JP2005222486A - 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 - Google Patents

車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 Download PDF

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Abstract

【課題】
自車両周囲のレーンマーカに関する情報を運転者にわかりやすく伝達する車両用運転操作補助装置を提供する。
【解決手段】
車両用運転操作補助装置のコントローラは、自車両のレーン内横位置に基づいて運転者用シートの左右サイド部の形状をそれぞれ独立に変化させる。自車両がレーンマーカに接近する場合は、接近しているレーンマーカ側のシートサイド部の回転角を増加して運転者への押圧力を増加するとともに、反対側のシートサイド部の回転角を低下して押圧力を減少させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、運転者の操作を補助する車両用運転操作補助装置に関する。
従来の車両用運転操作補助装置は、自車両の近くに障害物が検出された場合にシート内に設けられた振動体を駆動して乗員に報知している(例えば特許文献1参照)。この装置は、自車両の後方または後側方の他車両が所定の警報距離よりも接近すると振動体を駆動する。
本願発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2000−225877号公報
上述した従来の装置では、他車両を含む障害物が自車両に接近するとシートに設けられた振動体を駆動し、障害物の接近状態を乗員に報知しているが、レーンマーカに対する接近状態は報知しない。このような車両用運転操作補助装置にあっては、レーンマーカに対する自車両の位置を運転者に伝えることが望まれている。
本発明による車両用運転操作補助装置は、自車両が走行する自車線を検出する車線検出手段と、自車線における自車両の横位置を算出する横位置算出手段と、運転者に押圧力を与えるように運転席の右サイド部および左サイド部をそれぞれ独立して駆動するシートサイド駆動手段と、横位置算出手段によって算出される自車両の横位置に基づいて、(a)自車両の横位置が自車線の略中央の場合は、右サイド部および左サイド部から略同一の押圧力を発生し、(b)自車両の横位置が自車線のレーンマーカに接近している場合は、右サイド部および左サイド部のうちレーンマーカと同方向のサイド部からの押圧力を増加するとともに、反対方向のサイド部からの押圧力を減少するように、シートサイド駆動手段を制御する制御手段とを備える。
自車両がレーン中央付近を走行している場合は左右のサイド部から略同一の押圧力が発生し、自車両がレーンマーカに接近している場合はレーンマーカと同方向のサイド部からの押圧力が増加するとともに、反対方向のサイド部からの押圧力が減少するので、自車線における自車両の横位置が安定していること、またはレーンマーカに接近していることをシートを介して運転者にわかりやすく知覚させることができる。
《第1の実施の形態》
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の構成を示すシステム図であり、図2は、車両用運転操作補助装置1を搭載した車両の構成図である。
まず、車両用運転操作補助装置1の構成を説明する。
前方カメラ20は、フロントウィンドウ上部に取り付けられた小型のCCDカメラ、またはCMOSカメラ等であり、前方道路の状況を画像として検出し、コントローラ50へと出力する。前方カメラ20による検知領域は車両の前後方向中心線に対して水平方向に±30deg程度であり、この領域に含まれる前方道路風景が画像として取り込まれる。
車速センサ30は、車輪の回転数や変速機の出力側の回転数を計測することにより自車両の車速を検出し、検出した自車速をコントローラ50に出力する。また、ナビゲーションシステム40からの信号もコントローラ50に入力される。ナビゲーションシステム40はGPS受信機を備えている。
コントローラ50は、CPUと、ROMおよびRAM等のCPU周辺部品とから構成され、車両用運転操作補助装置1全体の制御を行う。コントローラ50は、例えばCPUのソフトウェア形態により、レーンマーカ検出部51,走行車線判定部52,レーン内横位置算出部53およびシート回転角算出部54とを構成する。
レーンマーカ検出部51は、前方カメラ20から入力される車両前方の画像情報に画像処理を施し、自車線の車線識別線(レーンマーカ)を検出する。走行車線判定部52は、ナビゲーションシステム40から入力される信号から、自車両が走行する車線を判定する。レーン内横位置算出部53は、レーンマーカ検出部51および走行車線判定部52からの信号に基づいて、レーンマーカに対する自車両のレーン内横位置を算出する。
シート回転角算出部54は、レーン内横位置算出部53で算出したレーン内横位置に基づいて、運転者用シートの左右サイド部の回転角を算出する。コントローラ50は、シート回転角算出部54で算出した左右サイド部の回転角を、後述するシートサイド駆動機構70のモータ回転角に変換して出力する。このようにコントローラ50は、レーンマーカに対する接近度合をシートから発生する押圧力として運転者に伝達するよう制御を行う。
シートサイド駆動機構70は、コントローラ50からの指令に応じて、レーンマーカに対する接近の度合をシートからの押圧力として運転者に伝達するために、シートの形状を変更する。図3(a)に、車両用運転操作補助装置1を備えた車両に搭載され、シートサイド駆動機構70によって形状制御される運転者用シート71の構成を示す。図3(b)は図3(a)に示すシート71のA−A断面図を示す。
図3(a)に示すように、シート71は、クッション部72,背もたれ部73,およびヘッドレスト74から構成される。第1の実施の形態においては、シートサイド駆動機構70によって背もたれ部73の左右サイド部を回動することによって運転者に押圧力を与える。以下に、背もたれ部73の構成を説明する。
背もたれ部73は、シートバックフレーム73aと、左右のサイドフレーム73b、73cとを備え、これらのフレーム73a〜73cをウレタンパッド75でカバーしている。シートバックフレーム73aには、ウレタンパッド75を支持するスプリング73dが取り付けられている。
シートサイド駆動機構70は、背もたれ部73の左右サブフレーム73b、73cをそれぞれ回動するモータユニット73e、73fを備えている。背もたれ部73に取り付けられたモータユニット73e、73fの回転トルクは、トルクケーブル73g、73hを介してそれぞれサブフレーム73b、73cに伝えられ、左右サブフレーム73b、73cをシートバックフレーム73aの左右端を中心としてそれぞれ回転させる。図3(b)に示すように、左右サブフレーム73b、73cはシート71の形状を変更しないときのの姿勢から、シートバックフレーム73aに対して略垂直になる角度まで回転する。
