JP2005232128A - 鼻炎用医薬組成物 - Google Patents

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豊 舛岡
Yoshihiro Mikawa
喜裕 三河
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Abstract

【課題】 鼻炎症状を有効に改善または解消できる医薬組成物の提供。
【解決手段】 プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリンと抗プラスミン剤を含むことを特徴とする医薬組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、さまざまな疾患により生じる鼻炎症状、特に鼻づまり、鼻水の症状を改善する上で有用な医薬組成物に関する。
鼻炎は鼻粘膜に何らかの原因で炎症が起こった状態であり、主な原因として、アレルギー、ウイルスや細菌による感染が挙げられる。
近年、花粉症やハウスダストによるアレルギー性鼻炎に悩む患者は増加している。また、ウイルス等によるかぜの諸症状の一つとしての鼻炎症状を示す患者は多い。かぜ患者ではウイルス感染等により鼻の自浄作用が低下するため常在性細菌によって鼻炎が悪化する場合がある。鼻炎症状の中でも鼻づまりは睡眠を妨げたり、その症状により集中力を欠いたりし、患者にとって非常に苦しく、生活の質に影響を与える。
しかし、従来の製剤では、上記のような鼻づまりを効果的に改善することは困難であった。
そこで、ケトチフェン、エピナスチン、エメダスチン、カルビノキサミン、メキタジンおよびクロルフェニラミンの少なくとも1種、ならびにプソイドエフェドリンを含有することを特徴とする感冒用組成物(特許文献1参照)、プソイドエフェドリンまたはその塩類と、ベラドンナ(総)アルカロイド、ベラドンナエキス、ロートエキス、ヨウ化イソプロパミドおよびダツラエキスから選ばれる1種以上を配合することを特徴とする医薬組成物(特許文献2参照)、プソイドエフェドリンとラマトロバンを配合することを特徴とする医薬組成物(特許文献3参照)より、鼻粘膜の炎症症状(鼻づまり)を改善する技術が提案されている。さらに、プソイドエフェドリンまたはフェニレフリンと抗ヒスタミン剤の組合せ製剤は多くの商品が上市されている(非特許文献1および2参照)。
しかし、これらの組合せでは鼻粘膜の炎症症状に対する改善作用は未だ充分ではないと考えられる。
一方、プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリンと抗プラスミン剤の組合せを、鼻炎症状に適用し、従来の組合せからなる組成物を越える優れた改善作用を得たという報告はない。
特開2002−332229号公報 特開2003−89638号公報 特開2004−2353号公報 一般薬日本医薬品集<2004−05> PDR 57EDITION 2003
本発明の目的は、鼻炎症状、特に鼻づまり、鼻水を有効に改善または解消できる医薬組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、うっ血除去作用に優れるプソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリンと抗プラスミン作用を有する抗プラスミン剤を組み合わせると、鼻炎症状、特に鼻づまり、鼻水を効果的に改善または解消できることを見いだし、さらに検討を加えて本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1)プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリンと抗プラスミン剤を含むことを特徴とする鼻炎用医薬組成物;
(2)抗プラスミン剤が、トラネキサム酸である上記(1)記載の医薬組成物;
(3)さらに、解熱鎮痛消炎剤を含む上記(1)記載の医薬組成物;
(4)解熱鎮痛消炎剤が、アニリン誘導体およびプロピオン酸誘導体から選ばれる成分である上記(3)記載の医薬組成物;
(5)解熱鎮痛消炎剤が、アセトアミノフェンおよびイブプロフェンから選ばれる成分である上記(3)記載の医薬組成物;などを提供するものである。
本発明の医薬組成物は、プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリンと抗プラスミン剤を組み合わせているので、鼻炎症状、特に鼻づまり、鼻水を有効に改善または解消できる。また、さらに解熱鎮痛消炎剤などを配合することにより、鼻炎症状をはじめ複合的に発現するかぜの諸症状も、有効に治療できる。
本発明の医薬組成物は、必須の有効成分としてプソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリンと抗プラスミン剤を含む。
抗プラスミン剤とは、抗プラスミン作用を有する活性成分を意味する。
抗プラスミン剤としては、例えば、トラネキサム酸、イプシロン-アミノカプロン酸が挙げられる。これらの抗プラスミン剤は、単独でまたは2種以上混合して用いることができる。これらの抗プラスミン剤のうち、特にトラネキサム酸が好適に用いられる。
