JP2005239173A - シュリンク包装体 - Google Patents

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Genji Matsuda
玄二 松田
Hiromi Sakata
弘美 坂田
Shoichiro Matsuoka
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Abstract

【課題】 熱収縮性フィルムを用いたシュリンク包装体に関し、特に密封性に優れたシュリンク包装体を提供すること。
【解決手段】 被包装物20を熱収縮性フィルム1で包装してなり、封筒貼り状に重ね合わせて融着してなるセンターシール部2と前後シール部3とを有するシュリンク包装体10において、該センターシール部2が包装体内部側に設けられ包装体内部の空気排出用の非融着部4が形成されるように不連続シールされた熱シール部5と、包装体外部側に設けられ包装体内部の空気排出可能な非塗布部6が形成されるように塗布されたブロッキング促進剤を介してフィルム同士が融着しているブロッキング部7とからなることを特徴とするシュリンク包装体10。
【選択図】 図3

Description

本発明は、熱収縮性フィルムを用いたシュリンク包装体に関し、特に密封性に優れたシュリンク包装体に関するものである。
従来、食品等の被包装物を熱収縮性フィルムで被覆、シールした後熱風等を吹き付けて熱収縮性フィルムを熱収縮させて被包装物に密着させる収縮包装が広く利用されている。ところで、熱収縮性フィルムで被包装物を全面包装する場合には、フィルム収縮時に包装体内部の空気を外部に排出するための小孔を予め数カ所開けておく必要があった。
ところが、熱収縮性フィルムに予め小孔を開けた場合、熱収縮時の収縮応力によって小孔が拡張して外観不良となったり、場合によってはフィルム破れの原因ともなっていた。また、小孔から埃や虫などの異物が包装体内に入り、被包装物の汚染にもつながったり、空気や湿気などが包装体内に入り易いため、食品を被包装物とした場合には酸化や変色、腐敗などの問題もあった。
このような問題点を解決するものとして、例えば、特許文献1には接合部の一部又は全部を適宜の間隔をおいた二重もしくは三重以上のライン状接合部とし、この接合部に、隣合う接合部とは相互に位置をずらせて未接合部分を設けることによって、内部の空気が収縮時には未接合部及び内外両接合部間を通って放出され、収縮完了後は内外両接合部が収縮作用によりくっついて通気を遮断する包装体が、特許文献2にもほぼ同様な内容が記載されている。また、特許文献3には封筒貼り状の重ね合わせ間の一部にブロッキング促進剤が塗布され、しかも、未塗布部が包装体の内外を貫通するようにされている熱収縮包装体においては、包装体内の空気はまず、ブロッキング促進剤の未塗布部から排出され、しかる後に当該ブロッキング促進剤の未塗布部においてもブロッキングして密封状態となることが記載されている。
しかしながら、これらの方法においては未接合部或いはブロッキング促進剤の未塗布部が、収縮時に包装体内部の空気を排出する機能と、収縮後に空気や湿気等の流入を防止する機能の両方を満足させる必要があるため、例えば、包装仕上がりを良好にする目的で空気の排出を容易にすれば、収縮後の空気や湿気等の流入防止効果が低下し、流入防止効果を大きくするために未接合部や未塗布部を少なくすると空気の排出がスムーズに行われないためヤケドや収縮残りのいわゆる角が生じたりして包装仕上がりが低下するという問題があった。
実願昭54−79578号のマイクロフィルム(実開昭55−179108号) 特開平4−31261号公報 特許第2992125号
本発明は、上記問題を鑑みなされたもので、ヤケドや大きな角ができることなく優れた外観を有すると同時に密封性にも優れたシュリンク包装体を提供することを課題とする。
本発明者等は鋭意検討を行った結果、センターシール部を二重構造として、センターシール部の従来公知の非融着部を有する不連続シールを施した熱シール部の外側(すなわち、包装体外部側)に収縮包装時にブロッキング促進剤が溶解してブロッキング促進剤の塗布部を融着させたブロッキング部を配することで上記問題点が解決されたシュリンク包装体が得られることを見出し本発明に到った。