シートサイド駆動機構70は、コントローラ50からの指令に応じてモータユニット73e、73fをそれぞれ制御し、背もたれ部73の左右サイド部73i、73jをそれぞれ回転させる。背もたれ部73の左右サイド部73i、73jは運転者に押しつけられ、または運転者から離れるように回転し、運転者の脇腹を押すことにより、レーンマーカに対する接近状態を運転者に伝達する。
次に、第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の動作を説明する。まず、その概要を説明する。
図4(a)に示すように自車両がレーン中央付近を走行している場合は、シート71の左右両方のサイド部73i、73jから同等の押圧力を発生し、自車両がレーン中央付近で安定していることを運転者に知らせる。
図4(b)に示すように自車両がレーン端に接近している場合は、シート71の左右サイド部73i、73jをそれぞれ独立に駆動してレーンマーカへの接近状態を運転者に知らせる。例えば図4(b)に示すように自車両が右側のレーンマーカに接近している場合は、右サイド部73iからの押圧力を増加するとともに、左サイド部73jからの押圧力を低下させる。すなわち、自車両が接近しているレーンマーカの存在方向と同方向のシートサイド部からの押圧力を増加し、それと反対方向のシートサイド部からの押圧力を低下する。
以下に、車両用運転操作補助装置1の動作を図5を用いて詳細に説明する。図5は、第1の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理内容は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS101では、自車両が走行する車線のレーンマーカを検出する。具体的には、ナビゲーションシステム40からの信号に基づいて自車両が走行する車線を判定する。そして、前方カメラ20によって検出される自車両前方領域の画像信号に画像処理を施し、自車線のレーンマーカを認識する。
ステップS102では、ステップS101で認識したレーンマーカと自車両との相対位置関係を算出する。具体的には、自車両前方領域の画像情報に基づいてレーン内における自車両の横位置Xを算出する。ここでは図6に示すように、自車線のレーン中央から自車両の中心までの距離をレーン内横位置Xとする。レーン内横位置Xは、自車線のレーン中央を0として、右方向を正の値で表す。従って、車線幅をWLとすると、自車両の右側のレーンマーカ、すなわちレーン右端ではX=WL/2,自車両の左側のレーンマーカ、すなわちレーン左端ではX=−WL/2と表される。
つづくステップS103では、ステップS102で算出した自車両のレーン内横位置Xに基づいて、シート71の左右サイド部73i、73jの回転角θを算出する。ここでは、右サイド部73iの回転角θR、および左サイド部73jの回転角θLをそれぞれ算出する。なお、回転角θR、θLは、図3(b)に示すように左右サイド部73i、73jが最も外側にあるとき、すなわち運転者から最も離れた位置において、それぞれ基準値0とする。回転角θR、θLが増加すると左右サイド部73i、73jがそれぞれ内側、すなわち運転者側に傾く。左右サブフレーム73b、73cがシートバックフレーム73aに対して略垂直となる位置を、回転角θR、θLの最大値θmaxとする。
図7に、レーン内横位置Xと回転角θR、θLとの関係を示す。自車両の中心が自車線内に存在する場合、すなわちレーン内横位置Xが−WL/2≦X≦WL/2の場合、回転角θR、θLはそれぞれ以下の(式1)(式2)でそれぞれ算出する。
θR=KR0・X+θ0 ・・・(式1)
θL=KL0・X+θ0 ・・・(式2)
自車両中心がレーン左端を超える場合(X<−WL/2)、また自車両中心がレーン右端を超える場合(X>WL/2)、回転角θR、θLは、それぞれ以下の(式3)(式4)、(式5)(式6)で表される。
X<−WL/2の場合
θR=0 ・・・(式3)
θL=θmax ・・・(式4)
X>WL/2の場合
θR=θmax ・・・(式5)
θL=0 ・・・(式6)
ここで、(式1)の傾きKR0=θmax/WL、(式2)の傾きKL0=−θmax/WLであり、θ0=θmax/2である。
ステップS104では、ステップS103で算出した回転角θR、θLに対応するモータ回転角信号を、シートサイド駆動機構70に出力する。シートサイド駆動機構70はコントローラ50からの信号に基づいて、右サイド部73iのモータユニット73eおよび左サイド部73jのモータユニット73fの駆動をそれぞれ制御する。これにより、今回の処理を終了する。
以下に、第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の作用を説明する。
図7に示すように自車両の中心がレーン中央にあるときは、回転角θR、θLがともにθ0となり、右サイド部73iおよび左サイド部73jから同等の押圧力が発生する。これにより、自車両がレーン中央を走行しているときに、レーンマーカに対する自車両の走行状態が安定していることを運転者に知らせる。自車両のレーン内横位置Xがレーン中央から左右いずれかにずれると、左右サイド部73i、73jの回転角θR、θLはそれぞれ所定の傾きKR0,KL0で変化する。これにより、自車両のレーン中央からずれると左右サイド部73i、73jからの押圧力が変動し、レーン中央付近を継続して走行しているときに左右サイド部73i、73jからの押圧力に対して運転者の感覚が鈍くなることを抑制する。
自車両がレーン右端に接近するときは、右サイド部73iからの押圧力を増加するとともに、左サイド部73jからの押圧力を減少する。自車両のレーン内横位置Xがレーン右端WL/2に達すると、右サイド部73iからの押圧力を最大、左サイド部73jからの押圧力を最小にする。同様に、自車両がレーン左端に接近するときは、左サイド部73jからの押圧力を増加するとともに、右サイド部73iからの押圧力を減少する。自車両のレーン内横位置Xがレーン左端−WL/2に達すると、左サイド部73jからの押圧力を最大、右サイド部73iからの押圧力を最小にする。
このように、自車両が接近しているレーンマーカ側のシートサイド部からの押圧力を増加することにより、自車両がレーンマーカに接近していることを運転者に知らせる。さらに、接近方向とは反対側のシートサイド部からの押圧力を減少することで接近側のシートサイド部からの押圧力を相対的に高め、レーンマーカへの接近状態を一層確実に運転者に知らせる。
このように、以上説明した第1の実施の形態においては、以下のような作用効果を奏することができる。
