JP2005232745A - 多角形窓用コーナー部品、コーナー部品を備えた多角形窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排水機能を有すると共に、その排水方向を調節することが可能な多角形窓用のコーナーブロックを提供する。
【解決手段】多角形窓10のサッシ枠のコーナー部を構成し、枠材の端面がシール部材60を介して表面に当接されるコーナー部品20Aは、枠材30のガラス溝323に連通する溝部212と、コーナー部品20Aの室外側表面から溝部212へ貫通する開口部220と、この開口部220に取り付けられ、室内側端部に前記溝部に溜まった水を流入させるための流入口703を有すると共に、室外側端部に排水口706を有する排水部品70とを備え、この排水部品70を軸周りに回転させることにより排水口706の向きを調整できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、建物躯体の開口部に固定される多角形窓に用いられるコーナー部品に係り、特に、排水機能を有するコーナー部品に関する。また、本発明は、そのようなコーナー部品を備えた多角形窓にも関する。
従来より、例えば、特許文献1に開示されるように、建物躯体の開口部に取り付けられるサッシ枠として、45°に切断した枠材の端面同士を窓コーナー部で突き当てて、この突き当て端部に直角L字状の連結ブロックを嵌合した構成が知られている。また、特許文献2には、コーナーサッシのコーナー部に設けたコーナーブロックに枠材端面を当接させて接続した構成が開示されている。
窓ガラスの表面には結露が起きることがあり、また、雨水も降りかかる。このような結露水や雨水は窓の下部コーナーに溜まりやすいので、この下部コーナー部に排水機能を持たせることが有効である。しかしながら、特許文献1、2には、サッシ枠の下部コーナーから排水を行うことに何ら言及されていない。
これに対して、特許文献3には、サッシ等の下部コーナーブロックに水抜穴を設け、下枠が有する内外のレールの間に溜まった水を外方に流出させることが記載されている。
実公昭63−18716号公報 実公平6−16049号公報 実公昭48−25017号公報
ところで、近年、次のような理由により、多角形窓(装飾窓)への需要が増加している。すなわち、先ず、多角形窓の多様な形状により、これまで窓を取り付け難かった階段踊り場等の場所への設置が可能となっている。また、近年、デザイナーズハウスや和/洋モダン系住宅が増加しており、これらの住宅において多角形窓への需要が高まっている。さらに、多角形窓は、採光、防犯、プライバシーの保護の点で優れており、そのような観点からも需要が増加している。このように需要が増大しつつある多角形窓において、下部コーナーブロックに排水機能を持たせる場合、雨水が排水穴から逆流するのを防ぐために排水方向はなるべく下向きとなることが望ましいが、窓の取り付け向きによって、コーナーブロックに対する排水方向は異なる。すなわち、図15に例示するように、同じ形状の窓を構成するコーナーブロックであっても、窓が同図(A)の向きに取り付けられる正方形窓の場合と、同図(B)の向きに取り付ける菱形窓の場合とで、コーナーブロックに対する排水方向は変化するのである。しかしながら、特許文献3に開示されるコーナーブロックでは排水方向は固定されており、多角形窓に対応した排水機能を実現することはできない。したがって、従来、窓の取り付け向きによって異なる排水方向毎に専用のブロック部品を用意することが必要となり、部品種類の増大を招いて、在庫管理やコスト等の点で不利である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、排水機能を有すると共に、その排水方向を調整することが可能な多角形窓用のコーナーブロックを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、溝を有する複数の枠材と、複数のコーナー部品とにより構成されたサッシ枠に障子を開閉自在に取り付け、又は、前記サッシ枠に面材を固定してなる多角形窓を構成するコーナー部品であって、
前記コーナー部品の表面に前記枠材の端面が当接され、
