JP2005242238A - 模範ボーカルを出力可能なカラオケ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】歌唱者のレベルに合わせた模範ボーカルを提供する。
【解決手段】楽曲ごとに等級情報が対応付けされた模範ボーカルつきの楽曲を含んだカラオケデータベースと、模範ボーカル付きの楽曲を演奏する際に、当該曲の模範ボーカルの等級情報と、当該曲を歌唱する者の等級情報とを比較し、比較結果に基づいて当該曲の模範ボーカルを音響出力するか否かを決定する制御手段とを備えたカラオケ装置とする。
【選択図】 図4

Description

この発明は、ボーカルアシスト機能つきのカラオケ装置に関し、特に、曲をリクエストした人の歌唱力のレベルに応じて模範ボーカルの活用の適否を自動制御する技術に関する。
カラオケ装置の付帯機能として、プロあるいはセミプロのボーカリストが歌唱した模範ボーカルの録音音声を再生出力するガイドボーカル機能が知られている。この機能は、歌唱者が伴奏音楽について行けなくて歌唱が途絶えないように模範ボーカルを音声出力するもので、歌唱者が自然と歌についていけるようにアシストしたり、歌唱者が無言になったときの違和感を同伴者に与えないようしたりすることを目的としたものである。模範歌唱者による歌唱音声をADPCM形式などの録音データにし、その録音データをカラオケ楽曲に対応付けして用意しておく。そして、カラオケ楽曲の演奏と同期してその録音データを再生処理し、マイクロホンからの歌唱音声とカラオケ伴奏音楽と模範ボーカルとを混合して音響出力するものである。
このような模範ボーカルを音響出力する技術として、例えば特開平3−29598号公報や特開平4−298793号公報には、マイクからの歌唱音声の有無に応じて、模範ボーカルの音量を制御する技術について開示されている。模範ボーカルは、歌唱者が正常に歌えているときには却って邪魔になるため、歌唱音声に応じて模範ボーカルの音量を制御する必要があるからである。また、特開2000−47677号公報には、歌唱音声の音量が小さくなると、自動的に模範ボーカルの音量を大きくするように制御する技術について開示されている。また2000−267677号公報には、歌唱音声の強弱に応じて模範ボーカルの音量を自動的に制御する技術について開示されている。
特開平3−29598号公報 特開平4−298793号公報 特開2000−47677号公報 特開2000−267677号公報
カラオケ楽曲には、音楽の流行に合わせて、毎月毎月、膨大な数の新譜が投入されている。そのため新譜として登場する当初から完全なカラオケデータを作成することは至難の業であって、主旋律に簡単な伴奏音楽を加えたシンプルな形式で提供される場合も多い。その後、人気ランキングや利用者の要望に応じて、フルパートの伴奏音楽データを作成したりライブ演奏を録音したりして、順次、高品質なカラオケ音楽を提供していく場合もある。
模範ボーカルの録音データについても例外ではない。そもそもカラオケ楽曲にはボーカル音は含まれていないのが基本であるが、習熟度の低い利用者の練習のために、あるいは場を盛り上げるために、付加的に模範ボーカルが提供されるようになったものである。したがって、カラオケ楽曲として提供される当初から全てのカラオケ楽曲について模範ボーカルデータが用意されているわけではなく、要望や人気度に応じて後発的に提供される場合が多い。
一方、あらゆる利用者の「模範」となり得る模範ボーカルは、完成度の高いものでなければ意味がない。そうすると、模範ボーカルは、プロ並みの歌手の歌唱を録音して制作する必要がある。それには、歌唱力の高いプロ歌手に依頼して模範ボーカルを収録する必要がある。すると当然、プロ歌手本人のギャランティーが高いだけでなく、歌手本人やスタッフのレコーディングにかける意気込みも大きく、要求されるレコーディング技術も高度なものになる。結局、制作に要するコストも時間も膨大になる。
