JP3449068B2 - プロジェクタ装置 - Google Patents

プロジェクタ装置

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JP3449068B2 JP26614995A JP26614995A JP3449068B2 JP 3449068 B2 JP3449068 B2 JP 3449068B2 JP 26614995 A JP26614995 A JP 26614995A JP 26614995 A JP26614995 A JP 26614995A JP 3449068 B2 JP3449068 B2 JP 3449068B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は液晶などの光空間変調
素子を使用して、例えばカラーの映像信号を背面投射型
スクリーン上に投影するプロジェクタ装置に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】液晶などの光空間変調素子を3個使用し
たカラー映像信号を投影する装置の光学系は様々の方式
があるが、一般的には例えば図6のようにガラス部材に
反射膜を形成してRGBの各画像を合成する方式か、ま
たは図8のようにクロスダイクロイックミラーを用いて
RGBの各画像を合成する方式が知られている。 【0003】図6において、光源39は放物面鏡の焦点
位置に例えばメタルハライドランプ39aが配置されて
おり、放物面鏡の光軸にほぼ平行の光がその開口から出
射される。そして光源39から出射された光の内赤外領
域及び紫外領域の不要光線はIR−UVカットフィルタ
40によって遮断され有効な光線のみが次の光学手段に
導かれることになる。 【0004】この光学手段は、例えば図7(a)の側面
図及び図7(b)の正面図に示されているように、光空
間変調素子である液晶の有効開口のアスペクト比に等し
い相似形をした外形を持つ、複数の凸レンズ41a、4
1a、41a・・・が正方配列されている平型のマルチ
レンズアレイ41と、図6に見られるようにマルチレン
ズアレー41の凸レンズ41aに対向するように複数の
凸レンズ42a、42a、42a・・・が形成されてい
る平凸型のマルチレンズアレイ42から構成され、凸レ
ンズ41aの焦点が凸レンズ42aとなるように配置さ
れている。そしてIR−UVカットフィルタ40を通過
した光源39の光束が効率よく、かつ均一に液晶パネル
の有効開口に照射されるようになされている。 【0005】マルチレンズアレイ42と液晶パネルの有
効開口の間には、光源39の光束を赤、緑、青色に分解
するダイクロイックミラー43、53が配置されてい
る。この図に示す例では、まずダイクロイックミラー4
3で青色を反射し緑色及び赤色を透過させている。この
ダイクロイックミラー43で反射された青色の光束は、
偏波面を揃える偏光板44を介してミラー45により進
行方向を90゜曲げられて青色用液晶パネル47の前の
偏光板46に導かれる。 【0006】一方、ダイクロイックミラー43を透過し
た緑色及び赤色の光束は、偏波面を揃える偏光板52を
介してダイクロイックミラー53により分離されること
になる。すなわち、緑色光束は反射されて進行方向を9
0゜曲げられて緑色用液晶パネル55前の偏光板54に
導かれる。そして赤色光束はダイクロイックミラー53
を透過して直進し、赤色用液晶パネル58前の偏光板5
9に導かれる。 【0007】赤、緑、青色の光束は各々の偏光板46、
54、57を通過して各々の液晶パネル47、55、5
8に照射される。これらの液晶パネル47、55、58
の後段には、液晶パネル47、55、58から出射した
光の所定の偏光面を持つ光のみ透過するいわゆる検光子
48、56、5が配置され、液晶を駆動する回路の電
圧により光の強度を変調するように構成されている。 【0008】各液晶パネル47、55、58から検光子
48、56、5を介して出射した光は、例えば所定の
光のみを透過する反射膜50、51を介してガラス材等
を張り合わせて構成されている光合成素子49によって
同一の光軸となるように合成され投射レンズ61に出射
されることになる。 【0009】反射膜50は例えば青色光束を透過し緑色
光束を反射する特性を有して構成されており、ここで、
検光子48を透過した青色光束及び検光子56を透過し
た緑色光束が合成される。また、反射膜51は赤色光束
を反射する特性を有して構成されており、ここで、反射
膜50によって合成された青/緑色光束と、検光子59
