JP5104399B2 - 二重袋包装体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の二重袋包装体の一例を示す。図2は、本発明の二重袋包装体に用いる包装袋の一例を示す。図3は、本発明の二重袋包装体に用いる包装袋に用いる二重フィルムの一例の部分拡大断面説明図である。図4は、本発明の二重袋包装体に用いる包装袋に用いる二重フィルムの一例の部分拡大断面説明図である。図5から図11までは、本発明の二重袋包装体の製造方法の主要工程の模式的説明図である。図12は、二重袋包装袋を用いて外袋のエア吹込み工程を省略した場合の包装体の一比較例を示す。
密度ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂フィルムが好ましく使用できる。
このような二重袋の包装袋を用いた本発明の二重袋包装体の一例を以下に図1、図12を参照して説明する。
図1は本発明の二重袋包装体の一例を示す平面説明図と断面説明図である。二重包装袋1の包装材料フィルム12(内袋)の内部に固形の内容物5が収納され且つ脱気されており周縁部2−1は包装材料フィルム同士が密着してシールされている。その外側の剥離フィルム11(外袋)と包装材料フィルム12が、その間に気体が封入されて形成された空隙部8によって隔てられた状態で周縁部2−2、周縁部2−3では剥離フィルム11(外袋)と包装材料フィルム12が剥離可能な状態で密着しており、周縁部2−4、剥離フィルムシール部7では剥離フィルム同士が剥離可能な状態で密着している。
図12は二重袋包装体の一比較例を示す平面説明図と断面説明図である。図1と同様に
二重包装袋1の包装材料フィルム12(内袋)の内部に固形の内容物5が収納され且つ脱気されており周縁部2−1は包装材料フィルム同士が密着してシールされている。その外側の剥離フィルム11(外袋)は包装材料フィルム12に対して実質的に空隙のない状態で周縁部2−2、周縁部2−3では剥離可能な状態で密着しており、周縁部2−4では剥離フィルム同士が剥離可能な状態で密着している。
剥離フィルム11として、外層15となる厚さ12μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムと内層16となる厚さ40μmのポリエチレンフィルム(メルトフローレート:2g/10min、融点:110℃)とを溶融ポリエチレン21を介して積層し、二軸延伸ポリプロプレンフィルム(厚さ12μm)/ポリエチレン(厚さ15μm)/ポリエチレンフィルム(厚さ40μm)からなる層構成の剥離フィルム11を準備した。内層のポリエチレンの外側にはコロナ放電処理を施した。なお、メルトフローレート(MFR)はJIS K7210により、融点はJIS K7121により測定した。
また、剥離フィルム11と接する側の二軸延伸ナイロンフィルム表面は、コロナ放電等の表面処理を施さない未処理面である。
包装袋への固形内容物(電子基板)の封入の主要工程の一例を図5から図11までに模式的に示した。図5はエア注入口6を表に向けて固定した状態の斜視図であり、図6はエア注入口6に向けてエアノズル9が下降して接近してゆく状態を、図7はエアノズル9からエア注入口6を通して剥離フィルムの外袋内にエアを吹き込んでいる状態をそれぞれ示している。
外袋へのエアの注入が必要量に達すると、図8に示すように、加熱したシールバー17によって外袋のシールを行う。図8ではシールの位置は外袋が内袋よりも延設された部分になっているが、この場合のシールは外袋内に注入されたエアが漏洩しない程度に封止出来ればよく、エア注入口6の部分等適切な位置と方法で行うことが出来る。剥離フィルムと包装材料フィルムの重ね合わせ部分と隔離するように隔離シールするか、または、気体吹き込み口付近で剥離フィルムどうしをシールして剥離フィルムと包装材料の間の空間を密封出来ればよい。
次に外袋へのエア注入と18の位置(図1では7の位置)でのシールが完了した包装袋に図9に示すように開口部4から固形内容物5を挿入する。次に、脱気ノズル19を内袋の開口部から差込み内容物を収容した内袋内を脱気して減圧状態にしてから、内袋の開口部4を20の位置でシールして図11の状態で本発明の包装体を完成した。
この完成した包装体の外側の剥離フィルムを手で剥がしてみた。従来の、特許文献1で開示されている方法即ち剥離フィルムが全面で包装材料フィルムと密着しているタイプ及び周縁部の剥離フィルムと包装材料フィルムの三方をすべてシールしたタイプの三方シール袋を使用した場合に比べて、剥離フィルムの除去が著しく容易であった。このように、本発明の剥離フィルムを有する二重袋包装体は、複雑な形状の内容物の真空包装の場合でも、二重フィルムの外側に位置する剥離フィルムは簡単に剥ぐことができ、剥離フィルムを剥いた後はクリーンな包装体を容易、かつ、確実に得る事ができることが確認できた。
2−1…周縁部(包装材料フィルム同士が密着している部分)
2−2…周縁部(剥離フィルムと包装材料フィルムが剥離可能な状態で密着している部分)
2−3…周縁部(剥離フィルムと包装材料フィルムがエア吹込み時には密着していない辺)
2−4…周縁部(剥離フィルム同士が密着している辺)
3…内容物収納部
4…開口部
5…内容物
6…エア注入口
7…剥離フィルムシール部
8…空隙部
9…エアノズル
10…二重フィルム
11…剥離フィルム
12…包装材料フィルム
13…基材層
14…シーラント層
15…外層
16…内層
17…シールバー
18…剥離フィルムシール部
19…脱気ノズル
20…開口部シール後部分
21…ポリエチレン
22…ナイロン
23…ナイロン
24…接着剤
25…アルミニウム箔
26…接着剤
27…接着剤
28…ポリエチレン
Claims (3)
- 剥離フィルムと、包装材料フィルムを重ね合せた二重フィルムを、包装材料フィルムのシーラント層を互いに対向させて周縁部をシールしてなる包装体において、前記剥離フィルムと包装材料フィルムとは、3辺の周縁部では剥離可能に密着しており、周縁部以外の収納部では密着しておらず、他の1辺は剥離フィルムが包装材料フィルムより長く延設されており、剥離フィルムが重ね合わされ、端縁部が密着しており、剥離フィルムが重ね合わされた部分に気体吹き込み口があり、気体吹き込み口はシールによって剥離フィルムと包装材料フィルムの重ね合わせ部分と隔離され、または、気体吹き込み口部分で剥離フィルムどうしがシールされている包装袋の包装材料フィルム間に固形の内容物が収納され且つ脱気されており、剥離フィルムと、包装材料フィルムの間に気体が封入されていることを特徴とする二重袋包装体。
- 前記包装材料フィルムは、二軸延伸プラスチックフィルムからなる基材層と、ポリオレフィン系樹脂からなるシーラント層からなり、前記剥離フィルムは、外層と内層の2層以上からなり少なくとも内層は熱融着性樹脂層からなることを特徴とする請求項1に記載の二重袋包装体。
- 気体吹き込み口より気体を吹き込み、気体を吹き込んだ後、剥離フィルムと包装材料フィルムの重ね合わせ部分と隔離するように隔離シールするか、または、気体吹き込み口付近で剥離フィルムどうしをシールして剥離フィルムと包装材料の間の空間を密封した後、包装材料フィルム間で形成される空間に固体の内容物を充填し、脱気、または、真空包装することを特徴とする請求項1または2に記載の二重袋包装体の製造方法。
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