JP2005238865A - 車両の荷役装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 荷積みプラットフォームの格納時及び使用時の動作を適正に設定する。
【解決手段】 荷積みプラットフォーム1基部が荷台床面高さにいて荷積みプラットフォーム1が垂直姿勢から水平姿勢に姿勢変更するまでは荷積みプラットフォーム1の下降動作をコントローラ19が規制し、荷積みプラットフォーム1が水平姿勢になったことを水平検知センサ15が検知すると荷積みプラットフォーム1の下降動作をコントローラ19が許容する。一方、荷積みプラットフォーム1基部が地面Fから荷台床面高さに上昇するまでは荷積みプラットフォーム1の垂直姿勢方向への姿勢変更動作をコントローラ19が規制し、荷積みプラットフォーム1基部が荷台床面高さに上昇したことを高さ検知センサ18が検知すると荷積みプラットフォーム1の垂直姿勢方向への姿勢変更動作をコントローラ19が許容する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、荷物を積み降ろしする際に荷物を載せて昇降する荷積みプラットフォームを備えた車両の荷役装置の改良に関するものである。
車両の荷役装置として、平行リンク機構で片持ち支持した荷積みプラットフォームを水平姿勢で地面と荷台床面高さとの間で昇降させるとともに、荷台床面高さで水平姿勢と垂直姿勢とに姿勢変更し、かつ接地状態及び任意の高さで傾動させるようにした荷役装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−187476号公報(第3及び第4頁、図1,図2 ,図5及び図6)
このような荷役装置において、例えば、荷積みプラットフォームを格納状態の垂直姿勢から使用状態の水平姿勢に姿勢変更する際、通常ならば荷積みプラットフォームを最上昇端位置である荷台床面高さで回動させて姿勢変更するのであるが、荷積みプラットフォームが未だ水平姿勢にならないときに、スイッチ操作を誤って荷積みプラットフォームが下降すると、車両がバン車で荷積みプラットフォームが荷台の扉を兼ねている場合には、荷台の開口周縁部に設けられている緩衝材を荷積みプラットフォームが擦って緩衝材が摩耗したり破損することになる。また、荷積みプラットフォームが荷台の扉に重なるように垂直姿勢で格納されるタイプでは、荷積みプラットフォームが垂直姿勢になった際に荷積みプラットフォーム側の緩衝材が荷台側に当接するようになっているが、荷積みプラットフォームが垂直姿勢のときに、スイッチ操作を誤って荷積みプラットフォームが下降すると、緩衝材が擦れて摩耗したり破損することになる。
一方、荷積みプラットフォームが水平姿勢で地面と荷台床面高さとの間を昇降中に、スイッチ操作を誤って荷積みプラットフォームが傾動すると、荷崩れが発生したり荷物が落下する等して非常に危険で荷役作業に支障を来すことになる。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、荷積みプラットフォームの格納時及び使用時の動作を適正に設定するようにしたことである。
上記の目的を達成するため、この発明は、荷積みプラットフォーム基部が荷台床面高さにいて荷積みプラットフォームが垂直姿勢から水平姿勢になるまではその下降動作を規制する一方、荷積みプラットフォーム基部が地面から荷台床面高さに上昇するまではその垂直姿勢への姿勢変更動作を規制するようにしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、荷積みプラットフォームを片持ち支持して水平姿勢で地面と荷台床面高さとの間で昇降させるとともに、荷台床面高さで水平姿勢と垂直姿勢とに姿勢変更し、かつ接地状態及び任意の高さで傾動させる車両の荷役装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記荷積みプラットフォームの水平姿勢を検知する水平検知手段と、上記荷積みプラットフォーム基部が荷台床面高さにいることを検知する高さ検知手段と、上記水平検知手段及び高さ検知手段が接続され、上記荷積みプラットフォーム基部が荷台床面高さにいて荷積みプラットフォームが垂直姿勢から水平姿勢に姿勢変更するまでは荷積みプラットフォームの下降動作を規制し、荷積みプラットフォームが水平姿勢になったことを上記水平検知手段が検知すると荷積みプラットフォームの下降動作を許容し、一方、上記荷積みプラットフォーム基部が地面から荷台床面高さに上昇するまでは荷積みプラットフォームの垂直姿勢方向への姿勢変更動作を規制し、荷積みプラットフォーム基部が荷台床面高さに上昇したことを上記高さ検知手段が検知すると荷積みプラットフォームの垂直姿勢方向への姿勢変更動作を許容する制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、荷積みプラットフォームは、地面から荷台床面高さに上昇するまでは、荷積みプラットフォームが垂直姿勢と水平姿勢とに姿勢変更するときの水平検知手段のONとOFFとの切り換わりのヒステリシスに基づく角度で垂直方向に傾動することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御手段には、荷積みプラットフォームの姿勢及び高さに関係なく昇降動作及び姿勢変更動作を可能とする規制解除手段が接続されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、荷積みプラットフォーム基部が荷台床面高さにいて荷積みプラットフォームが垂直姿勢から水平姿勢に姿勢変更するまでの間、荷積みプラットフォームの下降動作を制御手段により規制し、荷積みプラットフォームが水平姿勢になったことを検知した水平検知手段の検知信号に基づき下降規制を解除して荷積みプラットフォームの下降動作を許容するので、車両がバン車で荷積みプラットフォームが荷台の扉を兼ねている場合において、荷台の開口周縁部に設けられている緩衝材を荷積みプラットフォームが擦る事態や、荷積みプラットフォームが荷台の扉に重なるように垂直姿勢で格納されるタイプにおいて、荷積みプラットフォーム側の緩衝材が荷台側に当接して擦れる事態を解消でき、緩衝材の摩耗や破損を確実に防止することができる。
一方、荷積みプラットフォーム基部が地面から荷台床面高さに上昇するまでの間、荷積みプラットフォームの垂直姿勢方向への姿勢変更動作を制御手段により規制し、荷積みプラットフォーム基部が荷台床面高さに上昇したことを検知した高さ検知手段の検知信号に基づき垂直姿勢方向への姿勢変更動作規制を解除して荷積みプラットフォームの垂直姿勢方向への姿勢変更動作を許容するので、荷積みプラットフォームの昇降中における水平姿勢を確保でき、荷崩れや荷物の落下を防止して荷役作業を安全に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、荷積みプラットフォームが地面から荷台床面高さに上昇するまでの間、荷積みプラットフォームの垂直姿勢方向への姿勢変更動作を規制しているとはいっても、荷積みプラットフォームが垂直姿勢と水平姿勢とに姿勢変更するときの水平検知手段のONとOFFとの切り換わりのヒステリシスに基づく角度で垂直方向に傾動するようになっているので、その角度で荷積みプラットフォームを予め垂直方向に傾動させておけば、荷積みプラットフォームに過荷重が掛かって前下がりになる(荷積みプラットフォームの先端側が下がる)のを防止できて安全な荷役作業を実現することができる。
