JP2005228770A - 平型配線板の固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 位置決め精度が高く取付け/取外しの作業性を向上させる。
【解決手段】 平型配線板10は、第1及び第2挿通穴部11,12を備え、モジュール部品20は、固定片部21及びボス22が形成されたベース部材20aを備える。第1及び第2挿通穴部11,12は固定片部21が取付面29から立ち上がった状態のときにピン26と共に固定片部21とボス22とが挿通可能な位置に形成されている。平型配線板10を取付面29に取り付けると固定片部21と第1挿通穴部11との係合、及びボス22と第2挿通穴部12との係合で取付面29上の取付面方向に位置決めされ、固定片部21を取付面29に対して倒すことで対向面23と取付面29とで厚さ方向に位置決めされ固定される。
【選択図】 図1
【解決手段】 平型配線板10は、第1及び第2挿通穴部11,12を備え、モジュール部品20は、固定片部21及びボス22が形成されたベース部材20aを備える。第1及び第2挿通穴部11,12は固定片部21が取付面29から立ち上がった状態のときにピン26と共に固定片部21とボス22とが挿通可能な位置に形成されている。平型配線板10を取付面29に取り付けると固定片部21と第1挿通穴部11との係合、及びボス22と第2挿通穴部12との係合で取付面29上の取付面方向に位置決めされ、固定片部21を取付面29に対して倒すことで対向面23と取付面29とで厚さ方向に位置決めされ固定される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、フレキシブルプリント基板(FPC)などの平型配線板のパネルなどの取付部材への固定構造に関する。
従来より、例えばフレキシブルプリント基板(FPC)などの平型配線板をパネルなどの取付部材に対して取り付けて固定する構造としては、例えば両面テープなどの接着材を用いて固定したり(例えば特許文献1参照。)、取付部材にピンやボスなどの突起部を設けると共に平型配線板にこの突起部が挿通する穴部を設け、平型配線板を穴部に突起部が貫通するように取付部材に取り付けて固定したり(例えば特許文献2参照。)する構造が知られている。
しかしながら、特許文献1に記載の固定構造では、接着材として両面テープを用いているため、固定作業に際して各々の両面テープの裏紙を剥離しなければならず、製造ラインにおいて剥離した裏紙が廃棄物として残るため、その裏紙の回収・廃棄作業が必要であると共に環境問題においても大きな課題を残すこととなる。また、この固定構造では、平型配線板を誤った位置に一旦固定してしまうと固定位置の修正が難しく、平型配線板を取付部材から剥がした場合は両面テープの再利用が困難である。更に、平型配線板と取付部材との接着固定部分に力が加わる場合は接着材の経年劣化などで固定強度が低下し易い傾向にある。
また、特許文献2に記載の固定構造では、平型配線板の取付部材への組付時の位置決めが難しく振動等により緩みが生じて位置ずれを起こし易い傾向にあるため、この位置ずれを解消すべく固定強度を高めるためには弾性部材やビスなどで平型配線板を取付部材に押さえる必要があり、部品構成が複雑となり平型配線板の取付け/取外し作業の作業性があまり良好ではない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で位置決め精度が高く取付け/取外しの作業性を向上させることができる平型配線板の固定構造を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の平型配線板の固定構造は、回路部を有する平型配線板を樹脂成型部材からなる取付部材に固定してなる平型配線板の固定構造であって、前記取付部材は、平面状の取付面及びこの取付面に形成された穴部を有する第1突起部が形成されたベース部材と、前記ベース部材の取付面からヒンジ部を介して立ち上がり、前記ヒンジ部を中心として折り曲げ自在であると共に、折り曲げ状態で前記第1突起部の穴部と嵌合可能な第2突起部が形成された固定片部とを備え、前記平型配線板は、前記固定片部が挿通可能な第1挿通穴部と、前記第1突起部が挿通可能な第2挿通穴部とを備え、前記平型配線板は、前記取付面に取り付けられたときに前記取付部材に対し前記固定片部の基端側の外周面部と前記第1挿通穴部の内周面部との係合、及び前記第1突起部の外周面部と前記第2挿通穴部の内周面部との係合により前記取付面上で前記取付面方向に位置決めされ、且つ前記固定片部の前記取付面との対向面と前記取付面とで前記平型配線板の厚さ方向に位置決めされていることを特徴とする。
