JP2005240161A - リング状線材の加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【要 約】
【課 題】 線材熱処理ラインに適用して、迅速にかつ均一に所定の加熱温度に加熱することが可能なリング状線材の加熱装置を提供する。
【解決手段】 搬送コンベアの面上で、発生する磁界方向と移送方向のなす角が移送方向に沿って連続して変化する誘導コイルを少なくとも二つ有し、少なくとも二つの誘導コイルはそれぞれ、リング状線材の移送幅方向縁にて発生する磁界方向が移送方向と略同一、リング状線材の移送幅方向縁から移送幅方向へ測った距離が移送幅の半分〜移送幅である位置にて発生する磁界方向が移送幅方向となるように、リング状線材の移送幅方向一側と他側に配置されてなる加熱装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、線材熱処理ラインに適用して、迅速に且つ均一に所定の加熱温度に再加熱することができるリング状線材の加熱装置に関する。
鋼線材は、熱間圧延等により所定の径に加工された後、一般に巻取装置により図9(a)、(b)に示す如くリング状に巻き取られ、この形状のまま搬送コンベアにより集束装置の設置位置に搬送され、図10(a)に示す如くコイル状に集束されて製造されている。図10(a)中、符号Dは、集束装置により集束されたコイル状線材Mのコイル径を示し、符号dは、線材の直径を示す。
このような過程で製造される熱間圧延線材は、一般に、仕上圧延機により所定の仕上温度範囲内、減面率で仕上圧延され、その後水冷帯で所定温度に冷却され、引き続き、搬送コンベア上において所定の熱処理を受ける。例えば、搬送コンベア上においてリング状に巻き取られた線材には、放冷もしくは衝風、或いは冷却水により冷却する熱処理や、搬送コンベアを保熱カバーで覆って冷却速度を遅くする熱処理が施されている。
このような熱処理を施された鋼線材の冷間加工性は、例えば、高圧縮率で冷間加工される部品に対しては必ずしも十分なものではなく、例えば、冷間鍛造性に優れる線材とするには、その後、線材圧延ラインと別設されたオフライン熱処理設備においてコイル状線材Mに対して炭化物の球状化焼鈍または軟化焼鈍を行って製造されていた。このため、効率が悪く、冷間鍛造性に優れた線材を効率的に製造できる線材熱処理ラインが必要とされていた。
ところで、冷間鍛造性に優れた線材を線材圧延ラインで製造するには、仕上圧延され、その後、水冷帯で所定温度にまで冷却されたリング状線材をインラインで所定の加熱温度に加熱し、所定の加熱温度に到達させてから緩冷却することが有効である。これを実現するのには、迅速に且つ均一に所定の加熱温度に加熱することができるリング状線材の加熱装置と加熱方法が必要である。
ここで、搬送コンベア上を搬送されるリング状線材の形状について説明する。巻取装置により巻き取られた線材形状は、代表例を図9(a)に例示した如く、巻取装置が線材1を1巻する毎に線材の位置が移送方向に所定量だけずれることにより形成される。例えば、巻取装置の最初の2巻では、図9(b)に示す如く、1巻目においてL〜Lの線材により、LとL間が移送方向に所定量だけずれたリングが形成され、2巻目においてL〜Lの線材により、LとL間が移送方向にずれているリングが形成される。図9(b)中、符号P1、、は、移送方向にずれているリング同士が交差し、重なっている部分である。
このように巻取装置により巻き取られた線材を、以下、リング状線材Lともいうが、リング状線材Lは、搬送コンベア上を搬送されているうえに、上述したとおり、リング同士が重なっている部分を有しているので、均一に且つ迅速に加熱することが困難である。
これに対して熱処理の自由度を格段に拡大させた熱処理ラインが特許文献1に示されている。特許文献1に記載の熱間圧延線材の熱処理ラインは、電気ヒータやラジアントチューブなどを有する保熱カバーで搬送コンベアを覆うことにより、リング状線材Lの冷却速度を遅くできるように構成されている。