コントローラ50は、(a)自車両のレーン内横位置Xが自車線の略中央の場合はシート71の右サイド部73iおよび左サイド部73jから略同一の押圧力を発生し、(b)レーン内横位置Xが自車線のレーンマーカに接近している場合は、右サイド部73iおよび左サイド部73jのうちレーンマーカと同方向のサイド部からの押圧力を増加するとともに、反対方向のサイド部からの押圧力を減少するように、シートサイド駆動機構70を制御する。これにより、自車両がレーン中央付近にいる場合は左右両方のサイド部73i、73jから同等の押圧力が発生し、自車両のレーン内横位置Xが安定していることを運転者に知覚させることができる。また、自車両がレーンマーカに接近している場合は左右サイド部73i、73jがそれぞれ独立に駆動するので、レーン端への接近状態を運転者にわかりやすく知らせることができる。とくに、接近しているレーンマーカと同方向のシートサイド部からの押圧力を増加し、反対方向のシートサイド部からの押圧力を減少することによって、接近側のサイド部からの押圧力を相対的に大きくしてレーン端への接近状態を一層わかりやすく知覚させることができる。
−第1の実施の形態の変形例−
ここでは、上述した第1の実施の形態と同様に、自車両がレーン中央付近を走行していること、および自車両がレーン端に接近していることをシート71からの押圧力を介して運転者に知らせる。そこで、レーン内横位置Xに対する回転角θR、θLを図8に示すように設定する。
図8に示すように、自車両がレーン端に接近していくと、レーンマーカに接近している側のシートサイド部からの押圧力を増加し、それとは反対側のシートサイド部からの押圧力を減少する。ただし、自車両の左右方向端部がレーン端に達してから自車両中心がレーン端に達するまでの領域(−WL/2≦X<−WB、WB<X≦WL/2)では、自車両が接近しているレーンマーカとは反対側のシートサイド部の押圧力を0にする。ここで、自車両の左右方向端部がレーン端に達したときのレーン内横位置X=±WBは、図9に示すように定義する。例えば、自車両の右端部がレーン右端に達したときのレーン内横位置X=WBは、自車両の左右方向の幅をWcarとすると、WB=(WL−Wcar)/2である。
図8において、自車両のレーン内横位置Xに対する回転角θR、θLは、それぞれ以下の(式7)〜(式16)で表される。
X<−WL/2の場合
θR=0 ・・・(式7)
θL=θmax ・・・(式8)
X>WL/2の場合
θR=θmax ・・・(式9)
θL=0 ・・・(式10)
−WL/2≦X<−WBの場合
θR=0 ・・・(式11)
θL=KL0・X+θ0 ・・・(式12)
−WB≦X≦WBの場合
θR=KR0・X+θ0 ・・・(式13)
θL=KL0・X+θ0 ・・・(式14)
WB<X≦WL/2の場合
θR=KR0・X+θ0 ・・・(式15)
θL=0 ・・・(式16)
(式13)(式15)において、傾きKR0=θmax/(WL/2+WB)であり、(式12)(式14)において、傾きKL0=−θmax/(WL/2+WB)である。また、θ0=θmax・WB/(WL/2+WB)である。
以上説明したように、自車両がレーンマーカに接近するときに、自車両の左右方向端部がレーンマーカに達してからはレーンマーカとは反対側のシートサイド部からの押圧力を最小値0にする。これにより、左右サイド部73i、73jの間の圧力差が拡大し、レーンマーカへ接近していることを一層確実に運転者に伝えることができる。また、図8に示すように、レーン内横位置Xに対する回転角θR、θLの傾きKR0,KL0が上述した第1の実施の形態に比べて大きくなっているので、自車両がレーン中央付近を走行する際にも左右サイド部73i、73jからの押圧力が変動しやすい。これにより、運転者は自車両のレーン内横位置Xに関する情報を押圧力から容易に知覚することができる。
《第2の実施の形態》
以下に、本発明の第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置の構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第2の実施の形態においては、シート71からの押圧力によって自車両がレーン中央付近を走行していること、およびレーンマーカへ接近していることを知らせる。さらに、図10に示すように自車両がレーン端(レーン境界)に達している場合は、その情報をシート71からの押圧力によって運転者に知らせる。
そこで、第2の実施の形態においては、レーン内横位置Xに対する回転角θR、θLを図11に示すように設定する。図11に示すように、自車両がレーン端に接近していくと、レーンマーカに接近している側のシートサイド部からの押圧力を増加し、それとは反対側のシートサイド部からの押圧力を減少する。そして、自車両の左右方向端部がレーン端に達してから自車両中心がレーン端に達するまでの領域(−WL/2≦X<−WB、WB<X≦WL/2)では、自車両が接近しているレーンマーカ側のシートサイド部の押圧力を最大値θmaxに固定する。
図11において、自車両のレーン内横位置Xに対する回転角θR、θLはそれぞれ以下の(式17)〜(式26)で表される。
X<−WL/2の場合
θR=0 ・・・(式17)
θL=θmax ・・・(式18)
X>WL/2の場合
θR=θmax ・・・(式19)
θL=0 ・・・(式20)
−WL/2≦X<−WBの場合
θR=KR0・X+θ0 ・・・(式21)
θL=θmax ・・・(式22)
−WB≦X≦WBの場合
θR=KR0・X+θ0 ・・・(式23)
θL=KL0・X+θ0 ・・・(式24)
WB<X≦WL/2の場合
θR=θmax ・・・(式25)
θL=KL0・X+θ0 ・・・(式26)
(式21)(式23)において、傾きKR0=θmax/(WL/2+WB)であり、(式24)(式26)において、傾きKL0=−θmax/(WL/2+WB)である。また、θ0=θmax・WL/(WL/2+WB)/2である。
以上説明したように、自車両がレーンマーカに接近するときに、接近しているレーンマーカ側のシートサイド部からの押圧力を増加し、反対側のシートサイド部からの押圧力を減少する。さらに、自車両の左右方向端部がレーン端に達してからはレーンマーカ側のシートサイド部からの押圧力を最大値にする。これにより、レーンマーカ側のサイド部から発生する押圧力の傾きが変化して不連続となる。レーン内横位置Xに対してレーンマーカ側のシートサイド部から発生する押圧力の傾きを変化させることにより押圧力が最大値であることを知らせ、自車両がレーン端に達したことを運転者に知らせる。
自車両の左右方向端部がレーン端に達し、レーンマーカ側のシートサイド部からの押圧力が最大となってからも、反対側のシートサイド部からの押圧力は減少する。このように、左右のサイド部73i、73jの間の圧力差を大きくすることにより、レーンマーカ側のシートサイド部からの押圧力を必要以上に増加させることなく、自車両がレーン端に接近していることを運転者に知らせることができる。
このように、以上説明した第2の実施の形態においては上述した第1の実施の形態による効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。