ところが、実際に必要とされる模範ボーカルのレベルは、利用者の歌唱レベルによって異なる。たとえば初心者レベルの利用者には、中級レベル以上の歌唱で充分に模範ボーカルの目的を果たす。つまり、利用者の歌唱レベルより上のレベルの歌唱であれば模範ボーカルとなり得る。そもそも、歌唱レベルの低い人ほど模範ボーカルを必要とするのであるから、レベルの高い模範ボーカルは使用される頻度も高くはない。
そこで本発明者は、模範ボーカルとして中級レベルを中心にできるだけ多くを用意するようにし、利用者の歌唱レベルに応じて使いわけるようにすると、制作コストを抑えて目的に合致した模範ボーカルを供給することができて便利だと考え、本発明を創作した。
第1発明に係るカラオケ装置は、つぎの事項(1)〜(5)により特定されるものである。
(1)カラオケデータベースと、制御手段とを備えたカラオケ装置であること、
(2)カラオケデータベースは、模範ボーカル付きの楽曲を含むこと、
(3)楽曲ごとの模範ボーカルは、等級情報が対応付けされていること、
(4)制御手段は、模範ボーカル付きの楽曲を演奏する際に、当該曲の模範ボーカルの等級情報と、当該曲を歌唱する者の等級情報とを比較し、比較結果に基づいて当該曲の模範ボーカルを音響出力するか否かを決定すること、
また、第2発明に係るカラオケ装置は、つぎの事項(11)〜(19)により特定されるものである。
(11)カラオケデータベースと、個人別歌唱力成績表と、ユーザインタフェースと、制御手段とを備えたカラオケ装置であること、
(12)カラオケデータベースは、模範ボーカル付きの楽曲を含むこと、
(13)楽曲ごとの模範ボーカルは、等級情報が対応付けされていること、
(14)個人別歌唱力成績表は、個人IDと歌唱力の等級情報を対応付けして記憶すること、
(15)ユーザインタフェースは、リクエスト曲とともにリクエストした人の個人IDを取得すること、
(16)制御手段は、模範ボーカル付きの楽曲を演奏する際に第1〜第3処理を行うこと、
(17)第1処理は、当該曲の模範ボーカルの等級情報を引き出すこと、
(18)第2処理は、当該曲をリクエストした人の個人IDに基づいて個人別歌唱力成績表から等級情報を引き出すこと、
(19)第3処理は、引き出した2つの等級情報を比較し、比較結果に基づいて当該曲の模範ボーカルを音響出力するか否かを決定すること、
第2発明において望ましくは、制御手段は、カラオケ演奏時に歌唱採点手段が出力するデータに基づいて個人別歌唱力成績表を作成・更新する構成とする。
また望ましくは、制御手段は、アップロード処理と、ダウンロード処理とを可能とし、アップロード処理は、ホスト装置と通信して個人別歌唱力成績表を送信し、ダウンロード処理は、ホスト装置に個人別IDを送信し、その個人別IDに該当する個人別歌唱力成績表をホスト装置から受信することとする。
本発明のカラオケ装置によれば、要するに、あまり歌の上手くない人がリクエストした曲を演奏する場合に、その人の歌唱力の等級情報が、リクエスト曲に付属している模範ボーカルの等級情報(模範ボーカルの出来映えや歌唱力水準に対応している)より明らかに低ければ、その曲の模範ボーカルを音響出力可能とする。反対に、曲をリクエストした人が非常に歌の上手い人であるのに、リクエスト曲の模範ボーカルの出来映えがあまり良くなければ、模範ボーカルを出力しないように制御する。カラオケ装置をこのように構成することで、模範ボーカル収録のための限られた予算の範囲内でより多くの曲に模範ボーカルを付けるというコンセプトのもとでソフト制作に臨みながらも、歌の上手い利用者には不満を抱かせることなく、歌の上手くない人からは「模範ボーカルが付いた曲が数多く揃っている」との好評を博することができる。
