JP2005222487A - 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 - Google Patents

車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 Download PDF

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Abstract

【課題】
自車両周囲のレーンマーカに関する情報を運転者にわかりやすく伝達する車両用運転操作補助装置を提供する。
【解決手段】
車両用運転操作補助装置のコントローラは、自車両のレーン内横位置に基づいて運転者用シートの各部位に設置されたアクチュエータを駆動し、運転者に押圧力を与える。自車両がレーンマーカに接近する場合は、接近度合に応じてシートの低い位置から高い位置、およびシートの内側から外側へと押圧力の発生部位を変化させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、運転者の操作を補助する車両用運転操作補助装置に関する。
従来の車両用運転操作補助装置は、自車両の近くに障害物が検出された場合にシート内に設けられた振動体を駆動して乗員に報知している(例えば特許文献1参照)。この装置は、自車両の後方または後側方の他車両が所定の警報距離よりも接近すると振動体を駆動する。
本願発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2000−225877号公報
上述した従来の装置では、他車両を含む障害物が自車両に接近するとシートに設けられた振動体を駆動し、障害物の接近状態を乗員に報知しているが、レーンマーカに対する接近状態は報知しない。このような車両用運転操作補助装置にあっては、レーンマーカに対する自車両の位置を運転者に伝えることが望まれている。
本発明による車両用運転操作補助装置は、自車両が走行する自車線を検出する車線検出手段と、自車線における自車両の横位置を算出する横位置算出手段と、運転席のクッション部に内蔵され、クッション部の左側領域および右側領域の複数の部位から、運転者に与える押圧力を個々に発生させるクッション部圧力発生手段と、運転席のシートバック部に内蔵され、シートバック部の左側領域および右側領域の複数の部位から、運転者に与える押圧力を個々に発生させるシートバック部圧力発生手段と、横位置算出手段によって算出される自車両の横位置に基づいて、自車両がレーンマーカに接近していくときに、クッション部のレーンマーカ側の領域からシートバック部のレーンマーカ側の領域へと押圧力を発生する部位を変更または拡大するように、クッション部圧力発生手段とシートバック部圧力発生手段とを制御する制御手段とを備える。
レーンマーカに接近するにつれてクッション部からシートバック部へと押圧力が発生する部位が変更または拡大していくので、レーンマーカへの接近状態を運転席からの押圧力として運転者に確実に認識させることができる。
《第1の実施の形態》
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の構成を示すシステム図であり、図2は、車両用運転操作補助装置1を搭載した車両の構成図である。
まず、車両用運転操作補助装置1の構成を説明する。
前方カメラ20は、フロントウィンドウ上部に取り付けられた小型のCCDカメラ、またはCMOSカメラ等であり、前方道路の状況を画像として検出し、コントローラ50へと出力する。前方カメラ20による検知領域は車両の前後方向中心線に対して水平方向に±30deg程度であり、この領域に含まれる前方道路風景が画像として取り込まれる。
車速センサ30は、車輪の回転数や変速機の出力側の回転数を計測することにより自車両の車速を検出し、検出した自車速をコントローラ50に出力する。
コントローラ50は、CPUと、ROMおよびRAM等のCPU周辺部品とから構成され、車両用運転操作補助装置1全体の制御を行う。コントローラ50は、例えばCPUのソフトウェア形態により、レーンマーカ検出部51,レーン内横位置算出部52およびシート回転角算出部53とを構成する。
レーンマーカ検出部51は、前方カメラ20から入力される車両前方の画像情報に画像処理を施し、自車線の車線識別線(レーンマーカ)を検出する。レーン内横位置算出部52は、レーンマーカ検出部51からの信号に基づいて自車線における自車両のレーン内横位置を算出する。
シート回転角算出部53は、レーン内横位置算出部52で算出したレーン内横位置に基づいて、運転者用シートのクッション部の左右サイド部およびシートバック部の左右サイド部をそれぞれ駆動するシートサイド駆動機構70の作動量を算出する。具体的には、クッション部の左右サイド部をそれぞれ駆動するアクチュエータの回転角、およびシートバック部の左右サイド部をそれぞれ駆動するアクチュエータの回転角を算出する。コントローラ50は、シート回転角算出部53で算出した回転角を、シートサイド駆動機構70に出力する。このようにコントローラ50は、レーンマーカに対する接近度合をシートから発生する押圧力として運転者に伝達するよう制御を行う。
シートサイド駆動機構70は、コントローラ50からの指令に応じて、レーンマーカに対する接近の度合をシートからの押圧力として運転者に伝達するために、シートの複数の部位を駆動する。図3(a)に、車両用運転操作補助装置1を備えた車両に搭載され、シートサイド駆動機構70によって駆動される運転者用シート71の構成を示す。
図3(a)に示すように、シート71は、クッション部72,シートバック部73,およびヘッドレスト74から構成される。第1の実施の形態においては、シートサイド駆動機構70によってクッション部72およびシートバック部73の左右サイド部をそれぞれ駆動することによって運転者に押圧力を与える。以下に、シートサイド駆動機構70の構成を説明する。
シートサイド駆動機構70は、クッション部72の右後部72rrを駆動するクッション右後部アクチュエータCR−2、クッション部72の左後部72lrを駆動するクッション左後部アクチュエータCL_2,シートバック部73の右下部73rbを駆動するバック右下部アクチュエータBR_3,シートバック部73の左下部73lbを駆動するバック左下部アクチュエータBL_3,シートバック部73の右上部73ruを駆動するバック右上部アクチュエータBR_4,およびシートバック部73の左上部73luを駆動するバック左上部アクチュエータBL_4を備えている。これらのアクチュエータは、それぞれクッション部72またはシートバック部73に内蔵されている。
図3(b)は、図3(a)のA−A断面図、すなわちクッション部72の後部の断面図を示している。図3(b)に示すように、クッション右後部アクチュエータCR_2は、クッションフレーム721の右端部に設けられたモータ722と、モータ722に接続されたサイドプレート723とから構成される。また、クッション左後部アクチュエータCL_2は、クッションフレーム721の左端部に設けられたモータ724と、モータ724に接続されたサイドプレート725とから構成される。
クッション右後部アクチュエータCR_2のモータ722が回転するとサイドプレート723が矢印方向、すなわちクッション部72の内側に回動し、サイドプレート723がウレタンパッド726を介して運転者に押しつけられる。このように、モータ722の駆動によりクッション部72の右後部72rrから押圧力が発生する。クッション左後部アクチュエータCL_2についても同様に、モータ724の駆動によりサイドプレート725が運転者に押しつけられてクッション部72の左後部72lrから押圧力が発生する。
ここで、図4(a)〜(c)を用いてクッション部72から運転者に対してどのような押圧力が発生するかを説明する。図4(a)に示すように、サイドプレート723,725は、内側部(クッション部72の中心に近い部分)723a,725aが外側部723b,725bに対して湾曲して盛り上がった形状となっている。図4(a)に示すようにサイドプレート723,725が回転していない状態において、クッション右後部アクチュエータCR_2およびクッション左後部アクチュエータCL_2の作動量θ=0とする。アクチュエータ作動量θは、モータ722,724の回転角を表している。
クッション右後部アクチュエータCR_2のモータ722を回転してサイドプレート723を回転し始めると、まず、図4(b)に示すようにサイドプレート723の内側部723aが運転者に押しつけられる。サイドプレート内側部723aが運転者に押しつけられると、内側部723aに対応するクッション右後部72rrの内側(中心側)72rr_inから押圧力が発生する。サイドプレート内側723aが湾曲しているので、右後部内側72rr_inからの押圧力はクッション部72の表面に略垂直な方向(面直方向)からの力として運転者に伝えられる。
その後、サイドプレート723をさらに回転すると、図4(c)に示すようにサイドプレート723の内側部723aとともに外側部723bが運転者に押しつけられる。サイドプレート外側部723bが運転者に押しつけられると、外側部723bに対応するクッション右後部72rrの外側(端側)72rr_outから押圧力が発生する。右後部外側72rr_outからの押圧力は車両左右方向からの力として運転者に伝えられる。なお、この状態でも、右後部内側72rr_inからの押圧力は発生している。
図5(a)〜(d)に、アクチュエータ作動量θに対するクッション右後部72rrの運転者との接触面積、面直方向圧力、左右方向圧力、及び運転者に与えられる押圧力の関係を示す。アクチュエータ作動量θが大きくなるとサイドプレート723が運転者に押しつけられるので、運転者と右後部72rrとの接触面積および面直方向圧力は徐々に大きくなる。図5(c)に示すように、アクチュエータ作動量θが所定値θaを越えてサイドプレート外側723が運転者に押しつけられ始めると、左右方向圧力が増加し始める。したがって、図5(d)に示すように、右後部72rrから運転者に与えられる押圧力(Σ(圧力×接触面積))は、アクチュエータ作動量θが増加すると徐々に増加し、サイドプレート外側723が運転者に押しつけられ始めると、大きく増加する。
クッション左後部アクチュエータCL_2,バック右下部アクチュエータBR_3,バック左下部アクチュエータBL_3,バック右上部アクチュエータBR_4,およびバック左上部アクチュエータBL_4の構成は、上述したクッション右後部アクチュエータCR_2と同様である。以下に、各アクチュエータの駆動によって押圧力が発生するシート71の部位を示す。
(1)クッション右後部アクチュエータCR_2:クッション右後部72rrの内側72rr_inおよび外側72rr_out
(2)クッション左後部アクチュエータCL_2:クッション左後部72lrの内側72lr_inおよび外側72lr_out
(3)バック右下部アクチュエータBR_3:シートバック右下部73rbの内側73rb_inおよび外側73rb_out
(4)バック左下部アクチュエータBL_3:シートバック左下部73lbの内側73lb_inおよび外側73lb_out
(5)バック右上部アクチュエータBR_4:シートバック右上部73ruの内側73ru_inおよび外側73ru_out
(6)バック左上部アクチュエータBL_4:シートバック左上部73luの内側73lu_inおよび外側73lu_out
シートサイド駆動機構70の各アクチュエータはコントローラ50からの指令に応じて駆動し、クッション部72およびシートバック部73の各部位から適宜押圧力を運転者に与えることにより、レーンマーカに対する接近状態を運転者に伝達する。
次に、第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の動作を説明する。まず、その概要を説明する。
図6(a)に示すように自車両がレーン中央付近を走行している場合は、シート71のクッション部72から、面直方向の押圧力を発生し、自車両がレーン中央付近で安定していることを運転者に知らせる。具体的には、図7(a)に示すようにクッション部72の右後部内側72rr_inまたは左後部内側72lr_inから押圧力を発生する。
図6(b)に示すように自車両がレーン端に接近している場合は、レーンマーカへの接近の度合に応じて、シート71のクッション部72からシートバック部73へと押圧力の発生する部位を順に高い位置へと移行していく。このとき、クッション部72の内側から外側、さらにシートバック部73の内側から外側へと押圧力の発生部位を移行する。例えば自車両が右側のレーンマーカに接近している場合は、その接近度合に応じて、図7(b)および図7(c)に示すように、クッション右後部内側72rr_in、クッション右後部外側72rr_out、シートバック右下部内側73rb_in、シートバック右下部外側73rb_out,そしてシートバック右上部内側73ru_inの順に連続的に押圧力を発生させる。
そして、図6(c)に示すように自車両がレーン端(レーン境界)に達すると、運転者の肩部に対応するシート71の最も高い位置からも押圧力を発生する。例えば自車両が右側のレーン端に達すると、図7(c)に示すように、シートバック右上部外側73ru_outを含めた右側全ての部位から押圧力を発生する。
以下に、車両用運転操作補助装置1の動作を図8を用いて詳細に説明する。図8は、第1の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理内容は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS101では、自車両が走行する車線のレーンマーカを検出する。具体的には、前方カメラ20によって検出される自車両前方領域の画像信号に画像処理を施し、自車線のレーンマーカを認識する。
ステップS102では、ステップS101で認識したレーンマーカと自車両との相対位置関係を算出する。具体的には、自車両前方領域の画像情報に基づいてレーン内における自車両の横位置Xを算出する。ここでは図9に示すように、自車線のレーン中央から自車両の中心までの距離をレーン内横位置Xとする。レーン内横位置Xは、自車線のレーン中央を0として、右方向を正の値で表す。従って、車線幅をWLとすると、自車両の右側のレーンマーカ、すなわちレーン右端ではX=WL/2,自車両の左側のレーンマーカ、すなわちレーン左端ではX=−WL/2と表される。
つづくステップS103では、ステップS102で算出した自車両のレーン内横位置Xの符号を判定する。自車両のレーン内横位置Xが正の値(X≧0)である場合は、シート71の右サイドから押圧力を発生するようにステップS110へ進む。一方、レーン内横位置Xが負の値(X<0)である場合は、シート71の左サイドから押圧力を発生するようにステップS130へ進む。
ステップS110では、シート71のどの部位から押圧力を発生するかを決定するために、右側レーンマーカに対する自車両の接近度合を判定する。ここでは、図9に示すようにレーン右側を5つの領域A〜Eに区分し、レーン内横位置Xがどの領域にあるかを判定する。