前記コーナー部品は、枠材の溝に連通する溝部と、この溝部と室外空間とを連通させる開口部と、この開口部に取り付けられ、室内側端部に流入口を有すると共に、室外側端部に排水口を有する排水部品とを備え、この排水部品は前記排水口の向きが調整可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、枠材の溝に入った結露水や雨水等の水は、この枠材の溝に連通する下部コーナー部品の溝部に溜まる。溜まった水は、排水部品の流入口から排水部品内を通り、排水口から外部へ排出される。そして、この排水口の向きが調整可能であるため、排水方向をコーナー部品の位置や姿勢に応じて適切に調整できる。
また、本発明のコーナー部品において、前記枠材は、枠本体と、躯体取付片とを備え、前記枠材の少なくとも前記躯体取付片よりも室内側の部分の端面は、シール部材を介してコーナー部品の表面に当接することとしてもよい。
また、本発明は、溝を有する複数の枠材と、複数のコーナー部品とにより構成されたサッシ枠に障子を開閉自在に取り付け、又は、前記サッシ枠に面材を固定してなる多角形窓であって、
前記コーナー部品の表面に前記枠材の端面が当接され、
前記多角形窓の最下部にコーナー部品が位置する場合はこのコーナー部品、又は、前記多角形窓の最下部に一対のコーナー部品とその間の枠材とが位置する場合には、それら一対のコーナー部品のうち少なくとも一方のコーナー部品が、
前記枠材の溝に連通する溝部と、この溝部と室外空間とを連通させる開口部と、この開口部に取り付けられ、室内側端部に流入口を有すると共に、室外側端部に排水口を有する排水部品とを備え、この排水部品は前記排水口の向きが調整可能とされていることを特徴とする。
この多角形窓において、前記枠材は、室外側の外観部材と室内側の内観部材とに分割されており、前記内観部材の室内側に沿って押縁が取り付けられ、各コーナー部において、一方の辺の前記内観部材及び前記押縁の端部は前記コーナー部品まで延びていることとしてもよい。このように構成すれば、室内側から見て、コーナー部品が押縁及び内観枠材により完全に隠されるので、多角形窓の内観が向上する。
本発明によれば、サッシ枠に溜まった水を屋外へ排出機能を有すると共に、その排水の向きを調整することが可能な多角形窓用のコーナーブロックを提供できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる多角形窓10の外観姿図、図2は、多角形窓10の内観姿図、図3は、図1のIII-III断面図、図4は、図1のIV-IV断面図、図5は、多角形窓10のサッシ枠の組立図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、四角形の多角形窓10を各辺が斜めとなる菱形状の姿勢で取り付けている。この多角形窓10は、各コーナー部に配置されたコーナー部品20と、窓の各辺に沿って設けられた枠材30とを備えている。枠材30は、室外側の外観枠材32と室内側の内観枠材34とにより構成されており、両者はビス36で固定されている。また、各枠材30に沿って室内側から押縁40が設けられている。なお、コーナー部品、枠材30(外観枠材32、内観枠材34)、押縁40は、例えば、アルミニウム押出型材で構成されてもよいし、あるいは、樹脂で構成されてもよく、構成材料は問わない。ただし、断熱性能を確保する観点からは、樹脂製とすることが望ましい。
図3〜図5に示すように、外観枠材32は、枠材本体320と、この枠材本体320から窓周辺側へ延びるフランジ板321とにより構成される。枠材本体320は、室外側に位置する外観枠部322、及び、外観枠部322に隣接するガラス溝323などを備えている。なお、フランジ板321が本発明の「躯体取付板」に相当し、また、ガラス溝323が本発明の「枠材の溝」に相当する。また、内観枠材34は、押縁40を嵌合させるための溝部341、及び、溝部341の立ち上がり部から室内側に延びるフランジ342などを備えている。
多角形窓10の左下辺及び右下辺の外観枠材32のガラス溝323には、ガラス支持用のセッティングブロック50が収容されている。ガラス52は、セッティングブロック50の内側に外周縁が当接した状態で、周縁部が4辺の外観枠材32の外観枠部322と押縁40との間に挟み込まれて保持される。本実施形態では、ガラス52を、室外側のガラス521と、室内側のガラス523とがスペーサ522で隔てられてなる二重ガラス構造としており、室外側のガラス521と外観枠部322との間にはシーリング54を、また、室内側のガラス523と押縁40との間にはガスケット56を、夫々設けている。
