JP2010232097A - カード用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】カードの厚さ寸法が近似した複数種類のカードを装着でき、装着時に不使用の接点端子の損傷を防止すること。
【解決手段】互いに形状が異なる被係合部を有する第1のカードと第2のカードとを選択的に装着可能なカード用コネクタ1であって、第1のカードの接触パッドとの電気的接続用の第1の接点端子204と、第2のカードの接触パッドとの電気的接続用の第2の接点端子206と、挿入されたカードの被係合部と係合して当該被係合部の形状に応じて移動するレバー部材8と、レバー部材8が所定量移動した場合に特定の接点端子をカードから離れる方向に押圧する押圧部材10とを具備することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、カード用コネクタに関し、特に、携帯電話機等の電子機器においてチップカードやICメモリカード等のカードを基板に電気的に接続するためのカード用コネクタに関する。
従来、複数種類のカードの装着に対応し、一方のカードの装着時に不使用の他方のカード用の接点端子の損傷を防止するカード用コネクタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このカード用コネクタにおいては、第1カードと第2カードの厚さ寸法の差を利用して、カード用コネクタの奥側の装着位置に対応する厚い第1カードの装着時には当該第1カードの底面でカム板を押し下げ、手前側に配置された薄い第2カード用の接点端子を押し下げてカードから退避させることで、不使用の第2カード用の接点端子の損傷を防止するものとなっている。
特開2003−288962号公報
しかしながら、上述したカード用コネクタにおいては、カードの厚さ寸法の差を利用してカム板を押し下げて不使用の接点端子をカードから退避させることから、カードの厚さ寸法が同一でパッドが異なるカードや、カードの厚さ寸法の差が小さいカードでは、不使用の接点端子をカードから退避させることができず、当該接点端子を損傷してしまう恐れがあるという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、カードの厚さ寸法が近似した複数種類のカードを装着でき、装着時に不使用の接点端子の損傷を防止することができるカード用コネクタを提供することを目的とする。
本発明のカード用コネクタは、互いに形状が異なる被係合部を有する第1のカードと第2のカードとを選択的に装着可能なカード用コネクタであって、第1のカードの接触パッドとの電気的接続用の第1の接点端子と、第2のカードの接触パッドとの電気的接続用の第2の接点端子と、挿入されたカードの被係合部と係合して当該被係合部の形状に応じて移動するレバー部材と、前記レバー部材が所定量移動した場合に特定の接点端子をカードから離れる方向に押圧する押圧部材とを具備することを特徴とする。
上記カード用コネクタによれば、挿入されたカードの被係合部の形状に応じてレバー部材を移動させ、このレバー部材が所定量移動した場合に特定の接点端子をカードから離れる方向に押圧するようにしたことから、カードの被係合部の形状の違いを利用して特定の接点端子をカードから退避させることができるので、カードの厚さ寸法が近似した複数種類のカードを装着でき、装着時に不使用の接点端子の損傷を防止することが可能となる。
特に、上記カード用コネクタにおいては、互いに形状が異なる被係合部を挿入方向のカードの隅部に設け、前記レバー部材を当該カードの隅部に対応させて配置することが好ましい。この場合には、互いに形状が異なる被係合部が挿入方向のカードの隅部に設けられる一方、これに対応する位置にレバー部材が配置されることから、カードの被係合部とレバー部材とをカードの挿入方向と直交する幅方向にオーバーラップして配置することができるので、カード用コネクタの幅方向の寸法を小型化することが可能となる。
また、上記カード用コネクタにおいては、前記特定の接点端子及び押圧部材を前記レバー部材におけるカードの挿入方向の前方側に配置することが好ましい。この場合には、特定の接点端子及び押圧部材がレバー部材におけるカードの挿入方向の前方側に配置されることから、一般的にデッドスペースになり得るカード用コネクタの前端部近傍を有効に利用することができるので、カード用コネクタのカードの挿入方向の寸法を小型化することが可能となる。
さらに、上記カード用コネクタにおいては、挿入されたカードの側方を案内するガイド部材を具備し、前記レバー部材を前記ガイド部材に回動可能に連結することが好ましい。この場合には、ガイド部材の幅及び厚さを利用してレバー部材を回動可能に連結することができるので、レバー部材の配置に必要となる空間を別途設ける必要がなく、カード用コネクタを薄型化及び小型化することが可能となる。
さらに、上記カード用コネクタにおいては、前記レバー部材の回動に応じてカードの挿入方向と直交する方向にスライド移動する係合部材を具備し、前記押圧部材に前記係合部材のスライド移動量に応じて当該係合部材に当接する当接部を設け、前記押圧部材の当接部に対する前記係合部材の当接の有無により前記特定の接点端子を押し下げ可能とすることが好ましい。この場合には、レバー部材の回動に応じてスライド移動する係合部材と、押圧部材に設けた当接部との当接の有無により特定の接点端子を押し下げ可能としたことから、カードの挿入動作に伴って簡単に特定の接点端子を押し下げることが可能となる。
さらに、上記カード用コネクタにおいては、前記レバー部材の回動に応じてカードの挿入方向と直交する方向に前記押圧部材をスライド移動させ、前記押圧部材の下面に形成した段差部により前記特定の接点端子を押し下げ可能とすることが好ましい。この場合には、レバー部材の回動に応じてスライド移動する押圧部材の下面に設けた段差部により特定の接点端子を押し下げ可能としたことから、カードの挿入動作に伴って簡単に特定の接点端子を押し下げることが可能となる。
さらに、上記カード用コネクタにおいては、前記第1の接点端子及び第2の接点端子を、カードの挿入方向の後方側及び前方側の位置に配置すると共に前記第2の接点端子を前記特定端子とし、前記レバー部材は、前記第1のカードが挿入されると所定量移動することが好ましい。この場合には、第1のカードの挿入に伴ってレバー部材を所定量移動させると共に、押圧部材で第2の接点端子を押し下げることができるので、カードの挿入方向に沿って第1の接点端子用の接触パッドと、第2の接点端子用の接触パッドとが配置されるカードの装着に対応可能なカード用コネクタを提供することが可能となる。