抗プラスミン剤は、例えば、組成物中、プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリン100重量部に対して10〜400000重量部、好ましくは50〜40000重量部程度の割合で含有させる。
本発明の医薬組成物は、プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリンと抗プラスミン剤を組み合わせて用いる点を特徴とする。プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリンと抗プラスミン剤の組み合わせにより、単独の薬効成分ではみられない効果が発現し、鼻炎症状、特に鼻づまり、鼻水を効果的に改善または解消できる。したがって、これら成分の併用により、鼻炎症状、特に鼻づまり、鼻水を有効に治療できる。
本発明の医薬組成物においては、さらに解熱鎮痛消炎剤等と配合してもよく、解熱鎮痛消炎剤としては、例えば、アセトアミノフェン、フェナセチン、塩酸レフェタミン、メシル酸ジメトチアジン、フェニルアセチルグリシンジメチルアミド等のアニリン誘導体;サリチル酸メチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸コリン、アスピリン、アスピリンアルミニウム、エテンザミド、サザピリン、ジフルニサル等のサリチル酸誘導体;イソプロピルアンチピリン、スルピリン、フェニルブタゾン、ケトフェニルブタゾン、クロフェゾン、アンチピリン、アミノピリン等のピラゾロン誘導体;イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン、ロキソプロフェンナトリウム、フルルビプロフェン、オキサシプロジン、フェノプロフェンカルシウム、チアプロフェン酸、プラノプロフェン、アルミノプロフェン等のプロピオン酸誘導体;フェンブフェン、ジクロフェナクナトリウム、アンフェナクナトリウム、アルクロフェナック、メチアジン酸等のフェニル酢酸誘導体;ジクロフェナクナトリウム、インドメタシン、インドメタシンファルネシル、マレイン酸プログルメタシン、アセメタシン、スリンダク、トルメチンナトリウム等のインドール酢酸誘導体;メフェナム酸、フルフェナム酸、フロクタフェニン、トルフェナム酸等のアントラニル酸誘導体;ピロキシカム、アンピロキシカム、テノキシカム、メロキシカム、ロルノキシカム等のオキシカム誘導体;塩酸ベンジダミン、エピリゾール(メピリゾール)、塩酸チアラミド、塩酸チノリジン、ブコローム、エモルファゾン等の非酸性(中性、塩基性)解熱鎮痛消炎剤;セレコキシブ、ロフェコキシブ等のCOX−2選択的阻害薬;などが含まれる。これらの解熱鎮痛消炎剤は、1種または2種以上組み合わせて用いることができる。
好ましい解熱鎮痛消炎剤には、アニリン誘導体、プロピオン酸誘導体およびピラゾロン誘導体、特に、アニリン誘導体およびプロピオン酸誘導体が含まれる。具体的には、解熱鎮痛消炎剤としては、例えば、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ケトプロフェン、イソプロピルアンチピリン等が好適に用いられ、中でも解熱・鎮痛作用に優れるアセトアミノフェン、イブプロフェンが好ましい。
解熱鎮痛消炎剤は、例えば、組成物中、プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリン100重量部に対して1〜90000重量部、好ましくは10〜3000重量部程度の割合で含有させる。
プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリンと抗プラスミン剤を組み合わせた本発明の鼻炎用医薬組成物においては、薬効成分の相乗効果が発現し、プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリン、抗プラスミン剤単独製剤よりも、鼻炎症状、特に鼻づまり、鼻水に対して顕著な改善効果が得られる。これら二または三成分に加えて、さらに解熱鎮痛消炎剤を配合した製剤は、呼吸器系の鼻炎症状、特に鼻づまり、鼻水の症状を顕著に改善することができる。
本発明の医薬組成物は、上記成分に加えて、さらに他の薬効成分を含有していてもよい。このような薬効成分として、例えば、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、去痰剤、鎮咳去痰剤および気管支拡張剤から選ばれる少なくとも1つの成分が挙げられる。さらに、中枢神経興奮剤、制酸剤や粘膜保護剤等の消化器官用薬剤、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類等を含んでいてもよい。また、これらの薬効成分は、生薬であってもよい。