===ネットワーク構成===
本実施例は、各地に散在するカラオケ店舗において、模範ボーカルつきで歌唱したい利用者に対して、この利用者の歌唱採点履歴や自己申告などにより決定される歌唱力の等級情報に基づいて、カラオケ事業者が提供するいろいろなレベルの模範ボーカルの中から適宜なレベルの模範ボーカルを提供するものである。
図1は多数の客室があるカラオケ店舗に装備されるカラオケ集合システムに本発明を適用したシステム構成例を示す図である。インターネットを利用したVPN(Virtual Private Network)70にカラオケ事業者の各地のカラオケ店舗100に敷設されたLAN110やホスト装置90が接続されて広域イントラネットが構築されている。各地のカラオケ店舗100の各客室120にはカラオケ装置1やそれに付帯する機器が設置され、カラオケ装置1はVPN70を介してホスト装置90と通信する。
===カラオケ装置の基本機能===
各客室120のカラオケ装置1は、周知の通信カラオケシステムの演奏端末と同等の機能を備えている。図2にカラオケ装置1の機能ブロック構成を示している。CPU・RAM・ROMを含む中央制御部11は、各周辺構成部を制御してカラオケ装置1を統括している。ハードディスク装置12には楽曲IDによって識別される多数のカラオケ楽曲について、MIDIデータを主体とした伴奏音楽データと、歌詞画像の生成起源となる歌詞描出データとを含むカラオケデータが格納されている。カラオケデータには、模範ボーカルの歌唱音声を収録した模範ボーカルデータを付帯するものもある。また、ハードディスク装置12には、所定形式の長時間分の動画データと、動画データの処理シーケンスを規定した台本データも格納されている。中央制御部11は、各楽曲のカラオケデータや台本データを楽曲IDによって識別し、これをカラオケデータベースとして管理している。
カラオケ装置1は、ネットワークインタフェース23を介して接続されたホスト装置90と適時に通信し、新譜楽曲についてのカラオケデータを取り寄せ、カラオケデータベースの内容を随時更新している。またカラオケ装置1は、自身の稼働状態や演奏履歴などをログに録っており、このログを適宜な通信機会にホスト装置90に送信する。
操作制御部13は、カラオケ装置1本体の操作パネル14やリモコン送信器26から入力された利用者の指示情報を受け付ける。操作制御部13が演奏予約のコマンドを操作パネル14から、または受光部15を介して受け取ると、中央制御部11は、コマンドに含まれる楽曲IDを内部のRAMに格納して演奏処理の待ち行列として管理する。この待ち行列から楽曲番号を順次取り出し、該当のカラオケデータをハードディスク装置12から読み出し、このカラオケデータ中の伴奏音楽データをシンセサイザ19に転送して伴奏音楽を生成させる。
また、歌詞描出データを伴奏音楽に同期して処理し、歌唱すべき箇所が色変わりする歌詞画像をビデオRAMに順次ビットマップ展開していく。また、台本データに基づいて所定の動画データを所定の順番で映像制御部17に順次転送して歌詞画像の背景動画を復号させる。
ミキシングアンプ20は、伴奏音楽と、マイクロホン22に入力された歌唱音声とを混合・増幅してスピーカ21より音響出力する。映像制御部17は、復号した動画映像に歌詞画像をスーパーインポーズ処理してディスプレイ18に表示出力する。
このカラオケ装置1は歌唱採点部24を備え、よく知られた歌唱採点機能を実行可能である。伴奏音楽データ中の主旋律のピッチ(ピッチ基準値)と、マイクロホンから入力される歌唱音声信号とに基づいて歌唱の巧拙を採点する。すなわち、演奏楽曲のカラオケデータからピッチ基準値を逐次取り出すとともに、マイクロホンから入力される歌唱音声信号をサンプリングしてデジタル歌声データに変換し、この歌声データから歌声ピッチを抽出する。そして、ピッチ基準値と歌声ピッチとを比較し、その比較結果に基づく得点を100点満点で逐次出力していく。