図9に示すように、領域Aは0≦X≦W1,領域BはW1<X≦W2,領域CはW2<X≦W3,領域DはW3<X≦W4,領域EはW4<X≦WL/2である。ここで、図10に示すように、レーン幅WLを100%とする通常走行時のレーン内横位置に関する累積頻度の50%tile値をWaとすると、Wa/2を所定値W1として設定する。また、75%tile値をWbとすると、Wb/2を所定値W2として設定する。また、図11に示すように自車両の右端がレーン右端に接するときのレーン内横位置Xを、所定値W3として設定する。したがって、W3=(WL−Wcar)/2である。さらに、自車両が右端からWcar/4の幅だけレーンマーカをまたぐときのレーン内横位置Xを、所定値W4として設定する。したがって、W4=(WL−Wcar/2)/2である。
自車両のレーン内横位置Xが領域Aにある場合は、ステップS111へ進む。レーン内横位置Xが領域Bの場合はステップS112へ、領域Cの場合はステップS113へ、領域Dの場合はステップS114へ、領域Eの場合はステップS115へ進む。
ステップS111では、レーン内横位置Xに基づいてクッション右後部アクチュエータCR_2の作動量θを算出する。具体的には、図12(a)に示す領域Aのレーン内横位置Xとクッション右後部72rrの押圧力との関係を実現するようなモータ回転角θを算出する。レーン内横位置Xが領域Aにある場合は、サイドプレート内側723aを運転者に押しつけて、クッション右後部内側72rr_inから押圧力を発生するのに必要な大きさのモータ回転角θが算出される。なお、モータ回転角θはレーン内横位置Xが大きくなるほど大きくなる。
ステップS112では、クッション右後部アクチュエータCR_2およびバック右下部アクチュエータBR_3の作動量θを算出する。具体的には、図12(a)に示す領域Bのレーン内横位置Xとクッション右後部72rrの押圧力との関係を実現するようなクッション右後部アクチュエータCR_2のモータ回転角θ、および図12(b)に示す領域Bのレーン内横位置Xとシートバック右下部73rbの押圧力との関係を実現するようなバック右下部アクチュエータBR_3のモータ回転角θをそれぞれ算出する。
レーン内横位置Xが領域Bにある場合は、クッション右後部アクチュエータCR_2に関しては、サイドプレート外側723bを運転者に押しつけて、クッション右後部外側72rr_outからも押圧力を発生するのに必要な大きさのモータ回転角θが算出される。図12(a)に示すように、クッション右後部72rrの内側72rr_inと外側72rr_outから押圧力が発生するので、レーン内横位置Xに対する押圧力の増加率が大きくなっている。また、バック右下部アクチュエータBR_3に関しては、バック右下部内側73rb_inから押圧力を発生するのに必要な大きさのモータ回転角θが算出される。なお、モータ回転角θはレーン内横位置Xが大きくなるほど大きくなる。
ステップS113では、クッション右後部アクチュエータCR_2,バック右下部アクチュエータBR_3,およびバック右上部アクチュエータBR_4の作動量θを算出する。具体的には、図12(a)に示すように最大押圧力を実現するようなクッション右後部アクチュエータCR_2のモータ回転角、図12(b)に示す領域Cのレーン内横位置Xとシートバック右下部73rbの押圧力との関係を実現するようなバック右下部アクチュエータBR_3のモータ回転角θ、さらに、さらに図12(c)に示す領域Cのレーン内横位置Xとシートバック右上部73ruの押圧力との関係を実現するようなバック右上部アクチュエータBR_4のモータ回転角θを算出する。
レーン内横位置Xが領域Cにある場合は、クッション右後部アクチュエータCR_2に関しては、クッション右後部72rrから最大の押圧力を発生するのに必要な大きさのモータ回転角θが算出される。バック右下部アクチュエータBR_3に関しては、バック右下部外側73rb_outからも押圧力を発生するのに必要な大きさのモータ回転角θが算出される。また、バック右上部アクチュエータBR_4に関しては、バック右上部内側73ru_inから押圧力を発生するのに必要な大きさのモータ回転角θが算出される。なお、モータ回転角θはレーン内横位置Xが大きくなるほど大きくなる。
ステップS114では、クッション右後部アクチュエータCR_2,バック右下部アクチュエータBR_3,およびバック右上部アクチュエータBR_4の作動量θを算出する。具体的には、図12(a)〜(c)に示す領域Dのレーン内横位置Xと押圧力との関係を実現するのに必要な各アクチュエータCR_2,BR_3,BR_4のモータ回転角θをそれぞれ算出する。レーン内横位置Xが領域Dにある場合は、クッション右後部72rrおよびバック右下部73rbから最大の押圧力を発生するのに必要な大きさのモータ回転角θが算出される。さらに、バック右上部アクチュエータBR_4に関しては、バック右上部外側73ru_outからも押圧力を発生するのに必要な大きさのモータ回転角θが算出される。なお、モータ回転角θはレーン内横位置Xが大きくなるほど大きくなる。
ステップS115では、クッション右後部アクチュエータCR_2,バック右下部アクチュエータBR_3,およびバック右上部アクチュエータBR_4の作動量θを算出する。具体的には、図12(a)〜(c)に示す領域Eのレーン内横位置Xと押圧力との関係を実現するように必要な各アクチュエータCR_2,BR_3,BR_4のモータ回転角θをそれぞれ算出する。レーン内横位置Xが領域Eにある場合は、クッション右後部72rr、バック右下部73rbおよびバック右上部73ruから最大の押圧力を発生するのに必要な大きさのモータ回転角θが算出される。
ステップS116では、ステップS111〜S115で算出したモータ回転角θの信号を、それぞれのアクチュエータに出力する。各アクチュエータは、コントローラ50からの信号に応じてモータ回転角を制御し、クッション右後部72rr、シートバック右下部73rb、またはシートバック右上部73ruから運転者への押圧力を発生させる。
一方、レーン内横位置Xが負の値(X<0)でステップS130へ進んだ場合は、シート71のどの部位から押圧力を発生するかを決定するために、左側レーンマーカに対する自車両の接近度合を判定する。この場合もステップS110と同様に、レーン内横位置Xがレーン左側の領域A〜Eのいずれにあるかを判定する。レーン内横位置Xが領域A(0>X≧−W1)の場合はステップS131へ進み、図12(a)の関係を実現するようなクッション左後部アクチュエータCL_2のモータ回転角θを算出する。
レーン内横位置Xが領域B(−W1>X≧−W2)の場合はステップS132へ進み、図12(a)(b)の関係を実現するようなクッション左後部アクチュエータCL_2,およびバック左下部アクチュエータBL_3のモータ回転角θをそれぞれ算出する。レーン内横位置Xが領域C(−W2>X≧−W3)の場合はステップS133へ進み、図12(a)〜(c)の関係を実現するようなクッション左後部アクチュエータCL_2,バック左下部アクチュエータBL_3,およびバック左上部アクチュエータBL_4のモータ回転角θをそれぞれ算出する。
レーン内横位置Xが領域D(−W3>X≧−W4)の場合はステップS134へ進み、図12(a)〜(c)の関係を実現するようなクッション左後部アクチュエータCL_2,バック左下部アクチュエータBL_3,およびバック左上部アクチュエータBL_4のモータ回転角θをそれぞれ算出する。また、レーン内横位置Xが領域E(−W4>X≧−WL/2)の場合はステップS135へ進み、図12(a)〜(c)の関係を実現するようなクッション左後部アクチュエータCL_2,バック左下部アクチュエータBL_3,およびバック左上部アクチュエータBL_4のモータ回転角θをそれぞれ算出する。