即ち、本発明によれば、
(1) 被包装物20を熱収縮性フィルム1で包装してなり、封筒貼り状に重ね合わせて融着してなるセンターシール部2と前後シール部3とを有するシュリンク包装体10において、該センターシール部2が包装体内部側に設けられ包装体内部の空気排出用の非融着部4が形成されるように不連続シールされた熱シール部5と、包装体外部側に設けられ包装体内部の空気排出可能な非塗布部6が形成されるように塗布されたブロッキング促進剤を介してフィルム同士が融着しているブロッキング部7とからなることを特徴とするシュリンク包装体10。
(2) 熱シール部5における非融着部4の占める割合が、ブロッキング部7における非塗布部6の占める割合に比べて大きいことを特徴とする(1)記載のシュリンク包装体10。
(3) 非融着部4にブロッキング防止剤が塗布されていることを特徴とする(1)又は(2)記載のシュリンク包装体10が提供される。
本発明のシュリンク包装体は、ブロッキング部7を有しているので従来公知の特許文献1〜3の場合に比べて熱シール部5の非融着部4を広めにとることができるので収縮包装時に包装体内部からスムーズに空気を排出でき、その結果ヤケドや角のできにくい美麗な収縮包装が可能であるばかりでなく、包装スピードも速くすることができる。また、収縮包装時にトンネル内の熱風によって塗布されたブロッキング促進剤が溶融してフィルム同士がブロッキングしてブロッキング部7が形成されるので、非融着部4が多少広くても外部から埃や虫が浸入するのを防止できるだけでなく空気や湿気の浸入もある程度防止できるという効果を有している。
以下、本発明のシュリンク包装体を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明のシュリンク包装体10の一例を示す概略斜視図である。図1からも明らかなように本発明のシュリンク包装体10は、熱収縮性フィルム1で包装してなり、封筒貼り状に重ね合わせて融着してなるセンターシール部2と前後シール部3とを有している。
ここで、本発明の収縮包装体10におけるセンターシール部2は、図3に示すように包装体内部側に設けられ空気排出用の非融着部4を有する不連続シールが施された熱シール部5と、包装体外部側に設けられ空気排出が可能な非塗布部6が形成されるように塗布されたブロッキング促進剤を介して融着されたブロッキング部7との二重構造となるように構成されている。すなわち、包装体内部の空気はまずセンターシール部2の熱シール部5を通過し、しかる後にブロッキング部7を通過する構造となっているのである。
不連続シールの形状や非融着部4の形状については特に制限はなく、例えば、図2(A)に示すように一定間隔でシールを形成したり、図2(B)や図2(C)に示すような不連続シールを施せばよい。このような不連続シールを形成する方法としては、通常の熱シール方法が特に制限なく適用できる。
さて、本発明のシュリンク包装体10においては上記方法で形成した熱シール部5の非融着部4が収縮包装時における包装体内部の空気を排出する排出口の役目を果たしている。そして、熱シール部5に対する非融着部4の占める割合が多ければ多いほど空気をスムーズに排出することができる。更に、非融着部4にブロッキング防止剤が塗布されていると収縮包装の過程で非融着部4がブロッキングして空気の排出が困難となることが防止できるのでより好ましい。ブロッキング防止剤としてはシリコン系樹脂等の樹脂組成物や、インキのメジュームとして用いられるアクリル系樹脂等が好適に用いられる。
一方、センターシール部2の包装体外部側には包装体内部の空気排出可能な非塗布部6が形成されるように塗布されたブロッキング促進剤を介してフィルム同士が融着されたブロッキング部7が配されている。ブロッキング促進剤としては、特に限定されるものではないが、従来一般にヒートシール性を付与させるために用いられるパートコート剤が使用できる。例えば、ヒートシールワニスや、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、或いは、これらの適宜混合物が好適に用いられる。
