JP2005227740A - 投射型表示装置 - Google Patents

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雄二 間辺
Atsushi Sekine
淳 関根
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Abstract

【課題】色分解光学系と色合成光学系を同じ平面上に構成し、小型化した投射型
表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】光源から射出される光源光を第1色光、第2色光、第3色光に色分
解する色分解光学系と、偏光ビームスプリッタで検光されたライトバルブで変調
された各色光を色合成する色合成光学系とを有する投射型表示装置において、前
記色分解光学系は、第1ダイクロイックミラーと、前記第1ダイクロイックミラ
ーと平行ではない向きに配置される第2ダイクロイックミラーとを有し、前記第
1ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーとは前記光源から前記
反射型ライトバルブまでの前記各色光の光路長が同じになるように配置され、前
記色合成光学系は、断面形状の異なる実質的に三角形柱形状のプリズムの第1、
第2、第3プリズムから構成される複合プリズムで構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は投射型表示装置に関するものである。
従来、光源からの光を3色の光に色分解し、各色毎に配置された3つの偏光ビームスプリッタを介してライトバルブに照射し、色合成系として3つの三角柱プリズムから構成される複合プリズムを使用する投射型表示装置が知れている。(特許文献1)
光源から射出した光は、色分解光学系であるクロスダイクロイックミラーで赤(R)色、緑(G)色、青(B)色の三色に分解される。色分解された各色光は、クロスダイクロイックミラーからそれぞれの方向に射出した色分解された各色光は、偏向ミラーで光軸を90度偏向して、各色光はそれぞれ略平行な光になり上方に進む。各色光は各色光毎に配置された偏光ビームスプリッタに入射して偏光分離され、偏光分離膜を透過した偏光の光は、各色光毎に配置された反射型ライトバルブに入射する。反射型ライトバルブで変調された光は反射、射出し、再度偏光ビームスプリッタに入射する。入射した光は、偏光ビームスプリッタで検光され、偏光分離膜で反射した光が、色合成光学系に入射する。色合成光学系は、異なった形状の3つの三角プリズムで構成され、各色光の光が色合成される。色合成された光は投射レンズでスクリーン上に投射される。
このように構成された投射型表示装置は、色合成系としてクロスダイクロイックプリズムを使用していないので、クロスダイクロイックプリズムの中心部の接着剤部分が投射像に投射され、投射像の一部の画質が低下するのを防ぐことができる。
特開平10−39771号公報
このような構成の投射型表示装置では、色分解光学系の上部に色構成光学系が構成されているため、装置全体が大型になってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、色分解光学系と色合成光学系を同じ平面上に構成し、小型化した投射型表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、光源から射出される光を第1色光と第2色光との混合光と第3色光とに色分解する第1ダイクロイックミラーと前記第1ダイクロイックミラーと非平行に配置され、前記混合光を第1色光と第2色光とに色分解する第2ダイクロイックミラーとを有する色分解光学系と、各色光毎に配置される反射型ライトバルブと、前記色分解された第1色光、第2色光、第3色光を偏光分離して、前記反射型ライトバルブに入射し、前記反射型ライトバルブを射出した光を検光する各色光毎に配置される偏光ビームスプリッタと、実質的に三角柱形状の第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムを有し、前記第1プリズムと前記第2プリズムとを前記第1色光を透過し、前記第2色光を反射する特性を有する第1ダイクロイック膜を介して接合し、前記第2プリズムと前記第3プリズムとを前記第3光を反射し、前記第1色光と前記第2色光を透過する特性を有する第2ダイクロイック膜を介して接合し、前記第1プリズムに入射した前記第1色光の検光光と、前記第2プリズムに入射した第2色光の検光光とを前記第1ダイクロイック膜で色合成し、前記第1色光と前記第2色光との検光光の合成光と、前記第3プリズムに入射した第3色光の検光光とを前記第2ダイクロイック膜で色合成する色合成光学系と、前記色合成された光を投射する投射レンズとを有し、前記光源から前記反射型ライトバルブまでの各色光の光路長は等しいことを特徴とする投射型表示装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、前記第3プリズムに入射した第3色光の検光光は第3プリズムの側面で全反射された後、前記第2ダイクロイック膜で前記第1色光、第2色光の検光光の合成光と色合成されることを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項3に記載の発明は、前記第1ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーとの間の光路に配置され、前記光源から前記第1色光用の反射型ライトバルブまでの光路長と、前記光源から前記第2色光用の反射型ライトバルブまでの光路長とを等しくする少なくとも1枚の偏向ミラーと、前記第1ダイクロイックミラーと前記第3色光用の偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置され、前記光源から前記第3色光用の反射型ライトバルブまでの光路長を、前記光源から前記第1色光用の反射型ライトバルブまでの光路長と等しくする少なくとも2枚の偏向ミラーとを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項4に記載の発明は、前記第1ダイクロイックミラーと前記第3色光用の偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置された少なくとも2枚の偏向ミラーのうち少なくとも1枚は、前記色合成光学系の近傍に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項5に記載の発明は、前記第1ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーとの間の光路に配置された第1フィールドレンズと、前記第1ダイクロイックミラーと前記第3光用に配置された偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置された第2フィールドレンズとを有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項6に記載の発明は、光源から射出される光を第1色光と第2色光との混合光と第3色光とに色分解する第1ダイクロイックミラーと前記第1ダイクロイックミラーと非平行に配置され、前記混合光を第1色光と第2色光とに色分解する第2ダイクロイックミラーとを有する色分解光学系と、前記各色光毎に配置されるライトバルブと、実質的に三角柱形状の第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムを有し、前記第1プリズムと前記第2プリズムとを前記第1色光を透過し、前記第2色光を反射する特性を有する第1ダイクロイック膜を介して接合し、前記第2プリズムと前記第3プリズムとを前記第3光を反射し、前記第1色光と前記第2色光を透過する特性を有する第2ダイクロイック膜を介して接合され、前記第1プリズムに入射した前記第1色光と、前記第2プリズムに入射した第2色光とは前記第1ダイクロイック膜で色合成され、前記第1色光と前記第2色光との合成光と、前記第3プリズムに入射した第3色光とは前記第2ダイクロイック膜で色合成する色合成光学系と、前記色合成された光を投射する投射レンズとを有し、前記光源から前記ライトバルブまでの各色光の光路長は等しいことを特徴とする投射型表示装置を提供する。
請求項7に記載の発明は、前記第3プリズムに入射した第3色光の検光光は第3プリズムの側面で全反射された後、前記第2ダイクロイック膜で前記第1色光、第2色光の検光光の合成光と色合成されることを特徴とする請求項6に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項8に記載の発明は、前記第1ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーとの間の光路に配置され、前記光源から前記第1色光用のライトバルブまでの光路長と、前記光源から前記第2色光用のライトバルブまでの光路長とを等しくする少なくとも1枚の偏向ミラーと、前記第1ダイクロイックミラーと前記第3色光用のライトバルブとの間の光路に配置され、前記光源から前記第3色光用のライトバルブまでの光路長を、前記光源から前記第1色光用のライトバルブまでの光路長と等しくする少なくとも2枚の偏向ミラーとを有すること