JP2003151685A - カード用コネクタ装置 - Google Patents

カード用コネクタ装置

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JP2003151685A
JP2003151685A JP2001347496A JP2001347496A JP2003151685A JP 2003151685 A JP2003151685 A JP 2003151685A JP 2001347496 A JP2001347496 A JP 2001347496A JP 2001347496 A JP2001347496 A JP 2001347496A JP 2003151685 A JP2003151685 A JP 2003151685A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出機構を備えるカード用コネクタ装置であ
って、2枚のカードを横に並べて挿着可能な構成である
と共に、横幅寸法を小さくすることができるカード用コ
ネクタ装置を提供する。 【解決手段】 第1のカード収納部1a、及び第2のカ
ード収納部1cを有するハウジング1に設けられ、ハウ
ジング1に挿着された第1のカード12を排出させる第
1のカード排出手段5、6、7、及び第2のカード13
を排出させる第2のカード排出手段8、9、10を備
え、第1のカード収納部1aと第2のカード収納部1c
を横方向に並列して形成すると共に、第1のカード排出
手段5、6、7と第2のカード排出手段8、9、10
を、第1のカード収納部1aと第2のカード収納部1c
との間であって、カード挿入方向に沿って同一線上とな
る前後位置に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、PCな
ど各種携帯情報端末、デジタルカメラ、デジタルAV機
器などのメモリー対応機器に用いられる小型メモリーカ
ードなどに使用される、カード用コネクタ装置の構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやデジタルカメ
ラなどの電子機器の増設記録装置としてカード用コネク
タ装置が一般的に使用されている。このカード用コネク
タ装置の記憶媒体としてはPCカードやメモリーカード
が広く使用さるようになってきている。
【0003】このPCカードやメモリーカードをカード
用コネクタ装置に挿着して必要な情報の書き込み、及び
読み取りを行うものであるが、近年においては、小型の
メモリーカードには、長いもの、短いもの、厚いもの、
薄いものなど、形状の異なる色々な種類のメモリーカー
ドが開発されており、これらに対応してカード用コネク
タ装置も様々な種類のものが開発されている。
【0004】この場合、カード用コネクタ装置としては
1種類のメモリーカードにしか対応しておらず、一つの
カード用コネクタ装置には特定の一つのメモリーカード
しか挿着することができなかった。このため、色々な種
類のメモリーカードを使用したい場合には、それぞれの
メモリーカード専用のカード用コネクタ装置を準備する
必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一つの
カード用コネクタ装置に2枚のカードを挿着したい場合
があり、2枚のカードを上下に重ね合わせた状態で挿着
するのではなく、2枚のカードを横に並べた状態で挿着
して薄型化を図りたいという要望がある。この場合、単
に2枚のカードを横に並べるだけでは、排出機構を構成
しているそれぞれのスライド部材が横に並べられること
になり、横幅寸法が大きくなってしまうという問題があ
った。
【0006】したがって、本発明では上述した問題点を
解決し、排出機構を備えるカード用コネクタ装置であっ
て、2枚のカードを横に並べて挿着可能な構成であると
共に、横幅寸法を小さくすることができるカード用コネ
クタ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では第1の手段として、第1のカードが挿着可
能な第1のカード収納部、及び第2のカードが挿着可能
な第2のカード収納部を有するハウジングと、このハウ
ジングに設けられ、前記第1のカード収納部に挿着され
た第1のカードを排出させる第1のカード排出手段、及
び前記第2のカード収納部に挿着された第2のカードを
排出させる第2のカード排出手段とを備え、前記第1の
カード収納部と前記第2のカード収納部を横方向に並列
して形成すると共に、前記第1のカード排出手段と前記
第2のカード排出手段を、前記第1のカード収納部と前
記第2のカード収納部との間であって、カード挿入方向
に沿って同一線上となる前後位置に配設したことを特徴
とする。
【0008】また、第2の手段として、前記第1のカー
ド排出手段は、第1のカードの挿入に伴いカード挿入方
向に移動可能に配設された第1のスライド部材と、この
第1のスライド部材をカード排出方向に付勢する第1の
