JP2008184821A - 錠装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】錠装置に関し、不正破壊操作に対する耐性を高くすることを目的とする。
【解決手段】錠ケース1に装着されて施解錠位置間をスライド操作され、施錠位置において相手側ストライク2の係止孔3に挿入するデッドボルト5と、
デッドボルト5に揺動自在に連結され、デッドボルト5が施錠位置にあるときに係止孔周壁4に係止し、デッドボルト5の解錠位置側への移動に伴って係止孔周壁4との係止を解除する係止爪6を一端に備えた鎌部材7とを有し、
前記鎌部材7には、錠ケース1に形成され、デッドボルト5の進退方向に平行な係止面8に係止して係止爪6の係止解除位置側への移動を規制する係止フック部9が設けられる錠装置
【選択図】 図2
【解決手段】錠ケース1に装着されて施解錠位置間をスライド操作され、施錠位置において相手側ストライク2の係止孔3に挿入するデッドボルト5と、
デッドボルト5に揺動自在に連結され、デッドボルト5が施錠位置にあるときに係止孔周壁4に係止し、デッドボルト5の解錠位置側への移動に伴って係止孔周壁4との係止を解除する係止爪6を一端に備えた鎌部材7とを有し、
前記鎌部材7には、錠ケース1に形成され、デッドボルト5の進退方向に平行な係止面8に係止して係止爪6の係止解除位置側への移動を規制する係止フック部9が設けられる錠装置
【選択図】 図2
Description
本発明は錠装置に関するものである。
デッドボルト先端に鎌部材を連結した錠装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、鎌部材は鎌状突起部(係止爪)と跳ね上げ突片とを備えてデッドボルトに回転自在に連結される。デッドボルトが錠ケースからストライクの受け穴(係止孔)に進入した施錠状態において、係止爪は係止孔周壁に係止し、跳ね上げ突片は、錠ケースの前面板に当接して係止爪の係止状態を維持する。
特開2006-274644号公報
しかし上述した従来例は、跳ね上げ突片の先端部の前方への移動を錠ケースにより規制して係止爪を係止位置に保持するために、以下の問題がある。すなわち、ストライク側に不正な変形操作が加えられて係止爪を係止解除する方向の回転力が鎌部材に与えられると、跳ね上げ突片の先端には錠ケースの前面板を押し付ける力が発生する。
鎌部材はデッドボルトに軸支されているために、前面板からの反力は、鎌部材を介してデッドボルトに伝達され、デッドボルトには解錠操作方向の力が発生し、この結果、錠装置が破壊されるおそれがある。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、不正破壊操作に対する耐性の高い錠装置の提供を目的とする。
錠装置は錠ケース1にデッドボルト5を装着して形成され、適宜の操作手段により先端が相手側ストライク2の係止孔3に挿入する施錠位置と、係止孔3から退出する解錠位置との間をスライド操作される。施錠位置においてデッドボルト5は相手側部材の錠装置に対する移動軌跡を閉塞して相対移動を規制する。
デッドボルト5に揺動自在に軸支される鎌部材7は、デッドボルト5が施錠位置にあるときに係止爪6がストライク2の係止孔3の周縁に係止し、ストライク2側に不正な変形操作が加えられた際のデッドボルト5の係止孔3からの脱離を規制する。
係止爪6は、鎌部材7に形成される係止フック部9を錠ケース1側の係止面8に係止させて係止解除方向への移動が規制され、係止爪6に対して係止解除方向の力が加えられると、係止面8に反力が発生する。図2に示すように、係止面8がデッドボルト5の進退方向にほぼ平行な面により形成される本発明において、係止面8からの反力にはデッドボルト5の移動方向への分力が発生せず、また、発生しても大きさが小さいために、ストライク2側に不正な変形操作が加えらても、これによってデッドボルト5に解錠方向への操作力が加えられることがない。
本発明によれば、ストライクへの不正破壊操作が行われても、デッドボルトに大きな解錠操作力が負荷されないために、不正破壊操作に対する耐性を高めることができる。
図1、2に電気錠として構成された本発明の実施の形態を示す。電気錠は、錠ケース1内に駆動ユニット15により駆動されるデッドボルト5を収容して形成され、ドア体に固定して使用される。錠ケース1は、周縁に立ち上がり片を立ち上げたトレイ状部材1aに蓋をして中空ボックス形状に形成されるが、図1以下においては蓋を取り除いた状態を示す。