さらに、上記カード用コネクタにおいては、前記第1の接点端子の接点部と前記第2の接点端子の接点部とを対向配置させると共に、前記第1の接点端子の半田付け部と前記第2の接点端子の半田付け部とを相反する方向に延伸させることが好ましい。この場合には、双方の接点端子の半田付け部を互いに離間した位置に配置することができるので、双方の接点端子の引き回しを簡単に行うことが可能となる。
本発明によれば、挿入されたカードの被係合部の形状に応じてレバー部材を移動させ、このレバー部材が所定量移動した場合に特定の接点端子をカードから離れる方向に押圧するようにしたことから、カードの被係合部の形状の違いを利用して特定の接点端子をカードから退避させることができるので、カードの厚さ寸法が近似した複数種類のカードを装着でき、装着時に不使用の接点端子の損傷を防止することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るカード用コネクタに装着されるカードの一例としてのSDカード(a)及び高速カード(b)の下面図である。 本発明の実施の形態1に係るコネクタの斜視図である。 実施の形態1に係るカード用コネクタの上面図である。 実施の形態1に係るカード用コネクタの分解斜視図である。 上記実施の形態に係るカード用コネクタに対してSDカードが挿入された場合の上面図である。 上記実施の形態に係るカード用コネクタに対してSDカードが挿入された場合の上面図である。 上記実施の形態に係るカード用コネクタに対してSDカードが挿入された場合の上面図である。 実施の形態1に係るカード用コネクタに対してSDカードが挿入された場合の側断面図である。 実施の形態1に係るカード用コネクタに対して高速カードが挿入された場合の上面図である。 実施の形態1に係るカード用コネクタに対して高速カードが挿入された場合の上面図である。 実施の形態1に係るカード用コネクタに対して高速カードが挿入された場合の上面図である。 実施の形態1に係るカード用コネクタに対して高速カードが挿入された場合の側断面図である。 本発明の実施の形態2に係るカード用コネクタの斜視図である。 実施の形態2に係るカード用コネクタの上面図である。 実施の形態2に係るカード用コネクタの分解斜視図である。 実施の形態2に係るカード用コネクタに対してSDカードが挿入された場合の上面図である。 実施の形態2に係るカード用コネクタに対してSDカードが挿入された場合の上面図である。 実施の形態2に係るカード用コネクタに対してSDカードが挿入された場合の側断面図である。 実施の形態2に係るカード用コネクタに対して高速カードが挿入された場合の上面図である。 実施の形態2に係るカード用コネクタに対して高速カードが挿入された場合の上面図である。 実施の形態2に係るカード用コネクタに対して高速カードが挿入された場合の側断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。本発明に係るカード用コネクタ(以下、単に「コネクタ」という)においては、カードの厚みが近似した複数種類のカードを選択的に装着可能としつつ、カードの装着時に不使用の接点端子の損傷を防止するものである。本実施の形態に係るコネクタにおいて、装着されるカードは、特に限定されるものではないが、例えば、厚さ寸法が近似する第1のカードとしてのSDカードと、このSDカードよりもデータ転送速度が高速である、第2のカードとしてのカード(以下、「高速カード」という)とが該当する。以下においては、これらのSDカード及び高速カードが本実施の形態に係るコネクタに装着される場合について説明する。
図1は、本実施の形態に係るコネクタに装着されるカードの一例としてのSDカード1100(同図(a))及び高速カード1200(同図(b))の下面図である。図1に示すように、これらのSDカード1100と高速カード1200とは、上述のように厚さ寸法が近似すると共に、挿入方向(図1に示す矢印A方向)の先端部の形状を除き、その外形が略同一形状に設けられている。すなわち、これらのSDカード1100と高速カード1200とは、挿入方向の先端部に設けられた被係合部としての切り欠き部の形状において相違する。SDカード1100においては、図1(a)に示すように、単一の傾斜面1101により切り欠き部が構成されるのに対し、高速カード1200においては、図1(b)に示すように、凹部1201を挟んで配置される2つの傾斜面1202、1203により切り欠き部が構成されている。
また、これらのSDカード1100及び高速カード1200においては、共通してその側面部に段差部1102、1204が設けられている。一方側に配置される段差部1102、1204における挿入方向の前方寄りの位置には、凹部1103、1205が設けられている。一方、他方側に配置される段差部1102、1204における挿入方向の前方寄りの位置には、カードへの書き込みを制限する書き込み制限スイッチ1104、1206が設けられている。
さらに、これらのSDカード1100と高速カード1200とは、コネクタにおける各種接点端子との接触パッドの構成において相違する。SDカード1100においては、挿入方向の先端部下面に設けられた複数の凹部1105に、それぞれ単一の接触パッド1106(例外的に図1に示す最右方側の凹部1105のみ2つの接触パッド1106)が設けられる。これに対し、高速カード1200においては、原則として、SDカード1100と同様に、複数の凹部1207に、それぞれ単一の接触パッド1208が設けられる一方、特定の凹部1207(最も外側の凹部1207から3つ目の凹部1207)において更に2つの接触パッド1209が設けられている。接触パッド1209は、該当する凹部1207における接触パッド1208の挿入方向の前方側に並べて配置されている。
本実施の形態に係るコネクタにおいては、これらのようなSDカード1100と高速カード1200とを選択的に装着可能としつつ、カードの装着時に不使用となる接点端子(例えば、SDカード1100の装着時に不使用となる接触パッド1209に対応する接点端子)の損傷を防止するものである。以下、本実施の形態(実施の形態1、実施の形態2)に係るコネクタの構成について説明する。
(実施の形態1)
図2及び図3は、本発明の実施の形態1に係るコネクタ1の斜視図及び上面図である。なお、図2及び図3においては、説明の便宜上、コネクタ1が有するカバー部材を省略している。以下においては、適宜、コネクタ1における図2に示す紙面右上方側を「コネクタ1の前方側」又は単に「前方側」と呼び、同図に示す紙面左下方側を「コネクタ1の後方側」又は単に「後方側」と呼ぶものとする。
図2に示すように、本実施の形態に係るコネクタ1は、合成樹脂材料などの絶縁材料を成形して形成されるハウジング2と、金属薄板材料に打ち抜き加工及び折り曲げ加工などを施して形成される不図示のカバー部材とを備えている。ハウジング2は、概して上方側及び後方側に開口した扁平の箱形状を有しており、カバー部材は、ハウジング2の上方側に取り付けられた状態でハウジング2との間に一定の空間を形成する形状を有している。このカバー部材がハウジング2に取り付けられることで、コネクタ1の後方側にカード挿入口が形成されると共に、ハウジング2内にSDカード1100又は高速カード1200が装着可能な空間(カード装着空間)が形成される。
