JP2005240637A - ガス圧縮ユニット - Google Patents

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進 松田
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浩 山崎
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洋悟 高須
Yoshiaki Miyamoto
善彰 宮本
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Abstract

【課題】低回転数運転時でも、スクロール型圧縮機構内の潤滑及びシールを確実に実施できるスクロール型圧縮機を備えたガス圧縮ユニットを提供する。
【解決手段】固定スクロール9と旋回スクロール11とを噛み合わせることによってガスを圧縮する密閉空間Pが形成される圧縮機構4と、前記圧縮機構4を駆動する電動モータ5を配してなる電動モータ室と、前記電動モータ室内に溜まった油を前記圧縮機構内に供給する潤滑油ポンプ27とを密閉ハウジング2内に備えた縦置きスクロール型圧縮機101Aをその系統内に有するガス圧縮ユニットにおいて、前記スクロール型圧縮機101Aから吐出される高圧・高温ガス102と共に吐出された油103を分離する油分離装置104と、該分離された油103を前記電動モータ5が配置された室に設けた油溜り部28内に設けられた潤滑油ポンプ27のポンプ吸入管105内に供給する油戻し管106とを備えてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、冷凍装置や空気調和装置などに使用されるスクロール圧縮機を備えたガス圧縮ユニットに係り、特に、インバータ制御等により広範囲にわたる運転回転数で使用されるスクロール圧縮機の潤滑に用いて好適な技術に関する。
従来より、冷凍装置や空気調和装置で冷媒ガスなどの圧縮に広く使用されているスクロール型圧縮機においては、固定スクロール、旋回スクロール及び自転阻止機構を具備することでスクロール型圧縮機構を構成している。このスクロール型圧縮機構において、一方の固定スクロールは、吸入管及び吐出管を接続したハウジング内に固定支持された不動のスクロールである。他方の旋回スクロールは、固定スクロールと上下または左右方向に噛み合わされた状態で配置され、自転阻止機構により自転を阻止されると共に、電動モータなどの駆動源と連結されて、固定スクロールに対し公転旋回運動を行うものである。この旋回スクロールは、固定スクロールと複数の接触点で接触して三日月状の圧縮室を形成し、同圧縮室が外周側より容積を減少させながら内側へ移動することにより、吸入・圧縮・吐出を同時に行うことができる。
また、スクロール型圧縮機においても、焼き付きの防止や冷却等を目的として各摺動部の潤滑が必要になる。このため、縦型のスクロール型圧縮機では、従来よりハウジングの底部に潤滑油を貯留する貯留部が設けられ、たとえば電動モータの回転シャフト下端部付近に設けた潤滑油ポンプ機構によって、回転シャフト等に設けた油通路を通して回転シャフト上部の偏心ピン(ドライブピン)上端面から各摺動部へ潤滑油を供給するように構成した潤滑システムを備えている(特許文献1)。
特開2003−227480号公報
ところで、上述した従来のスクロール型圧縮機の潤滑システムにおいては、圧縮機の吐出口から吐出された高温・高圧のガスは、そのガスに同伴された油を油分離装置で分離するようにしているが、該分離された油は差圧によって潤滑油として圧縮機内の貯留部に戻される。
