JP2005232134A - ビスフェノールaの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不純物含有量の少ない高純度のビスフェノールA・フェノール結晶アダクトを効率的に回収することにより、色相に優れかつ着色を生じにくい高品位ビスフェノールAを高収率で安定に製造する。
【解決手段】結晶アダクト含有スラリーを固液分離して該結晶アダクトを回収する固液分離工程において、固液分離機34,38を2段以上の複数段設ける。前段の固液分離機34で固液分離された固形分をリスラリー槽36に導入して再度リスラリー用媒体に分散させた後、後段の固液分離機38にて固液分離するこの再分散・再固液分離を1回又は2回以上行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビスフェノールA[2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン]の製造方法に係り、特に、不純物含有量の少ない高純度の結晶アダクトを効率的に回収することにより、色相に優れかつ着色を生じにくい高品位なビスフェノールAを高収率で安定に製造する方法に関する。
ビスフェノールAは、光ディスク等の光学用ポリカーボネート樹脂の原料等として有用なものである。ビスフェノールAは、通常、フェノールとアセトンとを陽イオン交換樹脂などの酸性触媒の存在下に反応させることにより製造される。
第5図はこのビスフェノールAの製造方法の一例を示す系統図である。ニューフィードのアセトン及びライン21から循環されるアセトンと、ライン15から循環供給される、フェノールを主体とする母液とがライン1を介して反応器2に供給され、反応生成物がライン3を介して蒸留塔4に導入され、蒸留される。アセトン、水、及び少量のフェノール等よりなる塔頂成分は蒸留による分離システム20へ送られ、アセトンはライン21を介してライン1へ戻される。水は系外に排出される。フェノールはフェノール貯留用タンク22へ送られる。
蒸留塔4の塔底成分は、晶析器5へ送られ、ビスフェノールAとフェノールとが付加してなる結晶アダクトを析出させる。この結晶アダクトを含むスラリーは濾過器6で減圧濾過された後、再溶解器7で再溶解され、再晶析器8で再晶析され、固液分離機9で固液分離される。この固液分離機9において分離された結晶アダクトは、タンク22から供給される清浄なフェノールで洗浄される。洗浄廃液は再溶解器7へライン10を介して送られる。洗浄後の結晶アダクトは、アダクト分解システム11にて加熱されてビスフェノールAとフェノールとに分解され、ビスフェノールAは精製システム12にて精製され、製品ビスフェノールAとなる。アダクト分解システム11及び精製システム12にて分離されたフェノールは、前記タンク22へ送られる。また、濾過器6で分離された液分(母液)は、循環ライン13を介して母液タンク14へ送られる。この母液タンク14内の母液がライン15を介して前記ライン1へ送られ、アセトンと混合されて反応器2へ導入される。
このようなビスフェノールAの製造方法において、色相に優れかつ着色を生じにくい高品位のビスフェノールAを安定かつ効率的に得るためには、晶析器5から固液分離機9までの回収工程において、不純物量の少ない高純度の結晶アダクトを回収することが重要である。即ち、結晶アダクトには、2,4−異性体等が不純物として含まれているため、これらの不純物量を低減して高純度結晶アダクトを回収することが必要となる。
特開2003−286214号公報には、第5図に示す如く、結晶アダクトを含む晶析スラリーを濾過して得られた結晶アダクトのケーキを再溶解させて再晶析させる2段晶析を行うことにより、得られる結晶アダクトの純度が向上することが記載されている。
特開2003−286214号公報
しかしながら、このような2段晶析を行っても、後述の比較例に示すように、十分に高純度の結晶アダクトを得ることはできず、後段のアダクト分解システム及び精製システムが過負荷となり、安定運転が損なわれる。
