JP2005238429A - 棒状体切断機 - Google Patents

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一人 外山
Hidesumi Okamura
英澄 岡村
Mineaki Yokoyama
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Abstract

【課題】 薄暗い場所での棒状体の切断作業が容易となり、安全性や作業効率が向上する棒状体切断機の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の棒状体切断機1は、棒状体を切断する切断作用部15と、切断作用部15における切断動作を操作する操作制御部27とを備えた棒状体切断機1において、切断作用部15が棒状体を切断可能な固定刃29、可動刃31を有し、操作制御部27の操作に連動して点灯し固定刃29、可動刃31を照射する点灯手段14を設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、全ネジ等の棒状の材料を剪断作用により切断する棒状体切断機に関する。
建物等の建築時において、照明器具、空調設備等の設備関係の機器を配設する場合、例えば電線ラック、空調ダクト、配管等を天井から吊り下げたり、壁面に取り付けたりする際に全ネジボルト(棒状体)が用いられている。この全ネジボルトは定尺なので、建築現場で必要な長さに切断して用いられている。全ネジボルトを必要な長さに切断するには、携帯型の切断機を用いて切断している。
このような切断機として特許文献1に開示された切断機は、正逆回転可能な可逆モータ、モータの回転を減速する複数の減速歯車、カム、揺動部材、可動刃、固定刃等からなり、モータの回転を減速歯車により減速し、カム、揺動部材を介して可動刃に回転駆動力を伝達し、固定刃との剪断作用により全ネジボルトを切断するようになっている。この場合、全ネジボルトを、固定刃と可動刃との間で切断位置を決めた後に、切断機を操作して、全ネジボルトを切断している。
特許第3298218号
ところが、特許文献1で記載された切断機では、固定刃と可動刃との間で全ネジボルトの切断位置を決める場合、薄暗い場所での位置決め作業は困難を伴い、正確な位置決めがしにくい。このため、固定刃と可動刃との間に全ネジボルトを位置させる作業に手間がかかるので、作業効率が悪く、安全性にも欠けていた。
そこで、本発明は、薄暗い場所での棒状体の切断作業が容易となり、安全性や作業効率が向上する棒状体切断機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、棒状体を切断可能な刃部を有する切断作用部と、切断作用部における切断動作を操作する操作制御部とを備えた棒状体切断機であって、前記操作制御部の操作に連動して点灯し前記刃部に光を照射する点灯手段を設けたことを特徴とする。
この棒状体切断機では、操作制御部の操作に連動して、点灯手段が刃部に光を照射するので、棒状体を容易に位置決めすることができ、棒状体が刃部の位置からずれている場合でも直ぐに修正することができる。従って、薄暗い場所での棒状体の切断作業が容易になり、作業効率も向上し、安全性も向上する。
請求項2の発明は、請求項1記載の棒状体切断機であって、切断作用部の棒状体の切断動作の停止後に、前記点灯手段が点灯していることを特徴とする。
この棒状体切断機では、棒状体の切断作業が停止した後も、点灯手段が点灯しているので、例えば、棒状体を切断している途中でなんらかの事情で切断動作を停止しても、刃部に光が照射されているので原因を素早く突き止めることができる。
請求項3の発明は、請求項2記載の棒状体切断機であって、前記点灯手段は、棒状体の切断動作の停止後、所定の時間後に消灯することを特徴とする。
