JP2005233419A - 流体動圧軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 潤滑剤の気化量及び飛散可能性が増加せず、軸受の有効長寸法低下による性能低下を無くすことが同時に実現可能である流体動圧軸受装置を提供する。
【解決手段】 シャフト10の周囲を回転する軸受スリーブ12及び軸受保持部材13における相互対向面によって形成されるラジアル軸受部及びスラスト軸受部と、相互対向面の間に介在して潤滑剤が充填される軸受間隙16と、軸受間隙16と流体の潤滑剤が流動可能であるように連通される油量調整用貯留部とが設けられ、該油量調整用貯留部は、軸受保持部材13の外周側とその軸受保持部材13を囲繞するように設けられる外殻部材14の内周側との間に、1条若しくは複数条の螺旋状に形成される螺旋溝及びそれに対向する周面による螺旋溝状導油路18の形態として構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】 シャフト10の周囲を回転する軸受スリーブ12及び軸受保持部材13における相互対向面によって形成されるラジアル軸受部及びスラスト軸受部と、相互対向面の間に介在して潤滑剤が充填される軸受間隙16と、軸受間隙16と流体の潤滑剤が流動可能であるように連通される油量調整用貯留部とが設けられ、該油量調整用貯留部は、軸受保持部材13の外周側とその軸受保持部材13を囲繞するように設けられる外殻部材14の内周側との間に、1条若しくは複数条の螺旋状に形成される螺旋溝及びそれに対向する周面による螺旋溝状導油路18の形態として構成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、流体動圧軸受装置に用いられる潤滑剤を保持する構成に関し、特に、ハードディスクドライブ装置に搭載されるスピンドルモータを回転自在に軸支するために用いられる流体動圧軸受装置に関する。
流体動圧軸受装置の場合、好ましくは円筒形状のシャフトである軸受内側部材が、好ましくは軸受スリーブである軸受外側部材に回転自在に軸支される。その場合、軸受スリーブの内径寸法は、シャフトの外径寸法より僅かに大きい寸法である。これにより、軸受スリーブとシャフトの間には小さな寸法の軸受間隙が介在することになる。この軸受間隙には、好ましくはオイル(油)である潤滑剤が満たされる。
軸受間隙に動圧を発生させるため、軸受面を成す上記軸受スリーブの内径表面と、上記シャフトの外径表面との何れか一方の表面には溝模様形状の構造(溝パターン)が設けられている。対向して設けられる上記軸受面が相対的に回転運動することによって、その軸受面には、一種のポンプ作用により動圧が発生し、均一の厚み寸法を有する潤滑剤皮膜が形成される。この潤滑剤皮膜は、動圧の発生領域では強化されて、上記軸受面を成す各表面を離間させる機能を有する。
このような流体動圧軸受の構造が転がり軸受の構造と比べて優れている点は、ノイズレベルがより低い点、回転精度がより高い点、更に、耐衝撃性が明らかに勝る点等の各点である。更に、流体動圧軸受は、部品点数についても転がり軸受より少なくてすむので、製造コストも大幅に引き下げることができる。
ハードディスクドライブ装置においては、例えば、ディスクやヘッド等を内蔵して塵埃が入らないように密閉されたクリーンエリアが汚染されると、読み込み−書き込みヘッドが固着してしまい、ハードディスクドライブ装置が全く作動しなくなる事態が発生する可能性がある。それ故、ハードディスクドライブ装置に用いられる流体動圧軸受装置の場合、潤滑剤が漏出或いは飛散しないように万全を期さなければならない。
このような場面で頻繁に利用される手段が、いわゆる毛細管シールである。このシールの構造は、潤滑剤における材料特性と、毛細管現象による力と、接着力と、凝集力とを有効利用することによりシールする構造である。
例えば、特許文献1に開示される毛細管シールの場合、軸受スリーブの貫通孔の一方の端部に、例えば円錐状の“傾斜部”が設けられている。因みに、この毛細管シールのもう一方の端部は空気が侵入しないよう閉塞される。このような構造によって、特に、軸受に衝撃を受けた時の潤滑剤の残留性は高められ、毛細管シールのシール性は向上する。
又、軸受スリーブに設けられる円錐状の傾斜部により、軸受スリーブの内周面とシャフトの外周面の間には、同心であって、端部に向かって拡大する空隙が生じる。この空隙には、潤滑剤が部分的に充填される。潤滑剤は、軸受スリーブ及びシャフトの表面を湿潤させる機能を有するため、軸受スリーブ及びシャフトの表面と空気との境界面には、凹面形状のメニスカスが形成される。上記空隙に介在する潤滑剤は、気化することによって失われる潤滑剤を補填する潤滑剤リザーバとして機能する。
一方、メニスカスの上側に位置する、軸受スリーブの円錐状の傾斜部とシャフトの外周面の間の空隙は、潤滑剤の容積が温度上昇による容積変化で増量した時に、その増加分の潤滑剤を受け入れる油量調整用貯留部として使用される。又、潤滑剤の液状の成分に作用する凝集力(この凝集力は軸受間隙の毛細管現象による力により補助される)は、液状の潤滑剤が軸受外に流出してハードディスクドライブ装置のクリーンエリアに侵入することを防ぐ働きをする。このようなシール構造の場合には、そのシール性能は、傾斜部の角度が小さければ小さいほど、又、潤滑剤の粘度が高ければ高いほど良くなる。
上記と類似する毛細管シールを有する流体動圧軸受装置は、例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、及び、特許文献6にも開示される。
上記した従来の流体動圧軸受装置用の毛細管シールにおける1つの問題点は、軸受スリーブの円錐状の傾斜部とシャフトの外周面の間の空隙が軸方向に傾斜部分を有するために、軸受の有効長寸法が短くなってしまう点である。
