JP2005239332A - グラブバケット - Google Patents
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Abstract
【課題】バケットのシェルを閉じた状態でも、グラブバケットの垂直方向の全長を短縮することができ、電線等の上空制限に対して余裕を持たせることのできる構造をもつグラブバケットを提供する。
【解決手段】作業機械本体から吊り下げられる取付フレーム1と、それぞれの基端部が支点ピン4により結合されたシェル5,6と、取付フレーム1に回動可能に固定され、シェル5,6を開閉する開閉シリンダ7,8とを備えたグラブバケットにおいて、支点ピン4を昇降するための昇降シリンダ9を設けた。昇降シリンダ9を縮めることで昇降フレーム3が縮み、昇降ガイドフレーム2と昇降フレーム3の全長(高さ)を短縮することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】作業機械本体から吊り下げられる取付フレーム1と、それぞれの基端部が支点ピン4により結合されたシェル5,6と、取付フレーム1に回動可能に固定され、シェル5,6を開閉する開閉シリンダ7,8とを備えたグラブバケットにおいて、支点ピン4を昇降するための昇降シリンダ9を設けた。昇降シリンダ9を縮めることで昇降フレーム3が縮み、昇降ガイドフレーム2と昇降フレーム3の全長(高さ)を短縮することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、下水道工事、地下構造物建設工事、井戸掘削工事、場所打坑工事等の立坑掘削装置等の作業機械に設置されるグラブバケットに関する。
例えば、円形立坑圧入掘削装置のグラブバケットは、立坑内の土砂を掘削搬出するために、主に半球形を複数(通常は2個)に分割したシェルを油圧シリンダで支点ピンを中心に開閉する構造となっている。支点ピンはフレームに固定であり、約90度回転するためのストロークをもった油圧シリンダを使用している。
特許文献1には、下端に往復運動をする掘削刃を備えたケーシングと、このケーシングを保持するフレームと、このフレームに着力点を有する圧入ジャッキと、クレーンで吊り下げるグラブバケットとを備えた立坑掘削装置が開示されている。
この特許文献1に開示されたグラブバケットの構造を図3に示す。図3(a)はシェルを開いた状態の正面図、(b)はシェルを閉じた状態の正面図、(c)はシェルを閉じた状態の側面図である。
図3において、作業機械本体(図示せず)のクレーンの先端に吊り下げられるか、ベースマシンのブーム先端に取り付けられる取付フレーム21の中央部には、支持フレーム22が垂下状態に固定され、この支持フレーム22に取り付けられた支持軸23に、一対のシェル24,25の基端部が支持されている。シェル24,25の外側には、開閉シリンダ26,27の先端が取り付けられ、開閉シリンダ26,27の上端部は取付フレーム21に取り付けられている。
開閉シリンダ26,27を油圧等で縮めると図3(a)に示すようにシェル24,25が支持軸23を支点として開き、開閉シリンダ26,27を伸ばすと、図3(b)に示すようにシェル24,25が閉じる。
このようにして、開閉シリンダ26,27の伸縮によりシェル24,25を開閉することで、立坑内の土砂をすくい取って掘削を行う。
バケットの開閉機構としては、この構成のほかに、特許文献2に開示されているように、シェルの外側と取付フレームとの間をリンクで結合し、両方のシェルの連結部を油圧などで昇降することで開閉する機構もある。
上述したように、従来のグラブバケットは、作業機械のクレーンで昇降可能に吊り下げるか、ブーム先端に取り付けられて使用されるが、グラブバケットの全高さによりクレーンの作業高さが決まり、この作業高さが高い場合は、電線等の上空制限により、作業できないか、電線等を移動して作業するしかない。
すなわち、図3(a)に示すように、シェル24,25を開いた状態では開閉シリンダ26,27は一番縮んだ状態にあり、その状態では支持軸23は、シェル24および25と開閉シリンダ26および27との連結部の下方に位置することになるので、支持フレーム22の垂直方向の長さは、縮んだ状態の開閉シリンダ26,27の長さよりもずっと長くなる。そうすると、シェル24,25が閉じた状態の全体の高さは、図3(b)に示すようにずいぶんと高いものとなる。
これは、特許文献2に開示されたバケットの開閉機構についても同様な高さの問題がある。
これは、特許文献2に開示されたバケットの開閉機構についても同様な高さの問題がある。
そこで本発明は、バケットのシェルを閉じた状態でも、グラブバケットの垂直方向の全長を短縮することができ、電線等の上空制限に対して余裕を持たせることのできる構造をもつグラブバケットを提供することを目的とする。
本発明のグラブバケットは、作業機械本体から吊り下げられる取付フレームと、それぞれの基端部が支点により結合された複数のシェルと、前記取付フレームに回動可能に固定され、前記複数のシェルを開閉する開閉シリンダとを備えたグラブバケットにおいて、前記複数のシェルの基端部を結合する支点を昇降駆動する昇降手段を設けたことを特徴とする。
本発明においては、グラブバケットのシェルの支点を昇降手段により昇降する構造とすることにより、グラブバケットの全高を従来の構造より低くすることができる。
本発明においては、グラブバケットのシェルの支点を昇降手段により昇降する構造とすることにより、グラブバケットの全高を従来の構造より低くすることができる。
前記昇降手段は、液圧シリンダとすることができる。このように、シェルの支点を液圧シリンダにより強制的に昇降させることにより、掘削力を増大させることができる。
なお、ここで「液圧シリンダ」としては、圧力を発生させる媒体が油圧や水圧であるシリンダを用いることができる。
本発明においては、グラブバケットのシェルの支点を昇降手段により昇降することにより、グラブバケットの全高を低くできるため、クレーンの作業高さを低くでき、従来の構造に比べて、作業の上空制限を低くできる。また、シェルの支点を液圧シリンダにより強制的に上下させることにより、小型で強力な掘削力をもったグラブバケットにすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るグラブバケットを、図1および図2を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態を示すもので、(a)はシェルを開いた状態の正面図、(b)はシェルを閉じた状態の正面図、(c)はシェルを閉じた状態の側面図、(d)は取付フレーム1の平面図である。