この棒状体切断機では、所定時間後に点灯手段は消灯するので、消費電力を低減できる。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の棒状切断機であって、前記刃部が固定刃と、この固定刃に対して接離自在に回動し、固定刃に対して可動刃が接近する正転方向と、固定刃に対して可動刃が離間する逆転方向とに切り替える正逆レバーの操作で、前記点灯手段を消灯することを特徴とする。
この棒状体切断機では、棒状体の切断作業が停止した後に点灯手段が点灯しても、正逆レバーを操作することで消灯することができる。これにより、不必要に点灯手段を点灯させることがない。また、棒状体の切断動作の停止後、つまりなんらかの事情で切断動作が停止して点灯手段が点灯しても、可動刃を固定刃から離す際に正逆レバーを操作すれば、点灯手段を消灯することができる。
請求項5記載の発明は、刃部を点灯する点灯手段が、点滅することによって警告表示機能を有しているので、刃部を点灯することにより切断作業の安全性や作業効率が向上すると共に、警告表示機能をも有している。
本発明によれば、点灯手段が刃部に光りを照射するので、薄暗い場所での棒状体の切断作業が容易になり、作業効率、安全性が向上する。また、刃部を点灯する点灯手段が、点滅することによって警告表示機能を有しているので、照明という機能と警告という二つの機能を兼用することができ、別途、警告表示灯等を設ける必要がない。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態の棒状体切断機1を示す断面透視図、図2は切断作用部15、切断刃駆動機構17を示す正面図である。図3(a)はカバーを示し、図3(b)は図3(a)のb−b線に沿って切断した断面図、図4は本体胴体部7、切断作用部15、切断刃駆動機構17を示す断面図である。
図1に示すように、棒状体切断機(以下「切断機」という)1は、モータ3、減速装置5等が収納される本体胴体部7と、この本体胴体部7から突設されたハンドル部9と、本体胴体部7の一端側とハンドル部9の先端側とを連結する補強も兼ねた補助ハンドル部11とが設けられた切断機本体13に、切断作用部15、切断刃駆動機構17が一体に設けられている。
本体胴体部7には、モータ3及びモータ3に一体に設けられた冷却用ファンが収納・固定されるモータ収納部21と、このモータ収納部21に連続して減速装置5が収納される減速装置収納部23とが形成されている。ハンドル部9の内部には、スイッチ25を有する操作制御部27が設けられている。切断作用部15には固定刃29と可動刃31とが設けられている。切断刃駆動機構17は、減速装置5からの回転駆動力が出力軸(図4参照)33を介して伝達されて可動刃31を固定刃29側へ回動させ、固定刃29と可動刃31による剪断作用により棒状体を切断する。そして、本実施形態の切断機1は、切断作用部15が棒状体を切断可能な刃部としての固定刃29、可動刃31を有し、操作制御部27の操作に連動して点灯し固定刃29、可動刃31を照射する点灯手段14が設けられている。
点灯手段14は、図2及び図3に示すように、切断作用部15の可動刃31側のカバー16内に内蔵されたLED18と、このLED18の点灯を制御する制御回路(後述する制御回路26に内蔵されている)とで構成されている。カバー16内に内蔵されたLED18は、可動刃31側から固定刃29側へ向けて光りを照射する。制御回路は、制御回路26内に設けられ、電線20を介してLED18と接続されている。そして、操作制御部27によってLED18が点灯する時期、点灯時間が制御される。操作制御部27は、図1に示すように、ハンドル部9の本体胴体部7側に設けられた操作スイッチ25と、この操作スイッチ25の操作及び後述する切替ボタン78(正逆レバー)の操作でモータ3等を駆動制御する制御回路26とで構成されている。制御回路26には、タイマー回路も設けられており、点灯手段14が点灯してから消灯するまでの所定の時間を設定している。
以下、本実施形態の切断機1の他の構成について説明する。