ハウジング2は、図2及び図3に示すように、コネクタ1の底面部を構成するベース部201と、コネクタ1の側端部において、このベース部201から上方側に垂直に立設された側壁部202とを有している。ベース部201には、コネクタ1の前後に2つの開口部203a、bが形成されている。これらの開口部203a、bに対応する位置に、コネクタ1に装着されたSDカード1100、高速カード1200の接触パッド1106、1208に接触する複数の接点端子204がコネクタ1の左右方向に並設されている。接点端子204は、その両端部を除く所定部位をベース部201にインサート成形等により埋設されている。接点端子204の前方側端部204aは、開口部203aから露出すると共に上方側に持ち上げられ、その端部近傍がSDカード1100と高速カード1200の接触パッド1106、1208に弾性的に接触するように構成されている。一方、接点端子204の後方側端部204bは、開口部203bから露出すると共に、僅かに下方側に折り曲げられ、不図示の基板の導体に半田接続可能に構成されている。
また、ハウジング2の前方側端部には、上方側に垂直に延出する前壁部205が設けられている。この前壁部205の下端部近傍には、開口部203aに延出して高速カード1200の接触パッド1209に接触する4本の接点端子206がコネクタ1の左右方向に並設されている。接点端子206は、その両端部を除く所定部位を前壁部205にインサート成形等により埋設されている。接点端子206の後方側端部206aは、開口部203aから露出すると共に上方側に持ち上げられ、その端部近傍が高速カード1200の接触パッド1209に弾性的に接触するように構成されている。一方、接点端子206の前方側端部206bは、前壁部205から前方側に露出すると共に、僅かに下方側に折り曲げられ、不図示の基板の導体に半田接続可能に構成されている(図4参照)。なお、これらの接点端子206が埋設される前壁部205の内壁には、一対の凹部205aが設けられ、この凹部205aから2本ずつ接点端子206が後方側に延出している。
さらに、右方側の側壁部202の近傍には、カード装着空間の所定位置に装着されたSDカード1100又は高速カード1200を排出する排出機構3が配設されている。排出機構3は、SDカード1100又は高速カード1200の挿入及び排出動作に伴ってスライド移動するスライダ4と、このスライダ4をSDカード1100及び高速カード1200の排出方向(コネクタ1の後方側)に付勢する付勢ばね5と、付勢ばね5の付勢力に抗してスライダ4を所定のロック位置にロックするロック機構とから構成されている。また、このロック機構は、スライダ4の上面に形成されたカム溝6と、このカム溝6と係合する係合ピン7とから構成されている。
スライダ4は、一端が前壁部205に係止された付勢ばね5の他端を係止した状態で配設されている。このスライダ4の上面に形成されたカム溝6には、一端(後端)が右方側の側壁部202の後端部近傍に形成された保持孔207に回動可能に保持された係合ピン7の他端(前端)が係合する。排出機構3においては、付勢ばね5の付勢力によりSDカード1100又は高速カード1200の排出方向に付勢されるスライダ4の移動を係合ピン7で規制するものとなっている。なお、カバー部材における係合ピン7に対応する位置には、係合ピン7が適切にカム溝6に係合するように係合ピン7をスライダ4側に押圧する押圧片が設けられている。
スライダ4の上方側には、SDカード1100又は高速カード1200の先端部との当接に応じて回動するレバー部材8が回動可能に保持されている。また、このレバー部材8の前方側端部には、レバー部材8の回動に応じてカードの挿入方向と直交する方向、より具体的には、コネクタ1の左右方向にスライド移動する係合部材9が連結されている。これらのレバー部材8及び係合部材9は、スライダ4のスライド移動に伴って、コネクタ1の前後方向に移動するように構成されている。この係合部材9の前方側には、接点端子206上に配置され、係合部材9との当接により接点端子206を下方側に押圧する押圧部材10が配設されている。押圧部材10は、開口部203aにおける前壁部205の近傍の位置に配置され、その一部が凹部205aに収容された状態となっている。
ここで、これらのスライダ4、レバー部材8、係合部材9及び押圧部材10の構成について図4を参照しながら説明する。図4は、本実施の形態に係るコネクタ1の分解斜視図である。スライダ4は、例えば、合成樹脂材料などの絶縁材料を成形して形成され、図4に示すように、概してL字形状を有しており、コネクタ1の前後方向に延伸する基部41と、この基部41の前方側端部から左方側に延伸する腕部42とを有している。上述したカム溝6は、基部41の上面における後方側端部近傍に形成されている。また、基部41の中央近傍には、レバー部材8の一部を収容する凹部411が設けられており、この凹部411には、レバー部材8を回動可能に保持する軸部412が設けられている。さらに、カム溝6と凹部411との間には、SDカード1100、高速カード1200の凹部103、205と係合してSDカード1100、高速カード1200の飛び出しを防止する係合部材11が収容される凹部413が設けられている。この係合部材11は、弾性を有する金属材料から構成され、凹部413から突出片11aを突出させた状態で凹部413に収容される。一方、腕部42の上端には、係合部材9のスライド移動を案内するガイド部421がコネクタ1の左右方向に延伸して設けられている。
基部41に設けられたカム溝6の中央領域には、概してハート形状を有するハート型カム61が設けられている。カム溝6は、ハート型カム61の周囲でループ状に形成されるものであり、ハート型カム61の左方側に配置される第1ガイド溝62、右方側に配置される第2ガイド溝63、並びに、第1及び第2ガイド溝62、63の後方側端部に連結され、SDカード1100又は高速カード1200がロックされる時に係合ピン7の前端部が位置する停止部を有する凹み溝64で構成されている。このようなカム溝6に係合する係合ピン7の前端部は、SDカード1100又は高速カード1200の挿入動作に伴って初期位置(図3に示す位置)から第1ガイド溝62に沿って案内され、凹み溝64の停止部に配置された状態でロック状態とされる(すなわち、凹み溝64の停止部における停止位置がロック位置とされる)。また、ロック状態からのSDカード1100又は高速カード1200の排出動作に伴って凹み溝64の停止部から出て、第2ガイド溝63に沿って案内される。
