JP2005227591A - 静電型アクチュエータ - Google Patents

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    • F15B21/00Common features of fluid actuator systems; Fluid-pressure actuator systems or details thereof, not covered by any other group of this subclass
    • F15B21/008Reduction of noise or vibration

Abstract

【課題】 可動体の変位方向と直交する方向に対して支持梁のばね力を大きくすることにより、可動体の横方向の位置ずれを防止し、信頼性を向上させる。
【解決手段】 基板2には、可動体3をY軸方向に変位可能に支持する略コ字状の支持梁6を設ける。そして、可動体3を電極10,11間の静電力によって初期位置から切換位置に変位させる。この場合、支持梁6は、可動体3が初期位置にあるときに、腕部7,8が非平行形状となるように形成し、可動体3が切換位置の近傍等まで大きく変位したときには、腕部7,8がX軸方向に略平行となって延びるように構成する。これにより、支持梁6のX軸方向のばね力を増大させることができるので、可動体3が変位するときに横方向に位置ずれして電極10,11が短絡するのを防止でき、可動体3を大きな変位量で安定的に変位させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば基板上に配置した可動体を電極間の静電力によって駆動するのに好適に用いられる静電型アクチュエータに関する。
一般に、静電型アクチュエータは、例えば光スイッチ、光シャッタ、光アッテネータ等の光通信用部品や、角速度センサ、共振器等に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第6229640号明細書
この種の従来技術による静電型アクチュエータは、例えば低抵抗なシリコン材料にエッチング加工等を施すことにより形成され、基板と、該基板上に隙間をもって配置された棒状の可動体と、基板と可動体との間に撓み変形可能に設けられた複数本の支持梁と、可動体を静電力によってY軸方向に駆動する駆動部とにより構成されている。
ここで、可動体は、互いに直交するX軸,Y軸方向のうち、例えばY軸方向に延びて形成されている。また、各支持梁は、ばね性(弾性)を有する細長い棒状体として形成され、可動体のX軸方向の両側に配置されている。そして、支持梁は、その一端側が基板に接続され、他端側が可動体に接続されると共に、可動体を基板から離した状態でY軸方向に変位可能に支持している。
また、駆動部は、基板に設けられた櫛歯状の固定電極と、可動体に設けられ、該固定電極とX軸方向の隙間をもって噛合する櫛歯状の可動電極とにより構成されている。そして、固定電極と可動電極との間に電圧を印加していないときには、可動体が自由状態(非変形状態)の支持梁によって初期位置に保持されている。また、固定電極と可動電極との間に電圧を印加したときには、これらの電極間に静電力が発生し、各支持梁が撓み変形することにより、可動体がY軸方向に変位して所定の切換位置まで駆動される。
これにより、例えば光スイッチ等に適用される静電型アクチュエータは、可動体に設けられたミラー部を初期位置と切換位置との間で変位させ、このミラー部を光路に出入りさせることにより、光路の切換えを行うものである。
ところで、上述した従来技術では、可動体が初期位置と切換位置との間で変位するときの変位量を可能な限り大きく設定し、静電型アクチュエータが適用される装置の性能や信頼性を高めたいという要求がある。即ち、例えば光スイッチ等においては、可動体(ミラー部)を光の口径よりも大きく変位させて切換動作を確実に行う必要があるため、可動体の変位量を、例えば50μm以上の大きな寸法値に設定したい場合が多い。