ステップS136では、ステップS131〜S135で算出したモータ回転角θの信号を、それぞれのアクチュエータに出力する。各アクチュエータは、コントローラ50からの信号に応じてモータ回転角を制御し、クッション左後部72lr、シートバック左下部73lb、またはシートバック左上部73luから運転者への押圧力を発生させる。これにより、今回の処理を終了する。
以下に、第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の作用を説明する。
図6(a)に示すように自車両がレーン中央付近を走行している場合、すなわちレーン内横位置Xが領域A内にある場合は、図7(a)に示すようにクッション部72の右後部内側72rr_inまたは左後部内側72lr_inから押圧力が発生する。自車両のレーン内横位置Xがレーン中央から離れるほど右後部内側72rr_inまたは左後部内側72lr_inからの押圧力が大きくなる。
このように、自車両がレーン中央付近で走行している場合は、運転者が運転中に確実に接触している部位であるクッション部72の右後部72rrまたは左後部72lrから、押圧力を発生する。特に、クッション右後部内側72rr_inおよびクッション左後部内側lr_inから面直方向の押圧力を発生することにより、運転者の運転操作を妨げることなく情報提供を行うことができる。
図6(b)に示すように例えば自車両がレーン右端に接近し始めると(領域B)は、図7(b)に示すようにクッション右後部外側72rr_outとシートバック右下部内側73rb_inからも押圧力が発生し始める。クッション右後部外側72rr_outからの押圧力が発生し始めることにより、図12(a)に示すようにレーン内横位置Xに対してクッション右後部72rrから発生する押圧力は急激に増加する。一方、図12(b)に示すように、シートバック右下部内側73rb_inからの押圧力はレーン内横位置Xに対して緩やかに増加する。
このように、自車両がレーン端に接近している場合はクッション部72の右後部72rrまたは左後部72lrの外側から運転者に対して左右方向の力を与える。これにより、自車両がレーン端に接近していることを知らせる。同時に、シートバック部73の右下部73rbまたは左下部73lbの内側からも押圧力を発生することにより、レーンマーカへの接近度合に応じて押圧力の発生部位をシート71の高い位置へと連続的に変化させることができる。運転者にとっては、シート71の低い位置、すなわちクッション部72から高い位置、すなわちシートバック部73へと順に発生する押圧力を連続的に感じることができる。
その後、自車両がさらにレーン右端に接近すると(領域C)、図7(c)に示すようにシートバック右下部外側73rb_outとシートバック右上部内側73ru_inからも押圧力が発生し始める。シートバック右下部外側73rb_outからの押圧力が発生し始めることにより、図12(b)に示すようにレーン内横位置Xに対してシートバック右下部73rbから発生する押圧力は急激に増加する。一方、図12(c)に示すように、シートバック右上部内側73ru_inからの押圧力はレーン内横位置Xに対して緩やかに増加する。
このように、自車両がレーン端に一層接近すると、シートバック部73の右下部73rbまたは左下部73lbの外側からも押圧力が発生する。同時に、シートバック部73の右上部73ruまたは左上部73luの内側からも押圧力が発生する。これにより運転者は脇腹に左右方向からの力を感じ、レーン端へ接近していることをより確実に認識することができる。また、運転者はシート71の低い位置から発生する押圧力よりも高い位置から発生する押圧力を敏感に知覚するという傾向にあるので、レーン端に接近している場合に押圧力の発生部位をシート71の高い位置へと順に移行することにより、確実な情報伝達を行うことができる。
図6(c)に示すように自車両の右端がレーン右端に達すると(領域D)、図7(d)に示すようにシートバック右上部外側73ru_outからも押圧力が発生し始める。シートバック右上部外側73ru_outからの押圧力が発生し始めることにより、図12(c)に示すようにレーン内横位置Xに対してシートバック右上部73rbから発生する押圧力は急激に増加する。その後、自車両の右端から車幅の1/4の部分がレーンマーカをまたぐと(領域E)、全ての部位から最大の押圧力が発生する。
このように、自車両がレーン端に達してからはシートバック部73の右上部73ruまたは左上部73luの外側からも押圧力が発生する。運転者の肩部に左右方向からの力を与えることによってレーン端に達していることを認識させることができる。また、肩部からの押圧力はステアリング操作を適切な方向へ促す意味の情報にもなる。
以上説明したように、自車線内の領域とシート71の各部位とを対応付け、自車両のレーン内横位置Xが所定の領域に入ると、その領域に対応する部位から押圧力を発生する。すなわち、シート71の各部位から発生する押圧力は、それぞれレーン端への接近状態に関する情報を運転者に伝達する。例えば自車両がレーン右端に接近していく場合、クッション右後部内側72rr_inは自車両のレーン内横位置Xが安定していること、クッション右後部外側72rr_outはレーンマーカへの接近レベルが低いこと、シートバック右下部外側73rb_outはレーンマーカへの接近レベルが高くなっていることを知らせる。さらに、シートバック右上部外側73ru_outはレーン境界に到達したこと、およびステアリング操作を誘導するための情報を伝達する。シートバック右下部内側73rb_inおよびシートバック右上部内側73ru_inは、レーンマーカへの接近度合が大きくなって、シート71の左右方向からの押圧力が発生してくることを運転者に知らせる予備情報を与える。運転者は、レーン端に接近していくときにシート71の各部位からの押圧力を感じることによって押圧力の発生部位からレーン端への接近度合を学習し、適切な運転行動を早い段階で行うことが可能となる。
このように、以上説明した第1の実施の形態においては、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)シートサイド駆動機構70は、クッション部72またはシートバック部73に内蔵され、クッション部72の左側領域および右側領域における複数の部位、およびシートバック部73の左側領域および右側領域における複数の部位から運転者に与える押圧力を個々に発生させる。コントローラ50は、自車両がレーンマーカに接近していくときに、レーン内横位置Xに基づいて、接近しているレーンマーカ側のクッション部72からシートバック部73へと押圧力を発生する部位を拡大するように、シートサイド駆動機構70を制御する。これにより、自車両がレーン端に接近するにつれてクッション部72からシートバック部73へ、すなわちシート71の低い位置から高い位置へと押圧力の発生する範囲が拡大する。運転者はシート71の低い位置に比べて高い位置からの押圧力を敏感に感じるという傾向にあるので、レーン端に近づくにつれてシート71の高い位置から押圧力を発生することにより、確実な情報伝達を行うことができる。また、レーン端に接近していない場合は押圧力が発生する範囲が小さいので運転者に煩わしさを与えることがない。
(2)シートサイド駆動機構70は、クッション部72の左側領域および右側領域においてそれぞれ内側部および外側部から、さらにシートバック部73の左側領域および右側領域においてそれぞれ内側部および外側部から別々に押圧力を発生させる。コントローラ50は、自車両がレーン端に接近するにつれてレーンマーカ側の内側部から外側部へと押圧力を発生する部位を拡大するように、シートサイド駆動機構70を制御する。これにより、シート71において低い位置から高い位置、さらに内側部から外側部へと押圧力の発生部位が連続的に拡大するので、レーン端への接近状態を連続的な押圧力の変化として運転者に伝達することができる。
