JP2003326477A - 電動工具 - Google Patents

電動工具

Info

Publication number
JP2003326477A
JP2003326477A JP2003003169A JP2003003169A JP2003326477A JP 2003326477 A JP2003326477 A JP 2003326477A JP 2003003169 A JP2003003169 A JP 2003003169A JP 2003003169 A JP2003003169 A JP 2003003169A JP 2003326477 A JP2003326477 A JP 2003326477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
housing
power tool
engaging
bent portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2003003169A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Wada
康男 和田
Shinji Morimune
伸二 森宗
Katsushige Anno
克茂 安納
Yuichi Yuasa
祐一 湯浅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
Priority to JP2003003169A priority Critical patent/JP2003326477A/ja
Publication of JP2003326477A publication Critical patent/JP2003326477A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Portable Power Tools In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動工具のフックがガタつかないようにす
る。 【解決手段】 平行に伸びる一対の係入部(8a,8
b)と、各係入部(8a,8b)の先端から屈曲して突
出する折曲部(9a,9b)とを有するフック(7)を
備え、フック(7)の一方の係入部(8a)と折曲部
(9a)とを出入り可能に保持すると共に一方の係入部
(8a)をハウジング(1)の前後左右上下の各方向で
拘束するように枢支する出入り穴(11a,11b)
と、一方の係入部(8a)を軸にして回動するフック
(7)の他方の折曲部(9b)が挿入される係止穴(1
2)とを有するハウジング(1)を備え、他方の折曲部
(9b)の上記係止穴(12)からの抜け出しを阻止す
るラッチ手段(16)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インパクトドライ
バ等の電動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】電動工具には作業者のベルト等に電動工
具を掛止するためのフックが取り付けられる。特開20
01−191269は電動工具におけるフックの取付構
造について開示する。このフックは、線材を屈曲するこ
とにより形成され、平行に伸びる一対の係入部と、各係
入部の先端から屈曲して突出する折曲部とを有する。ま
た、電動工具のハウジングは、フックの一方の係入部と
折曲部とを出入り可能に保持すると共に一方の折曲部を
枢支する長穴と、一方の折曲部を軸にして回動するフッ
クの他方の係入部が挿入される溝とを有する。この溝に
挿入された係入部をラッチにより溝内に拘束すること
で、フックがハウジングに固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフックの取
付構造によれば、フックの一方の係入部を長穴に挿入
し、また、フックの他方の係入部を溝に挿入し溝の開口
をラッチで塞ぐか、又はラッチに長穴を設けてこの長穴
に折曲部を挿入してフックを固定するようになっている
ので、フックを固定した後も係入部が長穴や溝の伸び方
向に動いたり、折曲部がラッチの長穴内をスライドした
りする。このためフックがガタついたり、変形したりす
る可能性がある。
【0004】したがって、本発明はこのような問題点を
解決することができる電動工具を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、平行に伸びる一対の係入部
(8a,8b)と、各係入部(8a,8b)の先端から
屈曲して突出する折曲部(9a,9b)とを有するフッ
ク(7)を備え、フック(7)の一方の係入部(8b)
と折曲部(9b)とを出入り可能に保持すると共に一方
の係入部(8b)をハウジング(1)の前後左右上下の
各方向で拘束するように枢支する出入り穴(11a,1
1b)と、一方の係入部(8b)を軸にして回動するフ
ック(7)の他方の折曲部(9a)が挿入される係止穴
(12)とを有するハウジング(1)を備え、他方の折
曲部(9a)の上記係止穴(12)からの抜け出しを阻
止するラッチ手段(16)を備えた電動工具を採用す
る。
