JP2005228382A - 光ディスク装置及びディスク種別判別方法 - Google Patents

光ディスク装置及びディスク種別判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光ディスクの回転・停止の状態によらず、いつでも正しい種別判別を行う。
【解決手段】 フォカースサーボオン後、システムコントローラ200は外乱発生回路12に周波数fc の外乱信号Nを発生させてフォーカスサーボループに注入させる。一巡した外乱信号成分nはBPF14で取り出され、注入した外乱信号Nとの位相差が測定回路15で測定される。システムコントローラ200は位相差を監視しながら、ゲイン調整回路7のゲインをGmin から徐々に大きくし、設計上の最適な閉ループ位相−周波数特性での周波数fc での位相pc と一致したときのゲイン調整回路7のゲインGz を所定のしきい値GTHと大小判別して、光ディスク1がDVD−video、DVD−ROM、DVD−Rのグループか、DVD−RWか種別判別する。
【選択図】 図3

Description

本発明は光ディスク装置及びディスク種別判別方法に係り、とくにフォーカスサーボ系を利用して種別判別可能とした光ディスク装置及びディスク種別判別方法に関する。
従来から音楽を記録済の光ディスクとしてCD(コンパクトディスク;CD−DAとも呼ばれる)があったが、近年、ユーザが自在に音楽や映像、データを記録可能な追記型の光ディスクであるCD−R、何度でも書き換え可能なCD−RWが登場してプライベートに作成したり、編集したソースやデータも利用できるようになった。更に、高画質の映像を記録済の大容量光ディスクとしてDVD(ディジタルバーサタイルディスク)−Video が実用化されたが、CDの場合と同様、ユーザが自在に音楽や映像、データを記録可能な追記型の光ディスクであるDVD−R、DVD+R、何度でも書き換え可能なDVD−RW、DVD+RWも登場してプライベートに作成したり、編集した大容量のソースやデータも利用できるようになった。
光ディスクの記録や再生を行う光ディスク装置は、これら多種の光ディスクの内、複数種に対応したマルチ型のものが殆んどであり、光ディスクが装填されると、最初に装填された光ディスクの種別を判別して、種別に合致した回路特性の設定や信号処理等を行うようにしている。
光ディスク装置の多くはフォーカスサーボ系を利用してディスク種別判別を行っている。図1に従来の光ディスク装置のフォーカスサーボ系とディスク種別判別回路の構成を示す。1は光ディスク、2は光ディスクを回転させるスピンドルモータである。3は光ディスクにレーザビームを照射し、反射ビームを4分割フォトディテクタで光電変換して受光信号を出力する光ピックアップであり、対物レンズ4を光軸方向へ移動するフォーカスアクチュエータ5を内蔵している。6はヘッドアンプであり、受光信号から内蔵のフォーカスエラー用の演算器6a、RF用の演算器6bなどによりフォーカスエラー信号FE、RF信号等を作成する。7はフォーカスエラー信号FEに対するフォーカスサーボループゲインを調整するためのゲイン調整回路であり、後述するシステムコントローラのゲイン制御に従い安定したフォーカスサーボに必要なゲインが設定される。8はゲイン調整回路でゲイン調整後のフォーカスエラー信号に位相補償を行いフォーカスエラー制御信号として出力する位相補償回路、9はループスイッチ、1 0は駆動回路であり、ループスイッチを介して入力されるフォーカスエラー制御信号に基づき、フォーカスアクチュエータ5を駆動して、対物レンズ4をフォーカスエラーを打ち消す方向へ移動させて対物レンズの焦点を光ディスク1の信号面に合焦した状態に保つ。