レバー部材8は、例えば、合成樹脂材料などの絶縁材料を成形して形成され、コネクタ1の前後方向に延伸する形状を有している。レバー部材8の後端部近傍には、スライダ4の軸部412が挿通される孔81が形成され、前端部近傍には、後述する係合部材9の軸部912が挿通される長孔82が形成されている。また、レバー部材8の左方側の側面には、カード装着空間側に僅かに突出する突出片83が設けられている。このレバー部材8は、トーションばね12を介在させて軸部412に取り付けられており、初期状態においては前方側端部がカード装着空間側に付勢された状態(すなわち、前方側端部が後方側端部よりもカード装着空間側にせり出して傾斜した状態)で保持されている(図2及び図3参照)。そして、詳細について後述するように、挿入されたSDカード1100又は高速カード1200との当接に応じて、前方側端部をスライダ4側に移動させるように回動可能に構成されている。
係合部材9は、例えば、合成樹脂材料などの絶縁材料を成形して形成され、概してスライダ4の腕部42を抱え込む形状を有している。具体的には、腕部42の上方側に配置される上面部91と、腕部の下方側に配置される下面部92と、上面部91と下面部92とを連結する後面部93とを有し、上述したガイド部421をこれらの内側に収容する形状に設けられている。上面部91の後方側端部には、凹部911が設けられており、この凹部911には、レバー部材8を回動可能に保持する軸部912が設けられている。係合部材9は、軸部912によりレバー部材8の前方側端部に連結され、レバー部材8の回動に応じて腕部42のガイド部421上をコネクタ1の左右方向にスライド移動可能に構成されている。
押圧部材10は、例えば、合成樹脂材料などの絶縁材料を成形して形成され、コネクタ1の左右方向の略全域に亘る長尺形状を有している。押圧部材10の側端部には、後方側端部にハウジング2の側壁部202に形成された保持孔208に軸受けされる軸部1001が設けられている。これらの軸部1001を保持孔208で軸受けされることで、押圧部材10は、その前方側端部を上下方向に揺動可能に構成されている。また、押圧部材10の中央近傍には、2つの開口部1002が設けられると共に、この開口部1002の前方側に突出する係合部1003が設けられている。これらの係合部1003は、ハウジング2の前壁部205の凹部205aに収容され、上方側から接点端子206に載置される構成となっている。接点端子206は、開口部1002から開口部203a側に延出するものとなっている。さらに、押圧部材10の右方側端部には、スライダ4と共にスライド移動する係合部材9と当接する当接面1004が設けられている。そして、この当接面1004の中央には、係合部材9を収容可能な凹部1005が設けられている。詳細について後述するように、押圧部材10においては、当接面1004がSDカード1100が挿入された状態の係合部材9と当接して押し下げられ、係合部1003で接点端子206を下方側に押圧するように構成されている。一方、凹部1005が高速カード1200が挿入された状態の係合部材9を収容することにより、押圧部材10が押し下げられることなく、接点端子206が高速カード1200の接触パッド209に接触可能に構成されている。
このような構成を有し、本実施の形態に係るコネクタ1においては、互いに形状が異なるカード(SDカード1100、高速カード1200)の切り欠き部を挿入方向のカードの隅部に設け、レバー部材8を当該カードの隅部に対応させて配置している。これにより、カードの切り欠き部とレバー部材8とをカードの挿入方向と直交する幅方向にオーバーラップして配置することができるので、コネクタ1の幅方向の寸法を小型化することが可能となっている。
また、本実施の形態に係るコネクタ1においては、接点端子206及び押圧部材10をレバー部材8におけるカードの挿入方向の前方側に配置している。これにより、一般的にデッドスペースになり得るコネクタ1の前端部近傍を有効に利用することができるので、コネクタ1のカードの挿入方向の寸法を小型化することが可能となっている。
さらに、本実施の形態に係るコネクタ1においては、挿入されたカードの側方を案内するガイド部材としてのスライダ4を備え、レバー部材8をこのスライダ4に回動可能に連結している。これにより、スライダ4の幅及び厚さを利用してレバー部材8を回動可能に連結することができるので、レバー部材8の配置に必要となる空間を別途設ける必要がなく、コネクタ1を薄型化及び小型化することが可能となっている。
さらに、本実施の形態に係るコネクタ1においては、接点端子204の接点部(前方側端部204a)と、接点端子206の接点部(後方側端部206a)とを対向配置させると共に、接点端子204の半田付け部(後方側端部204b)と接点端子206の半田付け部(前方側端部206b)とを相反する方向に延伸させている。これにより、双方の接点端子204、206の半田付け部を互いに離間した位置に配置することができるので、双方の接点端子204、206の引き回しを簡単に行うことが可能となる。
次に、本実施の形態に係るコネクタ1に対してSDカード1100及び高速カード1200を装着する際の動作について説明する。図5〜図7は、本実施の形態に係るコネクタ1に対してSDカード1100が挿入された場合の上面図である。図8は、本実施の形態に係るコネクタ1に対してSDカード1100が挿入された場合の側断面図である。図9〜図11は、本実施の形態に係るコネクタ1に対して高速カード1200が挿入された場合の上面図である。図12は、本実施の形態に係るコネクタ1に対して高速カード1200が挿入された場合の側断面図である。なお、カードが挿入される前の初期状態においては、コネクタ1は図3に示す状態となっている。
図3に示す状態からSDカード1100は、スライダ4の基部41の内壁面に沿って挿入される。そして、SDカード1100がカード装着空間内を進むと、その傾斜面1101の後端部がレバー部材8の突出片83に当接する(図5参照)。これにより、レバー部材8が僅かにスライダ4側に回動し、これに伴って係合部材9が僅かにスライダ4側にスライド移動する。そして、SDカード1100がカード装着空間の所定位置まで進むと、図5に示すように、SDカード1100の先端部がスライダ4の腕部42に当接すると共に、係合部材11の突出片11aがSDカード1100の凹部1103に係合した状態となる。
図5に示す状態からSDカード100を前方側に押し込んでいくと、スライダ4が付勢ばね5の付勢力に抗してSDカード1100と一緒に前方側にスライド移動していく。この場合、レバー部材8及び係合部材9は、図5に示す状態を維持しており、所定位置までスライダ4が押し込まれると、図6に示すように、係合部材9の前方側端部(の下面)が押圧部材10の当接面1004に当接する。なお、この時点においては、係合部材9が押圧部材10の当接面1004に当接した状態であり、押圧部材10は押し下げられていない。