また、この空隙の軸方向の長さ寸法及び傾斜角度は、潤滑剤の総充填量(容量)及び潤滑剤の粘度により変化する。例えば、潤滑剤の粘度が低くなって水っぽくなり流動性が高まれば高まるほど、傾斜部の角度は小さくできるが、上記した潤滑剤のリザーバ及び油量調整用貯留部として機能させるための充分な総充填量(容量)が必要であることを考慮すると、軸受の長さ寸法中に占められる空隙の長さ寸法の割合が増加し、逆に軸受の有効長寸法の割合は短くなるので軸受としての性能低下の点で不利になる。
従来の流体動圧軸受装置用の毛細管シールにおけるもう一つの問題点は、油量調整用貯留部に溜まる潤滑剤が直接外気に曝される表面積が大きい点である。
これは、油量調整用貯留部に溜まる潤滑剤が直接外気に曝される表面積が大きいと、潤滑剤が気化する量も増加し、ハードディスクドライブ装置のクリーンエリアにおける流体動圧軸受装置に属さない部分が汚染される可能性が増加するという問題である。
又、上記した従来の流体動圧軸受装置を備えたハードディスクドライブ装置に極端な衝撃荷重あるいは振動が加えられた場合には、潤滑剤が油量調整用貯留部から飛散する可能性を有するという問題がある。
又、上記した従来の流体動圧軸受装置を備えたハードディスクドライブ装置に極端な衝撃荷重あるいは振動が加えられた場合には、潤滑剤が油量調整用貯留部から飛散する可能性を有するという問題がある。
従って、従来の流体動圧軸受装置では、潤滑剤の総充填量が多い場合に、潤滑剤のメニスカス表面からの気化量及び飛散可能性の増加による不都合と、軸受の有効長寸法低下による性能低下の不都合との両方を同時に解決することは難しかった。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたもので、極端な衝撃荷重あるいは振動が加えられても潤滑剤が飛散せず、潤滑剤が直に外気に触れる面積を最小に抑えながら油量調整用貯留部の充分な容量を確保し、潤滑剤が容易に充填できる毛細管シールを用いた流体動圧軸受装置を提供することであり、更には、潤滑剤の総充填量が多い場合でも、潤滑剤の気化量及び飛散可能性が増加せず、軸受の有効長寸法低下による性能低下を無くすことが同時にできる流体動圧軸受装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するため、本発明の流体動圧軸受装置は、少なくとも1個の軸受内側部材と、回転軸の周囲を軸受内側部材に対して相対的に回転する少なくとも1個の軸受外側部材と、軸受内側部材及び軸受外側部材における相互に対向する面によって形成される少なくとも1個のラジアル軸受部及び/または少なくとも1個のスラスト軸受部と、相互に対向する面の間に介在して潤滑剤が充填される軸受間隙と、軸受間隙と流体の潤滑剤が流動可能であるように連通される油量調整用貯留部と、軸受外側部材を囲繞するように設けられる外殻部材とが設けられた流体動圧軸受装置であって、
油量調整用貯留部は、軸受外側部材の外周側若しくは外殻部材の内周側のいずれか一方に1条あるいは複数条の螺旋状に形成される螺旋溝及び該螺旋溝に対向する周面により、軸受外側部材と外殻部材の間の螺旋溝状導油路の形態として構成されることを特徴とする。
油量調整用貯留部は、軸受外側部材の外周側若しくは外殻部材の内周側のいずれか一方に1条あるいは複数条の螺旋状に形成される螺旋溝及び該螺旋溝に対向する周面により、軸受外側部材と外殻部材の間の螺旋溝状導油路の形態として構成されることを特徴とする。
本発明の流体動圧軸受装置では、毛細管シールを構成する油量調整用貯留部を、軸受外側部材の外周側若しくは外殻部材の内周側のいずれか一方に1条あるいは複数条の螺旋溝及び該螺旋溝に対向する周面により構成される螺旋溝状導油路の形状に設けたので、極端な衝撃荷重あるいは振動が加えられても潤滑剤が飛散する事態を無くすことができ、潤滑剤が直に外気に触れる面積を最小に抑えつつ油量調整用貯留部の充分な容量を確保でき、さらに潤滑剤を容易に充填することができる。
以下に、図面を参照して、本発明による軸受装置の好適な実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる流体動圧軸受装置の断面図である。
図1の流体動圧軸受装置は、円筒形状であって軸方向に延伸される貫通孔が設けられた軸受スリーブ12を備えている。この貫通孔には、回転軸22で自在に回転するシャフト10が挿入される。シャフト10の一方の端部(下側の端部)には、スラストプレート11が連結され、シャフト10のもう一方の端部(自由端部)では、例えば、ロータ(図示せず)を担持している。軸受スリーブ12とスラストプレート11の直径は同一であって、これらは軸受保持部材13に設けられた円筒形状の貫通孔に収納される。軸受スリーブ12の貫通孔と、その貫通孔の内周直径より僅かに小さい外周直径のシャフト10との間には、軸受間隙16を有するラジアル軸受部が形成され、その軸受隙間16には、好ましくは液体状の軸受流体である潤滑剤が充填される。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる流体動圧軸受装置の断面図である。
図1の流体動圧軸受装置は、円筒形状であって軸方向に延伸される貫通孔が設けられた軸受スリーブ12を備えている。この貫通孔には、回転軸22で自在に回転するシャフト10が挿入される。シャフト10の一方の端部(下側の端部)には、スラストプレート11が連結され、シャフト10のもう一方の端部(自由端部)では、例えば、ロータ(図示せず)を担持している。軸受スリーブ12とスラストプレート11の直径は同一であって、これらは軸受保持部材13に設けられた円筒形状の貫通孔に収納される。軸受スリーブ12の貫通孔と、その貫通孔の内周直径より僅かに小さい外周直径のシャフト10との間には、軸受間隙16を有するラジアル軸受部が形成され、その軸受隙間16には、好ましくは液体状の軸受流体である潤滑剤が充填される。