を特徴とする請求項6または請求項7に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項9に記載の発明は、前記第1ダイクロイックミラーと前記第3色光用のライトバルブとの間の光路に配置された少なくとも2枚の偏向ミラーのうち少なくとも1枚は、前記色合成光学系の近傍に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項10に記載の発明は、前記第1ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーとの間の光路に配置された第1フィールドレンズと、前記第1ダイクロイックミラーと前記第3光用のライトバルブとの間の光路に配置された第2フィールドレンズとを有することを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項11に記載の発明は、光源から射出される光のうち第1色光と第2色光を反射し、第3色光を透過する特性を有する第1ダイクロイックミラーと、前記第3色光を反射し、前記第1色光と前記第2色光を透過する特性を有する第2ダイクロイックミラーとを互いに直交して配置し、前記光源からの光を前記第1色光と前記第2色光の混合光と、前記第3色光とに色分解するクロスダイクロイクミラーと、前記クロスダイクロイックミラーで色分解された前記混合光を前記第1色光と前記第2色光とに色分解する第3ダイクロイックミラーと、各色光毎に配置される反射型ライトバルブと、前記色分解された第1色光、第2色光、第3色光を偏光分離して、前記反射型ライトバルブに入射し、前記反射型ライトバルブを射出した光を検光する各色光毎に配置される偏光ビームスプリッタと、実質的に三角柱形状の第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムを有し、前記第1プリズムと前記第2プリズムとを前記第1色光を透過し、前記第2色光を反射する特性を有する第1ダイクロイック膜を介して接合し、前記第2プリズムと前記第3プリズムとを前記第3光を反射し、前記第1色光と前記第2色光を透過する特性を有する第2ダイクロイック膜を介して接合され、前記第1プリズムに入射した前記第1色光の検光光と、前記第2プリズムに入射した第2色光の検光光とは前記第1ダイクロイック膜で色合成され、前記第1色光と前記第2色光との検光光の合成光と、前記第3プリズムに入射した第3色光の検光光とは前記第2ダイクロイック膜で色合成する色合成光学系と、前記色合成された光を投射する投射レンズとを有し、前記光源から前記反射型ライトバルブまでの各色光の光路長は等しいことを特徴とする投射型表示装置を提供する。
請求項12に前記第3プリズムに入射した第3色光の検光光は前記第3プリズムの側面で全反射された後、前記第2ダイクロイック膜で前記第1色光、前記第2色光の検光光の合成光と色合成されること、を特徴とする請求項11に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項13に記載の発明は、前記クロスダイクロイックミラーと前記第3ダイクロイックミラーとの間の光路に配置され、前記光源から前記第1色光用の反射型ライトバルブまでの光路長と、前記光源から前記第2色光用の反射型ライトバルブまでの光路長とを等しくする少なくとも1枚の偏向ミラーと、前記クロスダイクロイックミラーと前記第3色光用の偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置され、前記光源から前記第3色光用の反射型ライトバルブまでの光路長を、前記光源から前記第1色光用の反射型ライトバルブまでの光路長と等しくする少なくとも2枚の偏向ミラーとを有することを特徴とする請求項12に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項14に記載の投射型表示装置は、前記第1ダイクロイックミラーと前記第3色光用の偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置された少なくとも2枚の偏向ミラーのうち少なくとも1枚は、前記色合成光学系の近傍に配置されていることを特徴とする請求項13に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項15に記載の発明は、前記各色光毎に配置された偏光ビームスプリッタは、断面形状が直角二等辺三角形の2つの三角柱プリズムを有し、前記色分解された各色光の光束の中心の光は、前記偏光ビームスプリッタの入射面に垂直に入射することを特徴とする請求項14に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項16に記載の発明は、前記各色光毎に配置された偏光ビームスプリッタは、断面形状が直角と45度より大きな角とを有する2個の直角三角形である三角柱プリズムを有し、前記色分解された各色光の光束の中心の光は、前記偏光ビームスプリッタの偏光分離部に対して45度より大きな角で入射すること を特徴とする請求項14に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項17に記載の発明は、前記各色光毎に配置された偏光ビームスプリッタは、断面形状が二等辺三角形である2個の三角柱プリズムを有し、前記色分解された各色光の光束の中心の光は、前記偏光ビームスプリッタの入射面に垂直に入射し、前記反射型ライトバルブへ射出する射出光の光束の中心の光は、射出面に垂直であることを特徴とする請求項14に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項18に記載の発明は、前記色分解された各色光の光軸は、前記偏光ビームスプリッタの偏光分離部へ45度を越える入射角度で入射することを特徴とする請求項17に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項19に記載の発明は、前記クロスダイクロイックミラーに入射する光源からの光束の中心の光は、前記各色光用に配置された偏光ビームスプリッタと前記第1ダイクロイック膜と前記第2ダイクロイック膜とに入射する光束の中心の光を含む平面に平行であることを特徴とする請求項11から請求項18のいずれか1項に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項20に記載の発明は、前記クロスダイクロイックミラーに入射する光源からの光束の中心の光は、前記各色光用に配置された偏光ビームスプリッタと前記第1ダイクロイック膜と前記第2ダイクロイック膜とに入射する光束の中心の光を含む平面に垂直であることを特徴とする請求項11から請求項18のいずれか1項に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項21に記載の発明は、前記クロスダイクロイックミラーと前記第3ダイクロイックミラーとの間の光路に配置され、前記光源から前記第1色光用の反射型ライトバルブまでの光路長と、前記光源から前記第2色光用の反射型ライトバルブまでの光路長とを等しくする2枚の偏向ミラーと、 前記クロスダイクロイックミラーと前記第3色光用の偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置され、前記光源から前記第3色光用の反射型ライトバルブまでの光路長を、前記光源から前記第1色光用の反射型ライトバルブまでの光路長と等しくする2枚の偏向ミラーとを有することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項22に記載の発明は、前記クロスダイクロイックミラーで色分解された第1色光と第2色光との混合光は、前記クロスダイクロイックミラーと前記第3色用の偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置された2枚の偏向ミラーによって180度偏向されることを特徴とする請求項21に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項23に記載の発明は、光源から射出される光のうち第1色光と第2色光を反射し、第3色光を透過する特性を有する第1ダイクロイックミラーと、前記第3色光を反射し、前記第1色光と前記第2色光を透過する特性を有する第2ダイクロイックミラーとを互いに直交して配置し、前記光源からの光を前記第1色光と前記第2色光の混合光と、前記第3色光とに色分解するクロスダイクロイクミラーと、前記クロスダイクロイックミラーで色分解された前記混合光を前記第1色光と前記第2色光とに色分解する第3ダイクロイックミラーと、前記各色光毎に配置されるライトバルブと、実質的に三角柱形状の第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムを有し、前記第1プリズムと前記第2プリズムとを前記第1色光を透過し、前記第2色光を反射する特性を有する第1ダイクロイック膜を介して接合し、前記第2プリズムと前記第3プリズムとを前記第3光を反射し、前記第1色光と前記第2色光を透過する特性を有する第2ダイクロイック膜を介して接合され、前記第1プリズムに入射した前記第1色光と、前記第2プリズムに入射した第2色光とは前記第1ダイクロイック膜で色合成され、前記第1色光と前記第2色光との合成光と、前記第3プリズムに入射した第3色光とは前記第2ダイクロイック膜で色合成する色合成光学系と、前記色合成された光を投射する投射レンズとを有し、前記光源から前記ライトバルブまでの各色光の光路長は等しいことを特徴とする投射型表示装置を提供する。
請求項24に記載の発明は、前記クロスダイクロイックミラーと前記第3ダイクロイックミラーとの間の光路に配置され、前記光源から前記第1色光用のライトバルブまでの光路長と、前記光源から前記第2色光用のライトバルブまでの光路長とを等しくする少なくとも1枚の偏向ミラーと、前記クロスダイクロイックミラーと前記第3色光用のライトバルブとの間の光路に配置され、前記光源から前記第3色光用のライトバルブまでの光路長を、前記光源から前記第1色光用のライトバルブまでの光路長と等しくする少なくとも2枚の偏向ミラーとを有することを特徴とする請求項23に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項25に記載の発明は、前記第1ダイクロイックミラーと前記第3色光用のライトバルブとの間の光路に配置された少なくとも2枚の偏向ミラーのうち少なくとも1枚は、前記色合成光学系の近傍に配置されていることを特徴とする請求項24に記載の投射型表示装置を提供する。
請求項26に記載の発明は、前記第3プリズムの最小の頂角は、23度から28度の間の角度であることを特徴とする請求項1から請求項25のいずれか1項に記載の投射型表示装置を提供する。