図において、本実施形態のグラブバケットは、作業機械本体(図示せず)のクレーンの先端に吊り下げられるか、作業機械本体のブーム先端に取り付けられる取付フレーム1の中央部には、昇降ガイドフレーム2が垂下状態に固定され、この昇降ガイドフレーム2に、昇降フレーム3が昇降自在に取り付けられている。昇降フレーム3の下端には、支点ピン4が設けられ、この支点ピン4に、一対のシェル5,6の基端部が支持されている。シェル5,6の外側には、開閉シリンダ7,8の先端が取り付けられ、開閉シリンダ7,8の上端部は取付フレーム1に取り付けられている。
開閉シリンダ7,8としては、油圧シリンダや水圧シリンダなどの液圧シリンダを用いることができる。
また、昇降シリンダ9の上端は取付フレーム1に固定し、昇降シリンダ9のロッド10の下端は、固定ピン11により支点ピン4の軸受部に取り付けている。
昇降シリンダ9としては、油圧シリンダや水圧シリンダなどの液圧シリンダを用いることができる。
昇降シリンダ9としては、油圧シリンダや水圧シリンダなどの液圧シリンダを用いることができる。
昇降シリンダ9を伸ばした状態で開閉シリンダ7,8を油圧等で縮めると図1(a)に示すようにシェル5,6が支点ピン4を支点として開く。開閉シリンダ7,8を伸ばすと同時に昇降シリンダ9を縮めると、図1(b)に示すようにシェル5,6が閉じる。このようにして、昇降シリンダ9を縮めることで昇降フレーム3は縮み、昇降ガイドフレーム2と昇降フレーム3の全長(高さ)を短縮することができる。
このようにして、開閉シリンダ7,8の伸縮と昇降シリンダ9の伸縮によりシェル5,6を強制的に開閉することで、立坑内の土砂をすくい取って掘削を行うことができる。
このとき、昇降シリンダ9により支点ピン4を強制的に上下させることにより、開閉シリンダ7,8の開閉の力が加わるので、小型で強力な掘削力をもったグラブバケットにすることができる。
図2は、図3に示した従来の構造のグラブバケット(a)と、本発明の実施の形態に係るグラブバケット(b)を作業機械に取り付けた状態における作業高さの比較を示すものである。図2において、30は作業機械、31はクレーンのブーム、32はワイヤ捻り取り装置(サルカン)、33は取付フレーム1,21を吊り下げる吊り下げワイヤ、34は油圧ホース、35は吊り下げワイヤ用シーブ、36は吊り下げワイヤ33を巻き取るウインチ、37は油圧ホース34を巻き取るホースリール、38は掘削ケーシング39を回転または回動させながら地中を掘削する掘削機構を示している。
図2の(a)と(b)の比較で判るように、本発明によれば昇降シリンダ9によりシェル5,6の支点ピン4を上昇させたLの高さ分、従来よりも作業高さが低くなるため、高さに余裕が生じ、作業の上空制限を低くすることができる。
本発明は、従来の構造に比べて、作業の上空制限を低くできるグラブバケットとして、下水道工事、地下構造物建設工事、井戸掘削工事、場所打坑工事等の立坑掘削装置等の作業機械に適用することができる。
1 取付フレーム
2 昇降ガイドフレーム
3 昇降フレーム
4 支点ピン
5,6 シェル
7,8 開閉シリンダ
9 昇降シリンダ
10 ロッド
11 固定ピン
30 作業機械
31 ブーム
32 ワイヤ捻り取り装置
33 吊り下げワイヤ
34 油圧ホース
35 吊り下げワイヤ用シーブ
36 ウインチ
37 ホースリール
38 掘削機構
39 掘削ケーシング
2 昇降ガイドフレーム
3 昇降フレーム
4 支点ピン
5,6 シェル
7,8 開閉シリンダ
9 昇降シリンダ
10 ロッド
11 固定ピン
30 作業機械
31 ブーム
32 ワイヤ捻り取り装置
33 吊り下げワイヤ
34 油圧ホース
35 吊り下げワイヤ用シーブ
36 ウインチ
37 ホースリール
38 掘削機構
39 掘削ケーシング
Claims (2)
- 作業機械本体から吊り下げられる取付フレームと、それぞれの基端部が支点により結合された複数のシェルと、前記取付フレームに回動可能に固定され、前記複数のシェルを開閉する開閉シリンダとを備えたグラブバケットにおいて、
前記複数のシェルの基端部を結合する支点を昇降駆動する昇降手段を設けたことを特徴とするグラブバケット。 - 前記昇降手段は、液圧シリンダである請求項1に記載のグラブバケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004050069A JP2005239332A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | グラブバケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004050069A JP2005239332A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | グラブバケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005239332A true JP2005239332A (ja) | 2005-09-08 |
Family
ID=35021475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004050069A Pending JP2005239332A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | グラブバケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005239332A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101781898A (zh) * | 2009-01-21 | 2010-07-21 | 襄樊市志超环卫设备有限公司 | 抓斗式液压自动抓掏机 |
KR101412103B1 (ko) * | 2012-10-18 | 2014-06-26 | (주)썬앤쉴드 | 클램쉘 버켓 |
-
2004
- 2004-02-25 JP JP2004050069A patent/JP2005239332A/ja active Pending
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20071025 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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