JP4230379B2 - 歌唱録音作品寄託システムを備えたカラオケ装置 - Google Patents

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この発明はカラオケ装置に関し、具体的には、カラオケ伴奏音楽に合わせて歌う歌唱音声を録音した録音作品をカラオケ事業者が管理する通信網上のコンピュータに送信する機能を備えたカラオケ装置に関する。
カラオケ事業者は、カラオケの付加価値サービスとして、歌唱者によるカラオケ歌唱を伴奏音楽とともにCD−Rなどの可搬型記録媒体に録音するカラオケ録音サービスを提供している。特開2002−287777号公報など(以下の各特許文献1〜4)には、歌唱に失敗したとしてもCD−Rには最良の歌唱状態を録音できるカラオケ録音装置が開示されている。この録音装置は、伴奏音楽と歌唱音声とを歌唱録音作品として所定のデータ形式の録音ファイルに作成し、そのファイルをハードディスク装置になどに一時記憶させる。そして、最もうまく歌えたときの歌唱録音作品をCD−Rに転記するように構成されている。
ところで、近年、情報通信網のブロードバンド化が急速に普及した。ホスト装置などの情報通信網上のコンピュータとカラオケ演奏装置とがデータ通信を行う通信カラオケシステムにおいても、その通信回線が従来の公衆電話網からADSLなどのブロードバンドネットワークに代替されつつある。そして、新譜のカラオケデータの配信など、従来、ホスト装置からカラオケ装置へのデータ通信方向(下り方向)が主であった通信カラオケシステムは、カラオケ装置からホスト装置や他のコンピュータへの上り方向へのデータ通信を積極的に活用して、カラオケを主体としながら従来にないさまざまな付加価値サービスを利用者に提供できる情報通信システムへと変容した。
カラオケ事業者は、このブロードバンド化された通信カラオケシステムを活用したカラオケ付加価値サービスとして、先の歌唱録音作品をCD−Rなどに記録する代わりに事業者が管理する所定のコンピュータに送信してもらい、この利用者から受託した歌唱録音作品を適宜に活用するサービス(録音作品受託サービス)を提供している。例えば、特開2003−15673号公報には、この録音作品受託サービスとして、利用者から受託した録音作品を専門の審査員に転送して添削してもらうカラオケ通信教習方法が記載されている。
特開2002−287777号公報 特開2002−182665号公報 特開2002−182667号公報 特開2002−182668号公報 特開2003−15673号公報
利用者は、録音作品受託サービスを利用するのにあたり、できるだけうまく歌えたときの歌唱音声をホスト装置に送信したいと思っている。確かに特許文献1〜4のカラオケ録音装置を応用すれば、複数の演奏機会における録音作品から、最もうまく歌えたときの録音作品を選択してそれを送信することができる。しかし、どの録音作品がうまく歌えたときに対応しているのかを逐一覚えておくのは困難であるし、かといって、データファイルを再生して録音作品を逐一試聴し、歌唱の巧拙をいちいち確認していては多大な時間が掛かる。また、試聴するための操作も面倒である。カラオケを楽しんでいる他の同伴者にも迷惑が掛かる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、その目的は、カラオケ事業者に歌唱録音作品を寄託するシステムを備えたカラオケ装置において、カラオケ事業者のコンピュータに送信すべき歌唱録音作品として、最もうまく歌えたときの作品を必要最小限の選択作業で選択できるようにすることにある。
この目的を達成すべく創作された本発明のカラオケ装置は、つぎの事項(1)〜(10)により特定されるものである。
(1)ユーザインタフェースと、データ通信手段と、録音手段と、歌唱採点手段と、制御手段とを備えたカラオケ装置であること
(2)ユーザインタフェースは、利用者入力を受け付けるとともに各種情報を表示出力すること
(3)データ通信手段は、情報通信網上のコンピュータとデータ通信を可能とすること
(4)録音手段は、利用者がリクエストした曲の伴奏音楽信号と歌唱音声信号とを録音した歌唱録音作品として、所定形式のデータファイルを楽曲単位で作成すること