以上のように本発明によれば、色分解光学系と色合成光学系を同じ平面上に構成し、小型化した投射型表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1、図2を参照しながら説明する。図1は本実施形態の投射型表示装置の平面構成図、図2はその光線図である。
ランプと放物面形状を有する凹面鏡とから構成される光源101から射出される光束は偏光変換照明装置102に入射し、紙面に垂直な方向に振動方向を有する偏光した光に変換される。
偏光変換照明装置102は図1には示していないが、光源から光束を複数の中間光束に分割する複数のレンズをマトリクス形状に配置した第1レンズ板と、第1レンズ板のレンズのほぼ焦点の位置に複数のレンズを同様に相対して配置した第2レンズ板と、第2レンズ板のレンズ上に形成された複数の光源像からの光を単一偏光の光に変換する偏光変換部とから構成されている。偏光変換部は、光源からの光の特定の偏光の光を透過し、それに直交する偏光を反射する偏光素子と、反射された光を透過する偏光の光と同じ方向に偏向する反射素子とが交互に組み合わされた組合せが複数組アレイ形状に配置されており、透過もしくは反射された偏光の何れか一方の射出面には1/2波長板が配置されている。これにより射出する光は全て同一の方向に振動する偏光した光に変換される。さらに偏光変換照明装置102は、この偏光した光を、後述のライトバルブ110R、110G、110B上に重畳して照明するコンデンサレンズを備えている。
偏光変換照明装置102を射出した光は、その光軸の入射角度が45度になるように配置されたB(青)光を反射し、R(赤)光とG(緑)光を透過する特性を有するダイクロイックミラー103に入射し、反射するB光と、透過するR光とG光との混合光とに色分解される。色分解されたR光とG光との混合光は、その光軸の入射角度が57.5度になるように配置された偏向ミラー104に入射して反射された後、光軸の入射角度が45度に配置されたG光を反射し、R光を透過する特性を有するダイクロイックミラー105に入射する。ダイクロイックミラー105で反射されるG光と透過するR光とに色分解される。ダイクロイックミラー105で色分解されたR光とG光はそれぞれフィールドレンズ108R、108Gを経て偏光ビームスプリッタ109R、109Gに入射する。偏光ビームスプリッタ109R,109Gは、断面形状が直角二等辺三角形の2個の三角柱プリズムを、直角の頂角に対する面を偏光分離部を介して接合して構成されている。偏光ビームスプリッタ109R,109Gに入射光の光軸が入射面に垂直に入射したR光とG光は、それぞれ偏光分離部で反射され入射光軸と直交する向きに射出し、反射型ライトバルブ110R、110Gにそれぞれ入射する。
ダイクロイックミラー103で反射されたB光は、光軸に対して入射角度が57.5度になるように配置された偏向ミラー106に入射し、反射される。反射されたB光は、光軸の入射角度が50度になるように配置された偏向ミラー107に入射、反射され、フィールドレンズ108Bを経て偏光ビームスプリッタ109Bに入射する。偏光ビームスプリッタ109Bは偏光ビームスプリッタ109R、109Gと同じ構造である。偏光ビームスプリッタ109Bに入射した光は、偏光分離部で反射され入射光軸と直交する方向に射出し、反射型ライトバルブ110Bに入射する。
色分解光学系はダイクロイックミラー103と偏向ミラー104、106、107とダイクロイックミラー105で構成されている。ダイクロイックミラー103とダイクロイックミラー105とは平行にならないように配置されている。
ダイクロイックミラー103とダイクロイックミラー105を平行に配置すると、光源101から後述する反射型ライトバルブまでの各色光の光路長を等しくすることはできない。ダイクロイックミラー103で色分解されたB光を2枚の偏向ミラーで反射させ、偏光ビームスプリッタを経て反射型ライトバルブへ入射させる。ダイクロイックミラー103で色分解されたR光とG光との混合光は偏向ミラー104を経てダイクロイックミラー105で色分解され、それぞれの 色光用に配置された偏光ビームスプリッタ109R、109Gを経て反射型ライトバルブ110R、110Gに入射する。この構成にすることによって、光源からライトバルブまでの各色光の光路長を同じにすることができる。各色光用の反射型ライトバルブ110R、110G、110Bに入射した光はそれぞれの色光の信号によって変調され、偏光の振動方向が変化した変調光と、偏光の振動方向が変わらない非変調光との混合光として射出される。射出された光は各色光毎に配置された偏光ビームスプリッタ109R、109G、109Bに再度入射して、変調光を透過光として検光され、プリズム112、111、113からなる複合プリズムの色合成光学系にそれぞれ異なるプリズムから入射し色合成される。
G光の入射するプリズム111は実質的には直角二等辺三角柱プリズムであり、直角二等辺三角形の45度の頂角部の1つは図1に示すように一部をカットしてある。これはフィールドレンズ108G、ダイクロイックミラー105を配置するためである。R光の入射するプリズム112は実質的には65度、70度、45度の頂角を有する三角柱プリズムであり、その45度の頂角部は図1に示すようにフィールドレンズ108R、ダイクロイックミラー105を配置するために一部をカットしてある。プリズム112の65度頂角と相対する面にはR光を反射しG光を透過する特性のダイクロイック膜114Rを形成し、この面とプリズム111の直角と相対する面とを光学用接着材で接着してある。B光の入射するプリズム113は頂角25度、50度、105度の三角柱プリズムであり、50度頂角と相対する面にはB光を反射し、R光とG光を透過する特性のダイクロイック膜114Bが形成され、この面とプリズム112の65度の頂角と70度の頂角で挟まれた面とを光学用接着材にて接着し、色合成用の複合プリズムを構成する。
図1に示すように、G光の検光光はプリズム111の45度頂角と相対する面から入射光軸が入射面に垂直に入射し、プリズム112との間のダイクロイック膜114Rに光軸が45度の入射角で入射し、ダイクロイック膜114Rを透過してプリズム112に入射してそのまま射出し、プリズム113とプリズム112の間のダイクロイック膜114Bに光軸が25度の入射角で入射し、ダイクロイック膜114Bを透過してプリズム113に入射し、そのままプリズム113から射出する。
R光の検光光はプリズム112の70度頂角と相対する面から入射光軸が入射面に垂直に入射し、ダイクロイック膜114Rで反射され、G光と合成されて入射光軸と直交する方向にプリズム112から射出し、プリズム113とプリズム112の間のダイクロイック膜114Bを透過してプリズム113に入射し、そのまま射出する。B光の検光光はプリズム113に、プリズム113の25度の頂角と相対する面から入射光軸が入射面に垂直に入射し、105度の頂角と相対する面で全反射され、ダイクロイック膜114Bを反射してR光とG光と色合成されて、105度の頂角と相対する面から光軸をこの面に直交させる方向に色合成された光を射出する。複合プリズムのプリズム111から入射したG光と、プリズム112から入射したR光のダイクロイック膜114Rまでの光路長は同じである。さらに、ダイクロイック膜114Rで合成されたR光とG光のプリズム111、112の入射面から、ダイクロイック膜114Bまでのそれぞれ光路長は、プリズム113のB光の入射面から全反射を経てダイクロイック膜114Bまでの光路長と同じになるように構成されている。複合プリズムで色合成され射出した光は投射レンズ115に入射し、図示しないスクリーン上に拡大投射される。
次に図2の光線図を参照しながら、各色光の光路について説明する。
図2中の一点鎖線は光軸を、実線は各色光の最外縁光線を、点線は投射レンズ115中の開口絞り115cで規定される主光線の光束の最外縁光線のうちのR光のものを示す。投射レンズ115は光が入射する入射側の前群レンズ115aと、射出側の後群レンズ115bと、前群レンズ115aの焦点位置に配置された開口絞り115cとから構成されている。開口絞り115cで規定される各色光の主光線は、投射レンズ115の入射面と各色光用に配置されたフィールドレンズ108R、108G、108Bの間の光路では、光軸に対して平行ないわゆるテレセントリックな構成になっている。G光とB光の主光線の図2に示していないが、R光と同様に投射レンズ115とフィールドレンズ108G、108Bの間の光路においてはテレセントリックになっている。フィールドレンズ108R、108G、108Bから光路を逆行すると、偏光変換照明装置102の第2レ
ンズ板の光軸上のレンズで主光線は集光している。
本実施形態の投射型表示装置では、二枚のダイクロイックミラー103、105で光源からの光をR光、G光、B光の各色光に色分解し、各色光光用の偏光ビームスプリッタを経て各色光とも同じ光路長で反射型ライトバルブに入射している。反射型ライトバルブから射出した光は、偏光ビームスプリッタで変調光が検光され、断面形状の異なる三角柱プリズムを所定の側面に色合成を行うダイクロイック膜を互いに交差しない構成で形成して貼り合わせた複合プリズムで色合成される。色合成光学系として、クロスダイクロイックプリズムを使用していないので、クロスダイクロイックプリズムの中心部の接着層部分に起因する投射像に不均一な部分が発生することを防ぐことができ、均一な投射像を投射できる投射型表示装置を提供することが可能となる。また各色光の照明光学系の光路長が等しいので、光路差によって生じる照明が不均一になることも回避することができる。また色分解光学形を構成するダイクロイックミラーと,色合成光学系の複合プリズムが同じ平面状に配置されているため、投射型表示装置全体を小型化することができる。
なお本実施形態においては、光源101から射出した光は偏光変換照明装置102を経てダイクロイックミラー103で反射するB光と、透過するR光とG光との混合光とに色分解されているが、ダイクロイックミラー103において反射して色分解する色光をR光とし、透過して進行する色光をB光とG光との混合光にしても構わない。このような場合には、偏向ミラー104でG光とB光との混合光をG光を反射、B光を透過するダイクロイックミラー105に入射して、G光とB光に色分解し、色分解された各色光をそれぞれ偏光ビームスプリッタを経て各色光用の反射型ライトバルブに入射させる。この場合には、プリズム111とプリズム112の間のダイクロイック膜はG光透過、B光反射特性の膜とし、プリズム112とプリズム113の間のダイクロイック膜はR光反射、G光とB光を透過する特性のダイクロイック膜とする。
