JP2005240405A - 錠前の二重施錠機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】 錠ケース内に、デッドボルトとラッチをそれぞれ施錠する二重施錠機構を合理的に設けること。
【解決手段】 錠ケース5内に、駆動源6の駆動力又は人為的な操作力により施・解錠方向に回転するダルマ8と、このダルマが駆動すると、デッドストッパー9を施錠又は解除方向へ回動させるデッド用施・解錠手段10と、デッドボルト11が進退動すると、該デッドボルトに連動してラッチ12を施錠又は解除するラッチストッパー14及び該ラッチストッパー用バネ15を備えたラッチ用施・解錠手段13とをそれぞれ配設したことを特徴とする錠前の二重施錠機構。
【選択図】 図1
Description
(2)請求項2及び請求項3に記載の発明は、部品点数の削減化や構成部材の形態のシンプル化を図ることができるので、組合せ作業の効率化に貢献できる。
(3)請求項4に記載の発明は、各部材を合理的に組合せ、錠ケースの内部空間を有効的に活用することができる。
まず図1を参照にして錠前の二重施錠機構Zの実施の環境と主要部材について簡単に説明する。Xは開閉扉1の中に収められる彫り込み型又は扉の内壁面に固定的に取り付けられる錠前である。一方、Yは戸枠2に固定的に取り付けられた受け金具である。受け金具Yには、上下方向に単数又は複数個の係合孔3a.3bが設けられ、これら上下の係合孔3a.3bには、デッドボルト11並びにラッチ12が係脱する。本実施例では、デッドボルト11は上方の係合孔3aに、一方、ラッチ12は下方の係合孔3bに係脱する。
図1を参照にして開閉扉1に取り付けられた錠ケース5について説明する。錠ケース5は、ケース身5aと、このケース身の一側面開口部を閉鎖するケース蓋5bとから成る。この図1では主に本発明の特定要件に必要な構成部材を示しているから、錠ケース5に形成した軸孔、取付け孔、案内部、嵌合孔を有する受け座等は省略している。
図2に駆動源6と、該駆動源の駆動力により作動する歯車伝達機構7とを示す。駆動源6は、図示しないプリント基板ない制御手段と電気的に接続し、錠ケース5内の上方に縦方向に配設されている。図2を基準にすると、錠箱5の左上に固定的に設けられ、その出力軸19は下方を指向している。駆動源6の一例としては、マイクロモータ等の電動機が用いられている。
錠ケース5に内装されたダルマ8(デッドカム)は、錠ケース5の受け座の嵌合孔に回動自在に設けられている。公知のようにダルマ8は人為的(キー又はサムターンの操作)な操作力によって回動し、デッドボルト11の出入りを制御する。そのためにダルマ8は、図2で示すように受け座に嵌合するドラム形状の嵌合部8aと、この嵌合部の周壁の中央部から半径方向に延伸する駆動腕8bとを有する。ま、ダルマ8は、その同芯軸方向に駆動源6の駆動力で歯車伝達機構22の間欠歯車21が回転した時に噛合する反面、人為的(キー又はサムターンの操作)な操作力で回動した場合には前記間欠歯車21とは噛合しない(ダルマ8のみが単独で回転する)セレクトギア8cを有している。
図3にデッドストッパー9を施錠又は解除方向へ回動させるデッド用施・解錠手段10を示す。デッド用施・解錠手段10は、例えばダルマ8と、デッドストッパー9用押し下げ部材31と、この押し下げ部材31の基部をダルマ8の駆動腕8bに軸支する枢支ピン32と、前記押し下げ部材31の長杆部31aに巻装されたコイルバネ33とから構成されている。
デッドボルト11は、ダルマ8の下方に配設され、錠ケース5の案内部等を介して進退動可能に設けられている。図5を参照にしてデッドボルト11の構成を説明する。41はフロント16の前側開口17に案内されるブロック状係合頭部で、この係合頭部41の側壁は正方形又は長方形をしている。42は係合頭部41の後端部の一側から水平状態に延びた胴部で、この胴部42の略中央部下方の段差状部分は、前述したデッドストッパー9の先端部との関係では、第1係合部43と成っている。胴部42の一部を断面にすると、コ字型形状となる。
ラッチ用施・解錠手段13は、デッドボルト11が進退動すると、該デッドボルト11に連動してラッチ12を施錠又は解除するラッチストッパー14を備えている。ラッチストッパー14は、本実施例では第2固定支軸37に軸支され、かつ、該第2の固定支軸37に中央部が巻装されたラッチストッパー用バネ15のバネ力により係止(施錠)方向へ回転し、又は該バネ15のバネ力に抗して係止解除(解錠)の方向へと回転する。