しかし、単に可動体の変位量を大きくした場合には、可動体が変位するときに、変位方向と垂直な横方向(X軸方向)に対して位置ずれ、ぶれ等が生じ易くなり、アクチュエータの動作が不安定となる。このため、従来技術では、可動体の変位量を増大させるには限界があり、アクチュエータの信頼性を維持しつつ、十分な変位量を実現するのが難しいという問題がある。
特に、駆動部として櫛歯状の電極を用いている場合には、固定側と可動側の電極が微小な隙間をもって噛合している。このようなアクチュエータにあっては、可動体が横方向に僅かに位置ずれするだけでも、固定側と可動側の電極が接触して短絡することがあり、可動体の変位量を無理に大きく設定すると、アクチュエータが作動不良となる虞れがある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、可動体を大きな変位量で安定的に変位させることができ、その横方向の位置ずれ等を防止できると共に、可動体の変位量を十分に確保しつつ、信頼性を向上できるようにした静電型アクチュエータを提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明は、基板と、該基板に配置され互いに直交するX軸,Y軸方向のうちY軸方向に変位可能となった可動体と、該可動体のX軸方向の両側に位置して前記基板と可動体との間に撓み変形可能に設けられ該可動体をY軸方向に変位可能に支持する複数本の支持梁と、前記可動体を静電力によりY軸方向に駆動して初期位置から切換位置に変位させる駆動手段とを備えた静電型アクチュエータに適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、支持梁は、X軸方向に延びると共にY軸方向に間隔をもって配置された2本の腕部と該各腕部を連結する連結部とにより略コ字状に屈曲して形成し、支持梁の各腕部は、可動体が初期位置にあるときにX軸方向に対して非平行形状を保持し可動体が切換位置に向けて駆動されるときにX軸方向に略平行となって延びる構成としたことにある。
また、請求項2の発明によると、支持梁の腕部は互いにY軸方向の間隔をもってX軸方向に延びる複数本の棒状体により形成し、該各棒状体をY軸方向の異なる位置で連結部にそれぞれ接続する構成としている。
また、請求項3の発明によると、連結部のX軸方向の幅寸法は腕部のY軸方向の幅寸法よりも大きく形成する構成としている。
また、請求項4の発明によると、連結部のX軸方向の幅寸法は各棒状体のY軸方向の幅寸法よりも大きく形成する構成としている。
また、請求項5の発明によると、支持梁の腕部は、一端側が基板に接続され他端側が連結部に接続された基板側腕部と、一端側が可動体に接続され他端側が該基板側腕部からY軸方向に離れた位置で連結部に接続された可動体側腕部である構成としている。
さらに、請求項6の発明によると、駆動手段は、X軸方向に間隔をもってY軸方向に延びる複数本の電極板により櫛歯状に形成され基板に設けられた固定電極と、該固定電極の各電極板の間に隙間をもって噛合する複数の電極板により櫛歯状に形成されて可動体に設けられ該固定電極との間に静電力を発生する可動電極とにより構成している。
請求項1の発明によれば、可動体が初期位置から切換位置に向けて変位するときには、支持梁を撓み変形させることができる。この場合、例えば可動体が初期位置の近傍等にあるときには、可動体に付加される横方向(X軸方向)の静電力が比較的小さいので、支持梁の腕部が非平行形状であっても、可動体をY軸方向に安定的に駆動することができる。また、例えば可動体が大きく変位したときには、支持梁の各腕部を、可動体の変位方向(Y軸方向)と直交するX軸方向に沿って略平行に延ばすことができる。これにより、支持梁が可動体の変位方向に対して垂直に近い状態となるので、支持梁のX軸方向のばね定数をY軸方向のばね定数と比較して大きくすることができる。
この結果、可動体が大きく変位したときに、例えば横方向(X軸方向)の非対称な静電力が増大したとしても、これを補償するように支持梁の横方向の剛性を選択的に高めることができ、これによって支持梁は、可動体の変位方向に円滑に撓み変形しつつ、その横方向の位置ずれを高い剛性をもって抑えることができる。従って、可動体の変位量を大きく設定したとしても、これを初期位置と切換位置との間で安定的に変位させることができ、可動体の変位量を十分に確保しつつ、信頼性の高いアクチュエータを実現することができる。