復帰ばねと、この第1の復帰ばねの付勢力に抗して前記
第1のスライド部材をカード挿着位置に保持する第1の
ハート型カム溝及びこの第1のハート型カム溝と係合す
る第1の係合ピンとからなり、前記第2のカード排出手
段は、第2のカードの挿入に伴いカード挿入方向に移動
可能に配設された第2のスライド部材と、この第2のス
ライド部材をカード排出方向に付勢する第2の復帰ばね
と、この第2の復帰ばねの付勢力に抗して前記第2のス
ライド部材をカード挿着位置に保持する第2のハート型
カム溝及びこの第2のハート型カム溝と係合する第2の
係合ピンとからなり、前記第1及び第2のスライド部
材、前記第1及び第2の復帰ばね、前記第1及び第2の
ハート型カム溝、前記第1及び第2の係合ピン、とをそ
れぞれカード挿入方向に沿って同一線上となる前後位置
に配設したことを特徴とする。
【0009】また、第3の手段として、前記第1のカー
ドを排出させる前記第1のスライド部材をカード挿入方
向の手前側に配置し、前記第2のカードを排出させる前
記第2のスライド部材をカード挿入方向の奥側に配置す
ると共に、前記第1のスライド部材をカード排出方向へ
付勢する前記第1の復帰ばねを引っ張りばねで形成し、
前記第2のスライド部材をカード排出方向へ付勢する前
記第2の復帰ばねを圧縮ばねで形成したことを特徴とす
る。
【0010】また、第4の手段として、前記第1のカー
ドは、前記第2のカードよりもカード挿入方向の長さが
短いものとされ、前記第1のカード収納部に挿着される
前記第1のカードと、前記第2のカード収納部に挿着さ
れる前記第2のカードとは、前記ハウジングからのカー
ド排出時の突出量がそれぞれ同一となるように形成した
ことを特徴とする。
【0011】また、第5の手段として、前記第1のカー
ドの一側面部、及び前記第2のカードの一側面部にはカ
ード保持用の保持用凹部が形成されており、前記第1の
カード収納部に挿着された前記第1のカードの保持用凹
部と、前記第2のカード収納部に挿着された前記第2の
カードの保持用凹部とが、前記第1のスライド部材、及
び前記第2のスライド部材を介してお互いに対向するよ
うに配置したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図13に示す。図1はカード用コネクタ装置の平面
図、図2は同じくカバーを除いた状態の平面図、図3は
ハウジングの平面図、図4は第1のスライド部材の平面
図、図5は第2のスライド部材の平面図、図6は第1の
カードの平面図、図7は同じく底面図、図8は第2のカ
ードの平面図、図9は同じく底面図、図10は第1及び
第2のカードの排出時のカード用コネクタ装置の平面
図、図11は第1のカードのみ挿着時のカード用コネク
タ装置の平面図、図12は第2のカードのみ挿着時のカ
ード用コネクタ装置の平面図、図13は第1及び第2の
カード両方の挿着時のカード用コネクタ装置の平面図で
ある。
【0013】図1乃至図5において、ハウジング1は、
合成樹脂などの絶縁材で前方及び上方が開口された箱形
に形成されており、このハウジング1の左側は奥行きが
やや短めの方形状に形成され、右側はこれよりも奥行き
が長めの方形状に形成されて、全体として略逆L字状に
連設された形状となっている。
【0014】前記ハウジング1の左側の方形部には、前
方及び上方が開口された第1のカード収納部1aが設け
られており、この第1のカード収納部1aに連続してハ
ウジング1の前面まで延びる第1のカード挿入部1bが
形成されている。また、前記ハウジング1の右側の方形
部には、前方及び上方が開口された第2のカード収納部
1cが設けられており、この第2のカード収納部1cに
連続してハウジング1の前面まで延びる第2のカード挿
入部1dが形成されている。すなわち、前記第1のカー
ド収納部1aと、前記第2のカード収納部1cとは横方
向に並列して形成されたものとなっている。
【0015】また、前記ハウジング1の中央には、前記
第1のカード収納部1aと前記第2のカード収納部1c
との間で、カード挿入方向に沿って同一線上となる前後
位置に、後述する第1のカード12を排出する第1のス
ライド部材5を収容する第1の平坦部1eと、後述する
第2のカード13を排出する第2のスライド部材8を収
容する第2の平坦部1fとがそれぞれ形成されている。
この場合、前記第1の平坦部1eはカード挿入方向の手
前側に、そして前記第2の平坦部1fはカード挿入方向
の奥側となるように前後位置にそれぞれ配置されたもの
となっている。
【0016】また、前記第1の平坦部1eの前端部(カ
ードの排出方向側)には、後述する第1の復帰ばね7を
収容する第1のばね収容部1gが設けられており、この
第1のばね収容部1gの前端には第1の復帰ばね7の一
端側が係止されるフック状のばね係止片2が固着されて
いる。また、前記第2の平坦部1fの後端部(カードの
挿入方向側)には、後述する第2の復帰ばね10を収容
する第2のばね収容部1hが設けられており、この第2
のばね収容部1hの後端内側面が第2の復帰ばね10の
一端側が当接する当接部となっている。