本発明は上記従来の問題点を解決し、不純物含有量の少ない高純度のビスフェノールA・フェノール結晶アダクトを効率的に回収することにより、色相に優れかつ着色を生じにくい高品位ビスフェノールAを高収率で安定に製造する方法を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のビスフェノールAの製造方法は、ビスフェノールAとフェノールとの結晶アダクトのスラリーを固液分離機で固液分離して該結晶アダクトを回収する工程を有するビスフェノールAの製造方法において、固液分離機を多段に設け、前段側の固液分離機で固液分離された固形分を再度リスラリー用媒体に分散させて後段側の固液分離機で固液分離する再分散・再固液分離を1回又は2回以上行うことを特徴とするものである。
本発明(請求項2)のビスフェノールAの製造方法は、請求項1において、後段の固液分離機から排出される液を前段の固液分離機の洗浄液、リスラリー用媒体又は晶析工程の溶媒として用いることを特徴とするものである。
本発明(請求項3)のビスフェノールAの製造方法は、請求項2において、前段の固液分離機の洗浄液又はリスラリー用媒体として用いる液の固形分濃度が10重量%以下であることを特徴とするものである。
本発明(請求項4)のビスフェノールAの製造方法は、請求項2又は3において、後段の固液分離機から排出される液中の固形分の少なくとも一部を溶解させた後、前段の固液分離機の洗浄液又はリスラリー用媒体として用いることを特徴とするものである。
本発明(請求項5)のビスフェノールAの製造方法は、請求項1ないし4のいずれか1項において、最前段の固液分離機がロータリードラムフィルタ型固液分離機であり、それ以降の固液分離機がスクリーンボウル型固液分離機であることを特徴とするものである。
本発明(請求項6)のビスフェノールAの製造方法は、請求項5において、スクリーンボウル型固液分離機内にて固液分離と、固液分離されたケーキにフェノールを吹き付ける洗浄とを行うようにした方法であって、供給スラリーの固液分離により得られた分離液と、該ケーキの洗浄排液とを個別に回収し、洗浄排液中の固形分を溶解処理した後、平均滞留時間1〜20分間で保持した後に、前段の固液分離機の洗浄液又はリスラリー用媒体として用いることを特徴とするものである。
本発明(請求項7)のビスフェノールAの製造方法は、請求項5において、スクリーンボウル型の固液分離機内にて固液分離と、固液分離されたケーキにフェノールを吹き付ける洗浄とを行うようにした方法であって、供給スラリーの固液分離により得られた分離液と、該ケーキの洗浄により得られた洗浄排液とを個別に回収し、分離液の一部のみを、前段の固液分離機の洗浄液又はリスラリー用媒体として用いることを特徴とするものである。
本発明のビスフェノールAの製造方法では、固液分離工程において最前段の固液分離機で固液分離された固形分(ケーキ)をリスラリー用媒体に最分散させて再固液分離する最分散・再固液分離を1回以上行うので、高品位ビスフェノールAを高収率で安定に製造することができる。
なお、後段の固液分離機から排出される液を前段の固液分離機の洗浄液、リスラリー用媒体又は晶析工程の溶媒として用いることにより、リスラリー用媒体を有効に利用し、コストダウンを図ることができる。
この場合、前段の固液分離機の洗浄液又はリスラリー用媒体として用いる液の固形分濃度が10重量%以下であることが好ましい。このような固形分濃度とするためには、後段の固液分離機から排出される液中の固形分の少なくとも一部を溶解させた後、前段の固液分離機の洗浄液又はリスラリー用媒体として用いることが好ましい。
本発明において、最前段の固液分離機がロータリードラムフィルタ型固液分離機であり、それ以降の固液分離機がスクリーンボウル型固液分離機であることが望ましい。
この場合、後段のスクリーンボウル型固液分離機内にて固液分離と、固液分離されたケーキにフェノールを吹き付ける洗浄とを行うようにした方法であって、供給スラリーの固液分離により得られた分離液と、該ケーキの洗浄排液とを個別に回収し、洗浄排液中の固形分を溶解処理した後、平均滞留時間1〜20分間で保持した後に、前段の固液分離機の洗浄液又はリスラリー用媒体として用いるようにしてもよい。
また、スクリーンボウル型の固液分離機内にて固液分離と、固液分離されたケーキにフェノールを吹き付ける洗浄とを行うようにした方法であって、供給スラリーの固液分離により得られた分離液と、該ケーキの洗浄により得られた洗浄排液とを個別に回収し、分離液の一部のみを、前段の固液分離機の洗浄液又はリスラリー用媒体として用いるようにしてもよい。
本発明において用いる固液分離機としては特に制限はなく、ロータリーバキュームフィルタ、ロータリープレッシャーフィルタ、デカンタ型遠心分離機、スクリーンボウル型遠心分離機等が挙げられる。
固液分離機のタイプにもよるが、一部の固液分離機には供給スラリーの分離ゾーンと分離後のケーキの洗浄ゾーンとがある。本発明では、供給スラリーの分離ゾーンより分離される液を「分離液」、洗浄ゾーンで分離される液を「洗浄排液」と称す。なお、固液分離機内での洗浄は向流洗浄であることが好ましく、この向流洗浄は一段で行っても良いが、単一固液分離機内で多段向流洗浄を行っても良い。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図〜第3図はそれぞれ実施の形態に係るビスフェノールAの製造方法の工程図である。なお、各実施の形態において、「原料ケーキ」とは、第5図に示すようなビスフェノールAの製造工程において、晶析器5で得られた晶析スラリーを濾過器6で減圧濾過して得られるフェノール及びビスフェノールAの1:1結晶アダクトである。
下記の各実施の形態においては、再溶解・再分散を1回だけ行っているが、2回以上行ってもよい。工業的には1回〜2回程度行えば十分である。
第1図において、原料ケーキをライン51より原料調整槽30に導入する。この原料調整槽30には、第1の固液分離機(ロータリーバキュームフィルタ)34の濾母液の一部、第2の固液分離機(スクリーンボウル遠心分離機)38の分離液槽38Aからの分離液の一部及び洗浄排液槽38Bが、それぞれライン67,64,65,66より循環されると共に、フレッシュフェノールがライン69より導入される(第1の固液分離機34の濾母液の残部はライン68より系外へ排出される。)。この原料調整槽30では、ビスフェノールA濃度が目標値となるように調整しつつ連続的にケーキを完全溶解させる。原料調整槽30は、所定温度に維持されている。該原料調整槽30内の溶液(以下、原料溶液ということがある。)をライン52より晶析槽32に連続的に供給する。
晶析槽32には外部循環冷却ライン(図示略)が付設されており、該外部循環冷却ラインに原料溶液が供給され、該ライン内にて混合された後、晶析槽32の底より槽32内に供給される。外部循環冷却ラインに冷却器が設けられている。この冷却器に冷却水を供給し、出口温度が目標温度に維持されるように冷却器への冷却水流量を制御することにより各晶析槽32の温度が調整されている。
該晶析スラリーはライン53より第1の固液分離機34に供給され、回転式の円筒形ドラムに吸引されて、ドラムの濾材上にケーキが形成される。晶析母液は結晶アダクトから分離され、ドラム内に吸引される。ケーキはドラムの回転により洗浄ゾーンに移動され、洗浄用フェノール溶液をスプレーすることにより洗浄される。洗浄フェノール溶液はケーキ層を通り抜けてこれを洗浄した後、ドラムの内側へ吸入される。該ケーキは、ドラムの内側から窒素を吹き付けることにより濾材より剥離して排出される。なお、この第1の固液分離機34の洗浄用のフェノール溶液としては、第2の固液分離機38の分離液槽38Aの分離液をライン63,ライン53,57より供給される。この第1の固液分離機34から排出されたケーキはライン54より、ライン55からのフェノール溶液と混合して流動性を高めた後、リスラリー槽36に導入される。このライン55のフェノール溶液としては第2の固液分離機38の分離液槽38Aからの分離液である。リスラリー槽36では、更に、スラリー濃度調整及び結晶アダクト懸洗のため、ライン56よりフレッシュフェノールを供給して撹拌することにより、リスラリー槽36内のスラリー濃度が目標値となるように調整される。