又、上記ラジアル軸受部は、表面に設けられた図示しない溝模様形状の構造(溝パターン)により特徴付けられる。流体動圧軸受装置は、シャフト10が回転すると同時に、この溝パターンによって、軸受間隙16内の潤滑剤に流体動圧が発生することから、荷重が付加されても耐えられるようになる。
スラストプレート11は、閉塞端側カバープレート15と軸受スリーブ12と軸受保持部材13と相まって流体動圧軸受装置のスラスト軸受部を構成する。この流体動圧軸受装置のスラスト軸受部によって、軸方向に力が加えられ、軸受における軸受スリーブ12又は軸受保持部材13に対するシャフト10の位置が決められる。上記構成によるスラスト軸受部は、閉塞端側カバープレート15によって、空気が入らないように密封される。このように構成させることで、軸受スリーブ12と、軸受保持部材13と、スラストプレート11と、閉塞端側カバープレート15に跨る軸受間隙16から潤滑剤が漏出する事態を回避することができる。
スラスト軸受部に十分な動圧が発生するよう、軸受スリーブ12とスラストプレート11、又は、閉塞端側カバープレート15とスラストプレート11の対向する2つの表面には、一方側に図示しない溝模様形状の構造(溝パターン)が設けられている。
又、軸受スリーブ12と軸受保持部材13の間は軸方向に延伸され、軸受間隙16の下端部側と上端部側は、好ましくは複数設けられる還流導油路17によって連通される。この還流導油路17によって、潤滑剤は、軸受間隙16の中で常に循環することができる。
一方、軸受保持部材13は、軸受スリーブ12及び軸受保持部材13の上側端部を覆うと共に軸受保持部材13の全長に延伸され、且つ、下側端部では閉塞端側カバープレート15を受け入れる鍋型の外殻部材14に囲繞される。又、シャフト10の自由端部は、外殻部材14の開口部から突出する。
本実施形態によれば、軸受保持部材13の外周表面には1条若しくは複数条からなる螺旋溝が設けられる。この螺旋溝は、外殻部材14に囲繞されることにより、軸受保持部材13の全長にわたる螺旋溝状導油路18となる。尚、本実施形態では、螺旋溝を軸受保持部材13側に設けて螺旋溝状導油路18を形成したが、外殻部材14側に螺旋溝を設けて螺旋溝状導油路18を形成してもよい。
螺旋溝状導油路18の下部は、内外連通導油路19を介して軸受間隙16と連通される。螺旋溝状導油路18の上部は、充填孔21から入れられた流体が到達可能である環状の充填用切欠部20と連通される。潤滑剤は、充填孔21から注入し、適切な手段により軸受間隙16に充填させれば良い。螺旋溝状導油路18は、潤滑剤の油量調整用貯留部としても機能させるため、潤滑剤は、その全長の例えば半分まで充填すれば良い。
本実施形態の流体動圧軸受装置は、ハードディスクドライブのディスク駆動用スピンドルモータを回転自在に軸支する流体動圧軸受装置である。流体動圧軸受装置を用いたスピンドルモータについては、後述する第2実施形態にて説明する。
本実施形態では、回転軸22の周囲を相互に相対的に回転できる少なくとも1個の軸受内側部材(シャフト10)と、少なくとも1個の軸受外側部材(軸受スリーブ12及び軸受保持部材13)を備える。この流体動圧軸受装置には、軸受内側部材(シャフト10)と軸受外側部材(軸受スリーブ12及び軸受保持部材13)の、相互に対向する面に形成されたラジアル軸受部及び/又はスラスト軸受部が設けられている。その相互に対向する面の間には、潤滑剤が充填され、且つ、流体が流れることができるよう油量調整用貯留部と連通される軸受間隙16が形成される。本実施形態の場合、油量調整用貯留部は、軸受外側部材(軸受保持部材13)の外周に設けられた1条若しくは複数条から成る螺旋溝を用いて形成される。又、軸受外側部材(軸受保持部材13)は別な外殻部材14に囲繞されるので、軸受外側部材(軸受保持部材13)と外殻部材14の間には油量調整用貯留部として機能する螺旋溝状導油路18が形成される。
上記したように本実施形態の流体動圧軸受装置では、軸受内側部材であるシャフト10と、回転軸22の周囲を軸受内側部材に対して相対的に回転する軸受外側部材である軸受スリーブ12及び軸受保持部材13と、軸受内側部材及び軸受外側部材における相互に対向する面によって形成されるラジアル軸受部及びスラスト軸受部と、相互に対向する面の間に介在して潤滑剤が充填される軸受間隙16と、軸受間隙16と流体の潤滑剤が流動可能であるように連通される油量調整用貯留部とが設けられており、その油量調整用貯留部は、軸受外側部材である軸受保持部材13の外周側に1条若しくは複数条の螺旋状に形成される螺旋溝と、その軸受保持部材13を囲繞するように設けられる外殻部材14との間に螺旋溝状導油路18の形態で構成される。
また、その螺旋溝状導油路18は、軸受保持部材13の外周側軸方向の全長にわたって延伸されて形成され、潤滑剤は、螺旋溝状導油路18に隣接する軸受間隙16側から開始された全長の一部まで達するように充填される。螺旋溝状導油路18の一方の終端部は、軸受間隙16と内外連通導油路19により連通され、特に軸受間隙16におけるスラスト軸受部に属する部分と連通される。螺旋溝状導油路18は、その横断面が略三角形であり、螺旋溝状導油路18の端部は、軸受保持部材13に設けられている環状の充填用切欠部20に連通される。
本実施形態の軸受外側部材は、軸受スリーブ12、及び、軸受スリーブ12を同心に囲繞するように設けられる軸受保持部材13である。軸受スリーブ12及び軸受保持部材13には、軸受間隙16におけるラジアル軸受部に属する部分と、軸受間隙16におけるスラスト軸受部に属する部分とを連通させる還流導油路17が軸方向に配設される。軸受間隙16には、潤滑剤が、充填用切欠部20と、螺旋溝状導油路18と、内外連通導油路19を介して充填される。