(1)コントローラ50は、少なくとも2つの変化率を持つレーン内横位置Xと押圧力との関係に基づいてシートサイド駆動機構70を制御する。具体的には、図11に示すように、2つの変化率をもつレーン内横位置Xと回転角θR、θLとの関係に基づいてシートサイド駆動機構70を制御する。これにより、自車両がレーン中央付近で安定していること、レーン端に接近していること、および自車両がレーン境界に達していることをシート71の左右サイド部73i、73jからの押圧力として運転者にわかりやすく伝達することができる。
(2)図11に示すように、自車線の中央を基準値0としてレーン内横位置Xが所定値±WBを超えると、自車両が接近しているレーンマーカと同方向のシートサイド部の回転角θを最大値にする。すなわち、レーンマーカと同方向のシートサイド部からの押圧力を最大値にする。このように、レーン内横位置Xに対する押圧力を最大値にして変化率を変化させることによって、自車両がレーン境界に達したことを運転者に知覚させることができる。また、反対側のシートサイド部からの押圧力を低下させることによって接近側のシートサイド部からの押圧力を相対的に大きくすることができる。これにより、接近側のシートサイド部からの押圧力を増加し続けて運転者に煩わしさを与えてしまうことを防止できる。
−第2の実施の形態の変形例1−
ここでは、自車両がレーン中央付近を走行していること、レーン端に接近していること、およびレーン端に達していることを知らせるために、レーン内横位置Xに対する回転角θR、θLを図12に示すように設定する。
図12において、自車両のレーン内横位置Xに対する回転角θR、θLはそれぞれ以下の(式27)〜(式36)で表される。
X<−WL/2の場合
θR=0 ・・・(式27)
θL=θmax ・・・(式28)
X>WL/2の場合
θR=θmax ・・・(式29)
θL=0 ・・・(式30)
−WL/2≦X<−WBの場合
θR=KR0・X+θ0 ・・・(式31)
θL=KL1・X+θ1 ・・・(式32)
−WB≦X≦WBの場合
θR=KR0・X+θ0 ・・・(式33)
θL=KL0・X+θ0 ・・・(式34)
WB<X≦WL/2の場合
θR=KR1・X+θ1 ・・・(式35)
θL=KL0・X+θ0 ・・・(式36)
(式35)の傾きKR1および(式32)の傾きKL1は、それぞれKR1>KR0、KL1<KL0(<0)となるように適切な値を設定しておく。
図12に示すように回転角θR、θLを設定することにより、自車両の左右方向端部がレーン端に達してからレーンマーカ側のシートサイド部からの押圧力変化の傾きが大きくなる。すなわち、自車両のレーン内横位置Xと押圧力との関係は、自車線の中央を基準値0としてレーン内横位置Xが所定値±WBを超えると、レーン内横位置Xに対する接近側のシートサイド部からの押圧力の変化率が大きくなる。これにより、自車両のレーンマーカへの接近状態を運転者に確実に知らせることができる。
また、図13に示すように、自車両の左右方向端部がレーン端に達してからの領域において、レーンマーカ側のシートサイド部の回転角の傾きを小さくすることもできる。具体的には、−WL/2≦X<−WBにおける回転角θLの傾きKL1を、0>KL1>KL0とし、WB<X≦WL/2における回転角θRの傾きKR1を、0<KR1<KR0となるように設定する。すなわち、自車両のレーン内横位置Xと押圧力との関係は、自車線の中央を基準値0としてレーン内横位置Xが所定値±WBを超えると、レーン内横位置Xに対する接近側のシートサイド部からの押圧力の変化率が小さくなる。自車両の左右方向端部がレーン端に達してからは、レーンマーカ側のシートサイド部から発生する押圧力の絶対値が十分に高くなっているので、押圧力変化の傾きを小さくしてもレーンマーカへの接近状態を運転者に知らせることができる。
さらに、図14に示すように、自車両の左右方向端部がレーン端に達してからの領域において、レーンマーカ側のシートサイド部の回転角の傾きを反転させることもできる。具体的には、−WL/2≦X<−WBにおける回転角θLの傾きKL1を、KL1>0とし、WB<X≦WL/2における回転角θRの傾きKR1を、KR1<0となるように設定する。押圧力変化の傾きが反転することにより、レーンマーカに接近するにつれて増加していた押圧力が低下し始める。すなわち、自車両のレーン内横位置Xと押圧力との関係は、自車線の中央を基準値0としてレーン内横位置Xが所定値±WBを超えると、接近側のシートサイド部からの押圧力が減少する。これにより、自車両の左右端部がレーン端に到達したことを運転者にわかりやすく伝えることができる。
−第2の実施の形態の変形例2−
ここでは、自車両がレーン中央付近を走行していること、レーン端に接近していること、およびレーン端に達していることを知らせるために、レーン内横位置Xに対する回転角θR、θLを図15に示すように設定する。
具体的には、自車両の左右方向端部がレーン端に達してからは、レーンマーカ側のシートサイド部から発生する押圧力変化の傾きを変更するとともに、レーンマーカとは反対側のシートサイド部からの押圧力を最小値にする。従って、図15において、自車両のレーン内横位置Xに対する回転角θR、θLは、それぞれ以下の(式37)〜(式42)で表される。
−WL/2≦X<−WBの場合
θR=0 ・・・(式37)
θL=KL1・X+θ1 ・・・(式38)
−WB≦X≦WBの場合
θR=KR0・X+θ0 ・・・(式39)
θL=KL0・X+θ0 ・・・(式40)
WB<X≦WL/2の場合
θR=KR1・X+θ1 ・・・(式41)
θL=0 ・・・(式42)
(式41)の傾きKR1および(式38)の傾きKL1は、それぞれKR1>KR0、KL1<KL0(<0)となるように適切な値を設定しておく。
このように、自車両のレーン内横位置Xと押圧力との関係は、レーン内横位置Xが所定値±WBを超えると、レーン内横位置Xに対する接近側のシートサイド部からの押圧力の変化率が大きくなる。また、反対側のシートサイド部からの押圧力が最小値となる。これにより、自車両のレーンマーカへの接近状態を運転者に確実に知らせることができる。
また、図16に示すように、自車両の左右方向端部がレーン端に達してからの領域において、レーンマーカ側のシートサイド部の回転角の傾きを小さくすることもできる。具体的には、−WL/2≦X<−WBにおける回転角θLの傾きKL1を、0>KL1>KL0とし、WB<X≦WL/2における回転角θRの傾きKR1を、0<KR1<KR0となるように設定する。このように、自車両のレーン内横位置Xと押圧力との関係は、レーン内横位置Xが所定値±WBを超えると、レーン内横位置Xに対する接近側のシートサイド部からの押圧力の変化率が小さくなる。また、反対側のシートサイド部からの押圧力が最小値となる。これにより、自車両のレーンマーカへの接近状態を運転者に確実に知らせることができる。