特開2000−345244号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の線材の熱処理ラインは、リング状線材Lを所定の加熱温度に加熱しようとすると、電気ヒータやラジアントチューブなどを有する保熱カバーを用いているから、加熱温度に到達するまでに長時間かかるという問題があった。
また、特許文献1に記載の線材の熱処理ラインは、電気ヒータやラジアントチューブなどを有する保熱カバーを用いているため、リング同士が重なっている部分を有するリング状線材Lを短時間に且つ均一に所定の加熱温度に加熱するのが困難であるという欠点があった。
また、特許文献1に記載の線材の熱処理ラインは、リング状線材Lを再加熱するに際し、所定の加熱温度に到達するまでに時間がかかり、加熱時間に見合った長さの搬送コンベアが必要となるため、ラインが長大となるという問題もあった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するものであり、線材熱処理ラインに適用して、迅速にかつ均一に所定の加熱温度に加熱することが可能なリング状線材の加熱装置およびその加熱方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、線材を急速に加熱することが可能な加熱装置として、図11(a)、(b)に示すようなソレノイド型誘導コイル5Cを配置した。しかし、この場合、リング状線材Lを均一に加熱することは困難であった。この場合の問題点について説明しておく。
ソレノイド型誘導コイル5Cは、そのコイル端S、Sが交流電源20に接続され、リング状線材Lの周囲に発生する磁界方向40と移送方向とのなす角度が0°となっている。この誘導コイルの発生する磁界方向40と金属線の軸方向を一致させて、金属線を配置した場合には、誘導電流(誘導電流は渦電流とも称され、この渦電流は、交番電流の周波数を適切とした場合、軸方向直角断面で見て、円周方向に流れる)が生起される。一方、適切な周波数の交番電流により磁界を発生させた場合でも、磁界方向40と金属線の軸方向のなす角が90°となるように、金属線を配置した際には、金属線に誘導電流が生起されない。
図11(a)中、D’は、リング状線材Lの移送幅を示し、符号41は、リング状線材Lの仮想中心線を示す。また、図12(a)は、リング状線材Lを加熱するときのソレノイド型誘導コイル5Cへの電力供給状態を示す説明図であり、図12(b)は、リング周方向単位長さ当たりの誘導電流量がリング周方向位置により変化することを示す模式図である。同図12(c)は、リング周方向位置を表す角度αの定義図である。
従って、ソレノイド型誘導コイル5Cを配置した加熱装置において、交番電流の周波数を適切としても、リング状線材Lの各リングは、リング周方向に沿ってその軸方向角度が移送方向に対して0〜90°と変化するから、図12(b)に示す如く、リング周方向位置に生起される誘導電流は不均一となってしまい、ソレノイド型誘導コイル5Cを配置した加熱装置では、均一に加熱することができないことがわかった。
このようにリング周方向単位長さ当たりの誘導電流量がリング周方向位置により周期的に変化する理由は、ソレノイド型誘導コイル5Cの発生する磁界方向40が移送方向に平行であることにより、加熱時、線材軸方向と磁界方向40のなす角が0°に近いリング部分、すなわち、図12(c)に示すリング周方向位置を表す角度α(α:リング周方向位置Qにおける外向き法線と移送方向とのなす角)が90°、270°…に近い部分には誘導電流が多く生起され、線材軸方向と磁界方向40のなす角度が90°であるリング部分、(すなわち、リング周方向位置を表す角度α=0、180°、360°…の部分には誘導電流が生起されないからである。
本発明者らは、以上の知見に基づき、リング状線材に対して発生させる磁界方向を複数方向とすることについて検討を行い、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
