JP2005237071A - 電線ケーブル用プロテクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、プロテクタを変形可能な可撓性部材として、複数の電線ケーブルを筒状に包囲して蓋部材を不要とし、プロテクタを構成する部品点数の削減を図ることにある。
【解決手段】複数の電線ケーブル10を相互の絶縁を図ると共に、外部からの外力に対しても保護して収納し、被取付部位に取付けて電線ケーブル10を配索するための電線ケーブル用プロテクタ1であって、可撓性部材から成り自由状態では平板状の部材を筒状に巻いて、内部に複数の電線ケーブル10を該電線ケーブル10間に絶縁のための隔離リブ5を介在させて収納させている本体部材3と、該本体部材3の両端部を密着させて結合させるための結合手段7とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電線ケーブル用プロテクタに関する。特に、複数の電線ケーブルが車両等の車体に沿って配索される電線ケーブルの保護と電線ケーブル相互間の絶縁を確実に図る電線ケーブル用プロテクタに関する。
自動車等車両には複数の電線ケーブルが車体に沿って配索される場合がある。この場合複数の電線ケーブルは一個のプロテクタ内に収納・保護されて配索されるのが普通である。例えば、動力源としてエンジンと電気モータを併用したハイブリッド自動車においては、動力源が自動車の前部位置に配置され、バッテリが自動車の後部位置に配置されており、両者間を車体の下部位置に配索される複数の電線ケーブルにより繋いでいる。電線ケーブルが配索される位置が外部に晒される場所にあることから、電線ケーブルをプロテクタにより包囲して、外部からの泥水、飛び石、塵埃等から保護している。また、プロテクタ内部には隔離リブを電線ケーブル間に配置して設けて、電線ケーブル相互の絶縁を図っている。
この種プロテクタの一般的構造として、複数の電線ケーブルを並列に一直線状に並べて配置する構成のものが知られている(特許文献1参照)。その構成内容は、剛体の平板で長尺状の本体部材上に、電線ケーブル相互間を隔離する隔離リブを一体的に立設して、隔離リブ間に複数の電線ケーブルを配設している。そして、隔離リブの開口端を蓋部材で閉鎖している。したがって、複数の電線ケーブルの個々は本体部材と隔離リブと蓋部材で包囲された状態となって保護され、絶縁が図られるようになっている。
特開2002−225648号公報
上述したように、複数の電線ケーブルを包囲するプロテクタは、本体部材が剛体部材で形成されていることから、電線ケーブルを包囲するためには隔離リブの開口端を閉鎖する蓋部材をどうしても設ける必要があり、それだけ部品点数が増えると言う不利な面があった。
また、プロテクタは電線ケーブルを並列に一直線状に配置して収容する構成のものであるので、平面積を多くとる必要が生じコンパクト性に欠けると言う不利な面もあった。
更に、電線ケーブルを包囲するプロテクタの本体部材、隔離リブ、蓋部材が剛体部材で形成されていることから、電線ケーブルをこれらの部材により隙間なく包囲することが一般に困難であり、このため、プロテクタの電線ケーブルを収納する軸方向端部からわずかではあるが泥水や塵埃等がプロテクタ内部に浸入して、電線ケーブルに損傷を及ぼす恐れがあると言う問題がある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、プロテクタを変形可能な可撓性部材として、複数の電線ケーブルを筒状に包囲して蓋部材を不要とし、プロテクタを構成する部品点数の削減を図ることにある。
上記課題を解決するために、本発明の各発明は次の手段をとる。
先ず、第1の発明に係る電線ケーブル用プロテクタは、次の手段をとる。すなわち、複数の電線ケーブルを相互の絶縁を図ると共に、外部からの外力に対しても保護して収納し、被取付部位に取付けて電線ケーブルを配索するための電線ケーブル用プロテクタであって、可撓性部材から成り自由状態では平板状の部材を筒状に巻いて、内部に複数の電線ケーブルを電線ケーブル間に絶縁のための隔離リブを介在させて収納させている本体部材と、本体部材の両端部を密着させて結合させるための結合手段とを有することを特徴とする。
この第1の発明によれば、可撓性部材から成り自由状態では平板状の部材を筒状に巻いて、複数の電線ケーブルを包囲するものであるため、従来の蓋部材を設けることなくプロテクタを構成することができる。したがって、蓋部材を不要とするだけ少なくともプロテクタの構成部品点数を削減することができる。この結果、コストダウンも図ることができる。なお、筒状のプロテクタ内部には隔離リブが電線ケーブル相互間に配置されているため、従来と同様に電線ケーブル間の絶縁も確実に図られている。