図17に示すように、自車両の左右方向端部がレーン端に達してからの領域において、レーンマーカ側のシートサイド部の回転角を最大値θmaxに固定することもできる。具体的には、−WL/2≦X<−WBにおいて回転角θLを最大値θmaxに固定して傾きを0とし、WB<X≦WL/2において回転角θRを最大値θmaxに固定して傾きを0とする。このように、自車両のレーン内横位置Xと押圧力との関係は、レーン内横位置Xが所定値±WBを超えると接近側のシートサイド部からの押圧力が最大値となり、反対側のシートサイド部からの押圧力が最小値となる。これにより、自車両のレーンマーカへの接近状態を運転者に確実に知らせることができる。
さらに、図18に示すように、自車両の左右方向端部がレーン端に達してからの領域において、レーンマーカ側のシートサイド部の回転角の傾きを反転させることもできる。具体的には、−WL/2≦X<−WBにおける回転角θLの傾きKL1を、KL1>0とし、WB<X≦WL/2における回転角θRの傾きKR1を、KR1<0となるように設定する。すなわち、自車両のレーン内横位置Xと押圧力との関係は、レーン内横位置Xが所定値±WBを超えると、レーン内横位置Xに対する接近側のシートサイド部からの押圧力が減少し、反対側のシートサイド部からの押圧力が最小値となる。これにより、自車両のレーンマーカへの接近状態を運転者に確実に知らせることができる。
《第3の実施の形態》
以下に、本発明の第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置の構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第3の実施の形態においては、シート71からの押圧力によって自車両がレーン中央付近を走行していること、レーンマーカへ接近していること、およびレーン端に達していることを運転者に知らせる。さらに、図19に示すように、例えば自車両が車線変更を行うときにも、シート71の左右サイド部73i、73jからの押圧力を連続的に運転者に感じさせるようにする。
以下に、第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置においてどのようにシート71の左右サイド部73i、73jの押圧力を設定するかを、図20を用いて詳細に説明する。図20は、第3の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理内容は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS201では、ナビゲーションシステム40から入力される信号に基づいて、自車両が走行する車線を判定する。具体的には、自車両の右側に車線が存在する場合、左レーン走行フラグFlg_LH=0にセットし、自車両の右側に車線が存在しない場合は左レーン走行フラグFlg_LH=1にセットする。また、自車両の左側に車線が存在する場合、右レーン走行フラグFlg_RH=0にセットし、自車両の左側に車線が存在しない場合は右レーン走行フラグFlg_RH=1にセットする。
ステップS202では、前方カメラ20によって検出される自車両前方領域の画像信号に画像処理を施し、自車線のレーンマーカを認識する。ステップS203では、ステップS202で認識したレーンマーカについて、レーン内における自車両の横位置Xを算出する。なお、自車線のとなりに隣接車線が存在する場合、自車両の中心が自車線のレーン端を超えると隣接車線の車線中心を基準としたレーン内横位置Xを算出する。
つづくステップS204では、ステップS201で判定した自車両の走行車線に関するフラグFlg_LH、Flg_RHおよびステップS203で算出した自車両のレーン内横位置Xに基づいて、シート71の左右サイド部73i、73jの回転角θを算出する。図21に、レーン内横位置Xと回転角θR、θLとの関係を示す。なお、図21は、説明のため、図19に示すように自車両が片側2車線の道路を走行するときの左車線座標系と右車線座標系を示している。
図21において、自車両のレーン内横位置Xに対する回転角θR、θLはそれぞれ以下の(式43)〜(式52)で表される。
X<−WL/2、かつ右レーン走行フラグFlg_RH=1の場合(自車両の左側に車線が存在しない場合)
θR=θmax ・・・(式43)
θL=θmax ・・・(式44)
X>WL/2、かつ左レーン走行フラグFlg_LH=1の場合(自車両の右側に車線が存在しない場合)
θR=θmax ・・・(式45)
θL=θmax ・・・(式46)
−WL/2≦X<−WBの場合
θR=KR1・X+θ1 ・・・(式47)
θL=θmax ・・・(式48)
−WB≦X≦WBの場合
θR=KR0・X+θ0 ・・・(式49)
θL=KL0・X+θ0 ・・・(式50)
WB<X≦WL/2の場合
θR=θmax ・・・(式51)
θL=KL1・X+θ1 ・・・(式52)
(式49)において、傾きKR0=θmax/(2・WB)であり、(式50)において傾きKL0=−θmax/(2・WB)である。定数θ0=θmax/2である。また、(式47)において傾きKR1=−θmax/(WL/2−WB)であり、(式52)において傾きKL1=θmax/(WL/2−WB)である。定数θ1=−θmax/(WL/2−WB)・WBである。
ステップS205では、ステップS204で算出した回転角θR、θLに対応するモータ回転角信号を、シートサイド駆動機構70に出力する。シートサイド駆動機構70はコントローラ50からの信号に基づいて、右サイド部73iのモータユニット73eおよび左サイド部73jのモータユニット73fの駆動をそれぞれ制御する。これにより、今回の処理を終了する。
以下に、第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の作用を説明する。
図21に示すように、例えば自車両の右端部がレーン右端に達してからは、レーンマーカ側の右サイド部73iの押圧力を最大値にするとともに、レーンマーカと反対側の左サイド部73jの押圧力を増加させる。自車両の中心がレーン右端に達すると左右両側のサイド部73i、73jからの押圧力が最大値となる。そして、自車両中心がレーン右端を超えて右車線に進入してから自車両の左端部がレーン左端に到達するまでは、左サイド部73jの押圧力を最大値とし、右サイド部73iの押圧力を徐々に低下する。これにより、自車両が車線変更を行うためにレーンマーカをまたぐ場合でも、シート71の左右サイド部73i、73jから連続的な押圧力が発生する。その結果、車線変更を行う場合でもレーンマーカに関する情報を運転者に連続的に提供することができる。
このように、以上説明した第3の実施の形態においては、上述した第1および第2の実施の形態による効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。