本発明に係る第2の平型配線板の固定構造は、回路部を有する平型配線板を樹脂成型部材からなる取付部材に固定してなる平型配線板の固定構造であって、前記取付部材は、平面状の取付面及びこの取付面に形成された突起部を有するベース部材と、前記ベース部材の取付面からヒンジ部を介して立ち上がり、前記ヒンジ部を中心として折り曲げ自在であると共に、折り曲げ状態で前記突起部と嵌合可能な穴部が形成された固定片部とを備え、前記平型配線板は、前記固定片部が挿通可能な第1挿通穴部と、前記突起部が挿通可能な第2挿通穴部とを備え、前記平型配線板は、前記取付面に取り付けられたときに前記取付部材に対し前記固定片部の基端側の外周面部と前記第1挿通穴部の内周面部との係合、及び前記突起部の外周面部と前記第2挿通穴部の内周面部との係合により前記取付面上で前記取付面方向に位置決めされ、且つ前記固定片部の前記取付面との対向面と前記取付面とで前記平型配線板の厚さ方向に位置決めされていることを特徴とする。
なお、例えば第1の平型配線板の固定構造では、ベース部材に形成された第1突起部の穴部の内周面には周方向にストッパ溝部が形成され、固定片部に形成された第2突起部の外周面にはストッパ溝部と係合するストッパ突条部が形成されていると良い。
また、平型配線板は、例えば第2挿通穴部の取付面側の周縁部に回路部を露出させて形成された接触部を備え、取付部材は、取付面の第1突起部の外周縁部に取付部材が取り付けられる金属製の被取付部材の一部を被接触部として露出させるための開口部を備え、平型配線板は、開口部において接触部及び被接触部が互いに接触した状態で取付部材に固定されていると良い。
この場合、例えば被取付部材は、第1突起部の穴部と連続する接触穴部を備え、平型配線板は、第2挿通穴部の中心方向に延び、接触部の一部を構成する舌片状の舌片接触部を備え、取付部材は、第1突起部の一部に舌片接触部が嵌るスリット部を備え、平型配線板は、第1突起部及び第2突起部の係合時に第2突起部により舌片接触部が接触穴部の内周面側へ押し込まれ舌片接触部と接触穴部の内周面とが接触した状態で取付部材に固定されていると良い。
なお、固定片部は、例えば先端側の幅が基端側の幅よりも小さくなるように形成されていると良い。
また、取付部材は、例えば固定片部及び第1突起部を複数備え、平型配線板は、第1挿通穴部及び第2挿通穴部を複数備えてなると良い。
そして、平型配線板は、例えば取付部材に対してその厚さ方向に複数重合された状態で固定されていても良く、フレキシブルプリント基板(FPC)及びフレキシブルフラットケーブル(FFC)などの可撓性平型配線板やリジッド基板などの非可撓性平型配線板を用いることができる。
本発明によれば、平型配線板が、平型配線板に形成された第1挿通穴部及び第2挿通穴部に、それぞれ取付部材の固定片部とベース部材に形成された第1突起部とを挿通してこれらを係合させることで取付面上で取付面方向に位置決めされ、更に第1の平型配線板の固定構造では第1突起部と第2突起部とを係合して固定片部をベース部材の取付面に対し平行に固定し、第2の平型配線板の固定構造では突起部と穴部とを係合して固定片部をベース部材の取付面に対し平行に固定することで取付面との対向面と取付面とでその厚さ方向に位置決めされる。これにより、簡単な構成で平型配線板の位置決め精度を向上させると共に平型配線板の取付部材への取付け/取外し作業の作業性を向上させることが可能となる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る平型配線板の固定構造を実現する平型配線板と取付部材とを示す斜視図、図2は、これらを固定した場合の図1のA−A´断面図である。
平型配線板10は、この例では絶縁被覆14に覆われた回路部13(図2参照)が形成されたフレキシブルプリント基板(以下、「FPC」と呼ぶ。)及びフレキシブルフラットケーブル(以下、「FFC」と呼ぶ。)などの可撓性平型配線板やリジッド基板などの非可撓性平型配線板からなり、所定位置にその厚さ方向に穿設された略T字型の第1挿通穴部11と、略丸型の第2挿通穴部12とを備えて構成されている。以下、平型配線板10としてFPCを用いた場合について説明する。
一方、取付部材である自動車のセンターコンソールパネルなどのモジュール部品20は、例えば樹脂成型部材からなり、平面状の取付面29及びこの取付面29に形成された穴部27を有する第1突起部としてのボス22が形成されたベース部材20aと、このベース部材20aの取付面29からヒンジ部28を介して立ち上がり、このヒンジ部28を中心として折り曲げ自在な固定片部21とを備えて構成されている。