(3)自車両がレーン端に接近していくときに、クッション部72の内側部、クッション部72の外側部、シートバック部73の内側部、そしてシートバック部73の外側部の順番で押圧力を発生させる。これにより、シート71において低い位置から高い位置、さらに内側部から外側部へと押圧力の発生部位が連続的に拡大するので、レーン端への接近状態を連続的な押圧力の変化として運転者に伝達することができる。
(4)図12(a)〜(c)に示すように、自車両がレーン端に接近していくときに、クッション部72の外側部とシートバック部73の内側部から同時に押圧力を発生させる。これにより、連続的な押圧力変化を実現することができる。
(5)図12(a)〜(c)に示すように、自車両が自車線の略中央にあるときは、クッション部72の内側部から押圧力を発生し、自車両がレーンマーカに接近していくと、レーンマーカ側のクッション部72の外側部、シートバック部73の下方内側部、シートバック部73の下方外側部、そしてシートバック部73の上方内側部の順番で押圧力を発生する。さらに、自車両がレーンマーカ(レーン端)に達するとシートバック部73の上方外側部から押圧力を発生する。これにより、レーンマーカへの接近度合に応じて各部位に割り付けられた情報を運転者に連続的に知らせることができる。
(6)シートサイド駆動機構70は、図4(a)〜(c)に示すように一つのアクチュエータ(駆動機構)によってクッション部72またはシートバック部73の内側部と外側部とから押圧力を発生することができる。具体的には、アクチュエータ作動量θが所定値θa以下の場合には内側部から押圧力が発生し、アクチュエータ作動量θが所定値θaを越えると外側部から押圧力が発生する。これにより、簡単な機構によって内側部と外側部から押圧力を発生させることができる。
(7)自車両がレーンマーカに接近していくときに、シート71のレーンマーカ側の内側部から面直方向の押圧力を発生し、その後シート71のレーンマーカ側の外側部から左右方向の押圧力を発生する。すなわち、レーンマーカへの接近度合が低い場合は運転者に煩わしさを与えない面直方向の押圧力によって情報伝達し、レーンマーカへの接近度合が高くなると左右方向に障害(リスク)があることを知らせる左右方向の押圧力によって情報伝達する。これにより、運転者に与える煩わしさを低減しつつ、確実な情報伝達を行うことができる。
−第1の実施の形態の変形例1−
上述した第1の実施の形態では、自車両のレーンマーカへの接近度合に応じて、シート71の所定の部位からの左右方向圧力と、一段高い部位からの面直方向圧力とを同時に発生し始めた。ここでは、所定の部位からの左右方向圧力を発生させる前に、一段高い部位からの面直方向圧力を発生し始める。上述した第1の実施の形態に比べて、一段高い部位からの押圧力の発生を早める。
具体的には、図13(a)〜(c)に示すようなレーン内横位置Xおよび押圧力の関係を実現するように、クッション右後部アクチュエータCR_2,クッション左後部アクチュエータCL_2,バック右下部アクチュエータBR_3,バック左下部アクチュエータBL_3,バック右上部アクチュエータBR_4,およびバック左上部アクチュエータBL_4のモータ回転角θを算出する。なお、図13(b)(c)に、比較のために第1の実施の形態におけるレーン内横位置Xと押圧力との関係を破線で示している。
これにより、自車両がレーン中央付近を走行し、レーン内横位置Xが領域Aにある場合は、図14(a)に示すように、クッション右後部内側72rr_inとバック右下部内側73rb_in、またはクッション左後部内側72lr_inとバック左下部内側lb_in73から、運転者に面直方向の押圧力が発生する。
自車両が例えばレーン右端に接近し始め、レーン内横位置Xが領域Bに入ると、図14(b)に示すように、クッション右後部外側72rr_outと、バック右下部外側73rb_outと、バック右上部内側73ru_inからも押圧力が発生し始める。
自車両がさらにレーン右端に接近し、レーン内横位置Xが領域Cに入ると、図14(c)に示すように、バック右上部外側73ru_outからも押圧力が発生し始める。自車両がレーン右端に達してからの領域D、Eでは、全ての部位から最大の押圧力が発生する。
以上説明したように、自車両がレーンマーカに接近していくときに、レーンマーカ側のクッション部72の内側部、シートバック部73の内側部、クッション部72の外側部、そしてシートバック部73の外側部の順番で押圧力を発生する。このように、シート71の一段高い部位からの押圧力を早い段階で発生し始めることにより、自車両がレーン端に接近していく段階で多くの部位から同時に押圧力を発生し、運転者を刺激することができる。運転者はシート71の各部位から発生する押圧力によって触覚感覚を刺激され、押圧力の大きさおよび発生部位の変化からレーンマーカへの接近度合をより確実に認識することができる。
−第1の実施の形態の変形例2−
ここでは、所定の部位からの左右方向圧力を発生させた後に、一段高い部位からの面直方向圧力を発生し始める。上述した第1の実施の形態に比べて、一段高い部位からの押圧力発生を遅らせる。
具体的には、図15(a)〜(c)に示すようなレーン内横位置Xおよび押圧力の関係を実現するように、クッション右後部アクチュエータCR_2,クッション左後部アクチュエータCL_2,バック右下部アクチュエータBR_3,バック左下部アクチュエータBL_3,バック右上部アクチュエータBR_4,およびバック左上部アクチュエータBL_4のモータ回転角θを算出する。なお、図15(b)(c)に、比較のために第1の実施の形態におけるレーン内横位置Xと押圧力との関係を破線で示している。
これにより、自車両がレーン中央付近を走行し、レーン内横位置Xが領域Aにある場合は、図16(a)に示すように、クッション右後部内側72rr_in、またはクッション左後部内側72lr_inのみから運転者に面直方向の押圧力が発生する。
自車両が例えばレーン右端に接近し始め、レーン内横位置Xが領域Bに入ると、図16(b)に示すように、クッション右後部外側72rr_outとバック右下部内側73rb_inからも押圧力が発生し始める。このとき、図15(a)(b)に示すように、領域B内のレーン内横位置Xに応じて、クッション右後部外側72rr_outの押圧力が発生してからバック右下部内側73rb_inの押圧力が発生し始める。
自車両がさらにレーン右端に接近し、レーン内横位置Xが領域Cに入ると、図16(c)に示すように、バック右下部外側73rb_outとバック右上部内側73ru_inからも押圧力が発生し始める。このとき、図15(b)(c)に示すように、領域C内のレーン内横位置Xに応じて、バック右下部外側73rb_outの押圧力が発生してからバック右上部内側73ru_inの押圧力が発生し始める。
自車両がレーン右端に達してからの領域Dでは、図15(c)および図16(d)に示すようにバック右上部外側73ru_outからの押圧力が発生し始める。レーン内横位置Xが領域E内に入ってからは、バック右上部外側73ru_outも含めて全ての部位から最大の押圧力が発生する。
このように、自車両がレーン端に接近していく段階でシート71の一段高い部位からの押圧力の発生を遅らせることにより、シート71の各部位から発生する押圧力をそれぞれ分離して運転者に知覚させることができる。従って、レーンマーカへの接近状態を各部位に関連づけて運転者に知覚させやすくすることができる。なお、所定の部位の外側から発生する押圧力が最大値に達する前に、一段高い部位の内側から押圧力を発生させ始めるので、押圧力の発生はシート71の高い位置へ連続的に移行し、連続的な情報伝達を行うことができる。