を透過しミラー60で反射された赤色光束が合成される
ことになる。つまり、光合成素子9における反射膜5
1でRGB各色光束が合成され、投射レンズ61によっ
てカラー画像として拡大投影される。 【0010】この図6に示した液晶プロジェクタ装置は
光源39の前面に、例えば図7に示したようなマルチレ
ンズアレー41、42を配置することにより、光源39
から出射され各凸レンズ41a、42aを通過した光束
はそれぞれ各液晶パネルに収束され、明るさもその全表
示面で均一となるようにすることができるとともに、光
学ブロックの構成を単純にして光学部品も安価にするこ
とができる。しかし液晶パネル47、55、58と投射
レンズ61の後面との距離が長くなり、いわゆるレンズ
のバックフォーカスが長いために広角の投影をしたい場
合には、レンズ設計が難しく、また作成に際しては高価
なガラス材料を使用した光合成素子59等を用いたり、
レンズ構成が枚数が多くなり高価な物になってしまう。 【0011】そこで、図8の一部拡大図に示すようにク
ロスダイクロイックプリズムを用いることにより、以下
に述べるように図6に示した方式の欠点を解消するとと
もに全体の小型化を実現している。 【0012】図8はマルチレンズアレー41、及びマル
チレンズアレー42によって集光されて液晶パネル63
によって変調されクロスダイクロイックプリズム64に
導かれる例えば緑色の光路のみを摸式的に示す図であ
る。 【0013】先程図6、図7で説明したように、液晶プ
ロジェクタ装置の光源側に配置されるマルチレンズアレ
ー41には複数の凸レンズ41aが正方配列されてお
り、この図には示されていない光源からIR−UVカッ
トフィルタを介して入射した光束は各凸レンズ41aに
よって、それぞれマルチレンズアレー42の凸レンズ4
2a上に集束される。そして各凸レンズ42aに到達し
た光束は、出射側の凸レンズ42bによってコンデンサ
レンズ62に照射され、前後に偏光板が配置されている
液晶パネル63で変調された後にクロスダイクロイック
プリズム64に入射する。ダイクロイックプリズム64
は例えば図11の斜視図に示されているように、4個の
プリズムを所定の反射特性を有している薄膜で形成され
る反射面64a、64bを介して張り合わせて形成され
ている。 【0014】なお、図8においては、緑色光束Gの光路
のみを実線で示しているが、赤色光、束R及び青色光束
Bは図示していない各色の液晶パネルによって同様に光
変調された後に、矢印で示されているように、クロスダ
イクロイックプリズム64に対してそれぞれ異なる方向
から入射することになる。 【0015】液晶パネル63で変調された光束はクロス
ダイクロイックプリズム64によって、赤色の光束Rは
反射面64aで、また青色の光束Bは反射面64bによ
って図示されていない投射レンズに対して反射される。
さらに緑色の光束Gは反射面64a、64bを透過する
ので、ここでRGB各光束が1つの光軸に合成され投射
レンズに入射することになる。また、上述したように赤
色、青色についてもクロスダイクロイックプリズム64
に対して矢印で示されている方向から入射して、それぞ
れ反射面64a、64bで反射して投射レンズに入射す
るようになる。 【0016】このように、凸レンズ41a、42aが正
方配列されたマルチレンズアレー41、42を光源の後
段に設けることにより、光源39から出射された光束が
効率よく、かつ均一に液晶パネル63の有効開口に照射
することができるようになっている。 【0017】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うにクロスダイクロイックプリズム64は、4個のプリ
ズムを所定の反射特性を有している薄膜を介して張り合
わせて形成しているが、この場合に、 1. 例えばクロスダイクロイックプリズム64の中心
に垂直に位置する接合部64c付近において薄膜にむら
があり、反射膜64a、64bの反射特性が異なってし
まう。 2. 各プリズムの形状精度が悪く接合面に若干の間隙
が形成される。 3. 張り合わせ時に反射面64a1 と64a2 、又は
/及び反射面64b164b2 に段差が形成される。等
の問題があり、特に図9、図10に示されているように
各プリズムの中心部となる接合部64cを通過する光束
が弱まり投影される画像にカゲとして現れてしまう。 【0018】例えば図7(a)において、向かって左側
の縦方向に位置する凸レンズ41a1 〜41a10を透過
し、接合部64cを透過した光束は、図10に示されて