しかしながら、圧縮機が低回転数の場合には、圧縮機から吐出される油の量よりも、油分離装置からの油の戻り量が多いので、吐出ガスが吸入側に戻される場合があり、圧縮機の性能の低下となるという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、運転回転数可変式のスクロール型圧縮機において、低回転数運転時でも、スクロール型圧縮機構内の潤滑及びシールを確実に実施できるスクロール型圧縮機を備えたガス圧縮ユニットを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、固定スクロールと旋回スクロールとを噛み合わせることによってガスを圧縮する密閉空間が形成される圧縮機構と、前記圧縮機構を駆動する電動モータ室と、前記電動モータ室内に溜まった油を前記圧縮機構内に供給する潤滑油ポンプとを密閉ハウジング内に備えた縦置きスクロール型圧縮機をその系統内に有するガス圧縮ユニットにおいて、前記スクロール型圧縮機から吐出される高圧・高温ガスと共に吐出された油を分離する油分離装置と、該分離された油を前記潤滑油ポンプのポンプ吸入管内に供給する油戻し管とを備えてなることを特徴とするガス圧縮ユニットにある。
第2の発明は、固定スクロールと旋回スクロールとを噛み合わせることによってガスを圧縮する密閉空間が形成される圧縮機構と、前記圧縮機構を駆動する電動モータ室と、前記電動モータ室内に溜まった油を前記圧縮機構内に供給する潤滑油ポンプとを密閉ハウジング内に備えた横置きスクロール型圧縮機をその系統内に有するガス圧縮ユニットにおいて、前記スクロール型圧縮機から吐出される高圧・高温ガスと共に吐出された油を分離する油分離装置と、該分離された油を貯蔵する油タンクと、該油タンク内に設けられ、前記潤滑油ポンプに連通するポンプ吸入管内に、前記分離された油を供給する油戻し管とを備えてなることを特徴とするガス圧縮ユニットにある。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記ポンプ吸入管の端部または管内に逆止弁を設けてなることを特徴とするガス圧縮ユニットにある。
以上述べたように、本発明によれば、低速運転時においては、油分離装置からの油は油溜りではなく、直接潤滑油ポンプの油吸入管内に油を供給することができるので、性能が低下することがない。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本発明による圧縮ユニットの実施例について図1を用いて説明する。図1は、圧縮ユニットの概略図である。
本実施例にかかる圧縮ユニット100は、固定スクロール9と旋回スクロール11とを噛み合わせることによってガスを圧縮する密閉空間が形成されるスクロール型の圧縮機構4と、前記圧縮機構4を駆動する電動モータ5を配してなる電動モータ室と、前記電動モータ室内に溜まった油を前記圧縮機構内に供給する容積式の潤滑油ポンプ27とを密閉ハウジング2内に備えた縦置きスクロール型圧縮機101Aをその系統内に有するガス圧縮ユニットにおいて、前記スクロール型圧縮機101Aから吐出される高圧・高温ガス102と共に吐出された油103を分離する油分離装置104と、該分離された油103を前記潤滑油ポンプ27のポンプ吸入管105内に供給する油戻し管106とを備えてなる。
なお、図中、121は凝縮機、122は蒸発器を各々図示する。
前記構成において、前記電動モータ5の低速運転時においては、油分離装置104からの油103は油を貯留する貯留部28ではなく、潤滑油ポンプ27の油吸入管105内に直接給油することができるので、油切れがなくなり、圧縮機の性能が低下することがない。
以下、本発明を適用した一例として密閉縦型のスクロール型圧縮機の構成及び潤滑システムを図2及び図3を基に簡単に説明する。
この縦型のスクロール型圧縮機101Aは、有底筒形状のハウジング2と、該ハウジング2内の上部に上部軸受3で支持されたスクロール型の圧縮機構4と、該スクロール型圧縮機構4の下方、すなわちハウジング2内の下部に上部軸受3などで支持して配設された駆動装置のモータ5とを備え、該モータ5の回転シャフト6が、スクロール型圧縮機構4の下部に連結されている。
前記ハウジング2は、筒部2aの下端及び上端が底部2b及び蓋部2cでそれぞれ閉塞状態とされ、筒部2aには吸入管7が内部と貫通状態に接続されるとともに、蓋部2cには吐出管8が内部に突出状態に接続された閉空間を形成している。前記スクロール型圧縮機構4は、上部軸受3に固定された固定スクロール9と、上部軸受3と固定スクロール9との間にスラスト軸受10を介して公転旋回運動が可能に支持された旋回スクロール11と、該旋回スクロール11の外面に設けられ旋回スクロール11の公転旋回運動を許容しながらその自転を阻止する周知のオルダムリンク等よりなる自転阻止機構12とを備えている。