さらに、このカラオケ装置1の操作制御部13は、利用者を識別するための利用者ID(個人ID)の入力を受け付け可能である。利用者IDとしては、電話番号やカラオケ店舗が割りふる番号のほか、利用者自身で予め登録する氏名やニックネームや写真などの識別標章や、指紋・虹彩などが適用可能である。
===個人別歌唱力成績表===
このカラオケ装置1は、上記歌唱採点機能とともに、利用者別に採点結果の履歴を残すことが可能である。カラオケ装置1は、利用者IDおよび楽曲IDを含んだ演奏予約コマンドを受信している場合に、歌唱採点機能が起動されると、採点結果の得点を利用者IDに対応づけて適宜な記憶部に記憶する。そして、稼働状況のログ送信時などの適宜な機会にホスト装置90に送信する(アップロード処理)。
ホスト装置90は、利用者IDを伴った歌唱採点の履歴を受け取ると、これを個人別歌唱力成績表として、利用者IDをキー情報にして格納し管理する。図3に個人別歌唱力成績表の論理構成を例示している。受け取った履歴を格納する際に、すでに個人別歌唱力成績表に得点の記録がある利用者については、たとえば最新の10回分の履歴を残すようにする。
さらに、各利用者の採点結果に基づいて、歌唱力のレベルを初級・中級・上級に区分する。たとえば、歌唱採点履歴の平均点が50点未満は初級、50点以上70点未満は中級、70点以上は上級というように区分する。そして、この歌唱力のレベルを等級情報として個人別歌唱力成績表に対応付けして記憶する。
カラオケ装置1は、適宜な機会にホスト装置90で管理している個人別歌唱力成績表を取り寄せて(ダウンロード処理)、利用者IDをキー情報として適宜な記憶部に記憶・管理する。たとえば、ある利用者が利用者IDを指定してカラオケ利用を開始した際に、ホスト装置90に当該利用者IDを送信し、当該利用者の個人別歌唱力成績表を取り寄せておく。
なお、個人別歌唱力成績表は、個人別かつ楽曲別の採点結果を集計したものであってもよい。この場合には、カラオケ装置1がホスト装置90から個人別歌唱力成績表をダウンロードする際には、利用者IDおよび楽曲IDを指定して、当該利用者の当該楽曲についての歌唱力成績表を取り寄せることも可能である。
===基本的なガイドボーカル機能===
このカラオケ装置1は、ガイドボーカル機能を備え、模範ボーカルデータを復号するためのADPCMデコーダ25を備えている。中央制御部11は、リモコン送信器26や操作パネル14にて利用者が入力したガイドボーカル出力指示を受け付けると、当該楽曲の模範ボーカルデータをADPCMデコーダ25に転送する。ADPCMデコーダ25にて再生されたガイドボーカルの音声信号は、ミキシングアンプ20に入力され、伴奏音楽と歌唱音声に混合されてスピーカ21より出力される。
なお、ガイドボーカル出力指示は、カラオケ楽曲の演奏中に、あるいは演奏予約時に楽曲IDとともに受け付ける。演奏予約時に受け付けた場合には、待ち行列に楽曲IDに対応付けして指示の旨も管理しておき、待ち行列から取り出した楽曲IDにガイドボーカル出力指示が対応付けされていれば、演奏処理時にガイドボーカル機能を起動させる。
===模範ボーカルデータの構成===
本実施例に係る模範ボーカルデータは、カラオケ事業者が制作し、適宜な機会にホスト装置90を介して各カラオケ装置1のカラオケデータベースに配信されるものである。
各カラオケ楽曲の模範ボーカルデータは、ボーカリストが歌唱した模範ボーカル音声をデジタル録音した、ADPCM形式の音声データを主体としたものである。
この音声データは、楽曲IDとともに、初級・中級・上級・師範級との区分からなる歌唱のレベル(等級情報)を付帯する。たとえば、ボーカリストの歌唱を収録時に適宜に採点し、採点結果に基づいて、50点未満を初級、50点以上70点未満を中級、70点以上90点未満を上級、90点以上を師範級、というようにしてレベルを決定する。