1.巻取装置によってリング状に巻き取られ、搬送コンベアにより搬送されるリング状線材を加熱するリング状線材の加熱装置であって、前記搬送コンベアの面上で発生する磁界方向と移送方向のなす角が移送幅方向に沿って連続して変化する誘導コイルを少なくとも二つ有し、該少なくとも二つの誘導コイルはそれぞれ、前記リング状線材の移送幅方向縁にて発生する磁界方向が移送方向と略同一に、前記リング状線材の移送幅方向縁から移送幅方向へ測った距離が移送幅の半分〜移送幅である位置にて発生する磁界方向が移送幅方向となるように、前記リング状線材の移送幅方向一側と他側に配置されてなることを特徴とするリング状熱間圧延線材の加熱装置。
2.前記誘導コイルは、前記搬送コンベアの上方および下方の面上でその導線が円弧を形成する円弧状誘導コイルとされ、かつ円弧を形成する上方および下方の導線の、前記リング状線材の移送幅方向中央部分に磁界を発生させる導線部分が前記リング状線材の移送幅方向に互いに重なるように、少なくとも二つの誘導コイルが移送方向に連設されていることを特徴とする上記1.に記載のリング状線材の加熱装置。
3.前記誘導コイルは、前記搬送コンベアの上方および下方の面上でその導線が円弧を形成する円弧状誘導コイルとされ、かつ円弧を形成する上方および下方の導線の、前記リング状線材の移送幅方向中央部分に磁界を発生させる導線部分が前記リング状線材の移送幅方向に互いに重なるように、少なくとも二つの誘導コイルが移送方向同一位置に配置されていることを特徴とする上記1.に記載のリング状線材の加熱装置。
本発明によれば、線材熱処理ラインにおいて、迅速にかつ均一に所定の加熱温度に加熱することができる。このため、本発明を適用した線材熱処理ラインにおいて、線材の炭化物の球状化焼鈍または軟化焼鈍を行うことができ、冷間鍛造性に優れた線材を効率よく製造することが可能である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
図1は、第1、第2実施の形態に係るリング状線材の加熱装置を適用した線材熱処理ラインの説明図であり、図2は、図1に示す線材熱処理ラインの要部を示す縦断面模式図である。また、図3、図4は、第1実施の形態に係るリング状線材の加熱装置を示す概略図である。
先ず、本発明を適用した線材熱処理ラインについて図を用いて説明する。
本発明を適用した線材熱処理ラインは、図1、図2において、符号を付した装置を使用するラインである。すなわち、仕上圧延機1、水冷帯2、巻取装置3、搬送装置としての搬送コンベア4、加熱装置5、集束装置6、およびトラバース装置7、トンネル型徐冷炉8、取り出し室9を使用する。
この線材熱処理ラインにおいては、仕上圧延機1で仕上圧延され、水冷帯2により所定の温度に水冷された熱間圧延線材を巻取装置3によりリング状に巻き取った後、リング状線材L(以下、リング状熱間圧延線材Lとも言う)を搬送コンベア4で搬送しつつ、加熱装置5により所定の加熱温度に加熱し、第1の集束装置6により集束してコイル状熱間圧延線材Mとする。引き続き、この線材熱処理ラインでは、コイル状熱間圧延線材Mを第1の集束装置6に連設したトンネル型徐冷炉8を通過させる。このようなライン構成とすることで、加熱装置5により所定の加熱温度に加熱されたコイル状熱間圧延線材を0.5℃/秒以下の冷却速度で徐冷できる。
仕上圧延機1は、供給された中間素材に所望の減面率、所定の温度範囲で仕上圧延を施して、水冷帯2に線材を送給可能に構成され、水冷帯2は、熱間圧延線材を水冷により効率よく冷却し、該鋼のAr1変態点以下の温度に冷却することができる。所定の温度に冷却された熱間圧延線材は、巻取装置3に送給される。巻取装置3は、所定の温度に冷却された熱間圧延線材を巻き取って、リング状熱間圧延線材Lとすることができる。
搬送コンベア4は、搬送ローラ4Aを有し、リング状熱間圧延線材Lを集束装置6まで搬送可能に構成されている。加熱装置5については後述する。また、トラバース装置7は、コイル状熱間圧延線材を集束装置6の位置からトンネル型徐冷炉8の入側位置へ搬送する、例えば、搬送台車などを有する装置とされている。トンネル型徐冷炉8は、入口、出口の遮蔽扉と、上、下の複数箇所に設置されたラジアントチューブと、回転可能な複数の循環ファンおよび複数の搬送ローラを有するものとすることができる。図1、図2中、符号M、M、M、M…Mは、各過程でのコイル状熱間圧延線材を示す。
