3に接触し、排出操作をすると同時に放熱板3から離れるので、PCカード100の挿抜時における放熱板3との摩擦による損傷を防止することができる。軽いPCカード100を上下動させる簡単な構成で、PCカード100を冷却することができる。また、カード排出機構4を備えているので、イジェクタロッド40を押し込むだけで、PCカード100を容易に排出することができ、非常に便利である。
次に、この発明の第2実施例について説明する。
図19は、この発明の第2実施例に係るPCカード用コネクタの要部を示すを斜視図であり、図20は、図19の矢視A−A断面図である。
これらの図に示すように、この実施例は、一対の検知スイッチ8−1,8−2を放熱板3の下面に取り付けた点が、上記第1実施例と異なる。
検知スイッチ8−1,8−2は、PCカード100(図1等参照)との接触時にオン状態になるように構成されている。
具体的には、図20に示すように、検知スイッチ8−1,8−2が組み付けられたフレキシブル基板85が放熱シート9の下側に配され、放熱シート9がフレキシブル基板85を挟むように放熱板3の下面に貼り付けられている。検知スイッチ8−1,8−2は、この放熱シート9に穿設された一対の開孔90−1,90−2に収納されており、検知スイッチ8−1,8−2の可動接点としての導電性部材80の先端が、放熱シート9の開孔90−1(90−2)から下方に所定量突出している。これにより、上昇してきたPCカード100によってこの先端を押し込まれ、検知スイッチ8−1(8−2)がオン状態になるようになっている。
ここで、検知スイッチ8−1(8−2)について、詳しく説明する。
図21は、検知スイッチ8−1(8−2)の分解斜視図であり、図22は、図21の検知スイッチ8−1(8−2)を組み付けた状態での矢視B−B断面図である。
これらの図に示すように、各検知スイッチ8−1(8−2)は、放熱板の下側に固定される第1及び第2の固定接点81,82と、スペーサ83と、これら第1及び第2の固定接点81,82及びスペーサ83の下側に位置し、第1及び第2の固定接点81,82に接触又は離反して検知スイッチ8−1(8−2)をオン状態又はオフ状態にする導電性部材80とで構成され、フレキシブル基板85に組み付けられている。
図23は、検知スイッチ8−1,8−2が組み付けられたフレキシブル基板85の平面図である。
図23に示すように、このフレキシブル基板85は一のライン印刷部86とこのライン印刷部86から分岐した一対の検知スイッチ形成部87−1,87−2とを有している。
検知スイッチ8−1(8−2)の第1及び第2の固定接点81,82は、検知スイッチ形成部87−1(87−2)にパターン形成され、図21に示すように、所定高さのスペーサ83が、これら第1及び第2の固定接点81,82を囲むように検知スイッチ形成部87−1(87−2)に取り付けられている。そして、導電性部材80が、このスペーサ83に固着され、第1及び第2の固定接点81,82を覆う。
図22に示すように、スペーサ83の高さは、第1及び第2の固定接点81,82の厚さよりも若干高く設定されており、第1及び第2の固定接点81,82と導電性部材80との間に隙間tの発生を許している。これにより、常時は、導電性部材80と第1及び第2の固定接点81,82とが非接触で、検知スイッチ8−1(8−2)がオフ状態にある。そして、二点鎖線で示すように、導電性部材80をその弾性を利用して撓ませ、第1及び第2の固定接点81,82に接触させることにより、第1及び第2の固定接点81,82間を短絡させて、検知スイッチ8−1(8−2)をオン状態にすることができる。
そして、図23に示すように、検知スイッチ形成部87−1,87−2に形成された検知スイッチ8−1,8−2の第1及び第2の固定接点81,82が、ライン印刷部86にパターン形成された複数のライン88にそれぞれ電気的に接続され、ライン印刷部86が、図19に示すように、放熱板3の外部に延出している。
かかる構成により、図24に示すように、PCカード100がハウジング1に完全に挿入される以前は、PCカード100が放熱板3下面の放熱シート9と離れた状態にある。この状態では、放熱シート9の開孔90−1,90−2から突出した検知スイッチ8−1,8−2の導電性部材80,80は、第1及び第2の固定接点81,82(図21参照)に接触していないので、検知スイッチ8−1,8−2はオフ状態である。