また偏光変換照明装置から射出した光源からの光をダイクロイックミラーで反射する3色光と、透過する第1色光と第2色光の混合光とに色分解する構成は、図1における光源101と偏光変換照明装置102の位置を変更し、ダイクロイックミラー103に入射して透過する第3色光と、反射する第1色光と第2色光の混合光とに色分解するような構成にしても同様の効果を奏する色分解光学系を有する投射型表示装置を提供することができる。
図7に本実施形態の変形例を示す。図1とは光源光のダイクロイックミラー103への入射角度とフィールドレンズ108BG、108Rの配置が異なっている。
偏光変換照明装置102を射出した紙面に垂直な方向に振動方向を有する光源からの光は、R光を反射し、G光とB光を透過する特性のダイクロイックミラー103に、その光軸の入射角度が27度で入射し、反射されるR光と、透過するG光とB光の混合光とに色分解される。色分解されたR光は偏向ミラー106に光軸の入射角度が52度で入射し、反射される。反射されたR光は、R光用フィールドレンズ108Rを経て偏向ミラー107に入射角度が50度で入射して、反射され、偏光ビームスプリッタ109Rに入射する。
一方ダイクロイックミラー103を透過したG光とB光の混合光は、偏向ミラー104に光軸の入射角度が45度で入射し、反射される。反射された混合光はフィールドレンズ108BGを経てG光反射、B光透過ダイクロイックミラー105に光軸の入射角度が45度で入射して、反射されるG光と、透過するB光とに色分解される。
この変形例においても、光源から各色光用のライトバルブまでの各色光の光路長は同じである。なおフィールドレンズ108R、108BGと投射レンズ115の間の各色光の光路においては、投射レンズ115の内部に配置された開口絞りによって定義される主光線が、各色光の光軸に対して平行なテレセントリックな構成となっている。
さらにR光を反射するダイクロイックミラー103は入射角度が27度となるように配置されており、図1に記載の構成と比較すると小さい入射角度となっているので、色分解に際して色シェーディングの発生を少なくすることができる。
またダイクロイックミラー105はテレセントリックな位置に配置されるので、色分解に際して、色シェーディングの発生を少なくすることができる。この変形例の投射型表示装置は図1に記載の投射型表示装置と同じ効果を奏することができる。さらに色分解された各色光の色シェーディングの発生を少なくすることができるため、投射像をより良好にする効果をも奏する。
(第2実施形態)
図3の平面構成図を参照しながら、本実施形態の投射型表示装置を説明する。
第1の実施形態はライトバルブとして反射型ライトバルブを用いた投射型表示装置であったが、本実施形態はライトバルブとして透過型ライトバルブを用いた投射型表示装置である。
ランプと放物面形状を有する凹面鏡とから構成される光源201から射出される光束は偏光変換照明装置202に入射して、紙面に垂直な方向に振動方向を有する偏光に変換され射出される。偏光変換照明装置202は第1の実施形態の偏光変換照明装置102と同じ構造を有しているので説明を省略する。
偏光変換照明装置202を射出した光は、B光とR光の混合色光を反射、R光を透過する特性を有するダイクロイックミラー203に光軸の入射角度45度で入射し、反射するB光とG光との混合色光、透過するR光とに色分解される。
色分解されたB光とG光の混合光は、光軸の入射角度が57.5度に配置された偏向ミラー204に入射されて反射し、光軸の入射角度が45度に配置されたG光を反射、B光を透過する特性のダイクロイックミラー205に入射され、反射するG光と透過して進行するB光とに色分解される。ダイクロイックミラー205で色分解されたB光とG光はそれぞれ光軸の入射角度が45度に配置された偏向ミラー208B、208Gに入射して反射され、それぞれフィールドレンズ208B、208Gを経て透過型ライトバルブ210B、210Gに入射する。
ダイクロイックミラー203で色分解されたR光は、光軸に対して入射角度が57.5度に配置された偏向ミラー206で反射された後、光軸の入射角度が50度に配置された偏向ミラー207で反射され、光軸に対して45度の入射角度に配置された偏向ミラー208Rで反射され、フィールドレンズ208Rを経て透過型ライトバルブ210Bに入射する。本実施形態では第1の実施形態と同様の色分解光学系を使用しているので、光源からライトバルブまでの各色光の光路長は同じである。
図示していないが、各色光用のライトバルブの入射面側と射出面側にはそれぞれ偏光板が配置され、液晶パネルを挟み込んだ構成となっている。各色光用の透過型ライトバルブ210B、210G、210Rに入射した光は、入射面側の偏光板にて偏光度が向上された後、液晶パネルに入射し、各色光用の液晶パネルでそれぞれの色光の信号によって変調作用を受け、偏光の振動方向を変えた変調光と、入射光と同じ振動方向の偏光の非変調光との混合光として射出し、射出面側に配置した偏光板で非変調光を吸収し、変調光を検光して透過して射出する。
各色光用のライトバルブを射出した検光光はプリズム211、212、213からなる複合プリズムの色合成光学系にそれぞれ異なるプリズムから入射して色合成される。本実施形態の色合成複合プリズムを構成するプリズム211、212、213の形状は第1実施形態のプリズム111、112、113とほぼ同じである。ただし図3においては、フィールドレンズの配置位置が第1実施形態と異なるので、プリズム211、212の頂角の一部カットはしていない。
本実施形態においては、プリズム211と212の間にはB光を反射、G光透過するダイクロイック膜214Bを形成、プリズム212とプリズム213の間にはR光を反射、G光とB光を透過する特性のダイクロイック膜214Bを形成して、3個のプリズム211、212、213を接着して複合プリズムを形成する。図3に示す様に、G光の検光光はプリズム211の45度頂角と相対する面から入射し、プリズム212との間のダイクロイック膜214Bを透過してプリズム212に入射して射出し、プリズム213とプリズム212の間のダイクロイック膜214Bを透過してプリズム213に入射して射出する。B光の検光光はプリズム212の70度頂角と相対する面から入射し、ダイクロイック膜214Bを反射してG光と合成されてプリズム212から射出し、プリズム213とプリズム212の間のダイクロイック膜214Rを透過してプリズム213に入
射して射出する。R光の検光光はプリズム213の25度頂角と相対する面から入射し、105度頂角と相対する面で全反射されてプリズム213中、ダイクロイック膜214Rで反射されてR光とG光と合成されてプリズムから射出される。複合プリズムで合成されて射出された光は、投射レンズ215に入射されて図示しないスクリーン上に投射される。
本実施形態の投射型表示装置においても、投射レンズ215中には開口絞りが配置され、この開口絞りによって規定される主光線は、投射レンズと各色光用のフィールドレンズ209R、209G、209Bの間の光路中に配置される色合成用複合プリズムと各色光用のライトバルブは、主光線が光軸に平行なテレセントリックな位置に配置される。
透過型ライトバルブを使用する本実施形態の投射型表示装置においても、第1実施形態と同様に、各色光のライトバルブまでの光路長をR光、G光、B光とも同じとすることができる、且つ、色合成光学系として内部にて色合成を達成する複数のダイクロイック膜を交差しない複合プリズムを使用するので、クロスダイクロイックプリズムの有する問題点を解決し、ライトバルブの画素を小さくしても均一の投射像を投射することが可能となる。また本実施形態において、ダイクロイックミラー203、205の替わりに、後述する第3実施形態に示すクロスダイクロイックミラーとダイクロイックミラーを使用して色分解しても構わない。この場合においても、光源から各色光のライトバルブまでの光路長をR光、G光、B光とも同じとすることができる。
(第3実施形態)
図4に第3実施形態の投射型表示装置の平面構成図を示す。本実施形態における投射型表示装置は、第1実施形態の投射型表示装置における色分解光学系の構成と、各色光毎に配置された偏光ビームスプリッタのプリズムの断面形状が異なっている。
光源301から射出した光源光は、偏光変換照明装置302にて紙面に垂直な方向に振動方向を有する偏光した光に変換されて射出し、B光反射、R光とG光を透過する光学特性のダイクロイックミラー303Bと、R光とG光を反射、B光を透過する特性のダイクロイックミラー303RGとを互いに光源光の光軸を含む紙面に垂直に、且つ、直交して配置したクロスダイクロイックミラー303に入射し、入射光軸と直交して紙面に平行で、互いに反対方向に進行するB光と、R光とG光の混合光とに色分解する。
色分解光学系で色分解されたB光は、紙面に垂直に配置された偏向ミラー304にその光軸が38度の入射角度で入射して反射される。反射されたB光は、紙面に垂直に配置された偏向ミラー306にその光軸が59度の入射角度で入射して反射される。さらにフィールドレンズ308Bを経て偏光ビームスプリッタ309Bに入射し、紙面に垂直な偏光分離部で反射され、反射型ライトバルブ110Bに入射する。
色分解光学系303で色分解されたR光とG光の混合光は、紙面に垂直に配置された偏向ミラー305にその光軸が35度の入射角度で入射して反射される。反射された混合光は、紙面に垂直に配置されたG光を反射し、R光を透過する特性を有するダイクロイックミラー307にその光軸が51度の入射角度で入射して反射されるG光と、透過するR光とに色分解される。反射されたG光、透過したR光は、それぞれフィールドレンズ308G、208Rを経て偏光ビームスプリッタ309G、309Rに入射し、紙面に垂直な偏光分離部で反射されて射出し、反射型ライトバルブ110G、110Rに入射する。各色光用の偏光ビームスプリッタ309B、309G、309Rに入射する各色光の光軸は、偏光ビームスプリッタ309B、309G、309Rの入射面に対して、垂直に入射し、偏光分離部に対して42度の角度で入射して反射される。反射された各色光はその光軸が、偏向ビームスプリッタの射出面から垂直に射出し、各色光用の反射型ライトバルブ110B,110G,110Rに入射する。各色光用の偏光ビームスプリッタ309B、309G、309Rは、断面形状が非直角三角形である同じ形状の2つの三角プリズムを偏光分離部を介して接合したもので、その断面形状は平行四辺形である。