自車両のレーン内横位置Xと押圧力との関係は、自車線の中央を基準値0としてレーン内横位置Xが所定値±WBを超えると、レーンマーカとは反対側のシートサイド部からの押圧力が増加する。これにより、レーン内横位置Xがレーン端に達すると接近側のシートサイド部および反対側のシートサイド部からの押圧力がともに最大値となり、自車両が車線変更を行う場合でも、左右サイド部73i、73jから運転者に連続的な押圧力を与えることができる。また、レーン内横位置Xが所定値±WBを超えると接近側のシートサイド部からの押圧力が最大値となるので、自車両がレーン境界に達したことを運転者に知覚させることができる。
−第3の実施の形態の変形例1−
ここでは、自車両がレーン中央付近を走行していること、レーン端に接近していること、およびレーン端に達していることを知らせるとともに、車線変更を行った場合に連続的な情報提供を行うために、レーン内横位置Xに対する回転角θR、θLを図22に示すように設定する。
具体的には、自車両の左右方向端部がレーン端に達してからは、レーンマーカ側のシートサイド部から発生する押圧力を最大値に固定せず、押圧力変化の傾きを変更して最大値まで増加させる。レーンマーカと反対側のシートサイド部からの押圧力は、徐々に最大値まで増加させる。従って、図22において、自車両のレーン内横位置Xに対する回転角θR、θLは、それぞれ以下の(式53)〜(式58)で表される。
−WL/2≦X<−WBの場合
θR=KR1・X+θ1 ・・・(式53)
θL=KL2・X+θ2 ・・・(式54)
−WB≦X≦WBの場合
θR=KR0・X+θ0 ・・・(式55)
θL=KL0・X+θ0 ・・・(式56)
WB<X≦WL/2の場合
θR=KR2・X+θ2 ・・・(式57)
θL=KL1・X+θ1 ・・・(式58)
ここで、KR2>KR0,KL2<KL0(<0)である。
すなわち、レーン内横位置Xが所定値±WBを超えるとレーンマーカ側のシートサイド部からの押圧力の変化率が大きくなるとともに、反対側のシートサイド部からの押圧力が増加する。これにより、自車両がレーン端に達したことを運転者に知覚させるとともに、車線変更を行う場合に連続的な押圧力を与えることができる。
また、図23に示すように、自車両の左右方向端部がレーン端に達してからの領域において、レーンマーカ側のシートサイド部の回転角の傾きを小さくすることもできる。具体的には、−WL/2≦X<−WBにおける回転角θLの傾きKL2を、0>KL2>KL0とし、WB<X≦WL/2における回転角θRの傾きKR2を、0<KR2<KR0となるように設定する。すなわち、レーン内横位置Xが所定値±WBを超えるとレーンマーカ側のシートサイド部からの押圧力の変化率が小さくなるとともに、反対側のシートサイド部からの押圧力が増加する。これにより、自車両がレーン端に達したことを運転者に知覚させるとともに、車線変更を行う場合に連続的な押圧力を与えることができる。
さらに、図24に示すように、自車両の左右方向端部がレーン端に達してからの領域において、レーンマーカ側のシートサイド部の回転角の傾きを反転させることもできる。具体的には、−WL/2≦X−WBにおける回転角θLの傾きKL2を、KL2>0とし、WB<X≦WL/2における回転角θRの傾きKR2を、KR2<0となるように設定する。すなわち、レーン内横位置Xが所定値±WBを超えるとレーンマーカ側のシートサイド部からの押圧力が減少するとともに、反対側のシートサイド部からの押圧力が増加する。これにより、自車両がレーン端に達したことを運転者に知覚させるとともに、車線変更を行う場合に連続的な押圧力を与えることができる。
−第3の実施の形態の変形例2−
ここでは、自車両がレーン中央付近を走行していること、レーン端に接近していること、およびレーン端に達していることを知らせるとともに、車線変更を行った場合に連続的な情報提供を行うために、レーン内横位置Xに対する回転角θR、θLを図25(a)(b)に示すように設定する。具体的には、自車両が車線変更を行う際に左右サイド部73i、73jから連続的な押圧力を発生するために、レーン内横位置Xがレーン端を超えるとレーン内横位置Xと回転角θR、θLとの関係を一時的に変更する。
以下に、第3の実施の形態の変形例2においてどのようにシート71の左右サイド部73i、73jの押圧力を設定するかを、図26を用いて詳細に説明する。図26は、第3の実施の形態の変形例2による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理内容は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS301では、ナビゲーションシステム40から入力される信号に基づいて、自車両が走行する車線を判定する。具体的には、自車両の右側に車線が存在する場合、左レーン走行フラグFlg_LH=0にセットし、自車両の右側に車線が存在しない場合は左レーン走行フラグFlg_LH=1にセットする。また、自車両の左側に車線が存在する場合、右レーン走行フラグFlg_RH=0にセットし、自車両の左側に車線が存在しない場合は右レーン走行フラグFlg_RH=1にセットする。
ステップS302では、ステップS301で判定した自車両の走行車線に関するフラグFlg_LH、Flg_RHと、例えば自車両のレーン内横位置Xの過去からの遷移に基づいて、自車両の車線変更方向を判定する。左レーン走行フラグFlg_LH=0、かつ左車線から右車線へ車線変更すると判定される場合に、右車線変更フラグFlg_LHc=1とする。また、右レーン走行フラグFlg_RH=0,かつ右車線から左車線へ車線変更すると判定される場合に、左車線変更フラグFlg_RHc=1とする。左レーン走行フラグFlg_LH=1の場合、または右車線への車線変更を行わない場合は、右車線変更フラグFlg_LHc=0とする。右レーン走行フラグFlg_RH=1の場合、または左車線への車線変更を行わない場合は、左車線変更フラグFlg_RHc=0とする。
ステップS303では、前方カメラ20によって検出される自車両前方領域の画像信号に画像処理を施し、自車線のレーンマーカを認識する。ステップS304では、ステップS303で認識したレーンマーカについて、レーン内における自車両の横位置Xを算出する。なお、自車線のとなりに隣接車線が存在する場合、自車両の中心が自車線のレーン端を超えると隣接車線の車線中心を基準としたレーン内横位置Xを算出する。
つづくステップS305では、ステップS301で判定した自車両の走行車線に関するフラグFlg_LH、Flg_RH、ステップS302で判定した車線変更に関するフラグFlg_LHc、Flg_RHcおよびステップS304で算出した自車両のレーン内横位置Xに基づいて、シート71の左右サイド部73i、73jの回転角θを算出する。自車両のレーン内横位置Xに対する回転角θR、θLは、それぞれ以下の(式59)〜(式64)で表される。
X<−WL/2、かつ右レーン走行フラグFlg_RH=1の場合(自車両の左側に車線が存在しない場合)
θR=0 ・・・(式59)
θL=θmax ・・・(式60)