【0006】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の電動工具において、ラッチ手段が弾性材で形成さ
れたラッチ具(16)を備えた電動工具を採用する。
【0007】また、請求項3に係る発明は、同一の電源
によりモータ(M)を駆動し照明ランプ(20)を点灯
させるようにした電動工具において、スイッチ機能を有
する素子(26,27)が、モータ(M)の正転時のみ
ならず逆転時にも照明ランプ(20)に電流を流すよう
に組み込まれた電動工具を採用する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0009】<実施の形態1>図1、図4及び図9に示
すように、この電動工具はインパクトドライバであり、
そのハウジング1は図1の紙面と平行に延びる面で二つ
割りされた二つ割片が重ね合わされ、複数本の止めネジ
2で固定されることにより組み立てられる。
【0010】ハウジング1の上部からは刃物等を取り付
けるためのスピンドル3が突出し、ハウジング1の上部
内にはスピンドル3を回転させるためのモータ(図示せ
ず)が収納される。ハウジング1の下部は、手で把持す
るハンドル部4となっている。このハンドル部4を手で
握りハンドル部4の上端から突出するトリガー5を指で
引くことにより、モータが起動しスピンドル3が回転す
る。ハウジング1のハンドル部4の下端には、モータに
電力を供給するための箱型のバッテリ6が着脱自在に取
り付けられる。
【0011】なお、図示例の電動工具はインパクトドラ
イバであるが、他の種類の電動工具、或いはバッテリ6
を使用しない電動工具にも本発明は適用可能である。
【0012】ハンドル部4の下端には、この電動工具を
作業者のベルト等に掛けるためのフック7が着脱自在に
取り付けられている。
【0013】フック7の取付個所はハンドル部4に限る
ものではなく、ハウジング1の他の個所であってもよ
い。
【0014】フック7は例えば円形断面の金属製線材を
屈曲成形してなるもので、図2に示すように、平行に伸
びる一対の係入部8a,8bと、各係入部8a,8bの
先端から屈曲して突出する折曲部9a,9bとを有す
る。一対の係入部8a,8b間はW字形に屈曲し、その
中央部の舌状部10が作業者のベルト等へ差し込まれる
ことで電動工具が作業者の腰等に吊り下げられる。一対
の折曲部9a,9bは各係入部8a,8bの先端から平
行に舌状部10と同じく上方向に突出する。
【0015】図1、図4及び図9に示すように、フック
7はハウジング1のハンドル部4の右側又は左側の外壁
上に選択的に配置される。ハウジング1には、フック7
の一方の係入部8bと折曲部9bとを出入り可能に保持
すると共に一方の折曲部9bをハウジング1の前後左右
上下の各方向で拘束するように枢支する出入り穴11
a,11bと、一方の係入部8bを枢軸にして回動する
フック7の他方の折曲部9aが挿入されるトンネル状の
係止穴12とが設けられる。
【0016】出入り穴11a,11bは、図3及び図4
に示すように、ハウジング1のハンドル部4の下端に設
けられる。具体的には、出入り穴11a,11bは、ハ
ウジング1の左右の外壁に穿設された第一の穴11aと
ハウジング1の内部に形成された第二の穴11bとで構
成される。第一の穴11aは一方の折曲部9b及び係入
部8bを挿入することができるように折曲部9b等を構
成する線材の断面形に略合致するような形状の穴に形成
される。この第一の穴11aに係入部8bが入り込む
と、係入部8bは前後上下方向への動きを拘束される。
第二の穴11bは、図1及び図4に示すように、ハウジ
ング1内に前後左右方向に延びるように形成されたリブ
13に前後方向に長いU字形の切欠として形成される。
この第二の穴11bに折曲部9bが入り込むと、係入部
8bは前後上下方向に加え左右方向への動きも拘束され
る。
【0017】上記フック7の一方の係入部8b及び折曲
部9bは次のようにしてハウジング1に連結される。ま
ず、フック7を図4に示すように傾けて一方の係入部8
bの先の折曲部9bを第一の穴11aからハウジング1
内に挿入し、図5に示すようにフック7を異方向に傾
け、図6に示すように係入部8bを左右方向に平行にし
た後、矢印方向に押し込む。フック7の係入部8bの末
端が第一の穴11aの開口に到達したところで、図7に
示すように、フック7を矢印方向に回転させると、折曲
部9bが第二の孔11bに係合する。これにより、フッ
ク7の一方の係入部8bはハウジング1に対し前後左右
上下に移動不能となり、枢軸として回動のみが可能とな
る。
【0018】係止穴12は、図1及び図4に示すよう
に、ハウジング1の二つ割り片をハンドル部4の下部後
端において止めネジ2で接合するためのボス14上に形
成される。係止穴12はボス14の合わせ目上にハンド
ル部4のバッテリ6に接する下端から上方に向かってト
ンネル状に形成される。フック7が上記出入り穴11a
内の一方の係入部8bを枢軸として回動せしめられる
と、他方の折曲部9aがトンネル状の係止穴12に挿入
され、これによりこの係入部9aがハウジング1に対し
前後左右方向に移動しないよう拘束される。
【0019】また、図3及び図4に示すように、他方の
係入部8aをより適正に拘束するべく、ハウジング1の
下端における上記ボス14の付け根部には、他方の係入
部8aを嵌め込む溝15がバッテリ6側に開口するよう