請求項3に係る発明によれば、規制解除手段を働かすことで荷積みプラットフォームをその姿勢及び高さに関係なく昇降させたり姿勢変更することができ、目的に応じて自在に荷役作業を行うことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図10は車両としてのバン車Aを示し、このバン車Aの車幅方向両側で車体前後方向に延びるシャーシフレーム(図示せず)には、箱形の荷台Bが搭載され、この荷台床面b1下方には荷役装置Cが装備されている。荷役装置Cは、荷物を載せて昇降する荷積みプラットフォーム1と、この荷積みプラットフォーム1基端の左右両側をそれぞれ片持ち支持する2組の平行リンク機構2とを備え、これら2組の平行リンク機構2の同期作動により、上記荷積みプラットフォーム1を図4の格納状態、図5の荷台床面高さにいる状態、図6の水平姿勢で接地した状態、図7の先端を傾動させて接地させた状態、図8の荷台床面高さで傾動させた状態、図9の中間高さで傾動させた状態等にそれぞれ姿勢変更するようになっている。
上記荷台B後端には、荷物を出し入れするための開口部b2が形成され、開口部b2上方には跳ね上げ式の扉b3が設けられている。また、荷台Bの開口周縁部の左右両辺及び下辺と扉b3下辺には、荷積みプラットフォーム1を垂直姿勢で格納した際に荷積みプラットフォーム1周縁部が当接するゴム製の緩衝材b4が設けられている。
図2〜9に示すように、荷台床面b1下方には、車幅方向に延びる閉断面形状の支持フレームDがシャーシフレームに固設ブラケットE1を介して固設されている。上記支持フレームDの固設ブラケットE1側方には第1支持ブラケットE2と第2支持ブラケットE3とが配設されている。
上記各平行リンク機構2は、上端が上記第1支持ブラケットE2に軸3で上下方向に回動自在に枢着されたチルトアーム4を備えている。このチルトアーム4上端寄りにはリフトアーム5基端が軸6で上下方向に回動自在に枢着され、このリフトアーム5先端は上記荷積みプラットフォーム1基端に軸7で上下方向に回動自在に枢着されている。上記リフトアーム5下方には、油圧シリンダからなるリフトシリンダ8が配置され、このリフトシリンダ8のシリンダチューブ8a基端は上記チルトアーム4下端に軸9で上下方向に回動自在に枢着されているとともに、ピストンロッド8b先端は上記リフトアーム5先端寄りに軸10で上下方向に回動自在に枢着されている。上記荷積みプラットフォーム1基端には、油圧シリンダからなるチルトシリンダ11のシリンダチューブ11a基端が軸12で上下方向に回動自在に枢着され、このチルトシリンダ11のピストンロッド11b先端は上記第2支持ブラケットE3に軸13で上下方向に回動自在に枢着されている。
そして、上記チルトアーム4、リフトアーム5、リフトシリンダ8及びチルトシリンダ11により平行リンク機構2を構成し、上記リフトシリンダ8は、伸縮作動により荷積みプラットフォーム1を水平姿勢で地面Fと荷台床面高さとの間で昇降させるようになっている(図5及び図6参照)。上記チルトシリンダ11は、伸縮作動により荷積みプラットフォーム1を荷台床面高さで水平姿勢と垂直姿勢とに姿勢変更するようになっている(図4及び図5参照)。上記チルトアーム4は、荷積みプラットフォーム1が水平姿勢で接地した際、荷積みプラットフォーム1の自重により又はこれに荷物の荷重が加算されたトータル荷重によって支持フレームDから離間する方向に軸3回りに回動し、荷積みプラットフォーム1先端を前下がりに傾動させて接地させるようになっている(図6及び図7参照)。つまり、チルトアーム4が支持フレームDから離間する方向に回動すると、この回動によりリフトアーム5が荷積みプラットフォーム1先端側に押し出されるように移動し、その結果、荷積みプラットフォーム1が軸12回りに回動して前傾姿勢で接地するのである。また、荷積みプラットフォーム1は、リフトシリンダ8とチルトシリンダ11との共働により地面Fと荷台床面高さとの間の任意の高さで傾動するようにもなっている。この動作は後述する規制解除スイッチ27(図1参照)のON操作により可能になる。
