JP2005237786A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 始動チャッカーへの導入タイミングを逸した遊技球であっても該チャッカーへの入球に対する期待感を持続させ得るようにした遊技機を提供する。
【解決手段】 パチンコ機1は、遊技盤面部7左右の一側にワープ導入口17を有し、かつ主にワープ導入口17からの遊技球Baを受ける遊技球ステージSを有するステージユニット6と、遊技球ステージSの下方に位置する始動チャッカー10とを備え、発射された遊技球Baを始動チャッカー10に、遊技球ステージSを介して入球させ又は遊技球ステージSを介さず直接に入球させ得るように構成される。遊技球ステージSは、遊技盤面部7に打ち出された遊技球Baを始動チャッカー10に比較的高確率で入球させ得る始動チャッカー導入口20を有する第1入球ルートと、該導入口20に導入されず第1入球ルートを通過した遊技球Baを受けて始動チャッカー10への入球を再度行い得る第2入球ルートとを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、詳しくは遊技球ステージから始動チャッカーに向けた遊技球の流れを改善して遊技性に幅を持たせた遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤上に打ち出された後、遊技盤面上の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技盤下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技盤の中央部分に設けられた液晶等からなる特別図柄表示画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
上述のような従来のパチンコ機において、遊技盤面部の中央部分に固定されたセンター飾りを備え、このセンター飾りの左右側部に第1及び第2のワープ通路を備え、これらワープ通路から入球した遊技球を始動チャッカー側に導くように転動させるステージを備えたものが存在する(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−236210号公報 特開2001−327672号公報
ところで、上述のようなステージを有するパチンコ機にあっては、近年、当該ステージにおける所定の位置に球導入口を形成しておき、ワープ通路から入球した遊技球の一部が上記球導入口への対応位置に偶然的に転動して該球導入口に落下した際、当該遊技球を略100%の確率で始動チャッカーに入球し得るように案内する構成を備えたものも存在している。しかし、このような構成のものにあって、上記球導入口に落下せずにステージ上を転動する遊技球は始動チャッカーに入球する可能性が激減するため、この遊技球を視認しながら遊技している遊技者にとって、当該遊技球への始動チャッカー入球に対する期待感は消失することが多く、従って、当該期待感を持続して遊技性をより高めることが切望される。
そこで本発明は、遊技球ステージ上で始動チャッカーへの導入タイミングを逸した遊技球であっても始動チャッカーへの入球に対する期待感を持続させて遊技性を向上し得るように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図19参照)、遊技盤面部(7)左右の少なくとも一側にワープ導入口(17)を有し、かつ主に該ワープ導入口(17)からの遊技球(Ba)を受ける遊技球ステージ(S)を有するステージユニット(6)と、前記遊技球ステージ(6)の下方に位置して上方に開口する始動チャッカー(10)と、を備え、前記遊技盤面部(7)に打ち出された遊技球(Ba)を前記始動チャッカー(10)に、前記遊技球ステージ(S)を介して入球させ又は前記遊技球ステージ(S)を介さず直接に入球させ得るように構成した遊技機(1)であって、
前記遊技球ステージ(S)は、
前記遊技盤面部(7)に打ち出された遊技球(Ba)を前記始動チャッカー(10)に比較的高確率で入球させ得る始動チャッカー導入口(20)を有する第1入球ルートと、
前記始動チャッカー導入口(20)に導入されず前記第1入球ルートを通過した遊技球(Ba)を受けて前記始動チャッカー(10)への入球を再度行い得る第2入球ルートと、を備えてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明(例えば図1及び図19参照)は、前記第1入球ルートが、前記遊技盤面部(7)との相対移動を規制された第1固定ステージ部(21)を備え、
前記第2入球ルートは、前記第1固定ステージ部(21)の前方側に所定の段差を有して隣接する第2固定ステージ部(35)と、前記第1固定ステージ部(21)の下方に設けられた空間(sp)と前記第2固定ステージ部(35)上面との間を進退移動する移動ステージ部(25)と、を備え、
前記移動ステージ部(25)は、前記第2固定ステージ部(35)上面から前記第1固定ステージ部(21)下方の前記空間(sp)内に一旦退避したとき前記第2固定ステージ部(35)上面に移動した遊技球(Ba)を、前記空間(sp)内から前記第2固定ステージ部(35)上面への進出時に前記始動チャッカー(10)側に押し出してなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明(例えば図3及び図4参照)は、前記第2入球ルートが更に、前記移動ステージ(25)と一体的に移動するように構成され、かつ前記第2固定ステージ部(35)上面に進出する前記移動ステージ部(25)によって前記始動チャッカー(10)側に押し出された遊技球(Ba)を一旦保持し前記始動チャッカー(10)に比較的高確率で入球させ得る入球案内部(26)を備えてなる、
ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機(1)にある。
請求項4に係る本発明(例えば図6及び図7参照)は、前記移動ステージ部(25)を進退駆動させるステージ駆動手段(43)と、
前記ステージ駆動手段(43)による前記移動ステージ部(25)の移動速度を調整し得る速度調整手段(45)と、を備えてなる、
ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機(1)にある。
請求項5に係る本発明(例えば図6及び図7参照)は、前記ステージ駆動手段(43)がパルスモータ(37)を備え、かつ、
前記速度調整手段(45)が、前記パルスモータ(37)の回転角度を検出する機能を更に備えると共に、前記パルスモータ(37)の回転角度の検出に基づき、前記移動ステージ部(25)を前記第2固定ステージ部(35)上に最も進出したとき一旦停止させてなる、
ことを特徴とする請求項4に記載の遊技機(1)にある。
請求項6に係る本発明(例えば図7参照)は、前記ステージ駆動手段(43)が、前記移動ステージ部(25)の遊技機前後方向でのスライド移動を案内するスライド機構(41)を備え、
前記スライド機構(41)が、前記移動ステージ部(25)のスライド移動を支持するスライド支持軸(40)を備え、
前記スライド支持軸(41)は、金属材料によって構成されてなる、
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の遊技機(1)にある。
請求項7に係る本発明(例えば図3,図4,図10,図12及び図13参照)は、前記第1入球ルートが、前記始動チャッカー(10)の直上方に位置して、前記始動チャッカー導入口(20)から導入されて落下する遊技球(Ba)を前記始動チャッカー(10)に向けて放出する球放出口(27)を備え、
前記始動チャッカー導入口(20)と前記球放出口(27)との間の球案内路(20a)の内面には、前記始動チャッカー導入口(20)から導入されて前記球放出口(27)に移動する遊技球(Ba)の速度を低減させる障害凸部(46)が形成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の遊技機(1)にある。
請求項8に係る本発明(例えば図3,図4及び図12参照)は、前記移動ステージ部(25)及び前記第2固定ステージ部(35)が夫々、前記第1固定ステージ部(21)から最も離れた縁部に、遊技球(Ba)の移動に規制を加えるリブ部(25c,35c)を備え、
前記双方のリブ部(25c,35c)における前記第1固定ステージ部(21)側に向いた裏面は、該第1固定ステージ部(21)に向かって下方に傾斜するように形成されてなる、
ことを特徴とする請求項1ないし7のうち何れか1項に記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、遊技球ステージが、遊技盤面部に打ち出された遊技球を始動チャッカーに比較的高確率で入球させ得る始動チャッカー導入口を有する第1入球ルートと、始動チャッカー導入口に導入されず第1入球ルートを通過した遊技球を受けて始動チャッカーへの入球を再度行い得る第2入球ルートとを備えるので、たとえ第1入球ルートで始動チャッカー導入口に入球できなかったとしても、その遊技球の始動チャッカーへの入球を、第2入球ルートを介して再度試みることができる。従って、ステージ上で始動チャッカーへの導入タイミングを逸した遊技球であっても始動チャッカーへの入球に対する期待感を持続させ、遊技性を向上させることができる。
請求項2に係る本発明によると、第1入球ルートにおいて第1固定ステージ部からその前方側の第2固定ステージ部に落下した遊技球を、第1固定ステージ部下方の空間内から第2固定ステージ部上面に進出する移動ステージ部によって始動チャッカー側に押し出すことができ、これにより、第1入球ルートから第2入球ルートへの遊技球の移動状況に適宜変化を与えて、遊技性を高めることができる。
請求項3に係る本発明によると、第2入球ルートが、移動ステージと一体的に移動するように構成され、かつ第2固定ステージ部上面に進出する移動ステージ部によって始動チャッカー側に押し出された遊技球を一旦保持し始動チャッカーに比較的高確率で入球させ得る入球案内部を備えるので、第1入球ルートにて始動チャッカーへの導入チャンスを逸した遊技球を、第2入球ルートにおける入球案内部により比較的高確率で始動チャッカーに再度導き、当該遊技球の始動チャッカーに対する入球の期待感を繰り返し遊技者に与えることができ、遊技性をより高めることができる。
請求項4に係る本発明によると、速度調整手段によって、移動ステージ部を進退駆動させるステージ駆動手段による移動ステージ部の移動速度を調整し得るので、例えば、出荷に向けた遊技機の製作時に、速度調整手段による移動ステージ部の移動速度を適切に調整することにより、入球案内部に対する遊技球案内時の振り分け率を適宜変化させて、遊技性を高めることができる。
請求項5に係る本発明によると、速度調整手段が、パルスモータの回転角度の検出に基づき、移動ステージ部の位置を認識しながら該移動ステージ部を第2固定ステージ部上に最も進出したとき一旦停止させることができるので、移動ステージ部を同じ周期で単に進退させる場合に比して、より変化に富んだ遊技球ステージ上での遊技球の流れを提供することができる。