図5などに示すように、外観枠材32及び内観枠材34の端面は90°に切断されており、コーナー部品20の表面に貼り付けられたシーラー60に当接している。そして、コーナー部品20を貫通するビス62,64が外観枠材32のネジ受け324,325にねじ込まれると共に、外観枠材32と内観枠材34とがビス36により互いに結合されることで、枠材30とコーナー部品20とが一体化する。なお、シーラー60は、少なくとも、枠材32のフランジ部321よりも室内側に設けられていればよい。また、押縁40は、内観枠材34の溝部341に嵌め込まれて固定される。各コーナー部で接続される一方の辺の押縁40及び内観枠材34はコーナー部品20に形成された切欠部216,218(図5を参照)まで延びて、この押縁40及び内観枠材34の端部側面に他方の辺の押縁40及び内観枠材34が当接するようになっており、押縁40同士の小口部を裏側から覆うための小口カバー42が、内観枠材34の溝部341に嵌め込まれる。この小口カバー42によって、隣接する押縁40の間に隙間が生ずることが防止される。
なお、本実施形態では、図2における左下辺及び右上辺の押縁40Bの両端部がコーナー部品20の切欠部216,218へ延びる構成としており、したがって、押縁40Bは他辺の押縁40Aよりも長い寸法となっている。同様に、内観枠材34についても、右上辺及び左下辺の内観枠材34は他辺の内観枠材34よりも長い寸法となっている。
多角形窓10の組み立ては、枠材30とコーナー部品20とをビス62,64により組み立つけ、セッティングブロック50、ガラス52、シーリング54、ガスケット56を取り付けて、押縁40を、内観枠材34の溝部341に嵌め込むことにより行う。こうして組み立てられた多角形窓10を建物開口部へ取り付ける。具体的には、外観枠材32のフランジ板321が開口部周辺の外壁面に当接するまで、内観枠材34のフランジ板342を開口部内側へ外壁側から嵌め込み、フランジ板321をビス66で壁面に固定すると共に、フランジ板342をビス68で開口部内周面に固定する。
ところで、ガラスには結露水や雨水等の水が付着し易く、ガラスに付着した水は下方へ流れて、下部のガラス溝323に入り込み、さらに、ガラス溝を通って最下部のコーナーに溜まることになる。本実施形態の多角形窓10では、この最下部コーナーのコーナー部品20Aに、溜まった水を外部へ排水する機能を持たせている。なお、他コーナーのコーナー部品20は、排水機能に係わる構成(後述する開口部220、排水部品70)を備えていない点を除いて、最下部コーナーのコーナー部品20Aと同様の構成を有している。以下、上記図5と共に図6〜図8を参照して、コーナー部品20Aの構成を詳細に説明する。
図6は、コーナー部品20Aの外観側正面図であり、図7は、コーナー部品20Aの内観側正面図であり、図8は、コーナー部品20Aを図6における矢印VIIIの向きから見た側面図である。
図5〜図8に示すように、コーナー部品20Aは、本体部202と、本体部202から窓周辺側へ延びるフランジ板204と、本体部202の室外側表面に設けられた外観表面部205とを備えている。外観表面部205は、本体部202の枠材30が当接される側の面から僅かに突出して、枠材30との当接部を外観から隠すようになっている。また、フランジ板204のコーナー部にはRが設けられることで、取付作業時や搬送時等における安全性が確保されている。図5及び図8に示すように、本体部202は、室外側に位置する外側ブロック部206と、室内側に位置する内側壁部208と、それらの中間に位置する中間壁部210とを備えており、外側ブロック部206と中間壁部210との間、及び、中間壁部210と内側壁部208との間には、夫々、外側溝部212及び内側溝部214が形成されている。このうち、外側溝部212は、上記した外観枠材32のガラス溝323に連通する位置に設けられており、ガラス52のコーナー部分がこの外側溝部212に収容されることになる。内側壁部208及び中間壁部210は、夫々、矩形状の切欠部216,218が設けられて「く」の字型に形成されており、上述したように、押縁40A及び内観枠材34の端部がこの切欠部216,218まで延びて、その側面に、隣接する辺の押縁40B及び内観枠材34の端面が当接する。
コーナー部品20Aの外側ブロック部206には、その室外側の表面から外側溝部212へ貫通する開口部220が設けられている。この開口部220には、図5に示すように、排水部品70が挿入される。開口部220の外側溝部212への開口部には、この排水部品70の回転方向の位置決めを行うための位置決め突起222が設けられている。なお、後述するように、開口部220は外側溝部212に溜まった水を室外へ排出するためのものであるため、外部溝部212に溜まった水が中間壁部210を越えて室内側へ溢れる前にこの水を室外へ排出できるように、開口部220を中間壁部210の高さ(すなわち、切欠部216のコーナー位置)よりも低い位置に設けることが好ましい。