上記チルトシリンダ11のシリンダチューブ11a先端側にはセンシングプレート14が取り付けられ、一方、ピストンロッド11b先端には、水平検知手段としての近接センサからなる水平検知センサ15が取り付けられている。そして、チルトシリンダ11の反ロッド側作動室から油圧を排出してチルトシリンダ11が収縮作動することで、荷積みプラットフォーム1基部が荷台床面高さにいて荷積みプラットフォーム1が図4の垂直姿勢の格納状態から図5の水平姿勢の使用状態になると、上記センシングプレート14が水平検知センサ15に接近し、水平検知センサ15により荷積みプラットフォーム1の水平姿勢を検知するようになっている。なお、センシングプレート14及び水平検知センサ15の代わりに、荷積みプラットフォーム1に傾斜センサを取り付け、荷積みプラットフォーム1自体の姿勢を傾斜センサで直接検知するようにしてもよい。
また、上記リフトアーム5基端側にもセンシングプレート16がブラケット17を介して取り付けられ、一方、上記第1支持ブラケットE2上端には、高さ検知手段としての近接センサからなる高さ検知センサ18が取り付けられている。そして、リフトシリンダ8の反ロッド側作動室に油圧を供給してリフトシリンダ8が伸長作動することで、リフトアーム5、リフトシリンダ8及びチルトシリンダ11が上方に回動して荷積みプラットフォーム1基部が図6の接地状態から水平姿勢で図5に示す荷台床面高さまで上昇すると、上記センシングプレート16が高さ検知センサ18に接近し、高さ検知センサ18により荷積みプラットフォーム1基部が荷台床面高さにいることを検知するようになっている。
上記水平検知センサ15及び高さ検知センサ18は、制御手段としてのコントローラ19に接続され、各々の検知信号(ON信号)がコントローラ19に入力されるようになっている。このコントローラ19には、図1に示すように、荷積みプラットフォーム1を垂直姿勢から水平姿勢に姿勢変更(開操作)するための開スイッチ20、荷積みプラットフォーム1を水平姿勢から垂直姿勢に姿勢変更(閉操作)するための閉スイッチ21及び、荷積みプラットフォーム1を水平姿勢で下降させるための下スイッチ22が接続されている。なお、これらのスイッチ以外にも、荷積みプラットフォーム1を水平姿勢で上昇させるための上スイッチ等が接続されているが、ここでは省略している。また、上記コントローラ19には、上記開スイッチ20のON操作により励磁されチルトシリンダ11を収縮作動させる開ソレノイド23、上記閉スイッチ21のON操作により励磁されチルトシリンダ11を伸長作動させる閉ソレノイド24及び,上記下スイッチ22のON操作により励磁されリフトシリンダ8を収縮作動させる下ソレノイド25が接続されている。さらに、上記コントローラ19には、上記閉スイッチ21のON操作により閉じられるリレー26が接続され、このリレー26は油圧ポンプを駆動するモータ27に接続されている。
そして、荷積みプラットフォーム1基部が荷台床面高さにいて荷積みプラットフォーム1が図4の垂直姿勢から図5の水平姿勢に姿勢変更するまでは、水平検知センサ15が未だセンシングプレート14を検知せずにOFF状態で検知信号(ON信号)がコントローラ19に入力されておらず、下スイッチ22をON操作しても、コントローラ19は下ソレノイド25が励磁されないようにしており、したがって、リフトシリンダ8は収縮作動せず、荷積みプラットフォーム1の下降動作を規制するようにしている。そして、荷積みプラットフォーム1が図5のように水平姿勢になると、水平検知センサ15がセンシングプレート14を検知してON状態となり、検知信号(ON信号)がコントローラ19に入力され、下スイッチ22をON操作すると、コントローラ19は下ソレノイド25が励磁されるようにする。これにより、リフトシリンダ8が収縮作動して荷積みプラットフォーム1の下降動作を許容するようになっている。逆に、荷積みプラットフォーム1が図5の水平姿勢から図4の垂直姿勢に姿勢変更する間も、水平検知センサ15がセンシングプレート14から離れているので、同様に、リフトシリンダ8は収縮作動せず、荷積みプラットフォーム1の下降動作が規制される。