しかし、PCカード100がハウジング1に完全に挿入され、PCカード100が放熱板3下面の放熱シート9に圧接すると、図22の二点鎖線及び図25に示すように、導電性部材80がPCカード100によって第1及び第2の固定接点81,82側に撓まされ、導電性部材80が第1及び第2の固定接点81,82に接触して、検知スイッチ8−1,8−2がオン状態になる。
したがって、図23に示すフレキシブル基板85のライン印刷部86を図示しない表示装置に接続しておくことで、PCカード100が放熱シート9を介して放熱板3に確実に圧接しているか否かをこの表示装置で確認することができる。
この発明の第1実施例に係るPCカード用コネクタを示す斜視図である。 放熱板を搭載した状態を示すPCカード用コネクタの斜視図である。 PCカード用コネクタの平面図である。 PCカード用コネクタの側面図である。 プレートが付勢部材の付勢力に抗して最下位に位置している状態を示す部分断面図である。 プレートが付勢部材の付勢力によって最上位に持ち上がられている状態を示す部分断面図である。 カムホロア部を示す部分拡大図である。 可動トレイから突出したホロアとスライダのカムとの係合状態を示す断面図である。 ホロアがカムの傾斜面に沿って上方に移動する状態を示す部分側面図である。 ホロアがカムの傾斜面によって下方に移動する状態を示す部分側面図である。 初期時におけるPCカード用コネクタの側面図である。 PCカードをコネクタ部に接続する前のPCカードと放熱板との関係を示す断面図である。 初期時におけるPCカード用コネクタの平面図である。 PCカード接続時におけるPCカード用コネクタの平面図である。 PCカード接続時におけるPCカード用コネクタの側面図である。 PCカード接続時におけるPCカードと放熱板との関係を示す断面図である。 PCカード排出時におけるカード排出機構の動作を示すPCカード用コネクタの平面図である。 PCカード排出時におけるカード圧接機構の動作を示すPCカード用コネクタの側面図である。 この発明の第2実施例に係るPCカード用コネクタの要部を示すを斜視図である。 図19の矢視A−A断面図である。 検知スイッチの分解斜視図である。 図21の検知スイッチを組み付けた状態での矢視B−B断面図である。 検知スイッチが組み付けられたフレキシブル基板の平面図である。 検知スイッチのオフ状態を示す断面図である。 検知スイッチがオン状態を示す断面図である。
符号の説明
1…ハウジング、 2…可動トレイ、 3…放熱板、 4…カード排出機構、 5…カード圧接機構、 6…付勢部、 7…カムホロア部、 8−1,8−2…検知スイチ、 9…放熱シート、 10…コネクタ部、 12,13…側部、 11…前部、 22,23…係合片、 30…平板ベース、 31…フィン、 32…タブ、 40…イジェクタロッド、 40a…釦、 40b…保持片、 40c…連結孔、 41…第1のレバー、 41a,42a…軸、 41b…一方端部、 41c…他方端部、 41d…舌片、 42…第2のレバー、 42a…軸、 42b…端部、 42d…舌片、 43…リンク部、 43a…突起、 43b…長孔、 60…プレート、 60a…タブ、 60b…矩形口、 61…付勢部材、 61a…フック部、 70…ホロア、 71…ガイド孔、 71a…縦長部、 71b…横長部、 72…第1のスライダ、 72a,73a…前端部、 73…第2のスライダ、 74…スライダホルダ、 76…カム、 76a…傾斜面、 76b…係合面、 80…導電性部材、 81,82…固定接点、 83…スペーサ、 85…フレキシブル基板、 86…ライン印刷部、 87…検知スイッチ形成部、 88…ライン、 90…開孔、 100…PCカード。

Claims (7)

  1. PCカードを接続するためのコネクタ部を前部に有し、このコネクタ部の両側から後方に延出した一対の側部を有したハウジングと、
    このハウジングの上記一対の側部間に配されて、上下方向及び載置されたPCカードと共に前後方向に移動可能な可動トレイと、
    上記ハウジングの一対の側部の上部に架けられて固定された放熱板と、
    上記可動トレイを後方に移動させることで、当該可動トレイに載置され上記コネクタ部に接続されたPCカードを排出するためのカード排出機構と、