また、請求項2の発明によれば、支持梁の腕部を複数本の棒状体によって形成でき、これらの棒状体をY軸方向の異なる位置で連結部にそれぞれ接続することができる。これにより、連結部と腕部とが複数箇所で接続された状態となるため、これらの接続部位の剛性を高めることができる。従って、支持梁が撓み変形するときには、連結部が腕部の端部側でX軸方向に揺動するように変位するのを抑制でき、支持梁全体としてX軸方向の剛性を高めることができる。
また、請求項3の発明によれば、連結部の幅寸法を、腕部の幅寸法よりも大きく形成することができ、連結部の剛性を高め、その弾性(ばね性)を抑えることができる。これにより、支持梁が撓み変形するときには、連結部がX軸方向に撓み変形するのを抑制でき、支持梁のX軸方向のばね定数を増大させることができる。
また、請求項4の発明によれば、連結部の幅寸法を、腕部の各棒状体の幅寸法よりも大きく形成できるので、連結部の剛性を高めてX軸方向の撓み変形を抑制でき、支持梁のX軸方向のばね定数を増大させることができる。
また、請求項5の発明によれば、支持梁を、基板側腕部、可動体側腕部及び連結部によって略コ字状に形成でき、この支持梁を基板と可動体との間に接続することができる。
さらに、請求項6の発明によれば、櫛歯状の固定電極と可動電極とを用いることにより、各電極を小型化しつつ、電極間に十分な対向面積を確保でき、可動体を大きな静電力によって効率よく駆動することができる。そして、可動体の横方向の位置ずれを支持梁によって防止できるので、微小な隙間をもって対向した電極間の短絡を避けることができる。
以下、本発明の実施の形態による静電型アクチュエータを、添付図面を参照して詳細に説明する。
ここで、図1ないし図6は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、静電型アクチュエータを光スイッチ装置に適用した場合を例に挙げて述べる。
図中、1は光スイッチ装置、2は該光スイッチ装置1のベースとなる基板で、該基板2は、例えばガラス板等により数ミリ程度の大きさの四角形状に形成され、互いに直交するX軸及びY軸に沿って水平方向に延びている。
そして、基板2の表面側には、例えば低抵抗なシリコン材料等にエッチング加工を施すことにより、後述の可動体3、ミラー部4、支持梁固定部5、支持梁6、固定電極10、可動電極11等が形成されている。
3は基板2に設けられた可動体で、該可動体3は、図1、図2に示す如く、例えば細長い棒状体として形成され、Y軸方向に延びている。また、可動体3は、各支持梁6によってY軸方向に変位可能に支持され、ミラー部4、可動電極11と共に基板2から離間した位置に保持されている。
4は可動体3の端部側に設けられたミラー部で、該ミラー部4は、後述する光学装置12の光路に対して進退可能に配置され、発光部12A,12Bから発射される光を反射または通過させることにより、光路の切換えを行うものである。また、ミラー部4の表面は、例えばメッキ、蒸着、スパッタ等の手段を用いて金属膜を形成することにより、鏡面仕上げされている。
そして、ミラー部4は、図1に示す如く、固定電極10と可動電極11との間に電圧が印加されていないときに、各支持梁6の弾性力(ばね力)によって可動体3と一緒に初期位置に保持されている。
また、電極10,11の間に電圧が印加されたときには、図4に示す如く、可動体3が電極10,11間の静電力によってY軸方向に駆動され、各支持梁6が撓み変形する。これにより、可動体3、ミラー部4および可動電極11は、初期位置から切換位置に変位し、ミラー部4によって光学装置12の光路が切換えられる。この場合、可動体3等が初期位置と切換位置との間で変位するときの変位量を最大変位量Lとして、この最大変位量Lは、例えば60μm程度の大きな値に設定されている。
