JP2005238222A - 複層塗膜形成方法 - Google Patents
複層塗膜形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005238222A JP2005238222A JP2005018502A JP2005018502A JP2005238222A JP 2005238222 A JP2005238222 A JP 2005238222A JP 2005018502 A JP2005018502 A JP 2005018502A JP 2005018502 A JP2005018502 A JP 2005018502A JP 2005238222 A JP2005238222 A JP 2005238222A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating film
- coating
- coating composition
- electrodeposition coating
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 0 CN(C*)C(O)=O Chemical compound CN(C*)C(O)=O 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
【解決手段】 カチオン電着塗料組成物を被塗物に電着塗装し加熱硬化させて、被塗物の表面上に硬化電着塗膜を形成する工程、硬化電着塗膜の上に中塗り塗料組成物を塗布して、未硬化の中塗り塗膜を形成する工程、未硬化の中塗り塗膜の上に上塗りベース塗料組成物を塗布して、未硬化の上塗りベース塗膜を形成する工程、未硬化の上塗りベース塗膜の上に上塗りクリヤー塗料組成物を塗布して、未硬化の上塗りクリヤー塗膜を形成する工程、及び、これらの未硬化塗膜を同時に焼付け硬化させる工程、を包含する複層塗膜形成方法であって、硬化電着塗膜が粗さ曲線の中心線平均粗さ(Ra)0.05〜0.25μmおよび断面曲線の中心線平均粗さ(Pa)0.05〜0.30μmを有する、複層塗膜形成方法。
【選択図】 図1
Description
カチオン電着塗料組成物を被塗物に電着塗装し、加熱硬化させて、被塗物の表面上に硬化電着塗膜を形成する工程、
この硬化電着塗膜の上に中塗り塗料組成物を塗布して、未硬化の中塗り塗膜を形成する工程、
未硬化の中塗り塗膜の上に上塗りベース塗料組成物を塗布して、未硬化の上塗りベース塗膜を形成する工程、
未硬化の上塗りベース塗膜の上に上塗りクリヤー塗料組成物を塗布して、未硬化の上塗りクリヤー塗膜を形成する工程、及び
これらの中塗り塗膜、上塗りベース塗膜および上塗りクリヤー塗膜を同時に焼付け硬化させる工程、
を包含する複層塗膜形成方法であって、
この硬化電着塗膜が、粗さ曲線の中心線平均粗さ(Ra)0.05〜0.25μm、および断面曲線の中心線平均粗さ(Pa)0.05〜0.30μmを有する、複層塗膜形成方法、を提供するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
γi +: 液体の短距離間力に基づく酸性項
γi −: 液体の短距離間力に基づく塩基性項
θ: 接触角
本発明の複層塗膜形成方法において使用される被塗物として、電着塗装が可能な任意の基材が含まれる。このような基材として、例えば、鉄、鋼、アルミニウム、錫、亜鉛など、およびこれらの金属を含む合金、並びにこれらの金属のめっきもしくは蒸着製品等が挙げられる。具体的には、これら金属部材を用いて製造された乗用車、トラック、オートバイ、バス等の自動車の車体および部品等が挙げられる。また、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂類や各種のFRP等に導電処理を施したプラスチック材料を基材として使用することもできる。
本発明において使用されるカチオン電着塗料組成物は、水性溶媒、水性溶媒中に分散するか又は溶解した、カチオン性エポキシ樹脂及びブロックイソシアネート硬化剤を含むバインダー樹脂、中和酸、有機溶媒を含有する。このカチオン電着塗料組成物はさらに、顔料を含んでもよい。
本発明で用いるカチオン性エポキシ樹脂には、アミンで変性されたエポキシ樹脂が含まれる。このカチオン性エポキシ樹脂は、特開昭54−4978号、同昭56−34186号などに記載されている公知の樹脂でよい。
本発明のブロックイソシアネート硬化剤の調製に使用されるポリイソシアネートとは、1分子中にイソシアネート基を2個以上有する化合物をいう。ポリイソシアネートとしては、例えば、脂肪族系、脂環式系、芳香族系および芳香族−脂肪族系等のうちのいずれであってもよい。