リスラリー槽36のスラリーはライン58より第2の固液分離機38に導入される。この第2の固液分離機38において、スラリーは遠心力によりボウル内面に押し付けられ、結晶アダクトは沈降してボウル内面にケーキを形成する。該ケーキはスクリューにより移送され、スクリーン部に供給される。一方、分離液は、ケーキとは逆方向に流れ、ライン61より分離液槽38Aに排出される。スクリーン上では、遠心力により、ケーキから含有母液が除去されると共に、フレッシュフェノールがライン60よりケーキ上にスプレーされることにより、ケーキが洗浄される。該洗浄排液は、ケーキに含有されていた母液と共にライン62により洗浄排液槽38Bに排出される。洗浄されたケーキはライン59より排出される。
第2の固液分離機38から排出される洗浄排液中には微結晶が含まれている。
第2の固液分離機38で得られたケーキは再溶解された後、アダクト分解(脱フェノール)工程に送られる。アダクト分解工程では、フェノールを除去した後、造粒することにより、ビスフェノールA製品とされる。
次に、第2図の実施の形態について説明する。
この実施の形態では、第1の固液分離機34の洗浄用のフェノール溶液として、第2の固液分離機38の洗浄排液槽38Bの溶解処理洗浄排液をライン63A,ライン57Aより供給している。この第1の固液分離機34から排出されたケーキはライン54より、ライン55Aからのフェノール溶液と混合して流動性を高め、リスラリー槽36に導入される。このライン55Aのフェノール溶液は、第2の固液分離機38の分離液槽38Aからの分離液である。リスラリー槽36では、更に、スラリー濃度調整及び結晶アダクト懸洗のため、ライン56Aよりフェノール溶液を供給して撹拌している。このフェノール溶液は、第2の固液分離機38の洗浄排液槽38Bからの溶解処理洗浄排液である。
リスラリー槽36のスラリーはライン58より第2の固液分離機38に導入され、固液分離される。
なお、この第2図では、第2の固液分離機38の洗浄排液槽38Bにフレッシュフェノールをライン70より供給し、洗浄排液に含まれる微結晶を溶解させている。この洗浄排液槽38Bの平均滞留時間は好ましくは1〜20分である。第2の固液分離機38から排出される洗浄排液中には微結晶が含まれているが、このようにしてフレッシュフェノール添加して所定時間滞留させることにより微結晶が溶解する。
第2の固液分離機38で得られたケーキは再溶解された後、アダクト分解(脱フェノール)工程に送られる。第2図のその他の工程は第1図と同一である。
次に第3図の実施の形態について説明する。
この実施の形態では、第1の固液分離機34の洗浄用のフェノール溶液として、第2の固液分離機38の分離液槽38Aの分離液と洗浄排液槽38Bの洗浄排液との混合液をライン66から分取し、ライン63B,67Bより供給している。この第1の固液分離機34から排出されたケーキはライン54より、ライン55Bからのフェノール溶液と混合して流動性を高め、リスラリー槽36に導入される。このライン55Bのフェノール溶液は、第2の固液分離機38の分離液槽38Aの分離液と洗浄排液槽38Bの洗浄排液との混合液である。なお、ライン66の分離液と洗浄排液との混合液の残部は原料調整槽30へ返送される。
リスラリー槽36では、更に、スラリー濃度調整及び結晶アダクト懸洗のため、ライン56よりフレッシュフェノールを供給して撹拌することにより、リスラリー槽36内のスラリー濃度を目標濃度としている。
リスラリー槽36のスラリーはライン58より第2の固液分離機38に導入され、固液分離される。
第2の固液分離機38から排出される洗浄排液中には微結晶が含まれている。
第2の固液分離機38で得られたケーキは再溶解された後、アダクト分解(脱フェノール)工程に送られる。第3図のその他の工程は第1図と同一である。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以下において、「原料ケーキ」とは、図5に示すようなビスフェノールAの製造工程において、晶析器5で得られた晶析スラリーを濾過器6で減圧濾過して得られたビスフェノールA含有量50重量%のフェノール及びビスフェノールAの1:1結晶アダクトである。
実施例1
図1に示す方法でビスフェノールA・フェノール結晶アダクトの回収を行った。