5は基板2上に突設された例えば4個の支持梁固定部で、該各支持梁固定部5は、可動体3のX軸方向の両側に2個ずつ配置され、Y軸方向に離間している。そして、各支持梁固定部5には、後述する支持梁6の基板側腕部7がそれぞれ接続されている。
6は基板2と可動体3との間に撓み変形可能に設けられた例えば4本の支持梁で、該各支持梁6は、可動体3を挟んでX軸方向両側の互いに対称となる位置に2本ずつ配置されると共に、Y軸方向に間隔をもって2箇所に配置され、これらの位置で可動体3をY軸方向に変位可能に支持している。
ここで、支持梁6は、例えば略コ字状(矩形状)に屈曲した細長い棒状体として形成され、X軸方向に延びると共にY軸方向に間隔をもって配置された基板側腕部7、可動体側腕部8と、これら2本の腕部7,8を連結する連結部9とにより構成されている。
この場合、基板側腕部7は、一端側が支持梁固定部5を介して基板2に接続され、他端側が連結部9に接続されている。また、可動体側腕部8は、一端側が可動体3に接続され、他端側が基板側腕部7からY軸方向に離れた位置で連結部9に接続されている。また、連結部9は、腕部7,8の他端側から略L字状に屈曲して形成され、Y軸方向に延びている。
そして、支持梁6は、図3に示す如く、可動体3が初期位置にあるときに、撓み変形が生じていない自由状態に保持され、この自由状態では、腕部7,8の一端側が閉じた略コ字状に形成されている。このとき、各腕部7,8は、X軸方向に延びつつY軸方向に斜めに傾斜した状態となり、X軸方向に対して一側(可動体3側)が他側(連結部9側)よりも互いに近接した非平行形状を保持している。そして、各腕部7,8のY軸方向の間隔は、一側の間隔dが他側の間隔Dよりも小さくなっている(D>d)。
また、支持梁6は、図5に示す如く、可動体3が切換位置に向けて駆動されることによりY軸方向に撓み変形し、これによって各腕部7,8は一端側が拡開する方向に変位する。そして、例えば可動体3が切換位置の近傍等まで大きく変位したときに、腕部7,8は、可動体3の変位方向(Y軸方向)と直交する横方向(X軸方向)に略平行となって延びた状態となる。
この結果、支持梁6は、X軸方向のばね定数kxと、Y軸方向のばね定数kyとの比率(kx/ky)が増大し、各支持梁6の横方向の剛性が選択的に高くなる。これにより、本実施の形態では、可動体3が大きく変位したとしても、横方向の位置ずれ等が生じるのを支持梁6によって防止でき、後述の如く可動体3の最大変位量Lを十分な大きさに設定することができる。
次に、可動体3の駆動手段について述べると、10は基板2に設けられた例えば3個の固定電極で、該各固定電極10は、図1に示す如く、例えば櫛歯状の電極として形成され、可動体3を挟んでX軸方向の両側に対称に配置されると共に、Y軸方向に間隔をもって2箇所に配置されている。そして、各固定電極10は、X軸方向に間隔をもってY軸方向に延びる複数の電極板10Aを有している。
11は各固定電極10と対向する位置で可動体3に設けられた例えば3個の可動電極で、該各可動電極11は、固定電極10と共に駆動手段を構成し、固定電極10の電極板10AとX軸方向の隙間をもって噛合する複数の電極板11Aを有している。
そして、固定電極10と可動電極11とは、電圧を印加されることにより電極板10A,11Aの間にY軸方向の静電力を発生し、この静電力を、例えばY軸方向の2箇所で左,右両側から可動体3に付加することにより、可動体3を初期位置から切換位置にバランス良く変位させるものである。
12は基板2に設けられた光学装置で、該光学装置12は、図1、図4に示す如く、発光部12A,12Bと受光部12C,12Dとからなり、これらは光ファイバ(図示せず)等にそれぞれ接続されている。そして、可動体3が初期位置にあるときには、ミラー部4を介して発光部12Aと受光部12Cとの間、及び発光部12Bと受光部12Dとの間に光路がそれぞれ設けられている。また、可動体3が切換位置にあるときには、ミラー部4の外側で発光部12Aと受光部12Dとの間、及び発光部12Bと受光部12Cとの間に光路がそれぞれ設けられ、これによって光路の切換えが行われるものである。