本発明の方法に用いられるカチオン電着塗料組成物は、通常用いられる顔料を含んでもよい。使用できる顔料の例としては、通常使用される無機顔料、例えば、チタンホワイト、カーボンブラック及びベンガラのような着色顔料;カオリン、タルク、ケイ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、マイカおよびクレーのような体質顔料;リン酸亜鉛、リン酸鉄、リン酸アルミニウム、リン酸カルシウム、亜リン酸亜鉛、シアン化亜鉛、酸化亜鉛、トリポリリン酸アルミニウム、モリブデン酸亜鉛、モリブデン酸アルミニウム、モリブデン酸カルシウム及びリンモリブデン酸アルミニウム、リンモリブデン酸アルミニウム亜鉛のような防錆顔料等、が挙げられる。
本発明で用いられるカチオン電着塗料組成物は、上に述べた触媒、カチオン性エポキシ樹脂、ブロックイソシアネート硬化剤、及び顔料分散ペーストを水性溶媒中に分散することによって調製される。また、通常、水性溶媒にはカチオン性エポキシ樹脂を中和して、バインダー樹脂エマルションの分散性を向上させるために中和酸を含有させる。中和酸は塩酸、硝酸、リン酸、ギ酸、酢酸、乳酸のような無機酸または有機酸である。
本発明で使用される中塗り塗料組成物は、中塗り樹脂成分、顔料、そして水性溶媒および/または有機溶媒を含む。中塗り樹脂成分は、中塗り塗料樹脂および、必要に応じて中塗り硬化剤、から構成される。水性溶媒、有機溶媒は、上記カチオン電着塗料組成物において例示したものを、同様に使用することができる。
中塗り塗料組成物は、上記成分を、溶媒に溶解または分散させて調製することができる。溶媒としては、中塗り樹脂成分を溶解または分散するものであればよく、有機溶媒および/または水が使用できる。有機溶媒としては、塗料組成物分野において通常用いられるものを挙げることができる。例えば、トルエン、キシレン等の炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブ等のエステル類、アルコール類を例示できる。環境面の観点から有機溶媒の使用が規制されている場合には、水を用いることが好ましい。この場合、適量の親水性有機溶媒を含有させてもよい。
本発明で使用される上塗りベース塗料組成物は、上塗りベース樹脂成分、光輝性顔料および/または着色顔料、体質顔料および溶媒を含有する、光輝性塗料組成物またはソリッド塗料組成物である。この上塗りベース塗料組成物は、水分散系または有機溶媒分散系を含む、水系または有機溶媒系のものである。
上塗りベース塗料組成物は、上記成分を、通常、溶媒に溶解または分散させて調製される。溶媒としては、上塗りベース樹脂成分を溶解または分散するものであればよく、有機溶媒および/または水が使用できる。有機溶媒として、例えば、トルエン、キシレン等の炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブ等のエステル類、アルコール類を例示できる。
上記上塗りクリヤー塗料組成物は、上塗りクリヤー樹脂成分、各種添加剤および溶媒を含有するクリヤー塗料組成物から形成される。上記上塗りクリヤー塗料組成物は、水分散系および有機溶媒分散系を含む、水系または有機溶媒系のものである。
上塗りクリヤー塗料組成物は、上記成分を溶媒に溶解または分散させて調製される。溶媒として、上記した任意の溶媒を使用することができる。そして、上塗りクリヤー塗膜は、上塗りベース塗膜上に、上塗りクリヤー塗料組成物を塗装することによって得られる。この上塗りクリヤー塗料組成物は、ウェットオンウェット方式で、未硬化の上塗りベース塗膜上に塗装される。
上塗りクリヤー塗膜を形成した後に、未硬化の中塗り塗膜、上塗りベース塗膜および上塗りクリヤー塗膜の3層の塗膜を、120〜160℃で所定時間焼付けて硬化させて、複層塗膜を得ることができる。本発明の方法では、中塗り塗料組成物、上塗りベース塗料組成物および上塗りクリヤー塗料組成物は、この順番に、それぞれウェットオンウェットで塗装される。つまり未硬化の塗膜が順次形成される。本発明において「未硬化」とは、完全に硬化していない状態をいい、プレヒートが行なわれた塗膜の状態も含むものである。「プレヒート」は、加熱硬化(焼付け)処理で用いられる温度より低い温度である室温〜100℃で、1〜10分間放置または加熱することにより、行なうことができる。中塗り塗膜を形成した後および上塗りベース塗膜を形成した後にそれぞれプレヒートを行なうことによって、より良好な仕上り外観を有する塗膜を得ることができる。
攪拌機、冷却管、窒素導入管、温度計および滴下漏斗を装備したフラスコに、2,4−/2,6−トリレンジイソシアネート(重量比=8/2)92部、メチルイソブチルケトン(以下、MIBKと略す)95部およびジブチル錫ジラウレート0.5部を仕込んだ。反応混合物を攪拌下、メタノール21部を滴下した。反応は、室温から始め、発熱により60℃まで昇温した。その後、30分間反応を継続した後、エチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル50部を滴下漏斗より滴下した。更に、反応混合物に、ビスフェノールA−プロピレンオキシド5モル付加体53部を添加した。反応は主に、60〜65℃の範囲で行い、IRスペクトルの測定において、イソシアネート基に基づく吸収が消失するまで継続した。