本体胴体部7に設けられた上記減速装置5は、図4に示すように、モータ3側から切断刃駆動機構17の出力軸33に向かって配置された4つの減速機構A、B、C、Dで構成されている。減速機構Aは、モータ3の駆動軸35の回転を減速して減速機構Bに伝達する。減速機構Bは正転方向、逆転方向へ回転方向を切り替えて減速機構Cに回転を伝達する。減速機構Cは、減速機構Bにより減速された回転をさらに減速すると共に、必要に応じて減速機構Bからの回転を減速機構Cに伝達したり遮断する。減速機構Dは、減速機構Cからの回転をさらに減速して出力軸33に伝達する。
減速機構Aは、モータ3の駆動軸35に固定された入力歯車36と、本体胴体部7のフレーム37に固定された筒状の外歯車38と、入力歯車36と外歯車38とに噛み合う複数の遊星歯車(但し、図4では1個の遊星歯車のみ図示)39と、複数の遊星歯車39を回転可能に支持すると共に、減速機構Bへ回転駆動力を出力するキャリヤ出力軸40とで構成されている。そして、モータ3の回転を遊星歯車39によって減速してキャリヤ出力軸40から減速機構Bへ伝達する。
減速機構Bは、正転方向の回転を伝える正転用の遊星歯車群41と、逆転方向の回転を伝える逆転用の遊星歯車群42とで構成されている。正転用の遊星歯車群41は、図5(a)にも示すように、減速機構C側へ駆動力を出力する出力軸部43を有する筒状の出力側太陽歯車44と、モータ3からの回転駆動力で出力軸33を正転方向へ回転させる入力側の第1の入力側太陽歯車45と、第1の入力側太陽歯車45にそれぞれ噛み合う3個の遊星歯車46、46、46と、これらの3個の遊星歯車46、46、46にそれぞれ噛み合うと共に出力側太陽歯車44に噛み合う3個の遊星歯車47、47、47と、遊星歯車46、46、46、47、47、47を回転自在に支持するキャリヤ48とで構成されている。
また、逆転用の遊星歯車群42は、図5(b)に示すように、出力側太陽歯車44と、モータ3からの回転駆動力で出力軸33を逆転方向へ回転させる入力側の第2の入力側太陽歯車49と、出力側太陽歯車44と第2の入力側太陽歯車49とに噛み合う3個の遊星歯車47、47、47と、これらの遊星歯車47、47、47を回転自在に支持するキャリヤ48とで構成されている。ここで、正転用の遊星歯車群41と逆転用遊星歯車群42とで、出力側太陽歯車44、遊星歯車47、47、47、キャリヤ48は共通に用いられている。また、第1、第2の入力側太陽歯車49、49は、後述する切替軸50に回転自在に支持されている。
第1、第2の入力側太陽歯車49、49には、互いに対向する位置に係合筒部(図5(a)、(b)参照)51、52がそれぞれ設けられている。これらの係合筒部51、52には、矩形状の切欠53、54がそれぞれ形成されている。これらの切欠53、54に、切替軸50の突起(図4参照)55が係合することによりモータ3の回転が正転状態で減速機構Cへ伝達されたり、モータ3の回転が逆転状態で減速機Cへ伝達される。なお、図4において、中心線から上半分は切替軸50が切断刃駆動機構17側へ移動した正転状態を示し、中心から下半分は切替軸50がモータ3側へ移動した逆転状態を示す。また、正転用の遊星歯車群41によりモータ3の回転を歯車機構Cへ伝達する出力軸部43の回転数は、逆転用の遊星歯車群42によりモータ3の回転を歯車機構Cへ伝達する出力軸部43の回転数と異なっており、モータ3の回転数を一定としたとき、逆転の場合の方が回転数は大きく、減速比が正転の場合の方が大きいので正転の方が回転駆動力は大きい。
減速機構Cは、減速機構Bの出力側太陽歯車44に一体に設けられ、仕切壁56を貫通した出力軸部43と噛み合う遊星内歯車57と、この遊星内歯車57と噛み合う筒状の遊星外歯車58と、遊星内歯車57を回転自在に支持すると共に、出力軸部59が一体に形成されたキャリヤ部材60とで構成されている。
遊星外歯車58は、出力軸部59の外周に設けられた摩擦力押圧機構61によって仕切壁56側へ押圧されている。摩擦力押圧機構61は、フレーム63の壁部64を貫通した押圧軸65と、この押圧軸65の一側に設けられて遊星外歯車58を仕切壁56側へ押圧する摩擦部材66と、押圧軸65の他側であって、減速機構D側に設けられた押圧板67と、この押圧板67とフレーム63に対して交差する壁62との間に設けられて押圧板67を減速機構C側へ付勢するさらバネ68とで形成されている。