図6に示す状態からSDカード1100を更に前方側に押し込んでいくと、スライダ4がSDカード1100と更に前方側にスライド移動していく。この場合にも、レバー部材8及び係合部材9は、図5に示す状態を維持しており、係合部材9は、図7に示すように、押圧部材10の当接面1004上を前方側にスライド移動していく。この場合、押圧部材10は、この係合部材9との当接により押し下げられ、軸部1001を回動支点として前方側部分が下方側に回動するものとなっている。
図5〜図7に示すように、SDカード1100が装着される過程において、接点端子204及び接点端子206の状態は、図8(a)〜図8(c)に示すように移行していく。図5に示すように、SDカード1100が挿入され、スライダ4が前方側に移動していない状態においては、図8(a)に示すように、接点端子204の前方側端部204aは、SDカード1100の凹部1105に収容されていない状態となっている。この場合、押圧部材10に係合部材9が到達していないことから、押圧部材10は駆動されず、初期状態を維持している。このため、接点端子206も、初期状態(図3に示す状態)に維持されている。
図6に示すように、SDカード1100が前方側に押し込まれ、係合部材9が押圧部材10の当接面1004に当接する時点の状態においては、図8(b)に示すように、接点端子204の前方側端部204aが凹部1105に収容されるが、接触パッド1106には接触していない状態となっている。この場合、係合部材9は、押圧部材10の当接面1004に当接した状態となっているが、押圧部材10は駆動されず、初期状態に維持されている。このため、接点端子206も、初期状態に維持されている。
図7に示すように、SDカード1100が更に前方側に押し込まれた後、ロックされた状態においては、図8(c)に示すように、接点端子204の前方側端部204aが接触パッド1106に接触した状態となっている。この場合、図7に示すように、押圧部材10の当接面1004は、係合部材9により押し下げられ、これに伴って係合部1003により接点端子206が下方側に押圧される。このため、接点端子206は、SDカード1100の下面から下方側に退避した状態とされ、SDカード1100と接触することはない。
一方、高速カード1200は、図3に示す状態から、スライダ4の基部41の内壁面に沿って挿入される。そして、高速カード1200がカード装着空間内を進むと、凹部1201にレバー部材8の突出片83が入り込むと共に、突出片83の後方側端部が傾斜面1201に当接する(図9参照)。このように突出片83が凹部1201に入り込むことにより、レバー部材8が回動することはなく、係合部材9がスライド移動することもない。すなわち、レバー部材8及び係合部材9は、図3に示す初期位置に維持される。そして、高速カード1200がカード装着空間の所定位置まで進むと、図9に示すように、高速カード1200の先端部がスライダ4の腕部42に当接すると共に、係合部材11の突出片11aが高速カード1200の凹部1205に係合した状態となる。
図9に示す状態から高速カード1200を前方側に押し込んでいくと、スライダ4が付勢ばね5の付勢力に抗して高速カード1200と一緒に前方側にスライド移動していく。この場合、レバー部材8及び係合部材9は、図9に示す状態を維持しており、所定位置までスライダ4が押し込まれると、図10に示すように、係合部材9の前方側端部が押圧部材10の凹部1005に収容される。この場合、凹部1005は、係合部材9の下端部を収容可能に設けられており、係合部材9と押圧部材10とが当接することはない。
図10に示す状態から高速カード1200を更に前方側に押し込んでいくと、スライダ4が高速カード1200と更に前方側にスライド移動していく。この場合にも、レバー部材8及び係合部材9は、図9に示す状態を維持しており、係合部材9は、図11に示すように、押圧部材10の凹部1005上を前方側にスライド移動している。この場合、押圧部材10は、この係合部材9と当接しない状態を維持しながら、前方側にスライド移動することとなる。
図9〜図11に示すように、高速カード1200が装着される過程において、接点端子204及び接点端子206の状態は、図12(a)〜図12(c)に示すように移行していく。図9に示すように、高速カード1200が挿入され、スライダ4が前方側に移動していない状態においては、図12(a)に示すように、接点端子204の前方側端部204aは、高速カード1200の凹部1207に収容されていない状態となっている。この場合、押圧部材10に係合部材9が到達していないことから、押圧部材10は駆動されず、初期状態を維持している。このため、接点端子206も、初期状態(図3に示す状態)に維持されている。
図10に示すように、高速カード1200が前方側に押し込まれ、係合部材9が押圧部材10の凹部1005に収容される時点の状態においては、図12(b)に示すように、接点端子204の前方側端部204aが凹部1207に収容されるが、接触パッド1208には接触していない状態となっている。この場合、係合部材9は、押圧部材10の凹部1005に収容された状態となっており、押圧部材10は駆動されず、初期状態に維持されている。このため、接点端子206も、初期状態(図3に示す状態)に維持されている。
図11に示すように、高速カード1200が更に前方側に押し込まれた後、ロックされた状態においては、図12(c)に示すように、接点端子204の前方側端部204aが接触パッド1208に接触した状態となっている。この場合においても、係合部材9は、図11に示すように、押圧部材10の凹部1005上を前方側にスライド移動するのみであるので、押圧部材10は駆動されず、初期状態に維持されている。このため、接点端子206も、初期状態(図3に示す状態)を維持しており、その後方側端部206aが高速カード1200の接触パッド1209に接触した状態となっている。
このように実施の形態1に係るコネクタ1においては、挿入されたカードの先端に設けられた切り欠き部の形状に応じてレバー部材8を移動させ、このレバー部材8が所定量移動した場合に特定の接点端子をカードから離れる方向に押圧するようにしたことから、カードの切り欠き部の形状の違いを利用して特定の接点端子をカードから退避させることができるので、カードの厚さ寸法が近似した複数種類のカードを装着でき、装着時に不使用の接点端子の損傷を防止することが可能となる。より具体的には、SDカード1100が挿入された場合にはレバー部材8を回動させると共に係合部材9をスライド移動させ、押圧部材10を回動させることで高速カード1200専用の接点端子206を押し下げる一方、高速カード1200が挿入された場合には、レバー部材8を回動させない結果、接点端子206を初期状態に維持するようにしたことから、厚さ寸法の近似するSDカード1100及び高速カード1200の装着に対応しつつ、SDカード1100の挿入時に不使用の接点端子206をカードから退避させてその損傷を防止することが可能となる。