請求項6に係る本発明によると、スライド機構のスライド支持軸が金属材料からなるので、例えば、スライド支持軸が寸法精度を出しにくいプラスチック製からなる場合に比して公差をより小さくすることができ、従って、移動ステージ部のスライド移動時のガタを大幅に減少させることができる。
請求項7に係る本発明によると、第1入球ルートにて始動チャッカー導入口に遊技球が導入された際、球案内路の内面の障害凸部に当該遊技球を接触させつつ落下させて、球放出口に移動する遊技球の速度を低減させることができるので、遊技球をその速度を適度に抑えつつ球放出口から始動チャッカーに向けて放出することができる。
請求項8に係る本発明によると、第1固定ステージ部から最も離れた縁部に位置するリブ部の第1固定ステージ部側に向いた裏面が、該第1固定ステージ部に向かって下方に傾斜するように形成されているので、遊技球を乗せた状態で移動ステージ部が進退移動する際に、当該移動ステージ部上や第2固定ステージ部の遊技球をリブ部との間に噛み込んで移動ステージ部が動作できなくなるような不具合の発生を確実に防止することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図1ないし図19に沿って説明する。
なお、図1は本パチンコ機の外部構造を示す正面図、図2は遊技球ステージを有するステージユニット(センター飾り)を単体で示す斜視図、図3はステージユニットの遊技球ステージ及びその近傍を示す一部断面した斜視図、図4は遊技球ステージ及びその近傍を別の状態で示す一部断面した斜視図、図5は遊技球ステージ及びその近傍を示す一部断面した平面図、図6は遊技球ステージ及びその近傍の内部構造を露出状態で示した斜視図、図7は遊技球ステージを底面側から見た状態で示す底面図、図8は遊技球ステージの中央部分を示す縦断面図、図9は遊技球ステージを示す正面図、図10は遊技球ステージの中央部分を示す縦断面図、図11は遊技球ステージを示す正面図、図12及び図13は遊技球ステージの中央部分を示す縦断面図、図14及び図15は遊技球ステージを一部破断して示す正面図、図16及び図17は遊技球ステージにおける遊技球の動きの変化を示す平面図、図18は遊技球ステージを上側から見た状態で遊技球の動き(所謂ブリッジ現象の発生)を示す平面図、図19は遊技球ステージを上側から見た状態で遊技球の動き(所謂ブリッジ現象の解消)を示す平面図である。
本パチンコ機1は、後述の発射ハンドル9の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球を遊技盤面部7上に打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー(大入賞口)11(図1参照)に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動(確変当たり)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
図1に示すように、本パチンコ機1は、枠体状の筐体2と、筐体2に開閉可能に装着された前扉3とを有しており、前扉3の前面には、透明ガラス(図示せず)を有するガラス枠5が開閉可能に取付けられており、透明ガラスの奥側には遊技盤面部7が配置されている。ガラス枠5における遊技盤面部7の左右及び上部には演出用照明装置23が配置されており、前扉3における上部左右及び下部には夫々、スピーカ(図示せず)を有する放音装置8が配置されている。また、ガラス枠5における中央部右方には、前扉3を筐体2側に施錠又は解放するための施錠装置4が配置されている。なお、図1中の符号49は、不図示の発射装置によって打ち出された遊技球を遊技盤面部7側に案内するガイドレールを示している。
前扉3における下部中央には皿ユニット13が設けられており、皿ユニット13における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口18が設けられ、皿ユニット13における左上部壁面には、球貸ボタン14a及びプリベートカード返却ボタン14bが設けられている。皿ユニット13の中央部には、該皿ユニット13上の遊技球を球発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン22aと、皿ユニット13上の遊技球を球供給口18付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン22bとが配置されている。また、前扉3における皿ユニット13の右側下方には、上記球発射装置を操作して遊技球を遊技盤面部7に向けて打ち出すための発射ハンドル9が設けられている。更に、皿ユニット13の下部左方には、灰皿24とチャンスボタン47とが配置されている。
上記遊技盤面部7の略中央部には、遊技球ステージSを有するステージユニット6と、遊技球ステージSの下方に位置して上方に開口する始動チャッカー10とが配置されている。この始動チャッカー10に入球した際、不図示の主制御基板(主基板)に実装されたROM装置の抽選機能による当たり抽選が行われる。上記遊技球ステージSは、遊技盤面部7の左側中央部にワープ導入口17を具備して、主に該ワープ導入口17からの遊技球を受けるように構成されている。ステージユニット6は、遊技球ステージSの上部に開口部16aを有しており、この開口部16aには、遊技盤面部7にその背面側から装着された液晶表示パネル(図柄表示装置)51が露出している。