そして、減速機構Bの出力軸部43から回転駆動力が伝達されて遊星内歯車57が回転(自転)すると、遊星外歯車58が、さらバネ68の付勢力で仕切壁56側に押圧されているので回転することはなく、遊星内歯車57は遊星外歯車58に対して公転し、キャリヤ部材60が回転する。これにより、減速機構Bから伝達された回転駆動力を減速機構Dへ伝達することができる。
ここで、キャリヤ部材60の回転が規制されて回転が停止すると、出力軸部59の回転は遊星内歯車57に伝達されて遊星内歯車57は回転(自転)し、キャリヤ部材60を回転させようとしてもキャリヤ部材60の回転が規制されているので、遊星外歯車58は、摩擦力押圧機構61の摩擦力に抗して、すなわち、さらバネ68の付勢力に抗して、遊星外歯車58が回転する。これにより、モータ3の駆動が強制的に停止されることはなく、キャリヤ部材60がなんらかの都合でその回転が規制されても、モータ3が損傷することがない。キャリヤ部材60の出力軸部59は、減速機構Dと連結されている。
減速機構Dは、キャリヤ部材60の出力軸部59と噛み合う複数個の遊星内歯車69と、フレーム63の内壁に設けられた遊星外歯車70と、複数個の遊星内歯車69を回転自在に連結すると共に、出力軸33が一体に形成されたキャリヤ部材71とで構成されている。出力軸33は、切断刃駆動機構17内に突出しており、ベアリング72、73を介して回動自在に支持されている。この出力軸33には、モータ3からの駆動力が、減速機構A、B、C、Dを介して減速されて伝達される。また、減速機構Bにおいて、切替手段74によって正転方向への回転、逆転方向への回転が切り替えられて、出力軸33が正転、あるいは逆転する。
切替手段74は、図1に示すように、切替軸(図4参照)50に両端末が係合する半円弧状の変速バネ75と、この変速バネ75の中間部に係合する切替レバー76と、切替レバー76に一体に設けられて切替レバー76をスライドさせる切替カム77と、切替カム77を回動させる切替ボタン(正逆レバー)78とで構成されている。
変速バネ75は、図6に示すように、半円弧状の両先端に、切替軸50の溝50a内に係合する先端係合部79、79が形成され、中間部に中間係合部80が形成されている。また、中間係合部80と先端係合部79との間には、ループ状の回動支点部81が設けられ、フレーム82に突設されている支軸83、83に回動自在に支持されている。この変速バネ75は、切替レバー76のスライドで、回動支点部81を中心に先端係合部79が揺動することにより、切替軸50を図4において出力軸33側、あるいは図4においてモータ3側へ移動させることができる。切替ボタン78は、ハンドル部9の上部に設けられており、切断機本体13の一面側から他面側へ向けて貫通している。そして、切替ボタン78を押圧することで切替カム77が回動し、切替レバー76が一方へスライドする。
切断作用部15は、図2に示すように、刃部としての固定刃29と、この固定刃29に対して接離する可動刃31とで形成されている。固定刃29は、一側に当接刃部85が形成され他側に支持孔(図4参照)86が形成されている。この支持孔86内には、フレームに固定された回動支軸87が挿入され固定されている。また、可動刃31は、一側に当接刃部88が形成され、他側にアーム部89が設けられ、当接刃部88とアーム部89との間に支持孔(図4参照)90が設けられている。この支持孔90内には、回動支軸87が挿入され、可動刃31が回動支軸87に回動可能に支持されている。また、可動刃31のアーム部89の先端側には支軸91が設けられ、ローラ91aが回転自在に支持されている。また、支軸91の先端側は、切断刃駆動機構17のリターンプレート92に係合している。