図9は、排水部品70の側面図であり、また、図10は、排水部品70を図9の矢印Xの向きから見た図である。これらの図面に示すように、排水部品70は、円筒部702と頭部704とを備える中空部材であり、円筒部702が上記開口部220に挿入される。円筒部702の端面は開放されて流入口703が構成されており、また、頭部704の側面には排水口706が形成されている。したがって、排水部品70の円筒部702が開口部220へ挿入された状態で、コーナー部品20Aの外側溝部212は、円筒部702の流入口703、円筒部702の内部空間、及び、頭部704の排水口706を介して屋外空間と連通する。なお、図面では、排水部品70の頭部704が円形である場合を示しているが、これに限らず、頭部704を菱形等の多角形状とするなど、頭部704の形状は限定されない。また、コーナー部品20,20A及び排水部品70は例えば樹脂成型品により構成されるが、構成材料はこれに限らない。
図9及び図10に示すように、排水部品70の円筒部702の端部の外周面には複数の突起708が設けられている。この突起708の間の凹部に上記したコーナー部品20Aの位置決め用突起222が係合することで、排水部品70の軸周り方向の位置決めが行われる。
以上の構成によれば、図1、図3等に点線矢印で示すように、ガラス52の室内側表面に付着した結露水は、枠材30のガラス溝323へ流入し、さらに、このガラス溝323を下方へ流れて、下部のコーナー部品20Aの外側溝部212に溜まる。また、屋外からガラス52に掛かった雨水が枠材30のガラス溝323へ流入した場合も、同様にして、その雨水はコーナー部品20Aの外側溝部212に溜まる。上記のように、コーナー部品20Aの外側溝部212と屋外空間とは、排水部品70を介して連通する。したがって、外側溝部212に溜まった水は、排水部品70を通って、その排水口706から屋外側へ排出されることになる。
また、上述のように、排水部品70を軸周りに回転させることにより、排水口706の向き、すなわち、排水方向を調整できるので、上記図15に例示したように、窓の取り付け姿勢によって排水方向が変わっても、同じコーナー部品20Aを用いて、排水部品70の向きを調整すれば足りる。このため、排水方向毎に別のコーナー部品を用意する必要がなくなり、部品種類を大幅に削減できる。しかも、コーナー部品20Aは、排水機能を備えない他のコーナー部品20に排水穴を加工して排水部品70を取り付けた構成であるため、コーナー部品20からコーナー部品20Aへの転用も容易である。したがって、コーナー部品20Aの在庫を必要以上に確保しなくても済むため、在庫管理が容易となると共に、部品コストの低減を図ることができる。
さらに、本実施形態では、各コーナー部において、一方の辺の押縁40A及び内観枠材34の端部がコーナー部品20の切欠部214,216まで延びてその側面に他方の辺の押縁40B及び内観枠材34の端面が当接するため、図2から分かるように、室内側から見てコーナー部品20が完全に隠される。すなわち、コーナー部品20が室内側に露出しない構成となるため、窓の内観が向上する。なお、建物外側については、外観枠材32のフランジ板321及びコーナー部品20のフランジ板204を覆うように外壁材が施工されるため、外観には外観枠材32の外観枠部322と、コーナー部品20の本体部202のみが露出することになる。
なお、上記実施形態において、排水部品70の内部に、室外側から室内側への水の逆流を防止するためのバルブを設けることとしてもよく、また、屋外からの空気の吹き込みを防止するためのフィルターを設けることとしてもよい。
また、上記実施形態では、排水部品70の突起708と、コーナー部品20Aの位置決め用突起222との係合により排水方向の位置決めを行うものとしたが、これに限らず、例えば、排水部品の断面形状を多角形として位置決めを行うなど、適宜な位置決め方式を採用できる。
また、上記実施形態では、コーナー部品20Aの開口部220を室外側表面に開口するように設けたが、これに限らず、コーナー部品20Aの側面(図6における左面)や下面、あるいは、これら側面と下面との間のコーナー部の、外壁材により塞がれない位置に開口するように設けてもよい。要するに、外側溝部212と室外空間とを連通する開口部が設けられて、この開口部に排水部品が取り付けられる構成であればよい。