    上記可動トレイに上方への付勢力を与える付勢部,及び上記可動トレイの前進時にこの付勢部による可動トレイへの付勢力を解放し且つ上記可動トレイの後退時に付勢部の付勢力に抗して可動トレイを押し下げるカムホロア部を有するカード圧接機構と
    を具備することを特徴するPCカード用コネクタ。
  2. 請求項1に記載のPCカード用コネクタにおいて、
    上記カード排出機構を、
    上記一対の側部のうち一方の側部の外側に前後方向に移動可能に取り付けられたイジェクタロッドと、
    上記ハウジングの前部に回動自在に軸支され且つ一方端部が上記イジェクタロッドの前端部に連結されると共に他方端部が上記可動トレイに係合した第1のレバーと、
    この第1のレバーとリンクした状態で上記ハウジングの前部に回動自在に軸支され且つ第1のレバーの上記他端部とは逆側の端部が上記可動トレイに係合した第2のレバーとで構成した、
    ことを特徴とするPCカード用コネクタ。
  3. 請求項2に記載のPCカード用コネクタにおいて、
    孔を、上記第1のレバーの部位であって上記軸支位置から上記他方端部の間の部位に設けると共に、突起を、上記第2のレバーの部位であって上記軸支位置から上記端部の間の部位に設け、この突起を上記孔内に嵌めることにより、これら第1及び第2のレバーをリンクさせた、
    ことを特徴とするPCカード用コネクタ。
  4. 請求項2または請求項3に記載のPCカード用コネクタにおいて、
    上記カード圧接機構の付勢部を、
    上記可動トレイを載せた状態で上下動可能なプレートと、
    このプレートを上方に付勢する付勢部材とで構成し、
    上記カード圧接機構のカムホロア部を、
    上記可動トレイの両側部にそれぞれ突設されたホロアと、
    上記一対の側部にそれぞれ穿設されて上記ホロアが嵌められ、このホロアの上下動を縦長部で許し且つ縦長部の下端部より後方に延出した横長部で阻止する逆略L字状のガイド孔と、
    前端部が上記第1のレバーの他方端部と接触した状態で上記一対の側部の一方に前後移動可能に取り付けられ、且つ後方への移動時にその傾斜面で上記ホロアを押し下げるカムが突設された第1のスライダと、
    前端部が上記第2のレバーの上記端部と接触した状態で上記一対の側部の他方に前後移動可能に取り付けられ、且つ後方への移動時にその傾斜面で上記ホロアを押し下げるカムが突設された第2のスライダとで構成した、
    ことを特徴とするPCカード用コネクタ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のPCカード用コネクタにおいて、
    上記PCカードとの接触時にオン状態になる一以上の検知スイッチを上記放熱板の下面に取り付け、
    各検知スイッチを、上記放熱板の下面側に固定された第1及び第2の固定接点と、これら第1及び第2の固定接点の下側に位置し、これら第1及び第2の固定接点に接触又は離反して検知スイッチをオン状態又はオフ状態にする可動接点とにより構成した、
    ことを特徴とするPCカード用コネクタ。
  6. 請求項5に記載のPCカード用コネクタにおいて、
    一のライン印刷部とこのライン印刷部から分岐した一以上の検知スイッチ形成部とを有するフレキシブル基板を、上記放熱板の下面に配し、
    上記各検知スイッチ形成部に、上記第1及び第2の固定接点を形成すると共にこれら第1及び第2の固定接点を囲むように所定高さのスペーサを設け、このスペーサに、非接触状態で第1及び第2の固定接点覆い且つその弾性によってこれら第1及び第2の固定接点と接離可能な上記可動接点としての導電性部材を取り付け、
    上記ライン印刷部に、上記第1及び第2の固定接点とそれぞれ電気的に接続した複数のラインを形成し、当該ライン印刷部を上記放熱板の外部に延出させた、
    ことを特徴とするPCカード用コネクタ。
  7. 請求項5または請求項6に記載のPCカード用コネクタにおいて、
    上記一以上の検知スイッチをそれぞれ収納した一以上の開孔を有する放熱シートを、上記放熱板の下面に貼り付け、
    各検知スイッチの可動接点先端を、当該放熱シートの開孔から下方に所定量突出するように設定した、
    ことを特徴とするPCカード用コネクタ。
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