切断刃駆動機構17は、出力軸33と、この出力軸33に噛み合う出力歯車93と、この出力歯車93の軸部94と一体に設けられ出力歯車93の回転方向と同方向へ揺動する回転カム95と、回転カム95にピン98を介して連動されるリターンプレート92とで形成されている。
出力軸33は、図4に示すように、フレーム96にベアリング72、73を介して回動自在に支持され、出力歯車93は、フレーム96に回動自在に支持されている。リターンプレート92は、可動刃31の軸方向の外側に配置され回動支軸87に回動可能に支持されている。リターンプレート92には、図2に示すように、略三角形状の内周カム面97が設けられている。この内周カム面97内には、回転カム95から突設されたピン98と、可動刃31のアーム部89の先端側に突設された支軸91の先端が挿入されている。また、アーム部89の先端側のローラ91aには、回転カム95と当接するカム面100が設けられている。リターンプレート92の内周カム面97には、支軸91が係合する支軸係合部101と、ピン98が当接摺動して可動刃31を固定刃29から離間させる開放誘導面102とが設けられている。
そして、出力軸33が、正転又は逆転方向に回転されることにより、回転カム95が揺動し、リターンプレート92、アーム部89を可動させて、可動刃31を固定刃29側へ回動させ棒状体を切断したり、可動刃31を固定刃29から離間させたりする。棒状体を切断する場合には、モータ3の回転は一定方向であり、切替手段74により正転用の遊星歯車群41が選択され、出力軸33が正転方向へ回転する。また、棒状体の切断の途中で可動刃31を固定刃29側から離間させる場合には、切替手段74により逆転用の遊星歯車群42が選択され、出力軸33が逆転方向へ回転する。
次に、棒状体切断機1の作動について説明する。
図7(a)に示す固定刃29から可動刃31が最大に離れた状態で、棒状体を固定刃29と可動刃31との間に挿入する。この場合、切断動作を開始するために操作制御部27を操作することで(切断機の電源をON状態にする)点灯手段14が作動し、所定時間点灯する(この場合、制御回路26に設けたタイマー回路が作動する)。また、固定刃29と可動刃31とが最大に離れた状態では、切替手段74は、減速機構Bにおいて正転用の遊星歯車群41を用いるために、切替軸50を軸方向に移動させて係合筒部51内に突起55を係合させ第1の入力側太陽歯車45にモータ3の回転が伝達するように切り替えておく。また、切断刃駆動機構17では、回転カム95のピン98が開放誘導面102の下端側に位置している。この状態からスイッチ25を操作してモータ3を正転方向へ回転させると、このモータ3の回転は、減速機構A、B、C、Dによって減速されて、出力軸33に回転駆動力が伝達される。出力軸33にモータ3の正転方向への回転駆動力が伝達されると、出力歯車93が図7(a)において反時計方向(矢印A方向)へ回転する。出力歯車93が回転すると、回転カム95が反時計方向へ揺動し、図7(b)、(c)に示すように、切断カム面104の先端側がアーム部89のカム面100に当接する。さらに、出力歯車93が同方向へ回転すると、回転カム95が揺動し切断カム面104がアーム部89の先端側のカム面に100に摺動して、可動刃31を回動支軸87を中心に反時計方向(矢印B方向)、すなわち、図8(a)、(b)に示すように、固定刃29側へ回動させる。これにより、棒状体の剪断が始まる。このとき、ピン98は、リターンプレート92の内周カム面97には摺動することなく移動する。切断カム面104の終端側がアーム部89のカム面100から外れると、すなわち、図8(c)、図9(a)に示すように、固定刃29側へ可動刃31が完全に回動すると、出力歯車93の回転による回転カム95の揺動でピン98が開放誘導面102に当接する。さらに、回転カム95が揺動すると、図9(b)に示すようにピン98が開放誘導面102に摺動することでリターンプレート92が回動支軸87を中心に時計方向(矢印C方向)へ回動する。リターンプレート92が回動支軸87を中心に時計方向へ回動すると、支軸係合部101も時計方向へ回動し、支軸91を時計方向へ回動させるので、可動刃31が固定刃29から離間する方向へ回動する。そして、ピン98が開放誘導面102の終端に位置すると、図7(a)に示す初期の状態となる。
