JPH04251702A - 電動鋸 - Google Patents

電動鋸

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JPH04251702A
JPH04251702A JP869791A JP869791A JPH04251702A JP H04251702 A JPH04251702 A JP H04251702A JP 869791 A JP869791 A JP 869791A JP 869791 A JP869791 A JP 869791A JP H04251702 A JPH04251702 A JP H04251702A
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rotation
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Takashi Oda
小田 尚
Yoshihiro Sakamoto
芳裕 坂本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋸刃を駆動することで被
切断物の切断を行う電動鋸、特にモータの正逆回転とワ
ンウェークラッチとで変速を行うようにした電動鋸に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電動鋸、殊に丸鋸は、従来の木材のみを
対象としたものから、新建材、成形品、モルタル、鉄板
、ガラス等の多種多様なものを対象としたものに変わり
つつあり、一つの鋸刃では対応できなくなっている。 このために被切断物に合った鋸刃を使用することになる
わけであるが、この場合、その鋸刃に適した回転数の回
転を与えなければ、鋸刃が持つ切断性能を十分に発揮さ
せることができない。従ってこの種の電動鋸、特に出力
が小さい充電式のものや小型のものでは変速機構を組み
込んだものとしなくてはならない。
【0003】ここにおいて、モータの正逆回転と、一方
向回転のみを伝達して他方向回転については空転する一
対のワンウェークラッチとを利用した変速機構がある。 これは図9に示すように、出力軸21に一対のギア22
,23を夫々ワンウェークラッチ24,24を介して取
り付けるとともに、一方のギア22はモータ2の出力軸
に設けたピニオン25に直接噛合するものとし、他方の
ギア23は中間軸26で支持した中間ギア27を介して
ピニオン25に噛合するものとすることで、モータ2か
ら両ギア22,23に至るまでの減速比を異ならせると
ともに、モータ2が一方向に回転する時の両ギア22,
23の回転方向を異ならせたものである。
【0004】上記ワンウェークラッチ24,24に動力
を伝達することができる方向が同じものを用いているこ
とから、モータ2が一方向に回転する時、一方のギア2
3と出力軸21との間に位置するワンウェークラッチ2
4は空転するものの、他方のギア22の回転はワンウェ
ークラッチ24を通じて出力軸21に伝達され、モータ
2が逆方向に回転する時は逆にギア23を通じて出力軸
21に回転が伝達される。ギアの切換のような物理的な
操作を必要とすることなく変速を行えるようになってい
るわけである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記変速機構
を丸鋸に利用した場合、次のような問題を有している。 すなわち、ワンウェークラッチは一方向の回転について
は空転するようになっていることから、出力軸も一方向
の回転が自由となっており、このためにモータの回転を
止めても鋸刃が取り付けられる出力軸は慣性である時間
だけ回転し続けることになる。丸鋸の場合、スイッチを
切ってモータを止めたにもかかわらず鋸刃が回転し続け
ることは危険であり、規格等でもスイッチを切ってから
所定の短時間内に鋸刃が停止しなくてはならないように
決められている。そして、変速機能のない電動鋸や、他
の変速機構を使用した電動鋸では、モータにブレーキ回
路を付設することで、鋸刃が短時間内に停止するように
しているのであるが、上記変速機構を利用した電動鋸で
は、単にモータ側にブレーキ回路を設けても鋸刃は回転
を続けることになってしまう。
【0006】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところはワンウェークラッチと
モータの正逆回転で変速を行えるようにした変速機構を
備えたものにおいても、モータの停止後、短時間内に鋸
刃を停止させてしまうことができる電動鋸を提供するに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、ワン