ジフェニルメタンジイソシアナート1250部およびMIBK266.4部を反応容器に仕込み、これを80℃まで加熱した後、ジブチル錫ジラウレート2.5部を加えた。ここに、ε−カプロラクタム226部をブチルセロソルブ944部に溶解させたものを80℃で2時間かけて滴下した。さらに100℃で4時間加熱した後、IRスペクトルの測定において、イソシアネート基に基づく吸収が消失したことを確認し、放冷後、MIBK336.1部を加えてガラス転移温度が0℃のブロックイソシアネート硬化剤を得た。
まず、攪拌装置、冷却管、窒素導入管および温度計を装備した反応容器に、イソホロンジイソシアネート(以下、IPDIと略す)222.0部を入れ、MIBK39.1部で希釈した後、ここヘジブチル錫ジラウレート0.2部を加えた。その後、これを50℃に昇温した後、2−エチルヘキサノール131.5部を攪拌下、乾燥窒素雰囲気中で2時間かけて滴下した。適宜、冷却することにより、反応温度を50℃に維持した。その結果、2−エチルヘキサノールハーフブロック化IPDI(樹脂固形分90.0%)が得られた。
サンドグラインドミルに製造例4で得た顔料分散用樹脂を120部、カーボンブラック2.0部、カオリン100.0部、二酸化チタン80.0部、リンモリブデン酸アルミニウム18.0部およびイオン交換水221.7部を入れ、粒度10μm以下になるまで分散して、顔料分散ペーストを得た(固形分48%)。
カチオン電着塗料組成物の製造および電着塗膜の形成
製造例1で得られたアミン変性エポキシ樹脂と製造例2で得られたブロックイソシアネート硬化剤とを固形分比で80/20で均一になるよう混合した。これに樹脂固形分100g当たり酸のミリグラム当量(MEQ(A))が30になるよう氷酢酸を添加し、さらにイオン交換水をゆっくりと加えて希釈した。減圧下でMIBKを除去することにより、固形分が36%のエマルションを得た。
得られたカチオン電着塗膜(A−1)を、170℃で20分間焼付けて硬化電着塗膜を形成し、これを基材とした。
基材に、ポリエステル−メラミン硬化系の中塗り塗料組成物(「OTO H−880」、日本ペイント社製)を、乾燥膜厚が20μmとなるように回転霧化式の静電塗装機を用いて塗装し、塗装後室温で8分間プレヒートして、未硬化の中塗り塗膜を形成した。
次いで上記中塗り塗膜面に、アクリル−メラミン硬化系の上塗りベース塗料組成物(「OTO H−600」、日本ペイント社製)を、乾燥膜厚が10μmになるように塗装した。塗装後室温で7分間プレヒートして、未硬化の上塗りベース塗膜を形成した。次いで、アクリル酸−エポキシ硬化系の上塗りクリヤー塗料組成物(「MAC O−1600」、日本ペイント社製)を、乾燥膜厚が35μmになるように塗装した。次いで、140℃の温度で30分間焼付けて、複層塗膜を得た。
上記電着塗料組成物より得られた硬化電着塗膜のRa値およびPa値を、JIS−B0601に準拠し、評価型表面粗さ測定機(Mitsutoyo社製、SURFTEST SJ−201P)を用いて測定した。2.5mm幅カットオフ(区画数5)を入れたサンプルを用いて7回測定し、上下消去平均によりRa値およびPa値を得た。結果を表1に示す。
自動接触角計(協和界面科学社製、PD−Xタイプ)を用いて、上記実施例および比較例の硬化電着塗膜と、DIW(イオン交換水)、エチレングリコールおよびヨウ化メチレンとの接触角を、液滴滴下30秒後の条件で測定した。硬化電着塗膜の表面エネルギーを、得られた測定値から上記式より算出した。
自動接触角計(協和界面科学社製、PD−Xタイプ)を用いて、上記実施例および比較例の硬化電着塗膜と、中塗り塗料組成物(OTO H−880)との接触角を、液滴滴下30秒後の条件で測定した。
焼付け硬化後の複層塗膜の仕上がり外観を、Wave−scan DOI (BYK−Gardner社製)を用いて測定した。測定値の内、Wa値は複層塗膜の外観の艶の項目に相関し、Wc値は複層塗膜の外観のチリ、ムジの項目に相関し、Wd値は複層塗膜の外観の肌、チリの項目に相関する。複層塗膜の外観評価は、Wa、WcおよびWd値を用いて行った。これらの値は、数値が小さい程外観が良好である事を示す。
製造例1で得られたアミン変性エポキシ樹脂と製造例3で得られたブロックイソシアネート硬化剤とを固形分比で70/30で均一になるよう混合した。これに樹脂固形分100g当たり酸のミリグラム当量が35になるよう氷酢酸を添加し、さらにイオン交換水をゆっくりと加えて希釈した。減圧下でMIBKを除去することにより、固形分が36%のエマルションを得た。
製造例1で得られたアミン変性エポキシ樹脂と製造例2で得られたブロックイソシアネート硬化剤とを固形分比で70/30で均一になるよう混合した。これに樹脂固形分100g当たり酸のミリグラム当量(MEQ(A))が30になるよう氷酢酸を添加し、さらにイオン交換水をゆっくりと加えて希釈した。減圧下でMIBKを除去することにより、固形分が36%のエマルションを得た。
