JP2005239171A - 熱収縮包装体 - Google Patents

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Genji Matsuda
玄二 松田
Hiromi Sakata
弘美 坂田
Shoichiro Matsuoka
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Abstract

【課題】 ヤケドや大きな角ができることなく優れた外観を有すると同時に密封性にも優れ、包装体外部から埃や虫などの異物が進入せず、被包装物の保存性に優れた熱収縮包装体を提供すること。
【解決手段】 該熱収縮性フィルム1の両端を合掌状に重ね合わせて熱シールしてなるセンターシール部2と、前後シール部3とを設けた後に加熱収縮させてなる熱収縮包装体10において、該センターシール部2が一方のフィルム端部4がはみ出すように重ね合わされたものであって、重ね合わされた部分が包装体内部の空気排出用の非融着部5が形成されるように不連続シール6されており、且つ該センターシール部2は一方のはみ出したフィルム端部4が上側になるように折り曲げられて、該はみ出したフィルム端部4が包装体内部の空気排出可能な非塗布部7が形成されるように塗布されたブロッキング促進剤を介して包装体表面に融着していることを特徴とする熱収縮包装体10。
【選択図】 図4

Description

本発明は、熱収縮性フィルムを用いた収縮包装体に関し、特に密封性に優れた熱収縮包装体に関するものである。
従来、食品等の被包装物を熱収縮性フィルムで被覆、シールした後熱風等を吹き付けて熱収縮性フィルムを熱収縮させて被包装物に密着させる収縮包装が広く利用されている。ところで、熱収縮性フィルムで被包装物を全面包装する場合には、フィルム収縮時に包装体内部の空気を外部に排出するための小孔を予め数カ所開けておく必要があった。
ところが、熱収縮性フィルムに予め小孔を開けた場合、熱収縮時の収縮応力によって小孔が拡張して外観不良となったり、場合によってはフィルム破れの原因ともなっていた。また、小孔から埃や虫などの異物が包装体内に入り、被包装物の汚染にもつながったり、空気や湿気などが包装体内に入り易いため、食品を被包装物とした場合には酸化や変色、腐敗などの問題もあった。
このような問題点を解決するものとして、例えば、特許文献1には接合部の一部又は全部を適宜の間隔をおいた二重もしくは三重以上のライン状接合部とし、この接合部に、隣合う接合部とは相互に位置をずらせて未接合部分を設けることによって、内部の空気が収縮時には未接合部及び内外両接合部間を通って放出され、収縮完了後は内外両接合部が収縮作用によりくっついて通気を遮断する包装体が、特許文献2にもほぼ同様な内容が記載されている。また、特許文献3には封筒貼り状の重ね合わせ間の一部にブロッキング促進剤が塗布され、しかも、未塗布部が包装体の内外を貫通するようにされている熱収縮包装体においては、包装体内の空気はまず、ブロッキング促進剤の未塗布部から排出され、しかる後に当該ブロッキング促進剤の未塗布部においてもブロッキングして密封状態となることが記載されている。
しかしながら、これらの方法においては未接合部或いはブロッキング促進剤の未塗布部が、収縮時に包装体内部の空気を排出する機能と、収縮後に空気や湿気等の流入を防止する機能の両方を満足させる必要があるため、例えば、包装仕上がりを良好にする目的で空気の排出を容易にすれば、収縮後の空気や湿気等の流入防止効果が低下し、流入防止効果を大きくするために未接合部や未塗布部を少なくすると空気の排出がスムーズに行われないためヤケドや収縮残りのいわゆる角が生じたりして包装仕上がりが低下するという問題があった。
実願昭54−79578号のマイクロフィルム(実開昭55−179108号) 特開平4−31261号公報 特許第2992125号
本発明は、上記問題を鑑みなされたもので、ヤケドや大きな角ができることなく優れた外観を有すると同時に密封性にも優れた熱収縮包装体を提供することを課題とする。
本発明者等は鋭意検討を行った結果、センターシール部に従来公知の非融着部を設けるだけでなく、トンネル内部でセンターシール部の重ね合わせた部分からはみ出した一方のフィルム端部と包装体表面とをブロッキング促進剤を介して融着させることによって上記問題点が解決された熱収縮包装体が得られることを見出し本発明に到った。
即ち、本発明によれば、
(1) 熱収縮性フィルム1で被包装物20を被覆し、該熱収縮性フィルム1の両端を合掌状に重ね合わせて熱シールしてなるセンターシール部2と、前後シール部3とを設けた後に加熱収縮させてなる熱収縮包装体10において、該センターシール部2が一方のフィルム端部4がはみ出すように重ね合わされたものであって、重ね合わされた部分が包装体内部の空気排出用の非融着部5が形成されるように不連続シール6されており、且つ該センターシール部2は一方のはみ出したフィルム端部4が上側になるように折り曲げられて、該はみ出したフィルム端部4が包装体内部の空気排出可能な非塗布部7が形成されるように塗布されたブロッキング促進剤を介して包装体表面に融着していることを特徴とする熱収縮包装体10。
(2) 重ね合わされた部分における非融着部5の占める割合が、はみ出したフィルム端部4におけるブロッキング促進剤の非塗布部7の占める割合に比べて大きいことを特徴とする(1)記載の熱収縮包装体10。
(3) 非融着部5にブロッキング防止剤が塗布されていることを特徴とする(1)又は(2)記載の熱収縮包装体10が提供される。
本発明の熱収縮包装体はセンターシール部2の非融着部5を広めにとることができるので収縮包装時に包装体内部からスムーズに空気を排出でき、その結果ヤケドや角のできにくい美麗な収縮包装が可能であるばかりでなく、包装スピードも速くすることができる。また、センターシール部2のはみ出したフィルム端部4がブロッキング促進剤部を介して包装体表面に融着しており、はみ出したフィルム端部4は封筒貼りされたようになって非融着部5を塞いでいるので、非融着部5が多少広くても外部から埃や虫が浸入するのを防止できるだけでなく空気や湿気の浸入もある程度防止できるという効果を有している。
