JP4556608B2 - 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 - Google Patents

車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 Download PDF

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本発明は、運転者の操作を補助する車両用運転操作補助装置に関する。
従来から、自車両の車線内横位置に応じて操舵系のトルクを制御し、自車両が自動的に自車線内を走行するように構成した装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この装置は、路面の傾きや横風等の外乱および道路形状等、自車両の走行に影響を与える要素を自動的に補償し、自車両が車線内中央を走行するようにトルクを制御している。
本願発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開平07−104850号公報
上述したような、自車両が車線維持するように制御を行う装置において、装置が路面からの外乱を補償するように作動している場合、ドライバにとっては外乱がどの程度の大きさで、実際に装置によってどの程度のトルクが操舵系に発生しているのかを把握することが困難である。したがって、例えばドライバ自らが操舵操作を開始するような場合でも、自車両周囲の環境に合った適切な操舵を迅速に行うことができるように、車線維持制御中に自車両周囲の状況を直感的にドライバに伝えることが望まれている。
本発明による車両用運転操作補助装置は、車線内における自車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、走行状態検出手段の検出結果に基づいて、車線内を維持して自車両を走行させる車線維持制御において必要な制御量を算出する制御量算出手段と、制御量算出手段によって算出される制御量に従って、自車両の挙動を制御する挙動制御手段と、車線維持制御の制御状態を運転者に知らせるための情報伝達量を算出する伝達情報算出手段と、伝達情報算出手段によって算出される情報伝達量に応じて、運転座席の右サイド部および/または左サイド部から、運転者に押圧力を与える押圧力発生手段とを備え、伝達情報算出手段は、制御量算出手段によって算出される制御量が大きくなるほど、押圧力が大きくなるように情報伝達量を算出し、挙動制御手段が制御量に従って自車両を左旋回させる場合、押圧力発生手段は、運転座席の右サイド部から押圧力を発生し、挙動制御手段が制御量に従って自車両を右旋回させる場合、押圧力発生手段は、運転座席の左サイド部から押圧力を発生する。
本発明による車両用運転操作補助装置は、車線内における自車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、走行状態検出手段の検出結果に基づいて、車線内を維持して自車両を走行させる車線維持制御において必要な制御量を算出する制御量算出手段と、制御量算出手段によって算出される制御量に従って、自車両の挙動を制御する挙動制御手段と、車線維持制御の制御状態を運転者に知らせるための情報伝達量を算出する伝達情報算出手段と、伝達情報算出手段によって算出される情報伝達量に応じて、運転座席の右サイド部および/または左サイド部から、運転者に押圧力を与える押圧力発生手段とを備え、伝達情報算出手段は、情報伝達量として、制御量の大きさに基づいて振動の振幅を算出し、押圧力発生手段は、押圧力として、伝達情報算出手段によって算出された振幅の振動を運転者に与え、伝達情報算出手段は、制御量の大きさと制御量の最大値との比に応じて連続的に変化する振幅を算出する。
車線維持制御の制御状態を運転者に知らせるための情報伝達量を算出し、算出した情報伝達量に応じて運転座席の左右サイド部から運転者に押圧力を与えるので、車線維持制御中にどの程度の制御が行われているかを運転者にわかりやすく伝えることができる。運転者は車線維持制御の制御状態を直感的に認識することができるので、自車両周囲の状況を直感的に認識して自車両周囲の状況にあった運転操作に備えることが可能となる。
《第1の実施の形態》
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の構成を示すシステム図である。図2は、自車両の操舵系の構成を示す図であり、図3(a)(b)は運転者用シートの構成を示す図である。
まず、車両用運転操作補助装置1の構成を説明する。
前方カメラ10は、車両のフロントウィンドウ上部に取り付けられた小型のCCDカメラ、またはCMOSカメラ等であり、前方道路の状況を画像として検出し、制御量算出装置30へと出力する。前方カメラ10による検知領域は車両の前後方向中心線に対して水平方向に±30deg程度であり、この領域に含まれる前方道路風景が画像として取り込まれる。