製造例1で得られたアミン変性エポキシ樹脂と製造例2で得られたブロックイソシアネート硬化剤とを固形分比で80/20で均一になるよう混合した。これに樹脂固形分100g当たり酸のミリグラム当量(MEQ(A))が30になるよう氷酢酸を添加し、さらにイオン交換水をゆっくりと加えて希釈した。減圧下でMIBKを除去することにより、固形分が36%のエマルションを得た。
製造例1で得られたアミン変性エポキシ樹脂と製造例2で得られたブロックイソシアネート硬化剤とを固形分比で60/40で均一になるよう混合した。これに樹脂固形分100g当たり酸のミリグラム当量(MEQ(A))が30になるよう氷酢酸を添加し、さらにイオン交換水をゆっくりと加えて希釈した。減圧下でMIBKを除去することにより、固形分が36%のエマルションを得た。
製造例1で得られたアミン変性エポキシ樹脂と製造例2で得られたブロックイソシアネート硬化剤とを固形分比で70/30で均一になるよう混合した。これに樹脂固形分100g当たり酸のミリグラム当量(MEQ(A))が30になるよう氷酢酸を添加し、さらにイオン交換水をゆっくりと加えて希釈した。減圧下でMIBKを除去することにより、固形分が36%のエマルションを得た。
製造例1で得られたアミン変性エポキシ樹脂と製造例2で得られたブロックイソシアネート硬化剤とを固形分比で70/30で均一になるよう混合した。これに樹脂固形分100g当たり酸のミリグラム当量(MEQ(A))が30になるよう氷酢酸を添加し、さらにイオン交換水をゆっくりと加えて希釈した。減圧下でMIBKを除去することにより、固形分が36%のエマルションを得た。
Claims (4)
- カチオン電着塗料組成物を被塗物に電着塗装し、加熱硬化させて、被塗物の表面上に硬化電着塗膜を形成する工程、
該硬化電着塗膜の上に中塗り塗料組成物を塗布して、未硬化の中塗り塗膜を形成する工程、
未硬化の中塗り塗膜の上に上塗りベース塗料組成物を塗布して、未硬化の上塗りベース塗膜を形成する工程、
未硬化の上塗りベース塗膜の上に上塗りクリヤー塗料組成物を塗布して、未硬化の上塗りクリヤー塗膜を形成する工程、及び
該中塗り塗膜、上塗りベース塗膜および上塗りクリヤー塗膜を同時に焼付け硬化させる工程、
を包含する複層塗膜形成方法であって、
該硬化電着塗膜が、粗さ曲線の中心線平均粗さ(Ra)0.05〜0.25μm、および断面曲線の中心線平均粗さ(Pa)0.05〜0.30μmを有する、
複層塗膜形成方法。 - カチオン電着塗料組成物を被塗物に電着塗装し、加熱硬化させて、被塗物の表面上に硬化電着塗膜を形成する工程、
該硬化電着塗膜の上に中塗り塗料組成物を塗布して、未硬化の中塗り塗膜を形成する工程、
未硬化の中塗り塗膜の上に上塗りベース塗料組成物を塗布して、未硬化の上塗りベース塗膜を形成する工程、
未硬化の上塗りベース塗膜の上に上塗りクリヤー塗料組成物を塗布して、未硬化の上塗りクリヤー塗膜を形成する工程、及び
該中塗り塗膜、上塗りベース塗膜および上塗りクリヤー塗膜を同時に焼付け硬化させる工程、
を包含する複層塗膜形成方法であって、
該硬化電着塗膜の表面エネルギーが37〜43mJ/m2であり、硬化電着塗膜に対する該中塗り塗料組成物の接触角が10〜30°である、
複層塗膜形成方法。 - カチオン電着塗料組成物を被塗物に電着塗装し、加熱硬化させて、被塗物の表面上に硬化電着塗膜を形成する工程、
該硬化電着塗膜の上に中塗り塗料組成物を塗布して、未硬化の中塗り塗膜を形成する工程、
未硬化の中塗り塗膜の上に上塗りベース塗料組成物を塗布して、未硬化の上塗りベース塗膜を形成する工程、
未硬化の上塗りベース塗膜の上に上塗りクリヤー塗料組成物を塗布して、未硬化の上塗りクリヤー塗膜を形成する工程、及び
該中塗り塗膜、上塗りベース塗膜および上塗りクリヤー塗膜を同時に焼付け硬化させる工程、
を包含する複層塗膜形成方法であって、
該硬化電着塗膜が、粗さ曲線の中心線平均粗さ(Ra)0.05〜0.25μm、および断面曲線の中心線平均粗さ(Pa)0.05〜0.30μmを有し、
該硬化電着塗膜の表面エネルギーが37〜43mJ/m2であり、硬化電着塗膜に対する該中塗り塗料組成物の接触角が10〜30°である、
複層塗膜形成方法。 - 前記中塗り塗料組成物が、
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂およびポリウレタン樹脂からなる群から選択される少なくとも1種以上を含む中塗り塗料樹脂、
ブロックイソシアネート化合物、オキサゾリン化合物およびカルボジイミド化合物からなる群から選択される少なくとも1種以上を含む中塗り塗料硬化剤、および
顔料、
を含む中塗り塗料組成物である、請求項1〜3いずれかに記載の複層塗膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005018502A JP2005238222A (ja) | 2004-01-26 | 2005-01-26 | 複層塗膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004017107 | 2004-01-26 | ||