また、始動チャッカー10の左右には通常入球口15が配置され、かつ始動チャッカー10の下方には、上記アタッカー11が配置されている。そして、これら始動チャッカー10、通常入球口15及び始動チャッカー10の周囲の遊技盤面上には、遊技球ステージSから零れた遊技球や、発射されてから遊技球ステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。また、ワープ導入口17の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。なお、図中の符号12は、遊技盤面部7上における入球可能な何れの箇所にも入球し得なかった遊技球Baを遊技盤面部7裏面側に排出する球排出口を示している。このような本パチンコ機1では、遊技盤面部7に打ち出された遊技球Baを始動チャッカー10等に、遊技球ステージSを介して入球させ又は遊技球ステージSを介さず直接に入球させ得るように遊技が進められる。
そしてステージユニット6は、図2に示すように、全体的に略筒状を呈しており、外周縁部の複数箇所に設けられたブラケット部29,30に夫々穿設された貫通孔28に挿通されたネジ(図示せず)により、遊技盤面部7に固定されている。ステージユニット6における遊技球ステージSは、左右方向に平坦状に延在して開口部16aの下側を区画する枠面16と、この枠面16の前側(図1及び図2の紙面手前側)に第1の段差を有して隣接するように設けられた第1固定ステージ部21と、第1固定ステージ部21の前側に第2の段差を有して隣接するように設けられた第2固定ステージ部35(図4参照)と、第2固定ステージ部35の前側に第3の段差を有して隣接するように設けられた第3固定ステージ部34と、第1固定ステージ部21の下方に設けられた空間sp(図7参照)と第2固定ステージ部35上面との間を図1及び図2の紙面手前−奥方向に進退移動する移動ステージ部25とを備えている。なお、図2中の符号19は演出用照明装置を示している(図5も併せて参照)。
また、移動ステージ部25の突出状態を示す図3と移動ステージ部25の退避状態を示す図4から理解できるように、枠面16の左右方向中央部には、遊技盤面部7に打ち出された遊技球Baを始動チャッカー10に比較的高確率(略100%)で入球させ得る始動チャッカー導入口20が形成されている。上記第1固定ステージ部21は、この始動チャッカー導入口20に対応する部分が最も高く(つまり、始動チャッカー10から最も高く離れて)形成され、かつ当該最も高い部分から左右に徐々に低く(符号21bで示す)なった後、開口部16aの左右端に向かって再度高くなる、所謂波形状を呈している。更に第1固定ステージ部21は、枠面16から前側に最も離れた縁部における始動チャッカー導入口20に対向する中央部分に、遊技球Baの移動に規制を加える所定幅のリブ部21cを備えている。
また、第1固定ステージ部21の始動チャッカー導入口20に対向する部位には、第1固定ステージ部21の上面を左右方向(図9の矢印A,B,C参照)に転動する遊技球Baの移動速度が弱まった際に始動チャッカー導入口20側に落下(図9の矢印D参照)し易くさせるための凹部21aが、始動チャッカー導入口20側に切り欠いて形成されている。なお、図3及び図4における符号48は、ワープ導入口17(図2参照)から入球した遊技球Baを第1固定ステージ部21上に案内する球案内路であり、符号48aは、球案内路48内を落下転動してきた遊技球Baを第1固定ステージ部21上に放出する放出口を示している。
また、移動ステージ部25の上面は、中央部の最も高い部分(符号25aで示す)から左右に徐々に低く(符号25bで示す)なった後、第2固定ステージ部35の左右端に形成された切欠き部33に向かって再度高くなる波形状を呈している。当該左右の切欠き部33,33は、枠面16の左右端よりも中央寄り(つまり始動チャッカー導入口20寄り)に形成されている。従って、移動ステージ部25の上面は、いわば第1固定ステージ部21よりも波長の短い波形状に構成されている。また、移動ステージ部25の左右に設けられた上記低い部分25bは何れも、パチンコ機前側に向かって若干低くなるように傾斜して形成されている。
一方、移動ステージ部25の下面は、その上面と線対称の関係を有する波形状に構成されている。従って、この移動ステージ部下面を摺接支持する第2固定ステージ部35は、当該移動ステージ部下面と合致する形状、即ち、中央部の最も低い部分(符号35aで示す)から左右に徐々に高く(符号35bで示す)なった後、左右端の切欠き部33に向かって再度低く(符号35dで示す)なる、移動ステージ部上面の波形状と逆の関係の波形状を呈する。そして、第2固定ステージ部35の左右の上記低い部分35dは何れも、パチンコ機前側に向かって若干低くなるように傾斜して形成されている。
第2固定ステージ部35は、第1固定ステージ部21から前側に最も離れた縁部に、遊技球Baの移動に規制を加えるリブ部35cを備えている。このリブ部35cは、左右の上記低い部分35dと、中央部分の最も低い部分35aに対応する部分には形成されていない。そして、当該中央部分には、下方の入球案内部26側への遊技球Baの落下を容易にするための円弧状の切欠き35e(図9参照)が形成されている。
また、リブ部35cにおける第1固定ステージ部21側に向いた裏面35f(図12の円内を参照)は、第1固定ステージ部21に向かって下方に傾斜するように形成されている。これにより、移動ステージ部25がその退避位置から、遊技球Baを乗せた状態の第2固定ステージ部35に向かって移動(進出)する際、当該固定ステージ部35上の遊技球Baを、リブ部35cと移動ステージ部25との間に噛み込むことなく、第3固定ステージ部34側にスムーズに落下(図13参照)させることができ、従って移動ステージ部25の移動を妨げるような不具合の発生を確実に防止することができる。なお、図12の円内には、上記移動ステージ部25の移動状態を、図示の便宜上、あたかも第2固定ステージ部35が移動ステージ部25側に接近したように二点鎖線で表している。