上記の一連の動作が終了すると点灯手段14が再び作動して固定刃29、可動刃31に光を所定時間照射する。この間に次の棒状体を固定刃29、可動刃31間に挿入し、再び切断動作が行われ、連続した切断作業がなされる。また、点灯手段14は所定時間経過後に消灯する。
上述した切断動作の途中で、 なんらかの事情で切断動作が停止すると、点灯手段14が作動し固定刃29、可動刃31に光を照射する。この場合、可動刃31を固定刃29から離間させるために逆転させる。可動刃31を固定刃29から離間させるには、切替手段74によって切り替える。切替手段74の切替ボタン(正逆レバー)78を操作すると、点灯手段14は消灯する。
また、可動刃31を正転方向に回動させて棒状体を切断する切断動作の途中で、なんらかの事情により可動刃31を逆転方向(固定刃29から離間する方向)へ回動させると(切替手段74により回転方向を切り替えると)、可動刃31は最大開口位置まで回動する。可動刃31が最大開口位置に位置すると、操作制御部27がモータ3の駆動を停止して可動刃31を最大開口位置に停止させる。すなわち、棒状体の切断動作の途中で可動刃31を逆転させると、可動刃31は最大開口位置まで回動し、最大開口位置でモータ3の駆動が停止して可動刃31を最大開口位置で停止する。このとき、可動刃31を逆転方向(固定刃から離間する方向)へ回動させると、操作スイッチ25からの制御信号の入力如何に関わらず制御回路26はモータ3を駆動して開放機構を作動し、可動刃31を最大開口位置まで回動させる。
切替手段74によって、逆転用の遊星歯車群42に切り替えられると、切替軸50が軸方向に移動し、突起55が切欠54内に係合してモータ3の回転が逆転用の遊星歯車群42に伝達され、出力軸33が逆転する。この場合、図7(a)に示す状態からモータ3を駆動しても、すなわち、可動刃31が固定刃29に対して最大に開いた状態からさらに可動刃31を回動させようとしても回転カム95の開放誘導面102の終端部分がアーム部89に当接し、可動刃31が固定刃29側へ移動するだけで開くことがない。
また、可動刃31が固定刃29側へある程度移動した状態、あるいは完全に固定刃29側へ移動した状態から、切替手段74によって逆転用の遊星歯車群42に切り替えると、可動刃31は固定刃29側から離れる方向へ回動する。
また、点灯手段14のLED18は、切断作用部15における棒状体の切断動作を終了するためにスイッチ25を操作して、切断動作をオフにしても、操作制御部27内の制御回路によって所定時間点灯する。これにより、次の棒状体を切断するための位置決め動作の際には、固定刃29と可動刃31との間が点灯されているので、容易に次ぎの棒状体を位置決めすることができ、連続作業時における作業効率が向上する。
また、制御回路は、LED18を点灯させた後に所定時間後、消灯させるので消耗電力を低減することができる。
さらに、上記点灯手段14では、出力軸33の正転、逆転を切り替える切替手段74の切替ボタン(正逆レバー)78を操作することにより消灯することができる。
また、点灯手段14のLED18は、操作制御部27内の制御回路によって、例えば、モータ3への電圧が降下した場合(電池容量が低下した場合)、ノイズを受けた場合に点滅することによって警告表示機能を有している。
本実施形態によれば、点灯手段14が固定刃29、可動刃31に光りを照射するので、薄暗い場所での棒状体の切断作業が容易になり、作業効率、安全性が向上する。
また、棒状体の切断作業が停止した後も、点灯手段14が点灯しているので、例えば、棒状体を切断している途中でなんらかの事情で切断動作を停止しても、固定刃29、可動刃31に光が照射されているので原因を素早く突き止めることができる。
さらに、棒状体の切断作業が停止した後も、点灯手段14が点灯しているので、例えば、棒状体を切断している途中でなんらかの事情で切断動作を停止しても、原因を素早く突き止めることができ、所定時間後には消灯するので、無駄に点灯することがなく、消費電力を低減することができる。