(5)歌唱採点手段は、リクエスト曲の伴奏音楽に合わせて歌う歌唱者の歌唱巧拙を採点すること
(6)制御手段は、個人ID取得処理と、録音作品記憶処理と、録音作品表示処理と、録音作品送信処理とを可能とすること
(7)個人ID取得処理は、リクエスト曲の演奏予約を受け付けた際、当該曲をリクエストした人の個人IDを取得してリクエスト曲に対応付けて記憶すること
(8)録音作品記憶処理は、リクエスト曲の歌唱録音作品と個人IDと採点結果とを対応付けして記憶すること
(9)録音作品表示処理は、リクエスト曲の演奏終了の際、当該演奏の際に作成した歌唱録音作品と、当該曲をリクエストした人の個人IDに対応付けされて記憶されている作成済みの歌唱録音作品とについて、それぞれの曲名と対応する採点結果とをユーザインタフェースに表示出力させること
(10)録音作品送信処理は、録音作品表示処理により表示している歌唱録音作品の中から一つを選択する利用者入力があると、データ通信手段に、該当の歌唱録音作品と該当の個人IDとを対応付けして所定のコンピュータへ送信させること
本発明のカラオケ装置によれば、カラオケ事業者に寄託する歌唱録音作品を選択する際、作成した複数の歌唱録音作品の中から最もうまく歌えたときの作品を、試聴をせずに、あるいは必要最小限の試聴だけで特定することができる。そのため利用者は、歌唱録音作品の選択や試聴に関わる作業を必要最小限に抑えることができる。また、それらの操作によって同伴者に迷惑をかけることもなくなる。さらに利用者は、確実に最良の歌唱状態を記録した歌唱録音作品を情報通信網を介してカラオケ事業者に寄託でき、カラオケ事業者が提供している録音作品を活用した各種サービスを有効に利用できる。
===ネットワーク構成===
図1は本発明の実施例におけるカラオケ装置を含む通信カラオケシステムのネットワーク構成を示している。インターネットを利用したVPN(Virtual Private Network)70に各地のカラオケ店舗100に敷設されたLAN110やカラオケ事業者が管理する各種コンピュータ(事業者コンピュータ)90が接続されて広域イントラネットが構築されている。各地のカラオケ店舗100には複数台のカラオケ演奏端末(以下、カラオケ装置)1が設置され、カラオケ装置1はVPN70を介して事業者コンピュータ90と通信する。
===カラオケ装置の基本的な構成と動作===
図2はカラオケ装置1の機能ブロック構成である。カラオケ装置1は、周知の通信カラオケシステムの演奏端末とほぼ同様のハードウエア構成となっている。中央制御部11は、各周辺構成部を制御してカラオケ装置1を統括し、ハードディスク装置12には多数のカラオケ楽曲について、MIDIデータを主体とした伴奏音楽データと、歌詞画像の生成起源となる歌詞描出データとを含むカラオケデータが蓄積されている。また、曲名やアーティスト名などの目次情報と、所定形式の長時間分の動画データと、動画データの処理シーケンス(処理すべき動画データの格納場所と処理順番など)を規定した台本データなども格納されている。そして、中央制御部11は、各楽曲のカラオケデータや目次情報、台本データなどを楽曲番号によって識別し、これをカラオケデータベースとして管理している。
ホスト装置90aは、カラオケ装置1に向けて新譜楽曲についてのカラオケデータ、台本データ、目次情報などを適時に配信するための事業者コンピュータであり、中央制御部11は、ネットワークインタフェース26を介して店舗LAN110およびVPN70に接続し、ホスト装置90aと通信する。そして、ホスト装置90aから送付されたカラオケデータを受け取ってカラオケデータベースの内容を更新する。
操作制御部13は、リモコン送信器25やカラオケ装置本体に配設された操作パネル14に入力された楽曲番号を受け付けると、その番号を中央制御部11に転送する。中央制御部11は、その楽曲番号を内部のRAMに格納して演奏処理の待ち行列で管理する。そして、待ち行列から楽曲番号を順次取り出し、該当のカラオケデータをハードディスク装置12より読み出し、このカラオケデータ中の伴奏音楽データをシンセサイザ19に転送して伴奏音楽を生成させる。