光ピックアップ3、演算器6a、ゲイン調整回路7、位相補償回路8、ループスイッチ9、駆動回路10、フォーカスアクチュエータ5によりフォーカスサーボ制御系が構成されるが、光ディスク1の装填後等にフォーカスサーボの引き込みを行うためのフォーカス引き込み回路が付加されている。即ち、光ディスク装置の全体制御を司るシステムコントローラ20が、ループスイッチ9を開にした状態で駆動回路10にフォーカスサーチ信号FS(三角波。図2参照)を入力し、対物レンズ4を一旦光ディスク1から離れる方向へ移動させたあと一定速度で接近させ対物レンズの焦点が信号面と合焦する位置を通過させる(フォーカスサーチ動作)。すると、フォーカスエラー信号FEは焦点が信号面に合焦する前後でS字状に変化し(Sカーブと呼ばれる)、RF信号は台形状に変化する(図2参照)。11はこれら2つからフォーカスエラー信号FEがゼロクロスしたタイミングを検出して、ハイレベルの合焦検出信号OF(図2参照)を出力する合焦検出回路であり、システムコントローラ20は合焦検出信号OFが入力されると、フォーカスサーチ信号を停止し、ループスイッチ9を閉じることでフォーカスサーボをオンする。このあと、システムコントローラ20は事前に判別しておいた光ディスク1の種別に応じて、ゲイン調整回路7を制御して安定したフォーカスサーボを実行できるゲインに調整する。
システムコントローラ20による光ディスク1の種別判別は、従来、光ディスク1の種類によって反射率が異なり、フォーカスサーチ動作をさせたときのフォーカスエラー信号FEのSカーブのピーク電圧値Vpに差が有ることを利用していた。例えば、DVD−video、DVD−ROM、DVD−Rは45〜85%、DVD−RWは18〜30%なので、システムコントローラ20はDVD−video、DVD−ROM、DVD−RのグループとDVD−RWのいずれであるか種別判別したい場合、フォーカスサーボをオフしたままフォーカスサーチ動作させたときのフォーカスエラー信号FEのSカーブのピーク電圧値Vpを読み取り、例えば、反射率37.5%に相当するしきい値と比較することで、しきい値よりVpが大きければDVD−video、DVD−ROM、DVD−Rのグループ、小さければDVD−RWと判別できる。
ところで、光ディスク1が装填されると、スピンドルモータ2が立ち上がって回転を始めるタイプの場合、種別判別のためのフォーカスサーチ動作中、面振れ速度の大きいタイミングでSカーブのピークが生じることがある。すると、見掛け上、フォーカスサーチ速度が上がり、Sカーブの周波数成分が高くなってフォーカスエラー用の演算器6aの動作帯域から外れるなどしてVpが低くなってしまい、正しいピーク電圧値を測定できない場合が起きるという問題があった。
特開2003−217137号公報 特開2003−331434号公報
本発明は上記した従来技術の問題に鑑み、光ディスクの回転・停止の状態によらず、いつでも正しい種別判別を行うことのできる光ディスク装置及びディスク種別判別方法を提供することを、その目的とする。
本発明の光ディスク装置は、フォーカスサーボ系がゲイン調整回路を含み、フォーカスサーボオン状態で、フォーカスサーボループの1箇所から所定の一定周波数の外乱信号を注入し、注入した外乱信号とループを一巡した外乱成分との位相差が所望のループゲイン−周波数特性に対応する値となるまでゲイン調整手段のゲインを調整するフォーカスサーボループ特性制御手段と、フォーカスサーボループ特性制御手段が調整後のゲイン調整手段のゲインを所定のしきい値と大小判別してディスク種別判別する判別手段と、を備えたことを特徴としている。
また、他の光ディスク装置では、フォーカスサーボ系がゲイン調整回路を含み、フォーカスサーボオン状態で、フォーカスサーボループの1箇所から所定の一定周波数の外乱信号を注入し、注入した外乱信号とループを一巡した外乱成分との振幅比が所望のループゲイン−周波数特性に対応する値となるまで前記ゲイン調整手段のゲインを調整するフォーカスサーボループ特性制御手段と、フォーカスサーボループ特性制御手段が調整後のゲイン調整手段のゲインを所定のしきい値と大小判別してディスク種別判別する判別手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の光ディスク種別判別方法は、フォーカスサーボ系がゲイン調整回路を含み、フォーカスサーボオン状態で、フォーカスサーボループの1箇所から所定の一定周波数の外乱信号を注入し、注入した外乱信号とループを一巡した外乱成分との位相差が所望のループゲイン−周波数特性に対応する値となるまで前記ゲイン調整手段のゲインを調整し、調整後のゲイン調整手段のゲインを所定のしきい値と大小判別してディスク種別判別すること、を特徴としている。