さらに、上記実施形態では、本発明がガラス固定窓に適用された場合について説明したが、本発明はこれに限らず、サッシ枠に障子が開閉自在に取り付けられた窓にも適用が可能である。
図11〜図14は、多角形窓10の各種変形例であり、図11(a)〜(f)は三角形窓の例を、図12(a)〜(e)は平行四辺形あるいは菱形窓の例を、図13(a)〜(f)は台形窓の例を、図14(a)から(d)は六角形又は八角形窓の例を、夫々示している。各図に示すように、多角形窓のコーナー部には窓形状に応じた形状のコーナー部品が設けられ、そのうち、各図に斜線を付して示す下部コーナーのコーナー部品に、上記実施形態のコーナー部品20Aと同様の排水機能を持たせている。
なお、図11(a),(c),(d)、図12(a)、図13(a),(c),(d)、図14(a),(c)等に示すように、排水機能を有するコーナー部品の数は2個としても構わない。ただし、コスト低減の観点からは、排水機能を有するコーナー部品の個数を1個とすることが好ましい。
本発明の一実施形態に係わる多角形窓の外観姿図である。 本実施形態の多角形窓の内観姿図である。 図1、図2のIII-III断面図である。 図1、図2のIV-IV断面図である。 本実施形態の多角形窓を構成するサッシ枠の斜視分解図である。 コーナー部品の外観側正面図である。 コーナー部品の内観側正面図である。 コーナー部品を図6の矢印VIIIの向きから見た図である。 排水部品の側面図である。 排水部品を図9の矢印Xの向きから見た図である。 本発明の多角形窓の他の各種実施形態を示す外観姿図(その1)である。 本発明の多角形窓の他の各種実施形態を示す外観姿図(その2)である。 本発明の多角形窓の他の各種実施形態を示す外観姿図(その3)である。 本発明の多角形窓の他の各種実施形態を示す外観姿図(その4)である。 窓の取り付け向きによりコーナー部からの排水方向が異なることを説明するための図である。
符号の説明
10 多角形窓
20(20A) コーナー部品
212 溝部
220 開口部
30 枠材
32 外観枠材
320 枠材本体
321 フランジ板
323 ガラス溝
34 内観枠材
40 押縁
70 排水部品
703 流入口
706 排水口

Claims (4)

  1. 溝を有する複数の枠材と、複数のコーナー部品とにより構成されたサッシ枠に障子を開閉自在に取り付け、又は、前記サッシ枠に面材を固定してなる多角形窓を構成するコーナー部品であって、
    前記コーナー部品の表面に前記枠材の端面が当接され、
    前記コーナー部品は、枠材の溝に連通する溝部と、この溝部と室外空間とを連通させる開口部と、この開口部に取り付けられ、室内側端部に流入口を有すると共に、室外側端部に排水口を有する排水部品とを備え、この排水部品は前記排水口の向きが調整可能とされていることを特徴とする多角形窓用コーナー部品。
  2. 前記枠材は、枠本体と躯体取付片とを備え、前記枠材の少なくとも前記躯体取付片よりも室内側の部分の端面は、シール部材を介してコーナー部品の表面に当接することを特徴とする請求項1記載のコーナー部品。
  3. 溝を有する複数の枠材と、複数のコーナー部品とにより構成されたサッシ枠に障子を開閉自在に取り付け、又は、前記サッシ枠に面材を固定してなる多角形窓であって、
    前記コーナー部品の表面に前記枠材の端面が当接され、
    前記多角形窓の最下部にコーナー部品が位置する場合はこのコーナー部品、又は、前記多角形窓の最下部に一対のコーナー部品とその間の枠材とが位置する場合には、それら一対のコーナー部品のうち少なくとも一方のコーナー部品が、
    前記枠材の溝に連通する溝部と、この溝部と室外空間とを連通させる開口部と、この開口部に取り付けられ、室内側端部に流入口を有すると共に、室外側端部に排水口を有する排水部品とを備え、この排水部品は前記排水口の向きが調整可能とされていることを特徴とする多角形窓。
  4. 前記枠材は、室外側の外観部材と室内側の内観部材とに分割されており、前記内観部材の室内側に沿って押縁が取り付けられ、各コーナー部において、一方の辺の前記内観部材及び前記押縁の端部が前記コーナー部品まで延びていることを特徴とする請求項3記載の多角形窓。

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