本発明においては熱収縮性フィルム1のブロッキング部7を形成する位置に予め上記ブロッキング促進剤を塗布した熱収縮性フィルム1を使用するのであり、これらの塗布方法としては、例えば、ロール方式やスプレー方式があげられる。また、塗布形状としては空気排出可能な非塗布部6が形成されるような塗布であれば特に限定されるものではないが、点状に塗布することが好ましい。
本発明のシュリンク包装体では、センターシール部2が熱収縮性フィルム1を封筒貼り状に重ね合わせて形成されているので、包装袋内部の空気の排気が完了する以前にブロッキング促進剤によってフィルム同士が融着してブロッキング部7が形成される可能性があるが、加熱状態にあるので完全に融着してしまうことはなく、さらに、図3(A)の様にブロッキング促進剤の非塗布部6が存在しているので空気の排出を阻害することがない。また、包装体形成後には、ブロッキング促進剤が冷却されて再固化するとともに、熱収縮性フィルム1が収縮することによって非塗布部6に相当する部分も閉塞されるので、包装体内部の空気の排気をスムーズに行うために熱シール部5の非融着部4の占める割合を大きくしたり、ブロッキング防止剤を塗布したりしても、包装体を完全に密封することが可能になるのである。なお、そのためには、図3に示したように熱シール部5における非融着部4の占める割合が、ブロッキング部7における非塗布部6の占める割合に比べて大きいことが好ましい。
本発明のシュリンク包装体は、センターシール部2のうちの熱シール部5に設けられた非融着部4から収縮時の空気の排出が行われるので、従来必要とされたフィルムの全面に小孔を設ける必要がない。また、収縮包装後にはブロッキング部7のブロッキング促進剤を介してフィルム同士が融着するので外部から湿気や埃、虫などの進入がなく被包装物の保存性がより向上することとなる。しかも、従来公知の非融着部4をセンターシール部2に設けただけの包装体に比べて包装体内部の空気をスムーズに排出できるため美麗な包装仕上がりの熱収縮包装体10を提供することが可能となった。更にまた、本発明のシュリンク包装体を製造するために何ら特殊な設備を使用することなく従来使用している包装機を使用でき、新たに包装機を導入する必要がないので経済的であるという利点も有している。
本発明のシュリンク包装体10の一例を示す概略斜視図である。 熱シール部5における不連続シールと非融着部4の形状を説明する解説平面図(A)、(B)、(C)である。 本発明のシュリンク包装体10のセンターシール部2の構造を説明する概略平面図(A)、及びそのX−Y線付近の部分断面図(B)である。
符号の説明
10 シュリンク包装体
1 熱収縮性フィルム
2 センターシール部
3 前後シール部
4 非融着部
5 熱シール部
6 ブロッキング促進剤の非塗布部
7 ブロッキング部
20 被包装物

Claims (3)

  1. 被包装物20を熱収縮性フィルム1で包装してなり、封筒貼り状に重ね合わせて融着してなるセンターシール部2と前後シール部3とを有するシュリンク包装体10において、該センターシール部2が包装体内部側に設けられ包装体内部の空気排出用の非融着部4が形成されるように不連続シールされた熱シール部5と、包装体外部側に設けられ包装体内部の空気排出可能な非塗布部6が形成されるように塗布されたブロッキング促進剤を介してフィルム同士が融着しているブロッキング部7とからなることを特徴とするシュリンク包装体10。
  2. 熱シール部5における非融着部4の占める割合が、ブロッキング部7における非塗布部6の占める割合に比べて大きいことを特徴とする請求項1記載のシュリンク包装体10。
  3. 非融着部4にブロッキング防止剤が塗布されていることを特徴とする請求項1又は2記載のシュリンク包装体10。
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