本実施形態では、軸受外側部材である軸受保持部材13の外周に、1条若しくは複数条から成る螺旋溝状導油路18が形成され、この軸受保持部材13は、別な外殻部材14に囲繞される。この構成により、軸受保持部材13と外殻部材14の間に螺旋溝状導油路18の形態をとる油量調整用貯留部が形成される。この螺旋溝状導油路18は、好ましくは軸受保持部材13の全長に延伸されるように形成されるため、十分な容量を有しながら、部分的に潤滑剤が充填された油量調整用貯留部を得ることができる。本実施形態では、螺旋溝状導油路18の横断面形状を、好適にするために三角形としているが、任意形状としても良い。
上記螺旋溝状導油路18の全長の少なくとも1/3には、潤滑剤が充填される。ここで全長とは、螺旋溝状導油路18に隣接する軸受間隙16側から見た螺旋溝状導油路18の全体の長さを指すものである。
本実施形態では、螺旋溝状導油路18の一方の端部(下端部)は、内外連通導油路19を介して軸受間隙16と連通される。本実施形態では、螺旋溝状導油路18の下端部と軸受間隙16と連通していれば良いので、例えば、内外連通導油路19に代えて、連結孔、若しくは、連結環を設けるようにしても良い。こうすれば、軸受間隙16と螺旋溝状導油路18の間には、切れ目無く連通される潤滑剤皮膜が常に形成されることになる。
ここで、螺旋溝状導油路18又は内外連通導油路19は、好ましくはスラスト軸受(スラストプレート11)が設けられている所、すなわち、軸受間隙16の閉塞端部側で軸受間隙16と連通される。言い換えると、螺旋溝状導油路18は、軸受間隙16のスラスト軸受部に属する部分と連通される。
軸受外側部材は、例えば、回転軸22と同心に配置された2個の部材(軸受スリーブ12及び軸受スリーブ12を囲繞する軸受保持部材13)から形成させるようにしても良い。
軸受スリーブ12及び/又は軸受保持部材13には、好ましくは、軸方向に延伸されて形成される還流導油路17が配置される。この還流導油路17は、軸受間隙16のラジアル軸受部に属する部分とスラスト軸受部に属する部分を連通させる。
螺旋溝状導油路18の自由端部は、好ましくは、軸受スリーブ12の一方の端部に設けられた環状の充填用切欠部20と連通される。
充填用切欠部20は、例えば、環状のスロットであって、軸受保持部材13の外周、又は、軸受スリーブ12及び軸受保持部材13とこれを囲繞する外殻部材14の間に形成される。螺旋溝状導油路18と軸受間隙16には、この充填用切欠部20を介して潤滑剤を充填すればよい。
潤滑剤の充填量は、軸受間隙16が完全に潤滑剤で満たされ、しかも、螺旋溝状導油路18が少なくとも部分的に(例えば、螺旋溝条高さの半分まで)満たされる量である。このようにして本実施形態では、潤滑剤と外気の境界面を、螺旋溝状導油路18の経路中(例えば、螺旋溝状導油路18の全長の半分の位置)に設けるようにする。
上記から本実施形態の流体動圧軸受装置の有利性を容易に見出すことができる。螺旋溝状導油路18の横断面積は、比較的小さいので、潤滑剤と外気の境界面の表面積は最小限に抑えられる。その一方で、螺旋溝状導油路18の全長は比較的長いため、油量調整用貯留部として機能する部分を十分に確保できる。又、潤滑剤と外気の境界面が螺旋溝状導油路18の経路中にあることから、軸受に極度な衝撃荷重や振動が加えられても、潤滑剤が外部に飛散する恐れもない。
本実施形態の流体動圧軸受装置の場合、上記したように潤滑剤の外部との境界面の表面積を最小限に抑えたにもかかわらず、螺旋溝状導油路18を介して潤滑剤を容易に充填できる。充填方法については、後述する図7にて説明する。
このように本実施形態の流体動圧軸受装置では、毛細管シールを構成する油量調整用貯留部を、軸受外側部材である軸受保持部材13の外周側に1条若しくは複数条の螺旋溝を形成し、外殻部材14で軸受保持部材13を囲繞することにより構成される螺旋溝状導油路18の形状に設けたので、極端な衝撃荷重あるいは振動が加えられても潤滑剤が飛散する事態を無くすことができ、潤滑剤が直に外気に触れる面積を最小に抑えつつ油量調整用貯留部の充分な容量を確保でき、さらに潤滑剤を容易に充填することができ、潤滑剤の総充填量が多い場合でも、潤滑剤のメニスカス表面からの気化量及び飛散可能性が増加せず、軸受の有効長寸法低下による性能低下を無くすことが同時に実現可能である。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態にかかる流体動圧軸受装置の断面図である。
図2は、本発明の第2実施形態にかかる流体動圧軸受装置の断面図である。
図2に示した第2実施形態と図1に示した第1実施形態との主な相違点は以下の各点である。
(2a) 本実施形態の流体動圧軸受装置では、閉塞端側カバープレート15’は、軸受保持部材13’の内周側に設けられた閉塞端側カバープレート用切欠部に収容される。
(2b) 本実施形態の場合も、軸受保持部材13’の外周には螺旋溝状導油路18’が延伸されて形成されるが、螺旋溝は外殻部材14’側に形成される。尚、本実施形態では、螺旋溝を外殻部材14’側に設けて螺旋溝状導油路18’を形成したが、軸受保持部材13’側に螺旋溝を設けて螺旋溝状導油路18’を形成してもよい。
(2c) 螺旋溝状導油路18’の上部には内外連通導油路19’が設けられ、その内外連通導油路19’を介して螺旋溝状導油路18’と軸受間隙16とが連通される。
(2a) 本実施形態の流体動圧軸受装置では、閉塞端側カバープレート15’は、軸受保持部材13’の内周側に設けられた閉塞端側カバープレート用切欠部に収容される。
(2b) 本実施形態の場合も、軸受保持部材13’の外周には螺旋溝状導油路18’が延伸されて形成されるが、螺旋溝は外殻部材14’側に形成される。尚、本実施形態では、螺旋溝を外殻部材14’側に設けて螺旋溝状導油路18’を形成したが、軸受保持部材13’側に螺旋溝を設けて螺旋溝状導油路18’を形成してもよい。
(2c) 螺旋溝状導油路18’の上部には内外連通導油路19’が設けられ、その内外連通導油路19’を介して螺旋溝状導油路18’と軸受間隙16とが連通される。