駆動ユニット15は、ユニットケース15a内に図外のモータ、歯車列等を収容して形成され、ユニットケース15aから引き出されるリード線からの制御信号により駆動制御される。駆動ユニット15内で生成された動力は、駆動ユニット15の出力軸15bに出力され、出力軸15bに連結されたピニオンホイール16を回転させる。ピニオンホイール16の回転は、両端にラック歯車17aを備えた伝達杆17を介してデッド駆動カム18に伝達される。デッド駆動カム18は、駆動ユニット15の施解錠動作に伴ってほぼ90°回転駆動され、図1に示す解錠位置と、図2に示すように、先端が前方(本明細書において施錠動作時にデッドボルト5が移動する方向を「前方」とし、図1に示す姿勢を基準に「上下」を定義する。)に飛び出した施錠位置との間で駆動する。
また、ドア体に固定されるシリンダ錠、あるいはサムターン装置によりデッドボルト5を駆動するために、デッド駆動カム18の回転中心部には、シリンダ錠等の回転軸部材(図示せず)を嵌合するための嵌合孔18aが形成される。
上記デッド駆動カム18にはリンク杆19が連結され、リンク杆19の一端部が、支持部品20を使用して回転自在に立設された支柱21に側方から摺動自在に貫通する。リンク杆19には一端が支柱21に、他端がリンク杆19に形成されるストッパフランジ19aに押さえ付けられた圧縮スプリング22が巻装されており、デッド駆動カム18を施解錠いずれかのストローク終端位置に節度停止させる。
図3に示すように、上記デッドボルト5は、板材をコ字形状に折り曲げて形成され、後端部に施錠動作用突部5aと解錠動作用突部5bとが設けられる。図1に示す解錠位置においてデッド駆動カム18が反時計回りに駆動されると、デッド駆動カム18の作動突部18bは施錠動作用突部5aを前方に押し出し、デッドボルト5が施錠位置に移動する。また、図2に示す施錠位置からデッド駆動カム18が時計回りに回転駆動されると、作動突部12は解錠動作用突部5bに干渉してデッドボルト5を解錠位置にスライド移動させる。
また、デッドボルト5の後端部には施錠保持段部5cが形成され、施錠位置において施錠ストッパ26のストッパ杆23が係止する。図1、4に示すように、施錠ストッパ26は枢軸26a周りに揺動自在であり、デッドボルト5が施錠位置に達すると、トーションスプリング23aによる反時計回りの付勢力によってストッパ杆23が施錠保持段部5cに係止し、以後、デッドボルト5の後方、すなわち解錠位置側への移動を規制する。
図4に示すように、上記デッドボルト5を円滑にスライドさせ、作動時の異音発生等を防止するために、錠ケース1には合成樹脂製のガイド部材14が固定される。ガイド部材14はデッドボルト5の側壁が摺接するガイド面14aを有して断面コ字形状に形成される。ガイド部材14は、図示したものとほぼ同形のものが対になって矩形筒形状をなし、デッドボルト5の側壁全体を囲むが、図4においては一方のガイド部材14のみが図示されている。
また、ガイド部材14には、上述した施錠ストッパ26のストッパ杆23の揺動域を確保するための円弧状長孔14bと、デッドボルト5の支軸5dとの干渉を防止するための凹溝14cが形成される。
上記デッドボルト5には、鎌部材7が支軸5d周りに揺動自在に軸支される。図3に示すように、鎌部材7は複数枚(この実施の形態においては2枚)の鋼板を重ね合わせて固定して形成される。図において24は、鋼板を接合するためのリベットを示す。
鎌部材7は、デッドボルト5への取付部7aの前後端に係止爪6と作動突部12とを突設して形成され、図1に示すようにデッドボルト5がの解錠位置にあるときの格納回転姿勢と、図2に示す係止回転位置との間を揺動する。
以下、デッドボルト5の進退動作と鎌部材7の揺動動作の関係を説明する。まず、デッドボルト5が解錠位置にあるときに係止爪6をデッドボルト5内に格納して施錠動作時の係止爪6のストライク2との衝接を防止するために錠ケース1には、鎌部材7の作動突部12に干渉する干渉部13が形成される。この実施の形態において、干渉部13は上述した支柱21の支持部品20に一体に形成される。
図5(a)に示すように、干渉部13はデッドボルト5が施錠位置の直前に至るまで鎌部材7を格納回転姿勢に保持する長さを有して形成され、上記ガイド部材14には、その直後に作動突部12の前端に形成されるカム面11が当接する係止フック部9が形成される。係止部25は、合成樹脂製で、錠ケース1の立ち上がり片1bの後面から後方に延び、下面を水平面からなる係止面8とし、後端部に上記作動突部12との当接突部10が突設される。
作動突部12のカム面11が当接突部10に当接した後、さらにデッドボルト5が施錠位置側に駆動されると、鎌部材7には、図5(a)において反時計回り、すなわち、係止回転位置側に回転し、図5(b)に示すように、カム面11の上端部に形成される段差状の係止フック部9が係止面8に係止する。この際、係止部25に作動突部12が当接しても、係止部25は合成樹脂により形成されるために、金属音が発生しない。