いるように縦線のカゲS1 として画像P上に現れてしま
う。特に、光源が点光源(短アーク光源)とされている
場合は、指向性が鋭い光となるので、図9に示されてい
るように各凸レンズ41a、42aによって集束された
光束が、上記した問題を有しているクロスダイクロイッ
クプリズム64の接合部64aを異なった方向から通過
した場合、その光が接合部64cによってけられること
になり、例えば図10に示されているように画像P上に
凸レンズ41a、42aが水平方向に配置されている数
だけ縦線のカゲS、S、S・・・が現れて、良好な画像
を得ることができなくなってしまう。 【0019】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、光源と、 横方向
及び縦方向に複数の凸レンズが正方配列された一対の複
合レンズから構成され、前記一対の複合レンズにある
形状をなす各々の凸レンズが対向するように配置さ
れ、前記複合レンズ外形の中心付近を含め該複合レンズ
上の隣接する凸レンズが互いに千鳥格子状に形成されて
いる光学手段と、前記光源から前記光学手段によって導
かれた光を、赤、青、緑の色光に分離する色分離手段
と、前記色分離手段によって分離された上記赤、青、緑
の色光に対応して設けられ、画像信号に基づき前記赤、
青、緑の色光を変調する光変調手段と、前記光変調手段
で変調された各色の光束を合成してカラー画像を形成す
とともに、4個のプリズムを中心に接合部を有するよ
うに所定の反射特性の薄膜で形成された膜面を介して張
り合わされて形成され、該張り合わされたときに前記所
定の反射特性による前記各色の光束の合成された特性
と、前記接合部付近における前記各色の光束の合成され
た特性が異なる特性となりうるクロスダイクロイックプ
リズムとを備え、前記合成された特性が異なる特性とな
る場合に、前記光束が前記クロスダイクロイックプリズ
ムの中心の接合部を通過することにより発生するカゲの
濃淡が薄くされることを特徴とする。 【0020】 【0021】本発明によればクロスダイクロイックプリ
ズムに上記したような欠陥が合った場合でも、マルチレ
ンズアレーに設けられる凸レンズを千鳥状に形成するこ
とにより、画面上に現れるカゲが分散して濃淡が薄くな
るので、従来よりも良い画像を得ることができるように
なる。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、まず図2にしたがい本実施
の一形態である液晶プロジェクタ装置の光学系について
説明する。図2において、光源4は放物面鏡の焦点位置
に例えばメタルハライドランプ4aが配置されており、
放物面鏡の光軸にほぼ平行の光がその開口から出射され
る。そして光源4から出射された光の内、赤外領域及び
紫外領域の不要光線はIR−UVカットフィルタ3によ
って遮断され有効な光線のみがその後段に配されている
光学手段に導かれることになる。 【0023】この光学手段は、光変調手段である液晶パ
ネルの有効開口のアスペクト比に等しい相似形をした外
形を持つ、複数の凸レンズ1a、1a、1a・・・と凸
レンズ1b、1b、1b・・・が、その位相を例えば1
/2ずらした状態で千鳥格子状に配列されている平型の
マルチレンズアレイ1と、このマルチレンズアレー1の
凸レンズ1a及び凸レンズ1bに対向するように複数の
凸レンズ2a、2a、2a・・・、及び凸レンズ2b、
2b、2b・・・が形成されている平凸型のマルチレン
ズアレイ2から構成されている。そしてIR−UVカッ
トフィルタ3を通過した光源4の光束が効率よく、かつ
均一に後述する液晶パネルの有効開口に照射されるよう
になされている。 【0024】マルチレンズアレイ2と液晶パネルの有効
開口の間には、光源4の光束を赤、緑、青色に分解する
ダイクロイックミラー5、12が配置されている。この
図に示す例では、まずダイクロイックミラー5で赤色の
光束Rを反射し緑色の光束G及び青色の光束Bを透過さ
せている。このダイクロイックミラー5で反射された赤
色の光束Rはミラー6により進行方向を90゜曲げられ
て赤色用液晶パネル9の前のコンデンサーレンズ7に導
かれる。 【0025】一方、ダイクロイックミラー5を透過した
緑色及び青色の光束はダイクロイックミラー12により
分離されることになる。すなわち、緑色光束は反射され
て進行方向を90゜曲げられて緑色用液晶パネル15前
のコンデンサーレンズ13に導かれる。そして青色光束
はダイクロイックミラー12を透過して直進し、リレー
レンズ17、ミラー18、反転用リレーレンズ19、ミ