ここで、符号4Aは、巻取装置3から集束装置6までの間に配置された搬送ローラを示す。リング状熱間圧延線材Lは、搬送ローラ4Aにより搬送されながら、加熱装置5により所定の加熱温度に再加熱される。
図3、図4を用いて、第1実施の形態に係るリング状熱間圧延線材の加熱装置(以下単に、加熱装置ともいう)について説明する。図3は、上述した線材熱処理ラインに適用して好適な加熱装置5を示す概略図であり、図4は、図3に示した加熱装置のX−X矢視図である。図3中、D’は、リング状熱間圧延線材Lの移送幅を示し、符号41は、リング状熱間圧延線材Lの仮想中心線を示す。図中、符号T、T、U、Uは、誘導コイル5A、5Bのコイル端を示す。また、図3中、符号42は、一側の円弧状誘導コイル5Aが発生する磁界方向を示し、同図3中、符号43は、他側の円弧状誘導コイル5Bが発生する磁界方向を示す。
但し、リング状熱間圧延線材Lの上方から見て、リング状熱間圧延線材Lの仮想中心線41を境に、コイル端T、Tが位置する方を一側、コイル端U、Uが位置する方を他側とする。一側の円弧状誘導コイル5Aは、コイル端T、Tを有し、他側の円弧状誘導コイル5Bは、コイル端U、Uを有する。
第1実施の形態に係る加熱装置は、図3、図4に示した如く、二つの円弧状誘導コイル5A、5Bを有し、二つの円弧状誘導コイル5A、5Bにより、リング状熱間圧延線材Lの上方および下方の面上で、リング状熱間圧延線材Lの移送方向にはその一部を、リング状熱間圧延線材Lの移送幅方向にはその全部を、移送幅方向中央部を重複して覆っている。上記の円弧状誘導コイル5Aは、リング状熱間圧延線材Lの移送幅方向一側に配置され、円弧状誘導コイル5Bは、リング状熱間圧延線材Lの移送幅方向他側に配置されている。なお、第1実施の形態に係る加熱装置の場合には、二つの円弧状誘導コイル5A、5Bがリング状熱間圧延線材Lの移送方向に隣接して配置されている。
ここで、二つの円弧状誘導コイル5A、5Bはそれぞれ、導線がリング状熱間圧延線材Lに対して上方の面上で、一方のコイル端側T、Uから円弧状に成形され、T、Uに到達する前に下方の面に向けて折り曲げて合口を有する上の円弧部分とされ、さらに、下方の面上で下の円弧部分が、上の円弧部分における成形方向と逆にして円弧状に成形されている。その際、図4に示す如く、上、下の円弧部分がリング状熱間圧延線材Lを挟んで対向するように成形されている。
従って、一側の円弧状誘導コイル5Aのコイル端T、Tを交流電源21に接続し、他側の円弧状誘導コイル5Bのコイル端U、Uを交流電源22に接続し、加熱時、二つの円弧状誘導コイル5A、5Bを使用状態とすることにより、上、下の円弧部分には、互いに逆向きの交番電流が流れる。この結果、図3に示す如く、この円弧状誘導コイル5A、5Bが搬送コンベアの面上に発生させる磁界方向42、43は導線軸方向に対して直角となる。よって磁界方向42、43と移送方向のなす角は、それぞれ移送方向に沿って連続して変化する。
また、第1実施の形態に係る加熱装置において、一側の円弧状誘導コイル5Aは、リング状熱間圧延線材Lの移送幅方向一側縁、すなわち、コイル端T、Tが位置している方のリング状熱間圧延線材Lの一側縁と対向する円弧部分の導線の発生する磁界方向42が移送方向と略同一(移送方向±30°以内)、かつリング状熱間圧延線材Lの移送幅方向一側縁から移送幅方向へ測った距離が移送幅D’の半分〜移送幅である位置と対向する円弧部分の導線の発生する磁界方向42が移送幅方向となるように配置されている。同様に、他側の環状誘導コイル5Bは、リング状熱間圧延線材Lの移送幅方向他側縁、すなわち、コイル端U、Uが位置している方のリング状熱間圧延線材Lの他側縁と対向する円弧部分の導線の発生する磁界方向43が移送方向と略同一(移送方向±30°以内)、かつリング状熱間圧延線材Lの移送幅方向他側縁から移送幅方向へ測った距離が移送幅D’の半分を超える位置と対向する円弧部分の導線の発生する磁界方向43が移送幅方向となるように配置されている。