ウェークラッチとモータの正逆回転とを利用した変速機
構を備えた電動鋸であって、電源スイッチのオフに連動
してモータを短絡するブレーキ回路と、電源スイッチの
オフに連動して鋸刃が連結された出力部の回転に制動を
加えるブレーキ機構とを備えていることに主たる特徴を
有し、またブレーキ機構は出力部に向けてばね付勢され
て接触するブレーキシューを備えたものであるとともに
、電源スイッチのオフ操作に連動して電源スイッチをオ
フ状態にロックするオフロックスイッチと上記ブレーキ
シューとが連結されて、オフロックスイッチのロック解
除でブレーキシューが解放されるものであることに第2
の特徴を、更にブレーキ機構はソレノイドとこのソレノ
イドの作動で出力部に接触するブレーキシューとからな
り、上記ソレノイドはブレーキ回路に接続されてモータ
の短絡電流で作動することに第3の特徴を有している。
【0008】本発明によれば、電源スイッチをオフとす
れば、モータはブレーキ回路によって即座に停止するも
のであり、また鋸刃は電源スイッチのオフ操作に連動す
るブレーキ機構による制動を受けて急速に停止する。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、この電動鋸1は、図2及び図3に示すように、ハ
ウジング10の一端側面に固定カバー13でほぼ半周が
覆われた鋸刃3が取り付けられた丸鋸であって、ハウジ
ング10の他端には電池パック11が着脱自在とされて
いる。また上記鋸刃3における残る半周は、ベースプレ
ート15の下方に突出するとともに可動カバー14で覆
われている。
【0010】上記ハウジング10の一端側の内部には、
図1に示すように、モータ2と減速機構ブロックが納め
られ、中央部にはスイッチハンドル50で開閉される電
源スイッチ5が納められている。ここにおける減速機構
ブロックは、図4に示すように、鋸刃3が一端に押さえ
プレート34と固定ねじ35とで取り付けられる駆動軸
31と、モータ2とを接続しているもので、駆動軸31
に取り付けたギア32と噛み合うギア28が固着された
出力軸21に一対のギア22,23を夫々ワンウェーク
ラッチ24,24を介して取り付けるとともに、一方の
ギア22はモータ2の出力軸に設けたピニオン25に直
接噛合し、他方のギア23は中間軸26で支持した中間
ギア27を介してピニオン25に噛合している。
【0011】上記ワンウェークラッチ24,24に動力
を伝達することができる方向が同じものを用いているこ
とから、モータ2が一方向に回転する時、一方のギア2
3と出力軸21との間に位置するワンウェークラッチ2
4は空転するものの、他方のギア22の回転はワンウェ
ークラッチ24を通じて出力軸21に伝達され、モータ
2が逆方向に回転する時は逆にギア23を通じて出力軸
21に回転が伝達される。従って、鋸刃3はモータ3の
回転方向に応じて、異なる減速比で同じ方向に回転駆動
されるものである。
【0012】そして、ここにおける出力軸21には、図
1に示すように、ばね42で付勢されたブレーキ軸41
とこのブレーキ軸41の先端に設けたブレーキシュー4
0とからなるブレーキ機構4のブレーキシュー40が接
するものとなっている。また、ブレーキシュー40は、
ばね42による付勢を受けて常時出力軸21に接して出
力軸4の回転について制動を加えるのであるが、この制
動はオフロックスイッチ6の操作に連動して解除される
ようになっている。
【0013】オフロックスイッチ6は、軸60を中心に
回動自在となっているオフロックレバー61と、このオ
フロックレバー61を一方向に回動付勢しているばね6
4、オフロックレバー61に形成されたカム溝62との
係合部を備えてスライド自在とされているオフロックピ
ン63、そしてオフロックピン63とオフロックレバー
61との間に配設されてオフロックピン63を付勢する
ばね65とからなるもので、このオフロックピン63は
、常時は電源スイッチ5におけるスイッチハンドル50
の根元側にその一端を位置させることで、電源スイッチ
5のオン操作を妨げている。
【0014】このオフロックスイッチ6とブレーキ機構
4とを連動させているのは、オフロックレバー61の回
動に伴ってスライドする連動板47と、連動板47に一
端を当接させているとともに他端をブレーキシュー40
に当接させている連動ピン46である。連動ピン46は
ばね47によって連動板47側に向けて付勢されている
【0015】今、オフロックレバー61を図5に示すよ
うに回動させたならば、カム溝62のためにオフロック