JP2005018502A JP2005238222A (ja) | 2004-01-26 | 2005-01-26 | 複層塗膜形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005238222A true JP2005238222A (ja) | 2005-09-08 |
Family
ID=35020515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005018502A Pending JP2005238222A (ja) | 2004-01-26 | 2005-01-26 | 複層塗膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005238222A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010149106A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-07-08 | Kansai Paint Co Ltd | 塗膜形成方法及び塗装物品 |
JP2016534218A (ja) * | 2013-07-12 | 2016-11-04 | ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッドPPG Industries Ohio,Inc. | 電着可能コーティング組成物でコーティングされた電気伝導性複合基材およびそれらの調製方法 |
WO2017115804A1 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 | 水性塗料組成物および塗膜形成方法 |
JP2021155696A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 関西ペイント株式会社 | エポキシ系樹脂及び電着塗料 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6418473A (en) * | 1987-07-14 | 1989-01-23 | Kansai Paint Co Ltd | Finishing method for painting |
JPH01230684A (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-14 | Nissan Motor Co Ltd | 電着塗料用樹脂組成物 |
JP2002224613A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-13 | Nippon Paint Co Ltd | 複層塗膜形成方法および複層塗膜 |
-
2005
- 2005-01-26 JP JP2005018502A patent/JP2005238222A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6418473A (en) * | 1987-07-14 | 1989-01-23 | Kansai Paint Co Ltd | Finishing method for painting |
JPH01230684A (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-14 | Nissan Motor Co Ltd | 電着塗料用樹脂組成物 |
JP2002224613A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-13 | Nippon Paint Co Ltd | 複層塗膜形成方法および複層塗膜 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010149106A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-07-08 | Kansai Paint Co Ltd | 塗膜形成方法及び塗装物品 |
US8728626B2 (en) | 2008-11-26 | 2014-05-20 | Kansai Paint Co., Ltd. | Method for forming coating film and coated article |
JP2016534218A (ja) * | 2013-07-12 | 2016-11-04 | ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッドPPG Industries Ohio,Inc. | 電着可能コーティング組成物でコーティングされた電気伝導性複合基材およびそれらの調製方法 |
WO2017115804A1 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 | 水性塗料組成物および塗膜形成方法 |