(2d) 本実施形態の螺旋溝状導油路18’の一方の終端部は、軸受間隙16と、内外連通導油路19’により連通され、特に軸受間隙16におけるラジアル軸受部に属する部分と連通される。螺旋溝状導油路18’の下端部は、軸受保持部材13’及び外殻部材14’に設けられている環状の充填用切欠部20’に連通される。
(2e) 本実施形態による流体動圧軸受装置の場合には、潤滑剤はその充填用切欠部20’から充填(注入)される。
本実施形態におけるその他の特徴は、上記した第1実施形態と同様になるため重複する説明を省略する。
(2e) 本実施形態による流体動圧軸受装置の場合には、潤滑剤はその充填用切欠部20’から充填(注入)される。
本実施形態におけるその他の特徴は、上記した第1実施形態と同様になるため重複する説明を省略する。
図3は、図2に示された流体動圧軸受装置を具備するスピンドルモータのシャフトが静止した状態を示す断面図である。
図3のスピンドルモータは、コアと巻線から成るステータユニット38が配設されたベースプレート37を備える。
図3のスピンドルモータは、コアと巻線から成るステータユニット38が配設されたベースプレート37を備える。
シャフト10は、ベースプレート37の中心に設けられた切欠部に取り付けられ、スラストプレート11と共に流体動圧軸受装置における静止部材を構成する。
一方、軸受スリーブ12、軸受保持部材13’及び外殻部材14’は、この外殻部材14’に固定されたロータ39と共に、回転軸22の周囲を回転する回転部材を構成する。
ロータ39の下端部の内側面には、複数の磁極対を備える環状の永久磁石40が配設される。これらの磁極対に交番磁界が印加されることにより、ロータ39及びロータ39と結合される軸受部材12、13’、14’が回転する。
一方、軸受スリーブ12、軸受保持部材13’及び外殻部材14’は、この外殻部材14’に固定されたロータ39と共に、回転軸22の周囲を回転する回転部材を構成する。
ロータ39の下端部の内側面には、複数の磁極対を備える環状の永久磁石40が配設される。これらの磁極対に交番磁界が印加されることにより、ロータ39及びロータ39と結合される軸受部材12、13’、14’が回転する。
このように本実施形態の流体動圧軸受装置でも、毛細管シールを構成する油量調整用貯留部を、軸受外側部材である軸受保持部材13’の外周側に1条若しくは複数条の螺旋溝を形成し、外殻部材14’で軸受保持部材13’を囲繞することにより構成される螺旋溝状導油路18’の形状に設けることができるので、極端な衝撃荷重あるいは振動が加えられても潤滑剤が飛散する事態を無くすことができ、潤滑剤が直に外気に触れる面積を最小に抑えつつ油量調整用貯留部の充分な容量を確保でき、さらに潤滑剤を容易に充填することができ、潤滑剤の総充填量が多い場合でも、潤滑剤のメニスカス表面からの気化量及び飛散可能性が増加せず、軸受の有効長寸法低下による性能低下を無くすことが同時に実現可能である。
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態にかかる流体動圧軸受装置の断面図である。
図4は、本発明の第3実施形態にかかる流体動圧軸受装置の断面図である。
図4に示した第3実施形態と図1に示した第1実施形態との主な相違点は以下の各点である。
(3a) 本実施形態の流体動圧軸受装置は、シャフト23に取り付けられたスラストプレート24と、軸受スリーブ25と、軸受保持部材26と、その軸受保持部材26に設けられた閉塞端側カバープレート用切欠部に配設される閉塞端側カバープレート28(軸受外側部材)を備える。
(3b) 軸受保持部材26及び閉塞端側カバープレート28は、鍋型の外殻部材27に囲繞される。
(3c) 本実施形態の軸受も、還流導油路30と連通される軸受間隙29を有する。これにより、本実施形態の流体動圧軸受装置の場合も軸受間隙29におけるスラスト軸受部及びラジアル軸受部の間で潤滑剤を循環させることができる。
(3a) 本実施形態の流体動圧軸受装置は、シャフト23に取り付けられたスラストプレート24と、軸受スリーブ25と、軸受保持部材26と、その軸受保持部材26に設けられた閉塞端側カバープレート用切欠部に配設される閉塞端側カバープレート28(軸受外側部材)を備える。
(3b) 軸受保持部材26及び閉塞端側カバープレート28は、鍋型の外殻部材27に囲繞される。
(3c) 本実施形態の軸受も、還流導油路30と連通される軸受間隙29を有する。これにより、本実施形態の流体動圧軸受装置の場合も軸受間隙29におけるスラスト軸受部及びラジアル軸受部の間で潤滑剤を循環させることができる。
(3d) 軸受保持部材26の外周側と外殻部材27の内周側の間には螺旋溝状導油路31が設けられるが、その螺旋溝状導油路31の下側端部は、外殻部材27の底面と閉塞端側カバープレート28の間に形成された環状の空隙部32(環状導油部)に連通される。
(3e) 閉塞端側カバープレート28には、好ましくは中心(回転軸22付近)に、上下面を貫通する開口部33が設けられる。
(3f) 潤滑剤は、その開口部33を介して、空隙部32(環状導油部)と軸受間隙29との間を流動することができる。
(3e) 閉塞端側カバープレート28には、好ましくは中心(回転軸22付近)に、上下面を貫通する開口部33が設けられる。
(3f) 潤滑剤は、その開口部33を介して、空隙部32(環状導油部)と軸受間隙29との間を流動することができる。
(3g) 本実施形態の流体動圧軸受装置の場合、潤滑剤は、螺旋溝状導油路31と上部で連通される充填用切欠部34を介して充填することができる。
(3h) 軸受スリーブ25の上端部と軸受保持部材26の上端部の内周側の一部は、軸受保持部材26の突起36により軸受保持部材26に固定される開放端側カバープレート35によって閉塞される。
本実施形態におけるその他の特徴は、上記した第1実施形態の符号を読み替えることにより同様になるため重複する説明を省略する。
(3h) 軸受スリーブ25の上端部と軸受保持部材26の上端部の内周側の一部は、軸受保持部材26の突起36により軸受保持部材26に固定される開放端側カバープレート35によって閉塞される。