ピン63がスライドしてスイッチハンドル63の根元部
分から退去して電源スイッチ5のオン操作が可能となる
。また、この時には連動板47がオフロックレバー61
に押されてスライドするとともに、連動ピン46が連動
板47によってブレーキシュー40側に押され、ブレー
キシュー40を出力軸21から離すために、出力軸21
の回転がフリーとなる。従って、この状態でスイッチハ
ンドル50を引いて電源スイッチ5をオンとすれば、モ
ータ2が回転して鋸刃3の回転駆動がなされるものであ
り、この時の鋸刃3の回転の減速比は前述のようにモー
タ2の回転方向によって変わる。なお、モータ2の回転
方向切り替えスイッチは図示していない。またスイッチ
ハンドル50を引いてしまえば、スイッチハンドル50
がオフロックピン63の復帰を妨げるために、鋸刃3を
回転駆動している間、オフロックレバー61に操作力を
加えておく必要はない。
【0016】そして、スイッチハンドル50から指を離
してこれを復帰させることで電源スイッチ5をオフとす
れば、図6に示すように、電源スイッチ5が図中のa側
からモータ2を短絡させるブレーキ回路側であるb側に
切り替わるために、モータ2は急速に停止する。また、
スイッチハンドル50の復帰に伴って、オフロックピン
63が復帰するとともにオフロックレバー61も復帰す
るために、連動板47及び連動ピン46も復帰し、ブレ
ーキシュー40が出力軸21に接してワンウェークラッ
チ24から鋸刃3側の回転系に制動を加えることを許す
ために、鋸刃3の回転も急速に停止する。
【0017】図7及び図8は他の実施例を示すもので、
ここではブレーキシュー40を一端に備えた軸41をソ
レノイド48におけるプランジャーで形成して、常時は
ばね49による付勢で出力軸21からブレーキシュー4
0が離れているようにしている。そしてソレノイド48
はブレーキ回路に直列に接続している。電源スイッチ5
を切ってモータ2の回転を止める時、ブレーキ回路に流
れる電流がソレノイド48を作動させてブレーキシュー
40を出力軸21に接触させ、鋸刃3の回転に制動を加
える。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明においては、電源ス
イッチをオフとすれば、モータはブレーキ回路によって
即座に停止し、鋸刃は電源スイッチのオフ操作に連動す
るブレーキ機構による制動を受けて急速に停止するもの
であり、変速のために動力伝達経路中にワンウェークラ
ッチが設けられているとはいえ、モータの停止後、短時
間内に鋸刃を停止させてしまうことができるものである
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の縦断面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の正面図である。
【図4】同上の横断面図である。
【図5】同上の鋸刃回転時の縦断面図である。
【図6】同上の概略回路図である。
【図7】他の実施例の概略回路図である。
【図8】同上のブレーキ機構の断面図である。
【図9】ワンウェークラッチを用いた変速機構の断面図
である。
【符号の説明】
2  モータ 4  ブレーキ機構 5  電源スイッチ 21  出力軸 24  ワンウェークラッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ワンウェークラッチとモータの正逆回
    転とを利用した変速機構を備えた電動鋸であって、電源
    スイッチのオフに連動してモータを短絡するブレーキ回
    路と、電源スイッチのオフに連動して鋸刃が連結された
    出力部の回転に制動を加えるブレーキ機構とを備えてい
    ることを特徴とする電動鋸。
  2. 【請求項2】  ブレーキ機構は出力部に向けてばね付
    勢されて接触するブレーキシューを備えたものであると
    ともに、電源スイッチのオフ操作に連動して電源スイッ
    チをオフ状態にロックするオフロックスイッチと上記ブ
    レーキシューとが連結されて、オフロックスイッチのロ
    ック解除でブレーキシューが解放されるものであること
    を特徴とする請求項1記載の電動鋸。
  3. 【請求項3】  ブレーキ機構はソレノイドとこのソレ
    ノイドの作動で出力部に接触するブレーキシューとから
    なり、上記ソレノイドはブレーキ回路に接続されてモー
    タの短絡電流で作動することを特徴とする請求項1記載
    の電動鋸。
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