以下、本発明の熱収縮包装体を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の熱収縮包装体10の一例を示す概略斜視図である。図1からも明らかなように本発明の熱収縮包装体10は熱収縮性フィルム1で被包装物20を被覆し該熱収縮性フィルム1の両端を合掌状に重ね合わせて熱シールしてなるセンターシール部2と前後シール部3とを有している。
ここで、本発明においてはセンターシール部2が熱収縮性フィルム1の両端部を一方のフィルム端部4がはみ出すように重ね合わせて、しかも重ね合わされた部分が包装体内部の空気排出用の非融着部5が形成されるように不連続シール6されている必要がある(図2参照)。また、不連続シール6の形状や非融着部5の形状については特に制限はなく、例えば、図3(A)に示すように一定間隔でシールを形成したり、図3(B)や図3(C)に示すような不連続シール6を施せばよい。
このような不連続シール6を形成する方法としては(イ)縞状や斜縞状に交互に凹凸を設けたヒーターローラーを使用して熱シールを行う方法が一般的であるが、使用する熱収縮性フィルムの種類や融点に応じて、例えば、(ロ)ブロッキング防止剤を適宜間隔で塗布することによって、連続シールを施してもブロッキング防止剤が塗布された部分を非融着部5とする方法、(ハ)ブロッキング促進剤を部分的に塗布し、熱収縮性フィルム1の融点以下の低温で連続シールすることによってブロッキング促進剤が塗布された部分を融着させて塗布されていない部分を非融着部5とする方法等も可能であるが特に制限はない。
さて、本発明の熱収縮包装体10においては上記方法で形成したセンターシール部2の非融着部5が収縮包装時における包装体内部の空気を排出する排出口の役目を果たしている。そして、重ね合わされた部分に対する非融着部5の占める割合が多ければ多いほど空気をスムーズに排出することができる。更に、非融着部5にブロッキング防止剤が塗布されていると収縮包装の過程で非融着部5がブロッキングして空気の排出が困難となることが防止できるのでより好ましい。ブロッキング防止剤としてはシリコン系樹脂等の樹脂組成物や、インキのメジュームとして用いられるアクリル系樹脂等が好適に用いられる。
更に、本発明においてはセンターシール部2を形成する際に熱収縮性フィルム1の両端部を一方のフィルム端部4がはみ出すように重ね合わされていて、しかも図4に示すようにこのはみ出したフィルム端部4が上側になるように折り曲げられて、該はみ出したフィルム端部4が包装体内部の空気排出可能な非塗布部7が形成されるように塗布されたブロッキング促進剤を介して包装体表面に融着している。
ブロッキング促進剤としては、特に限定されるものではないが、従来一般にヒートシール性を付与させるために用いられるパートコート剤が使用できる。例えば、ヒートシールワニスや、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、或いは、これらの適宜混合物が好適に用いられる。
本発明においては予めフィルム端部4となる部位か、或いはそれが融着される部位に上記ブロッキング促進剤を塗布した熱収縮性フィルム1を使用するのであり、これらの塗布方法としては、例えば、ロール方式やスプレー方式があげられる。また、塗布形状としては空気排出可能な非塗布部7が形成されるような塗布であれば特に限定されるものではないが、点状に塗布することが好ましい。
横ピロー包装では、センターシール部2を形成した後、センターシール部2を含め合掌状に重ね合わされた部分は、被包装物に沿うように折り畳まれるので、このはみ出したフィルム端部4は包装袋内部の空気の排気が完了する以前にブロッキング促進剤によってフィルム同士が融着する可能性があるが、加熱状態にあるので完全に融着してしまうことはなく、さらに、図4(A)の様に非塗布部7が存在しているので空気の排出を阻害することがない。また、包装体形成後には、ブロッキング促進剤が冷却されて再固化するとともに、熱収縮性フィルム1が収縮することによって非塗布部7に相当する部分も閉塞されるので包装体内部の空気の排気をスムーズに行うためにセンターシール部2に設けた非融着部5の占める割合を大きくしたり、ブロッキング防止剤を塗布したりしても、包装体を完全に密封することが可能になるのである。なお、そのためには、例えば、図4(B)の如くはみ出したフィルム端部4におけるブロッキング促進剤の非塗布部7の占める割合はセンターシール部2の重ね合わされた部分における非融着部5の占める割合に比べて小さくすることが好ましい。
本発明の収縮包装体は、センターシール部2に設けられた非融着部5から収縮時の空気の排出が行われるので、従来必要とされたフィルムの全面に小孔を設ける必要がない。また、収縮包装後にははみ出したフィルム端部4が包装体表面に融着して密封することになるので外部から湿気や埃、虫などの進入がなく被包装物の保存性がより向上することとなる。しかも、従来公知の非融着部5をセンターシール部2に設けただけの包装体に比べて包装体内部の空気をスムーズに排出できるため美麗な包装仕上がりの熱収縮包装体10を提供することが可能となった。更にまた、本発明の熱収縮包装体を製造するために何ら特殊な設備を使用することなく従来使用している包装機を使用でき、新たに包装機を導入する必要がないので経済的であるという利点も有している。
本発明の熱収縮包装体10の一例を示す概略斜視図である。 本発明におけるセンターシール部2を形成する時の重ね合わせの構造を示す説明断面図である。 センターシール部2における不連続シール6の形状を説明する解説平面図(A)、(B)、(C)である。 本発明の熱収縮包装体10のセンターシール部2の構造を説明する概略平面図(A)、及び(A)のX−Y線付近の部分断面図(B)である。
符号の説明
10 熱収縮包装体
1 熱収縮性フィルム
2 センターシール部
3 前後シール部
4 はみ出したフィルム端部
5 非融着部
6 不連続シール
7 ブロッキング促進剤の非塗布部
20 被包装物