そして、固定片部21の所定位置には、折り曲げ状態でボス22の穴部27の内周面側に嵌合可能な第2突起部としてのピン26が形成されており、この固定片部21は、ボス22とピン26とを係合することで取付面29との対向面23が取付面29に対し平行となるように固定される構造からなる。
なお、平型配線板10の第1挿通穴部11及び第2挿通穴部12は、固定片部21が取付面29から立ち上がった状態のときに、ピン26を含めた固定片部21とボス22とがそれぞれ挿通可能となる位置に形成されている。
このように構成された平型配線板10をモジュール部品20のベース部材20aの取付面29に取り付けると、平型配線板10は、モジュール部品20に対し位置決めされて取り付けられる。
即ち、平型配線板10は、モジュール部品20への取付時に、固定片部21の基端側の外周面部と第1挿通穴部11の内周面部との係合と、ボス22の外周面部と第2挿通穴部12の内周面部との係合とで、取付面29上で取付面方向に位置決めされ固定される。
ここで、この固定構造では、このように平型配線板10のモジュール部品20への取付時に位置決めがなされるため、平型配線板10のモジュール部品20への自動取付作業においても確実に位置決めを行うことができる。
そして、固定片部21をベース部材20aの取付面29側に倒し、ボス22の穴部27にピン26を嵌め込むとこれらの係合により固定片部21は取付面29上で確実に固定され、平型配線板10は固定片部21の対向面23と取付面29とでその厚さ方向に挟まれて位置決めされ固定される。これにより、平型配線板10はモジュール部品20のベース部材20aの取付面29上で正確に位置決めされたうえで確実に固定される。
従って、この固定構造では、平型配線板10の第1及び第2挿通穴部11,12をモジュール部品20の固定片部21及びボス22の形成位置に合わせるようにして平型配線板10をベース部材20aの取付面29に取り付け、固定片部21を倒してピン26とボス22とを係合させるという簡単な作業で平型配線板10をモジュール部品20に位置決め固定することができるため、平型配線板10の取付作業の作業性を格段に向上させることができる。
また、例えばメンテナンス等で平型配線板10をモジュール部品20から取り外す場合、ピン26とボス22との係合を解除して固定片部21をベース部材20aの取付面29から引き起こして立ち上げた状態にすれば平型配線板10を取り外すことができるため、平型配線板10の取外作業の作業性も向上させることができる。
そして、この固定構造によれば、固定片部21やベース部材20aのボス22がモジュール部品20に一体成形されていて従来のように接着材やビスなどの固定用の部品が不要となるため、部品点数を削減し環境への影響を最小限に止めることが可能となる。
なお、上述した固定片部21は、全体がヒンジ部28を介してベース部材20aの取付面29と一体的に形成されているが、例えば図3に示すように、一部に型抜き用などの切欠部28aが形成されていても良い。このようにすれば、固定片部21の樹脂材料の使用量を削減し全体としてモジュール部品20を構成する樹脂材料の使用量を削減してコストダウンを図ることができる。
また、固定片部21は、図4に示すように、第1挿通穴部11への挿通方向(図中矢印I方向)の先端側両側端部21a,21bの少なくとも一方(ここでは、両方)が、先端側両端部21a,21b間の幅Mが基端側両側端部21aa,21bb間の幅Nよりも小さくなるようにI方向に対して斜めに傾斜した形状で形成されていても良い。
このように固定片部21が形成されていれば、平型配線板10のモジュール部品20への取付時における固定片部21の第1挿通穴部11への挿通時に、固定片部21の幅方向に多少の位置ずれが発生しても問題なく挿通することが可能となる。
更に、図5に示すように、ボス22の穴部27の内周面に周方向に沿って形成されたストッパ溝部27aが備えられ、ピン26の外周面にボス22との係合時にストッパ溝部27aと係合するストッパ突条部26aが形成されていても良い。
このようにストッパ溝部27a及びストッパ突条部26aが形成されていれば、ボス22とピン26との係合状態をより確実に保持すること可能となる。
なお、図示は省略するが、平型配線板10は、その厚さ方向に複数枚重合されてモジュール部品20に取り付けられても良く、その他にも平型配線板10に第1及び第2挿通穴部11,12が複数形成され、モジュール部品20に固定片部21及びボス22が複数備えられてそれぞれにより位置決め固定がなされるようにしても良い。