《第2の実施の形態》
以下に、本発明の第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置の基本構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。ただし、第2の実施の形態によるシートサイド駆動機構70は、図17に示すクッション部72の右前部72rfおよび左前部72lfをそれぞれ駆動するクッション右前部アクチュエータCR_1およびクッション左前部アクチュエータCL_1をさらに備えている。アクチュエータCR_1およびCL_1の構成は、他のアクチュエータと同様である。
図18(a)〜(d)に、レーン内横位置Xと、クッション部72の右後部72rrおよび左後部lr、シートバック部73の右下部73rbおよび左下部lb、シートバック部73の右上部73ruおよび左上部lu、およびクッション部72の右前部72rfおよび左前部72lfから発生する押圧力との関係をそれぞれ示す。図18(a)〜(c)に示すレーン内横位置Xと、クッション後部、バック下部、およびバック上部の押圧力との関係は、上述した図12(a)〜(c)と同様である。図18(d)に示すように、自車両の端部がレーンマーカに達すると(領域D)、クッション右前部72rfまたは左前部72lfの内側から押圧力を発生し始める。そして、自車両の端部から車幅の1/4の部分がレーンマーカをまたぐと(領域E)、クッション右前部72rfまたは左前部72lfの外側から押圧力を発生し始める。
コントローラ50は、自車両のレーン内横位置Xに基づいて、図18(a)〜(d)に示す関係を実現するような各アクチュエータのモータ回転角θを算出する。
第2の実施の形態による作用を、以下に説明する。
図19(a)に示すように自車両がレーン中央付近を走行している場合(領域A)は、図20(a)に示すように、シートバック右後部72rrまたは左後部72lrの内側から運転者に対して面直方向の圧力が発生する。このときの押圧力は、図18(a)に示すようにレーン内横位置Xがレーン中央から離れるほど大きくなる。
図19(b)に示すように自車両が、例えばレーン右端へ接近していくと(領域B)、図20(b)に示すように、クッション右後部外側72rr_outおよびシートバック右下部内側73rb_inからも押圧力が発生する。このように、クッション右後部外側72rr_outから運転者に対して左右方向の力を与えることにより、レーンへの接近状態を認識させることができる。同時に、シートバック右下部内側73rb_inからも押圧力を発生することにより、シート71の一段高い位置への連続的な圧力変化を実現することができる。
自車両がさらにレーン右端に接近してレーン内横位置Xが領域Cに入ると、図20(c)に示すようにシートバック右下部外側73rb_outおよびシートバック右上部内側73ru_inからも押圧力が発生する。このように、シートバック右下部外側73rb_outから運転者に対して左右方向の力を与えることにより、レーンへの接近状態をより確実に認識させることができる。同時に、シートバック右上部内側73ru_inからも押圧力を発生することにより、シート71の一段高い位置への連続的な圧力変化を実現することができる。
図19(c)に示すように自車両がレーン右端に達すると(領域D)、図20(d)に示すようにシートバック右上部外側73ru_outおよびクッション右前部内側72rf_inからも押圧力が発生する。このように、運転者の肩部に相当するシートバック右上部73ruから押圧力を発生することにより、レーン端に達したことを運転者に確実に認識させるとともに、ステアリング操作を適切な方向へ促すための情報も伝達することができる。同時に、クッション右前部内側72rf_inからも運転者に対して面直方向の押圧力を発生することにより、アクセルペダル操作に関しても適切な方向へ促すための情報伝達が可能となる。
その後、自車両の右端から車幅の1/4の部分がレーンマーカをまたぐと(領域E)、図20(e)に示すようにクッション右前部外側72rf_outからも押圧力が発生する。その他の部位からは最大の押圧力が発生する。クッション右前部外側72rf_outから押圧力を発生して運転者に左右方向の力を与えることにより、運転者は姿勢の自由度が拘束される。これにより、レーンマーカをまたいでいることを運転者に認識させることができる。また、アクセルペダル操作を行う脚部に対して刺激を与えることにより、アクセルペダル操作を適切な方向へ促すための情報伝達を行うことができる。
このように、以上説明した第2の実施の形態においては、上述した第1の実施の形態による効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。
シートサイド駆動機構70は、クッション部72の左側領域および右側領域において、さらに前端内側部および前端外側部からも押圧力を発生する。そして、図18(d)に示すように、自車両がレーンマーカに達すると、クッション部72のレーンマーカ側の前端内側部から前端外側部の順番で押圧力を発生させる。このように運転者の姿勢の自由度を拘束することによって自車両がレーン境界に達したことを一層確実に知らせることができる。
《第3の実施の形態》
以下に、本発明の第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。図21に、第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置2の構成を示す。図21において、図1に示した第1の実施の形態と同様の機能を有する部分には同一の符号を付している。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
図21に示すように、第3の実施の形態のコントローラ50Aは、レーンマーカ検出部51と,レーン内横位置算出部52を備えている。さらに、レーン内横位置算出部52によって算出されるレーン内横位置Xに基づいてシート71の各部位において発生させる圧力を算出するシート圧力算出部54を備えている。
第3の実施の形態によるシートサイド駆動機構70Aは、シート71に内蔵された空気袋内の圧力を制御することにより、シート71の各部位を駆動する。図22(a)に、シート71における各アクチュエータの配置を示す。シートサイド駆動機構70Aを構成する各アクチュエータと、各アクチュエータの駆動によって押圧力が発生するシート71の部位との関係は、以下の通りである。
(1)クッション右前部内側アクチュエータCR_1A:クッション右前部内側72rf_in
(2)クッション右前部外側アクチュエータCR_1B:クッション右前部外側72rf_out
(3)クッション左前部内側アクチュエータCL_1A:クッション左前部内側72lf_in
(4)クッション左前部外側アクチュエータCL_1B:クッション左前部外側72lf_out
(5)クッション右後部内側アクチュエータCR_2A:クッション右後部内側72rr_in
(6)クッション右後部外側アクチュエータCR_2B:クッション右後部外側72rr_out
(7)クッション左後部内側アクチュエータCL_2A:クッション左後部内側72lf_in
(8)クッション左後部外側アクチュエータCL_2B:クッション左後部外側72lf_out
(9)バック右下部内側アクチュエータBR_3A:シートバック右下部内側73rb_in