X>WL/2、かつ左レーン走行フラグFlg_LH=1の場合(自車両の右側に車線が存在しない場合)
θR=θmax ・・・(式61)
θL=0x ・・・(式62)
−WL/2≦X≦WL/2、かつ、車線変更フラグFlg_LHc=0およびFlg_RHc=0の場合
θR=KR0・X+θ0 ・・・(式63)
θL=KL0・X+θ0 ・・・(式64)
(式63)において、傾きKR0=θmax/WLであり、(式64)において傾きKL0=−θmax/WLである。定数θ0=θmax/2である。
一方、車線変更フラグFlg_LHc=1,またはFlg_RHc=1の場合は、(式63)(式64)で表される関係を基準として、回転角θR、θLを、車線変更後の目標値まで時間の関数で徐々に漸近させる。例えば自車両が左車線から右車線に車線変更する場合、図27(b)に示すように、自車両が車線変更した後のレーンにおけるレーン内横位置Xに対応する回転角θRを目標値θRtとして、回転角θRを最大値θmaxから目標値θRtまで徐々に減少させる。また、図27(c)に示すように、車線変更後のレーン内横位置Xに対応する回転角θLを目標値θLtとして、回転角θLを0から目標値θLtまで徐々に増加させる。回転角θR、θLがそれぞれ目標値θRt、θLtに到達すると、図27(a)に示すように車線変更フラグFlg_LHcを0にセットする。
同様にして、自車両が右車線から左車線に車線変更する場合は、図28(b)に示すように、自車両が車線変更した後のレーン内横位置Xに対応する回転角θRを目標値θRtとして、回転角θRを0から目標値θRtまで徐々に増加させる。また、図28(c)に示すように、車線変更後のレーン内横位置Xに対応する回転角θLを目標値θLtとして、回転角θLを最大値θmaxから目標値θLtまで徐々に減少させる。回転角θR、θLがそれぞれ目標値θRt、θLtに到達すると、図28(a)に示すように車線変更フラグFlg_RHcを0にセットする。
コントローラ50は、例えば時定数を適切に設定した一時遅れフィルタを用いることにより、回転角θR、θLを目標値θRt、θLrに漸近させることができる。
ステップS306では、ステップS305で算出した回転角θR、θLに対応するモータ回転角信号を、シートサイド駆動機構70に出力する。シートサイド駆動機構70はコントローラ50からの信号に基づいて、右サイド部73iのモータユニット73eおよび左サイド部73jのモータユニット73fの駆動をそれぞれ制御する。これにより、今回の処理を終了する。
以下に、第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の作用を説明する。
図25(a)に示すように自車両が左車線から右車線に車線変更する場合、自車両のレーン内横位置Xがレーン右端を超えると、シート71の右サイド部73iの回転角θRが、最大値θmaxから目標値θRtまで徐々に変化する。また、左サイド部73jの回転角θLは0から目標値θLtまで徐々に変化する。
図25(b)に示すように自車両が右車線から左車線に車線変更する場合、自車両のレーン内横位置Xがレーン左端を超えると、シート71の左サイド部73jの回転角θLが、最大値θmaxから目標値θLtまで徐々に変化する。また、右サイド部73iの回転角θRは0から目標値θRtまで徐々に変化する。
このように、自車両が車線変更を行う際に、車線変更の方向に応じてレーン内横位置Xと回転角θR、θLとの関係が一時的に変化する。具体的には、自車両の車線変更が判定されると、シート71の右サイド部73iおよび左サイド部73jからの押圧力を、車線変更後の自車両のレーン内横位置Xに対応する値まで徐々に変化させる。これにより、自車両が車線変更を行う際にも、レーンマーカに関する情報をシート71の左右サイド部73i、73jからの連続的な押圧力の変化として運転者に提供することができる。
以上説明した第1から第3の実施の形態においては、レーンマーカに対するリスクポテンシャルRPを、背もたれ部73のサイド部73i、73jを回転することによって運転者に伝達した。ただし、これには限定されず、背もたれ部73の左右サイド部73i、73jとともに、クッション部72の左右サイド部を回転させることもできる。または、クッション部72の左右サイド部のみを回転させることもできる。あるいは、レーンマーカに対する自車両の接近度合に応じて、クッション部72の左右サイド部および背もたれ部73の左右サイド部73i、73jを選択的に駆動することもできる。
また、シートサイド駆動機構70は、図3(a)(b)に示す構成には限定されない。例えば、モータユニット73f,73gの代わりに、シート71に空気袋等を内蔵してシート71の形状を変更するように構成することもできる。シート駆動機構70として空気袋を用いる場合は、運転者に対して自車両のレーン内横位置Xに応じた押圧力を与えるように、空気袋の内圧を制御する。
以上説明した第1から第3の実施の形態においては、車線検出手段として前方カメラ20およびコントローラ50を用い、シートサイド駆動手段としてシートサイド駆動機構70を用い、制御手段としてコントローラ50を用いた。また、車線変更判定手段としてナビゲーションシステム40およびコントローラ50を用いた。ただし、これらに限定することなく、例えば車線変更判定手段として、ウィンカレバー(不図示)の操作状態を検出する手段を設けることもできる。
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置のシステム図。 図1に示す車両用運転操作補助装置を搭載した車両の構成図。 (a)(b)シートサイド駆動機構の構成を示す図。 (a)自車両がレーン中央付近を走行する場合の走行状況の例を示す図、(b)自車両がレーンマーカへ接近している場合の走行状況の例を示す図。 第1の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャート。 自車両のレーン内横位置を示す図。 第1の実施の形態におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 第1の実施の形態の変形例におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 自車両の左右方向端部がレーン端に達したときの状況を示す図。 自車両がレーンマーカに接近する様子を示す図。 