Claims (3)

  1. 熱収縮性フィルム1で被包装物20を被覆し、該熱収縮性フィルム1の両端を合掌状に重ね合わせて熱シールしてなるセンターシール部2と、前後シール部3とを設けた後に加熱収縮させてなる熱収縮包装体10において、該センターシール部2が一方のフィルム端部4がはみ出すように重ね合わされたものであって、重ね合わされた部分が包装体内部の空気排出用の非融着部5が形成されるように不連続シール6されており、且つ該センターシール部2は一方のはみ出したフィルム端部4が上側になるように折り曲げられて、該はみ出したフィルム端部4が包装体内部の空気排出可能な非塗布部7が形成されるように塗布されたブロッキング促進剤を介して包装体表面に融着していることを特徴とする熱収縮包装体10。
  2. 重ね合わされた部分における非融着部5の占める割合が、はみ出したフィルム端部4におけるブロッキング促進剤の非塗布部7の占める割合に比べて大きいことを特徴とする請求項1記載の熱収縮包装体10。
  3. 非融着部5にブロッキング防止剤が塗布されていることを特徴とする請求項1又は2記載の熱収縮包装体10。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102084883B1 (ko) * 2019-07-05 2020-03-04 이승현 소프트 연질층을 이용한, 포장용기 흡착 필름의 적층 구조

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