本実施形態におけるその他の特徴は、上記した第1実施形態の符号を読み替えることにより同様になるため重複する説明を省略する。
このように本実施形態の流体動圧軸受装置でも、毛細管シールを構成する油量調整用貯留部を、軸受外側部材である軸受保持部材26の外周側に1条若しくは複数条の螺旋溝を形成し、外殻部材27で軸受保持部材26を囲繞することにより構成される螺旋溝状導油路31の形状に設けることができるので、極端な衝撃荷重あるいは振動が加えられても潤滑剤が飛散する事態を無くすことができ、潤滑剤が直に外気に触れる面積を最小に抑えつつ油量調整用貯留部の充分な容量を確保でき、さらに潤滑剤を容易に充填することができ、潤滑剤の総充填量が多い場合でも、潤滑剤のメニスカス表面からの気化量及び飛散可能性が増加せず、軸受の有効長寸法低下による性能低下を無くすことが同時に実現可能である。
(第4実施形態)
図5は、本発明の第4実施形態にかかる流体動圧軸受装置の断面図である。
図5は、本発明の第4実施形態にかかる流体動圧軸受装置の断面図である。
図5に示した第4実施形態と図1に示した第1実施形態との主な相違点は以下の各点である。
(4a) 本実施形態の流体動圧軸受装置は、シャフト41と、そのシャフト41に配設されたスラストプレート42と、軸受スリーブ43と、軸受保持部材44、及び、外殻部材45を備える。
(4b) この流体動圧軸受装置の下側は外殻部材45に収納された閉塞端側カバープレート46によって閉塞される。
(4c) この流体動圧軸受装置の上部には外殻部材45に被せられた開放端側カバープレート47が設けられている。この場合、潤滑剤は軸受間隙48と還流導油路49の間で循環する。
(4a) 本実施形態の流体動圧軸受装置は、シャフト41と、そのシャフト41に配設されたスラストプレート42と、軸受スリーブ43と、軸受保持部材44、及び、外殻部材45を備える。
(4b) この流体動圧軸受装置の下側は外殻部材45に収納された閉塞端側カバープレート46によって閉塞される。
(4c) この流体動圧軸受装置の上部には外殻部材45に被せられた開放端側カバープレート47が設けられている。この場合、潤滑剤は軸受間隙48と還流導油路49の間で循環する。
(4d) 軸受保持部材44と外殻部材45の間には、内外連通導油路51を介してスラスト軸受部側の軸受間隙48と連通される螺旋溝状導油路50が設けられる。
(4e) 軸受間隙48の上部は、充填用切欠部52に連通される。
(4f) 本実施形態の流体動圧軸受装置の場合、潤滑剤は充填孔53を介して螺旋溝状導油路50と軸受間隙48と還流導油路49に充填することができる。
本実施形態におけるその他の特徴は、上記した第1実施形態の符号を読み替えることにより同様になるため重複する説明を省略する。
(4e) 軸受間隙48の上部は、充填用切欠部52に連通される。
(4f) 本実施形態の流体動圧軸受装置の場合、潤滑剤は充填孔53を介して螺旋溝状導油路50と軸受間隙48と還流導油路49に充填することができる。
本実施形態におけるその他の特徴は、上記した第1実施形態の符号を読み替えることにより同様になるため重複する説明を省略する。
このように本実施形態の流体動圧軸受装置でも、毛細管シールを構成する油量調整用貯留部を、軸受外側部材である軸受保持部材44の外周側に1条若しくは複数条の螺旋溝を形成し、外殻部材45で軸受保持部材44を囲繞することにより構成される螺旋溝状導油路50の形状に設けることができるので、極端な衝撃荷重あるいは振動が加えられても潤滑剤が飛散する事態を無くすことができ、潤滑剤が直に外気に触れる面積を最小に抑えつつ油量調整用貯留部の充分な容量を確保でき、さらに潤滑剤を容易に充填することができ、潤滑剤の総充填量が多い場合でも、潤滑剤のメニスカス表面からの気化量及び飛散可能性が増加せず、軸受の有効長寸法低下による性能低下を無くすことが同時に実現可能である。
(第5実施形態)
図6は、本発明の第5実施形態にかかる流体動圧軸受装置の断面図である。
図6は、本発明の第5実施形態にかかる流体動圧軸受装置の断面図である。
図6に示した第5実施形態と図1に示した第1実施形態との主な相違点は以下の各点である。
(5a) 本実施形態の流体動圧軸受装置は、下側端部にスラストプレート55が配設されたシャフト54を備える。そのシャフト54及びスラストプレート55は、軸受スリーブ56に挿入され、軸受間隙59によりその軸受スリーブ56と離間させられる。尚、第1実施形態では分離されていた軸受スリーブ12及び軸受保持部材13が、本実施形態では一体化されて軸受スリーブ56となっている。
(5b) 軸受スリーブ56は外殻部材57により囲繞される。
(5c) 本実施形態の流体動圧軸受装置の下側端部は、外殻部材57に挿入された閉塞端側カバープレート58によって閉塞される。
(5a) 本実施形態の流体動圧軸受装置は、下側端部にスラストプレート55が配設されたシャフト54を備える。そのシャフト54及びスラストプレート55は、軸受スリーブ56に挿入され、軸受間隙59によりその軸受スリーブ56と離間させられる。尚、第1実施形態では分離されていた軸受スリーブ12及び軸受保持部材13が、本実施形態では一体化されて軸受スリーブ56となっている。
(5b) 軸受スリーブ56は外殻部材57により囲繞される。
(5c) 本実施形態の流体動圧軸受装置の下側端部は、外殻部材57に挿入された閉塞端側カバープレート58によって閉塞される。
(5d) 軸受スリーブ56の外周側と外殻部材57の内周側の間には、内外連通導油路62を介して軸受間隙59と連通される螺旋溝状導油路60が形成される。尚、第1実施形態では軸受保持部材13の外周表面に螺旋溝が設けられていたが、本実施形態では軸受スリーブ56の外周表面に螺旋溝が設けられる。
(5e) 螺旋溝状導油路60の上側端部は、充填用切欠部61に連通される。