本実施の形態による光スイッチ装置1は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、固定電極10と可動電極11との間に電圧を印加すると、これらの間に生じる静電力は、可動体3を支持梁6のばね力に抗してY軸方向に駆動する。これにより、各支持梁6が撓み変形しつつ、可動体3が初期位置から切換位置に変位するため、ミラー部4が光学装置12の光路から後退し、光路の切換えが行われる。また、電圧印加を停止したときには、可動体3が各支持梁6のばね力によって初期位置に戻されるため、ミラー部4が光路に進入し、光路が初期状態に復帰する。
ここで、図6を参照しつつ、可動体3の変位量と支持梁6の形状との関係について説明する。
まず、例えば櫛歯状の電極10,11を用いて可動体3を駆動するときに、可動体3には、変位方向の静電力だけでなく、電極板10A,11Aの寸法誤差等を原因とする横方向の非対称な静電力が付加される。特に、可動体3の変位量を大きくするために、電極10,11間に印加する電圧を高くした場合には、可動体3が変位して電極板10A,11A間のX軸方向の対向面積が増えると、横方向の静電力が支持梁6のX軸方向のばね力と比較して無視できない大きさとなる。この結果、可動体3が横方向に位置ずれすると、電極板10A,11Aが互いに接触して短絡することにより、可動体3が変位不能となる。
そこで、このような状態を避けるために、本実施の形態では、可動体3が初期位置にあるときに支持梁6の腕部7,8が非平行状態となり、可動体3が切換位置に向けて変位するときに腕部7,8が横方向に略平行となって延びる構成としている。この構成において、支持梁6のX軸方向のばね定数kxと、Y軸方向のばね定数kyとの比率(kx/ky)は、可動体3のY軸方向の変位量yに応じて、例えば図6中に実線で示す特性線13のように変化する。
このように、本実施の形態では、可動体3が大きく変位するほど、腕部7,8が可動体3の変位方向に対して垂直に近い状態となるので、例えば可動体3が0〜60μm程度の長い距離にわたって変位するときに、その変位量yに応じて支持梁6のばね定数の比率(kx/ky)を増大させることができる。
このため、例えば横方向の余分な静電力が増大したとしても、これを補償するように支持梁6のばね定数kxを大きくして横方向の剛性を選択的に高めることができ、これによって支持梁6は、可動体3の変位方向に円滑に撓み変形しつつ、その横方向の位置ずれを高い剛性をもって抑えることができる。
次に、図7を参照しつつ、本実施の形態の比較例として、静電型アクチュエータ100について考えてみる。この場合、可動体101を支持する支持梁102は、図7中に実線で示す如く、例えば可動体101が初期位置にあるときに、腕部103,104と連結部105とが歪みのない略コ字状に保持され、可動体101が変位するときには、仮想線で示す如く、腕部103,104が拡開する方向に撓み変形するものとする。この比較例では、可動体101の変位量yと、支持梁102のばね定数の比率(kx/ky)との関係を求めると、例えば図6中に仮想線で示す特性線14のようになる。
この特性線14から判るように、支持梁102は、従来技術(特許文献1)の場合とほぼ同様に、可動体101が変位するほど変位方向に対して斜めに傾斜した状態となり、支持梁102のばね定数の比率(kx/ky)が減少する。このため、比較例の構成では、例えば20〜30μm程度の変位量であっても、可動体101が横方向の位置ずれ等によって変位不能となり易い。
これに対し、本実施の形態では、特性線13のピーク値等から判るように、例えば可動体3の最大変位量Lを60μm程度の大きな寸法に設定した状態でも、変位量yが0〜60μmにわたって変化するときに支持梁6のばね定数の比率(kx/ky)を十分な大きさに保持でき、可動体3を安定的に駆動できることが確認できた。
かくして、本実施の形態によれば、可動体3が初期位置にあるときには、支持梁6の各腕部7,8が非平行形状を保持し、可動体3が切換位置に向けて駆動されるときには、各腕部7,8がX軸方向に略平行となって延びる構成としている。