特に、実施の形態1に係るコネクタ1においては、レバー部材8の回動に応じてカードの挿入方向と直交する方向にスライド移動する係合部材9を備える一方、押圧部材10にこの係合部材9のスライド移動量に応じて当該係合部材9に当接する当接面1004を設け、押圧部材10の当接面1004に対する係合部材9の当接の有無により接点端子206を押し下げ可能としていることから、SDカード1100の挿入動作に伴って簡単に接点端子206を押し下げることが可能となる。
また、実施の形態1に係るコネクタ1においては、接点端子204及び接点端子206を、カードの挿入方向の後方側及び前方側の位置に配置すると共に接点端子206を押圧部材10により押圧可能とし、SDカード100の挿入に応じてレバー部材8を移動可能としている。これにより、SDカード100の挿入に伴ってレバー部材8を移動させると共に、押圧部材10で接点端子206を押し下げることができるので、カードの挿入方向に沿ってSDカード1100用の接触パッドと、高速カード1200用の接触パッドとが配置されるカードの装着に対応可能なコネクタ1を提供することが可能となる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係るコネクタ13においては、スライダ4を備えていない点、並びに、高速カード1200用の接点端子を下方側に押圧する押圧部材がスライド移動する点において、実施の形態1に係るコネクタ1と相違する。図13及び図14は、それぞれ本発明の実施の形態2に係るコネクタ13の斜視図及び上面図である。なお、図13においては、説明の便宜上、コネクタ13が有するカバー部材を省略している。以下においては、適宜、コネクタ13における図13に示す紙面右上方側を「コネクタ13の前方側」又は単に「前方側」と呼び、同図に示す紙面左下方側を「コネクタ13の後方側」又は単に「後方側」と呼ぶものとする。
図13及び図14に示すように、本実施の形態に係るコネクタ13は、合成樹脂材料などの絶縁材料を成形して形成されるハウジング14と、金属薄板材料に打ち抜き加工及び折り曲げ加工などを施して形成される不図示のカバー部材とを備えている。ハウジング14は、概して上方側及び後方側に開口した扁平の箱形状を有しており、カバー部材は、ハウジング14の上方側に取り付けられた状態でハウジング14との間に一定の空間を形成する形状を有している。このカバー部材がハウジング14に取り付けられることで、コネクタ13の後方側にカード挿入口が形成されると共に、ハウジング14内にSDカード1100又は高速カード1200が装着可能な空間(カード装着空間)が形成される。
ハウジング14は、コネクタ13の底面部を構成するベース部1401と、コネクタ13の側端部において、このベース部1401から上方側に垂直に立設された側壁部1402とを有している。ベース部1401には、開口部1403が形成されている。この開口部1403に対応する位置に、コネクタ13に装着されたSDカード1100、高速カード1200の接触パッド1106、1208に接触する複数の接点端子1404がコネクタ1の左右方向に並設されている。接点端子1404は、その両端部を除く所定部位をベース部201にインサート成形等により埋設されている。接点端子1404の前方側端部1404aは、開口部1403から露出すると共に上方側に持ち上げられ、その端部近傍がSDカード1100と高速カード1200の接触パッド1106、1208に弾性的に接触するように構成されている。一方、接点端子1404の後方側端部1404bは、コネクタ13の後方側に露出すると共に、僅かに下方側に折り曲げられ、不図示の基板の導体に半田接続可能に構成されている。
また、ハウジング14の前方側端部には、上方側に垂直に延出する前壁部1405が設けられている。この前壁部1405の下端部近傍には、開口部1403に延出して高速カード1200の接触パッド1209に接触する4本の接点端子1406がコネクタ13の左右方向に並設されている。接点端子1406は、その両端部を除く所定部位を前壁部1405にインサート成形等により埋設されている。接点端子1406の後方側端部1406aは、開口部1403から露出すると共に上方側に持ち上げられ、その端部近傍が高速カード1200の接触パッド1209に弾性的に接触するように構成されている。一方、接点端子1406の前方側端部1406bは、前壁部1405から前方側に露出すると共に、僅かに下方側に折り曲げられ、不図示の基板の導体に半田接続可能に構成されている(図14参照)。
さらに、右方側の側壁部1402には、カード装着空間に挿入されるSDカード1100、高速カード1200の右方側側面をガイドするガイド部1408が設けられている。このガイド部1408の上方側には、SDカード1100又は高速カード1200の先端部との当接に応じて回動するレバー部材15が回動可能に保持されている。また、このレバー部材15の前方側端部には、レバー部材15の回動に応じてカードの挿入方向と直交する方向、より具体的には、コネクタ1の左右方向にスライド移動するスライド部材16が連結されている。このスライド部材16の左方側部分には、接点端子206上に配置され、スライド部材16のスライド位置に応じて接点端子206を下方側に押圧する段差部が下面に形成された押圧部材17が配設されている。
なお、ガイド部1408の上面には、レバー部材15の一部を収容する凹部1409が設けられており、この凹部1409には、レバー部材15を回動可能に保持する軸部1410が設けられている。また、この凹部1409の後方側には、SDカード1100、高速カード1200の凹部1103、1205と係合してSDカード1100、高速カード1200の飛び出しを防止する係合部材18が収容される凹部1411が設けられている。また、右方側の側壁部1402の前方側端部の内壁には、後述する付勢ばね19の一端を係止する係止片1412が設けられている。さらに、前壁部1405の右方側部分には、スライド部材16のスライド移動をガイドするガイド部1413が設けられている。さらに、前壁部1405の後方側には、押圧部材17のスライド移動をガイドするガイド部1414が設けられている(図15参照)。