(5f) 本実施形態の流体動圧軸受装置の潤滑剤は、その充填用切欠部61から充填(注入)することができる。
本実施形態におけるその他の特徴は、上記した第1実施形態の符号を読み替えることにより同様になるため重複する説明を省略する。
(5e) 螺旋溝状導油路60の上側端部は、充填用切欠部61に連通される。
(5f) 本実施形態の流体動圧軸受装置の潤滑剤は、その充填用切欠部61から充填(注入)することができる。
本実施形態におけるその他の特徴は、上記した第1実施形態の符号を読み替えることにより同様になるため重複する説明を省略する。
図7は、図6に示された流体動圧軸受装置に潤滑剤を充填する手段を装着した状態を示す断面図である。
図6の流体動圧軸受装置に属するシャフト54と、そのシャフト54及び軸受スリーブ56の間に設けられる軸受間隙59とに低圧ハウジング63を被せ、潤滑剤を充填する。
尚、低圧ハウジング63には、シール64が設けられている。シール64は、低圧ハウジング63を軸受スリーブ56の端部に押し当てた場合に、低圧ハウジング63と軸受スリーブ54との間から空気が侵入することがないようにするために設けられる。
尚、低圧ハウジング63には、シール64が設けられている。シール64は、低圧ハウジング63を軸受スリーブ56の端部に押し当てた場合に、低圧ハウジング63と軸受スリーブ54との間から空気が侵入することがないようにするために設けられる。
この図7の状態で、潤滑剤は次のように充填される。
(A) 先ず、充填用切欠部61に十分な潤滑剤が注入される。その際の潤滑剤には、切れ目無く繋がる表面が表面張力により形成される。この潤滑剤は、回転軸22に対して同心、且つ、螺旋溝状であって、メニスカスが形成された、外気との境界面が形成される。
(B) 低圧ハウジング63の閉塞された空隙部の中は、接続部65に不図示の真空ポンプ等が接続されることによって低圧状態にされる。これによって、流体動圧軸受装置の流路(軸受間隙59、内外連通導油路62、及び、螺旋溝状導油路60)に介在していた空気が吸引され、吸引された空気に代わって、充填用切欠部61に注入されていた潤滑剤が流路に流れ込む。
(A) 先ず、充填用切欠部61に十分な潤滑剤が注入される。その際の潤滑剤には、切れ目無く繋がる表面が表面張力により形成される。この潤滑剤は、回転軸22に対して同心、且つ、螺旋溝状であって、メニスカスが形成された、外気との境界面が形成される。
(B) 低圧ハウジング63の閉塞された空隙部の中は、接続部65に不図示の真空ポンプ等が接続されることによって低圧状態にされる。これによって、流体動圧軸受装置の流路(軸受間隙59、内外連通導油路62、及び、螺旋溝状導油路60)に介在していた空気が吸引され、吸引された空気に代わって、充填用切欠部61に注入されていた潤滑剤が流路に流れ込む。
(C) 充填用切欠部61に注入された潤滑剤により形成される、切れ目無く繋がる外気との境界面は、潤滑剤が充填される際、流路に気泡が侵入するのを防ぐ。これによって、流体動圧軸受装置の軸受間隙59に切れ目無く連通されていて、しかも、気泡を一切含まない潤滑剤皮膜が確実に形成される。
(D) その潤滑剤皮膜は、螺旋溝状導油路60の中で「糸状」の形態となる。
本実施形態の流体動圧軸受装置には、上記に説明した方法により、潤滑剤を比較的容易に充填できる。
(D) その潤滑剤皮膜は、螺旋溝状導油路60の中で「糸状」の形態となる。
本実施形態の流体動圧軸受装置には、上記に説明した方法により、潤滑剤を比較的容易に充填できる。
充填される潤滑剤の量は、螺旋溝状導油路60の長さ寸法がその横断面積に対して比較的長いことから、厳密に管理する必要性が少ない。従って、充填される潤滑剤の量としては、流体動圧軸受装置に潤滑剤を過度に充填しない量となるように注意すると共に、流体動圧軸受装置の使用時間が寿命を迎えるまで、潤滑剤を途中で追加することなく、潤滑剤を円滑に循環させうるだけの量が螺旋溝状導油路60の中に確保されるように注意するだけで良い。
このように本実施形態の流体動圧軸受装置でも、毛細管シールを構成する油量調整用貯留部を、軸受外側部材である軸受スリーブ56の外周側に1条若しくは複数条の螺旋溝を形成し、外殻部材57で軸受スリーブ56を囲繞することにより構成される螺旋溝状導油路60の形状に設けることができるので、極端な衝撃荷重あるいは振動が加えられても潤滑剤が飛散する事態を無くすことができ、潤滑剤が直に外気に触れる面積を最小に抑えつつ油量調整用貯留部の充分な容量を確保でき、さらに潤滑剤を容易に充填することができ、潤滑剤の総充填量が多い場合でも、潤滑剤のメニスカス表面からの気化量及び飛散可能性が増加せず、軸受の有効長寸法低下による性能低下を無くすことが同時に実現可能である。
本発明は、上記した各実施形態に記載された流体動圧軸受装置に限られるものではなく、各実施形態に開示された各特徴を単独あるいは任意の組合せで用いる流体動圧軸受装置にも適用することができる。
10 シャフト、
11 スラストプレート、
12 軸受スリーブ、
13、13’ 軸受保持部材、
14、14’ 外殻部材、
15、15’ 閉塞端側カバープレート、
16 軸受間隙、
17 還流導油路、
18、18’ 螺旋溝状導油路、
19、19’ 内外連通導油路、
20、20’ 充填用切欠部、
21 充填孔、
22 回転軸、
23 シャフト、
24 スラストプレート、
25 軸受スリーブ、
26 軸受保持部材、
27 外殻部材、
28 閉塞端側カバープレート、
29 軸受間隙、
30 還流導油路、
31 螺旋溝状導油路、
32 空隙部、
33 開口部、
34 充填用切欠部、
35 開放端側カバープレート、
36 突起、
37 ベースプレート、
38 ステータユニット、
39 ロータ、
40 永久磁石、
41 シャフト、
42 スラストプレート、
43 軸受スリーブ、
44 軸受保持部材、
45 外殻部材、
46 閉塞端側カバープレート、
47 開放端側カバープレート、