一方、歌詞描出データについては、伴奏音楽に同期して歌唱すべき箇所が色変わりする歌詞画像をビデオRAM16に順次ビットマップ展開していく。また、台本データに基づいて所定の動画データを所定の順番で映像制御部17に順次転送して歌詞画像の背景動画を復号させる。
ミキシングアンプ20は伴奏音楽と、マイクロホン22に入力された歌声音声とを混合・増幅してスピーカ21より音響出力する。映像制御部17は、復号した動画映像に歌詞画像をスーパーインポーズ処理してディスプレイ18に表示出力する。
===歌唱採点機能===
カラオケ装置1は歌唱採点機能を備えている。そして、その機能を実現するためのハードウエアとして歌唱採点部23を備えている。中央制御部11は、歌唱採点機能を利用する旨の利用者入力を受け付けると、演奏楽曲のカラオケデータにおける主旋律のピッチ(ピッチ基準値)を逐次歌唱採点部23に転送していく。歌唱採点部23は、マイクロホン22から入力される歌唱音声信号をサンプリングしてデジタル歌声データに変換し、この歌声データから歌声ピッチを抽出する。そして、ピッチ基準値と歌声ピッチとを比較し、その比較結果に基づく得点を、例えば1小節ごとなど、適宜な区間ごとに逐次出力していく。なお本実施例では100点満点の区間得点を逐次出力する。中央制御部11は、演奏終了後など全歌唱パートの演奏が終わった時点で、それまでに歌唱採点部23から逐次出力された区間得点を集計し、その平均得点(最終得点)を採点結果としてディスプレイ18に表示する。
===歌唱録音作品作成機能===
カラオケ装置1には伴奏音楽とそれに合わせて歌う歌唱者の歌声とを楽曲単位の録音作品として録音するための歌唱録音作品作成機能も搭載されている。音声信号処理部24は、シンセサイザ19からリクエスト曲の伴奏音楽とマイクロホン22に入力された歌唱音声との混合音響信号をサンプリングしてデジタル音声データにA/D変換する。そして、中央制御部11から演奏開始のタイミング情報を受け取ると、デジタル音声データを中央制御部11に転送していく。中央制御部11は、内部のRAMなどにそのデジタル音声データを格納していき、演奏が終了すると、音声データをWAVEファイルなど適宜な形式のデータファイルに作成し、このファイルを歌唱録音作品としてリクエスト曲の楽曲IDに対応付けして内蔵のハードディスク装置12に一時的に保存する。
===録音作品受託サービス===
歌唱者は、カラオケ装置1により、歌唱録音作品を作成するとともにその作品をカラオケ事業者が管理する所定のコンピュータ(録音作品受託サイト)90bに送信して録音作品受託サービス用途に活用してもらう。カラオケ装置1は、歌唱録音作品を歌唱者ごとに管理するとともに、歌唱者が録音作品寄託サイト90bに送信したい作品を選択する際、最も上手に歌えたときの歌唱録音作品を試聴することなく特定することができる録音作品選択支援機能を備えている。概略的には、ある楽曲の演奏時に作成した歌唱録音作品について、その楽曲をリクエストした歌唱者を特定するとともに、その楽曲の演奏機会における歌唱巧拙の結果を前記カラオケ採点機能により取得する。そして、歌唱者ごとに演奏楽曲についての歌唱録音作品と採点結果とを一覧表示し、利用者が一覧中から選択した録音ファイルを録音作品受託サイト90bに送信する。そのため、利用者は歌唱録音作品とともに表示される採点結果を見ることで、すべての作品を再生して試聴することなく、最もうまく歌えたときの歌唱録音作品を認知することができる。したがって、その歌唱録音作品を録音作品受託サイト90bに送信することで録音作品受託サービスを有効に利用することができる。
===歌唱者の特定について===
録音作品受託サービスは、歌唱者個人を対象としたサービスであり、このサービスの提供を受けたい人は、事前にカラオケ事業者に自身の個人情報を郵送やオンラインなど周知の方法で通知し、会員登録を済ませておく。カラオケ事業者は、個人情報を通知してきた人を会員として個人IDを発行し、そのIDを会員に適宜に通知する。そして、会員がカラオケ装置1にて選曲操作をする際、楽曲番号とともに自身の個人IDをカラオケ装置1に入力し、カラオケ装置1は楽曲番号を個人IDに対応付けして待ち行列で管理する。それによって、演奏楽曲に、その楽曲をリクエストした人や、その楽曲演奏の機会における歌唱録音作品、歌唱採点結果を対応付けすることが可能となる。