抗ヒスタミン剤としては、例えば、ジフェンヒドラミンまたはその塩(例えば、塩酸塩等)などのエタノールアミン系抗ヒスタミン剤;dl−マレイン酸クロルフェニラミン、d−マレイン酸クロルフェニラミン等のプロピルアミン系抗ヒスタミン剤;酒石酸アリメマジン、塩酸イソチペンジル、塩酸プロメタジン、メキタジン等のフェノチアジン系抗ヒスタミン剤;ジフェニルピラリンまたはその塩(例えば、塩酸塩、テオクル酸塩等)、マレイン酸カルビノキサミン、フマル酸クレマスチン、塩酸イプロヘプチン、塩酸ホモクロルシクリジン、塩酸シプロヘプタジン、マレイン酸ジメチンデン、塩酸トリプロリジン等が挙げられる。好ましい抗ヒスタミン剤には、エタノールアミン系抗ヒスタミン剤、プロピルアミン系抗ヒスタミン剤、フェノチアジン系抗ヒスタミン剤、ジフェニルピラリンまたはその塩、マレイン酸カルビノキサミン等が含まれ、特に、dl−またはd−マレイン酸クロルフェニラミン等のプロピルアミン系抗ヒスタミン剤やメキタジン等のフェノチアジン系抗ヒスタミン薬が好ましい。
鎮咳剤としては、例えば、コデイン類(例えば、リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデイン等)、臭化水素酸デキストロメトルファン、クロペラスチンまたはその塩(塩酸塩、フェンジゾ酸塩等)、ノスカピンまたはその塩(塩酸塩等)、ジメモルファンまたはその塩(例えば、リン酸塩、硫酸塩等)、オキセラジンまたはその塩(例えば、タンニン酸塩、クエン酸塩等)、クエン酸ペントキシベリン、塩酸エプラジノン、塩酸クロブチノール、クエン酸イソアミニル、塩酸ホミノベン、塩酸クロフェダノール、リン酸ベンプロペリン、ジブナートナトリウム、ヒドロコタルニン等が挙げられる。好ましい鎮咳剤には、コデイン類、臭化水素酸デキストロメトルファン、塩酸クロペラスチン、ノスカピンまたはその塩等が含まれる。鎮咳剤としては、特にコデイン類等が好適に用いられる。
去痰剤としては、例えば、グアヤコールスルホン酸カリウム;カルボシステイン、塩酸L−エチルシステイン、塩酸L−メチルシステイン、アセチルシステイン等のシステイン誘導体;ブロムヘキシンまたはその塩(塩酸塩など)、塩酸アンブロキソール等が挙げられる。
鎮咳去痰剤としては、例えば、グアイフェネシン、チペピジンまたはその塩(ヒベンズ酸塩、クエン酸塩など)、オキシメテバノール、塩酸アロクラミド、フェン酸カルベタペンタン、塩酸トリメトキノール、塩酸メトキシフェナミン等が挙げられる。好ましい鎮咳去痰剤には、グアイフェネシン、チペピジンまたはその塩が含まれる。
上記鎮咳剤、去痰剤、鎮咳去痰剤として例示した薬効成分は、鎮咳作用および/または去痰作用を複合的に示す場合がある。
気管支拡張剤としては、例えば、塩酸エフェドリン、dl−塩酸メチルエフェドリン、dl−メチルエフェドリンサッカリネート、塩酸イソプレナリン、硫酸イソプロテレノール、塩酸メトキシフェナミン、硫酸オルシプレナリン、塩酸クロルプレナリン、塩酸トリメトキノール、硫酸サルブタモール、硫酸テルブタリン、硫酸ヘキソプレナリン、フマル酸フォルモテロール、塩酸ツブロブテロール、臭化水素酸フェノテロール、塩酸プロカテロール、塩酸プルブテロール、塩酸クレンブテロール、塩酸マブテロール;アミノフィリン、テオフィリン、ジプロフィリン、プロキシフィリン等のキサンチン誘導体;臭化イプラトロピウム、臭化フルトロピウム、臭化オキシトロピウム等の抗コリン剤などが挙げられる。
中枢神経興奮剤としては、例えば、カフェイン類(例えば、無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン、カフェインサイレート、カフェイン(1水和物)等)などが挙げられる。好ましい中枢神経興奮剤には、無水カフェインなどが含まれる。
制酸剤または粘膜保護剤には、例えば、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイト[例えば、アルカマック(商品名)]、ジヒドロアルミニウム・アミノ酢酸塩、水酸化アルミニウムゲル、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム[例えば、ノイシリン(商品名)]、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物[例えば、クムライト(商品名)]、スクラルファート等が挙げられる。制酸剤または粘膜保護剤としては、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物等が好適に用いられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンB1 もしくはその誘導体またはそれらの塩(例えば、フルスルチアミン、塩酸フルスルチアミン、プロスルチアミン、オクトチアミン、チアミンジスルフィド、ビスベンチアミン、ビスブチチアミン、ビスイブチアミン、ベンフォチアミン、塩酸セトチアミンなど)、ビタミンB2もしくはその誘導体またはそれらの塩(例えば、リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、酪酸リボフラビン等)、ビタミンC等が挙げられる。好ましいビタミン類には、ビタミンB1 誘導体またはその塩、ビタミンB2 またはその誘導体など、特に塩酸フルスルチアミン、リボフラビン等が含まれる。