原料ケーキ21重量部/minをライン51より原料調整槽30に導入した。この原料調整槽30には、第1の固液分離機(ロータリーバキュームフィルタ)34の濾母液の一部18.9重量部/minと、第2の固液分離機(スクリーンボウル遠心分離機)38の分離液槽38Aからの分離液の一部3.6重量部/min及び洗浄排液槽38Bの全量7.2重量部/minが、それぞれライン67,64,65,66より循環されると共に、フレッシュフェノール5.3重量部/minがライン69より導入される(第1の固液分離機34の濾母液の残部はライン68より系外へ排出される。)。この原料調整槽30では、ビスフェノールA濃度25重量%に調整しつつ連続的にケーキを完全溶解させた。ここでの2,4−異性体濃度は、0.36重量%であった。原料調整槽30は、ビスフェノールA25重量%フェノール溶液の飽和温度+3℃、即ち80℃に維持した。該原料調整槽30内の溶液(以下、原料溶液ということがある。)をライン52より晶析槽32に56重量部/minで連続的に供給した。
晶析槽32には外部循環冷却ライン(図示略)が付設されており、該外部循環冷却ラインに原料溶液が供給され、該ライン内にて混合された後、晶析槽32の底より槽32内に供給される。ここでは2機の晶析槽を直列に接続して使用した。なお、外部循環冷却ラインの循環ポンプからの吐出流量は、800重量部/minとした。晶析槽の温度調整は、外部循環冷却ライン中の冷却器に冷却水を供給し、出口温度が目標温度に維持されるように冷却器への冷却水流量を制御した。一段目の晶析槽出口温度は63℃、二段目の晶析槽出口温度は50℃に調整し、フェノール及びビスフェノールAの1:1結晶アダクトを晶出させ、晶析スラリーを連続的に56重量部/minで抜き出した。
該晶析スラリーはライン53より第1の固液分離機34に供給され、回転式の円筒形ドラムに吸引されて、ドラムの濾材上にケーキが形成された。晶析母液は結晶アダクトから分離され、ドラム内に吸引された。ドラム内の圧力は、500torrであった。ケーキはドラムの回転により洗浄ゾーンに移動され、洗浄用フェノール溶液をスプレーすることにより洗浄された。洗浄フェノール溶液はケーキを洗浄しつつ、ドラムの内側へ吸入された。該ケーキは、ドラムの内側から窒素を吹き付けることにより濾材より剥離して排出した。なお、この第1の固液分離機34の洗浄用のフェノール溶液としては、第2の固液分離機38の分離液槽38Aの分離液をライン63,ライン53,57より5.5重量部/minで循環使用した。この第1の固液分離機34から排出されたケーキはライン54より、ライン55からのフェノール溶液と混合して流動性を高め、リスラリー槽36に導入した。このライン55のフェノール溶液としては第2の固液分離機38の分離液槽38Aからの分離液を8重量部/minで循環した。リスラリー槽36では、更に、スラリー濃度調整及び結晶アダクト懸洗のため、ライン56よりフレッシュフェノール10重量部/minを供給して撹拌することにより、リスラリー槽36内のスラリー濃度を30重量%に調整した。
リスラリー槽36のスラリーはライン58より第2の固液分離機38に導入された。この第2の固液分離機38において、スラリーは遠心力によりボウル内面に押し付けられ、結晶アダクトは沈降してボウル内面にケーキを形成した。該ケーキはスクリューにより移送され、スクリーン部に供給された。一方、分離液は、ケーキとは逆方向に流れ、ライン61より分離液槽38Aに排出された。スクリーン上では、遠心力により、ケーキから含有母液が除去されると共に、フレッシュフェノールがライン60より2重量部/minでケーキ上にスプレーされることにより、ケーキが洗浄された。該洗浄排液は、ケーキに含有されていた母液と共にライン62により洗浄排液槽38Bに排出させた。洗浄されたケーキはライン59より排出された。
第2の固液分離機38から排出される洗浄排液中には微結晶が含まれ、スラリー濃度は14.9重量%であった。
また、第2の固液分離機38から排出されるケーキ量は11.2重量部/min、ケーキの含液率は17重量%であった。また、ケーキ中の2,4−異性体濃度は75ppm、即ち、8.4×10−4重量部/minであり、晶析原料中の2,4−異性体に対して238分の一まで除去された。この時、2段固液分離系で用いたフレッシュフェノール(ライン56及びライン60からのフェノール)の使用量は12重量部/minであった。