なお、個人IDをカラオケ装置1に入力するためのユーザインタフェースとしては、楽曲番号に続いて個人IDをリモコン送信器25にてテンキー入力するなどし、リモコン送信器25は、その個人IDが付帯した楽曲番号をカラオケ装置本体に送信するように構成すればよい。あるいは、会員がそれぞれに所持する形態のリモコン送信器(パーソナルリモコン)を用いて演奏予約をする方式も考えられる。パーソナルリモコンは、1台ごとに異なるID(リモコンID)を記憶し、出力する無線信号中にこのリモコンIDを含めるように製作してある。そのID番号自体あるいは、リモコンIDと個人IDとの対応関係をホスト装置などで管理しておくことで、リモコンIDを個人ID として利用できる。つまり、あるカラオケ店のあるカラオケ装置1において、入店したある会員が自分のパーソナルリモコンで選曲操作を行うと、そのカラオケ装置1の中央制御部11または操作制御部13がリモコン入力信号を解析してリモコンID を認知する。リモコンIDと個人IDとの対応関係がホスト装置90aなどの事業者コンピュータ90側にて管理されているのであれば、カラオケ装置1がリモコンIDをホスト装置90に送付し、ホスト装置90a側でリモコンIDを対応の個人IDに変換すればよい。リモコンID自体を個人IDとして利用する場合には、このIDの変換処理は不要となる。
また現在、インターネット通信機能と赤外線通信機能、およびJAVA(登録商標)実行環境を備えた携帯電話機に専用のJAVAプログラムをインストールすることで、この携帯電話機をカラオケ装置用のリモコン送信器として利用することができる。そこで、この携帯電話機が、JAVAプログラムにより、プログラムのシリアル番号、自身の電話番号や個体識別情報などをリモコンIDとして楽曲番号とともにカラオケ装置1に送信するようにしておけば、この携帯電話機が実質的にパーソナルリモコンとして機能する。特願2003−152990には、パーソナルリモコンとして機能する携帯電話機についての技術が記載されている。
他の方式としては、各会員に個人ID を記録した磁気カードなどのID カードを発行しておき、来店した会員のID カードを読取器にかけて個人ID を認知するなど、個人IDをカラオケ装置1に入力するためのユーザインタフェースとしては、他にもいろいろな方式が考えられる。
さらに、特願2003−333478、特願2003−152990、特願2003−283127には、タッチパネルと楽曲検索機能を備えるとともにカラオケ装置と双方向通信するように構成された多機能カラオケリモコン装置(以下、カラオケ活用端末)について記載されている。この活用端末は、1台で複数の会員で共用できるようになっており、各会員は、カラオケ装置1を利用するのに先立って各自の個人IDをこのカラオケ活用端末に入力しておく。カラオケ装置1は、活用端末に入力された個人IDをホスト装置90aなどの事業者コンピュータ90に送付して、該当する会員の個人情報として顔写真を取り寄せ、その顔写真と個人IDとを対応付けして管理する。また顔写真をカラオケ活用端末に転送し、活用端末は、タッチパネルにこの顔写真をアイコン化したボタンを表示する。そして、会員が自分のアイコンを指示して選曲操作をすると、リクエスト曲の楽曲番号とともにそのアイコンのIDがカラオケ装置に転送され、カラオケ装置1はアイコンIDに対応する個人IDを認知する。
===待ち行列の管理===
録音作品受託サービスを利用したい会員は、曲をリクエストする際にその旨の指示をカラオケ装置1に入力する。例えば、歌唱録音作品の作成指示を受け付けるボタンをリモコン送信器25や操作パネル14に配設しておけばよい。