一方、荷積みプラットフォーム1基部が水平姿勢で図6の状態から図5の状態へと地面Fから荷台床面高さに上昇するまでは、高さ検知センサ18が未だセンシングプレート16を検知せずにOFF状態で検知信号(ON信号)がコントローラ19に入力されておらず、閉スイッチ21をON操作しても、コントローラ19は閉ソレノイド24が励磁されないようにしており、したがって、チルトシリンダ11は伸長作動せず、荷積みプラットフォーム1の垂直姿勢方向への姿勢変更動作を規制するようにしている。そして、荷積みプラットフォーム1基部が図5のように荷台床面高さに上昇すると、高さ検知センサ18がセンシングプレート16を検知してON状態となり、検知信号(ON信号)がコントローラ19に入力され、閉スイッチ21をON操作すると、コントローラ19は閉ソレノイド24が励磁されるようにするとともにリレー26を閉じる。これにより、モータ27が起動して油圧がチルトシリンダ11の反ロッド側作動室に供給され、チルトシリンダ11が伸長作動して荷積みプラットフォーム1の図4のような垂直姿勢方向への姿勢変更動作を許容するようになっている。逆に、荷積みプラットフォーム1が水平姿勢で図5に示す荷台床面高さから図6に示す接地状態へと下降する間も、高さ検知センサ18がセンシングプレート16から離れているので、同様に、チルトシリンダ11は伸長作動せず、荷積みプラットフォーム1の垂直姿勢方向への姿勢変更動作が規制される。
なお、荷積みプラットフォーム1は、水平姿勢で接地した状態から前傾姿勢(荷積みプラットフォーム1の先端側が下がる姿勢)をとる傾動動作を考慮して、図11に示すように、水平ラインL1から下方に角度α1(16°位)だけ傾動するようになっている。この下方角度α1の範囲は、荷積みプラットフォーム1が垂直姿勢から水平姿勢に移行する開作動時の水平検知センサ15のON範囲であり、水平ラインL1から垂直ラインL2までの上方角度α2が開作動時の水平検知センサ15のOFF範囲である。ところで、近接センサ等の検知センサでは、ONからOFFに切り換わるときのタイミングがOFFからONに切り換わるときのタイミングよりも遅れる。つまり、荷積みプラットフォーム1が下方に最も傾動した位置1aから垂直姿勢に移行する閉作動時の水平検知センサ15のON範囲は、水平ラインL1を越えた下方角度α3になり、その位置1bから垂直ラインL2までの上方角度α4が閉作動時の水平検知センサ15のOFF範囲である。このように、水平検知センサ15のONとOFFとの切り換わりに応答差、いわゆるヒステリシスが生ずる。そして、荷積みプラットフォーム1は、地面Fから荷台床面高さに上昇するまでは、垂直姿勢方向への姿勢変更動作が規制されているが、荷積みプラットフォーム1が垂直姿勢と水平姿勢とに姿勢変更するときの水平検知センサ15のONとOFFとの切り換わりのヒステリシスに基づく角度α5(α3−α1=3°〜5°位)で垂直方向に傾動するように設定されている。このことは、荷積みプラットフォーム1が荷台床面高さから地面Fに下降するときも同様である。
さらに、上記コントローラ19には、規制解除手段としての規制解除スイッチ28が接続され、この規制解除スイッチ28をON操作することにより、荷積みプラットフォーム1は姿勢及び高さに関係なく、つまり水平検知センサ15及び高さ検知センサ18の検知信号に関係なく自在に昇降動作及び姿勢変更動作を可能としている。そして、荷積みプラットフォーム1は、リフトシリンダ8とチルトシリンダ11との共働により地面Fと荷台床面高さとの間の任意の高さで傾動し、図8に示すように、荷台Bの荷台床面高さで荷台Bを高所の受渡場所Gに橋渡ししたり、あるいは図9に示すように、荷台Bの荷台床面高さと地面Fとの間の中間高さで荷台Bを低所の受渡場所Gに橋渡しするようになっている。したがって、規制解除スイッチ28をON作動させることで荷積みプラットフォーム1をその姿勢及び高さに関係なく昇降させたり姿勢変更することができ、目的に応じて自在に荷役作業を行うことができる。
次に、上述の如く構成された荷役装置Cの作動を説明する。