に形成される。この溝15はハウジング1の左右方向に
伸びるU字溝であり、この溝15の底に上記係止穴12
が形成される。
【0020】このフック7の他方の係入部8a及び折曲
部9aは次のようにしてハウジング1に連結される。図
7に示すように一方の係入部8bを支点にしてフック7
を回転させると、図8に示すように他方の係入部8aが
自動的に溝15内に嵌り込み、同時に折曲部9aが係止
穴12内に入り込む。これにより、フック7の他方の係
入部8a及び折曲部9aはハウジング1に対し前後左右
に移動不能となる。
【0021】フック7の他方の係入部8a及び折曲部9
aは、図1に示すように、ラッチ手段であるラッチ具1
6により係止穴12及び溝15から離脱しないようハウ
ジング1上に固定される。
【0022】ラッチ具16は、図1、図3及び図4に示
すように、上記ボス14の二つ割り面間に形成される空
隙内に挿入され、二つ割り面を跨ぐように設けられた軸
部17に回動可能に支持される。ラッチ具16はバネ鋼
板等の弾性材を屈曲形成することにより得られ、係入部
8aを溝15内に拘束するための当接部16aと、ハウ
ジング1に係止するための係止部16bと、指で摘むた
めの摘み部16cとを具備する。ハウジング1には、図
1及び図4に示すように、バッテリ6とラッチ具16を
格納するための空洞18と、ラッチ具16の係止部16
bを係止する突起19とが設けられる。
【0023】摘み部16cに指を掛けて、図8に示すよ
うにラッチ具16を他方の係入部8bの方に倒すように
すると、係止部16bが突起19に係合するので、フッ
ク7の他方の係入部8aは当接部16aによって溝15
外への離脱を阻止され、折曲部9aは係止穴12からの
抜け出しを阻止される。また、これにより、フック7の
他方の係入部8aは上下方向に移動しないように拘束さ
れる。
【0024】上記出入り穴11a,11b、係止穴1
2、溝15、ラッチ具16等は、図4に示すようにハウ
ジング1の二つ割面を中心に左右対称に形成されてい
る。このためフック7はその係入部8b及び折曲部9b
を差し込む向きを変えることにより、上述したようにハ
ウジング1の右側に装着するほか、図9に示すようにハ
ウジング1の左側にも装着することができる。もちろん
出入り穴11a,11b等をハウジング1の前後面に形
成することでフック7を電動工具の前部又は後部に取り
付けることもできる。
【0025】次に、上記構成のフックの取付構造の作用
について説明する。
【0026】フック7は次のような各操作を経て電動工
具に装着される。
【0027】図4に示すように、フック7を傾けて一方
の係入部8bの先の折曲部9bを出入り穴の第一の穴1
1aからハウジング1内に挿入する。
【0028】続けて、図5に示すように、フック7を異
方向に傾けて折曲部9bを第一の穴11a内に押し込
み、図6に示すように、係入部8bを左右方向に平行に
した後、第一の穴11a内に矢印方向に押し込む。
【0029】フック7の係入部8bの末端が第一の穴1
1aの開口に到達したところで、図7に示すように、フ
ック7を矢印方向に回転させ、折曲部9aを第二の孔1
1bに係合させる。これにより、フック7の一方の係入
部8bはハウジング1に対し前後左右上下に移動不能と
なり、枢軸として回動のみが可能となる。
【0030】図7に示すように一方の係入部8bを支点
にしてフック7を回転させると、図8に示すように、一
方の折曲部9bが第二の穴11bに完全に係合し、他方
の係入部8aが自動的に溝15内に嵌り込み、同時に他
方の折曲部9aが係止穴12内に入り込む。これによ
り、フック7の他方の係入部8a及び折曲部9aはハウ
ジング1に対し前後左右に移動不能となる。
【0031】図8に示すように、ラッチ具16の摘み部
16cに指を掛けて、ラッチ具16を他方の係入部8a
の方に倒すようにすると、係止部16bが弾性変形を伴
って図1に示すように突起19に係合する。これによ
り、フック7の他方の係入部8aは当接部16aによっ
て溝15外への離脱を阻止され、折曲部9aは係止穴1
2からの抜け出しを阻止され、係入部8aは上下方向に
移動しないように拘束される。
【0032】最後に、図1に示すように、バッテリ6を
ハウジング1のハンドル部4の下端に取り付け、フック
7の取り付けを終了する。
【0033】このようにして電動工具に取り付けられた
フック7の舌状部10を作業者のベルト等へ差し込むこ
とにより、電動工具を作業者の腰等に吊すことができ
る。フック7を作業者の腰等に引っ掛けた場合等におい
て外力がフック7に作用しても、フック7の係入部8
a,9a、折曲部8b,9bは出入り穴11a,11
b、係止穴12にガタツクことなく係合し、出入り穴1
1a,11b、係止穴12からの抜け出しが防止され
る。
【0034】フック7を電動工具から取り外す場合は、
バッテリ6をハウジング1から除去し、ラッチ具16を
外した上で、フック7を上記した操作と逆に操作するこ
とでハウジング1から引き抜くことができる。
【0035】その他、この電動工具には、図9に示すよ
うに、暗い場所でもネジ締め等の作業を行うことができ
るようにスピンドル3の先方の作業箇所に照明光を当て
るための照明ランプ20が取り付けられる。この照明ラ
ンプ20は具体的には発光ダイオードであり、ハウジン
グ1のトリガー5のやや上方に配置される。