図3に歌唱録音作品の作成と寄託に関わる処理の流れを示した。会員は歌唱録音作品の作成指示操作を行った上で、楽曲番号とともに自分の個人IDをカラオケ装置1に入力する。パーソナルリモコンや活用端末を使用して楽曲予約をするのであれば、選曲操作の機会ごとに個人IDを入力する必要はない。中央制御部11は、歌唱録音作品の作成指示の情報と楽曲番号と個人ID(あるいはリモコンID)のセットが操作制御部13を介して転送されてくると、楽曲番号に歌唱録音作品の作成指示フラグと個人IDとを対応付けして演奏処理の待ち行列で管理する(s1〜s4→s6)。歌唱録音作品の作成指示や個人IDの入力が無かった場合には楽曲番号のみを待ち行列で管理する(s1〜s3→s5、s1〜s4→s5)。
===歌唱録音作品の一覧表示===
中央制御部11は、待ち行列から取り出した楽曲番号に歌唱録音作品の作成指示フラグと個人IDとが対応付けされている場合、歌唱採点部23と音声信号処理部24を作動させて歌唱採点機能とカラオケ録音機能を能動化して演奏処理を開始する(s7〜s8→s11〜s13)。演奏が終了すると、歌唱採点結果として最終得点をディスプレイ18に表示出力するとともに、演奏した楽曲の楽曲番号と歌唱採点結果と個人IDとを作成した歌唱録音作品に対応付けして記憶する(s14→s15〜s17)。また記憶した歌唱録音作品に加え、同じ個人IDに対応付けされている記録済みの歌唱録音作品について、対応の採点結果と楽曲番号に基づいて特定される曲名とを一覧にして表示する(s19)。図4に歌唱録音作品の一覧表示画面を示した。
===歌唱録音作品の選択===
中央制御部11は、歌唱録音作品の一覧画面が表示されているときに歌唱録音作品の指定情報を操作制御部13から受け取ると、その指定の作品と対応の個人IDと楽曲番号とをセットにし、そのデータセットをネットワークインタフェース26を介して録音作品受託サイト90bに送信する(s20→s24)。なお本実施例では、歌唱録音作品について、作成した順に上から一覧表示しているが、この例に限らず、採点結果のよい順に上から表示するなど、採点結果に応じて歌唱録音作品の表示順番を入れ替えてもよい。それによって、歌唱録音作品を最終得点の高い順に上から表示するのであれば、一番上の録音作品を選択すればよく、間違った作品を選択して送信してしまうことを防止できる。
歌唱録音作品の一覧画面は、演奏終了後に新規の歌唱録音作品が作成された時点に加え、リモコン送信器25などからの指示操作によっても呼び出すことができるようになっている。本実施例では、リモコン送信器25や操作パネル14に録音作品一覧の表示指示を受け付けるボタンが配設されており、このボタンを指示した上で個人IDを入力すると、個人IDに対応付けされた歌唱録音作品が一覧表示される。なお、楽曲演奏中に一覧がディスプレイ18に表示されると、歌詞画像を見る人のじゃまになるので、楽曲演奏中は一覧表示の指示を受け付けないようになっている(s1→s18→s1)。そして、一覧表示中に一覧の非表示指示や録音作品一覧の表示時間が所定時間以上経過すると、一覧を非表示状態にする(s21→s23、s21→s22→s23)。
リモコン送信器25とカラオケ装置本体とが双方向通信を行うように構成するとともに、リモコン送信器25に文字列表示が可能なディスプレイを備えさせておいてもよい。そして、リモコン送信器25がカラオケ装置本体から歌唱録音作品についての情報(個人ID、採点結果、楽曲番号など)を受け取り、歌唱録音作品の一覧をリモコン送信器25側のディスプレイに表示してもよい。このように構成すれば、楽曲演奏中であっても送信する歌唱録音作品を選択することが可能となる。
===歌唱録音作品に対応する採点結果の表示形態===
上記実施例では、歌唱録音作品ごとの歌唱採点結果として最終得点を曲名に添えて表示していた。この例に限らず、例えば、詳細な採点結果として各区間得点を表示することもできる。この際、演奏時系列と対応付けして区間得点を表示すれば、例えば、最終得点が同じであっても、歌唱力をアピールできる「サビ」の区間得点を重視して録音作品を選択するなど、歌唱者が歌唱録音作品をより詳細に分析するための情報を提示することができる。なお、詳細採点結果については、録音作品の一覧中に表示してもよいし、利用者が一覧中の最終得点を見た上で歌唱録音作品を指定させ、指定された詳細な採点結果の表示画面に画面遷移させたり、詳細な採点結果を子画面に表示したりしてもよい。
