JP2005239447A - 燃料ガス製造装置及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】オフガスタンクを不要にするとともに、簡単な構成で、加熱部に供給されるオフガス量を良好に制御することを可能にする。
【解決手段】残留ガス供給手段90は、PSA機構42と燃焼器20とに接続される残留ガス流路92と、前記残留ガス流路92に両端が連結されて該残留ガス流路92から分岐する分岐流路94とを備える。残留ガス流路92には、分岐流路94の両端連結部間に位置して、開度が整可能な開度調整バルブ96が配設される。分岐流路94には、逆止弁98、オフガスを収容するチャンバ100及び開閉バルブ102が配設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、炭化水素又はアルコールを含む含水素燃料を改質することにより、水素リッチな燃料ガスを生成する燃料ガス製造装置及びその運転方法に関する。
例えば、天然ガス等の炭化水素燃料やメタノール等のアルコールを含む含水素燃料を改質して水素含有ガス(改質ガス)を生成し、この水素含有ガスを燃料ガスとして燃料電池等に供給する水素製造装置(燃料ガス製造装置)が採用されている。
この種の水素製造装置では、基本的に天然ガスや都市ガス等の炭化水素燃料を水蒸気改質して高濃度な水素リッチガスである水素含有ガスを製造するとともに、PSA(Pressure Swing Adsorption)装置を介して前記水素含有ガスから高純度水素を圧力吸着により分離している。
具体的には、水蒸気改質された水素含有ガスには、主成分である水素ガスの他、CO、CO2、H2O、CH4等の不要物が含まれている。そこで、PSA装置は、例えば、3塔の吸着塔を備えており、各吸着塔に、吸着、減圧、均圧、ブロークダウン及びパージ工程からなるサイクリック運転を行わせることにより、高純度水素を取り出す一方、他の成分(不要物)をオフガスとして放出するように構成している。
PSA装置から放出されるオフガスは、通常、オフガスタンクに一時的に貯蔵され、水素製造用改質器のバーナ(加熱部)に燃焼用燃料として供給されている。その際、オフガスタンクには、各吸着塔からオフガスが断続的に供給されるため、前記オフガスタンクに圧力変動が惹起する。しかしながら、オフガスタンクの圧力変動は、改質器やPSA装置等の運転に影響を及ぼすとともに、バーナの燃焼状態を変動させてしまうため、前記圧力変動を抑える必要がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているオフガス圧力の制御方法が知られている。この制御方法では、図7に示すように、PSA装置から改質器燃焼部に連通するオフガス流路1の途上に、オフガスタンク2が配置されている。オフガスタンク2の出口側導管には、圧力計3が配置されるとともに、この圧力計3の下流には、該圧力計3で計測される実圧力によって開度が変更可能なオフガス流量調整バルブ4が設けられている。このオフガス流量調整バルブ4の下流には、流量計5が配置されている。
そこで、オフガスタンク2の最小圧力を基準とし、前記オフガスタンク2の出口側導管に配置されたオフガス流量調整バルブ4の開度を、その全開に対して所定の微小刻みで増減させている。これにより、オフガスタンク2からのオフガスの圧力変動を抑え、該オフガスを改質器燃焼部のバーナへ安定して供給することができる、としている。
特開2001−10806号公報(図2)
しかしながら、オフガスタンク2は、その機能を有効に発揮させるために、PSA装置の数倍の大きさが必要になり、水素製造装置全体が相当に大型化する。特に、家庭用水素製造装置では、設置スペースが狭小であり、オフガスタンク2を備えた水素製造装置の採用が困難であるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、オフガスタンクを不要にするとともに、簡単な構成で、加熱部に供給されるオフガス量を良好に制御することが可能な燃料ガス製造装置及びその運転方法を提供することを目的とする。
本発明は、含水素燃料を改質して改質ガスを精製する改質部と、PSA機構により前記改質ガスから不要物を除去して水素リッチな燃料ガスを精製する精製部と、前記燃料ガスを貯蔵する貯蔵部と、前記PSA機構の各塔内の残留ガスを加熱部に供給する残留ガス供給手段とを備える燃料ガス製造装置及びその運転方法である。この場合、含水素燃料とは、例えば、炭化水素又はアルコール等のように、水素を含む燃料をいう。