これにより、例えば可動体3が初期位置の近傍等にあるときには、各電極10,11の電極板10A,11A同士の対向面積が少なく、可動体3に付加される横方向の静電力が比較的小さいので、支持梁6の腕部7,8が非平行形状であっても、可動体3をY軸方向に安定的に駆動することができる。
また、例えば可動体3が切換位置の近傍等まで大きく変位したときには、各腕部7,8を、可動体3の変位方向と直交するX軸方向に沿って略平行に延ばすことができ、支持梁6のX軸方向のばね定数kxをY軸方向のばね定数kyと比較して大きくすることができる。
この結果、各支持梁6は、可動体3の変位方向に向けて円滑に撓み変形しつつ、可動体3の横方向の位置ずれを高い剛性をもって抑えることができる。この場合、例えば4本の支持梁6によって可動体3をY軸方向の2箇所でX軸方向の両側からバランス良く支持でき、可動体3をより安定した状態で直線的に駆動することができる。
従って、可動体3の最大変位量Lを大きく設定したとしても、これを初期位置と切換位置との間で安定的に変位させることができ、可動体3の変位量を十分に確保しつつ、信頼性の高い光スイッチ装置1を実現することができる。
また、駆動手段として櫛歯状の固定電極10と可動電極11とを用いたので、各電極10,11を小型化しつつ、電極間に十分な対向面積を確保でき、可動体3を大きな静電力によって効率よく駆動することができる。この場合、可動体3の横方向の位置ずれ等を支持梁6によって防止できるので、微小な隙間をもって対向した電極10,11間の短絡を避けることができる。
次に、図8及び図9は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、支持梁の腕部を複数本の棒状体により構成したことにある。なお、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
21は光スイッチ装置で、該光スイッチ装置21は、第1の実施の形態とほぼ同様に、基板2、可動体3、支持梁固定部5、可動電極11と、後述の支持梁22と、ミラー部、固定電極(図示せず)等とにより構成されている。
22は可動体3をY軸方向に変位可能に支持する例えば4本の支持梁(2本のみ図示)で、該各支持梁22は、第1の実施の形態とほぼ同様に、一端側が支持梁固定部5に接続された基板側腕部23と、一端側が可動体3に接続された可動体側腕部24と、これら2本の腕部23,24を連結する連結部25とにより構成されている。
しかし、基板側腕部23は、例えば2本の棒状体23A,23Aによって形成され、該各棒状体23Aは、互いにY軸方向の間隔をもってX軸方向に細長く延びると共に、Y軸方向の幅寸法W1を有している。そして、これらの棒状体23Aは、一端側がY軸方向の異なる位置で可動体3に接続され、他端側がY軸方向の異なる位置で連結部25にそれぞれ接続されている。
また、可動体側腕部24も、基板側腕部23とほぼ同様に、例えば2本の棒状体24A,24Aによって形成され、これらの棒状体24AはY軸方向の幅寸法W2を有している。
そして、連結部25は、各棒状体23A,24Aの幅寸法W1,W2よりも大きな幅寸法W3をもって形成され(W3>W1,W3>W2)、支持梁22のX軸方向の剛性を高める構成となっている。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、支持梁22の腕部23を複数本の棒状体23Aにより構成し、腕部24を複数本の棒状体24Aにより構成している。
これにより、腕部23では、各棒状体23AをY軸方向の異なる位置で連結部25にそれぞれ接続でき、連結部25と腕部23とが複数箇所で接続された状態となるため、これらの接続部位の剛性を高めることができる。また、連結部25と腕部24も同様に、各棒状体24Aに対応する複数箇所で接続できるので、接続部位の剛性を高めることができる。
従って、支持梁22が撓み変形するときには、例えば図9中に仮想線で示す連結部25′のように、連結部25が腕部23,24の端部側でX軸方向に揺動する(捩れる)ように変位するのを抑制でき、支持梁22全体としてX軸方向の剛性を高めることができる。