(10)バック右下部外側アクチュエータBR_3B:シートバック右下部外側73rb_out
(11)バック左下部内側アクチュエータBL_3A:シートバック左下部内側73lb_in
(12)バック左下部外側アクチュエータBL_3B:シートバック左下部外側73lb_out
(13)バック右上部内側アクチュエータBR_4A:シートバック右上部内側73ru_in
(14)バック右上部外側アクチュエータBR_4B:シートバック右上部外側73ru_out
(15)バック左上部内側アクチュエータBL_4A:シートバック左上部内側73lu_in
(16)バック左上部外側アクチュエータBL_4B:シートバック左上部外側73lu_out
図22(b)に、図22(a)のB−B断面図を示す。図22(b)に示すように、クッション右後部内側アクチュエータCR_2A、クッション右後部外側アクチュエータCR_2B、クッション左後部内側アクチュエータCL_2A、およびクッション左後部外側アクチュエータCL_2Lは、それぞれクッション部72の表面付近に内蔵された空気袋751、空気袋751の内圧を調節する圧力ポンプ752,および空気袋751の内圧を検出する圧力センサ753を備えている。圧力ポンプ752はコントローラ50Aによって制御され、圧力センサ753の検出信号はコントローラ50へ出力される。なお、その他のアクチュエータについても、図22(b)に示す構成と同様である。
コントローラ50Aは、上述した第2の実施の形態で用いた図18(a)〜(d)に示すレーン内横位置Xと押圧力との関係を実現するような空気袋751の内圧を算出する。このように、シート71の各部位から押圧力を発生させるアクチュエータとして、モータの代わりに空気袋を用いても、上述した第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、シート71の内側部および外側部にそれぞれ空気袋を設けることにより、内側部および外側部から発生する押圧力をそれぞれ正確に制御することができる。
なお、第3の実施の形態では、クッション部72の右前部72rfおよび左前部72lfにもアクチュエータを設けたが、これらを省略することもできる。この場合、上述した第1の実施の形態で用いた図12(a)〜(c)、図13(a)〜(c)または図15(a)〜(c)の関係に従って空気袋751の内圧を算出することもできる。ただし、クッション部72の右前部72rfおよび左前部72lfにアクチュエータを設けたままで、図12(a)〜(c)、図13(a)〜(c)または図15(a)〜(c)の関係に従って押圧力を制御することももちろん可能である。
シート71において押圧力を発生させる部位は、上述した第1から第3の実施の形態には限定されない。例えば、シートバック部73の右下部73rbと左下部73lb、または右上部73ruと左上部73luから押圧力を発生させるように構成することもできる。または、シートバック部73の中央付近の左右側から押圧力を発生させることもできる。なお、シートバック部73の押圧力発生部位を4カ所に設定した場合でも、クッション部72の外側からの押圧力とシートバック部73の内側からの押圧力とが発生するタイミングを合わせることにより、運転者に連続的な押圧力の変化を感じさせることができる。なお、上述した第1から第3の実施の形態においては、クッション部72からシートバック部73へと押圧力の発生する部位を拡大していったが、押圧力の発生する部位をクッション部72からシートバック部73へと変更することによっても、同等の効果が期待できる。
以上説明した第1から第3の実施の形態においては、車線検出手段として前方カメラ20およびコントローラ50を用い、横位置算出手段としてコントローラ50,50Aを用い、クッション部圧力発生手段およびシートバック部圧力発生手段としてシートサイド駆動機構70,70Aを用いた。また、制御手段としてコントローラ50,50Aを用いた。ただし、これらに限定することなく、例えば車線検出手段として、GPS受信機を備えるナビゲーションシステムを用いることもできる。
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置のシステム図。 図1に示す車両用運転操作補助装置を搭載した車両の構成図。 (a)(b)シートサイド駆動機構の構成を示す図。 (a)〜(c)シートサイド駆動機構による押圧力の発生方法を説明する図。 (a)〜(d)アクチュエータ作動量に対する、接触面積、面直方向圧力、左右方向圧力、および押圧力との関係を示す図。 (a)〜(c)レーン右端に接近していく場合の自車両の走行状況の一例を示す図。 (a)〜(d)自車両がレーン右端に接近していく場合のアクチュエータ駆動部位を示す図。 第1の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャート。 自車線内において設定する領域A〜Eを示す図。 通常走行時のレーン内横位置に関する累積頻度を示す図。 自車両の右端がレーン端に達したときの様子を示す図。 (a)〜(c)レーン内横位置に対するクッション後部押圧力、バック下部押圧力、およびバック上部押圧力の変化を示す図。 (a)〜(c)レーン内横位置に対するクッション後部押圧力、バック下部押圧力、およびバック上部押圧力の変化を示す図。 (a)〜(c)自車両がレーン右端に接近していく場合のアクチュエータ駆動部位を示す図。 (a)〜(c)レーン内横位置に対するクッション後部押圧力、バック下部押圧力、およびバック上部押圧力の変化を示す図。 (a)〜(d)自車両がレーン右端に接近していく場合のアクチュエータ駆動部位を示す図。 クッション左右前部アクチュエータの配置を示す図。 (a)〜(d)レーン内横位置に対するクッション後部押圧力、バック下部押圧力、バック上部押圧力、およびクッション前部押圧力の変化を示す図。 (a)〜(c)レーン右端に接近していく場合の自車両の走行状況の一例を示す図。 (a)〜(e)自車両がレーン右端に接近していく場合のアクチュエータ駆動部位を示す図。 本発明の第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置のシステム図。 (a)(b)シートサイド駆動機構の構成を示す図。
符号の説明
20:前方カメラ
30:車速センサ
50,50A:コントローラ
70,70A:シートサイド駆動機構

Claims (12)

  1. 自車両が走行する自車線を検出する車線検出手段と、
    前記自車線における自車両の横位置を算出する横位置算出手段と、
    運転席のクッション部に内蔵され、前記クッション部の左側領域および右側領域の複数の部位から、運転者に与える押圧力を個々に発生させるクッション部圧力発生手段と、
    前記運転席のシートバック部に内蔵され、前記シートバック部の左側領域および右側領域の複数の部位から、運転者に与える押圧力を個々に発生させるシートバック部圧力発生手段と、
    前記横位置算出手段によって算出される前記自車両の横位置に基づいて、前記自車両がレーンマーカに接近していくときに、前記クッション部の前記レーンマーカ側の領域から前記シートバック部の前記レーンマーカ側の領域へと前記押圧力を発生する部位を変更するように、前記クッション部圧力発生手段と前記シートバック部圧力発生手段とを制御する制御手段とを備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  2. 自車両が走行する自車線を検出する車線検出手段と、
    前記自車線における自車両の横位置を算出する横位置算出手段と、