ドライバ操作検出装置20は、例えば図2に示すようにステアリングコラム22に取り付けられたトルクセンサであり、ドライバがステアリングホイール21を操作する際の入力トルクを検出する。トルクセンサ20によって検出された入力トルクは、制御量算出装置30に出力される。
スイッチ25は、車両用運転操作補助装置1によって行う自車両の車線維持制御の開始または停止を指示するためのスイッチである。スイッチ25は、例えば自車両前方のインストルメントパネルに取り付けられており、ドライバによって操作される。スイッチ25からの信号は制御量算出装置30に出力される。
制御量算出装置30は、例えばマイクロコンピュータから構成され、前方カメラ10、トルクセンサ20およびスイッチ25からの信号に基づいて、自車両が車線内の走行を維持するために必要な制御量を算出する。なお、制御量算出装置30は、前方カメラ10から取得される前方画像に所定の画像処理を施し、自車線の白線を認識する。制御量算出装置30は、算出した車線維持制御の制御量をアシストモータ23および伝達情報決定装置40に出力する。
アシストモータ23はステアリングコラム22に設置されており、制御量算出装置30からの指令に応じて操舵アシストトルクを発生させる。これにより、自車両が自車線内を維持して走行するように操舵方向、すなわち自車両の進行方向が制御される。ここでは、制御量算出装置30およびアシストモータ23等、自車両の車線維持制御を行う装置および車線維持制御をまとめて、車線維持支援システムと呼ぶ。
伝達情報決定装置40は、例えばマイクロコンピュータから構成され、車線維持制御の制御状態をドライバに伝達するように、制御量算出装置30で算出された制御量に基づいて情報伝達量を算出する。具体的には、伝達情報決定装置40で算出した情報伝達量に応じて、ドライバ用シートの形状を変更してシートからドライバに押圧力を与えることにより、車線維持支援システムの制御状態を知らせる。
図3(a)に、車両用運転操作補助装置1を備えた車両に搭載され、伝達情報決定装置40からの指令に応じて形状制御されるドライバ用シート70の構成を示す。図3(b)は図3(a)に示すシート70のA−A断面図を示す。
図3(a)に示すように、シート70は、ヘッドレスト71、クッション部72,および背もたれ部73から構成される。第1の実施の形態においては、背もたれ部73の左右サイド部を回動することによって運転者に押圧力を与える。以下に、背もたれ部73の構成を説明する。
背もたれ部73は、シートバックフレーム73aと、左右のサイドフレーム73b、73cとを備え、これらのフレーム73a〜73cをウレタンパッド75でカバーしている。シートバックフレーム73aには、ウレタンパッド75を支持するスプリング73dが取り付けられている。
背もたれ部73の左右サブフレーム73b、73cは、それぞれモータユニット73e、73fの駆動により回動される。背もたれ部73に取り付けられたモータユニット73e、73fの回転トルクは、トルクケーブル73g、73hを介してそれぞれサブフレーム73b、73cに伝えられ、左右サブフレーム73b、73cをシートバックフレーム73aの左右端を中心としてそれぞれ回転させる。図3(b)に示すように、左右サブフレーム73b、73cはシート70の形状を変更しないときのの姿勢から、シートバックフレーム73aに対して略垂直になる角度まで回転する。
伝達情報決定装置40は、算出した伝達情報量、すなわち左右サブフレーム73b,73cの回転角に基づいてモータユニット73e、73fをそれぞれ制御し、背もたれ部73の左右サイド部73i、73jをそれぞれ回転させる。背もたれ部73の左右サイド部73i、73jはドライバに押しつけられ、またはドライバから離れるように回転し、ドライバの脇腹を押すことにより、車線維持支援システムの制御状態をドライバに伝達する。
つぎに、車両用運転操作補助装置1の動作を説明する。まず、その概要を説明する。
図4(a)に示すように自車両が車線中央から右側へ離れる方向へ進んでいる場合は、ステアリングホイール21を反時計回りに動かすような操舵アシストトルクを発生する。これと同時に、シート70の右サイド部73iからドライバに押圧力を与え、右方向からアシストトルクが働いていることをドライバに直感的に知らせる。これにより、ドライバは車線維持支援システムの制御状態を常に知ることができ、ドライバ自らが操舵操作を開始するような状況でも、自車両周囲の状況に応じた適切な操作を迅速に行うことができる。
図4(b)に示すように自車両が右側の白線にさらに接近し、車線維持支援システムの限界(上限)にちかづくと、反時計回りの操舵アシストトルクおよびシート70の右サイド部73iからの押圧力を増大させるとともに、右サイド部73iに振動を発生させる。これにより、車線維持支援システムの制御量が限界になりつつあることをドライバに知らせる。
図4(c)に示すように横風等の外乱が自車両の左側から作用している場合も、ステアリングホイール21を反時計回りに動かすような操舵アシストトルクを発生する。外乱が大きくなり制御量が限界に近づくと、シート70から振動を発生させる。
