JP2005239982A - 接着フィルムの貼付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 15℃以下の環境下に放置されて粘着剤の温度が15℃以下となった接着フィルムを、被接着物に強力に貼着させて、被接着物から接着フィルムが容易に剥離してしまうことを防止する。
【解決手段】 基材2の両面に設けられた粘着剤3a、3bの温度が15℃以下である両面テープ1を、35℃以上の温度によって所定時間加熱した後、所定時間放置し、粘着剤3の温度が15〜35℃の状態において、両面テープ1を液晶表示パネル6に貼着させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 基材2の両面に設けられた粘着剤3a、3bの温度が15℃以下である両面テープ1を、35℃以上の温度によって所定時間加熱した後、所定時間放置し、粘着剤3の温度が15〜35℃の状態において、両面テープ1を液晶表示パネル6に貼着させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は接着フィルムの貼付方法に係り、特に粘着剤の温度が15℃以下の接着フィルムを被接着物に貼着する接着フィルムの貼付方法に関する。
従来より、例えば液晶表示装置には、ケースの内部に、液晶表示パネルや、前記液晶表示パネルに照射光を照射するためのバックライトユニット等が積層して設けられている。
このような液晶表示装置においては、バックライトユニットが液晶表示パネルに接着され、また、液晶表示パネルは、ケースに接着されて、前記ケースの内部においてそれぞれ固定されている。
そして、前記バックライトユニットを液晶表示パネルに接着する手段や、前記液晶表示パネルをケースに接着する手段等、種々の部材同士を接着する手段として、基材の両面に粘着剤を備えた接着フィルムが多用されている。
しかし、前記接着フィルムは、一般に15℃以下の環境下に所定時間放置されて前記粘着剤の温度が15℃以下になってしまうと、前記粘着剤の粘着力が低下してしまうことになる。このため、このような接着フィルムを用いて例えば液晶表示パネルをケースに貼り付けた場合、粘着剤の粘着力の低下により、前記接着フィルムが液晶表示パネルやケースから剥がれやすくなってしまう結果、前記液晶表示パネルがケースから容易に剥離してしまうおそれがあった。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、15℃以下の環境下に放置され粘着剤の温度が15℃以下となった接着フィルムを、被接着物に強力に貼着させることができる接着フィルムの貼付方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る接着フィルムの貼付方法の特徴は、基材の片面または両面に設けられた粘着剤の温度が15℃以下である接着フィルムを、前記粘着剤の温度が35℃以上となるように加熱した後で被接着物の貼着に用いる点にある。
また、請求項2に記載の発明に係る接着フィルムの貼付方法の特徴は、前記被接着物の貼着に用いる粘着剤を15〜35℃の温度で前記被接着物に貼着する点にある。
さらに、請求項3に記載の発明にかかる接着フィルムの貼付方法の特徴は、基材の片面または両面に設けられた粘着剤を有する接着フィルムを35℃以上の温度によって所定時間加熱した後、前記粘着剤の温度が15〜35℃の状態において被接着物に貼着する点にある。
これら本発明に記載の接着フィルムの貼付方法によれば、粘着剤の温度が15℃以下となり粘着力が低下した接着フィルムが加熱されることにより、温度が低い場合と比較して粘着剤が柔軟になるので、粘着剤の粘着力を上昇させることができる。
以上述べたように、本発明に係る接着フィルムの貼付方法によれば、15℃以下の環境下に接着フィルムを放置し粘着剤の温度が15℃以下となってしまった場合であっても、接着フィルムにおける粘着剤の粘着力を大きくすることができるので、前記接着フィルムを被接着物に強力に貼着させることができ、接着フィルムが被接着物から容易に剥離してしまうことを防止することができる。
以下、本発明に係る接着フィルムの貼付方法の実施形態を図1および図2を参照して説明する。
ここで、本実施形態においては、接着フィルムとして両面テープを用いて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、片面テープや接着シート等種々の接着フィルムを貼り付ける場合に用いることができる。
図1は、本実施形態に係る両面テープの貼付方法に用いられる両面テープを介して液晶表示パネルをケースに接着した場合の要部を示す模式的断面図である。