前記固定スクロール9は、固定側端板9aと、該固定側端板9aの内面に立設された渦巻き状の固定側渦巻体9bと、固定側端板9aの周縁部に形成された円筒状の周壁部9cとを備え、該固定側渦巻体9bの先端面にはチップシール13が嵌装されている。前記固定側端板9aには、その中央部に吐出通路14が上下に貫通状態に形成されるとともに、その上面にはハウジング2内を高圧室HRと低圧室LRとに分割する仕切部材として、ディスチャージカバー15が配設されている。このディスチャージカバー15の中央部には吐出ポート16が開口しており、同吐出ポート16を開閉する吐出弁17が設けられている。なお、高圧室HRには、前記吐出管8の開口端が貫通状態に固定され、吐出管8と高圧室HRとが接続されている。
また、上部軸受3の外周部には、吸入管7からハウジング2内に導入してこれから圧縮しようとする流体(以下、圧縮流体と呼ぶ)を固定スクロール3の固定側端板9a及び固定壁9cの内面側に導く吸入口18が形成されている。この吸入口18は、固定スクロール9と旋回スクロール11との間に形成される吸入室19に接続されている。従って、吸入管7からハウジング2内に導入した圧縮流体は、吸入口18を通って吸入室19からスクロール型圧縮機構4へと吸入されていく。
前記旋回スクロール11は、前記固定側端板9aに対向状態に配された旋回側端板11aと、該旋回側端板11aの内面に立設された固定側渦巻体9bと噛み合わされた渦巻き状の旋回側渦巻体11bとを備え、該旋回側渦巻体11bの先端面にはチップシール13が嵌装されている。前記旋回側端板11aには、その外面に円筒形状のボス20が軸線を同じくして立設され、該ボス20の内部には、ブッシュ21が旋回軸受22を介して回転可能に嵌装されている。また、該ブッシュ21には、その内部に軸線から偏心した貫通孔21aが形成されている。
固定スクロール9と旋回スクロール11とは、互いに所定の距離だけ偏心した状態で、固定側渦巻体9bと旋回側渦巻体11bとの互いの側面が複数個所で線接触するように180度の位相差をもって噛み合わされている。また、この状態で、固定側渦巻体9b及び旋回側渦巻体11bのチップシール13がそれぞれ旋回側端板11a及び固定側端板9aの内面に密接して、図3に示すように、固定側渦巻体9bと旋回側渦巻体11bの中心に対して点対称の位置関係となる複数個所に密閉空間となる圧縮室Pが形成される。なお、旋回スクロール11は、周知のオルダムリンクを備えた自転阻止機構12によって、上部軸受3及び同上部軸受3に固定された固定スクロール9に対して、自転が阻止された状態で公転旋回運動可能に配されている。
前記モータ5の回転シャフト6は、上部軸受3の内周面に配された上部軸受23及びモータ5の下方に位置する下部軸受24に軸支され、軸線から所定量偏心された偏心ピン25が上端に突出状態に設けられている。偏心ピン25は、ブッシュ21の貫通孔21aに挿入され、ブッシュ21を回転可能に支持している。なお、回転シャフト6などの適所には、一体に回転するバランスウエイトが固定されている。
偏心ピン25及び回転シャフト6には、これらを上下に貫通する油通路26が形成されるとともに、回転シャフト6の下端には潤滑油ポンプ機構27が設けられている。この潤滑油ポンプ機構27は、油通路26の下端に接続されている。また、ハウジング2の底部2bには潤滑油の貯留部28が設けられており、該貯留部28の潤滑油内に回転シャフト6下端の潤滑油ポンプ機構27が配されている。なお、図中の符号Lは、貯留部28に貯留されている潤滑油の油面を示している。
次に、上記構成のスクロール型圧縮機101Aにおけるガス(圧縮流体)の圧縮方法について説明する。モータ5を駆動することにより、回転シャフト6の回転が偏心ピン25、ブッシュ21、旋回軸受22及びボス20を介して旋回スクロール11に伝達されるとともに、旋回スクロール11が自転阻止機構12によって自転が阻止された状態で固定スクロール9に対して公転旋回運動を行う。このとき、圧縮流体のガスは、吸入管7からハウジング2内に供給されてモータ5を冷却するとともに、さらに吸入口18及び吸入室19を経て圧縮室Pへと供給される。