【0036】ハウジング1内には、この照明ランプ20
を点灯させたり上記図示しないモータを駆動させたりす
るための駆動回路装置21が収納される。
【0037】駆動回路装置21は、図10に示すように
構成され、同図(A)に示すように、その正逆切替スイ
ッチ22を正転側に切り替えた上でトリガー5を引く
と、ON/OFFスイッチ23がONになり、FET2
4に電圧がかかり、FET24が導通状態となり、電流
が実線の矢印方向に流れてモータMが正回転する。ま
た、照明ランプ20、抵抗25にも電流が破線の矢印方
向に流れ照明ランプ20が発光する。
【0038】また、同図(B)に示すように、正逆切替
スイッチ22を逆転側に切り替えた上でトリガー5を引
くと、ON/OFFスイッチ23がONになり、FET
24に電圧がかかり、FET24が導通状態となり、電
流が実線の矢印方向に流れてモータMが逆回転する。
【0039】この駆動回路では、スイッチ機能を有する
素子であるダイオード26,27が、モータMの正転時
のみならず逆転時にも照明ランプ20に電流を流すよう
に組み込まれたことから、モータMが逆転する時におい
ても照明ランプ20、抵抗25に電流が破線の矢印方向
に流れ、照明ランプ20が発光する。すなわち、C点の
電位はトリガー5を引くと+になる。また、FET24
の機能を示す図12のハの領域になると、BA間の電位
差はほとんどない。一方、CA間の電位は、ダイオード
27が存在するため、C点からダイオード27、照明ラ
ンプ20、抵抗25、A点に至る経路に電源電圧がかか
る。従って、逆転の場合も、図12のイ、ロ、ハの領域
で照明ランプ20が常に点灯する。なお、D点の電位は
C点の電位からダイオード27の降下電圧分だけ低い電
位となるが、B点とD点との間にダイオード26が存在
するため、FET24が導通してもD、B、Aの経路に
は電流が流れない。
【0040】ちなみに、本発明者は、当初図11に示す
ような駆動回路を採用したが、同図(A)に示すよう
に、モータMが正転する場合は照明ランプ20が正常に
点灯するものの、同図(B)が示すモータMが逆転する
場合は照明ランプ20が消えるという不具合を生じた。
すなわち、FET24の機能を示す図12のイの領域で
は、トリガー5の引きが浅く、FET24のゲート電圧
が低くてFET24の両端の電位差が小さいので、FE
T24は導通しない。そのため、B点とA点との間には
電源の電位がかかり、照明ランプ20の両端に電圧がか
かって照明ランプ20は明るく発光する。ところが、図
12のロの領域では、FET24に電圧が徐々にかか
り、FET24は少しずつ導通状態に移行するため、A
B間の電圧は徐々にさがり、照明ランプ20の電圧が下
がって暗くなる。また、図12のハの領域では、FET
24に十分な電圧がかかるためFET24は完全に導通
し、AB間の電位差がなくなり、照明ランプ20は点灯
しない。上述した図10の駆動回路によれば、そのよう
な不具合が解消される。
【0041】<実施の形態2>図13に示すように、こ
の実施の形態2に係る電動工具では、ラッチ手段がマグ
ネット28を含んでいる。
【0042】すなわち、実施の形態1におけるラッチ具
16が係合する突起19に代えて又は突起19と共に、
ラッチ具16を吸着するマグネット28がハウジング1
のハンドル部4内に固定されている。
【0043】ラッチ具16の摘み部16cに指を掛け
て、ラッチ具16を他方の係入部8aの方に倒すように
すると、摘み部16cの近傍がマグネット28に吸着さ
れる。これにより、ラッチ具16は図13に示す位置に
固定され、フック7の他方の係入部8aはラッチ具16
の当接部16aによって溝15外への離脱を阻止され、
折曲部9aは係止穴12からの抜け出しを阻止され、係
入部8aは上下方向に移動しないように拘束される。
【0044】このように、ラッチ具16がマグネット2
8を介してハウジング1に固定されるようにすると、ラ
ッチ具16ひいてはフック7がハウジング1に遊びが生
じないように固定され、電動工具がフック7を介し作業
者の腰のベルトにしっかりと吊り下げられることとな
る。
【0045】なお、この実施の形態2ではラッチ具を磁
性を有する弾性材で形成しているが、例えば弾性材以外
の磁性材料で形成しラッチ具の剛性を高めることも可能
である。
【0046】この実施の形態2において実施の形態1の
場合と同一の部分については同一の符号を用いて図示す
ることとし、その詳細な説明は省略する。
【0047】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、平行に伸
びる一対の係入部と、各係入部の先端から屈曲して突出
する折曲部とを有するフックを備え、フックの一方の係
入部と折曲部とを出入り可能に保持すると共に一方の係
入部をハウジングの前後左右上下の各方向で拘束するよ
うに枢支する出入り穴と、一方の係入部を軸にして回動
するフックの他方の折曲部が挿入される係止穴とを有す
るハウジングを備え、他方の折曲部の上記係止穴からの
抜け出しを阻止するラッチ手段を備えた電動工具である
から、電動工具に対するフックの着脱を簡易に行うこと
ができるのはもちろんのこと、フックを電動工具に遊び
を生じることなく取り付けることができるので、外部か
ら衝撃が加わってもフックが電動工具から脱落しないよ