【0017】また、前記第1の平坦部1eと前記第2の
平坦部1fとの間の突出部には、後述する第1の係合ピ
ン6、及び第2の係合ピン9のそれぞれの一端側が回動
可能に軸支される軸孔1i、1jがそれぞれ形成されて
いる。
【0018】前記第1のカード収納部1aには、導電性
の金属材からなる第1のコネクタ端子3が複数個並設さ
れている。前記第1のコネクタ端子3は、前記第1のカ
ード収納部1aの略中央位置に配設されており、平板状
の基部と、この基部から互いに対向する方向へ略Z字状
に屈曲されて形成された接続片3a及び接触片3bとか
ら形成されている。前記第1のコネクタ端子3は、一端
側に形成された前記接続片3aが、前記第1のカード収
納部1aの底面部に設けられた第1の開口部1kから外
方へ表出して配設されており、この接続片3aが電子機
器などの外部の回路基板上の回路パターンと半田付けさ
れて固着されることで信号の伝送が行われるものとな
る。
【0019】また、前記第1のコネクタ端子3の基部の
他端側に形成された前記接触片3bが、前記第1のカー
ド収納部1aの底面部に設けられた第2の開口部1lか
ら前記第1のカード収納部1a内に突出して配設された
ものとなっている。また、前記接触片3bの先端側に
は、後述する第1のカード12の接触端子部12aに接
続される接点部が形成されている。
【0020】前記第2のカード収納部1cには、導電性
の金属材からなる第2のコネクタ端子4が複数個並設さ
れている。前記第2のコネクタ端子4は、前記第2のカ
ード収納部1cの後端部(カード挿入方向側)で、前記
第1のコネクタ端子3の配設位置よりも奥方に配設され
ており、平板状の基部と、この基部から互いに対向する
方向へ屈曲されて形成された接続片4a及び接触片4b
とから形成されている。前記第2のコネクタ端子4は、
一端側に形成された前記接続片4aが、前記ハウジング
1の後面部から外方へ突出して配設されており、この接
続片4aが電子機器などの外部の回路基板上の回路パタ
ーンと半田付けされて固着されることで信号の伝送が行
われるものとなる。
【0021】また、前記第2のコネクタ端子4の基部の
他端側に延出して形成された前記接触片4bが、前記第
2のカード収納部1c内に突出して配設されたものとな
っている。また、前記接触片4bの先端側には、後述す
る第2のカード13の接触端子部13aに接続される接
点部が形成されている。
【0022】また、前記第1のカード収納部1aの両側
面には、後述する第1のカード12の側面部を案内する
一対の挿入ガイド部1mが形成されており、また、同じ
く前記第2のカード収納部1cの両側面には、後述する
第2のカード13の側面部を案内する一対の挿入ガイド
部1nが形成されている
【0023】第1のスライド部材5は、合成樹脂などの
絶縁材から略L字状に形成されており、長方形状の基部
5aと、この基部5aの先端側に交差する方向に延設さ
れたカード受け部5bとを有している。このカード受け
部5bは、前記ハウジング1の第1のカード収納部1a
内に突出されており、前記第1のカード収納部1aに挿
入される後述する第1のカード12の前端縁と当接して
前記第1のスライド部材5をカードの挿入方向へ移動さ
せるものとなっている。
【0024】また、前記基部5aの中央下面側には、図
示しない係合部材が揺動可能に保持されており、この係
合部材が、後述する第1のカード12の一側面部に設け
られた保持用凹部12eと係合して第1のカード12を
カードの挿着位置に保持するものとなっている。また、
前記基部5aの中央上面には、複数の斜面や平面からな
る環状の第1のハート型カム溝5cが形成されており、
また、前記基部5aの後端側には、前記ハウジング1の
第1のばね収容部1gに収容される、後述する第1の復
帰ばね7の一端側が係止されるばね係止部5dが設けら
れている。
【0025】第1の係合ピン6は、金属線材から形成さ
れており、その両端が下方に折り曲げられて、その一端
側が前記ハウジング1の前記第1の平坦部1eと前記第
2の平坦部1fとの間の突出部に設けられた前記軸孔1
iに回動可能に軸支され、他端側が前記第1のスライド
部材5に設けられた前記第1のハート型カム溝5cに摺
動することで、前記第1のスライド部材5がカードの挿
着位置にロックされ、また排出位置に移動されるものと
なっている。
【0026】第1の復帰ばね7は、線材をコイル状に巻
回して形成された引っ張りばねからなり、この引っ張り
ばねの両端にはフック部が形成されており、このフック
部の一端側が前記第1のスライド部材5のばね係止部5
dに係止され、他端側が前記ハウジング1の第1のばね
収容部1gの前端に固着されたばね係止片2に係止され
ている。そして、前記第1の復帰ばね7の付勢力によっ
て前記第1のスライド部材5はカードの排出方向へ付勢
されるものとなっている。この時、前記第1の係合ピン
6と前記第1のハート型カム溝5cとの協同によって前
記第1のスライド部材5は、前記第1の復帰ばね7の付
勢力に抗してカードの挿着位置に保持されるものとなっ
ている。