図1に示すように、前記両面テープ1は、厚みが25μmのポリエチレンテレフタレート等からなる基材2の両面に、それぞれ厚みが47.5μmのアクリル系材料等からなる粘着剤3a、3bが設けられており、本実施形態においては、両面テープ1の全体の厚みが120μmに構成されている。また、この粘着剤3の初期粘着力は、20N/20mmとなっている。
この粘着剤3は、図2に示すように、一般に粘着剤3の温度が高くなるにつれてその粘着力が上昇し、粘着剤3の温度が低くなるにつれてその粘着力が低下するという性質を有している。特に、粘着力が急激に変化する温度範囲を有している。
そして、両面テープ1は、粘着剤3aによってケース5に貼着されているとともに、粘着剤3bによって液晶表示パネル6に貼着されており、これにより、液晶表示パネル6は両面テープ1を介してケース5の内部に接着されて固定されている。
次に、本実施形態に係る両面テープ1の貼付方法について説明する。
まず、ケース5の所定位置に貼着されたまま15℃以下の環境下に所定時間放置されて粘着剤3の温度が15℃以下になった両面テープ1を、ケース5ごと恒温槽に入れて、35℃以上の温度により所定時間加熱する。
続いて、ケース5に貼着された両面テープ1を所定時間放置した後、粘着剤3bの温度が15〜35℃になった状態において、液晶表示パネル6の所定位置が粘着剤3bに接触するように液晶表示パネル6を両面テープ1を介してケース5の内部に配置する。そして、粘着剤3bによって両面テープ1を液晶表示パネル6に貼着させることにより、液晶表示パネル6をケース5の内部に接着させて固定することができる。
本実施形態によれば、粘着剤3の温度が15℃以下となり粘着力が低下してしまった両面テープ1を加熱することにより、温度が低い場合と比較して粘着剤3を柔軟にすることができる。
したがって、15℃以下の環境下に両面テープ1を放置し粘着剤3の温度が15℃以下となってしまった場合であっても、本実施形態による貼付方法によれば両面テープ1における粘着剤3の粘着力を上昇させることができるので、前記両面テープ1を液晶表示パネル6に強力に貼着させることができ、これにより、両面テープ1が液晶表示パネル6から容易に剥離してしまうことを防止することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。例えば両面テープを構成する基材2および粘着剤3の材料や厚み等は本実施形態のものに限定されるものではなく、種々の両面テープを用いることができる。
また、本実施形態においては、被接着物として液晶表示パネル6を用いているが、これに限定されるものではなく、接着フィルムを種々の被接着物に貼り付ける場合に用いることができる。
以下、15℃以下の環境下に所定時間放置された両面テープ1を、加熱した後に液晶表示パネル6と貼着させた場合の具体例について、従来の加熱しないで貼着させた場合と比較して説明する。
まず、ケース5の所定位置に両面テープ1を貼着し、3℃の環境下において48時間放置した。
次に、従来例として、前記両面テープ1を介して液晶表示パネル6をケースの内部に配置し、粘着剤3b両面テープ1を液晶表示パネル6に貼着させたものを25個用意した。
このように液晶表示パネル6に貼着された両面テープ1について、振動試験を行った。この振動試験は、振り幅を1.5mm、振動周波数を10〜55Hz、掃引サイクルを60秒として、XYZの各方向にそれぞれ15分間行った。
この結果、25個のうち2個の液晶表示パネル6が両面テープ1から剥離してしまった。
一方、具体例として、3℃の環境下に48時間放置された両面テープ1を、ケース5ごと恒温槽に入れて、40℃の温度によって1時間加熱した。その後、両面テープ1を放置し、粘着剤3が25℃になった状態において、液晶表示パネル6を両面テープ1を介してケースの内部に配置し、粘着剤3bにより両面テープ1を液晶表示パネル6に貼着させたものを25個用意した。
そして、前述の振動試験と同一の条件において振動試験を行った結果、25個の液晶表示パネル6のうち両面テープ1から剥離したものは1つもなく、両面テープ1が液晶表示パネル6に強力に貼着していることを確認することができた。
1 両面テープ
2 基材
3 粘着剤
5 ケース
6 液晶表示パネル
2 基材
3 粘着剤
5 ケース
6 液晶表示パネル
Claims (3)
- 基材の片面または両面に設けられた粘着剤の温度が15℃以下である接着フィルムを、前記粘着剤の温度が35℃以上となるように加熱した後で被接着物の貼着に用いることを特徴とする接着フィルムの貼付方法。
- 前記被接着物の貼着に用いる粘着剤を15〜35℃の温度で前記被接着物に貼着する請求項1に記載の接着フィルムの貼付方法。
- 基材の片面または両面に設けられた粘着剤を有する接着フィルムを35℃以上の温度によって所定時間加熱した後、前記粘着剤の温度が15〜35℃の状態において被接着物に貼着することを特徴とする接着フィルムの貼付方法。
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