また、連結部25の幅寸法W3を、腕部23,24の各棒状体23A,24Aの幅寸法W1,W2よりも大きく形成したので、連結部25の剛性を高め、その弾性(ばね性)を抑えることができる。これにより、支持梁22が撓み変形するときには、連結部25がX軸方向に撓み変形するのを抑制でき、支持梁22のX軸方向のばね定数kxをより増大させることができる。従って、可動体3の横方向の位置ずれ等をより確実に防止することができる。
次に、図10及び図11は本発明による第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、可動体が初期位置にあるときに支持梁が開いた略コ字状となるように構成したことにある。なお、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
31は光スイッチ装置で、該光スイッチ装置31は、第1の実施の形態とほぼ同様に、基板2、可動体3、ミラー部4、支持梁固定部5、固定電極10′、可動電極11′と、後述の支持梁32等とにより構成されている。また、光スイッチ装置31は、第1の実施の形態に対して初期位置と切換位置とが逆に設定されており、その初期位置は第1の実施の形態の切換位置に相当し、その切換位置は第1の実施の形態の初期位置に相当している。
32は可動体3をY軸方向に変位可能に支持する例えば4本の支持梁で、該各支持梁32は、第1の実施の形態とほぼ同様に、一端側が支持梁固定部5に接続された基板側腕部33と、一端側が可動体3に接続され、該基板側腕部33とY軸方向の間隔をもってX軸方向に延びる可動体側腕部34と、これら2本の腕部33,34を連結する連結部35とにより構成されている。
しかし、支持梁32は、図10に示す如く、可動体3が初期位置にあるときに、腕部33,34の一端側が開いた略コ字状に形成され、この形状で自由状態となっている。このとき、腕部33,34は、X軸方向の一側(可動体3側)が他側(連結部35側)よりも互いに離間した非平行形状を保持している。
また、支持梁32は、図11に示す如く、可動体3が切換位置に向けて駆動されることによりY軸方向に撓み変形し、これによって各腕部33,34は一端側が閉じる方向に変位する。そして、例えば可動体3が切換位置の近傍等まで大きく変位したときに、腕部33,34は、X軸方向に略平行となって延びた状態となるように構成されている。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、可動体3が初期位置にあるときに、支持梁32を、腕部33,34の一端側が開いた略コ字状に構成したので、例えば支持梁32の撓み変形量をより大きく設定する場合には、初期位置において腕部33,34の一端側の間隔を広げることができ、初期位置における腕部33,34同士の干渉を避けるために支持梁32の形状が制限されないので、設計自由度を高めることができる。
なお、前記第1の実施の形態では、支持梁6を、互いにほぼ同じ幅寸法の腕部7,8と連結部9とにより構成した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図12に示す変形例のように構成してもよい。
この場合、支持梁6′は、第1の実施の形態とほぼ同様に、基板側腕部7′、可動体側腕部8′及び連結部9′により構成されているものの、腕部7′,8′のY軸方向の幅寸法W4,W5と比較して、連結部9′のX軸方向の幅寸法W6は大きく形成されている(W6>W4,W6>W5)。この変形例では、前記第2の実施の形態とほぼ同様に、連結部9′がX軸方向に撓み変形するのを抑えることができ、支持梁6′のX軸方向の剛性を高めることができる。
また、各実施の形態では、可動体3のX軸方向の両側に支持梁6,22,32を2個ずつ設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、支持梁は、可動体3の両側に1個ずつ設ける構成としてもよく、また3個以上の複数個ずつ設ける構成としてもよい。
また、第2の実施の形態では、支持梁22の腕部23,24を、それぞれ2本の棒状体23A,24Aにより構成するものとした。しかし、本発明はこれに限らず、支持梁の腕部を3本以上の棒状体により構成してもよい。