【0027】このように、前記第1のスライド部材5、
前記第1のハート型カム溝5c、前記第1の係合ピン
6、前記第1の復帰ばね7の構成で、前記第1のカード
収納部1aに挿着された第1のカード12を排出させる
第1のカード排出手段を構成するものとなっている。
【0028】第2のスライド部材8は、同じく合成樹脂
などの絶縁材から略L字状に形成されており、長方形状
の基部8aと、この基部8aの先端側に交差する方向に
延設されたカード受け部8bとを有している。このカー
ド受け部8bは、前記ハウジング1の第2のカード収納
部1c内に突出されており、前記第2のカード収納部1
cに挿入される後述する第2のカード13の前端縁と当
接して前記第2のスライド部材8をカードの挿入方向へ
移動させるものとなっている。
【0029】また、前記基部8aの中央下面側には、図
示しない係合部材が揺動可能に保持されており、この係
合部材が、後述する第2のカード13の一側面部に設け
られた保持用凹部13cと係合して第2のカード13を
カードの挿着位置に保持するものとなっている。また、
前記基部8aの中央上面には、複数の斜面や平面からな
る環状の第2のハート型カム溝8cが形成されており、
また、前記基部8aの前端側が、前記ハウジング1の第
2のばね収容部1hに収容される、後述する第2の復帰
ばね10の一端側が当接されるばね当接部8dが設けら
れている。
【0030】第2の係合ピン9は、同じく金属線材から
形成されており、その両端が下方に折り曲げられて、そ
の一端側が前記ハウジング1の前記第の平坦部1eと前
記第2の平坦部1fとの間の突出部に設けられた前記軸
孔1jに回動可能に軸支され、他端側が前記第2のスラ
イド部材8に設けられた前記第2のハート型カム8cに
摺動することで、前記第2のスライド部材8がカードの
挿着位置にロックされ、また排出位置に移動されるもの
となっている。
【0031】第2の復帰ばね10は、線材をコイル状に
巻回して形成された圧縮ばねからなり、この圧縮ばねの
一端側が前記第2のスライド部材8のばね当接部8dに
係止され、他端側が前記ハウジング1の第2のばね収容
部1hの後端内側面の当接部に係止されている。そし
て、前記第2の復帰ばね10の付勢力によって前記第2
のスライド部材8はカードの排出方向へ付勢されるもの
となっている。この時、前記第2の係合ピン9と前記第
2のハート型カム溝8cとの協同によって前記第2のス
ライド部材8は、前記第2の復帰ばね10の付勢力に抗
してカードの挿着位置に保持されるものとなっている。
【0032】このように、前記第2のスライド部材8、
前記第2のハート型カム溝8c、前記第2の係合ピン
9、前記第2の復帰ばね10の構成で、前記第2のカー
ド収納部1cに挿着された第2のカード13を排出させ
る第2のカード排出手段を構成するものとなっている。
【0033】上記構成では、第1のカード12と第2の
カード13のそれぞれを排出するカード排出手段とし
て、前記第1及び第2のスライド部材5、8と、前記第
1及び第2の復帰ばね7、10と、前記第1及び第2の
ハート型カム溝5c、8cと、前記第1及び第2の係合
ピン6、9とを、それぞれカード挿入方向に沿って同一
線上となる前後位置に配設するようにしてあるので、例
え2枚のカードのそれぞれの排出手段をカード挿入方向
に沿って前後位置に配設したとしても、それぞれのカー
ドを、カード挿着位置から一旦押圧することによって確
実にカードを排出させることができるため、カードの取
り出しが容易に行えるものとなっている。
【0034】また、第1のカード12を排出させる前記
第1のスライド部材5をカード挿入方向の手前側に配置
して、第2のカード13を排出させる前記第2のスライ
ド部材8をカード挿入方向の奥側に配置するようにして
あり、また、前記第1のスライド部材5をカード排出方
向へ付勢する前記第1の復帰ばね7を引っ張りばねで形
成して、前記第2のスライド部材8をカード排出方向へ
付勢する前記第2の復帰ばね10を圧縮ばねで形成する
ようにしているので、前記第1のスライド部材5と前記
第2のスライド部材8との中間位置に、これらの復帰用
のばねを配置する必要がなくなるため、前記第1、及び
第2のスライド部材5、8のそれぞれの長さ方向の寸法
を短くすることができ、コネクタ装置全体の長さ方向の
寸法を短くすることができるものとなっている。
【0035】カバー部材11は、導電性の金属板から形
成されており、前記ハウジング1の上面側の開口部を覆
うように、前記ハウジング1の上面側に取り付けられて
いる。また、このカバー部材11の中央部には、切り曲
げることにより前記ハウジング1の軸孔1i、1jに軸
支された前記第1、及び第2の係合ピン6、9を付勢し
て、前記第1、及び第2のスライド部材5、8に設けら
れた前記第1、及び第2のハート型カム溝5c、8cと
摺接させるための第1、及び第2の付勢ばね片11a、
11bが前記第1、及び第2のロックピン6、9に対応
した位置に形成されている。
【0036】尚、このカバー部材11は前記ハウジング
1の第1、及び第2のカード収納部1a、1cに配設さ
