JP2009074002A5 - - Google Patents

Claims (11)

1. ２つの被着体のそれぞれに接着して、当該２つの被着体同士を接合するために用いられ、
   基板と、
   該基板の一方および他方の面側にそれぞれ設けられ、金属原子と、該金属原子と結合する酸素原子と、前記金属原子および前記酸素原子の少なくとも一方に結合する脱離基とを含む第１および第２の接合膜とを有し、
   前記第１および第２の接合膜の少なくとも一部の領域にエネルギーを付与し、前記第１および第２の接合膜の表面付近に存在する前記脱離基が、前記金属原子および前記酸素原子の少なくとも一方から脱離することにより、前記第１および第２の接合膜の表面の前記領域に、前記２つの被着体との接着性が発現するものであることを特徴とする接着シート。
2. 前記脱離基は、前記第１および第２の接合膜の表面付近に偏在している請求項１に記載の接着シート。
3. ２つの被着体のそれぞれに接着して、当該２つの被着体同士を接合するために用いられ、
   基板と、
   該基板の一方および他方の面側に設けられ、金属原子と、有機成分で構成される脱離基とを含む接合膜とを有し、
   前記第１および第２の接合膜の少なくとも一部の領域にエネルギーを付与し、前記第１および第２の接合膜の表面付近に存在する前記脱離基が当該接合膜から脱離することにより、前記第１および第２の接合膜の表面の前記領域に、前記２つの被着体との接着性が発現するものであることを特徴とする接着シート。
4. 前記基板は、可撓性を有する請求項１ないし３のいずれかに記載の接着シート。
5. 前記基板は、シート状をなしている請求項１ないし４のいずれかに記載の接着シート。
6. 前記基板は、パターニングされている請求項１ないし５のいずれかに記載の接着シート。
7. 前記基板は、所定の機能を有する機能性基板である請求項１ないし６のいずれかに記載の接着シート。
8. 前記機能性基板は、配線、電極、端子、回路、半導体回路、電波の送受信部、光学素子、表示体および機能性フィルムのうちの少なくとも１つの機能を有する請求項７に記載の接着シート。
9. 請求項１ないし８のいずれかに記載の接着シートと、前記２つの被着体とを用意する工程と、
   該接着シートが有する前記第１および第２の接合膜の少なくとも一部の領域にエネルギーを付与する工程と、
   前記２つの被着体同士の間に前記接着シートが介在するようにして、前記第１の接合膜と一方の被着体と、前記第２の接合膜と他方の被着体とを、それぞれ、密着させることにより、前記接着シートと前記２つの被着体とを貼り合わせ、接合体を得る工程とを有することを特徴とする接合方法。
10. 請求項１ないし８のいずれかに記載の接着シートと、前記２つの被着体とを用意する工程と、
    前記２つの被着体同士の間に前記接着シートが介在するようにして、前記第１の接合膜と一方の被着体と、前記第２の接合膜と他方の被着体とを、それぞれ、密着させることにより、前記接着シートと前記２つの被着体とを貼り合わせ、積層体を得る工程と、
    該積層体中の前記第１および第２の接合膜の少なくとも一部の領域にエネルギーを付与することにより、前記接着シートと前記２つの被着体とを接合し、接合体を得る工程とを有することを特徴とする接合方法。
11. 請求項１ないし８のいずれかに記載の接着シートと、２つの被着体とを有し、
    前記２つの被着体を、前記接着シートを介して接合してなることを特徴とする接合体。