そして、移動ステージ部25は、第1固定ステージ部21から前側に最も離れた縁部に、遊技球Baの移動に規制を加える長尺のリブ部25cを備えており、当該リブ部25cにおける第1固定ステージ部21側に向いた裏面は、第1固定ステージ部21に向かって下方に傾斜するように形成されている。これにより、遊技球Baを乗せた状態の移動ステージ部25が第1固定ステージ部21側に移動(後退)する際に、当該移動ステージ部25上の遊技球Baをリブ部25cと第1固定ステージ部21との間に噛み込んで移動ステージ部25の移動を妨げるような不具合の発生を確実に防止できる。
また、長尺リブ部25cは、第1固定ステージ部21の低くなった部分(底部)21bに対向する部分の高さが、他の部分よりも若干低く形成されている。これは例えば、図18に示すように第1固定ステージ部21の低部21b上に遊技球Baが乗っている状態において、左端部上に他の遊技球Baを乗せた状態の移動ステージ部25が接近(図18の矢印N参照)した際に、当該遊技球Baが遊技球Baを押しながら(図18の矢印L参照)低部21b上に乗った(図18の矢印M参照)後、移動ステージ部25が低部21bから離間したとき、長尺リブ部25cにおける当該低部21bに対向する部分が他の部分と同じ高さであると、遊技球Baが遊技球Baに接触しつつ移動ステージ部25上に再度復帰し、この動作を繰り返す所謂ブリッジ現象が発生する問題を回避するためである。つまり、本実施の形態では、長尺リブ部25cの低部21bに対向する部分が他の部分よりも若干低く形成されていることにより、上述のように移動ステージ部25が低部21bに接近(図19の矢印O参照)した際、図19に示すように遊技球Baがリブ部25cを容易に乗り越えて(図19の矢印P参照)落下することとなり、従って上記ブリッジ現象の発生が確実に防止される。
また、第2固定ステージ部35の前側の第3固定ステージ部34は、図3及び図4に示すように、正面視(図9も併せて参照)において左右から中央部に向かって円弧状に徐々に低くなる湾曲面として形成されている。そして、ブラケット部30の、当該湾曲面にて高さが最も低い部分に対応する部分には、始動チャッカー導入口20に連通する球放出口27が形成されている。この球放出口27は、後述する第1入球ルートに含まれるものであり、始動チャッカー10の直上方に位置して、始動チャッカー導入口20から導入されて落下する遊技球Baを始動チャッカー10に向けて放出する。
更に、第2固定ステージ部35の前壁面における球放出口27に対応する位置には、上述の空間spに連通する開口部32が形成されており、この開口部32内には、遊技球Baを一旦受け止める凹部26aを中央部に備えた入球案内部26が前後方向に進退移動可能に挿通されている。この入球案内部26は、第2入球ルートに含まれるものであり、移動ステージ25と一体成形されて一体的に移動するように構成され、かつ第2固定ステージ部35上に進出(突出)する移動ステージ部25によって始動チャッカー10側に押し出された遊技球Baを一旦保持し始動チャッカー10に比較的高確率(略100%)で入球させ得るように構成される。
また、第3固定ステージ部34の前縁部には、左右端側から中央部近傍に亘って所定高さのリブ部34eが形成されており、当該ステージ部34における球放出口27の左右部分には、リブ部34eに案内されて入球案内部26側に転動してきた遊技球Baや、遊技球ステージSの上部側から落下してくる遊技球Baを、球放出口27下方の始動チャッカー10に入球し易くなるように導く傾斜面34aが形成されている。
更に、第3固定ステージ部34における球放出口27の上部には、移動ステージ部25が第1固定ステージ部21下側に退避した状態において第2固定ステージ部35上から始動チャッカー10側に落下する遊技球Baの入球を妨げないようにする目的で略円弧状に切り欠いた切欠き34c,34dが形成されている。
また、図10、図12及び図13に示すように、始動チャッカー導入口20と球放出口27との間の球案内路20aの内面には、始動チャッカー導入口20から導入されて球放出口27に移動する遊技球Baの速度を低減させる障害凸部46(図3及び図4も併せて参照)が形成されている。
以上説明した遊技球ステージSは、遊技盤面部7に打ち出された遊技球Baを始動チャッカー10に比較的高確率で入球させ得る始動チャッカー導入口20を有する第1入球ルートと、始動チャッカー導入口20に導入されず上記第1入球ルートを通過した遊技球Baを受けて始動チャッカー10への入球を再度行い得る第2入球ルートとを備えて構成される。
すなわち、上記第1入球ルートは、遊技盤面部7との相対移動を規制された上述の第1固定ステージ部21を備えており、上記第2入球ルートは、第1固定ステージ部21の前方側に所定の段差を有して隣接する上述の第2固定ステージ部35と、該第2固定ステージ部35上面と上記第1固定ステージ部21下部との間で進退移動する上述の移動ステージ部25とを備えて構成される。当該移動ステージ部25は、第2固定ステージ部35上面から第1固定ステージ部21下方の空間sp内に一旦退避したとき第2固定ステージ部35上面に移動した遊技球Baを、空間sp内から第2固定ステージ部35上面への進出時に始動チャッカー10側に押し出すように機能する。
一方、図6及び図7に示すように、ステージユニット6には、移動ステージ部25を進退駆動させるステージ駆動機構(ステージ駆動手段)43と、このステージ駆動機構43による移動ステージ部25の移動速度を調整し得る速度調整手段45を内蔵する制御部44とが設けられている。当該制御部44は、例えば、本パチンコ機1に備えた不図示のサブ制御基板(サブ基板)に設けられる。