なお、初級レベルは模範ボーカルとして不適当とみなし、配信の対象からは外すようにするとよい。あるいは、カラオケ事業者が独自の基準のもとで各レベルのカラオケ利用者の模範とするにふさわしいボーカリストを起用し、その等級情報を付帯するようにしてもよい。
模範ボーカルデータの配信を受けた各カラオケ装置1では、楽曲IDをキー情報としてカラオケデータベースに格納し、他のカラオケデータとともに管理する。
なお、同一の楽曲について、より高いレベルの模範ボーカルデータがホスト装置90に供給された場合には、元の模範ボーカルデータを削除して上書き記憶したり、レベルの高い順に所定数の模範ボーカルデータを記憶するようにすれば、記憶容量が削減できて便利である。
また、模範ボーカルデータの供給方式として、よく知られたカラオケ録音装置(録音機能を備えたカラオケ装置1)を用い、利用者が歌唱を録音して歌唱録音作品を制作し、その歌唱録音作品を模範ボーカルデータとしてホスト装置90に送信(投稿)する方式も適用可能である。録音に際しては、歌唱採点機能もあわせて起動し、採点結果に基づいて決定した等級情報を付帯する。このような方式を取り入れれば、より迅速に、より合理的に模範ボーカルデータを供給できる。
===模範ボーカルの提供手順===
図4には、本実施例に係るカラオケ装置においてガイドボーカル機能を起動したときの処理フロー図を示している。
利用者がある楽曲について、利用者IDを指定入力してガイドボーカル機能の起動を指示した場合に(図4のステップ401,404)、カラオケ装置1は、演奏処理にあたって当該楽曲用のカラオケデータに模範ボーカルデータが含まれていれば(ステップ402)、これを取り出して再生出力する。
この際に、模範ボーカルデータに付帯する等級情報を参照する(ステップ403)とともに、当該利用者の個人別歌唱力成績表があればこれを参照して当該利用者の歌唱力の等級情報を取り出す(ステップ405〜406)。そして、この歌唱力の等級情報と、模範ボーカルデータに付帯している等級情報とを対比し(ステップ407)、当該利用者に適切な模範ボーカルデータであれば、模範ボーカルデータを取り出して再生出力する。模範ボーカルデータが複数用意されている場合には、適切なレベルのものの中から適宜に選出する。
ここで、適切な模範ボーカルとは、模範ボーカルデータに付帯する等級情報が、利用者の歌唱力の等級情報より高い等級を示している場合である(ステップ408)。たとえば、利用者の歌唱力の等級情報が「中級」だった場合に、用意されている模範ボーカルの等級情報がそれ以上、つまり「上級」「師範級」のいずれかであれば、音響再生出力対象とする。一方、模範ボーカルの等級情報が利用者の歌唱力の等級情報以下、つまり「初級」「中級」のいずれかである場合には、適切な模範ボーカルデータが存在しないものとして、模範ボーカルは音響出力しないこととする。
なお、ガイドボーカル機能の起動が指示されたものの模範ボーカルデータが用意されていない場合には当然に模範ボーカルの音響出力はしない。模範ボーカルデータが用意されていない曲についてはガイドボーカル機能の起動が指示入力できないように構成してもよい。
また、ガイドボーカル機能の起動を指示した利用者が利用者IDを指定しない場合や、利用者IDは指定していても、歌唱採点履歴が残っておらずに個人別歌唱力成績表がない場合などには、用意されている模範ボーカルデータをそのまま音響再生出力する。
===その他===
利用者の歌唱力の等級情報は、採点結果の点数としてもよい。この場合には、採点結果の点数帯域と模範ボーカルの等級情報とを対応付けしておき、利用者の点数が属する帯域に対応する等級情報(あるいはそれ以上)の模範ボーカルデータがあれば、適切な模範ボーカルデータとして音響出力の対象とする。こうすると、利用者のレベル付けが簡易になり便利である。