また、プロテクタは筒状に形成されることから、プロテクタの平面積を少なくすることができて、コンパクトな構造となる。
次に、第2の発明に係る電線ケーブル用プロテクタは、次の手段をとる。すなわち、前述した第1の発明に係る電線ケーブル用プロテクタにおいて、結合手段は本体部材の巻き方向の両端部に巻き状態で径方向配置状態となるように形成されているフランジと、フランジを締着させる締着具とから成っていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、本体部材の巻き方向の両端部にフランジを設けて結合するものであるため、その結合をより確実に行い得ると共に、本体部材の両端部の密着を両フランジの面接合により行うものであるため、密着をより向上させることができる。
次に、第3の発明に係る電線ケーブル用プロテクタは、次の手段をとる。すなわち、前述した第2の発明に係る電線ケーブル用プロテクタにおいて、本体部材、隔離リブ及びフランジは樹脂製で一体成形されていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、本体部材、隔離リブ及びフランジが樹脂製であるため、プロテクタの軽量化を図ることができる。また、本体部材は樹脂製であることにより筒状への変形をより容易に行うことができる。更に、本体部材、隔離リブ及びフランジが一体成形されるためプロテクタの製造が容易となる。
次に、第4の発明に係る電線ケーブル用プロテクタは、次の手段をとる。すなわち、第1の発明から第3の発明のいずれかに係る電線ケーブル用プロテクタにおいて、本体部材内に収納されている電線ケーブルは、電線ケーブル間に配設される隔離リブにより実質的に隙間なく包囲されて収納されていることを特徴とする。
この第4の発明によれば、本体部材内に収納されている電線ケーブルは、電線ケーブル間に配設される隔離リブにより実質的に隙間なく包囲されて収納されているため、プロテクタの電線ケーブルを収納する軸方向端部から泥水や塵埃等がプロテクタ内部に浸入する恐れが少なくなり、電線ケーブルの保護がより一層向上する。
更に、本発明に係る電線ケーブル用プロテクタは、上記各手段以外に次の手段をとることができる。すなわち、上記第1の発明から第4の発明のいずれかに係る電線ケーブル用プロテクタにおいて、本体部材の内部に収納されている複数の電線ケーブルの数は4本以上の偶数本であることを特徴とする。
上記手段によれば本体部材の内部に収納されている複数の電線ケーブルの数は4本以上の偶数本であるため、プロテクタ径方向に電線ケーブルが対称的に配置されるため電線ケーブルの収まり具合がよい。
上述した本発明によれば、次の効果を得ることができる。
先ず、第1の発明によれば、従来の蓋部材を不要とすることができ、プロテクタを構成する部品点数の削減を図ることができる。また、本体を筒状に巻くことでプロテクタをコンパクトな構造とすることができる。
次に、第2の発明によれば、本体部材の両端部の結合をフランジにより、より確実に行うことができると共に、その結合密着を両フランジの面接合により行うものであるため、密着をより向上させることができる。
次に、第3の発明によれば、プロテクタの主要部材を樹脂製とすることにより軽量化を図ることができる。また、本体部材、隔離リブ及びフランジが一体成形されるためプロテクタの製造が容易となる。
次に、第4の発明によれば、電線ケーブルが隙間なく包囲されて収納されているため、プロテクタの電線ケーブルを収納する軸方向端部から泥水や塵埃等がプロテクタ内部に浸入する恐れが少なくなり、電線ケーブルの保護がより一層向上する。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。以下に説明する各実施例はいずれの場合もプロテクタにより包囲されて保護される電線ケーブルの本数が4本の場合であり、プロテクタの本体部材が樹脂部材の場合である。また、以下の各実施例は小型のプロテクタの場合である。すなわち、小型のプロテクタとは、長く配索される電線ケーブルを複数個のプロテクタにより分割して保護するものである。これに対して、長く配索される電線ケーブル全体を一個のプロテクタで保護するのを大型のプロテクタと言う。プロテクタとして小型のタイプを用いるか、大型のタイプを用いるかは電線ケーブルを配索する位置や配索形状、配索長さ等に応じて適宜選定されるものである。なお、各実施例を表した図2、図4、及び図5は理解のし易さを考慮して図1、図3、及び図6の図示状態と比較して縮小して図示してある。