さらに、実施の形態では、静電型アクチュエータを光スイッチ装置1,21,31に適用する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば光シャッタ、光アッテネータ等からなる他の光通信用部品や、角速度センサ、共振器等にも適用することができる。
本発明の第1の実施の形態による光スイッチ装置を示す正面図である。 光スイッチ装置を図1中の矢示II−II方向からみた縦断面図である。 図1中の支持梁等を示す部分拡大図である。 可動体、ミラー部等が初期位置から切換位置に駆動された状態を示す光スイッチ装置の正面図である。 可動体が切換位置に変位することにより支持梁が撓み変形した状態を示す図4中の部分拡大図である。 可動体の変位量と支持梁のばね定数の比率との関係を示す特性線図である。 比較例の静電型アクチュエータを図3と同様位置からみた部分拡大図である。 本発明の第2の実施の形態による光スイッチ装置を図3と同様位置からみた部分拡大図である。 図8中の支持梁が撓み変形した状態を示す部分拡大図である。 本発明の第3の実施の形態による光スイッチ装置を示す正面図である。 可動体、ミラー部等が初期位置から切換位置に駆動された状態を示す光スイッチ装置の正面図である。 本発明の変形例による光スイッチ装置を図3と同様位置からみた部分拡大図である。
符号の説明
1,21,31 光スイッチ装置
2 基板
3 可動体
4 ミラー部
5 支持梁固定部
6,6′,22,32 支持梁
7,7′,23,33 基板側腕部
8,8′,24,34 可動体側腕部
9,9′,25,35 連結部
10,10′ 固定電極(駆動手段)
11,11′ 可動電極(駆動手段)
12 光学装置
23A,24A 棒状体
W1,W2,W3,W4,W5,W6 幅寸法

Claims (6)

  1. 基板と、該基板に配置され互いに直交するX軸,Y軸方向のうちY軸方向に変位可能となった可動体と、該可動体のX軸方向の両側に位置して前記基板と可動体との間に撓み変形可能に設けられ該可動体をY軸方向に変位可能に支持する複数本の支持梁と、前記可動体を静電力によりY軸方向に駆動して初期位置から切換位置に変位させる駆動手段とを備えた静電型アクチュエータにおいて、
    前記支持梁は、X軸方向に延びると共にY軸方向に間隔をもって配置された2本の腕部と該各腕部を連結する連結部とにより略コ字状に屈曲して形成し、
    前記支持梁の各腕部は、前記可動体が前記初期位置にあるときにX軸方向に対して非平行形状を保持し前記可動体が前記切換位置に向けて駆動されるときにX軸方向に略平行となって延びる構成としたことを特徴とする静電型アクチュエータ。
  2. 前記支持梁の腕部は互いにY軸方向の間隔をもってX軸方向に延びる複数本の棒状体により形成し、該各棒状体をY軸方向の異なる位置で前記連結部にそれぞれ接続する構成としてなる請求項1に記載の静電型アクチュエータ。
  3. 前記連結部のX軸方向の幅寸法は前記腕部のY軸方向の幅寸法よりも大きく形成してなる請求項1に記載の静電型アクチュエータ。
  4. 前記連結部のX軸方向の幅寸法は前記各棒状体のY軸方向の幅寸法よりも大きく形成してなる請求項2に記載の静電型アクチュエータ。
  5. 前記支持梁の腕部は、一端側が前記基板に接続され他端側が前記連結部に接続された基板側腕部と、一端側が前記可動体に接続され他端側が該基板側腕部からY軸方向に離れた位置で前記連結部に接続された可動体側腕部である請求項1,2,3または4に記載の静電型アクチュエータ。
  6. 前記駆動手段は、X軸方向に間隔をもってY軸方向に延びる複数本の電極板により櫛歯状に形成され前記基板に設けられた固定電極と、該固定電極の各電極板の間に隙間をもって噛合する複数の電極板により櫛歯状に形成されて前記可動体に設けられ該固定電極との間に静電力を発生する可動電極とにより構成してなる請求項1,2,3,4または5に記載の静電型アクチュエータ。
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