れた前記第1、及び第2のコネクタ端子3、4の上面を
覆うように形成されており、外部からの輻射ノイズ等の
侵入を防止するシールド板の役目も果たしている。
【0037】図6、図7において、第1のカード12
は、内部に集積回路(IC)が収納されており、記録媒
体として広く使用されているものである。この第1のカ
ード12の一表面には、その一端側に複数の接触端子部
12aが形成されており、この接触端子部12aが前記
ハウジング1の第1のカード収納部1aに配設された前
記第1のコネクタ端子3の接触片3bと接触することに
より、外部に接続された電子機器との種々の情報処理が
行われるものとなっている。
【0038】また、前記第1のカード12には、前記接
触端子部12aの形成側のその一隅部に、斜面状の切り
欠き部12bが設けられている。前記第1のカード12
が前記第1のカード収容部1aに挿入された時、この切
り欠き部12bと前縁部が前記第1のスライド部材5の
カード受け部5bと係合することによって、前記第1の
スライド部材5が前記第1のカード12の挿入に伴って
挿入方向へ移動可能となるように形成されている。
【0039】また、前記第1のカード12の一側面部に
は、カードの書き込み禁止を示す識別部である凹溝部1
2cが形成され、この凹溝部12cにはスライド可能な
識別子12dが設けられている。この識別子12dをス
ライド移動させることにより、前記凹溝部12cの位置
を変更することができ、この位置に応じてカードへの書
き込みの可否を変更することが可能となっている。
【0040】また、前記第1のカード12の他側面部に
は、保持用凹部12eが形成されている。この保持用凹
部12eに前記第1のスライド部材5の中央下面側に揺
動可能に設けられた係合部材(図示せず)が係合するこ
とで前記第1のカード12を前記ハウジング1の第1の
カード収容部1aに保持させるものとなっている。
【0041】図8、図9において、第2のカード13
は、内部に集積回路(IC)が収納されており、記録媒
体として広く使用されているものである。この第2のカ
ード13の一表面には、その一端側に複数の接触端子部
13aが形成されており、この接触端子部13aが前記
ハウジング1の第2のカード収納部1cに配設された前
記第2のコネクタ端子4の接触片4bと接触することに
より、外部に接続された電子機器との種々の情報処理が
行われるものとなっている。
【0042】また、前記第2のカード13の一端部には
傾斜面からなる切り欠き部13bが形成されており、こ
の切り欠き部13bと一定の間隔をおいて前記第2のカ
ード13の一側面部には、保持用凹部13cが形成され
ている。前記第2のカード13を前記第2のカード収容
部1cに挿入する際、この保持用凹部13cに、前記第
2のスライド部材8の中央下面側に揺動可能に設けられ
た係合部材(図示せず)が係合することにより、前記第
2のカード13を前記ハウジング1の第2のカード収容
部1cに保持させるものとなっている。
【0043】前記第2のカード13が前記第2のカード
収容部1cに挿入された時、前記第2のカード13の前
縁部が前記第2のスライド部材8のカード受け部8bに
当接することによって、前記第2のスライド部材8が前
記第2のカード13の挿入に伴って挿入方向へ移動可能
となるように形成されている。
【0044】尚、前記第2のカード13は略長方体状に
形成されており、前記第1のカード12に比較して、挿
入方向の長さが前記第1のカード12よりも長く長尺状
に形成されたものとなっている。
【0045】また、前記ハウジング1の第2のカード収
納部1cに配設された前記第2のコネクタ端子4の配設
位置は、前記第1のカード収納部1aに配設された前記
第1のコネクタ端子3の配設位置よりもカード挿入方向
の奥方へ形成されており、前記ハウジング1に挿着され
た前記第1のカード12の後縁部と、前記ハウジング1
に挿着された前記第2のカード13の後縁部との突出位
置が略同一となるように形成してあるので、長さの異な
る2種類のカードを、同一のコネクタ装置に挿入/排出
する場合においても、それぞれのカードの突出量が同じ
になるため、操作性や、使い勝手が良好となっている。
【0046】また、前記ハウジング1にカードが挿着さ
れた際には、前記第1のカード収納部1aに挿着された
前記第1のカード12の保持用凹部12eと、前記第2
のカード収納部1cに挿着された前記第2のカード13
の保持用凹部13cとが、前記第1のスライド部材5、
及び前記第2のスライド部材8を介してお互いに対向す
るように配置してあるので、カード保持用のそれぞれの
前記保持用凹部12e、13cに係合する係止片(図示
せず)を有するそれぞれの第1、及び第2のスライド部
材5、8を、それぞれのカードの中間に前後位置に配置
することができるため、前記ハウジング1の幅方向の小
型化が可能となっている。
【0047】次に、図10乃至図13を用いて前記第1
のカード12、及び第2のカード13をコネクタ装置に
挿入する場合の動作を説明する。