実施例1は図1及び図2に示されている。図1は電線ケーブル用プロテクタの巻き状態時の斜視図であり、図2は電線ケーブル用プロテクタの自由状態時の斜視図である。
図1及び図2に示すように電線ケーブル用プロテクタ1(以下、プロテクタ1という)は本体部材3と隔離リブ5とフランジ7とからなっている。本体部材3は、図2に良く示される様に、自由状態では平板状となっており、樹脂部材で形成されている。そして、図1に示す様に巻き状態として4本の電線ケーブル10を包囲して覆うことで筒状となる。この実施例の場合には略円筒状となっている。なお、この実施例の場合は、小型のプロテクタ1であることから本体部材3は電線ケーブル10の軸方向には比較的短く形成されている。このため、本体部材3の矩形状としては、電線ケーブル10が載置される軸方向が短尺となり、プロテクタ1の巻き方向が長尺となっている。
なお、本体部材3の巻き状態における形状は、この実施例では円筒状となっているが、プロテクタ1の性能や電線ケーブル10の形状、本数などから適宜設定されるものである。また、本体部材3は、樹脂部材で形成されており、平板状態から筒状態に変化するための可撓性を有する。
本体部材3の電線ケーブル10を載置する面には隔離リブ5が設けられる。図2に示す通り、本実施例においては本体部材3の上面に直立する4つの板状部材として形成されている。この隔離リブ5は、隔離リブ5、5間の距離が均等となるように配置されている。この結果、巻き状態においても、図1に示す通り、隔離リブ5と電線ケーブル10とがプロテクタ1内に均等に配置される。このためプロテクタ1内で電線ケーブル10同士が直接接触することがない。
なお、隔離リブ5の数は電線ケーブル10の本数に応じて設けられる。本実施例の場合は電線ケーブル10の本数が4本であるため、隔離リブ5も4個設けられている。材質は電気絶縁性の高いものが望ましい。本実施例の場合は樹脂部材とされている。
本体部材3にはフランジ7が設けられる。図2に示す通り、本実施例においては本体部材3の長尺方向の両端縁部に沿ってフランジ7、7が設けられている。つまり図2で見て本体部材3の両端縁部の下部に突出した板部材として形成されている。
両フランジ7、7は、図1に示す巻き状態でプロテクタ1の径方向に突き出した状態となる。そして、この両フランジ7、7は互いに巻き方向で当接し、面同士で接触する(以下、接合面という)。この場合、プロテクタ1の径方向に突出することで各フランジ7、7の接合面が広く形成されることとなる。
また、図1で見て、両フランジ7、7の側部にはボルト20を通すための孔22が設けられている。ボルト20は、図1に示す巻き状態時において両フランジ7、7に設けられた孔22に差し込まれる。つまり、図6に示すとおりボルト20は両フランジ7、7内を貫通した状態となる。そして、両フランジ7、7内を貫通したボルト20とこれに螺着されるナット23により締着される。なお、ゆるみ止めとして座金24が用いられている。この様にボルト20・ナット23により締着されることにより両フランジ7、7の接合面は密着して結合される。したがって、このボルト20、ナット23及び座金24が本発明の締着具となっている。このように両フランジ7、7を締め付けることで接合面の密着性を高めて両フランジ7、7を結合させることを締着という。
実施例1では、図2に良く示されるように、本体部材3、隔離リブ5及びフランジ7は樹脂素材により一体成形されて形成されている。樹脂素材としてはポリエチレンやポリプロピレンなど可撓性を有しているものが適している。また、電線ケーブル用として電気絶縁性や耐水性に優れた樹脂素材が望ましい。
次に、上記実施例1の効果について説明する。先ず、本体部材3が筒状となることでプロテクタ1内の電線ケーブル10を保護することができる。このため従来必要であった蓋部材を設ける必要が無い。したがって蓋部材を不用とする分だけプロテクタ1の構成部品点数を削減することができる。この結果プロテクタの製造におけるコストの削減が可能となる。また、蓋部材の管理・取付作業を省略することができるため作業効率がよくなる。
また、巻き状態時のプロテクタ1内部においては、電線ケーブル10、10間には隔離リブ5が配置されている。この結果、電線ケーブル10同士が直接接触することがなく電線ケーブル10、10間の絶縁が確実に図られる。例えば、ハイブリット車に配索される高圧の電線ケーブル10においても線間ショートを起こす危険性が低減される。また、電線ケーブルの位置を固定する働きも有する。このためプロテクタ内で電線ケーブルがねじれたりすることもない。