残留ガス供給手段は、PSA機構と加熱部とに接続される残留ガス流路と、前記残留ガス流路に両端が連結されて該残留ガス流路から分岐する分岐流路とを備えている。残留ガス流路には、分岐流路の両端連結部間に位置して第1バルブが配設されるとともに、前記分岐流路には、前記残留ガスを収容するチャンバ及び第2バルブが残留ガス流れ方向に沿って配設される。
そこで、PSA機構から残留ガスが放出される際、すなわち、洗浄工程あるいは脱着工程の開始時には、第2バルブを閉塞することによって、前記残留ガスの一部がチャンバにより捕捉されるため、加熱部に投入されるオフガスカロリーが必要以上に高くなることがない。一方、PSA機構から残留ガスが放出されない際には、第2バルブを開放することによって、チャンバから加熱部に残留ガスが供給される。このため、加熱部のオフガスカロリーの低下を阻止し、前記加熱部の温度低下を回避することができる。
また、少なくとも残留ガス供給手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、第2バルブを2回以上開閉させることにより、チャンバの残留ガスを段階的に放出させることが好ましい。
本発明では、PSA機構から放出される残留ガスの一部がチャンバ内に収容されるとともに、前記PSA機構から前記残留ガスが放出されない際には、前記チャンバ内の残留ガスを前記加熱部に供給することにより、前記加熱部は、常時、所定の熱量を確保することができる。従って、簡単な構成で、オフガスタンクを不要にして燃料ガス製造装置全体の小型化が容易に図られるとともに、加熱部における温度負担を軽減することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る運転方法を実施するための家庭用燃料ガス精製システム(燃料ガス製造装置)10の概略構成図である。
家庭用燃料ガス精製システム10は、含水素燃料、例えば、メタンやプロパン等の炭化水素燃料(以下、改質用燃料という)の改質反応により水素リッチガス(以下、改質ガスという)を精製する改質部12と、前記水素リッチガスから高純度の水素ガス(以下、燃料ガスという)を精製する精製部14と、前記燃料ガスを貯蔵する貯蔵部16とを備える。
改質部12は、燃焼触媒を有して改質用燃料を蒸発させる蒸発器18を備える。蒸発器18には、燃焼器(加熱部)20が付設されるとともに、前記蒸発器18の下流には、改質用燃料を改質して改質ガスを精製する反応器22が配設される。反応器22の下流には、改質ガスを冷却する冷却器24が配設されるとともに、この冷却器24の下流には、冷却された前記改質ガスをガス成分と水分とに分離する気液分離器26が配設される。
改質部12には、空気供給機構28が設けられる。空気供給機構28は、空気コンプレッサ30を備えるとともに、この空気コンプレッサ30には、改質用空気供給路32及びオフガス排出用空気供給路36が接続される。改質用空気供給路32は、蒸発器18に接続され、オフガス排出用空気供給路36は、後述するPSA機構42を経由して前記燃焼器20に接続される。改質用空気供給路32及びオフガス排出用空気供給路36は、弁38a及び38bを介して空気コンプレッサ30に接続可能である。
気液分離器26の下流には、改質ガス供給路40を介して精製部14を構成するPSA機構42が接続され、前記PSA機構42には、水分が分離された改質ガスが供給される。改質ガス供給路40には、PSA機構42に改質ガスを供給するコンプレッサ48が接続される。
図2に示すように、PSA機構42は、コンプレッサ48にそれぞれ接続可能な、例えば、3塔式圧力スイング吸着装置を構成しており、吸着塔60a、60b及び60cを備える。各吸着塔60a〜60cには、塔内の圧力を検出するための圧力計62a〜62cが設けられる。各吸着塔60a〜60cの出入口の一端(下端)には、弁66a〜66cが配設されるとともに、前記弁66a〜66cを介して前記吸着塔60a〜60cがオフガス排出路68に接続される。オフガス排出路68は、オフガス排出用空気供給路36の途上に接続されるとともに、このオフガス排出路68には、弁70が配設される。
各吸着塔60a〜60cの出入口の他端(上端)には、均圧用弁72a〜72cと、燃料ガス排出用弁74a〜74cとが設けられるとともに、前記吸着塔60a〜60cは、前記弁74a〜74cを介して燃料ガス経路76に連通可能である。図1に示すように、燃料ガス経路76の端部は、弁80を介して貯蔵部16を構成する充填タンク82に接続されるとともに、前記燃料ガス経路76の途上に、分岐燃料ガス経路84が設けられ、この分岐燃料ガス経路84には、弁86を介してバッファタンク88が接続される。