また、他の光ディスク種別判別方法では、フォーカスサーボ系がゲイン調整回路を含み、フォーカスサーボオン状態で、フォーカスサーボループの1箇所から所定の一定周波数の外乱信号を注入し、注入した外乱信号とループを一巡した外乱成分との振幅比が所望のループゲイン−周波数特性に対応する値となるまで前記ゲイン調整手段のゲインを調整し、調整後のゲイン調整手段のゲインを所定のしきい値と大小判別してディスク種別判別すること、を特徴としている。
フォーカスサーボ系には位相補償回路を含めても良く、また、AGC回路を含めても良い。
本発明によれば、フォーカスサーボオン状態で、光ディスクの反射率の相違に応じて調整されるループゲインの調整量に基づいて種別判別するので、例え光ディスクが回転していても面振れの影響を受けることなく、停止している場合と同様に正しく判別可能となる。
ゲイン調整回路をディジタル制御可能なタイプとし、正確な調整量が判るようにした。
図3は本発明の1つの実施例に係る光ディスク装置のフォーカスサーボ系とディスク種別判別回路の構成を示し、図1と同様の構成部分には同一の符号を付す。図3の装置は、DVD−video、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RWの光ディスクの記録・再生が可能とする。
7はフォーカスエラー信号FEに対するフォーカスサーボループゲインを調整するためのゲイン調整回路であり、後述するシステムコントローラのディジタルゲイン制御に従い安定したフォーカスサーボに必要なゲインが設定される。このゲイン調整回路7はゲイン調整用レジスタ7aを有しており、該ゲイン調整用レジスタ7aに設定されたゲインデータに従いゲインを可変する。ゲイン調整回路7のゲインを増減したとき、フォーカスサーボループの閉ループゲイン−周波数特性は図4(1)の矢印A、Bの如くサーボ帯域が変化し、閉ループ位相−周波数特性は図4(2)の矢印C、Dの如く変化するようになっている。なお、図4(1)の二点鎖線aはフォーカスサーボが安定して働くために必要な設計上の最適な閉ループゲイン−周波数特性、図4(2)の二点鎖線bは閉ループゲイン−周波数特性が二点鎖線aのときの閉ループ位相−周波数特性であるとし、これらはゲイン調整回路7のゲインを或る値(光ディスクの種類によって異なる)にしたときに具現するものとする。
12はゲイン調整用の外乱信号を発生する外乱発生器であり、フォーカスサーボループの設計上の最適な閉ループゲイン−周波数特性(図4(1)の二点鎖線a参照)でのカットオフ周波数fc の周波数の外乱信号Nを発生する。13はゲイン調整回路7の前段に設けられて、外乱信号Nをフォーカスループに注入するための加算器、14はフォーカスエラー信号FEからループを一巡した外乱信号成分nを取り出すBPF(帯域通過フィルタ)、15は注入した外乱信号Nと一巡した外乱信号成分nとの位相差を測定する測定回路である。システムコントローラ200はフォーカスサーボオン状態で、測定回路15の測定した位相差が予め定められた所定値となるようにフォーカスサーボループゲインを調整する制御をしながら光ディスク1の種別判別処理を実行する。
図3の他の構成部分は図1と全く同様に構成されている。
図5はシステムコントローラ200によるフォーカスサーボ立ち上げとディスク種別判別処理を示すフローチャートであり、以下、この図を用いてこの実施例のディスク種別判別動作を説明する。
(1)初期設定とフォーカスサーボ立ち上げ