なお、速度調整手段45が、パルスモータ37の回転角度を検出し、当該回転角度の検出に基づき、移動ステージ部25を第2固定ステージ部35上に最も進出させた状態で一旦停止させるように制御する構成とすることも可能である。この場合、移動ステージ部25を同じ周期で単に進退移動させる場合に比して、より変化に富んだ遊技球ステージS上での遊技球Baの流れ状況を提供することができる。
上記ステージ駆動機構43は、遊技球ステージSの右端部に配置されたパルスモータ37と、該パルスモータ37の回転を伝動するギヤ列38、該ギヤ列38の最終ギヤ39fにおける偏心位置に植設されたボス状突起42、並びに移動ステージ部25と一体の入球案内部26の底部に形成されてボス状突起42と係合する左右方向に長い係合凹部26bとを備えて構成される。この係合凹部26bは、遊技機前後方向での寸法がボス状突起42の外径寸法と略等しく設定されている。上記ギヤ列38は、パルスモータ37の回転軸37a(図7参照)に連結された主動ギヤ39aに噛合する従動ギヤ39bと、従動ギヤ39bの回転を係合凹部26b側に順次伝動するように相互に噛合された従動ギヤ39c,39d,39e,39fとから構成されている。これらの構成により、パルスモータ37駆動時の回転が、移動ステージ部25及び入球案内部26の進退動作(直線運動)に変換される。
また、ギヤ列38の従動ギヤ39b,39c,39d,39e,39fと、パルスモータ37及び主動ギヤ39aとが、パチンコ機1の左右方向(図1及び図7における左右方向)に一列状に配置されていることにより、ステージ駆動機構43の奥行き(即ち、図7における上下方向の厚み)を小さくし、ステージユニット6の全体的な奥行き(即ち、図1及び図6における紙面手前−奥方向の厚み)を小さくして、装置コンパクト化が図られている。
また図7に示すように、ステージ駆動機構43は更に、移動ステージ部25のパチンコ機前後方向(図7の上下方向)でのスライド移動を案内するスライド機構41を備えている。このスライド機構41は、第1固定ステージ部21の底部側(枠面16の下側)において該第1固定ステージ部21と一体に形成されて後方(同図上方)に突出するカバー部36(図5及び図8も併せて参照)と、第2固定ステージ部35とカバー部36との間に渡されてパチンコ機前後方向に延在する金属製のスライド支持軸40と、移動ステージ部25の下部側に一体成形されてスライド支持軸40に摺動自在に被嵌するスライド円筒部25eとを備えて構成される。なお、図7中の符号35gは、スライド支持軸40の前端部(図7の上端部)を第2固定ステージ部35側で受けるハブ状部を示している。
これらの構成により、移動ステージ部25は、パルスモータ37からギヤ列38を介して伝達される回転運動がボス状突起42及び係合凹部26bによって変換された直線駆動力を受け、スライド支持軸40に案内されるスライド円筒部25eをカバー部36の内方空間36a内で進退させつつ、パチンコ機前後方向に進退移動する。また、上記スライド支持軸40が金属材料から構成されているので、例えば、スライド支持軸40が寸法精度を出しにくいプラスチック製からなる場合に比して公差をより小さくすることができ、従って、移動ステージ部25のスライド移動時のガタを大幅に減少させて、高精度の進退動作を提供することができる。なお、上記スライド支持軸40を構成する金属材料として、鉄材料を用いることがより好ましい。
したがって、以上の本実施形態におけるパチンコ機1では、皿ユニット13上に遊技球が滞留している状態にて、遊技者が発射ハンドル9を握って図1の時計回り方向に適宜の角度回動させて保持すると、不図示の発射装置の作動によって遊技球Baが遊技盤面部7に向けて打ち出される。すると、ガイドレール49から遊技盤面部7上に放出された多数の遊技球Baのうち、一部がワープ導入口17から入球される。この際、遊技球ステージSでは、移動ステージ部25が、速度調整手段45による制御で回転駆動されるパルスモータ37の回転力に基づき、パチンコ機前後方向に一定の周期で進退移動している。当該移動ステージ部25の進退動作は、遊技場の係員が開店に先立って電源をオン(ON)した時点から続けられている。
そして、ワープ導入口17に入球した遊技球Baは、球案内路48を通って放出口48aから第1固定ステージ部21上に放出された後、該第1固定ステージ部21の波形状に準じて往復移動(図9の矢印A,B,C参照)しつつ、その勢いを次第に失う。当該遊技球Baは、その勢いが最も弱くなるタイミングで第1固定ステージ部21上の凹部21aに差し掛かった場合に、該凹部21aに導かれて始動チャッカー導入口20側に落下(図9の矢印D参照)できるが、そうでない場合は、図14の矢印H,H,Hで示すように、第1固定ステージ部21の低部21bから下方の移動ステージ部25、第2固定ステージ部35或いは第3固定ステージ部34側に落下することになる。
上述のように始動チャッカー導入口20側に導入された遊技球Baは、図10に示すように、球案内路20aの内面の障害凸部46に接触しながら落下して球放出口27に移動する速度を低減され、速度を適度に抑えられつつ球放出口27から始動チャッカー10に向けて放出される。これにより、当該遊技球Baが、入球精度をより高められ、下方の始動チャッカー10に比較的高確率(略100%)で入球することになる。
また、第1固定ステージ部21の低部21bから進出状態の移動ステージ部25上に落下した遊技球Baは、その落下の方向と落下時の勢いに応じて移動ステージ部25に沿って転動した場合、当該移動ステージ部25が第1固定ステージ部21側に退避する際に該ステージ部21の前壁で前側に押圧されてリブ部21cを乗り越えさせられ、その時点で露出した第2固定ステージ部35上に落下する。