ここで、これらのレバー部材15、スライド部材16及び押圧部材17の構成について図15を参照しながら説明する。図15は、本実施の形態に係るコネクタ13の分解斜視図である。レバー部材15は、例えば、合成樹脂材料などの絶縁材料を成形して形成され、コネクタ13の前後方向に延伸する形状を有している。レバー部材15の後端部近傍には、ガイド部1408の軸部1410が挿通される孔1501が形成され、前端部近傍には、後述するスライド部材16の軸部1606が挿通される長孔1502が形成されている。また、レバー部材15の左方側の側面には、カード装着空間側に僅かに突出する突出片1503が設けられている。このレバー部材15は、後述する付勢ばね19による付勢力により、初期状態においては前方側端部がカード装着空間側に付勢された状態(すなわち、前方側端部が後方側端部よりもカード装着空間側にせり出して傾斜した状態)で保持されている(図14参照)。そして、詳細について後述するように、挿入されたSDカード1100又は高速カード1200との当接に応じて、前方側端部をスライダ4側に移動させるように回動可能に構成されている。
スライド部材16及び押圧部材17は、例えば、合成樹脂材料などの絶縁材料を成形して一体的に形成されている。スライド部材16は、レバー部材15と連結される基部1601と、この基部1601の下端部で押圧部材17側に延伸する平面部1602とを有している。基部1601の下面には、スライド部材16及び押圧部材17を左方側に付勢する付勢部材19の一端を収容する収容部1603が設けられると共に、ガイド部1413に案内される被案内部1604が設けられている。また、基部1601の上面には、凹部1605が設けられており、この凹部1605には、レバー部材15を回動可能に保持する軸部1606が設けられている。スライド部材16は、軸部1606によりレバー部材15の前方側端部に連結され、レバー部材15の回動に応じてガイド部1413をコネクタ1の左右方向にスライド移動可能に構成されている。
押圧部材17は、概してコネクタ13の左右方向に延伸する長尺形状を有している。押圧部材17の下面には、ガイド部1414を収容し、このガイド部1414に案内される被案内部1701が設けられている。また、押圧部材17における接点端子1406に対応する位置には、押圧部材17のスライド移動に応じて接点端子1406を下方側に押圧する押圧部1702が設けられている。この押圧部1702の右方側には、初期状態において接点端子1406を収容する凹部1703が設けられている。詳細について後述するように、押圧部材17は、これらの押圧部1702と凹部1703とで構成される段差部により、押圧部材17のスライド状態に応じて接点端子1406を下方側に押圧可能に構成されている。
次に、本実施の形態に係るコネクタ13に対してSDカード1100及び高速カード1200を装着する際の動作について説明する。図16及び図17は、本実施の形態に係るコネクタ13に対してSDカード1100が挿入された場合の上面図である。図18は、本実施の形態に係るコネクタ13に対してSDカード1100が挿入された場合の側断面図である。図19及び図20は、本実施の形態に係るコネクタ13に対して高速カード1200が挿入された場合の上面図である。図21は、本実施の形態に係るコネクタ13に対して高速カード1200が挿入された場合の側断面図である。なお、カードが挿入される前の初期状態においては、コネクタ1は図14に示す状態となっている。また、押圧部材17は、接点端子1406をその凹部1703に収容した状態となっている。
図14に示す状態からSDカード1100は、ガイド部1408の内壁面に沿って挿入される。そして、SDカード1100がカード装着空間内を進むと、その傾斜面1101の後端部がレバー部材15の突出片1503に当接する。これにより、図16に示すように、レバー部材15が僅かに右方側に回動し、これに伴ってスライド部材16が僅かに右方側にスライド移動する。この場合、スライド部材16に連結された押圧部材17の右方側にスライド移動する。そして、SDカード1100が更に前方側に押し込まれ、カード装着空間の所定位置まで進むと、図17に示すように、レバー部材15が更に回動すると共に、係合部材18の突出片1801がSDカード1100の凹部1103に係合した状態となる。
図16及び図17に示すように、SDカード1100が装着される過程において、接点端子204及び接点端子206の状態は、図18(a)、図18(b)に示すように移行していく。図16に示すように、SDカード1100が挿入され、僅かにレバー部材15が回動した状態においては、図18(a)に示すように、接点端子1404の前方側端部1404aは、SDカード1100の凹部1105に収容され、接触パッド1106に接触した状態となっている。この場合、押圧部材10は、レバー部材15の回動に応じて右方側にスライド移動し、これに伴って押圧部1702が接点端子206の後方側端部206aを下方側に押圧した状態となっている。このため、接点端子206は、SDカード1100の下面から下方側に退避した状態とされ、SDカード1100と接触することはない。
また、図17に示すように、SDカード1100が更に押し込まれた状態においても、図18(b)に示すように、押圧部材10の押圧部1702により接点端子206の後方側端部206aが下方側に押圧された状態となっている。このため、接点端子206は、SDカード1100の下面から下方側に退避した状態とされ、SDカード1100と接触することはない。
一方、高速カード1200は、図14に示す状態から、ガイド部1408の内壁面に沿って挿入される。そして、高速カード1200がカード装着空間内を進むと、図19に示すように、凹部1201にレバー部材15の突出片1503が入り込む。このように突出片1503が凹部1201に入り込むことにより、レバー部材15が回動することはなく、スライド部材16がスライド移動することもない。すなわち、スライド部材16及び押圧部材17は、図14に示す初期位置に維持されている。そして、高速カード1200が更に前方側に押し込まれ、カード装着空間の所定位置まで進むと、図20に示すように、係合部材18の突出片1801が高速カード1200の凹部1205に係合した状態となる。この場合にも、レバー部材15が回動することなく、スライド部材16及び押圧部材17は、図14に示す初期位置に維持されている。
図19及び図20に示すように、高速カード1200が装着される過程において、接点端子204及び接点端子206の状態は、図21(a)、図21(b)に示すように移行していく。図19に示すように、高速カード1200が挿入された状態においては、図21(a)に示すように、接点端子1404及び接点端子1406が共に高速カード1200の凹部1207に収容され、接点端子1404の前方側端部1404aが接触パッド1208に接触した状態となっている。この場合、レバー部材15が回動しておらず、押圧部材17が初期状態に維持されていることから、接点端子1406は、その下面に設けられた凹部1703に収容された状態となっており、図14に示す初期状態に維持されている。このため、接点端子1406は、その後方側端部1406aが接触パッド1209に接触した状態となっている。