各色光用の反射型ライトバルブ110B,110G,110Rで変調され反射された光は、偏光ビームスプリッタ309B、309G、309Rに再度入射し、偏光分離部にその光軸が42度の入射角度で入射し、偏光分離部を透過する光を検光光として取りだす。偏向分離部を透過した検光光は、偏向ビームスプリッタの射出面からその光軸が垂直に射出する。
偏光ビームスプリッタから検光光として射出した各色光は、各偏光ビームスプリッタと色合成光学系を構成する複合プリズム111、112、113の入射面との間に配置されたスペーサ部材310B、310G、310Rを経て複合プリズム111、112、113を構成するそれぞれのプリズムに入射する。入射した各色光は、各プリズムの間に形成されている紙面に垂直なダイクロイック膜で色合成され、プリズム113から色合成された光が射出され、投射レンズ315で不図示のスクリーン上にフルカラー像が投射される。
本実施形態の投射型表示装置においては、色分解光学系303は、第1実施形態と同様に、光源301から各色光用の反射型ライトバルブまでの光路長を同じとすることができ、同様の効果を奏する。
なお、例えばミラーやプリズム等の光学部材へ光線が入射し、反射又は屈折する場合に、その入射光線と、反射又は屈折する境界面の法線ベクトルとを含む平面を光学的に入射平面と定義するが、本実施形態の場合において反射光の場合には、入射光線と反射光線を含む平面に一致する。本実施形態では、各色光用の偏光ビームスプリッタ309R、309G、309Bの偏光分離部と、色合成光学系の第1,第2ダイクロイック膜が境界面となり、図4の紙面は、これら光学部材への光軸の入射平面と一致する。すなわち、本実施形態は、各色光用偏光ビームスプリッタの偏光分離部と、色合成光学系の第1,第2ダイクロイック膜を経由する光線の光軸の入射平面は一致し、この平面に対して、クロスダイクロイックミラー303に入射する光源光の光軸は平行である。
(第4実施形態)
図5に第4施形態の投射型表示装置の平面構成図を示す。本実施形態における投射型表示装置は第3実施形態における光源と色分解光学系の一部の配置と、各色光毎に配置された偏光ビームスプリッタのプリズム断面形状が異なっているが、色合成光学系、反射型ライトバルブは同じ構成であり、図4と同じ構成部材には同じ番号を付してある。
本実施形態における光源301と偏光変換照明装置302は、図5に示すように(偏光変換照明装置302の図示は省略してある)、光源301及び偏光変換照明装置302から射出される光の光軸が紙面に対して垂直になるように配置されている。
クロスダイクロイックミラー303は図4と異なり、互いに直交する様に配置されたダイクロイックミラー303Bとダイクロイックミラー303RGは、紙面下方から垂直に入射する光源からの光を、B光と、R光とG光の混合光に紙面に平行で、互いに反対方向に反射する光軸を有するように配置されている。B光は偏向ミラー304にその光軸の入射角度が38度、R光とG光の混合光は偏向ミラー305に光軸の入射角度が35度で入射し、それぞれ反射される。偏向ミラー304、305以降の配置は第3実施形態と同じである。
なおフィールドレンズ408B、408G、408Rを経て偏光ビームスプリッタ409B、409G、409Rに入射する各色光の光軸は、入射面に垂直に入射しなくても構わない。本実施形態では、6度の入射角度で偏光ビームスプリッタに入射する。偏光ビームスプリッタに入射した各色光は、偏光分離部に対して偏光ビームスプリッタを構成する三角プリズム(断面の頂角は90度、45度より小さいα度、および45度より大きなβ度から成る)の頂角α度と同じ入射角で入射する。偏光分離部で反射された各色光は、偏光ビームスプリッタの射出面から垂直に射出される。射出された光は、ライトバルブに入射した後に、反射射出され、反射光の光軸は偏光ビームスプリッタ409B、409G、409Rの入射面(偏光分離部で反射された光源からの光が射出する射出面)に垂直に入射し、偏光分離部にα度の入射角で入射し、透過光を検光光として取りだす。検光光は、偏光ビームスプリッタの射出面から垂直に射出され、スペーサ部材310B、310G、310Rを経て色合成光学系で色合成され、投射レンズ315に入射して、不図示のスクリーン上に投影される。
本実施形態においても光源から各色光用のライトバルブ110R、110G、110Bまでの各色光の光路長を同じとすることができ、他の実施形態と同様な効果を奏する投射型表示装置を提供することができる。
(第5実施形態)
図6に第5実施形態の投射型表示装置の平面構成図を示す。本実施形態における投射型表示装置は、各色光毎に配置された偏光ビームスプリッタのプリズム断面形状が第4実施形態と異なる。他の構成部材は同じ構成となっており、同じ構成部材には同じ番号を付してある。
偏光ビームスプリッタ509B、509G、509Rの断面形状は、正方形で、偏光分離部を挟んで構成される二つの三角柱プリズムの断面形状は第1実施形態と同じ直角二等辺三角形であるが、各色光の光軸が入射面に対して垂直になるように、その入射面の前に偏角プリズム部材510B、510G、510Rを配置していることに本実施形態の特徴がある。
第4実施形態では各色光の光軸は、各偏光ビームスプリッタの入射面に垂直でない角度で入射するが、本実施形態では、偏光ビームスプリッタの前に配置された偏角プリズムの入射面に垂直でない角度で入射して偏角された後、偏光ビームスプリッタの入射面に垂直に入射する。
本実施形態の投射型表示装置においても、光源から各色光のライトバルブまでの光路長を同じにすることが可能となり、他の実施形態と同様の効果を奏する投射型表示装置を提供することが可能となる。
なお、本実施形態においては、偏光ビームスプリッタ509R、509G、509Bへ入射する各色光の光軸の角度を変えるために偏角プリズムを配置したが、これに限られず偏角プリズムを配置せずに、フィールドレンズの形状を偏角プリズムの機能を有する形状にしても構わない。
なお、前実施形態と本実施形態は、各色光用偏光ビームスプリッタの偏光分離部と、色合成光学系の第1,第2ダイクロイック膜を経由する光線の光軸の入射平面に対して、クロダイクロイックミラー303に入射する光源光の光軸を垂直にしたものである
(第6実施形態)
図8に第6実施形態の投射型表示装置の平面構成図を示す。前実施形態においては、各色用に配置した偏光ビームスプリッタに入射する各色光の光軸が、入射面に垂直になるように偏角プリズム部材を用いたが、本実施形態では偏光ビームスプリッタ610R、610G、610Bの断面形状は正方形で、使用するプリズムはそれぞれ断面形状が直角二等辺三角形の三角柱プリズムであり、色分解された各色光の光軸はその偏光ビームスプリッタの入射面に垂直に入射し、偏光分離部に45度の入射角で入射し、反射されて反射型ライトバルブに入射する。
光源301からの光源光の光軸は紙面に対して垂直で紙面下方から上方に進み、クロスダイクロイックミラー303に入射する。クロスダイクロイックミラー303は、R光を反射し、G光とB光を透過するダイクロイックミラー303Rと、G光とB光を反射し、R光を透過するダイクロイックミラー303Rとを直交して配置している。光源からの光がクロスダイクロイックミラー303によって紙面に平行で反対方向に進行する光軸のR光と、G光とB光の混合光とに色分解される様にクロスダイクロイックミラー303は配置されている。色分解されたR光は、その光軸が偏向ミラー304に入射角度35.5度で入射し、反射される。反射したR光は、フィールドレンズ608Rを経由して偏向ミラー306に入射角度50度で入射して反射する。反射されたR光は、偏光ビームスプリッタ610Rに入射する。
一方色分解されたG光とB光との混合光は、偏向ミラー305にその光軸が34.度の入射角度で入射して、反射される。反射された混合光は、フィールドレンズ608BGを経由して、G光を反射し、B光を透過するダイクロイックミラー307に45度の入射角度で入射する。反射されるG光と透過するR光とに色分解され、それぞれ偏光ビームスプリッタ610G、610Bに入射する。
色分解された各色光は、各色光用に配置された偏光ビームスプリッタを経由して、各色光用に配置された反射型ライトバルブに入射する。本実施形態では、光源から反射型ライトバルブまでの各色光の光路長は、同じ長さである。G光とB光を色分解するダイクロイックミラー307は、フィールドレンズ608BGとB光とG光用の偏光ビームスプリッタとの間に配置されるので、投射レンズ315中の開口絞りによって定義される主光線の内のB光とG光の主光線のテレセントリックな位置に、ダイクロイックミラー307が配置されるので、色分解の際にカラーシェーディングを少なくすることができる。
各色光用に配置された反射型ライトバルブを射出した光は、偏光ビームスプリッタの偏光分離部で検光され、前実施例と同様に色合成光学系で色合成される。合成された光は、投射レンズ315で不図示のスクリーン上に投射される。本実施形態では、光源光の光軸は紙面に垂直で、色分解用のクロスダイクロイックミラー303に入射したが、光源光の光軸が紙面に平行で、クロスダイクロイックミラーに入射し、R光と、B光とG光の混合光とを紙面に平行な方向に色分解する図4に示した配置としても、本実施形態と同様な効果を奏する。
(第7実施形態)
図9に第7実施形態の投射型表示装置の平面構成図を示す。本発明の第1から第6の実施形態の投射型表示装置においては、偏光ビームスプリッタの偏光分離部への各色光の光軸の入射角度は、42度〜45度であった。これは、例えば偏光ビームスプリッタのプリズムは、屈折率が1.84程度の光学ガラスを使用しているためである。一般に入射光に対する光弾性常数の絶対値が小さいガラスは、このような比較的大きな屈折率を有するものが多いからである。