充填タンク82は、図示しない燃料電池車両に燃料ガスを供給する一方、バッファタンク88は、家庭内で定置型燃料電池(図示せず)を発電させるために、該定置型燃料電池に燃料ガスを供給する。
PSA機構42と燃焼器20との間には、前記PSA機構42の各吸着塔60a〜60c内のオフガス(残留ガス)を前記燃焼器20に供給する残留ガス供給手段90が設けられる。残留ガス供給手段90は、PSA機構42と燃焼器20とに接続される残留ガス流路92(オフガス排出用空気供給路36の一部)と、前記残留ガス流路92に両端が連結されて該残留ガス流路92から分岐する分岐流路94とを備える。
残留ガス流路92には、分岐流路94の両端連結部間に位置して開度が整可能な開度調整バルブ(第1バルブ)96が配設される。分岐流路94には、逆止弁98、オフガスを収容するチャンバ100及び開閉バルブ(第2バルブ)102が残留ガス流れ方向に沿って配設される。
家庭用燃料ガス精製システム10は、各補機類と通信及び制御を行うとともに、特に本実施形態では、少なくとも残留ガス供給手段90を制御する制御手段として、例えば、制御ECU(Electronic Control Unit)104を備える。
このように構成される家庭用燃料ガス精製システム10の動作について、以下に説明する。
家庭用燃料ガス精製システム10では、制御ECU104を介して空気コンプレッサ30が運転されており、改質用空気及びオフガス排出用空気が、それぞれ改質用空気供給路32及びオフガス排出用空気供給路36に送られる。
改質用空気供給路32に供給される改質用空気は、蒸発器18に供給されるとともに、この蒸発器18には、例えば、圧縮天然ガス(CNG)等の改質用燃料と水とが供給される。一方、燃焼器20では、燃焼用空気及び必要に応じて水素等が供給されて燃焼が行われ、蒸発器18では、改質用燃料及び水が蒸発する。
蒸発した改質用燃料は、反応器22に送られる。この反応器22では、改質用燃料中の、例えば、メタン、空気中の酸素及び水蒸気によって、酸化反応であるCH4+2O2→CO2+2H2O(発熱反応)と、燃料改質反応であるCH4+2H2O→CO2+4H2(吸熱反応)とが同時に行われる(オートサーマル方式)。
上記のように、反応器22により改質された改質ガスは、冷却器24によって冷却された後、気液分離器26に供給される。この気液分離器26で水分が分離された改質ガスは、改質ガス供給路40に送られ、コンプレッサ48で圧縮されてPSA機構42を構成する吸着塔60a〜60cに選択的に供給される(図2参照)。
その際、図3に示すように、PSA機構42では、例えば、吸着塔60aで吸着工程、吸着塔60bでパージ工程及び吸着塔60cで減圧工程が同時に行われる。このため、吸着塔60a内では、水素以外の成分が吸着されて高濃度の水素(水素リッチ)を含む燃料ガスが精製され、この燃料ガスが弁74aの開放作用下に燃料ガス経路76に供給される(図2参照)。燃料ガスは、図1に示すように、充填タンク82とバッファタンク88とに選択的に貯蔵される。
さらに、図3に示すように、吸着塔60aで吸着工程、吸着塔60bで均圧工程及び吸着塔60cで均圧工程を経た後、前記吸着塔60aで吸着工程、前記吸着塔60bで昇圧工程及び吸着塔60cでブローダウン工程が実施される。従って、吸着塔60cでのブローダウン工程によるオフガス(残留ガス)は、弁66cの開放作用下にオフガス排出路68に放出される。
オフガス排出路68は、図1に示すように、オフガス排出用空気供給路36の一部、すなわち、残留ガス流路92に接続されており、該オフガス排出路68に放出されたオフガスは、この残留ガス流路92に沿って流動するオフガス排出用空気を介して、燃焼器20に送られる。このオフガスは、燃焼器20の燃焼用燃料として使用される。
上記のように、吸着塔60a〜60cでは、吸着工程、減圧工程、均圧工程、ブローダウン工程及びパージ工程が、順次、行われることにより、PSA機構42で燃料ガスが連続的に精製される。この燃料ガスは、弁74a〜74cを選択的に開閉操作することによって、燃料ガス経路76から貯蔵部16に供給される。
ところで、PSA機構42では、図3に示すように、各吸着塔60a〜60cがそれぞれ所定の工程を、順次、行う際、洗浄工程Aと脱着工程Bとでそれぞれ時間差をもってオフガスの放出が行われている。洗浄工程Aは、実質的に減圧工程である一方、脱着工程Bは、実質的にブローダウン工程である。