さらに、プロテクタ1は筒状に形成されるため、プロテクタの平面積が少なくなる。つまり複数の電線ケーブル10をコンパクトに収納することができる。一方、自由状態では平板状であるため電線ケーブルの載置が容易である。
また、両フランジ7、7はボルト20・ナット23により締着されて接合面が密着して結合される。これによりフランジ7、7同士を確実に結合することができ、電線ケーブル10の保護をより一層図ることができる。
また、プロテクタを構成する本体部材3、隔離リブ5及びフランジ7が樹脂製で形成されていることにより、軽量化を図ることができる。また、この3部材が一体成形されることにより、製造も容易である言う効果がある。更に、本体部材3が筒状に変形し易く作業が容易であると言う効果がある。
次に、実施例2について説明する。実施例2は図3及び図4に示されている。図3はこの実施例2の場合のプロテクタの巻き状態時の斜視図であり、図4は同様にプロテクタの自由状態時の斜視図である。
図3及び図4に示すように本実施例における電線ケーブル用プロテクタ2(以下、プロテクタ2という)は平板状の本体部材13と隔離リブ15とフランジ17とからなる。また、巻き状態においては電線ケーブル10をプロテクタ2内部に収納した後、ボルト20とナット23と座金24とからなる締着部材にてフランジ17、17が結合される。つまり、上述した実施例のプロテクタ1と基本的構成は同一の構成をとっている。したがって上記実施例1のプロテクタ1と同一の構成部分については同一符号を付し、同様に対応する構成部分については対応する符号を付することにより説明を省略する。
実施例2の構成で実施例1の構成と異なっているのは、図4に示す通り、隔離リブ15の電線ケーブル10を包囲する面形状を電線ケーブル10の形状に対応させて形成した点である。すなわち、電線ケーブル10の断面円形状に対応して円弧形状に形成されている点である。この結果、図3に示す通り、巻き状態において電線ケーブル10と隔離リブ15とは中心部を除いて隙間なく密着した状態にある。つまり、プロテクタ2内に電線ケーブル10が実質的に隙間なく収納された状態にある。このため、仮に泥水、飛び石、塵埃等がプロテクタ2内に侵入しようとしても、隔離リブ15と電線ケーブル10との間に入り込むことができない構成となっている。これにより、電線ケーブル10の保護がより一層図られる。
この構成は、小型プロテクタ2を複数個用いて電線ケーブル10を保護する場合に、特に有効である。つまり、隣接して配設されるプロテクタ2とプロテクタ2との間にわずかではあるが隙間が生ずるが、この隙間を通じてプロテクタ2の軸方向端部から泥水、飛び石、塵埃等がプロテクタ2内部に侵入しようとするのを効果的に阻止することができる。この場合、実施例2においても、図3に示されるように、中心部に空隙があって、一部隔離リブ15によって電線ケーブル10が包囲されていない部分があるが、この中心部位置に泥水等が侵入するためには、配設された電線ケーブル10間を通っていかなければならなく、侵入しにくい構成となっている。したがって、中心部位置にわずか空隙があっても、泥水等はプロテクタ2の軸方向端部から軸方向内部へは侵入しにくくなっており、実質的には阻止されたと同様の構成となっている。
本発明で「電線ケーブルは隔離リブにより実質的に隙間なく包囲されて収納されている」とは、上記したように一部空隙があって電線ケーブルが隔離リブにより隙間なく包囲される箇所が一部欠ける場合であっても、当該箇所は泥水等の侵入が阻止されているような場合も含む意味である。
次に、実施例3について説明する。実施例3は図5に示されている。図5は上述した実施例1の図2に対比して示したプロテクタの自由状態時の斜視図である。
この実施例3は、上述した実施例1の変形実施例である。プロテクタ1の基本構成である本体部材3、隔離リブ5及びフランジ7の構成は実施例1と同じである。したがって、上記実施例1と同一の構成部分については同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
実施例3は、フランジ7、7を締着させる締着具の他の実施例である。すなわち、図5に示される様に、一方のフランジ7にクリップ21、21を設けたものである。このクリップ21を他のフランジ7に穿設した孔22に押込み締着させることで、両フランジ7、7を結合させている。クリップ嵌合によればワンタッチでフランジ7、7同士を締着させて結合させることができる。
「その他の実施例」