このように二つの円弧状誘導コイル5A、5Bをリング状熱間圧延線材Lの移送幅方向一側と他側に配置することにより、第1実施の形態に係る加熱装置においては、二つの円弧状誘導コイル5A、5Bにより、リング状熱間圧延線材Lの上方および下方の面上で、リング状熱間圧延線材Lの移送方向にはその一部を、リング状熱間圧延線材Lの移送幅方向には、その全部を、移送幅方向中央部を重複して覆っている。この場合、二つの円弧状誘導コイル5A、5Bの発生する磁界方向が移送方向に対して45°〜90°である円弧部分により、リング状熱間圧延線材Lの移送幅方向中央部が移送方向に対して重複して覆われている。
なお、上述した第1実施の形態に係る加熱装置において、二つの円弧状誘導コイル5A、5Bを移送方向に隣接して配置したが、リング状熱間圧延線材Lの移送方向に配置する円弧状誘導コイル数は、二つの円弧状誘導コイル5A、5Bを一組として、必要な加熱能力(加熱温度、加熱速度、線材の材質、線材の直径d、コイル径D等)により、適宜な組数だけ、移送方向に隣接して配置することができる。
また、一組の円弧状誘導コイル5A、5Bに供給する電力も必要な加熱能力に応じて、適宜決めることができる。但し、線材の直径d=2.5〜19.0mmの鋼線材を効率よく所定の加熱温度に再加熱するためには、一組の環状誘導コイル5A、5Bに供給する電流の周波数を10〜200kHzとするのが好ましい。
上述した加熱装置の作用について、図5を用いて説明する。
図5(a)は、図3、図4に示した第1実施の形態に係る加熱装置への電力供給方法を説明するグラフである。また、図5(b)は、図3、図4に示した加熱装置の作用の説明図である。同図5(c)は、同図(b)に用いたリング周方向位置を表す角度αの定義図である。
第1実施の形態に係る加熱装置を用いた場合、リング状熱間圧延線材Lを所定の加熱温度に再加熱するに当たり、図5(a)に示す如く、二つの誘導コイル5A、5Bを使用状態とし、二つの誘導コイル5A、5Bの隣接配置位置に順次搬送し、二つの誘導コイル5A、5Bが発生する磁界方向に対応した誘導電流をリング状熱間圧延線材Lに生起せしめ、リング状熱間圧延線材Lを誘導加熱する。
その際、線材軸方向と移送方向のなす角が0°である、リング状熱間圧延線材Lの移送幅方向縁には、移送方向の磁界方向に対応した誘導電流が二つの円弧状誘導コイル5A、5Bのどちらか一方により2回生起される(図3参照)。また、移送幅方向中央に行くに従い、リング状線材Lの軸方向は移送方向から移送幅方向へと連続的に変化するが、二つの円弧状誘導コイル5A、5Bはそれぞれ、搬送コンベアの上下面で円弧を形成するように導線が配置されており、したがって、これら誘導コイル5A、5Bが発生させる磁界方向も搬送コンベアの面上で連続的に変化し、移送幅方向縁から移送幅方向へ測った距離が移送幅方向の半分〜移送幅である位置で移送幅方向と同一となる。
よって、リング状線材Lのそれぞれの移送幅方向位置において、線材の軸方向に近い方向の磁界が二つの誘導コイル5A、5Bのどちらか一方もしくは両方により生起される。このため、二つの円弧状誘導コイル5A、5Bの組数を適宜とし、それらに投入する電力量を適宜とすることにより、ソレノイド型誘導コイル5Cを配置した加熱装置に比べて、リング状熱間圧延線材Lを、全搬送幅方向にわたりより均一にかつ急速に所定の加熱温度に加熱することができる。
なお、図5(b)には、第1実施の形態に係る加熱装置によりリング状線材Lのリング周方向位置に生起される、リング周方向単位長さ当たりの誘導電流量の分布を模式的に示した。実線(イ)は、一方側の誘導コイル5Aによって生起されるリング周方向単位長さ当たりの誘導電流量を示し、破線(ロ)は、他方側の誘導コイル5Bによって生起されるリング周方向単位長さ当たりの誘導電流量を示す。2点鎖線(ハ)は、2つの誘導コイル5A、5Bによりそれぞれ生起された誘導電流の加熱装置全長で受けた合計量を示す。
第1実施の形態に係るリング状熱間圧延線材の加熱装置によれば、誘導電流によりリング状熱間圧延線材Lを急速にかつ均一に再加熱することができ、従来のラジアントチューブあるいは電気ヒータなどを用いた間接加熱方式の加熱装置に比べて、短時間で所定の加熱温度に加熱することができるから、線材熱処理ライン長を短縮することができる。