さらに、棒状体の切断動作の停止後、つまりなんらかの事情で切断動作が停止して点灯手段14が点灯しても、可動刃29を固定刃31から離す際に切替ボタン(正逆レバー)78操作すれば、点灯手段14を消灯することができるので、不必要に点灯手段14を点灯させることがなく、消費電力を低減することができる。
また、固定刃29、可動刃29を点灯する点灯手段14が、点滅することによって警告表示機能を有しているので、照明という機能と警告という二つの機能を兼用することができ、別途、警告表示灯等を設ける必要がない。
なお、上記実施形態において、点灯手段14のLED18を、可動刃29側のカバー16内に配設したが、固定刃29側のカバー内に配設しても良く、固定刃29と可動刃31に光を照射できる位置でれば良い。
また、上記実施形態において、光源としてLED18を用いた例を示したが、LED18以外の光源を用いても良い。
さらに、上記実施形態では、切替ボタン78の操作によって点灯手段14を消灯させたが、専用のスイッチを設けて、点灯手段14を強制的に消灯させるようにしても良い。
棒状体切断機の全体構成を示す断面図である。 棒状体切断機の切断刃駆動機構及び切断作用部を示す正面図である。 切断刃駆動機構及び切断作用部の外周に設けられたカバーを示し、(a)は正面図、(b)は(a)のb−b線に沿って切断した断面図である。 本体胴体部内のモータ、減速装置、切断刃駆動機構を示す断面図である。 減速装置の減速機構Bを示し、(a)は正転用の遊星歯車群を示す図4のa−a線に沿って切断した断面図、(b)は逆転用の遊星歯車群を示し、図4のb−b線に沿って切断した断面図である。 切替手段の変速バネを示し、図4のc−c線に沿って切断した断面図である。 切断刃駆動機構の作動を示し、(a)は固定刃と可動刃が最大に開いた状態を示す正面図、(b)は可動刃が固定刃側へ動き始めた状態を示す正面図、(c)はさらに可動刃が固定刃側へ動き始めた状態を示す正面図である。 切断刃駆動機構の作動を示し、(a)は可動刃が固定刃側へ移動した状態を示す正面図、(b)は可動刃が固定刃側へ移動し棒状体を切断した状態を示す正面図、(c)は可動刃が固定刃側へ最大に移動した状態を示す正面図である。 切断刃駆動機構の作動を示し、(a)は可動刃が固定刃から離れ始めた状態を示す正面図、(b)は可動刃が固定刃から最大に離れる直前を示す正面図である。
符号の説明
1 棒状体切断機
14 点灯手段
15 切断作用部
16 カバー
18 LED
27 操作制御部
25 操作スイッチ

Claims (5)

  1. 棒状体を切断可能な刃部を有する切断作用部と、切断作用部における切断動作を操作する操作制御部とを備えた棒状体切断機であって、前記操作制御部の操作に連動して点灯し前記刃部に光を照射する点灯手段を設けたことを特徴とする棒状体切断機。
  2. 請求項1記載の棒状体切断機であって、前記切断作用部の棒状体の切断動作の停止後に、前記点灯手段が点灯していることを特徴とする棒状体切断機。
  3. 請求項2記載の棒状体切断機であって、前記点灯手段は、棒状体の切断動作の停止後、所定の時間後に消灯することを特徴とする棒状体切断機。
  4. 請求項2記載の棒状体切断機であって、前記刃部が固定刃と、この固定刃に対して接離自在に回動し、固定刃に対して可動刃が接近する正転方向と、固定刃に対して可動刃が離間する逆転方向とに切り替える正逆レバーの操作で、前記点灯手段を消灯することを特徴とする棒状体切断機。
  5. 棒状体を切断可能な刃部を有する切断作用部と、切断作用部における切断動作を操作する操作制御部とを備えた棒状体切断機であって、前記操作制御部の操作に連動して点灯し前記刃部に光を照射する点灯手段を設け、該点灯手段は、点滅することにより警告表示機能を有することを特徴とする棒状体切断機。
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