JPWO2017115804A1 (ja) * | 2015-12-28 | 2018-10-18 | 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 | 水性塗料組成物および塗膜形成方法 |
US10870765B2 (en) | 2015-12-28 | 2020-12-22 | Nippon Paint Automotive Coatings Co., Ltd. | Aqueous coating composition and method for forming a coating film |
JP2021155696A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 関西ペイント株式会社 | エポキシ系樹脂及び電着塗料 |
JP6997279B2 (ja) | 2020-03-27 | 2022-01-17 | 関西ペイント株式会社 | エポキシ系樹脂及び電着塗料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20050161330A1 (en) | Process for forming multi layered coated film and multi layered coated film | |
JP5680109B2 (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
JP5198718B2 (ja) | 熱硬化性水性塗料及び塗膜形成方法 | |
JP5053760B2 (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
JP5416473B2 (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
JP2002126619A (ja) | 多層塗膜形成方法及び多層塗膜 | |
JP5555569B2 (ja) | 硬化電着塗膜および多層塗膜の形成方法 | |
CA3104442A1 (en) | Method of improving the corrosion resistance of a metal substrate | |
JP2009114468A (ja) | 電着塗膜形成方法および複層塗膜形成方法 | |
JP2005238222A (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
JP2002126620A (ja) | 多層塗膜形成方法及び多層塗膜 | |
JP2002285393A (ja) | 積層塗膜形成方法及び積層塗膜 | |
JP2008229433A (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
JP2007283271A (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
JP2002282773A (ja) | 積層塗膜形成方法及び積層塗膜 | |
JP2012031440A (ja) | 電着塗膜形成方法およびそれを利用した複層塗膜の形成方法 | |
KR20040041073A (ko) | 경화된 구배형 피막 및 이를 함유하는 다층 피막을제조하는 방법 | |
JP2006167681A (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
JP4817506B2 (ja) | 複層塗膜形成方法および複層塗膜 | |
JP2006247614A (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
JP5476831B2 (ja) | 電着塗膜形成方法および多層塗膜の形成方法 | |
JP5342457B2 (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
JP2002224613A (ja) | 複層塗膜形成方法および複層塗膜 | |
JPWO2008015955A1 (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
JP2005238223A (ja) | 複層塗膜形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20100720 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100914 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20110726 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120110 |