生薬としては、例えば、甘草(カンゾウGlycyrrhizae Radix)、セネガ、柴胡(サイコBupleuri Radix)、桂皮(Cinnamomi Cortex)、葛根(Pherariae Radix )、麻黄(Ephedrae Herba)、ケイガイ(Schizonepetae Herba )、レンギョウ(Forsythiae Fructus)、キョウニン(Armeniacae Semen)、半夏(ハンゲPinellae Tuber)、シャクヤク(Paeoniae Radix)、細辛(サイシンAsiasri Radix )、生姜(ショウキョウZingiberis Rhizoma)、五味子(ゴミシSchisandrae Fructus )、蘇葉(Perillae Herba)、人参(Ginseng Radix )、陳皮(Aurantii Nobilis Pericarpium)などの生薬末およびそのエキス等が挙げられる。
本発明の医薬組成物においては、これらの成分のうち、通常、中枢神経興奮剤や制酸剤または粘膜保護剤を含有する場合が多い。
これらの薬効成分は、1種または2種以上混合して用いることができ、通常、医薬品製造指針別冊(2000年版薬業時報社)のかぜ薬基準などに基づいて配合される。このようにして、成人から小児まで毒性の問題のない安全な医薬組成物が提供できる。
本発明の医薬組成物の好ましいものは、プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリン、抗プラスミン剤および必要に応じて解熱鎮痛消炎剤に加えて、他の薬効成分として、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、去痰剤、鎮咳去痰剤および気管支拡張剤から選ばれた少なくとも1つの成分を含有する。このような製剤は、鼻炎症状、特に鼻づまり、鼻水を効果的に改善または解消できる。
本発明の医薬組成物の投与形態、剤型は、特に限定するものではないが、例えば、粉末剤、細粒剤、顆粒剤、丸剤、錠剤、カプセル内に上記細粒剤や顆粒剤等を充填したカプセル剤等の固形製剤;液剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤等の液剤およびゼリー剤等の半固形製剤などの経口投与用製剤、特に、錠剤、顆粒剤、カプセル剤等の経口投与用固形製剤である場合が多い。これらの製剤は、必要に応じて薬理学的に許容される担体を用いて、常法により調製することができる。
本発明の医薬組成物は、鼻炎症状、特に鼻づまり、鼻水の改善に優れた効果を有し、改善、解消できる。したがって、本発明の医薬組成物は、鼻炎症状、特に鼻づまり、鼻水の改善を目的とした医薬組成物として有用である。
本発明の医薬組成物を、例えば、ヒト等哺乳動物の総合感冒薬を含む一般用かぜ薬、鼻炎薬として治療に用いる場合は、常法により、各有効成分に関して通常採用される投与量で経口的に投与できる。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
表1の製剤処方の通り、下記の工程で製剤を製造した。ベラドンナ総アルカロイドを除くd−マレイン酸クロルフェニラミンからクロスポピドンまでの各成分を流動層造粒機に入れ、ベラドンナ総アルカロイド、黄色三二酸化鉄および三二酸化鉄を含有したHPC−L溶液を噴霧して造粒末を製造した。粉砕して整粒末を調製した後、ステアリン酸マグネシウムを混合して打錠する。造粒は、流動層造粒機FD−5S(パウレック製)を使用し、給気温度:70℃、給気量:2〜2.5m/min、スプレー速度:50〜90g/min、乾燥品温:50℃の条件で行った。整粒は、パワーミル(昭和化学機械製)で直径2.0mmに整粒した。混合は、タンブラーTM−60型(昭和化学機械製)を使用し、20rpm、1分の条件で行った。打錠は、コレクト12HUK(菊水製作所製)を使用し、長径14.8mm、短径6.3mm、500mg/Tの条件で行った。
Figure 2005232128
L−HPC−21:低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
HPC−L:ヒドロキシプロピルセルロース
Mg−St:ステアリン酸マグネシウム
以上記載したごとく、本発明によれば、プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリンと抗プラスミン剤を組み合わせることにより、鼻炎症状、特に鼻づまり、鼻水を有効に改善または解消できる医薬組成物を提供できる。また、さらに解熱鎮痛消炎剤などを配合することにより、鼻炎症状をはじめ複合的に発現するかぜの諸症状も、有効に治療できる医薬組成物とすることができる。

Claims (5)

  1. プソイドエフェドリンおよび/またはフェニレフリンと抗プラスミン剤を含むことを特徴とする鼻炎用医薬組成物。
  2. 抗プラスミン剤が、トラネキサム酸である請求項1記載の医薬組成物。
  3. さらに、解熱鎮痛消炎剤を含む請求項1記載の医薬組成物。
  4. 解熱鎮痛消炎剤が、アニリン誘導体およびプロピオン酸誘導体から選ばれる成分である請求項3記載の医薬組成物。
  5. 解熱鎮痛消炎剤が、アセトアミノフェンおよびイブプロフェンから選ばれる成分である請求項3記載の医薬組成物。
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