(1) 図4は荷積みプラットフォーム1を垂直姿勢にして荷台Bの開口部b2を閉じた格納状態を示す。この格納状態で、リフトシリンダ8及びチルトシリンダ11は共に伸長作動していて、リフトアーム5、リフトシリンダ8及びチルトシリンダ11は上方に回動して車体後方に向かって上傾姿勢を保持している。また、高さ検知センサ18がON作動している。
(2) この格納状態から荷積みプラットフォーム1を使用状態に移行するには、開スイッチ20をON操作して開ソレノイド23を励磁し、チルトシリンダ11の反ロッド側作動室から油圧を排出する。これにより、チルトシリンダ11が収縮作動し、荷積みプラットフォーム1が図5のように荷台床面高さで水平姿勢になり、水平検知センサ15がON作動する。この間、荷積みプラットフォーム1の下降動作がコントローラ19により規制されているので、荷台Bの開口周縁部に設けられている緩衝材b4を荷積みプラットフォーム1が擦る事態を解消でき、緩衝材b4の摩耗や破損を確実に防止することができる。荷積みプラットフォーム1が水平姿勢になって水平検知センサ15がON作動すると、この検知信号(ON信号)がコントローラ19に入力されて下ソレノイド25が励磁可能になる。この状態で、荷物を降ろす場合には、荷物を荷積みプラットフォーム1に載せる。
(3) 次に、下スイッチ22をON操作して下ソレノイド25を励磁し、リフトシリンダ8の反ロッド側作動室から油圧を排出する。これにより、リフトシリンダ8が収縮作動し、リフトアーム5、リフトシリンダ8及びチルトシリンダ11が下方に回動して荷積みプラットフォーム1が荷台床面高さから水平姿勢で下降する。この下降により高さ検知センサ18がOFF作動する。したがって、荷積みプラットフォーム1の垂直姿勢方向への姿勢変更動作がコントローラ19により規制されているので、荷積みプラットフォーム1の下降中における水平姿勢を確保でき、荷崩れや荷物の落下を防止して荷役作業を安全に行うことができる。
(4) 荷積みプラットフォーム1が下降して図6のように地面Fに水平姿勢で接地する。この接地状態で、荷積みプラットフォーム1が自重又はこれに荷物の荷重が加算されたトータル荷重によって支持フレームDから離間する方向に軸3回りに回動し、これに伴ってチルトアーム4が支持フレームDから離間する方向に回動すると、リフトアーム5が荷積みプラットフォーム1先端側に押し出されるように移動して平行リンク機構2の平行状態が崩れ、荷積みプラットフォーム1が図7のように軸12回りに回動して前傾姿勢で接地する。この前傾姿勢(荷積みプラットフォーム1の先端側が下がった姿勢)で、荷物を降ろしたり、荷積みプラットフォーム1に載せたりする。
(5) 次に、荷積みプラットフォーム1を垂直姿勢の格納状態に戻したり、荷物を荷台Bに積み込む場合には、上スイッチをON作動してリフトシリンダ8の反ロッド側作動室に油圧を供給する。これにより、リフトシリンダ8が伸長作動し、荷積みプラットフォーム1が軸12回りに回動して図6の水平姿勢に戻り、これに引き続いてリフトアーム5、リフトシリンダ8及びチルトシリンダ11が上方に回動して荷積みプラットフォーム1が地面Fから水平姿勢で上昇する。この間、荷積みプラットフォーム1の垂直姿勢方向への姿勢変更動作がコントローラ19により規制されているので、荷積みプラットフォーム1の上昇中における水平姿勢を確保でき、荷崩れや荷物の落下を防止して荷役作業を安全に行うことができる。また、荷積みプラットフォーム1は、垂直姿勢と水平姿勢とに姿勢変更するときの水平検知センサ15のONとOFFとの切り換わりのヒステリシスに基づく角度α5で垂直方向に傾動するようになっているので、その角度α5で荷積みプラットフォーム1を予め垂直方向に傾動させておけば、荷積みプラットフォーム1に過荷重が掛かって前下がりになる(荷積みプラットフォーム1の先端側が下がる)のを防止できて安全な荷役作業を実現することができる。