第2の固液分離機38で得られたケーキは再溶解された後、アダクト分解(脱フェノール)工程に送られた。アダクト分解工程では、フェノールを除去した後、造粒することにより、ビスフェノールA製品を得た。該製品中のフェノール濃度は10ppmであった。
実施例2
図2に示す方法でビスフェノールA・フェノール結晶アダクトの回収を行った。
原料ケーキ22重量部/minをライン51より原料調整槽30に導入した。この原料調整槽30には、第1の固液分離機(ロータリーバキュームフィルタ)34の濾母液の一部22.2重量部/minと、第2の固液分離機(スクリーンボウル遠心分離機)38の分離液槽38Aからの分離液の一部6.9重量部/min及び洗浄排液槽38Bの洗浄排液の一部2.8重量部/minが、それぞれライン67,ライン64,ライン65及びライン66より循環されると共に、フレッシュフェノール2.1重量部/minがライン69より導入される(第1の固液分離機34の濾母液の残部はライン68より系外へ排出される。)。この原料調整槽30では、ビスフェノールA濃度25重量%に調整しつつ連続的にケーキを完全溶解させた。ここでの2,4−異性体濃度は、0.36重量%であった。原料調整槽30は、ビスフェノールA25重量%フェノール溶液の飽和温度+3℃、即ち80℃に維持した。該原料溶液をライン52より実施例1におけると同様の晶析槽32に56重量部/minで連続的に供給し、同様に晶析処理した。
晶析槽32からの晶析スラリーはライン53より第1の固液分離機34に供給され、実施例1におけると同様に固液分離された。なお、この第1の固液分離機34の洗浄用のフェノール溶液としては、第2の固液分離機38の洗浄排液槽38Bの溶解処理洗浄排液をライン63A,ライン57Aより5.5重量部/minで循環した。この第1の固液分離機34から排出されたケーキはライン54より、ライン55Aからのフェノール溶液と混合して流動性を高め、リスラリー槽36に導入した。このライン55Aのフェノール溶液としては第2の固液分離機38の分離液槽38Aからの分離液を8重量部/minで循環した。リスラリー槽36では、更に、スラリー濃度調整及び結晶アダクト懸洗のため、ライン56Aよりフェノール溶液を供給して撹拌することにより、リスラリー槽36内のスラリー濃度を30重量%に調整した。このフェノール溶液としては、第2の固液分離機38の洗浄排液槽38Bからの溶解処理洗浄排液を10重量部/minで供給した。
リスラリー槽36のスラリーはライン58より実施例1におけると同様の第2の固液分離機38に導入し、同様に固液分離した。
なお、この実施例2では、第2の固液分離機38の洗浄排液槽38Bにフレッシュフェノールをライン70より10重量部/minで供給し、洗浄排液に含まれる微結晶を溶解させた。この洗浄排液槽38Bの平均滞留時間は5分であった。第2の固液分離機38から排出される洗浄排液中には微結晶が含まれ、スラリー濃度は15重量%であったが、このようにしてフレッシュフェノール添加して所定時間滞留させることにより微結晶が完全に溶解した。
第2の固液分離機38から排出されるケーキ量は12.3重量部/min、ケーキの含液率は17重量%であった。また、ケーキ中の2,4−異性体濃度は76ppm、即ち、9.3×10−4重量部/minであり、晶析原料中の2,4−異性体に対して215分の一まで除去された。この時、2段固液分離系で用いたフレッシュフェノール(ライン60及びライン70からのフェノール)の使用量は12重量部/minであった。
第2の固液分離機38で得られたケーキは再溶解された後、アダクト分解(脱フェノール)工程に送られた。アダクト分解工程では、フェノールを除去した後、造粒することにより、ビスフェノールA製品を得た。該製品中のフェノール濃度は10ppmであった。
実施例3
図3に示す方法でビスフェノールA・フェノール結晶アダクトの回収を行った。