図2に示すように、この状態で鎌部材7の係止爪6はストライク2の係止孔周壁4に係止し、以後、ストライク2がデッドボルト5脱離方向、すなわち、図2において左側への移動を規制する。係止爪6の係止状態において、ストライク2に当該方向への不正な力が加えられた場合には、図5(b)に示すように、鎌部材7には時計回りの回転力が付与され、係止面8に発生する反力により係止回転位置を維持する。
係止面8はデッドボルト5の進退方向に平行な水平面により形成され、係止フック部9はこれにほぼ面当たりするために、係止面8、および係止フック部9に発生する反力は鉛直方向を向き、水平成分を含まないために、鎌部材7、およびデッドボルト5に解錠位置側への駆動力が発生しない。この結果、施錠ストッパ26への過大負荷が発生することなく、ストライク2に対する不正破壊操作に対する耐力が高くなる。
また、係止フック部9は水平な係止面8に係止して係止回転位置を維持するために、デッドボルト5の施錠位置が前後にばらついても、鎌部材7の揺動角は変化しない。デッドボルト5の施錠位置は、各部の誤差集積によるばらつきを伴い、例えば、上述した従来例においては、デッドボルト5の施錠位置のばらつきによる鎌部材7の回転姿勢の変化を避けることはできない。
回転位置における鎌部材7の揺動角の変化によって係止爪6がストライク2に対して傾いた姿勢で係止すると、係止寸法が過小になったり、あるいは係止爪6上での係止孔周壁4の滑りによりデッドボルト5の脱落が促進されるおそれがある。
この点、上記実施の形態においては、デッドボルト5の施錠位置のばらつきによる係止爪6の係止状態の変化が発生せず、確実な係止動作が期待できる。
上述した施錠位置からデッドボルト5を解錠位置側に移動させると、まず、鎌部材7の作動突部12が、支持部品20の干渉部13に当接する。そして、さらにデッドボルト5を移動させると、当接した干渉部13により鎌部材7に時計回りの回転力が付与されて、鎌部材7がデッドボルト5内に格納される。したがって、解錠動作時に係止孔周壁4に係止爪6が衝接することなく、デッドボルト5を解錠位置に移動させることができる。
1 錠ケース
2 ストライク
3 係止孔
4 係止孔周壁
5 デッドボルト
6 係止爪
7 鎌部材
8 係止面
9 係止フック部
10 始端面
11 カム面
12 作動突部
13 干渉部
14 ガイド部材
2 ストライク
3 係止孔
4 係止孔周壁
5 デッドボルト
6 係止爪
7 鎌部材
8 係止面
9 係止フック部
10 始端面
11 カム面
12 作動突部
13 干渉部
14 ガイド部材
Claims (4)
- 錠ケースに装着されて施解錠位置間をスライド操作され、施錠位置において相手側ストライクの係止孔に挿入するデッドボルトと、
デッドボルトに揺動自在に連結され、デッドボルトが施錠位置にあるときに係止孔周壁に係止し、デッドボルトの解錠位置側への移動に伴って係止孔周壁との係止を解除する係止爪を一端に備えた鎌部材とを有し、
前記鎌部材には、錠ケースに形成され、デッドボルトの進退方向に平行な係止面に係止して係止爪の係止解除位置側への移動を規制する係止フック部が設けられる錠装置。 - 前記係止フック部は、デッドボルトの施錠位置側への移動に際して前記錠ケース側の係止面の始端面に衝接して鎌部材に回転モーメントを付与し、係止爪を係止孔周壁との係止位置側に移動させるカム面を備えた作動突部に形成される請求項1記載の錠装置。
- 前記係止フック部は、デッドボルトの解錠位置側への移動に際して前記錠ケースに形成された干渉部に衝接して鎌部材に回転モーメントを付与し、係止爪を係止孔周壁との係止解錠位置側に移動させる作動突部に形成される請求項1記載の錠装置。
- 前記係止面は、錠ケースに固定されて前記デッドボルトの動作方向をガイドする合成樹脂製のガイド部材に一体形成される請求項1、2または3記載の錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007019759A JP2008184821A (ja) | 2007-01-30 | 2007-01-30 | 錠装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101433092B1 (ko) * | 2012-11-20 | 2014-08-25 | 주식회사 아이레보 | 헤드락킹 도어락 |
WO2022114387A1 (ko) * | 2020-11-24 | 2022-06-02 | 아사아블로이코리아 주식회사 | 지문 인증 방식의 도어 락 장치 |
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2007
- 2007-01-30 JP JP2007019759A patent/JP2008184821A/ja active Pending
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