【0048】まず、初期の状態、すなわち前記第1のカ
ード12、及び第2のカード13が排出位置にある場合
には、前記第1のスライド部材5、及び第2のスライド
部材8は前記第1の復帰ばね7、及び第2の復帰ばね1
0の付勢力によりカードの排出方向へ付勢されており、
前記第1のカード12の接触端子部12a、及び第2の
カード13の接触端子部13aは、前記第1のコネクタ
端子3の接触片3b、及び第2のコネクタ端子4の接触
片4bとは離間している。この時、前記第1のカード1
2は、前記第1のスライド部材5の係合部材(図示せ
ず)により前記保持用凹部12eが係合されて前記第1
のカード収納部1aに保持されており、前記第2のカー
ド13は、前記第2のスライド部材8の係合部材(図示
せず)により前記保持用凹部13cが係合されて前記第
2のカード収納部1bに保持されたものとなっている。
(図10)
【0049】尚、この状態から前記第1のカード12、
及び第2のカード13を取り出す場合には、前記第1、
及び第2のスライド部材5、8に設けられた係合部材は
揺動可能に形成されていることから、カードを引く抜く
ことによりそれぞれの係合部材が前記保持用凹部12
e、13cから外れるため、容易に取り出すことが可能
となっている。
【0050】次に、前記第1のカード12をカードの挿
入方向へ押圧してやると、前記第1のカード12の切り
欠き部12bと前縁部が、前記第1のスライド部材5の
カード受け部5bと係合することによって、前記第1の
スライド部材5が前記第1のカード12の挿入に伴って
挿入方向へ移動可能となり、前記第1の復帰ばね7の付
勢力に抗して前記第1のスライド部材5がカードの挿入
方向へ移動して、前記第1の係合ピン6の一端部が前記
第1のハート型カム溝5cをトレースしてロック位置に
ロックされる。(図11)
【0051】この時、前記第1のカード12の接触端子
部12aと前記第1のコネクタ端子3の接触片3bが接
触するものとなる。また、前記第1のスライド部材5の
係合部材は前記第1のカード12の保持用凹部12eに
係合されており、前記第1のカード10がカードの挿着
位置に確実に保持されるものとなる。
【0052】前記第1のカード12の代わりに、前記第
2のカード13をカードの挿入方向へ押圧してやると、
前記第2のカード13の前縁部が、前記第2のスライド
部材8のカード受け部8bと係合することによって、前
記第2のスライド部材8が前記第2のカード13の挿入
に伴って挿入方向へ移動可能となり、前記第2の復帰ば
ね10の付勢力に抗して前記第2のスライド部材8がカ
ードの挿入方向へ移動して、前記第2の係合ピン9の一
端部が前記第2のハート型カム溝8cをトレースしてロ
ック位置にロックされる。(図12)
【0053】この時、前記第2のカード13の接触端子
部13aと前記第2のコネクタ端子4の接触片4bが接
触するものとなる。また、前記第2のスライド部材8の
係合部材は前記第2のカード13の保持用凹部13cに
係合されており、前記第2のカード13がカードの挿着
位置に確実に保持されるものとなる。
【0054】図13は、前記第1のカード12と、前記
第2のカード13とが同時に挿着された状態を示してい
る。この場合に、前記第2のカード13は略長方体状に
形成されており、前記第1のカード12に比較して、挿
入方向の長さが前記第1のカード12よりも長く長尺状
に形成されたものとなっているが、前記第2のコネクタ
端子4の配設位置は、前記第1のコネクタ端子3の配設
位置よりもカード挿入方向の奥方へ形成されていること
から、前記第1のカード12の後縁部と、前記第2のカ
ード13の後縁部との突出位置が略同一となるようにな
っている。
【0055】上記構成によれば、前記第1のカード収納
部1aと前記第2のカード収納部1cを横方向に並列し
て形成するようにしてあり、前記第1のカード12を排
出するための第1のカード排出手段と、前記第2のカー
ド13を排出するための第2のカード排出手段とを、前
記第1のカード収納部1aと前記第2のカード収納部1
cとの中間位置であって、カード挿入方向に沿って同一
線上となる前後位置に配設するようにしてあるので、2
枚のカードを横に並べて挿着可能なコネクタ装置におい
ても、それぞれのカード排出手段の構成を横方向に並設
する必要がないため、前記ハウジング1の横幅の外形寸
法を極力小さくすることができるものとなっている。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード用
コネクタ装置は、第1のカードが挿着可能な第1のカー
ド収納部、及び第2のカードが挿着可能な第2のカード
収納部を有するハウジングと、このハウジングに設けら
れ、第1のカード収納部に挿着された第1のカードを排
出させる第1のカード排出手段、及び第2のカード収納
部に挿着された第2のカードを排出させる第2のカード
排出手段とを備え、第1のカード収納部と第2のカード
収納部を横方向に並列して形成すると共に、第1のカー
ド排出手段と第2のカード排出手段を、第1のカード収