原料ケーキ22重量部/minをライン51より原料調整槽30に導入した。この原料調整槽30には、第1の固液分離機(ロータリーバキュームフィルタ)34の濾母液の一部21.1重量部/minと、第2の固液分離機(スクリーンボウル遠心分離機)38の分離液槽38Aからの分離液と洗浄排液槽38Bからの洗浄排液との混合液の一部8.6重量部/minが、それぞれライン67,66より循環されると共に、フレッシュフェノール4.3重量部/minがライン69より導入される(第1の固液分離機34の濾母液の残部はライン68より系外へ排出される。)。この原料調整槽30では、ビスフェノールA濃度25重量%に調整しつつ連続的にケーキを完全溶解させた。ここでの2,4−異性体濃度は、0.30重量%であった。原料調整槽30は、ビスフェノールA25重量%フェノール溶液の飽和温度+3℃、即ち80℃に維持した。該原料溶液をライン52より実施例1におけると同様の晶析槽32に56重量部/minで連続的に供給し、同様に晶析処理した。
晶析槽32からの晶析スラリーはライン53より第1の固液分離機34に供給され、実施例1におけると同様に固液分離された。なお、この第1の固液分離機34の洗浄用のフェノール溶液としては、第2の固液分離機38の分離液槽38Aの分離液と洗浄排液槽38Bの洗浄排液との混合液をライン66から分取し、ライン63B,57Bより5.5重量部/minで循環した。この第1の固液分離機34から排出されたケーキはライン54より、ライン55Bからのフェノール溶液と混合して流動性を高め、リスラリー槽36に導入した。このライン55Bのフェノール溶液としては第2の固液分離機38の分離液槽38Aの分離液と洗浄排液槽38Bの洗浄排液との混合液を8重量部/minで循環した。なお、ライン66の分離液と洗浄排液との混合液の残部は原料調整槽30へ返送された。
リスラリー槽36では、更に、スラリー濃度調整及び結晶アダクト懸洗のため、ライン56よりフレッシュフェノール10重量部/minを供給して撹拌することにより、リスラリー槽36内のスラリー濃度を30重量%に調整した。
リスラリー槽36のスラリーはライン58より実施例1におけると同様の第2の固液分離機38に導入し、同様に固液分離した。
第2の固液分離機38から排出される洗浄排液中には微結晶が含まれ、スラリー濃度は17重量%であった。
第2の固液分離機38から排出されるケーキ量は13.7重量部/min、ケーキの含液率は26.4重量%であった。また、ケーキ中の2,4−異性体濃度は90ppm、即ち、1.2×10−3重量部/minであり、晶析原料中の2,4−異性体に対して136分の一まで除去された。この時、2段固液分離系で用いたフレッシュフェノール(ライン56及びライン60からのフェノール)の使用量は12重量部/minであった。
第2の固液分離機38で得られたケーキは再溶解された後、アダクト分解(脱フェノール)工程に送られた。アダクト分解工程では、フェノールを除去した後、造粒することにより、ビスフェノールA製品を得た。該製品中のフェノール濃度は18ppmであった。
比較例1
図4に示す方法でビスフェノールA・フェノール結晶アダクトの回収を行った。
原料ケーキ22重量部/minをライン51より原料調整槽30に導入した。この原料調整槽30には、固液分離機(ロータリーバキュームフィルタ)34の濾母液の一部33.3重量部/minがライン67より循環されると共に、フレッシュフェノール0.7重量部/minがライン69より導入される。(固液分離機34の濾母液の残部はライン68より系外へ排出される。)。この原料調整槽30では、ビスフェノールA濃度25重量%に調整しつつ連続的にケーキを完全溶解させた。ここでの2,4−異性体濃度は、0.39重量%であった。原料調整槽30は、ビスフェノールA25重量%フェノール溶液の飽和温度+3℃、即ち80℃に維持した。該原料溶液をライン52より実施例1におけると同様の晶析槽32に56重量部/minで連続的に供給し、同様に晶析処理した。
晶析槽32からの晶析スラリーはライン53より固液分離機34に供給され、実施例1におけると同様に固液分離された。
なお、この固液分離機34の洗浄用のフェノール溶液としては、フレッシュフェノールをライン57Cより12重量部/minで供給した。