そして、圧縮室P内のガスは、旋回スクロール11の上記公転旋回運動による圧縮室Pの容積縮小に伴い、圧縮されながら中央部に移送される。このようにして、さらに圧縮されたガスは、吐出通路14及び吐出ポート16から吐出弁17を押し開けて高圧室HR内に排出され、該高圧室HRから吐出管8によって圧縮機の外部へと導かれる。
また、底部2bの貯留部28に貯留された潤滑油は、潤滑油ポンプ機構27によって吸い上げられるとともに油通路26内を通って偏心ピン25先端の給油出口26aから吐出され、ブッシュ21、旋回軸受22及び偏心ピン25を潤滑した後、油だまり29に溜まる。そして、この潤滑油はさらに、油だまり29の上部から溢れるようにしてスラスト軸受10及び自転阻止機構12等の各潤滑部へと供給され、各部を通過して潤滑した後、ハウジング2底部の貯留部28に戻されて繰り返し循環される。さらに、貯留部28内の潤滑油が駆動モータ5の回転により撹拌されミスト状となったものや、スラスト軸受10および自転防止機構12等の各潤滑部へ供給された油が、圧縮流体のガスと共に吸入口18及び吸入室19を経て圧縮室Pに供給され、スクロール型圧縮機構4内の摺動部を潤滑すると共に、圧縮室P間のシールをしている。
本実施例によれば、図1に示すように、圧縮機100Aの外部へ吐出されたガス102に含まれる油103は油分離装置104により分離され、該分離された油103は油潤滑油ポンプ機構27のポンプ給油管107内に直接戻される。この結果、圧縮機101Aの回転可変時に、その回転数に応じた、給油が可能となる。すなわち、圧縮機から吐出される油よりも非常に多くの油が差圧により戻され、油貯留部28内が空になる場合でも、給油管107に直接油が戻るので、油の供給が断続されることがなく、安定した油の供給が可能となる。
さらに、前記油戻し管109には電磁弁110を介装することで、吐出ガス102中の油103が空になったら、閉じるようにしている。
そして、このような場合には、油貯留部26に溜まっていた油を供給するようにすればよい。このため、ポンプ給油管107内には逆止弁111を設けて、これを制御している。
この逆止弁の機構を図4に示す。
図4に示すように、逆止弁130は、他端がポンプ27に連通する油吸入管107の端部近傍に設けられ、管107の軸方向に移動自在の平板状の板状弁131と、該板状弁131を支持する弁座132と、前記板状弁131の移動を規制する規制部133とから構成されている。前記板状弁131は、その平面図を示す図5に示すように、中央部分が弁座132の突起状シール部132aと当接する閉塞部131aと、該閉塞部131aの周囲に配置され、油を通過させる通孔131bとからなり、油分離装置104からの油量が多く、潤滑油103が油戻し管106から供給され、該潤滑油103の流れが図中A方向(図中下向き)の場合には、板状弁131が弁座132側に当接され、吸入室137からの潤滑油を吸い込むことはない。一方、油戻し管106からの潤滑油103の供給が停止され、潤滑油103がポンプ27により吸い上げられるような油流れが図中B方向(図中上向き)の場合には、板状弁131が弁座132から離れ浮上し、油は通孔131bを介して流れ、吸入されるようにしている。
また、規制部133は弁131の浮上を規制するものであり、例えばEリング等を用いており、管107に設けた切欠部134に嵌め込まれている。また、弁座132は規制部材133と所定間隔で板状弁131を支えるように、管107の所定位置に設けた位置決め段差部135で弁座132を係止している。そして、弁座132のスカート部132bを管107に螺合する押え金136で押えている。なお、油の流れが止まると弁131は自由落下し、閉塞状態となる。
このように、この逆止弁130を用いることにより、油分離装置104からの潤滑油103が流入する場合には、油の貯留部28からの流れを規制するようにしている。