    運転席のクッション部に内蔵され、前記クッション部の左側領域および右側領域の複数の部位から、運転者に与える押圧力を個々に発生させるクッション部圧力発生手段と、
    前記運転席のシートバック部に内蔵され、前記シートバック部の左側領域および右側領域の複数の部位から、運転者に与える押圧力を個々に発生させるシートバック部圧力発生手段と、
    前記横位置算出手段によって算出される前記自車両の横位置に基づいて、前記自車両がレーンマーカに接近していくときに、前記クッション部の前記レーンマーカ側の領域から前記シートバック部の前記レーンマーカ側の領域へと前記押圧力を発生する部位を拡大するように、前記クッション部圧力発生手段と前記シートバック部圧力発生手段とを制御する制御手段とを備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  3. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記クッション部圧力発生手段は、前記クッション部の前記左側領域および前記右側領域において、それぞれ前記クッション部の内側部および外側部から別々に前記押圧力を発生し、
    前記シートバック部圧力発生手段は、前記シートバック部の前記左側領域および前記右側領域において、それぞれ前記シートバック部の内側部および外側部から別々に前記押圧力を発生し、
    前記制御手段は、前記自車両の横位置に基づいて、前記自車両が前記レーンマーカに接近していくときに、前記内側部から前記外側部へと前記押圧力を発生する部位を拡大するように、前記クッション部圧力発生手段と前記シートバック部圧力発生手段とを制御することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  4. 請求項3に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記制御手段は、前記自車両が前記レーンマーカに接近していくときに、前記クッション部の前記内側部、前記クッション部の前記外側部、前記シートバック部の前記内側部、そして前記シートバック部の前記外側部の順番で前記押圧力を発生するように、前記クッション部圧力発生手段と前記シートバック部圧力発生手段とを制御することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  5. 請求項4に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記制御手段は、前記クッション部の前記外側部と前記シートバック部の前記内側部から同時に前記押圧力を発生させることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  6. 請求項3に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記制御手段は、前記自車両が前記レーンマーカに接近していくときに、前記クッション部の前記内側部、前記シートバック部の前記内側部、前記クッション部の前記外側部、そして前記シートバック部の前記外側部の順番で前記押圧力を発生するように、前記クッション部圧力発生手段と前記シートバック部圧力発生手段とを制御することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  7. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記クッション部圧力発生手段は、前記クッション部の前記左側領域および前記右側領域において、それぞれ前記クッション部の内側部および外側部から別々に前記押圧力を発生し、
    前記シートバック部圧力発生手段は、前記シートバック部の前記左側領域および前記右側領域において、それぞれ前記シートバック部の下方内側部、下方外側部、上方内側部および上方外側部から別々に前記押圧力を発生し、
    前記制御手段は、前記自車両の横位置に基づいて、(a)前記自車両が前記自車線の略中央にあるときは、前記クッション部の前記内側部から前記押圧力を発生し、(b)前記自車両が前記レーンマーカに接近していくと、前記クッション部の前記外側部、前記シートバック部の前記下方内側部、前記シートバック部の前記下方外側部、そして前記シートバック部の前記上方内側部の順番で前記押圧力を発生し、(c)前記自車両が前記レーンマーカに達すると、前記シートバック部の前記上方外側部から前記押圧力を発生させるように、前記クッション部圧力発生手段と前記シートバック部圧力発生手段とを制御することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  8. 請求項7に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記クッション部圧力発生手段は、前記クッション部の前記左側領域および前記右側領域において、さらに前端内側部および前端外側部から前記押圧力を発生し、
    前記制御手段は、前記自車両が前記レーンマーカに達すると、さらに、前記クッション部の前記前端内側部から前記前端外側部の順番で前記押圧力を発生させるように、前記クッション部圧力発生手段と前記シートバック部圧力発生手段とを制御することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  9. 請求項3から請求項6のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記クッション部圧力発生手段および前記シートバック部圧力発生手段は、それぞれ一つの駆動機構によって前記内側部と前記外側部とから前記押圧力を発生させ、前記駆動機構の作動量が所定値以下の場合に前記内側部から前記押圧力が発生し、前記作動量が前記所定値を越える場合に前記外側部から前記押圧力が発生することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  10. 請求項2から請求項8のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記クッション部圧力発生手段および前記シートバック部圧力発生手段は、それぞれ空気袋の内圧を調節することにより、前記押圧力を発生させることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  11. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記クッション部圧力発生手段は、前記クッション部の前記左側領域および前記右側領域において、それぞれ前記クッション部の左右方向からの押圧力および面直方向からの押圧力を発生し、
    前記シートバック部圧力発生手段は、前記シートバック部の前記左側領域および前記右側領域において、それぞれ前記シートバック部の左右方向からの押圧力および面直方向からの押圧力を発生し、
    前記制御手段は、前記自車両の横位置に基づいて、前記自車両が前記レーンマーカに接近していくときに、前記レーンマーカ側における前記面直方向からの押圧力を発生し、その後、前記レーンマーカ側における前記左右方向からの押圧力を発生するように、前記クッション部圧力発生手段と前記シートバック部圧力発生手段とを制御することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置を備えることを特徴とする車両。
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