一方本実施形態の偏光ビームスプリッタに使用するプリズムには、光弾性常数の絶対値の小さい、また屈折率は1.6程度のガラスを使用している。このような比較的低い屈折率のガラスをプリズムとして使用した偏光ビームスプリッタでは、偏光分離部への入射光の光軸の入射角度を、45度以下とすることは不可能である。投射型表示装置における偏光分離、検光機能を持たせるためには、45度以上の入射角にしなければならない。
図9に示す本実施形態の投射型表示装置では、偏光ビームスプリッタ709R、709G、709Bのプリズムの屈折率は1.6であり、偏光分離部への各色光の光軸の入射角度は良好な偏光分離、検光機能を有するために50度としている。
光源301からの光源光は、偏光変換照明装置302で紙面に垂直な方向に振動方向を有する直線偏光に変換されて射出される。射出された光は、クロスダイクロイックミラー303で入射光軸と直角で互いに反対方向にその光軸が進行するR光と、G光とB光との混合光とに色分解される。色分解されたG光とB光との混合光は、偏向ミラー305に入射角度37.5度で入射して、反射する。反射された混合光は、フィールドレンズ708BGを経由して、G光を反射し、B光を透過するダイクロイックミラー307にその光軸が47.5度の入射角で入射し、反射するG光と、透過して進行するB光とに色分解される。色分解されたG光とB光はそれぞれ、偏光ビームスプリッタ709G、709Bの入射面に光軸が垂直に入射する。偏光ビームスプリッタ709G、709Bに入射した光は、偏光分離部に50度の入射角で入射し、偏光分離されて反射する。反射された光は、反射型ライトバルブ110G、110Bに入射する。
一方クロスダイクロイックミラー303で色分解されたR光は、偏向ミラー304にその光軸が35度の入射角度で入射して、反射される。反射されたR光は、フィールドレンズ708Rを経由して、偏向ミラー306にその光軸が55度の入射角で入射して、反射される。反射光は、偏光ビームスプリッタ709Rの入射面にその光軸が垂直に入射する。入射した光は、偏光分離部に50度の入射角で入射し、偏光分離されて反射される。反射された光は、反射型ライトバルブ110Rに入射する。
各色光用の反射型ライトバルブを反射射出した光は、偏光ビームスプリッタで検光され、透過光が検光光として射出される。その後各色光は色合成光学系で色合成される。本実施形態の偏光ビームスプリッタ709B、709G、709Rを構成するプリズムのうち、入射側の三角柱プリズムの断面形状は、頂角が50度、50度、80度の二等辺三角形であり、80度の頂角と相対する面に偏光分離膜を形成する。他方のプリズムは頂角が40度、50度、90度の直角三角形であり、90度の頂角と相対する面と偏光分離部とを接着して偏光ビームスプリッタを形成する。
各色光用の偏光ビームスプリッタから射出された検光光は、スペーサ部材310G、310B、310Rを経て色合成光学系を構成するプリズム711、712、713に入射する。本実施形態の色合成光学系は、色合成光学系を構成するプリズム713の形状は、第1から第6の実施形態におけるプリズム113と同じであるが、プリズム711と712の形状はプリズム111、112と異なっている。
プリズム711と712は、断面形状が実質的に三角形の同じ三角柱プリズムであり、その断面の頂角は90度、57.5度、32.5度である。プリズム711と712の90度の頂角と相対する面をG光を透過し、B光を反射するダイクロイック膜を介して互いのプリズムの57.5度の頂角を隣接して接合する。さらにプリズム712とプリズム713を、R光を反射し、G光とB光を透過するダイクロイク膜を介して接合して合成プリズムを形成する。本実施形態では、プリズム711と712の頂角32.5度は削除している。頂角の部分があるとB光とG光の光路の一部を遮ることと、ダイクロイックミラー307を配置するためである。
本実施形態においても、フィールドレンズ708BGは偏向ミラー305とダイクロイックミラー307の間に配置しているので、投射レンズ315の開口絞りによって定義される主光線のうちのG光とB光の主光線の光軸に平行なテレセントリックな位置にダイクロイックミラー307は配置することができる。従ってG光とB光の色分解の際に、カラーシェーディングの発生を低減され、良好な色分解が可能となる。
さらに、本実施形態においては各色光毎に配置した偏光ビームスプリッタのプリズムの屈折率を下げて、偏光分離部への入射光軸を45度以上の入射角度としても、色合成光学系として三個の断面が実質的に三角形の三角柱プリズムを使用し、2枚のダイクロイック膜を交差しないで配置することができ、従来のクロスダイクロイックプリズムの欠点、すなわちクロスダイクロイックプリズムの中心部の接着層部分に起因した投射像における不均一な部分の発生を防ぐことができる投射型表示装置を提供することができる。
(第8実施形態)
図10に第8実施形態の投射型表示装置の平面構成図を示す。光源401から射出される光は、偏光変換照明装置402で紙面に垂直な方向に振動方向を有する偏光した光に変換される。偏光変換照明装置402を射出した光は、クロスダイクロイックミラー403によって、入射光軸と直角で互いに反対方向に進むR光と、G光とB光との混合光とに色分解される。なおクロスダイクロイックミラー403で色分解されて互いに反対方向に進むR光と、G光とB光との混合光の光束の中心の光の進行方向と、色合成光学系によって合成された光の光束の中心の光の進行方向とは互いに直角である。
色分解されたG光とB光との混合光は、偏光ミラー405に光束の中心の光(図10中の一点鎖線)が45度の入射角で入射し、90度偏向される。さらに、偏向ミラー406に光束の中心の光が45度の入射角で入射し、90度偏向され、偏向ミラー405への入射方向と逆方向に向かう。G光とB光との混合光は、フィールドレンズ808BGを経由してG光を透過し、B光を反射する特性を有するダイクロイックミラー408に、光束の中心の光が45度の入射角度で入射し、透過するG光と、直角方向に反射されるB光とに色分解される。
色分解されたG光とB光はそれぞれの色光用に配置された偏光ビームスプリッタ810G、810Bに入射する。偏光ビームスプリッタ810G、810Bは、2個の断面形状が直角二等辺三角のプリズムを偏光分離部を挟んで接合したもので、断面形状は正方形である。色分解されたG光とB光は、偏光ビームスプリッタ810G、810Bの入射面に垂直に入射して偏光分離部に45度の入射角で入射し、反射されて射出面から垂直に射出する。射出した光はそれぞれ反射型ライトバルブ110G、110Bに入射する。
クロスダイクロイックミラー403で色分解されたR光は、偏向ミラー404に光束の中心の光が31度の入射角で入射し、反射される。反射されたR光はフィールドレンズ808Rを経由して、偏向ミラー407に光束の中心の光が58度の入射角で入射し、反射される。偏向ミラー407は、色合成光学系813のプリズム811の近傍に配置されている。偏向ミラー407で反射されたR光は、偏光ビームスプリッタ810Rの入射面に垂直に入射して偏光分離部に45度の入射角で入射し、反射されて射出面から垂直に射出する。射出した光は反射型ライトバルブ110Rに入射する。なお偏光ビームスプリッタ810Rは、偏光ビームスプリッタ810G、810Bと同じ形状である。このように光源から反射型ライトバルブまでの光路を構成することによって、光源から各色光用のライトバルブまでの、各色光の光路長を同じにすることができる。
各色光用の反射型ライトバルブ110B、110G、110Rで変調された後、反射射出された各色光は、各色光用の偏光ビームスプリッタ810B、810G、810Rに再度入射し、変調光は偏光分離部を透過する光として検光され、射出される。検光された各色光は、色合成光学系に入射する。色合成光学系は3個のプリズム811、812、813から構成される。プリズム811は断面が実質的に直角二等辺三角の三角柱プリズムである。プリズム812は3つの頂角がそれぞれ63度、72度、45度である断面形状が実質的に三角形である三角柱プリズムである。プリズム812の63度の頂角と相対する面と、プリズム811の直角の頂角と相対する面とはG光を透過し、B光を反射する特性を有するダイクロイック膜を介して接合されている。プリズム813は、3つの頂角がそれぞれ27度、54度、90度であるの断面形状が実質的に三角形である三角柱プリズムである。プリズム813の54度の頂角と相対する面と、プリズム812の45度の頂角との相対する面とは、R光を反射し、G光とB光とを透過する特性を有するダイクロイック膜を介して、プリズム813の27度の頂角と、プリズム812の63度の頂角が隣り合うように接合する。
反射型ライトバルブ110Gから射出され、偏光ビームスプリッタ810Gで検光されたG光は、プリズム811の入射面に光束の中心の光が垂直になるように入射し、プリズム811と812の間のダイクロイック膜を透過する。反射型ライトバルブ110Bから射出され、偏光ビームスプリッタ810Bで検光されたB光は、プリズム812の入射面に光束の中心の光が垂直になるように入射し、プリズム811と812の間のダイクロイック膜で反射され、G光と色合成される。色合成されたG光とB光とは、プリズム812とプリズム813の接合面に設けられたダイクロイック膜を透過する。反射型ライトバルブ110Rから射出した光は、偏光ビームスプリッタ810Rで検光された後、プリズム813の27度の頂角と相対する入射面に、光束の中心の光が垂直になるように入射する。プリズム813に入射後、90度の頂角と相対する面で全反射され、プリズム812との境界部のダイクロイック膜で反射されてG光とB光と色合成される。色合成されたB光、G光、R光は、プリズム813の90度の頂角と相対する面から射出する。射出された光は、投射レンズ315に入射し、不図示のスクリーン上に投射される。