うにすることができる。
【0048】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
記載の電動工具において、ラッチ手段が弾性材で形成さ
れたラッチ具を備えることから、フックを電動工具に簡
易に着脱することができる。
【0049】請求項3に係る発明によれば、同一の電源
によりモータを駆動し照明ランプを点灯させるようにし
た電動工具において、スイッチ機能を有する素子が、モ
ータの正転時のみならず逆転時にも照明ランプに電流を
流すように組み込まれたことから、モータが逆転する場
合の照明ランプの消灯を防止し、作業箇所を適正に照明
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動工具の立面図である。
【図2】電動工具に取り付けるフックの斜視図である。
【図3】フック及びバッテリを取り除いて示す電動工具
の立面図である。
【図4】フックを電動工具に取り付ける第一段階を示す
電動工具の底面図である。
【図5】フックを電動工具に取り付ける第二段階を示す
電動工具の底面図である。
【図6】フックを電動工具に取り付ける第三段階を示す
電動工具の底面図である。
【図7】フックを電動工具に取り付ける第四段階を示す
電動工具の立面図である。
【図8】フックを電動工具に取り付ける第五段階を示す
電動工具の立面図である。
【図9】フックを反対側に取り付けた状態で示す電動工
具の立面図である。
【図10】電動工具の駆動回路図であり、(A)は正転
状態、(B)は逆転状態をそれぞれ示す。
【図11】本発明者が以前試みた電動工具の駆動回路図
であり、(A)は正転状態、(B)は逆転状態をそれぞ
れ示す。
【図12】図11に示すFETの機能を示す説明図であ
る。
【図13】本発明に係る電動工具の他の実施の形態を示
す部分断面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング 7…フック 8a,8b…係入部 9a,9b…折曲部 11a,11b…出入り穴 12…係止穴 16…ラッチ具 20…照明ランプ 26,27…ダイオード M…モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安納 克茂 広島県府中市目崎町762番地 リョービ株 式会社内 (72)発明者 湯浅 祐一 広島県府中市目崎町762番地 リョービ株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に伸びる一対の係入部と、各係入部
    の先端から屈曲して突出する折曲部とを有するフックを
    備え、フックの一方の係入部と折曲部とを出入り可能に
    保持すると共に一方の係入部をハウジングの前後左右上
    下の各方向で拘束するように枢支する出入り穴と、一方
    の係入部を軸にして回動するフックの他方の折曲部が挿
    入される係止穴とを有するハウジングを備え、他方の折
    曲部の上記係止穴からの抜け出しを阻止するラッチ手段
    を備えたことを特徴とする電動工具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電動工具において、ラ
    ッチ手段が弾性材で形成されたラッチ具を備えたことを
    特徴とする電動工具。
  3. 【請求項3】 同一の電源によりモータを駆動し照明ラ
    ンプを点灯させるようにした電動工具において、スイッ
    チ機能を有する素子が、モータの正転時のみならず逆転
    時にも照明ランプに電流を流すように組み込まれたこと
    を特徴とする電動工具。
JP2003003169A 2002-02-26 2003-01-09 電動工具 Abandoned JP2003326477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003003169A JP2003326477A (ja) 2002-02-26 2003-01-09 電動工具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002049139 2002-02-26
JP2002-49139 2002-02-26
JP2003003169A JP2003326477A (ja) 2002-02-26 2003-01-09 電動工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003326477A true JP2003326477A (ja) 2003-11-18

Family

ID=29713664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003003169A Abandoned JP2003326477A (ja) 2002-02-26 2003-01-09 電動工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003326477A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005040934A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Matsushita Electric Works Ltd ライト付き電動工具