48 軸受間隙、
49 還流導油路、
50 螺旋溝状導油路、
51 内外連通導油路、
52 充填用切欠部、
53 充填孔、
54 シャフト、
55 スラストプレート、
56 軸受スリーブ、
57 外殻部材、
58 閉塞端側カバープレート、
59 軸受間隙、
60 螺旋溝状導油路、
61 充填用切欠部、
62 内外連通導油路、
63 低圧ハウジング、
64 シール、
65 接続部。
11 スラストプレート、
12 軸受スリーブ、
13、13’ 軸受保持部材、
14、14’ 外殻部材、
15、15’ 閉塞端側カバープレート、
16 軸受間隙、
17 還流導油路、
18、18’ 螺旋溝状導油路、
19、19’ 内外連通導油路、
20、20’ 充填用切欠部、
21 充填孔、
22 回転軸、
23 シャフト、
24 スラストプレート、
25 軸受スリーブ、
26 軸受保持部材、
27 外殻部材、
28 閉塞端側カバープレート、
29 軸受間隙、
30 還流導油路、
31 螺旋溝状導油路、
32 空隙部、
33 開口部、
34 充填用切欠部、
35 開放端側カバープレート、
36 突起、
37 ベースプレート、
38 ステータユニット、
39 ロータ、
40 永久磁石、
41 シャフト、
42 スラストプレート、
43 軸受スリーブ、
44 軸受保持部材、
45 外殻部材、
46 閉塞端側カバープレート、
47 開放端側カバープレート、
48 軸受間隙、
49 還流導油路、
50 螺旋溝状導油路、
51 内外連通導油路、
52 充填用切欠部、
53 充填孔、
54 シャフト、
55 スラストプレート、
56 軸受スリーブ、
57 外殻部材、
58 閉塞端側カバープレート、
59 軸受間隙、
60 螺旋溝状導油路、
61 充填用切欠部、
62 内外連通導油路、
63 低圧ハウジング、
64 シール、
65 接続部。
Claims (12)
- 少なくとも1個の軸受内側部材と、
回転軸の周囲を前記軸受内側部材に対して相対的に回転する少なくとも1個の軸受外側部材と、
前記軸受内側部材及び前記軸受外側部材における相互に対向する面によって形成される少なくとも1個のラジアル軸受部及び/又は少なくとも1個のスラスト軸受部と、
前記相互に対向する面の間に介在して潤滑剤が充填される軸受間隙と、
前記軸受間隙と流体の潤滑剤が流動可能であるように連通される油量調整用貯留部と、
前記軸受外側部材を囲繞するように設けられる外殻部材と
が設けられた流体動圧軸受装置であって、
油量調整用貯留部は、
前記軸受外側部材の外周側若しくは外殻部材の内周側のいずれか一方に1条あるいは複数条の螺旋状に形成される螺旋溝及び該螺旋溝に対向する周面により、
前記軸受外側部材と前記外殻部材の間の螺旋溝状導油路の形態として構成される
ことを特徴とする流体動圧軸受装置。 - 前記螺旋溝状導油路は、前記軸受外側部材の外周側軸方向の全長にわたって若しくは外殻部材の内周側軸方向の全長にわたって延伸されて形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の流体動圧軸受装置。 - 前記螺旋溝状導油路には、前記潤滑剤が、前記螺旋溝状導油路に隣接する軸受間隙側から開始した全長の一部まで達するように充填される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の流体動圧軸受装置。 - 前記螺旋溝状導油路の一方の終端部は、前記軸受間隙と、前記軸受外側部材の閉塞端側に設けられた開口部及び/又は環状導油部となる空隙部からなる内外連通導油路により連通される
ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の流体動圧軸受装置。 - 前記螺旋溝状導油路は、前記軸受間隙における前記ラジアル軸受部に属する部分と連通される
ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の流体動圧軸受装置。 - 前記螺旋溝状導油路は、前記軸受間隙における前記スラスト軸受部に属する部分と連通される
ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の流体動圧軸受装置。 - 前記螺旋溝状導油路は、その横断面が略三角形である
ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の流体動圧軸受装置。 - 前記軸受外側部材は、軸受スリーブ、及び、前記軸受スリーブを同心に囲繞するように設けられる軸受保持部材である
ことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の流体動圧軸受装置。 - 前記軸受スリーブ及び/又は前記軸受保持部材には、前記軸受間隙における前記ラジアル軸受部に属する部分と、前記軸受間隙における前記スラスト軸受部に属する部分とを連通させる還流導油路が軸方向に配設される
ことを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の流体動圧軸受装置。 - 前記螺旋溝状導油路の端部は、前記軸受外側部材及び/又は前記外殻部材に設けられている環状の充填用切欠部に連通される
ことを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の流体動圧軸受装置。 - 前記軸受間隙には、前記潤滑剤が、前記充填用切欠部と、前記螺旋溝状導油路と、前記内外連通導油路を介して充填される
ことを特徴とする請求項10に記載の流体動圧軸受装置。 - 前記流体動圧軸受装置は、ハードディスクドライブのディスク駆動用スピンドルモータを回転自在に軸支する流体動圧軸受装置である
ことを特徴とする請求項1から11の何れか1項に記載の流体動圧軸受装置。
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