本実施形態においても、フィールドレンズ808BGは偏向ミラー406とダイクロイックミラー408の間に配置されているので、投射レンズ315の開口絞りによって定義される主光線のうち、G光とB光の主光線が光軸に平行なテレセントリックな位置にダイクロイックミラー408を配置することができる。従って、ダイクロイックミラー408によるG光とB光の色分解でカラーシェーディング発生を低減することができ、良好な色分解が可能となる。
さらに、本実施形態においては、従来のクロスダイクロイックプリズムの色合成の欠点をなくした投射型表示装置を提供することができることに加えて、クロスダイクロイックミラーで色分解したR光と、G光とB光の混合光の光束の中心の光が進行する方向と、色合成光学系によって色合成されて射出される光束の中心の光の進行方向とが互いに垂直である。したがってクロスダイクロイックミラー403をライトバルブと偏光ビームスプリッタと色合成光学系とから構成される部分に近接して配置することが可能となるので、装置を小型化することが可能である。なお本実施形態において、光源401を図5、図6、図8に図示した様に、紙面に垂直な方向から光源光を射出しクロスダイクロイックミラーもそれに対応した配置にしても同様の効果を有する投射型表示装置が提供できる。
なおこれまで説明した第1実施形態から第8実施形態においては、色合成系の投射レンズに一番近いプリズムの一番小さな角度の頂角が、25度または27度の場合の実施形態を示したが、これに限らず好ましくは23度から28度の間の角度であれば良い。また第1実施形態から第8実施形態においては、光源からの光を2色の光からなる混合光と1色の光に色分解した後、1色の光は2枚の偏向ミラーを介して偏向ビームスプリッタに入射しているが、2枚目の偏向ミラーは、色合成系の近傍に対置するのが好ましい。偏向ミラーは2枚に限られずそれ以上の枚数であっても良い。
また第3実施形態から第8実施形態において、反射型ライトバルブの替わりに透過型ライトバルブを使用しても同様の効果を奏する投射型表示装置を刑供することができる。なおこの場合には、偏光ビームスプリッタの換わりに偏光ミラーを配置し、この偏光ミラーで光源からの光を偏光ビームスプリッタを使用した時の検光光の射出方向に偏向して透過型ライトバルブに入射させる。
第1実施形態の投射型表示装置の平面構成図。 第1実施形態の投射型表示装置の光線図。 第2実施形態の投射型表示装置の平面構成図。 第3実施形態の投射型表示装置の平面構成図 第4実施形態の投射型表示装置の平面構成図 第5実施形態の投射型表示装置の平面構成図 第1実施形態の投射型表示装置の変形例の光線図。 第6実施形態の投射型表示装置の光線図。 第7実施形態の投射型表示装置の光線図。 第8実施形態の投射型表示装置の平面構成図
符号の説明
101、201、301、401 光源
102、202、302、402 偏光変換照明装置
103、105、203、205、307 ダイクロイックミラー
303、403 クロスダイクロイックミラー
104、106、107、204、206、207、208R、208G、208B、304、305、306、404、405、406、407 偏向ミラー
108R、108G、108B、209R、209G、209B、308R、308G、308B、408R、408G、408B、508R、508G、508B、608R,608BG、708R,708BG、808BG,808R フィールドレンズ
109R、109G、109B、309R、309G、309B、409R、409G、409B、509R、509G、509B、610R、610G、610B、709R、709G、709R、810R、810G、810B 偏光ビームスプリッタ
110R、110G、110B 反射型ライトバルブ
210R、210G、210B 透過型ライトバルブ
111、112、113、211、212、213、711、712、713、811、812、813 プリズム
114B、114R、214R、214B ダイクロイック膜
115、215、315 投射レンズ

Claims (26)

  1. 光源から射出される光を第1色光と第2色光との混合光と第3色光とに色分解する第1ダイクロイックミラーと前記第1ダイクロイックミラーと非平行に配置され、前記混合光を第1色光と第2色光とに色分解する第2ダイクロイックミラーとを有する色分解光学系と、
    各色光毎に配置される反射型ライトバルブと、
    前記色分解された第1色光、第2色光、第3色光を偏光分離して、前記反射型ライトバルブに入射し、前記反射型ライトバルブを射出した光を検光する各色光毎に配置される偏光ビームスプリッタと、
    実質的に三角柱形状の第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムを有し、前記第1プリズムと前記第2プリズムとを前記第1色光を透過し、前記第2色光を反射する特性を有する第1ダイクロイック膜を介して接合し、前記第2プリズムと前記第3プリズムとを前記第3光を反射し、前記第1色光と前記第2色光を透過する特性を有する第2ダイクロイック膜を介して接合し、前記第1プリズムに入射した前記第1色光の検光光と、前記第2プリズムに入射した第2色光の検光光とを前記第1ダイクロイック膜で色合成し、前記第1色光と前記第2色光との検光光の合成光と、前記第3プリズムに入射した第3色光の検光光とを前記第2ダイクロイック膜で色合成する色合成光学系と、
    前記色合成された光を投射する投射レンズとを有し、
    前記光源から前記反射型ライトバルブまでの各色光の光路長は等しいこと
    を特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記第3プリズムに入射した第3色光の検光光は第3プリズムの側面で全反射された後、前記第2ダイクロイック膜で前記第1色光、第2色光の検光光の合成光と色合成されること
    を特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記第1ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーとの間の光路に配置され、前記光源から前記第1色光用の反射型ライトバルブまでの光路長と、前記光源から前記第2色光用の反射型ライトバルブまでの光路長とを等しくする少なくとも1枚の偏向ミラーと、
    前記第1ダイクロイックミラーと前記第3色光用の偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置され、前記光源から前記第3色光用の反射型ライトバルブまでの光路長を、前記光源から前記第1色光用の反射型ライトバルブまでの光路長と等しくする少なくとも2枚の偏向ミラーとを有すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の投射型表示装置。
  4. 前記第1ダイクロイックミラーと前記第3色光用の偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置された少なくとも2枚の偏向ミラーのうち少なくとも1枚は、前記色合成光学系の近傍に配置されていること
    を特徴とする請求項3に記載の投射型表示装置。
  5. 前記第1ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーとの間の光路に配置された第1フィールドレンズと、
    前記第1ダイクロイックミラーと前記第3光用に配置された偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置された第2フィールドレンズとを有すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  6. 光源から射出される光を第1色光と第2色光との混合光と第3色光とに色分解する第1ダイクロイックミラーと前記第1ダイクロイックミラーと非平行に配置され、前記混合光を第1色光と第2色光とに色分解する第2ダイクロイックミラーとを有する色分解光学系と、
    前記各色光毎に配置されるライトバルブと、
    実質的に三角柱形状の第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムを有し、前記第1プリズムと前記第2プリズムとを前記第1色光を透過し、前記第2色光を反射する特性を有する第1ダイクロイック膜を介して接合し、前記第2プリズムと前記第3プリズムとを前記第3光を反射し、前記第1色光と前記第2色光を透過する特性を有する第2ダイクロイック膜を介して接合され、前記第1プリズムに入射した前記第1色光と、前記第2プリズムに入射した第2色光とは前記第1ダイクロイック膜で色合成され、前記第1色光と前記第2色光との合成光と、前記第3プリズムに入射した第3色光とは前記第2ダイクロイック膜で色合成する色合成光学系と、
    前記色合成された光を投射する投射レンズとを有し、
    前記光源から前記ライトバルブまでの各色光の光路長は等しいこと
    を特徴とする投射型表示装置。
  7. 前記第3プリズムに入射した第3色光の検光光は第3プリズムの側面で全反射された後、前記第2ダイクロイック膜で前記第1色光、第2色光の検光光の合成光と色合成されること
    を特徴とする請求項6に記載の投射型表示装置。
  8. 前記第1ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーとの間の光路に配置され、前記光源から前記第1色光用のライトバルブまでの光路長と、前記光源から前記第2色光用のライトバルブまでの光路長とを等しくする少なくとも1枚の偏向ミラーと、
    前記第1ダイクロイックミラーと前記第3色光用のライトバルブとの間の光路に配置され、前記光源から前記第3色光用のライトバルブまでの光路長を、前記光源から前記第1色光用のライトバルブまでの光路長と等しくする少なくとも2枚の偏向ミラーとを有すること
    を特徴とする請求項6または請求項7に記載の投射型表示装置。
  9. 前記第1ダイクロイックミラーと前記第3色光用のライトバルブとの間の光路に配置された少なくとも2枚の偏向ミラーのうち少なくとも1枚は、前記色合成光学系の近傍に配置されていること
    を特徴とする請求項8に記載の投射型表示装置。