JP2005238429A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Matsushita Electric Works Ltd 棒状体切断機
EP2060365A1 (en) * 2007-11-16 2009-05-20 Makita Corporation Electric power tool
JP2011140110A (ja) * 2009-12-10 2011-07-21 Makita Corp 電動工具用フック及び電動工具用フックを取り付けた電動工具
CN108687720A (zh) * 2017-03-29 2018-10-23 创科(澳门离岸商业服务)有限公司 用于动力工具的带夹
CN110293524A (zh) * 2018-03-22 2019-10-01 丰民金属工业股份有限公司 具有挂勾的钉枪

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005040934A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Matsushita Electric Works Ltd ライト付き電動工具
JP2005238429A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Matsushita Electric Works Ltd 棒状体切断機
EP2060365A1 (en) * 2007-11-16 2009-05-20 Makita Corporation Electric power tool
JP2009119571A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Makita Corp 電動工具
US8075155B2 (en) 2007-11-16 2011-12-13 Makita Corporation Electric power tool
JP2011140110A (ja) * 2009-12-10 2011-07-21 Makita Corp 電動工具用フック及び電動工具用フックを取り付けた電動工具
CN108687720A (zh) * 2017-03-29 2018-10-23 创科(澳门离岸商业服务)有限公司 用于动力工具的带夹
CN110293524A (zh) * 2018-03-22 2019-10-01 丰民金属工业股份有限公司 具有挂勾的钉枪
CN110293524B (zh) * 2018-03-22 2022-05-10 丰民金属工业股份有限公司 具有挂勾的钉枪

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI576212B (zh) Swing tool
US7172079B1 (en) Magnet rack that can be easily removed from a magnetically attractive surface
US5736837A (en) Battery charging device for battery driven tool
JP2005509535A (ja) 取り外し可能な物体センサを備えた手持ち工具
KR950028227A (ko) 전자기기의 조작장치
JP2009269153A (ja) 携帯工具
JP2006221908A (ja) トリガースイッチ回路
JP2003326477A (ja) 電動工具
JP2010046739A (ja) 電動工具
JP2005169533A (ja) 回転工具
JPH11111002A (ja) 電動工具
US6116746A (en) Tool having a light device
JP2010120584A (ja) 揺動装置
JP5070962B2 (ja) 照明装置およびその照明装置を備える建築用の駆動工具
JP4383750B2 (ja) 充電式電動工具におけるフックの取付構造
JP2015182217A (ja) 電動工具用トリガスイッチ
JP3664970B2 (ja) 電動工具
JP7143761B2 (ja) 機器および機器用のフック
JP2001191269A (ja) 電動工具におけるフックの取付構造
JP2002008470A (ja) スイッチ装置
JPH0917314A (ja) 開閉器のハンドルロック装置
WO2021033357A1 (ja) 手持ち式機器用照明装置および手持ち式機器
JP2008201148A (ja) 車両用スイッチ装置
KR100504806B1 (ko) 휴대용 단말기의 배터리 고정장치
JP4048069B2 (ja) スイッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040326

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051007

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20070515