次いで、第2実施の形態に係るリング状熱間圧延線材の加熱装置について、図6、図7を用いて説明する。
第2実施の形態に係るリング状線材の加熱装置は、上述した2つの誘導コイル5A、5Bに代わり、2つの誘導コイル5A’、5B’を移送方向同一位置に互いの一部が重なるように配置し、誘導コイル5A’を一側、誘導コイル5B’を他側の誘導コイルとした加熱装置である。なお、図6は概略平面図、図7は、X−X矢視図である。
一側の誘導コイル5A’および他側の誘導コイル5B’は、それぞれ導線を曲げて第1実施の形態に係る2つの誘導コイル5A、5Bと同様に円弧状に成形したものである。但し、他側の円弧状誘導コイル5B’は、第1実施の形態に係る加熱装置に用いた円弧状誘導コイル5Bより円弧部分の導線の上下間隔を広くして成形し、それ以外の構造は、第1実施の形態に係る加熱装置に用いた2つの誘導コイル5A、5Bと同様であるので詳細な説明を省略する。
なお、符号23、24は、2つの誘導コイル5A’、5B’に交番電流を供給する交流電源を示し、一側の円弧状誘導コイル5A’のコイル端T、Tは、交流電源23に接続され、他側の円弧状誘導コイル5B’のコイル端U、Uは、交流電源24に接続されている。そして、交流電源23、24はコイル切替手段50からの稼動指令に基づいて、それぞれ円弧状誘導コイル5A’、5B’に電力を供給するようにされている。この第2実施の形態に係る加熱装置の場合、リング状熱間圧延線材Lの上方から見て、2つの誘導コイル5A’、5B’の一部が互いに重なっているのは、発生する磁界方向が45°〜90°の円弧部分である。
なお、上述した第2実施の形態に係る加熱装置は、二つの円弧状誘導コイル5A’、5B’を互いの一部が重なるように移送方向同一位置に配置したが、リング状熱間圧延線材Lの移送方向に配置する円弧状誘導コイルの数は、二つの円弧状誘導コイル5A’、5B’を一組として、必要な加熱能力(加熱温度、加熱速度、線材の材質、線材の直径d、コイル径D等)に応じ、適宜な組数だけ、移送方向に隣接して配置することができる。
また、加熱装置に供給する電力も必要な加熱能力に応じて、適宜決めることができる。但し、線材の直径d=2.5〜19.0mmの鋼線材を効率よく所定の加熱温度に加熱するための誘導コイルに供給する電流の周波数は10〜200kHzとするのが好ましい。
上記の第2実施の形態に係る加熱装置における作用効果について、図8を用いて説明する。
第2実施の形態に係る加熱装置を用いた場合の加熱方法は、二つの円弧状誘導コイル5A’、5B’を、リング状熱間圧延線材Lの上方から見て互いの一部が重なるようにリング状熱間圧延線材Lの移送方向同一位置に配置し、リング状熱間圧延線材Lを二つの円弧状誘導コイル5A’、5B’の移送方向同一配置位置に搬送し、コイル切替手段50が、図8(a)に示す如く、二つの円弧状誘導コイル5A’、5B’を交互に使用状態とし、誘導加熱する。
図8(a)中、τは、一側の誘導コイル5A’が使用状態となっている時間を示し、一方、τは、他側の誘導コイル5B’が使用状態となっている時間を示す。τは、両方の誘導コイル5A’、5B’が不使用状態となっている時間を示す。
そこで、移送方向同一位置に一部を重ねて配置した二つの円弧状誘導コイル5A’、5B’の発生する磁界が互いに干渉することなく、有効にリング状熱間圧延線材Lに作用し、リング状熱間圧延線材Lのリング周方向にわたり図8(b)に示すような誘導電流が生じる。
但し、図8(b)は、第2実施の形態に係る加熱装置によりリング状熱間圧延線材Lのリング周方向位置に生起される、リング周方向単位長さ当たりの誘導電流量の分布を示す模式図である。実線(イ)は、一側の誘導コイル5A’によって生起されるリング周方向単位長さ当たりの誘導電流量を示し、破線(ロ)は、他側の誘導コイル5B’によって生起されるリング周方向単位長さ当たりの誘導電流量を示す。2点鎖線(ハ)は、二つの環状誘導コイル5A’、5B’によりそれぞれ生起された誘導電流の加熱装置全長で受けた合計量を示す。