ラー20を介して青色用液晶パネル23前のコンデンサ
ーレンズ21に導かれる。 【0026】赤、緑、青色の光束は各々のコンデンサー
レンズ7、13、21を通過して液晶パネル9、15、
23に照射される。これらの液晶パネル9、15、23
の前段には入射した光の偏光方向を一定方向に揃えるた
めの偏光板8、14、22が、また後段には出射した光
の所定の偏光面を持つ光のみ透過するいわゆる検光子1
0、16、24が配置され、液晶を駆動する回路の電圧
により光の強度を変調するように構成されている。 【0027】一般には、ダイクロイックミラー5、12
の特性を有効に利用するため、P偏波面の反射、透過特
性を使用している。従って、各々の液晶パネル9、1
5、23の入射側偏光板8、14、22は、図2の紙面
内に平行な偏波面を透過するように配置されている。ま
た、液晶パネル9、15、23を構成する液晶部は例え
ばTN型が用いられており、かつその動作はいわゆる例
えばノーマリーホワイト型として構成され、検光子1
0、16、24は図2の紙面に垂直な偏波光を透過する
ように配置されている。 【0028】そして液晶パネル9、15、23で光変調
された各色の光束は、光合成手段として先程図11の斜
視図で説明したクロスダイクロイックプリズム64と同
等のクロスダイクロイックプリズム11を用いて、赤色
の光束Rは反射面11aで、また青色の光束Bは反射面
11bで投射レンズTLに対して反射される。そして緑
色の光束Gは反射面11a、11bを透過するので、こ
こでRGB各光束が1つの光軸に合成される。この時、
反射特性を利用する赤色及び青色の光束については、反
射面11a、11bに対してS偏光面を使用するほうが
反射特性を良好に保つことが出来るので、図2の紙面に
垂直な偏波面とされている光束をクロスダイクロイック
プリズム11に入射させるのが一般的である。 【0029】図1は図2に示したマルチレンズアレー1
の平面図であり、図1(a)は側面図、図1(b)は正
面図である。本発明では、マルチレンズアレー1に形成
される複数の凸レンズ1a、1bは図示されているよう
に千鳥格子状に形成されている。例えば図1(b)に示
されているように奇数段に凸レンズ1a、1a、1a・
・・が設けられ、偶数段には凸レンズ1aと位相が1/
2ずれた状態で同一形状の凸レンズ1b、1b、1b・
・・が設けられている。そして図2で説明したように、
このマルチレンズアレー1に対向して配置されるマルチ
レンズアレー2に関しても、凸レンズ1a、1bと同様
に奇数段、遇数段毎に千鳥格子状に凸レンズ2a、2b
が形成されている。 【0030】次にマルチレンズアレー1及び2を用いた
場合の光束の光路の摸式図を図3に示す。なお、図3は
図1に示したコンデンサレンズ3、液晶パネル4、クロ
スダイクロイックプリズム5のみを拡大して示す図であ
り、緑色に対する光束Gのみが実線及び破線で示されて
いる。なお、この図3において、コンデンサレンズ3、
液晶パネル4、及びクロスダイクロイックプリズム5、
反射面5a、5b、接合部5cは、それぞれ先程図8で
説明したコンデンサレンズ23、液晶パネル24、及び
クロスダイクロイックプリズム25、反射面25a、2
5b、接合部25cに対応している。 【0031】例えば凸レンズ1aで集束され凸レンズ1
aの中央部分を透過した光束は、実線で示されているよ
うに凸レンズ2aに入射した後に、コンデンサレンズ1
3、液晶パネル15等を得てクロスダイクロイックプリ
ズム11の接合部11cを通過する。一方、凸レンズ1
aと位相が1/2ずれた状態で配置されている凸レンズ
1bで集束され凸レンズ1bの中央部分を透過した光束
は、破線で示されているように凸レンズ2bに入射した
後にコンデンサレンズ13、液晶パネル15等を得てク
ロスダイクロイックプリズム11の接合部11cを通過
する。 【0032】このように、凸レンズ1a、凸レンズ2a
で集束され凸レンズ1a、1bの中央部分を通過する比
較的強い光量の光が接合部11cを通過することにより
発生するカゲは、例えば図4に示されているように水平
方向に分散するようになる。すなわち、投射される画像
Pとしては、カゲSa、Sa、Sa、及びカゲSb、S
b、Sbが水平方向に分散して現れ濃淡が薄くなるの
で、従来よりも視覚的に目立たなくすることができるよ
うになる。 【0033】なお、上記実施の形態では凸レンズ1a、
2aと凸レンズ1b、2bを水平方向に1/2ずらした
状態で構成したが、マルチレンズアレー1、2に形成さ
れる凸レンズ1a、1b及び2a、2bがそれぞれに対