さらに模範ボーカルの等級情報も、採点結果の点数としてもよい。この場合には、利用者の点数より高い点数の模範ボーカルデータがあれば、適切な模範ボーカルデータと判断して音響出力の対象とする。こうすると、両者のレベルの対比が簡易にできて便利である。
また、上記実施例においては、利用者の歌唱力のレベルは、この利用者の歌唱採点履歴に基づく歌唱力成績表を用いて決定するものとしたが、これに限るものではない。たとえば、利用者が歌唱力のレベルを自己診断して、所定のコマンドで指示入力するようにしてもよい。この方式によれば、利用者の希望を柔軟にとりいれてガイドボーカル機能を起動できる。
なお、上記実施例では、模範ボーカルデータは適宜な機会にカラオケ装置1に配信され、カラオケデータベースに格納され管理される方式としたが、これに限らない。模範ボーカルデータをホスト装置90のデータベースで管理し、カラオケ演奏に際し楽曲毎にダウンロードする方式も可能である。
また、上記実施例では通信カラオケシステムに適用した例を示したが、カラオケ装置単体にも本発明を適用可能であることは当然のことである。その場合には、個人別歌唱力成績表および模範ボーカルデータの収集・管理は全てカラオケ装置で実施する。
本発明に係る模範ボーカル提供方式を採用したカラオケ装置を含むネットワーク構成図である。 上記カラオケ装置の機能ブロック図である。 本実施例に係る個人別歌唱力成績表の論理構成を例示した図である。 本実施例に係るガイドボーカル機能を起動した際の処理フロー図である。
符号の説明
1 カラオケ装置
11 中央制御部
90 ホスト装置

Claims (4)

  1. カラオケデータベースと、制御手段とを備えたカラオケ装置であって、
    カラオケデータベースは、模範ボーカル付きの楽曲を含み、
    楽曲ごとの模範ボーカルは、等級情報が対応付けされており、
    制御手段は、模範ボーカル付きの楽曲を演奏する際に、当該曲の模範ボーカルの等級情報と、当該曲を歌唱する者の等級情報とを比較し、比較結果に基づいて当該曲の模範ボーカルを音響出力するか否かを決定する
    カラオケ装置。
  2. カラオケデータベースと、個人別歌唱力成績表と、ユーザインタフェースと、制御手段とを備えたカラオケ装置であって、
    カラオケデータベースは、模範ボーカル付きの楽曲を含み、
    楽曲ごとの模範ボーカルは、等級情報が対応付けされており、
    個人別歌唱力成績表は、個人IDと歌唱力の等級情報を対応付けして記憶し、
    ユーザインタフェースは、リクエスト曲とともにリクエストした人の個人IDを取得し、
    制御手段は、模範ボーカル付きの楽曲を演奏する際に第1〜第3処理を行い、
    第1処理は、当該曲の模範ボーカルの等級情報を引き出し、
    第2処理は、当該曲をリクエストした人の個人IDに基づいて個人別歌唱力成績表から等級情報を引き出し、
    第3処理は、引き出した2つの等級情報を比較し、比較結果に基づいて当該曲の模範ボーカルを音響出力するか否かを決定する
    カラオケ装置。
  3. 制御手段は、カラオケ演奏時に歌唱採点手段が出力するデータに基づいて個人別歌唱力成績表を作成・更新する
    請求項2に記載のカラオケ装置。
  4. 制御手段は、アップロード処理と、ダウンロード処理とを可能とし、
    アップロード処理は、ホスト装置と通信して個人別歌唱力成績表を送信し、
    ダウンロード処理は、ホスト装置に個人別IDを送信し、その個人別IDに該当する個人別歌唱力成績表をホスト装置から受信する
    請求項3に記載のカラオケ装置。

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