これより、二つの円弧状誘導コイル5A’、5B’を一組とした場合、移送方向に配置する組数を適宜とし、それらに投入する電力量を適宜とすることにより、ソレノイド型誘導コイル5Cを配置した加熱装置に比べて、リング状熱間圧延線材Lを、より均一にかつ急速に所定の加熱温度に再加熱することができる。
また、第2実施の形態に係るリング状線材の加熱装置によれば、誘導電流により直接加熱することができ、従来のラジアントチューブあるいは電気ヒータなどを用いた間接加熱方式の加熱装置に比べて、短時間で所定の加熱温度に加熱することができるから、線材熱処理ライン長を短縮することができる。
以上説明した第1、第2実施の形態に係るリング状線材の加熱装置を、図1、図2に示した線材熱処理ラインに適用することにより、軟化焼鈍処理あるいは炭化物の球状化焼鈍処理を行うことができる。このような熱処理を施した加熱線材は、例えば、高圧縮率で冷間加工される部品に好適に使用することができる。
なお、上記第1、第2実施の形態においては、リング状線材の加熱装置をリング状熱間圧延線材を加熱する場合の例を示したが、本発明はこれに限定されず、リング状の線材は被加熱材であれば適用可能である。
また、上記第1、第2実施の形態においては、誘導コイルが搬送コンベアの上下面にて円弧状に形成されてなるものを示したが、円弧とは、真円の円弧であるもののみならず、楕円の円弧としてもかまわない。要は、発生する磁界方向と移送方向のなす角が移送幅方向に沿って連続して変化し、リング状線材の移送幅方向縁にて発生する磁界方向が移送方向と略同一で、移送幅方向縁から移送幅方向へ測った距離が移送幅の半分〜移送幅である位置にて発生する磁界方向が移送幅方向となる誘導コイルであればよい。ここで、移送幅方向縁にて発生する磁界方向が移送方向と略同一とは、移送幅方向に対して±30°程度は許容できることを確認している。より好ましくは移送幅方向に対して±10°程度とするとよい。
図1、2に示した線材の圧延ラインを用いて、規格JIS SCM415(C:0.15mass%、Si:0.20mass%、Mn:0.30mass%、P:0.01mass%、S:0.01mass%、Cr:1.1mass%、Mo:0.18mass%、残部Feおよび不可避的不純物)を直径4.0mmφに仕上圧延した後、冷却帯2にて650℃まで冷却し、ついで、巻取装置3でコイル径が1000mm、移送方向のずれ量が10mmのリング状熱間圧延線材とし、その後に加熱装置5を用いて加熱するにあたり、加熱装置5として以下に示した4種類の加熱装置を用いた。
(発明例1)
加熱装置:誘導加熱
誘導コイル配置:二つの円弧状誘導コイル5A、5Bを移送方向に連続して1組となし(図3参照)、これを移送方向に2組連設
加熱装置の移送方向全長:8m
誘導コイルへの供給電力:誘導コイル5A、5Bそれぞれに対し常時400kW(2組(計4コイル)の合計1600kW)
周波数:100kHz
リング状熱間圧延線材の通過時間:15秒
(発明例2)
加熱装置:誘導加熱
誘導コイル配置:二つの円弧状誘導コイル5A’、5B’を移送方向に重ねて配置し1組なし(図6参照)、これを移送方向に2組連設
加熱装置の移送方向全長:8m
誘導コイルへの供給電力:誘導コイル5A’、5B’それぞれに対し800kW(1組あたり1600kW)を3.5秒づつ、円弧状誘導コイル5A’と円弧状誘導コイル5B’とに交互に供給
周波数:100kHz
リング状熱間圧延線材の通過時間:15秒
(比較例1)
加熱装置:誘導加熱
誘導コイル配置:ソレノイド型誘導コイル5C(図11参照)
加熱装置の移送方向全長:8m
誘導コイルへの供給電力:1600kWを常時供給
周波数:100kHz
(比較例2)
加熱装置:電気ヒータによる炉加熱
設定炉温:800℃
加熱炉の移送方向全長:8m
リング状熱間圧延線材の通過時間:15秒
そして、加熱装置出側における線材温度を放射温度計により測定した。放射温度計はリング状熱間圧延線材の移送幅方向中央部(図5(c)においてα=0℃となる位置)、移送幅方向端部(図5(c)においてα=90℃となる位置)、および移送幅方向から353mm幅方向にずらした位置(図5(c)においてα=45°となる位置)での温度を測定できるように配置した。測定結果を表1に示す。
Figure 2005240161