DVD−video、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RWの内、1つの光ディスク1を装填すると、システムコントローラ200はまずスピンドルモータ2を立ち上げて回転を開始させ(ステップS1。スピンドルモータ2は最終的に図示しない回転制御回路により速度一定制御される)、ループスイッチ9を開とし(ステップS2)、ゲイン調整回路7のゲイン調整用レジスタ7aに基準となる一番小さいゲインGmin に対応するゲインデータを設定しておく(ステップS3)。そして、フォーカスサーボ引き込み制御をし、フォーカスサーボをオンしてフォーカスサーボを立ち上げる(ステップS4)。具体的にはループスイッチ9が開状態で駆動回路10にフォーカスサーチ信号を入力し、対物レンズ4を一旦光ディスク1から離れる方向へ移動させたあと一定速度で接近させ対物レンズの焦点が信号面と合焦する位置を通過させる(フォーカスサーチ動作)。そして、合焦検出回路11から合焦検出信号FOが入力されるとフォーカスサーチ信号FSを停止し、ループスイッチ9を閉じる。このときの閉ループゲイン−周波数特性は図4(1)の一点鎖線a0 、閉ループ位相−周波数特性は図4(2)の一点鎖線b0 の如くなったとする。
(2)ループゲイン調整とディスク種別判別
仮にゲイン調整回路7のゲインを固定したとき、光ディスク1の信号面の反射率の相違により、フォーカスサーボオン時の閉ループゲイン−周波数特性は変わるが、光ディスクの反射率の相違に応じて調整されるループゲインの調整量に基づいて種別判別するので、例え光ディスクが回転していても面振れの影響を受けることなく、停止している場合と同様に正しく判別可能となる。
フォカースサーボオン後、システムコントローラ200は外乱発生回路12を稼動させて周波数fc の外乱信号Nを加算器13のポイントからフォーカスサーボループに注入させる(ステップS5)。この外乱信号Nはループを一巡し、BPF14により外乱信号成分nとして取り出され、注入した外乱信号Nとの位相差(位相遅れ)が測定回路15で測定され、位相差データがシステムコントローラ200に入力される(ステップS6)。位相差データは図4(2)のp0 となる。システムコントローラ200は位相差を監視しながら、ゲイン調整回路7に設定するゲインをGmin から徐々に大きくしていき、設計上の最適な閉ループ位相−周波数特性での周波数fc での位相pc と一致させる(ステップS7、S8、S6の繰り返し。図4(2)参照)。すると、周波数fc での閉ループゲインは自動的に最適値gc となり、閉ループゲイン−周波数特性が最適化される(図4(1)の実線a参照)。このとき、ゲイン調整回路7の調整後のゲインをGz とする。
DVD−video、DVD−ROM、DVD−Rは信号面の反射率が比較的大きいので、Gz は比較的小さく、DVD−RWは信号面の反射率が比較的小さいのでGz は比較的大きくなる。よって、予めばらつきを考慮し、光ディスク1がDVD−video、DVD−ROM、DVD−RのときにGz の取り得る最大値gmax とDVD−RWのときにGz の取り得る最小値gmin の中間に所定のしきい値GTH(例えばGTH=(gmax +gmin )/2)を設定しておき、Gz をしきい値GTHと大小判別することで、光ディスク1がDVD−video、DVD−ROM、DVD−Rのグループか、DVD−RWか種別判別する(ステップS9、S10、S11)。そして、外乱発生回路12を停止させる(ステップS12)。
判別結果に基づき、システムコントローラ200は各部を制御して光ディスク1の種別に適した記録または再生動作を行わせることができる。
実施例1によれば、光ディスク1の回転で面振れが起きていても、閉ループゲイン−周波数特性は面振れが起きていないときと変わらないため、フォーカスサーボオン状態で調整したループゲインの調整量が光ディスクの種別に対応する。従って、ゲイン調整回路の調整後のゲインを所定のしきい値と大小判別することにより、光ディスク1が回転していても面振れの影響を受けることなく、停止している場合と同様に正しく種別判別可能となる。しかも、フォーカスサーボループのゲイン調整しながら種別判別できるので、記録または再生開始までの所要時間を短縮することもできる。