また採点基準となる音楽要素として、上記実施例の主旋律の音高に加え、発音タイミングや抑揚などの他の音楽要素を採用し、その音楽要素ごとに採点を行い、各要素ごとの採点結果を録音作品の一覧や詳細な採点結果画面に表示するようにしてもよい。それによって、寄託すべき歌唱録音作品をさらに詳しく吟味することができる。
なお、採点結果に応じて歌唱録音作品の表示順番を入れ替える場合、区間や音楽要素を指定可能にして、その指定された区間や音楽要素についての採点結果に応じて表示順番を入れ替えてもよい。
===装置構成について===
上記実施例では、カラオケ装置1自体に録音作品作成機能と歌唱採点機能とが搭載されて、カラオケ装置1に録音作品寄託システムに関わる機能要素がすべて実装されていた。この例に限らず、カラオケ装置全体が、前記各機能のすべてあるいは一部を実現する別体装置と基本的な楽曲演奏機能を搭載したカラオケ装置本体(演奏装置)とで構成されていてもよい。例えば、音声信号処理部と同様の機能を備えた汎用のコンピュータとカラオケ装置とをデータ通信可能に接続しておき、この別体の装置が演奏装置から伴奏音楽と歌唱音声とを入力して歌唱録音作品を作成するとともに、リクエスト曲についての対応の個人IDや演奏会開始の旨の情報、採点結果などを演奏装置から受け取り、作成した歌唱録音作品にこれら情報を対応付けして自身の記憶装置に記憶すればよい。そして、利用者の指示により録音作品一覧を表示し、一覧中から選択された歌唱録音作品を直接あるいは演奏装置経由で、録音作品受託サイトに送信するように構成しておけばよい。もちろん、カラオケデータを外部出力できる演奏装置とすれば、歌唱採点機能も別体装置に実装することが可能となる。なお、当然のことながら、歌唱録音作品の送付先となる録音作品受託サイトとカラオケデータをカラオケ装置に配信するホスト装置と同一のコンピュータであってもよい。
本発明の実施例におけるカラオケ装置を含むネットワーク構成図である。 上記カラオケ装置の機能ブロック図である。 上記カラオケ装置における歌唱録音作品の作成と寄託に関わる処理の流れ図である。 上記カラオケ装置のディスプレイに表示される録音作品一覧の画面概略図である。
符号の説明
1 カラオケ装置
11 中央制御部
12 ハードディスク装置
19 シンセサイザ
23 歌唱採点部
24 音声信号処理部
70 インターネット
90a ホスト装置
90b 録音作品受託サイト

Claims (1)

  1. ユーザインタフェースと、データ通信手段と、録音手段と、歌唱採点手段と、制御手段とを備えたカラオケ装置であって、
    ユーザインタフェースは、利用者入力を受け付けるとともに各種情報を表示出力し、
    データ通信手段は、情報通信網上のコンピュータとデータ通信を可能とし、
    録音手段は、利用者がリクエストした曲の伴奏音楽信号と歌唱音声信号とを録音した歌唱録音作品として、所定形式のデータファイルを楽曲単位で作成し、
    歌唱採点手段は、リクエスト曲の伴奏音楽に合わせて歌う歌唱者の歌唱巧拙を採点し、
    制御手段は、個人ID取得処理と、録音作品記憶処理と、録音作品表示処理と、録音作品送信処理とを可能とし、
    個人ID取得処理は、リクエスト曲の演奏予約を受け付けた際、当該曲をリクエストした人の個人IDを取得してリクエスト曲に対応付けて記憶し、
    録音作品記憶処理は、リクエスト曲の歌唱録音作品と個人IDと採点結果とを対応付けして記憶し、
    録音作品表示処理は、リクエスト曲の演奏終了の際、当該演奏の際に作成した歌唱録音作品と、当該曲をリクエストした人の個人IDに対応付けされている作成済みの歌唱録音作品とについて、それぞれの曲名と対応する採点結果とをユーザインタフェースに表示出力させ、
    録音作品送信処理は、録音作品表示処理により表示している歌唱録音作品の中から一つを選択する利用者入力があると、データ通信手段に、該当の歌唱録音作品と該当の個人IDとを対応付けして所定のコンピュータへ送信させる
    カラオケ装置。
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