また、図20に示すように、高速カード1200が更に押し込まれた状態においても、図21(b)に示すように、接点端子1404は、接触パッド1208に接触した状態となっている。また、接点端子206の後方側端部206aは、押圧部材10の凹部1703に収容され、初期状態に維持されている。このため、接点端子1406は、その後方側端部1406aが接触パッド1209に接触した状態となっている。
このように実施の形態2に係るコネクタ13においても、挿入されたカードの先端に設けられた切り欠き部の形状に応じてレバー部材8を移動させ、このレバー部材8が所定量移動した場合に特定の接点端子をカードから離れる方向に押圧するようにしたことから、カードの切り欠き部の形状の違いを利用して特定の接点端子をカードから退避させることができるので、カードの厚さ寸法が近似した複数種類のカードを装着でき、装着時に不使用の接点端子の損傷を防止することが可能となる。より具体的には、SDカード1100が挿入された場合にはレバー部材15を回動させると共に押圧部材17をスライド移動させ、その下面の押圧部1702で高速カード1200専用の接点端子206を押し下げる一方、高速カード1200が挿入された場合には、レバー部材8を回動させない結果、押圧部材17をスライド移動せず、接点端子1406を押圧部材17の凹部1703に収容するようにしたことから、厚さ寸法の近似するSDカード1100及び高速カード1200の装着に対応しつつ、SDカード1100の挿入時に不使用の接点端子1406をカードから退避させてその損傷を防止することが可能となる。
特に、実施の形態2に係るコネクタ13においては、レバー部材8の回動に応じてカードの挿入方向と直交する方向に押圧部材17をスライド移動させ、押圧部材17の下面に形成した段差部(押圧部1702、凹部1703からなる段差部)により接点端子206を押し下げ可能としていることから、SDカード1100の挿入動作に伴って簡単に接点端子206を押し下げることが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態に係るコネクタ1(13)においては、図1(b)に示すように、凹部1207内にカード挿入方向の前後に配置された接触パッド1208と、接触パッド1209の一方に対応する接点端子206(1406)をカードの下面から退避できる場合について説明しているが、本実施の形態に係るコネクタ1(13)で対応可能なカードの態様については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、隣接する凹部1207の間の桟部が除去され、その一部に接触パッド1209が配置されるように構成のカードにも対応することができる。このようなカードが装着対象となるカードに含まれる場合においても、カードの厚さ寸法が近似した複数種類のカードを装着でき、装着時に不使用の接点端子(接点端子206)の損傷を防止することが可能となる。
1、13 カード用コネクタ(コネクタ)
2、14 ハウジング
201、1401 ベース部
202、1402 側壁部
203a、b、1403 開口部
204、1404 接点端子
205、1405 前壁部
206、1406 接点端子
1408 ガイド部
3 排出機構
4 スライダ
41 基部
411、1409 凹部
412、1410 軸部
42 腕部
421、1413、1414 ガイド部
5、19 付勢ばね
6 カム溝
61 ハート型カム
62 第1ガイド溝
63 第2ガイド溝
64 凹み溝
7 係合ピン
8、15 レバー部材
81、1501 孔
82、1502 長孔
83、1503 突出片
9 係合部材
911 凹部
912 軸部
10 押圧部材
1002 開口部
1003 係合部
1004 当接面
1005 凹部
16 スライド部材
1601 基部
1602 連結部
1605 凹部
1606 軸部
17 押圧部材
1701 被案内部
1702 押圧部
1703 凹部
1100 SDカード
1101 傾斜面
1200 高速カード
1201 凹部
1202、1203 傾斜面

Claims (8)

  1. 互いに形状が異なる被係合部を有する第1のカードと第2のカードとを選択的に装着可能なカード用コネクタであって、第1のカードの接触パッドとの電気的接続用の第1の接点端子と、第2のカードの接触パッドとの電気的接続用の第2の接点端子と、挿入されたカードの被係合部と係合して当該被係合部の形状に応じて移動するレバー部材と、前記レバー部材が所定量移動した場合に特定の接点端子をカードから離れる方向に押圧する押圧部材とを具備することを特徴とするカード用コネクタ。
  2. 互いに形状が異なる被係合部を挿入方向のカードの隅部に設け、前記レバー部材を当該カードの隅部に対応させて配置したことを特徴とする請求項1記載のカード用コネクタ。
  3. 前記特定の接点端子及び押圧部材を前記レバー部材におけるカードの挿入方向の前方側に配置したことを特徴とする請求項2記載のカード用コネクタ。
  4. 挿入されたカードの側方を案内するガイド部材を具備し、前記レバー部材を前記ガイド部材に回動可能に連結したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のカード用コネクタ。
  5. 前記レバー部材の回動に応じてカードの挿入方向と直交する方向にスライド移動する係合部材を具備し、前記押圧部材に前記係合部材のスライド移動量に応じて当該係合部材に当接する当接部を設け、前記押圧部材の当接部に対する前記係合部材の当接の有無により前記特定の接点端子を押し下げ可能としたことを特徴とする請求項4記載のカード用コネクタ。
  6. 前記レバー部材の回動に応じてカードの挿入方向と直交する方向に前記押圧部材をスライド移動させ、前記押圧部材の下面に形成した段差部により前記特定の端子を押し下げ可能としたことを特徴とする請求項4記載のカード用コネクタ。
  7. 前記第1の接点端子及び第2の接点端子を、カードの挿入方向の後方側及び前方側の位置に配置すると共に前記第2の接点端子を前記特定端子とし、前記レバー部材は、前記第1のカードが挿入されると所定量移動することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のカード用コネクタ。
  8. 前記第1の接点端子の接点部と前記第2の接点端子の接点部と対向配置させると共に、前記第1の接点端子の半田付け部と前記第2の接点端子の半田付け部とを相反する方向に延伸させたことを特徴とする請求項7記載のカード用コネクタ。
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