この固液分離機34から排出される分離液及び洗浄排液中には殆ど微結晶がなかった。
この固液分離機34から排出されるケーキ量は20.5重量部/min、ケーキの含液率は41.1重量%であった。また、ケーキ中の2,4−異性体濃度は150ppm、即ち、3.1×10−3重量部/minであり、晶析原料中の2,4−異性体に対して94分の一までしか除去されなかった。この時、1段固液分離系で用いたフレッシュフェノール(ライン57Cからのフェノール)の使用量は12重量部/minであった。
固液分離機34で得られたケーキは再溶解された後、アダクト分解(脱フェノール)工程に送られたが、過負荷となり、この工程の能力がネックとなり、ロードダウンした。
以上の結果から、結晶アダクトの固液分離工程で再固液分離を行う本発明の方法によれば、不純物含有量の少ない高純度のビスフェノールA・フェノール結晶アダクトを効率的に回収することができ、高品位ビスフェノールAを高収率で安定に製造することができることがわかる。
本発明のビスフェノールAの製造方法の実施の形態を示す系統図である。 本発明のビスフェノールAの製造方法の他の実施の形態を示す系統図である。 本発明のビスフェノールAの製造方法の別の実施の形態を示す系統図である。 比較例1の方法を示す系統図である。 ビスフェノールAの製造方法の一例を示す系統図である。
符号の説明
2 反応器
4 蒸留塔
5 晶析器
7 再溶解槽
8 再晶析器
9 固液分離機
30 原料調整槽
32 晶析槽
34 第1の固液分離機(ロータリーバキュームフィルタ)
36 リスラリー槽
38 第2の固液分離機(スクリーンボウル遠心分離機)
38A 分離液槽
38B 洗浄排液槽

Claims (7)

  1. ビスフェノールAとフェノールとの結晶アダクトのスラリーを固液分離機で固液分離して該結晶アダクトを回収する工程を有するビスフェノールAの製造方法において、
    固液分離機を多段に設け、前段側の固液分離機で固液分離された固形分を再度リスラリー用媒体に分散させて後段側の固液分離機で固液分離する再分散・再固液分離を1回又は2回以上行うことを特徴とするビスフェノールAの製造方法。
  2. 請求項1において、後段の固液分離機から排出される液を前段の固液分離機の洗浄液、リスラリー用媒体又は晶析工程の溶媒として用いることを特徴とするビスフェノールAの製造方法。
  3. 請求項2において、前段の固液分離機の洗浄液又はリスラリー用媒体として用いる液の固形分濃度が10重量%以下であることを特徴とするビスフェノールAの製造方法。
  4. 請求項2又は3において、後段の固液分離機から排出される液中の固形分の少なくとも一部を溶解させた後、前段の固液分離機の洗浄液又はリスラリー用媒体として用いることを特徴とするビスフェノールAの製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、最前段の固液分離機がロータリードラムフィルタ型固液分離機であり、それ以降の固液分離機がスクリーンボウル型固液分離機であることを特徴とするビスフェノールAの製造方法。
  6. 請求項5において、スクリーンボウル型固液分離機内にて固液分離と、固液分離されたケーキにフェノールを吹き付ける洗浄とを行うようにした方法であって、
    供給スラリーの固液分離により得られた分離液と、該ケーキの洗浄排液とを個別に回収し、
    洗浄排液中の固形分を溶解処理した後、平均滞留時間1〜20分間で保持した後に、前段の固液分離機の洗浄液又はリスラリー用媒体として用いることを特徴とするビスフェノールAの製造方法。
  7. 請求項5において、スクリーンボウル型の固液分離機内にて固液分離と、固液分離されたケーキにフェノールを吹き付ける洗浄とを行うようにした方法であって、
    供給スラリーの固液分離により得られた分離液と、該ケーキの洗浄により得られた洗浄排液とを個別に回収し、分離液の一部のみを、前段の固液分離機の洗浄液又はリスラリー用媒体として用いることを特徴とするビスフェノールAの製造方法。
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