  10. 前記第1ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーとの間の光路に配置された第1フィールドレンズと、
    前記第1ダイクロイックミラーと前記第3光用のライトバルブとの間の光路に配置された第2フィールドレンズとを有すること
    を特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  11. 光源から射出される光のうち第1色光と第2色光を反射し、第3色光を透過する特性を有する第1ダイクロイックミラーと、前記第3色光を反射し、前記第1色光と前記第2色光を透過する特性を有する第2ダイクロイックミラーとを互いに直交して配置し、前記光源からの光を前記第1色光と前記第2色光の混合光と、前記第3色光とに色分解するクロスダイクロイクミラーと、
    前記クロスダイクロイックミラーで色分解された前記混合光を前記第1色光と前記第2色光とに色分解する第3ダイクロイックミラーと、
    各色光毎に配置される反射型ライトバルブと、
    前記色分解された第1色光、第2色光、第3色光を偏光分離して、前記反射型ライトバルブに入射し、前記反射型ライトバルブを射出した光を検光する各色光毎に配置される偏光ビームスプリッタと、
    実質的に三角柱形状の第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムを有し、前記第1プリズムと前記第2プリズムとを前記第1色光を透過し、前記第2色光を反射する特性を有する第1ダイクロイック膜を介して接合し、前記第2プリズムと前記第3プリズムとを前記第3光を反射し、前記第1色光と前記第2色光を透過する特性を有する第2ダイクロイック膜を介して接合され、前記第1プリズムに入射した前記第1色光の検光光と、前記第2プリズムに入射した第2色光の検光光とは前記第1ダイクロイック膜で色合成され、前記第1色光と前記第2色光との検光光の合成光と、前記第3プリズムに入射した第3色光の検光光とは前記第2ダイクロイック膜で色合成する色合成光学系と、
    前記色合成された光を投射する投射レンズとを有し、
    前記光源から前記反射型ライトバルブまでの各色光の光路長は等しいこと
    を特徴とする投射型表示装置。
  12. 前記第3プリズムに入射した第3色光の検光光は前記第3プリズムの側面で全反射された後、前記第2ダイクロイック膜で前記第1色光、前記第2色光の検光光の合成光と色合成されること、
    を特徴とする請求項11に記載の投射型表示装置。
  13. 前記クロスダイクロイックミラーと前記第3ダイクロイックミラーとの間の光路に配置され、前記光源から前記第1色光用の反射型ライトバルブまでの光路長と、前記光源から前記第2色光用の反射型ライトバルブまでの光路長とを等しくする少なくとも1枚の偏向ミラーと、
    前記クロスダイクロイックミラーと前記第3色光用の偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置され、前記光源から前記第3色光用の反射型ライトバルブまでの光路長を、前記光源から前記第1色光用の反射型ライトバルブまでの光路長と等しくする少なくとも2枚の偏向ミラーとを有すること
    を特徴とする請求項12に記載の投射型表示装置。
  14. 前記第1ダイクロイックミラーと前記第3色光用の偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置された少なくとも2枚の偏向ミラーのうち少なくとも1枚は、前記色合成光学系の近傍に配置されていること
    を特徴とする請求項13に記載の投射型表示装置。
  15. 前記各色光毎に配置された偏光ビームスプリッタは、
    断面形状が直角二等辺三角形の2つの三角柱プリズムを有し、
    前記色分解された各色光の光束の中心の光は、前記偏光ビームスプリッタの入射面に垂直に入射すること
    を特徴とする請求項14に記載の投射型表示装置。
  16. 前記各色光毎に配置された偏光ビームスプリッタは、
    断面形状が直角と45度より大きな角とを有する2個の直角三角形である三角柱プリズムを有し、
    前記色分解された各色光の光束の中心の光は、前記偏光ビームスプリッタの偏光分離部に対して45度より大きな角で入射すること
    を特徴とする請求項14に記載の投射型表示装置。
  17. 前記各色光毎に配置された偏光ビームスプリッタは、
    断面形状が二等辺三角形である2個の三角柱プリズムを有し、
    前記色分解された各色光の光束の中心の光は、前記偏光ビームスプリッタの入射面に垂直に入射し、前記反射型ライトバルブへ射出する射出光の光束の中心の光は、射出面に垂直であること
    を特徴とする請求項14に記載の投射型表示装置。
  18. 前記色分解された各色光の光軸は、前記偏光ビームスプリッタの偏光分離部へ45度を越える入射角度で入射することを特徴とする請求項17に記載の投射型表示装置。
  19. 前記クロスダイクロイックミラーに入射する光源からの光束の中心の光は、前記各色光用に配置された偏光ビームスプリッタと前記第1ダイクロイック膜と前記第2ダイクロイック膜とに入射する光束の中心の光を含む平面に平行であること
    を特徴とする請求項11から請求項18のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  20. 前記クロスダイクロイックミラーに入射する光源からの光束の中心の光は、前記各色光用に配置された偏光ビームスプリッタと前記第1ダイクロイック膜と前記第2ダイクロイック膜とに入射する光束の中心の光を含む平面に垂直であること
    を特徴とする請求項11から請求項18のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  21. 前記クロスダイクロイックミラーと前記第3ダイクロイックミラーとの間の光路に配置され、前記光源から前記第1色光用の反射型ライトバルブまでの光路長と、前記光源から前記第2色光用の反射型ライトバルブまでの光路長とを等しくする2枚の偏向ミラーと、
    前記クロスダイクロイックミラーと前記第3色光用の偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置され、前記光源から前記第3色光用の反射型ライトバルブまでの光路長を、前記光源から前記第1色光用の反射型ライトバルブまでの光路長と等しくする2枚の偏向ミラーとを有すること
    を特徴とする請求項11または請求項12に記載の投射型表示装置。
  22. 前記クロスダイクロイックミラーで色分解された第1色光と第2色光との混合光は、前記クロスダイクロイックミラーと前記第3色用の偏光ビームスプリッタとの間の光路に配置された2枚の偏向ミラーによって180度偏向されること
    を特徴とする請求項21に記載の投射型表示装置。
  23. 光源から射出される光のうち第1色光と第2色光を反射し、第3色光を透過する特性を有する第1ダイクロイックミラーと、前記第3色光を反射し、前記第1色光と前記第2色光を透過する特性を有する第2ダイクロイックミラーとを互いに直交して配置し、前記光源からの光を前記第1色光と前記第2色光の混合光と、前記第3色光とに色分解するクロスダイクロイクミラーと、
    前記クロスダイクロイックミラーで色分解された前記混合光を前記第1色光と前記第2色光とに色分解する第3ダイクロイックミラーと、
    前記各色光毎に配置されるライトバルブと、
    実質的に三角柱形状の第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムを有し、前記第1プリズムと前記第2プリズムとを前記第1色光を透過し、前記第2色光を反射する特性を有する第1ダイクロイック膜を介して接合し、前記第2プリズムと前記第3プリズムとを前記第3光を反射し、前記第1色光と前記第2色光を透過する特性を有する第2ダイクロイック膜を介して接合され、前記第1プリズムに入射した前記第1色光と、前記第2プリズムに入射した第2色光とは前記第1ダイクロイック膜で色合成され、前記第1色光と前記第2色光との合成光と、前記第3プリズムに入射した第3色光とは前記第2ダイクロイック膜で色合成する色合成光学系と、
    前記色合成された光を投射する投射レンズとを有し、
    前記光源から前記ライトバルブまでの各色光の光路長は等しいこと
    を特徴とする投射型表示装置。
  24. 前記クロスダイクロイックミラーと前記第3ダイクロイックミラーとの間の光路に配置され、前記光源から前記第1色光用のライトバルブまでの光路長と、前記光源から前記第2色光用のライトバルブまでの光路長とを等しくする少なくとも1枚の偏向ミラーと、
    前記クロスダイクロイックミラーと前記第3色光用のライトバルブとの間の光路に配置され、前記光源から前記第3色光用のライトバルブまでの光路長を、前記光源から前記第1色光用のライトバルブまでの光路長と等しくする少なくとも2枚の偏向ミラーとを有すること
    を特徴とする請求項23に記載の投射型表示装置。
  25. 前記第1ダイクロイックミラーと前記第3色光用のライトバルブとの間の光路に配置された少なくとも2枚の偏向ミラーのうち少なくとも1枚は、前記色合成光学系の近傍に配置されていること
    を特徴とする請求項24に記載の投射型表示装置。
  26. 前記第3プリズムの最小の頂角は、23度から28度の間の角度であること
    を特徴とする請求項1から請求項25のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011070082A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Canon Inc 画像投射装置
JP2011128340A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Seiko Epson Corp 照明装置及びプロジェクター

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