また、上述のように移動ステージ部25の退避時に該ステージ部25から第2固定ステージ部35上に落下した遊技球Baや、移動ステージ部25の退避状態で露出していた第2固定ステージ部35上に直接的に落下した遊技球Baは、その落下の方向と落下時の勢いに応じて第2固定ステージ部35に沿って転動した場合、或るものはリブ部35cが途切れた低い部分35dから第3固定ステージ部34側に落下する。そして、或るものは中央部分の最も低い部分35aで停止した後、その際の動きの方向に応じて切欠き35eから自重落下し、または再び進出してくる移動ステージ部25に押圧されて切欠き35eから落下する。
この際、図11に示すように、自重落下した遊技球Baは、退避した入球案内部26にやや接触するものの、略円弧状の切欠き34c,34d及び球放出口27の前方を接触することなく垂直に落下し、下方の始動チャッカー10に比較的高確率(略100%)で入球することになる(図16の矢印J方向のBa参照)。また、移動ステージ部25に押圧されて切欠き35eから落下した遊技球Baは、移動ステージ部25と共に進出した入球案内部26の凹部26a内に一旦受け止められた後、下方の始動チャッカー10に、より高い精度で入球することになる(図16の矢印J方向のBa参照)。
一方、上述した低い部分35dから第3固定ステージ部34に落下した遊技球Baは、図15に示すように、リブ部34eの途切れた位置で入球案内部26の側面に衝突し(図16の矢印J方向のBa、矢印J方向のBa参照)、傾斜面34aに沿って落下(図15の矢印I参照)することになる。また、第1固定ステージ部21の低部21bから進出状態の移動ステージ部25上に落下した際にバウンドして第3固定ステージ部34上に落下した遊技球Baも、図17に示すように、第3固定ステージ部34上を同図矢印Kに転動して入球案内部26の側面に衝突し、傾斜面34aに沿って落下することになる。これらの際、遊技球Baは、その落下方向が、始動チャッカー10上の所謂命釘(図示せず)の間を通過して入球し得る方向とは異なるが、当該命釘の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、当該ジャンプ釘から左右方向に配列された所謂道釘(図示せず)で弾かれることにより、命釘に絡んでその間を落下し始動チャッカー10に入球する場合もある。
また、遊技球ステージS上には、ワープ導入口17から入球した遊技球Baに限らず、遊技球ステージSの下方に列状に配列された不図示の障害釘(道釘等)で弾き返された遊技球Baが落下することもあるが、その場合の当該遊技球Baも、上述と同様の流れで遊技球ステージS上を移動することとなる。
以上の本実施形態によれば、遊技球ステージSが、遊技盤面部7に打ち出された遊技球Baを始動チャッカー10に比較的高確率で入球させ得る始動チャッカー導入口20を有する第1入球ルートと、始動チャッカー導入口20に導入されず上記第1入球ルートを通過した遊技球Baを受けて始動チャッカー10への入球を再度行い得る第2入球ルートとを備えるので、たとえ第1入球ルートで始動チャッカー導入口20に入球できなかったとしても、移動ステージ部25の進退動作等に起因して緩やかに落下移動する過程の中で、遊技球Baが偶然的に中央寄りに移動させられた場合、始動チャッカー10への入球を比較的高確率で再度試みることができるようになる。従って、遊技球ステージS上で始動チャッカー10への導入タイミングを逸した遊技球Baであっても、始動チャッカー10への入球に対する期待感を持続させ、遊技性を向上させることができる。
また、第1入球ルートにおいて第1固定ステージ部21からその前方側の第2固定ステージ部35に落下した遊技球Baを、第1固定ステージ部21下方の空間sp内から第2固定ステージ部35上面に進出する移動ステージ部25によって始動チャッカー10側に押し出すことができるので、第1入球ルートから第2入球ルートへの遊技球の移動状況に適宜変化を与えて、遊技性をより高めることができる。
更に、第2入球ルートが、移動ステージ25と一体的に移動するように構成され、かつ第2固定ステージ部35上面に進出する移動ステージ部25によって始動チャッカー10側に押し出された遊技球Baを一旦保持し始動チャッカー10に比較的高確率で入球させ得る入球案内部26を備えるので、第1入球ルートにて始動チャッカー10への導入チャンスを逸した遊技球Baを、第2入球ルートにおける入球案内部26により比較的高確率で始動チャッカー10に再度導き、当該遊技球Baの始動チャッカー10に対する入球の期待感を繰り返し遊技者に与えることができ、遊技性をより高めることができる。
そして、速度調整手段45によって、移動ステージ部25を進退駆動させるステージ駆動機構43による移動ステージ部25の移動速度を調整し得るので、例えば、出荷に向けたパチンコ機1の製作時に、速度調整手段45による移動ステージ部25の移動速度を適切に調整することにより、入球案内部26に対する遊技球案内時の振り分け率を適宜変化させ、遊技性をより高めるようにすることができる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 遊技球ステージを有するステージユニットを単体で示す斜視図である。 ステージユニットの遊技球ステージ及びその近傍を示す一部断面した斜視図である。 遊技球ステージ及びその近傍を別の状態で示す一部断面した斜視図である。 遊技球ステージ及びその近傍を示す一部断面した平面図である。 遊技球ステージ及びその近傍の内部構造を露出状態で示した斜視図である。 遊技球ステージを底面側から見た状態で示す底面図である。 遊技球ステージの中央部分を示す縦断面図である。 遊技球ステージを示す正面図である。 遊技球ステージの中央部分を示す縦断面図である。 遊技球ステージを示す正面図である。 遊技球ステージの中央部分を示す縦断面図である。 遊技球ステージの中央部分を示す縦断面図である。 遊技球ステージを一部破断して示す正面図である。 遊技球ステージを一部破断して示す正面図である。 遊技球ステージにおける遊技球の動きの変化を示す平面図である。 遊技球ステージにおける遊技球の動きの変化を示す平面図である。 遊技球ステージを上側から見た状態で遊技球の動きを示す平面図である。 遊技球ステージを上側から見た状態で遊技球の動きを示す平面図である。