図6は本発明の他の実施例に係る光ディスク装置のフォーカスサーボ系とディスク種別判別回路の構成を示し、図4と同様の構成部分には同一の符号を付す。図6の装置は、DVD−video、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RWの光ディスクの記録・再生が可能とする。
150は注入した外乱信号Nと一巡した外乱信号成分nとの振幅差を測定する測定回路である。システムコントローラ201はフォーカスサーボオン状態で、測定回路150の測定した振幅比が所定値となるようにフォーカスサーボループゲインを調整する制御をしながら光ディスク1の種別判別処理を実行する。
図6の他の構成部分は図3と全く同様に構成されている。
図7はシステムコントローラ201によるフォーカスサーボ立ち上げとディスク種別判別処理を示すフローチャートであり、以下、この図を用いてこの実施例のディスク種別判別動作を説明する。
(1)初期設定とフォーカスサーボ立ち上げ
DVD−video、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RWの内、1つの光ディスク1を装填すると、システムコントローラ201はまずスピンドルモータ2を立ち上げて回転を開始させ、ループスイッチ9を開とし、ゲイン調整回路7のゲイン調整用レジスタ7aに基準となる一番小さいゲインGmin に対応するゲインデータを設定しておく(ステップS1〜S3)。そして、フォーカスサーボ引き込み制御をし、フォーカスサーボをオンする(ステップS4)。このときの閉ループゲイン−周波数特性は図8の一点鎖線d0 の如くなったとする。
(2)ループゲイン調整とディスク種別判別
仮にゲイン調整回路7のゲインを固定したとき、光ディスク1の信号面の反射率の相違により、フォーカスサーボオン時の閉ループゲイン−周波数特性は変わるが、光ディスクの反射率の相違に応じて調整されるループゲインの調整量に基づいて種別判別するので、例え光ディスクが回転していても面振れの影響を受けることなく、停止している場合と同様に正しく判別可能となる。
フォカースサーボオン後、システムコントローラ201は外乱発生回路12を稼動させて周波数fc の外乱信号Nを加算器13のポイントからフォーカスサーボループに注入させる(ステップS5)。この外乱信号Nはループを一巡し、BPF14により外乱信号成分nとして取り出され、注入した外乱信号Nとの振幅比が測定回路150で測定され、振幅比データがシステムコントローラ201に入力される(ステップS6´)。システムコントローラ201は振幅比を監視しながら、ゲイン調整回路7に設定するゲインをGmin から徐々に大きくしていき、設計上の最適な閉ループゲイン−周波数特性(図8の二点鎖線dに示す特性とする)での周波数fc での最適なゲインgc に一致させる(ステップS7´、S8、S6´の繰り返し)。このとき、ゲイン調整回路7の調整終了後のゲインをGz とする。
予めばらつきを考慮し、光ディスク1がDVD−video、DVD−ROM、DVD−RのときにGz の取り得る最大値gmax とDVD−RWのときにGz の取り得る最小値gmin の中間に所定のしきい値GTH(例えばGTH=(gmax +gmin )/2)を設定しておき、Gz をしきい値GTHと大小判別することで、光ディスク1がDVD−video、DVD−ROM、DVD−Rのグループか、DVD−RWか種別判別する(ステップS9、S10、S11)。そして、外乱発生回路12を停止させる(ステップS12)。
実施例2によれば、光ディスク1の回転で面振れが起きていても、閉ループゲイン−周波数特性は面振れが起きていないときと変わらないため、フォーカスサーボオン状態で調整したループゲインの調整量が光ディスク1の種別に対応する。従って、ゲイン調整回路7の調整後のゲインを所定のしきい値と大小判別することにより、光ディスク1が回転していても面振れの影響を受けることなく、停止している場合と同様に正しく種別判別可能となる。しかも、フォーカスサーボループのゲイン調整しながら種別判別できるので、記録または再生開始までの所要時間を短縮することもできる。