納部と第2のカード収納部との間であって、カード挿入
方向に沿って同一線上となる前後位置に配設したことか
ら、2枚のカードを横に並べて挿着可能なコネクタ装置
においても、それぞれのカード排出手段の構成が横方向
に並設されることがないので、ハウジングの横幅寸法を
小さくできるため、コネクタ装置全体の横幅寸法を小さ
くすることができる。
【0057】また、第1のカード排出手段は、第1のカ
ードの挿入に伴いカード挿入方向に移動可能に配設され
た第1のスライド部材と、この第1のスライド部材をカ
ード排出方向に付勢する第1の復帰ばねと、この第1の
復帰ばねの付勢力に抗して第1のスライド部材をカード
挿着位置に保持する第1のハート型カム溝及びこの第1
のハート型カム溝と係合する第1の係合ピンとからな
り、第2のカード排出手段は、第2のカードの挿入に伴
いカード挿入方向に移動可能に配設された第2のスライ
ド部材と、この第2のスライド部材をカード排出方向に
付勢する第2の復帰ばねと、この第2の復帰ばねの付勢
力に抗して第2のスライド部材をカード挿着位置に保持
する第2のハート型カム溝及びこの第2のハート型カム
溝と係合する第2の係合ピンとからなり、第1及び第2
のスライド部材、第1及び第2の復帰ばね、第1及び第
2のハート型カム溝、第1及び第2の係合ピン、とをそ
れぞれカード挿入方向に沿って同一線上となる前後位置
に配設したことから、2枚のカードのそれぞれの排出手
段をカード挿入方向に沿って前後位置に配設したとして
も、それぞれのカードを、カード挿着位置から一旦押圧
することによって確実にカードを排出させることができ
るため、カードの取り出しが容易に行える。
【0058】また、第1のカードを排出させる第1のス
ライド部材をカード挿入方向の手前側に配置し、第2の
カードを排出させる第2のスライド部材をカード挿入方
向の奥側に配置すると共に、第1のスライド部材をカー
ド排出方向へ付勢する第1の復帰ばねを引っ張りばねで
形成し、第2のスライド部材をカード排出方向へ付勢す
る第2の復帰ばねを圧縮ばねで形成したことから、第1
のスライド部材と第2のスライド部材との間に復帰用の
ばねを配置する必要がないので、それぞれのスライド部
材の長さ方向の寸法を短くすることができるため、コネ
クタ装置全体の長さ方向の寸法を短くできる。
【0059】また、第1のカードは、第2のカードより
もカード挿入方向の長さが短いものとされ、第1のカー
ド収納部に挿着される第1のカードと、第2のカード収
納部に挿着される第2のカードとは、ハウジングからの
カード排出時の突出量がそれぞれ同一となるように形成
したことから、長さの異なる2種類のカードを同一のコ
ネクタ装置に挿入/排出する場合においても、それぞれ
のカードの突出量が同じになるため、操作性や、使い勝
手が良い。
【0060】また、第1のカードの一側面部、及び第2
のカードの一側面部にはカード保持用の保持用凹部が形
成されており、第1のカード収納部に挿着された第1の
カードの保持用凹部と、第2のカード収納部に挿着され
た第2のカードの保持用凹部とが、第1のスライド部
材、及び第2のスライド部材を介してお互いに対向する
ように配置したことから、カード保持用の保持用凹部に
係合する係止片を有するそれぞれのスライド部材を、そ
れぞれのカードの中間に前後位置に配置することができ
るため、ハウジングの幅方向の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるカード用コネクタ装置
を示す平面図である。
【図2】本発明の同じくカバーを除いた状態のカード用
コネクタ装置を示す平面図である。
【図3】本発明の同じくハウジングを示す平面図であ
る。
【図4】本発明の同じく第1のスライド部材を示す平面
図である。
【図5】本発明の同じく第2のスライド部材を示す平面
図である。
【図6】本発明の同じく第1のカードを示す平面図であ
る。
【図7】本発明の同じく第1のカードを示す底面図であ
る。
【図8】本発明の同じく第2のカードを示す平面図であ
る。
【図9】本発明の同じく第2のカードを示す底面図であ
る。
【図10】本発明の第1及び第2のカードの排出時のカ
ード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図11】本発明の第1のカードのみ挿着した状態のカ
ード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図12】本発明の第2のカードのみ挿着した状態のカ
ード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図13】本発明の第1及び第2のカード両方の挿着時