(6) 荷積みプラットフォーム1が荷台床面高さに上昇すると、高さ検知センサ18がON作動し、この検知信号(ON信号)がコントローラ19に入力されて閉ソレノイド24が励磁可能になり、荷積みプラットフォーム1の垂直姿勢方向への姿勢変更動作の規制が解除される。この状態で、荷物を荷台Bに積み込む。あるいは、荷積みプラットフォーム1を垂直姿勢の格納状態に戻すには、閉スイッチ21をON操作して閉ソレノイド24を励磁するとともに、モータ27を作動させて油圧ポンプを駆動し、チルトシリンダ11の反ロッド側作動室に油圧を供給する。これにより、チルトシリンダ11が伸長作動し、荷積みプラットフォーム1が上方に回動して図4のように垂直姿勢になり、荷台Bの開口部b2を閉じる。
なお、この実施の形態では、荷役装置Aを車両後端部分に適用したが、左側端部分又は右側端部分に適用してもよい。
この発明は、荷物を積み降ろしする際に荷物を載せて昇降する荷積みプラットフォームを備えた車両の荷役装置として有用である。
荷役装置の制御ブロック図である。 平行リンク機構の車体固定側部分の側面図である。 図2の平面図である。 荷積みプラットフォームの格納状態を示す側面図である。 荷積みプラットフォームが水平姿勢で荷台床面高さにいる状態を示す側面図である。 荷積みプラットフォームが水平姿勢で接地した状態を示す側面図である。 荷積みプラットフォーム先端を傾動させて接地させた状態を示す側面図である。 荷積みプラットフォームを荷台床面高さで傾動させて荷台を高所の受渡場所に橋渡しした状態を示す側面図である。 荷積みプラットフォームを荷台床面高さと地面との間の中間高さで傾動させて荷台を低所の受渡場所に橋渡しした状態を示す側面図である。 バン車を方向から見た斜視図である。 水平検知センサのヒステリシスの説明図である。
符号の説明
1 荷積みプラットフォーム
15 水平検知センサ(水平検知手段)
18 高さ検知センサ(高さ検知手段)
19 コントローラ(制御手段)
28 規制解除スイッチ(規制解除手段)
B 荷台
b1 荷台床面
C 荷役装置
F 地面

Claims (3)

  1. 荷積みプラットフォームを片持ち支持して水平姿勢で地面と荷台床面高さとの間で昇降させるとともに、荷台床面高さで水平姿勢と垂直姿勢とに姿勢変更し、かつ接地状態及び任意の高さで傾動させる車両の荷役装置であって、
    上記荷積みプラットフォームの水平姿勢を検知する水平検知手段と、
    上記荷積みプラットフォーム基部が荷台床面高さにいることを検知する高さ検知手段と、
    上記水平検知手段及び高さ検知手段が接続され、上記荷積みプラットフォーム基部が荷台床面高さにいて荷積みプラットフォームが垂直姿勢から水平姿勢に姿勢変更するまでは荷積みプラットフォームの下降動作を規制し、荷積みプラットフォームが水平姿勢になったことを上記水平検知手段が検知すると荷積みプラットフォームの下降動作を許容し、一方、上記荷積みプラットフォーム基部が地面から荷台床面高さに上昇するまでは荷積みプラットフォームの垂直姿勢方向への姿勢変更動作を規制し、荷積みプラットフォーム基部が荷台床面高さに上昇したことを上記高さ検知手段が検知すると荷積みプラットフォームの垂直姿勢方向への姿勢変更動作を許容する制御手段とを備えたことを特徴とする車両の荷役装置。
  2. 請求項1記載の車両の荷役装置において、
    荷積みプラットフォームは、地面から荷台床面高さに上昇するまでは、荷積みプラットフォームが垂直姿勢と水平姿勢とに姿勢変更するときの水平検知手段のONとOFFとの切り換わりのヒステリシスに基づく角度で垂直方向に傾動することを特徴とする車両の荷役装置。
  3. 請求項1記載の車両の荷役装置において、
    制御手段には、荷積みプラットフォームの姿勢及び高さに関係なく昇降動作及び姿勢変更動作を可能とする規制解除手段が接続されていることを特徴とする車両の荷役装置。
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