図4に示した前記逆止弁130は管107の端部に設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図6に示すように、管107の途中に設けるようにしてもよい。この場合には、押え金136は管の途中で弁座132を押えるようにしている。
本発明によるガス圧縮ユニットの他の実施例について図7を用いて説明する。
実施例1にかかる図2に示すスクロール型圧縮機101Aは縦型のものであったが、本実施例は横置きスクロール型圧縮機を用いている。
なお、図2の圧縮機と同一部材については同一符号を付してその説明は省略する。
本実施例にかかる横置きスクロール型圧縮機101Bは、吸入管7が上方に位置するように縦型のものを横置き配置としている。また、油の貯留部28は外部に設け、ハウジング2内と連通する油タンク141を用いており、図1に示す油分離装置104からの油戻し管106はこの油タンク141内に設けられた油吸入管142に連結されている。
そして、油吸入管142はハウジング2内の潤滑油ポンプ27に連通され、油を供給するようにしている。
前記構成において、前記電動モータ5の低速運転時においては、油分離装置104からの油103は油を貯留するタンク141ではなく、潤滑油ポンプ27に連通する油吸入管142内に直接給油することができるので、油切れがなくなり、圧縮機の性能が低下することがない。
以上のように、本発明にかかるガス圧縮ユニットは、前記圧縮機内の電動モータの低速運転時においては、油分離装置からの油を、潤滑油ポンプに連通する油吸入管内に直接給油することができるので、油切れがなくなり、圧縮機の性能が低下することがなく、インバータ制御等により広範囲にわたる運転回転数で使用されるスクロール圧縮機の潤滑に用いて適している。
実施例1にかかるガス圧縮ユニットの概略図である。 実施例1にかかる圧縮機の概略図である。 同スクロール型圧縮機のスクロール型圧縮機構における、固定スクロールと旋回スクロールとの噛み合い状態を示す断面図である。 実施例1にかかる逆止弁の概略図である。 その弁の平面図である。 実施例1にかかる他の逆止弁の概略図である。 実施例2にかかる圧縮機の概略図である。
符号の説明
4 圧縮機構
5 電動モータ
9 固定スクロール
11 旋回スクロール
27 潤滑油ポンプ
101A 縦置きスクロール型圧縮機
101B 横置きスクロール型圧縮機
102 高圧・高温ガス
103 潤滑油
104 油分離装置
105 ポンプ吸入管
106 油戻し管
107 給油管

Claims (3)

  1. 固定スクロールと旋回スクロールとを噛み合わせることによってガスを圧縮する密閉空間が形成される圧縮機構と、前記圧縮機構を駆動する電動モータ室と、前記電動モータ室内に溜まった油を前記圧縮機構内に供給する潤滑油ポンプとを密閉ハウジング内に備えた縦置きスクロール型圧縮機をその系統内に有するガス圧縮ユニットにおいて、
    前記スクロール型圧縮機から吐出される高圧・高温ガスと共に吐出された油を分離する油分離装置と、
    該分離された油を前記潤滑油ポンプのポンプ吸入管内に供給する油戻し管とを備えてなることを特徴とするガス圧縮ユニット。
  2. 固定スクロールと旋回スクロールとを噛み合わせることによってガスを圧縮する密閉空間が形成される圧縮機構と、前記圧縮機構を駆動する電動モータ室と、前記電動モータ室内に溜まった油を前記圧縮機構内に供給する潤滑油ポンプとを密閉ハウジング内に備えた横置きスクロール型圧縮機をその系統内に有するガス圧縮ユニットにおいて、
    前記スクロール型圧縮機から吐出される高圧・高温ガスと共に吐出された油を分離する油分離装置と、
    該分離された油を貯蔵する油タンクと、該油タンク内に設けられ、前記潤滑油ポンプに連通するポンプ吸入管内に、前記分離された油を供給する油戻し管とを備えてなることを特徴とするガス圧縮ユニット。
  3. 請求項1又は2において、
    前記ポンプ吸入管の端部または管内に逆止弁を設けてなることを特徴とするガス圧縮ユニット。
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