図8を参照にしてラッチ12を説明する。ラッチ12は反転ラッチに限定されないが、例え受け金具Yに係脱するラッチ本体65、ラッチ本体65を軸支する垂直軸66、ラッチ本体65用受け66、この受け66を内部に有するバネ端等の装着枠部分67、この装着枠部分67に先端部が固定的に入り込むラッチ軸64、このラッチ軸64に巻装されたラッチバネ68を備えている。ラッチストッパー14のラッチ係合部52は、ラッチ本体65或いはバネ端等の装着枠部分67に係脱可能である。なお、ラッチバネ68の一端部68aは装着枠部分67に支持され、一方、他端部68bは枠状支持片60の垂直壁部60bに添設したラッチバネ受け69に支持されている。
図1で示すように、デッドボルト11の後端部の第2係合部45がラッチストッパー14の係合突起51の指当てに相当する部分51aに当たると、ラッチストッパー14は第2固定支軸37を支点にしてバネ15のバネ力に抗して反時計方向に回転する。したがって、ラッチストッパー14のラッチ係合部52はラッチ本体65から離れる(解錠)。
Claims (4)
- 錠ケース5内に、駆動源6の駆動力又は人為的な操作力により施・解錠方向に回転するダルマ8と、このダルマが駆動すると、デッドストッパー9を施錠又は解除方向へ回動させるデッド用施・解錠手段10と、デッドボルト11が進退動すると、該デッドボルトに連動してラッチ12を施錠又は解除するラッチストッパー14及び該ラッチストッパー用バネ15を備えたラッチ用施・解錠手段13とをそれぞれ配設したことを特徴とする錠前の二重施錠機構。
- 請求項1に於いて、デッドボルト11には、デッドストッパー用第1係合部43と、ラッチストッパー用第2係合部45とがそれぞれ形成されていることを特徴とする錠前の二重施錠機構。
- 請求項1又は請求項2に於いて、ラッチストッパー14は、固定支軸に軸支され、デッドボルトが進出するとラッチストッパー用バネ15のバネ力により係止方向へ回転し、一方、デッドボルトの後退に伴いその突出係合部が直にデッドボルトの第2係合部45に押されると、前記バネ15のバネ力に抗して係止解除の方向へと回転することを特徴とする錠前の二重施錠機構。
- 請求項1に於いて、縦長の錠ケース内に、上方から縦方向の駆動源、該駆動源の駆動力により作動する歯車伝達機構、該歯車伝達機構により駆動するダルマ、ダルマの駆動力により作動するデッド用施・解錠手段、該デッド用施・解錠手段により係止解除又は係止されるデッドボルト、該デッドボルトに進退動に連動してラッチを施錠又は解除するラッチ用施・解錠手段を、それぞれ作動可能に関連付けながら配設したことを特徴とする錠前の二重施錠機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004051022A JP2005240405A (ja) | 2004-02-26 | 2004-02-26 | 錠前の二重施錠機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004051022A JP2005240405A (ja) | 2004-02-26 | 2004-02-26 | 錠前の二重施錠機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005240405A true JP2005240405A (ja) | 2005-09-08 |
Family
ID=35022425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004051022A Pending JP2005240405A (ja) | 2004-02-26 | 2004-02-26 | 錠前の二重施錠機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005240405A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009084873A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Sogo Keibi Hosho Co Ltd | 錠前装置および施解錠方法 |
JP2009121080A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Alpha Corp | 扉装置 |
-
2004
- 2004-02-26 JP JP2004051022A patent/JP2005240405A/ja active Pending
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JP2009121080A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Alpha Corp | 扉装置 |
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