上記した実施例1、2では光ディスク装置はDVD−video、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RWの記録・再生が可能とした場合を例に挙げたが、これと異なり、CD−DA、CD−R、CD−RWの記録・再生が可能とした場合には、ばらつきを考慮し、光ディスクがCD−DA、CD−Rのときにゲイン調整後のゲイン調整回路のゲインGz の取り得る最大値gmax とCD−RWのときにGの取り得る最小値gmin の中間にしきい値GTHを設定しておけば、図5、図7と同様の処理でゲイン調整とディスク種別判別ができる。
また、フォーカスサーボ系にフォーカスエラー信号の振幅変動を抑制するAGC回路を設けても良い。
本発明は、各種の光ディスク記録装置、光ディスク再生装置、光ディスク記録・再生装置に適用できる。
従来の光ディスク装置のフォーカスサーボ系とディスク種別判別回路の構成を示すブロック図である。 フォーカス引き込み動作を説明する線図である。 本発明に係る光ディスク装置のフォーカスサーボ系とディスク種別判別回路の構成を示すブロック図である(実施例1)。 フォーカスサーボ系の閉ループゲイン特性と閉ループ位相特性を示す線図である。 図3のシステムコントローラによるフォーカスサーボ立ち上げとディスク種別判別処理を示すフローチャートである。 本発明に係る光ディスク装置のフォーカスサーボ系とディスク種別判別回路の構成を示すブロック図である(実施例2)。 図6のシステムコントローラによるフォーカスサーボ立ち上げとディスク種別判別処理を示すフローチャートである。 フォーカスサーボ系の閉ループゲイン特性を示す線図である。
符号の説明
1 光ディスク 2 スピンドルモータ
3 光ピックアップ 4 対物レンズ
5 フォーカスアクチュエータ 6 ヘッドアンプ
7 ゲイン調整回路 7a ゲイン調整用レジスタ
8 位相補償回路 9 ループスイッチ
10 駆動回路 11 合焦検出回路
12 外乱発生回路 13 加算器
14 BPF(帯域通過フィルタ) 15、150 測定回路
200、201 システムコントローラ

Claims (4)

  1. 光ディスクに対物レンズを介してレーザビームを照射し、その反射ビームを受光して、光電変換して出力する光検出手段と、光検出手段に設けられて対物レンズを光軸方向に移動可能するフォーカスアクチュエータと、光検出手段の出力よりフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号検出手段と、フォーカスエラー信号に対するゲインを調整するゲイン調整手段と、ゲイン調整手段の出力側に設けられてフォーカスアクチュエータを駆動し、フォーカスエラーを打ち消す方向に対物レンズを移動させる駆動手段とを含むフォーカスサーボ系と、フォーカスサーボオフ状態でフォーカスサーチ信号を駆動手段に入力し、対物レンズを一定速度で上下させたときに得られるフォーカスエラー信号が合焦状態を示したときにフォーカスサーボをオンするフォーカスサーボ引き込み手段と、を備えた光ディスク装置において、
    フォーカスサーボオン状態で、フォーカスサーボループの1箇所から所定の一定周波数の外乱信号を注入し、注入した外乱信号とループを一巡した外乱成分との位相差が所望のループゲイン−周波数特性に対応する値となるまで前記ゲイン調整手段のゲインを調整するフォーカスサーボループ特性制御手段と、
    フォーカスサーボループ特性制御手段が調整後のゲイン調整手段のゲインを所定のしきい値と大小判別してディスク種別判別する判別手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ディスクに対物レンズを介してレーザビームを照射し、その反射ビームを受光して、光電変換して出力する光検出手段と、光検出手段に設けられて対物レンズを光軸方向に移動可能するフォーカスアクチュエータと、光検出手段の出力よりフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号検出手段と、フォーカスエラー信号に対するゲインを調整するゲイン調整手段と、ゲイン調整手段の出力側に設けられてフォーカスアクチュエータを駆動し、フォーカスエラーを打ち消す方向に対物レンズを移動させる駆動手段とを含むフォーカスサーボ系と、フォーカスサーボオフ状態でフォーカスサーチ信号を駆動手段に入力し、対物レンズを一定速度で上下させたときに得られるフォーカスエラー信号が合焦状態を示したときにフォーカスサーボをオンするフォーカスサーボ引き込み手段と、を備えた光ディスク装置において、