以上本発明の主要な実施例について説明したが、本発明を実施するための形態としては、上記各実施例に限定されるものではなく、その他各種の実施例の形態として実施できるものである。
先ず、上記各実施例においては、隔離リブ5、15とフランジ7、17は本体部材3、13の面に対して互いに反対方向に設けられているが、フランジ7、17を、図2等の各実施例のプロテクタ1、2の自由状態の斜視図で見て、隔離リブ5、15が立設されるのと同じ方向に設けられていてもよい。この場合には、巻き状態では本体部材3、13の内部にフランジ7、17が隔離リブ5、15と共に位置することになる。そして、この様に構成した場合には巻き状態でプロテクタ1、2の外周には突起がなく、取扱いが容易となる。なお、この様に、巻き状態でフランジ7、17が内部に位置することになる場合には、本体部材3、13を巻いた際に自動的にフランジ7、17を締着する締着具であることを要する。すなわち、実施例3のようにクリップで締着する方法とか、フランジ7、17の接合面を接着剤で接着結合する方法等とする必要がある。
また、本体部材3、13の両端の結合は、上記各実施例のようにフランジ7、17によることなく、本体部材3、13の両端を延設して形成し、延設した部分を周方向に重ね合わせて配設して適宜締着具で結合することもできる。これにより本体部材3、13とは別にフランジ構造を設ける必要が無く製造が容易となる。なお、この場合に締着具としてクリップ21を用い、クリップ21が内側から外側に向けて嵌め込むタイプの場合には、外側に向けられたクリップ21をそのまま被取付部材である車体に取付けるようにすれば、プロテクタ1、2を車体に取付けるための取付具を省略することもできる。
また、上記各実施例においては、本体部材3、13、隔離リブ5、15及びフランジ7、17は樹脂素材により一体成形した例であったが、これらは別部材としてそれぞれ形成し組合せて構成することもできる。
また、フランジ7、17を締着させる締着具としては、実施例1、2のようなボルト20・ナット23や、実施例3のようなクリップ21の他、リベットや接着材等がある。
また、上記各実施例では、電線ケーブル10の本数は4本の場合であるが、本数は複数本であれば特に限定されない。しかし、4本以上の偶数本とすることが望ましい。プロテクタ内で電線ケーブルが左右対称に配置されることとなり納まり具合が良いためである。
本発明の電線ケーブル用プロテクタは、自動車などの車両の車体に配索される電線ケーブルの保護に適用できる。
実施例1の電線ケーブル用プロテクタの巻き状態時の斜視図である。 実施例1の電線ケーブル用プロテクタの自由状態時の斜視図である。 実施例2の電線ケーブル用プロテクタの巻き状態時の斜視図である。 実施例2の電線ケーブル用プロテクタの自由状態時の斜視図である。 実施例3の電線ケーブル用プロテクタの自由状態時の斜視図である。 実施例1の電線ケーブル用プロテクタの巻き状態時の断面図である。
符号の説明
1、2 プロテクタ
3、13 本体部材
5、15 隔離リブ
7、17 フランジ
10 電線ケーブル
20 ボルト
21 クリップ
22 孔
23 ナット
24 座金

Claims (4)

  1. 複数の電線ケーブルを相互の絶縁を図ると共に、外部からの外力に対しても保護して収納し、被取付部位に取付けて電線ケーブルを配索するための電線ケーブル用プロテクタであって、
    可撓性部材から成り自由状態では平板状の部材を筒状に巻いて、内部に複数の電線ケーブルを該電線ケーブル間に絶縁のための隔離リブを介在させて収納させている本体部材と、
    該本体部材の両端部を密着させて結合させるための結合手段と、
    を有することを特徴とする電線ケーブル用プロテクタ。
  2. 請求項1に記載の電線ケーブル用プロテクタであって、
    前記結合手段は、前記本体部材の巻き方向の両端部に巻き状態で径方向配置状態となるように形成されているフランジと、該フランジを締着させる締着具とから成っていることを有することを特徴とする電線ケーブル用プロテクタ。
  3. 請求項2に記載の電線ケーブル用プロテクタであって、
    前記本体部材、隔離リブ及びフランジは樹脂製で一体成形されていることを特徴とする電線ケーブル用プロテクタ。
  4. 請求項1から3のいずれかの請求項に記載の電線ケーブル用プロテクタであって、
    前記本体部材内に収納されている電線ケーブルは、該電線ケーブル間に配設される隔離リブにより実質的に隙間なく包囲されて収納されていることを特徴とする電線ケーブル用プロテクタ。



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