図6は、この固定構造における他の固定形態を実現する平型配線板と取付部材とを示す斜視図、図7は、これらを固定した場合の図6のB−B´断面図である。なお、以降において、既に説明した部分と重複する説明はなるべく割愛することとする。
この例では平型配線板10Aは、第2挿通穴部12のベース部材20aの取付面29側の周縁部に回路部13を露出させて形成された接触部15を備え、モジュール部品20Aは、ベース部材20aの取付面29のボス22の外周縁部に、モジュール部品20Aが取り付けられる金属製の被取付部材である取付フレーム30の一部を、例えば取付面29と同レベル面で露出させるようにして形成された被接触部31を露出させる開口部25を備え、平型配線板10Aが開口部25において接触部15と被接触部31とが互いに接触した状態でモジュール部品20に固定されている点が、先の例とは相違している。
このような固定構造では、例えば接触部15をアース端子とした場合、被接触部31に確実に接触させながら平型配線板10Aをモジュール部品20Aに固定することができるため、アース(接地)を確実に行うことが可能となる。
図8は、この固定構造における更に他の固定形態を実現する平型配線板と取付部材とを示す斜視図、図9は、これらを固定した場合の図8のC−C´断面図である。
この例では平型配線板10Bは、第2挿通穴部12の中心方向に延び、接触部15の一部を構成する舌片状の舌片接触部15aを備え、モジュール部品20Bは、ボス22の一部に舌片接触部15aが嵌るスリット部22aを備え、取付フレーム30には、ボス22の穴部27と連続する接触穴部32が形成され、平型配線板10Bがピン26とボス22との係合時にピン26により舌片接触部15aが接触穴部32の内周面側へ押し込まれ舌片接触部15aにおける接触部15と接触穴部32の内周面とが接触した状態でモジュール部品20Bに固定されている点が、先の例とは相違している。なお、ここでも上述した接触部15及び被接触部31が互いに接触していると良い。
このような固定構造では、舌片接触部15aを接触穴部32に確実に接触させて平型配線板10Bをモジュール部品20Bに固定することができるため、更に確実にアース(接地)を行うことが可能となる。
なお、上記接触部15等をアース端子以外の接続端子として用い、被接触部31等を他の回路の接続ランドとして用いて両者の接続を図るようにしても何ら問題はない。
図10は、本発明の他の実施形態に係る平型配線板の固定構造を実現する平型配線板と取付部材とを示す斜視図、図11は、これらを固定した場合のD−D´断面図である。
この例の固定構造では平型配線板10Cの第1挿通穴部11が略T字型ではなく矩形直線型に穿設されている点と、モジュール部品20Cのベース部材20aに突起部としてのピン26が形成され固定片部21にピン26と嵌合可能な穴部27が形成されている点とが、先の例の固定構造と相違している。
即ち、先の例の固定構造では固定片部21にピン26が形成されベース部材20aに穴部27を有するボス22が形成されていたが、この例の固定構造ではこれらピン26と穴部27とをそれぞれ逆の発想で固定片部21及びベース部材20aに形成している。
この固定構造においても平型配線板10Cの第1及び第2挿通穴部11,12をモジュール部品20Cの固定片部21及びピン26の形成位置に合わせるようにして平型配線板10Cをベース部材20aの取付面29に取り付け、固定片部21を倒してピン26と穴部27とを係合させるという簡単な作業で平型配線板10Cをモジュール部品20Cに位置決め固定することができる。このため、平型配線板10Cのモジュール部品20Cへの取付作業の作業性を格段に向上させることができる。
その他の効果については、先の例の固定構造と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本発明は、平型配線板をモジュール部品などに取り付けて固定を行う各種の用途に利用できる。
10,10A,10B,10C…平型配線板、11…第1挿通穴部、12…第2挿通穴部、13…回路部、14…絶縁被覆、15…接触部、15a…舌片接触部、20,20A,20B,20C…モジュール部品、20a…ベース部材、21…固定片部、22…ボス、23…対向面、26…ピン、25…開口部、27…穴部、28…ヒンジ部、29…取付面、30…取付フレーム、31…被接触部、32…接触穴部。
Claims (10)
- 回路部を有する平型配線板を樹脂成型部材からなる取付部材に固定してなる平型配線板の固定構造であって、
前記取付部材は、