その際、洗浄工程A及び脱着工程Bでは、いずれもオフガスの放出によって塔内圧力が低下するため、放出初期におけるオフガス流量が最大となり、徐々に該オフガス流量が減少する。従って、減圧工程及びブローダウン工程の最後では、オフガスの放出がほとんど行われず、均圧工程では、該オフガスの放出は全く行われない。
そこで、図1に示すチャンバ100を用いずに、開度調整バルブ96のみを制御して各吸着塔60a〜60c内の圧力を調整すると、各吸着塔60a〜60cの圧力及び燃焼器20の温度は、図4に示すように変化した。具体的には、吸着塔60cの脱着(ブローダウン)開始ポイントT1において、開度調整バルブ96の開度を低く、例えば、15%に設定し、この開度調整バルブ96の開度を少しずつ大きくしていく。そして、燃焼器20の燃焼温度がピークを過ぎたポイントT2において、開度調整バルブ96の開度増加速度を大きくし、最大開度(100%)に維持している。
しかしながら、開度調整バルブ96の開度調整のみでは、燃焼器20の最高温度が異常温度S℃を超えてしまう。しかも、脱着開始ポイントT1では、開度調整バルブ96の開度を低く設定しても、燃焼器20に投入されるオフガスカロリーが低減されず、この燃焼器20への熱負荷が増加している。
この場合、本実施形態では、残留ガス流路92から分岐して分岐流路94を設けるとともに、この分岐流路94には、チャンバ100及び開閉バルブ102が配設されている。そして、本実施形態では、図5に示すように、開度調整バルブ96と開閉バルブ102との制御が行われる。
具体的には、吸着塔60cの脱着開始ポイントT1では、開度調整バルブ96の開度を低く設定するとともに、開閉バルブ102が閉塞される。このため、吸着塔60cから放出されるオフガスは、部分的に分岐流路94からチャンバ100に導入されるため、燃焼器20に投入される最大カロリーが低減される。従って、燃焼器20への熱負荷が有効に軽減される。
次いで、開度調整バルブ96の開度を徐々に大きくし、燃焼器20の燃焼温度がピークを過ぎたポイントT2において、前記開度調整バルブ96の開度増加速度を大きくする。さらに、燃焼器20の燃焼温度がピークを過ぎたポイントT3において、開閉バルブ102を開放することにより、脱着開始ポイントT1においてチャンバ100に収容していた脱着初期のオフガスが、前記燃焼器20に投入される。
これにより、PSA機構42からのオフガスの放出が停止される期間に、チャンバ100に収容されているオフガスが燃焼器20に供給され、前記燃焼器20の温度低下を有効に阻止することが可能になる。なお、開閉バルブ102を閉塞するタイミングは、チャンバ100の体積が最も有効に使える時点、例えば、吸着塔60c内の圧力が最も下がったポイントT4がよい。
このため、本実施形態では、PSA機構42からオフガスが放出される際、すなわち、洗浄工程あるいは脱着工程の開始時には、開閉バルブ102を閉塞してチャンバ100に前記オフガスの一部を収容することができる。従って、燃焼器20に投入されるオフガスカロリーが必要以上に高くなることはない。
一方、PSA機構42からオフガスが放出されない際、すなわち、各吸着塔60a〜60cの均圧工程では、開閉バルブ102が開放されて、チャンバ100に収容されていたオフガスが燃焼器20に供給される。これにより、燃焼器20に投入されるオフガスカロリーの低下を阻止し、前記燃焼器20が必要以上に低温になることを防止することが可能になる。
従って、本実施形態では、従来のように大容量のオフガスタンクを設置する必要がなく、簡単な構成で、家庭用燃料ガス精製システム10全体の小型化が容易に図られる。しかも、燃焼器20の最高温度の低減と、大きな温度変化による加熱、冷却の繰り返しの軽減とを図ることができ、改質部12への安定した熱供給が可能になる。
なお、図5に示す制御では、チャンバ100に収容されているオフガスの放出が、開閉バルブ102の1回の開閉操作により行われているが、これに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、開閉バルブ102を複数回、例えば、2回開閉させることによって、前記チャンバ100のオフガスを2段階に放出することができる。
この場合、開閉バルブ102は、ポイントT3において第1回目のオフガス放出を行った後、燃焼器20の燃焼温度が下がるポイントT4において2回目のオフガスの放出を行うことにより、このポイントT4における燃焼温度の降下を抑えることができる。