符号の説明
1…パチンコ機(遊技機)
6…ステージユニット
7…遊技盤面部
10…始動チャッカー
17…ワープ導入口
20…始動チャッカー導入口
21…第1固定ステージ部
25…移動ステージ部
25c…長尺のリブ部
26…入球案内部
27…球放出口
35…第2固定ステージ部
37…パルスモータ
40…スライド支持軸
41…スライド機構
43…ステージ駆動機構(ステージ駆動手段)
44…制御部
45…速度調整手段
46…障害凸部
Ba…遊技球
S…遊技球ステージ
sp…空間

Claims (8)

  1. 遊技盤面部左右の少なくとも一側にワープ導入口を有し、かつ主に該ワープ導入口からの遊技球を受ける遊技球ステージを有するステージユニットと、前記遊技球ステージの下方に位置して上方に開口する始動チャッカーと、を備え、前記遊技盤面部に打ち出された遊技球を前記始動チャッカーに、前記遊技球ステージを介して入球させ又は前記遊技球ステージを介さず直接に入球させ得るように構成した遊技機であって、
    前記遊技球ステージは、
    前記遊技盤面部に打ち出された遊技球を前記始動チャッカーに比較的高確率で入球させ得る始動チャッカー導入口を有する第1入球ルートと、
    前記始動チャッカー導入口に導入されず前記第1入球ルートを通過した遊技球を受けて前記始動チャッカーへの入球を再度行い得る第2入球ルートと、を備えてなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1入球ルートは、前記遊技盤面部との相対移動を規制された第1固定ステージ部を備え、
    前記第2入球ルートは、前記第1固定ステージ部の前方側に所定の段差を有して隣接する第2固定ステージ部と、前記第1固定ステージ部の下方に設けられた空間と前記第2固定ステージ部上面との間を進退移動する移動ステージ部と、を備え、
    前記移動ステージ部は、前記第2固定ステージ部上面から前記第1固定ステージ部下方の前記空間内に一旦退避したとき前記第2固定ステージ部上面に移動した遊技球を、前記空間内から前記第2固定ステージ部上面への進出時に前記始動チャッカー側に押し出してなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第2入球ルートは更に、前記移動ステージと一体的に移動するように構成され、かつ前記第2固定ステージ部上面に進出する前記移動ステージ部によって前記始動チャッカー側に押し出された遊技球を一旦保持し前記始動チャッカーに比較的高確率で入球させ得る入球案内部を備えてなる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記移動ステージ部を進退駆動させるステージ駆動手段と、
    前記ステージ駆動手段による前記移動ステージ部の移動速度を調整し得る速度調整手段と、を備えてなる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記ステージ駆動手段はパルスモータを備え、かつ、
    前記速度調整手段は、前記パルスモータの回転角度を検出する機能を更に備えると共に、前記パルスモータの回転角度の検出に基づき、前記移動ステージ部を前記第2固定ステージ部上に最も進出したとき一旦停止させてなる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記ステージ駆動手段は、前記移動ステージ部の遊技機前後方向でのスライド移動を案内するスライド機構を備え、
    前記スライド機構は、前記移動ステージ部のスライド移動を支持するスライド支持軸を備え、
    前記スライド支持軸は、金属材料によって構成されてなる、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の遊技機。
  7. 前記第1入球ルートは、前記始動チャッカーの直上方に位置して、前記始動チャッカー導入口から導入されて落下する遊技球を前記始動チャッカーに向けて放出する球放出口を備え、
    前記始動チャッカー導入口と前記球放出口との間の球案内路の内面には、前記始動チャッカー導入口から導入されて前記球放出口に移動する遊技球の速度を低減させる障害凸部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の遊技機。
  8. 前記移動ステージ部及び前記第2固定ステージ部は夫々、前記第1固定ステージ部から最も離れた縁部に、遊技球の移動に規制を加えるリブ部を備え、
    前記双方のリブ部における前記第1固定ステージ部側に向いた裏面は、該第1固定ステージ部に向かって下方に傾斜するように形成されてなる、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のうち何れか1項に記載の遊技機。
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