平面状の取付面及びこの取付面に形成された穴部を有する第1突起部が形成されたベース部材と、
前記ベース部材の取付面からヒンジ部を介して立ち上がり、前記ヒンジ部を中心として折り曲げ自在であると共に、折り曲げ状態で前記第1突起部の穴部と嵌合可能な第2突起部が形成された固定片部とを備え、
前記平型配線板は、
前記固定片部が挿通可能な第1挿通穴部と、前記第1突起部が挿通可能な第2挿通穴部とを備え、
前記平型配線板は、前記取付面に取り付けられたときに前記取付部材に対し前記固定片部の基端側の外周面部と前記第1挿通穴部の内周面部との係合、及び前記第1突起部の外周面部と前記第2挿通穴部の内周面部との係合により前記取付面上で前記取付面方向に位置決めされ、且つ前記固定片部の前記取付面との対向面と前記取付面とで前記平型配線板の厚さ方向に位置決めされている
ことを特徴とする平型配線板の固定構造。 - 前記第1突起部の穴部の内周面には、周方向にストッパ溝部が形成され、
前記第2突起部の外周面には、前記ストッパ溝部と係合するストッパ突条部が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の平型配線板の固定構造。 - 前記平型配線板は、前記第2挿通穴部の前記取付面側の周縁部に前記回路部を露出させて形成された接触部を備え、
前記取付部材は、前記取付面の前記第1突起部の外周縁部に前記取付部材が取り付けられる金属製の被取付部材の一部を被接触部として露出させるための開口部を備え、
前記平型配線板は、
前記開口部において前記接触部及び前記被接触部が互いに接触した状態で前記取付部材に固定されている
ことを特徴とする請求項1又は2記載の平型配線板の固定構造。 - 前記被取付部材は、前記第1突起部の穴部と連続する接触穴部を備え、
前記平型配線板は、前記第2挿通穴部の中心方向に延び、前記接触部の一部を構成する舌片状の舌片接触部を備え、
前記取付部材は、前記第1突起部の一部に前記舌片接触部が嵌るスリット部を備え、
前記平型配線板は、
前記第1突起部及び前記第2突起部の係合時に前記第2突起部により前記舌片接触部が前記接触穴部の内周面側へ押し込まれ前記舌片接触部と前記接触穴部の内周面とが接触した状態で前記取付部材に固定されている
ことを特徴とする請求項3記載の平型配線板の固定構造。 - 前記固定片部は、先端側の幅が基端側の幅よりも小さくなるように形成されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の平型配線板の固定構造。 - 前記取付部材は、前記固定片部及び前記第1突起部を複数備え、
前記平型配線板は、前記第1挿通穴部及び前記第2挿通穴部を複数備えてなる
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の平型配線板の固定構造。 - 前記平型配線板は、前記取付部材に対して前記厚さ方向に複数重合された状態で固定されている
ことを特徴とする請求項1,2,5及び6のいずれか1項記載の平型配線板の固定構造。 - 前記平型配線板は、フレキシブルプリント基板及びフレキシブルフラットケーブルのいずれか1つからなるものである
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の平型配線板の固定構造。 - 前記平型配線板は、リジッド基板からなるものである
ことを特徴とする請求項1〜3及び5〜7のいずれか1項記載の平型配線板の固定構造。 - 回路部を有する平型配線板を樹脂成型部材からなる取付部材に固定してなる平型配線板の固定構造であって、
前記取付部材は、
平面状の取付面及びこの取付面に形成された突起部を有するベース部材と、
前記ベース部材の取付面からヒンジ部を介して立ち上がり、前記ヒンジ部を中心として折り曲げ自在であると共に、折り曲げ状態で前記突起部と嵌合可能な穴部が形成された固定片部とを備え、
前記平型配線板は、
前記固定片部が挿通可能な第1挿通穴部と、前記突起部が挿通可能な第2挿通穴部とを備え、
前記平型配線板は、前記取付面に取り付けられたときに前記取付部材に対し前記固定片部の基端側の外周面部と前記第1挿通穴部の内周面部との係合、及び前記突起部の外周面部と前記第2挿通穴部の内周面部との係合により前記取付面上で前記取付面方向に位置決めされ、且つ前記固定片部の前記取付面との対向面と前記取付面とで前記平型配線板の厚さ方向に位置決めされている
ことを特徴とする平型配線板の固定構造。
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