    フォーカスサーボオン状態で、フォーカスサーボループの1箇所から所定の一定周波数の外乱信号を注入し、注入した外乱信号とループを一巡した外乱成分との振幅比が所望のループゲイン−周波数特性に対応する値となるまで前記ゲイン調整手段のゲインを調整するフォーカスサーボループ特性制御手段と、
    フォーカスサーボループ特性制御手段が調整後のゲイン調整手段のゲインを所定のしきい値と大小判別してディスク種別判別する判別手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 光ディスクに対物レンズを介してレーザビームを照射し、その反射ビームを受光して、光電変換して出力する光検出手段と、光検出手段に設けられて対物レンズを光軸方向に移動可能するフォーカスアクチュエータと、光検出手段の出力よりフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号検出手段と、フォーカスエラー信号に対するゲインを調整するゲイン調整手段と、ゲイン調整手段の出力側に設けられてフォーカスアクチュエータを駆動し、フォーカスエラーを打ち消す方向に対物レンズを移動させる駆動手段とを含むフォーカスサーボ系と、フォーカスサーボオフ状態でフォーカスサーチ信号を駆動手段に入力し、対物レンズを一定速度で上下させたときに得られるフォーカスエラー信号が合焦状態を示したときにフォーカスサーボをオンするフォーカスサーボ引き込み手段と、を備えた光ディスク装置において、
    フォーカスサーボオン状態で、フォーカスサーボループの1箇所から所定の一定周波数の外乱信号を注入し、
    注入した外乱信号とループを一巡した外乱成分との位相差が所望のループゲイン−周波数特性に対応する値となるまで前記ゲイン調整手段のゲインを調整し、
    調整後のゲイン調整手段のゲインを所定のしきい値と大小判別してディスク種別判別すること、
    を特徴とするディスク種別判別方法。
  4. 光ディスクに対物レンズを介してレーザビームを照射し、その反射ビームを受光して、光電変換して出力する光検出手段と、光検出手段に設けられて対物レンズを光軸方向に移動可能するフォーカスアクチュエータと、光検出手段の出力よりフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号検出手段と、フォーカスエラー信号に対するゲインを調整するゲイン調整手段と、ゲイン調整手段の出力側に設けられてフォーカスアクチュエータを駆動し、フォーカスエラーを打ち消す方向に対物レンズを移動させる駆動手段とを含むフォーカスサーボ系と、フォーカスサーボオフ状態でフォーカスサーチ信号を駆動手段に入力し、対物レンズを一定速度で上下させたときに得られるフォーカスエラー信号が合焦状態を示したときにフォーカスサーボをオンするフォーカスサーボ引き込み手段と、を備えた光ディスク装置において、
    フォーカスサーボオン状態で、フォーカスサーボループの1箇所から所定の一定周波数の外乱信号を注入し、
    注入した外乱信号とループを一巡した外乱成分との振幅比が所望のループゲイン−周波数特性に対応する値となるまで前記ゲイン調整手段のゲインを調整し、
    調整後のゲイン調整手段のゲインを所定のしきい値と大小判別してディスク種別判別すること、
    を特徴とするディスク種別判別方法。
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