のカード用コネクタ装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 第1のカード収納部 1b 第1のカード挿入部 1c 第2のカード収納部 1d 第2のカード挿入部 1e 第1の平坦部 1f 第2の平坦部 1g 第1のばね収容部 1h 第2のばね収容部 1i 軸孔 1j 軸孔 1k 第1の開口部 1l 第2の開口部 1m 挿入ガイド部 1n 挿入ガイド部 2 ばね係止片 3 第1のコネクタ端子 3a 接続片 3b 接触片 4 第2のコネクタ端子 4a 接続片 4b 接触片 5 第1のスライド部材 5a 基部 5b カード受け部 5c ハート型カム溝 5d ばね係止部 6 第1の係合ピン 7 第1の復帰ばね 8 第2のスライド部材 8a 基部 8b カード受け部 8c ハート型カム溝 8d ばね当接部 9 第2の係合ピン 10 第2の復帰ばね 11 カバー部材 11a 第1の付勢ばね片 11b 第2の付勢ばね片 12 第1のカード 12a 接触端子部 12b 切り欠き部 12c 凹溝部 12d 識別子 12e 保持用凹部 13 第2のカード 13a 接触端子部 13b 切り欠き部 13c 保持用凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のカードが挿着可能な第1のカード
    収納部、及び第2のカードが挿着可能な第2のカード収
    納部を有するハウジングと、このハウジングに設けら
    れ、前記第1のカード収納部に挿着された第1のカード
    を排出させる第1のカード排出手段、及び前記第2のカ
    ード収納部に挿着された第2のカードを排出させる第2
    のカード排出手段とを備え、前記第1のカード収納部と
    前記第2のカード収納部を横方向に並列して形成すると
    共に、前記第1のカード排出手段と前記第2のカード排
    出手段を、前記第1のカード収納部と前記第2のカード
    収納部との間であって、カード挿入方向に沿って同一線
    上となる前後位置に配設したことを特徴とするカード用
    コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のカード排出手段は、第1のカ
    ードの挿入に伴いカード挿入方向に移動可能に配設され
    た第1のスライド部材と、この第1のスライド部材をカ
    ード排出方向に付勢する第1の復帰ばねと、この第1の
    復帰ばねの付勢力に抗して前記第1のスライド部材をカ
    ード挿着位置に保持する第1のハート型カム溝及びこの
    第1のハート型カム溝と係合する第1の係合ピンとから
    なり、前記第2のカード排出手段は、第2のカードの挿
    入に伴いカード挿入方向に移動可能に配設された第2の
    スライド部材と、この第2のスライド部材をカード排出
    方向に付勢する第2の復帰ばねと、この第2の復帰ばね
    の付勢力に抗して前記第2のスライド部材をカード挿着
    位置に保持する第2のハート型カム溝及びこの第2のハ
    ート型カム溝と係合する第2の係合ピンとからなり、前
    記第1及び第2のスライド部材、前記第1及び第2の復
    帰ばね、前記第1及び第2のハート型カム溝、前記第1
    及び第2の係合ピン、とをそれぞれカード挿入方向に沿
    って同一線上となる前後位置に配設したことを特徴とす
    る請求項1記載のカード用コネクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のカードを排出させる前記第1
    のスライド部材をカード挿入方向の手前側に配置し、前
    記第2のカードを排出させる前記第2のスライド部材を
    カード挿入方向の奥側に配置すると共に、前記第1のス
    ライド部材をカード排出方向へ付勢する前記第1の復帰
    ばねを引っ張りばねで形成し、前記第2のスライド部材
    をカード排出方向へ付勢する前記第2の復帰ばねを圧縮
    ばねで形成したことを特徴とする請求項2記載のカード
    用コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のカードは、前記第2のカード
    よりもカード挿入方向の長さが短いものとされ、前記第
    1のカード収納部に挿着される前記第1のカードと、前
    記第2のカード収納部に挿着される前記第2のカードと
    は、前記ハウジングからのカード排出時の突出量がそれ
    ぞれ同一となるように形成したことを特徴とする請求項
    3記載のカード用コネクタ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のカードの一側面部、及び前記
    第2のカードの一側面部にはカード保持用の保持用凹部
    が形成されており、前記第1のカード収納部に挿着され
    た前記第1のカードの保持用凹部と、前記第2のカード
    収納部に挿着された前記第2のカードの保持用凹部と
    が、前記第1のスライド部材、及び前記第2のスライド
    部材を介してお互いに対向するように配置したことを特
    徴とする請求項4記載のカード用コネクタ装置。
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