表1に示す結果から、本発明の加熱装置によればリング状線材を周方向に均一に加熱することが可能となる。
これに対し、比較例1は誘導コイルにより発生する交番磁界方向がリング状線材の移送方向のみであるため、リング状線材の移送幅方向中央部が加熱されなかった。また、比較例2の電気ヒータによる炉加熱の場合には、昇温速度が遅いため15秒ではリング状線材の温度上昇がほとんど認められなかった。
本発明の実施の形態に係るリング状熱間圧延線材の加熱装置を適用した線材熱処理ラインの説明図である。 図1に示す線材熱処理ラインの要部を示す縦断面模式図である。 第1実施の形態に係るリング状熱間圧延線材の加熱装置の概略図である。 図3に示した加熱装置のX−X矢視図である。 第1実施の形態に係る加熱装置の作用を説明する説明図である。 第2実施の形態に係るリング状熱間圧延線材の加熱装置の概略図である。 図3に示した加熱装置のX−X矢視図である。 第2実施の形態に係る加熱装置の作用を説明する説明図である。 (a)は、リング状熱間圧延線材Lの形状を示す平面図であり、(b)はその説明図である。 (a)は、コイル状熱間圧延線材Mの形状を示す正面図、(b)は、線材の断面図である。 ソレノイド型誘導コイルを配置した加熱装置における問題点を説明するための概略平面図、(b)はそのX−X矢視図である。 図11に示した加熱装置の作用を説明する概念図である。
符号の説明
L リング状線材
M(M、M、M、M…M) コイル状熱間圧延線材
D コイル径
d 線材の直径
D’ リング状線材Lの移送幅
1 仕上圧延機
2 水冷帯
3 巻取装置
4 搬送コンベア(搬送装置)
4A 搬送コンベア4の搬送ローラ
5 加熱装置
6 集束装置
7 トラバース装置
8 トンネル型徐冷炉
9 取り出し室
5A、5A’ 一側の円弧状誘導コイル
5B、5B’ 他側の円弧状誘導コイル
5C ソレノイド型誘導コイル
、S、T、T、U、Uコイル端
20、21、22、23、24 交流電源
41 リング状線材の仮想中心線
40、42、43、44、45 磁界方向

Claims (3)

  1. 巻取装置によってリング状に巻き取られ、搬送コンベアにより搬送されるリング状線材を加熱するリング状線材の加熱装置であって、前記搬送コンベアの面上で発生する磁界方向と移送方向のなす角が移送幅方向に沿って連続して変化する誘導コイルを少なくとも二つ有し、該少なくとも二つの誘導コイルはそれぞれ、前記リング状線材の移送幅方向縁にて発生する磁界方向が移送方向と略同一に、前記リング状線材の移送幅方向縁から移送幅方向へ測った距離が移送幅の半分〜移送幅である位置にて発生する磁界方向が移送幅方向となるように、前記リング状線材の移送幅方向一側と他側に配置されてなることを特徴とするリング状熱間圧延線材の加熱装置。
  2. 前記誘導コイルは、前記搬送コンベアの上方および下方の面上でその導線が円弧を形成する円弧状誘導コイルとされ、かつ円弧を形成する上方および下方の導線の、前記リング状線材の移送幅方向中央部分に磁界を発生させる導線部分が前記リング状線材の移送幅方向に互いに重なるように、少なくとも二つの誘導コイルが移送方向に連設されていることを特徴とする請求項1に記載のリング状線材の加熱装置。
  3. 前記誘導コイルは、前記搬送コンベアの上方および下方の面上でその導線が円弧を形成する円弧状誘導コイルとされ、かつ円弧を形成する上方および下方の導線の、前記リング状線材の移送幅方向中央部分に磁界を発生させる導線部分が前記リング状線材の移送幅方向に互いに重なるように、少なくとも二つの誘導コイルが移送方向同一位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のリング状線材の加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101604793B1 (ko) * 2014-09-29 2016-03-18 울산대학교 산학협력단 유도 가열 코일 및 이를 이용한 유도 가열 장치

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