応していればよく、例えば図5に示されているように、
凸レンズ1a、1a、1a、凸レンズ1b、1b、1
b、凸レンズ1c、1c、1cを水平方向に1/4ずつ
ずらして形成したマルチレンズアレー1Aを形成しても
良い。また、本発明は上記した液晶プロジェクタ装置以
外の光変調手段を有して構成されるプロジェクタ装置に
適用することも可能である。 【0034】 【発明の効果】以上、説明したように本発明は光源の後
段に配置されるマルチレンズアレー等の一対の光学手段
の各凸レンズを千鳥格子状に形成することによって、液
晶パネルで光変調されたRGB各色光を合成するクロス
ダイクロイックプリズム等の光合成手段の中心部分に欠
陥がある場合でも、この中心部分を通過することによっ
て発生するカゲを水平方向に分散できる。これによっ
て、画像上に現れるカゲの濃度が薄くなり画質を向上す
ることが可能になると共に、クロスダイクロイックプリ
ズムの欠陥を補うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態である液晶プロジェクタ装
置に用いられるマルチレンズアレーの平面図である。 【図2】本実施の形態の液晶プロジェクタ装置の光学ブ
ロックを示す図である。 【図3】図2に示すマルチレンズアレーによって収束す
る光束の光路を示す図である。 【図4】本実施の形態の液晶プロジェクタ装置によって
分散表示されるカゲを摸式的に示す図である。 【図5】マルチレンズアレーの変形例を示す図である。 【図6】従来の液晶プロジェクタ装置の光学ブロックの
一例を示す図である。 【図7】従来の液晶プロジェクタ装置に用いられている
マルチレンズアレーの平面図である。 【図8】図7に示されている従来のマルチレンズアレー
によって収束する光束の光路を示す図である。 【図9】従来のマルチレンズアレーによって画像上にカ
ゲが発生する一例を示す。 【図10】従来のマルチレンズアレーによって発生する
画像上のカゲを摸式的に示す図である。 【図11】液晶パネルで変調されたRGB各色光を合成
するクロスダイクロイックプリズムを示す斜視図であ
る。 【符号の説明】 1、2 マルチレンズアレー 1a、1b、2a、2b 凸レンズ 11 クロスダイクロイックプリズム 9、15、23 液晶パネル
フロントページの続き (72)発明者 桂川 英樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−181392(JP,A) 特開 平3−111806(JP,A) 特開 平7−175016(JP,A) 国際公開94/022042(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/00 - 21/30 G02F 1/13 G02F 1/1335 - 1/13363 G02B 27/18 G03B 33/12 H04N 5/74

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光源と、横方向及び縦方向に複数の凸レンズが正方配列された
    対の複合レンズから構成され、前記一対の複合レンズに
    ある矩形形状をなす各々の凸レンズが対向するように配
    置され、前記複合レンズ外形の中心付近を含め該複合レ
    ンズ上の隣接する凸レンズが互いに千鳥格子状に形成さ
    れている光学手段と、前記光源から 前記光学手段によって導かれた光を、赤、
    青、緑の色光に分離する色分離手段と、 前記色分離手段によって分離された上記赤、青、緑の色
    光に対応して設けられ、画像信号に基づき前記赤、青、
    緑の色光を変調する 光変調手段と、 前記光変調手段で変調された各色の光束を合成してカラ
    ー画像を形成するとともに、4個のプリズムを中心に接
    合部を有するように所定の反射特性の薄膜で形成された
    膜面を介して張り合わされて形成され、該張り合わされ
    たときに前記所定の反射特性による前記各色の光束の合
    成された特性と、前記接合部付近における前記各色の光
    束の合成された特性が異なる特性となりうるクロスダイ
    クロイックプリズムとを備え、 前記合成された特性が異なる特性となる場合に、前記光
    束が前記クロスダイクロイックプリズムの中心の接合部
    を通過することにより発生するカゲの濃淡が薄くされる
    ことを特徴とするプロジェクタ装置。
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