さらに、チャンバ100からの1回目と2回目のオフガスの放出量比率を調整することが可能になる。このため、例えば、脱着後と洗浄後の燃焼器20の最低温度を等しくしたり、前記燃焼器20の最高温度を低く設定したりすることができる。
従って、PSA機構42の性能を損なうことなく、改質部12に安定した熱供給を行い、且つ、運転中の燃焼器20の温度の増減幅を小さくすることで該燃焼器20の熱負荷を低減し得る等の効果が得られる。
なお、本実施形態では、PSA機構42が吸着塔60a〜60cを備える3塔式装置を構成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、4塔式等の種々の装置にも適用することが可能である。
本発明の実施形態に係る家庭用燃料ガス精製システムの概略構成図である。 前記家庭用燃料ガス精製システムを構成するPSA機構の要部構成説明図である。 前記PSA機構の動作を説明するタイムチャートである。 開度調整バルブのみの制御による説明図である。 前記開度調整バルブの制御と開閉バルブの1回操作による説明図である。 前記開度調整バルブの制御と前記開閉バルブの2回操作の説明図である。 特許文献1の概略統計図である。
符号の説明
10…家庭用燃料ガス精製システム 12…改質部
14…精製部 16…貯蔵部
18…蒸発器 20…燃焼器
22…反応器 24…冷却器
26…気液分離器 28…空気供給機構
30…空気コンプレッサ 36…オフガス排出用空気供給路
38a、38b、66a〜66c、70、72a〜72c、74a〜74c、80、86…弁
40…改質ガス供給路 42…PSA機構
60a〜60c…吸着塔 62a〜62c…圧力計
68…オフガス排出路 76…燃料ガス経路
82…充填タンク 88…バッファタンク
90…残留ガス供給手段 92…残留ガス流路
94…分岐流路 96…開度調整バルブ
98…逆止弁 100…チャンバ
102…開閉バルブ 104…制御ECU

Claims (4)

  1. 含水素燃料を改質して改質ガスを精製する改質部と、PSA機構により前記改質ガスから不要物を除去して水素リッチな燃料ガスを精製する精製部と、前記燃料ガスを貯蔵する貯蔵部と、前記PSA機構の各塔内の残留ガスを加熱部に供給する残留ガス供給手段とを備える燃料ガス製造装置であって、
    前記残留ガス供給手段は、前記PSA機構と前記加熱部とに接続される残留ガス流路と、
    前記残留ガス流路に両端が連結されて該残留ガス流路から分岐する分岐流路と、
    を備え、
    前記残留ガス流路には、前記分岐流路の両端連結部間に位置して第1バルブが配設されるとともに、
    前記分岐流路には、前記残留ガスを収容するチャンバ及び第2バルブが残留ガス流れ方向に沿って配設されることを特徴とする燃料ガス製造装置。
  2. 請求項1記載の燃料ガス製造装置において、少なくとも前記残留ガス供給手段を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2バルブを2回以上開閉させることにより、前記チャンバの前記残留ガスを段階的に放出させることを特徴とする燃料ガス製造装置。
  3. 含水素燃料を改質して改質ガスを精製する改質部と、PSA機構により前記改質ガスから不要物を除去して水素リッチな燃料ガスを精製する精製部と、前記燃料ガスを貯蔵する貯蔵部と、前記PSA機構の各塔内の残留ガスを加熱部に供給する残留ガス供給手段とを備え、前記残留ガス供給手段は、前記PSA機構と前記加熱部とに接続され且つ第1バルブが配設された残留ガス流路と、前記残留ガス流路から分岐され且つチャンバ及び第2バルブが配設された分岐流路を設けた燃料ガス製造装置の運転方法であって、
    前記PSA機構から残留ガスが放出される際、前記第2バルブを閉塞して前記残留ガスの一部分を前記チャンバに収容する一方、前記第1バルブを開放して該残留ガスの残余の部分を前記加熱部に供給する工程と、
    前記PSA機構から前記残留ガスが放出されない際、前記第2バルブを開放して前記チャンバに収容されている前記残留ガスを前記加熱部に供給する工程と、
    を有することを特徴とする燃料ガス製造装置の運転方法。
  4. 請求項3記載の運転方法において、前記第2バルブを2回以上開閉させることにより、前記チャンバの前記残留ガスを段階的に放出させることを特徴とする燃料ガス製造装置の運転方法。

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