第2の実施の形態におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 第2の実施の形態の変形例1におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 第2の実施の形態の変形例1におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 第2の実施の形態の変形例1におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 第2の実施の形態の変形例2におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 第2の実施の形態の変形例2におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 第2の実施の形態の変形例2におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 第2の実施の形態の変形例2におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 自車両が車線変更を行う様子を示す図。 第3の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャート。 第3の実施の形態におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 第3の実施の形態の変形例1におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 第3の実施の形態の変形例1におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 第3の実施の形態の変形例1におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 (a)(b)第3の実施の形態の変形例2におけるレーン内横位置と左右シートサイド部の回転角との関係を示す図。 第3の実施の形態の変形例2による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャート。 (a)〜(c)右車線変更の場合の車線変更フラグ、回転角θR、および回転角θLの時間変化を示す図。 (a)〜(c)左車線変更の場合の車線変更フラグ、回転角θR、および回転角θLの時間変化を示す図。
符号の説明
20:前方カメラ
30:車速センサ
40:ナビゲーションシステム
50:コントローラ
70:シートサイド駆動機構

Claims (10)

  1. 自車両が走行する自車線を検出する車線検出手段と、
    前記自車線における自車両の横位置を算出する横位置算出手段と、
    運転者に押圧力を与えるように運転席の右サイド部および左サイド部をそれぞれ独立して駆動するシートサイド駆動手段と、
    前記横位置算出手段によって算出される前記自車両の横位置に基づいて、(a)前記自車両の横位置が前記自車線の略中央の場合は、前記右サイド部および前記左サイド部から略同一の押圧力を発生し、(b)前記自車両の横位置が前記自車線のレーンマーカに接近している場合は、前記右サイド部および前記左サイド部のうち前記レーンマーカと同方向のサイド部からの押圧力を増加するとともに、反対方向のサイド部からの押圧力を減少するように、前記シートサイド駆動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  2. 請求項1に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記制御手段は、少なくとも2つの変化率をもつ前記自車両の横位置と前記押圧力との関係に基づいて、前記シートサイド駆動手段を制御することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  3. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記自車両の横位置と前記押圧力との関係は、前記自車線の中央を基準として前記自車両の横位置が所定値を超えると、前記反対方向のサイド部からの前記押圧力が最小値になることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  4. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記自車両の横位置と前記押圧力との関係は、前記自車線の中央を基準として前記自車両の横位置が所定値を超えると、前記同方向のサイド部からの前記押圧力が最大値になることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  5. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記自車両の横位置と前記押圧力との関係は、前記自車線の中央を基準として前記自車両の横位置が所定値を超えると、前記自車両の横位置に対する、前記同方向のサイド部からの前記押圧力の変化率が大きくなることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  6. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記自車両の横位置と前記押圧力との関係は、前記自車線の中央を基準として前記自車両の横位置が所定値を超えると、前記自車両の横位置に対する、前記同方向のサイド部からの前記押圧力の変化率が小さくなることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  7. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記自車両の横位置と前記押圧力との関係は、前記自車線の中央を基準として前記自車両の横位置が所定値を超えると、前記同方向のサイド部からの前記押圧力が減少することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  8. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記自車両の横位置と前記押圧力との関係は、前記自車線の中央を基準として前記自車両の横位置が所定値を超えると、前記反対方向のサイド部からの前記押圧力が増加することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  9. 請求項1に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記自車両の車線変更を判定する車線変更判定手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記車線変更判定手段によって前記自車両の車線変更が判定されると、前記右サイド部および前記左サイド部からの押圧力を、車線変更後の前記自車両の横位置に応じた値まで徐々に変化させることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置を備えることを特徴とする車両。
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