以下に、車両用運転操作補助装置1の動作を図5を用いて詳細に説明する。図5は、第1の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理内容は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS101では、自車両が走行する車線の白線(レーンマーカ)を検出する。具体的には、前方カメラ20によって検出される自車両前方領域の画像信号に画像処理を施し、自車線のレーンマーカを認識する。
ステップS102では、自車両の走行状態、すなわちステップS101で認識したレーンマーカと自車両との相対位置関係を算出する。具体的には、自車両が操舵せずに直進したと仮定した場合の、所定時間後の自車両中心の車線中央からの横位置Xを算出する。ここでは図6に示すように、自車両から距離L離れた前方点P1における車線中央からの距離(偏差)Xを算出する。距離Lは、L=(自車速V1×所定時間)として算出する。自車速V1は不図示の車速センサによって検出される。偏差Xは、所定時間後に自車両が到達すると予測される点P1における車線中央からの横方向距離であり、自車両の将来位置の偏差といえる。偏差Xは、自車線のレーン中央を0として、右方向を正の値で表す。
ステップS103では、トルクセンサ40によってドライバによるステアリングホイール21の操作に応じた操舵トルク(入力トルク)を検出する。ステップS104では、スイッチ25から出力される、車線維持制御の開始指示信号あるいは停止指示信号を検出する。
ステップS105では、ステップS103で検出したドライバの入力トルクおよびステップS104で検出したスイッチ25からの信号等に基づいて、車線維持支援システムが作動しているかを判定する。スイッチ25の操作により車線維持制御の開始指示信号が出力されており、かつ前方カメラ20からの前方画像により自車線の白線が認識できている場合は、ステップS106で車線維持支援システムが作動中(あるいは作動開始)と判断され、ステップS107へ進む。一方、白線が認識できていない、スイッチ25の操作により車線維持制御の停止指示信号が出力されている、あるいはドライバの入力トルクが所定値を上回っている場合は、ステップS106で非作動中(あるいは作動停止)と判断され、この処理を終了する。
ステップS107では、車線維持制御の制御量を算出する。ここでは、ステップS102で算出した自車両の将来位置の偏差Xを用いて、自車両の操舵系に発生させる出力アシストトルクを算出する。図7に、制御量算出装置30で行われる出力アシストトルク算出の手順を示す。まず、将来位置の偏差Xに基づいて、積分演算部31で偏差Xの積分値Xintを算出し、微分演算部32で偏差Xの微分値Xdifを算出する。
重み算出部33では、将来位置の偏差Xと自車速V1に基づいて、予め設定されたマップから重みKpを算出する。重み算出部34では、偏差Xの積分値Xintと自車速V1とに基づいて、予め設定されたマップから重みKiを算出する。重み算出部35では、偏差Xの微分値Xdifと自車速V1とに基づいて、予め設定されたマップから重みKdを算出する。
加算部36では、重み付け算出部33〜35で算出した重みKp,Ki、Kdを用いてそれぞれ重み付けした偏差X,偏差積分値Xint、および偏差微分値Xdifを加算し、目標操舵アシストトルクTdを算出する。すなわち、目標操舵アシストトルクTdは、偏差X,偏差積分値Xint、および偏差微分値Xdifの重み付け和である。目標操舵アシストトルクTdをリミッタ37により一定範囲内(±Tmax)に制限した値を、自車両の操舵系に発生させる出力アシストトルクToとする。ここで、目標操舵アシストトルクTdおよび出力アシストトルクToは、ステアリングホイールを時計回りにまわす方向を、正の値として表す。
つづくステップS108ではステップS107で算出した制御量に基づいて情報伝達量を算出する。具体的には、出力アシストトルクToに基づいて、シート70の左右サイド部73i,73jの回転角θを算出する。ここでは、右サイド部73iの回転角θR、および左サイド部73jの回転角θLをそれぞれ算出する。なお、回転角θR、θLは、図3(b)に示すように左右サイド部73i、73jが最も外側にあるとき、すなわちドライバから最も離れた位置において、それぞれ基準値0とする。回転角θR、θLが増加すると左右サイド部73i、73jがそれぞれ内側、すなわちドライバ側に傾く。左右サブフレーム73b、73cがシートバックフレーム73aに対して略垂直となる位置を、回転角θR、θLの最大値θmaxとする。
目標操舵アシストトルクTdが負の場合(Td<0)、すなわち自車両に反時計回りのアシストトルクを発生させる場合は、以下の(式1)から回転角θR,θLをそれぞれ算出する。
θR=Ks・To+Kv・v
θL=0 ・・・(式1)
一方、目標操舵アシストトルクTdが正の場合(Td≧0)、すなわち自車両に時計周りのアシストトルクを発生させる場合は、以下の(式2)から回転角θR,θLをそれぞれ算出する。
θR=0
θL=Ks・To+Kv・v ・・・(式2)
(式1)及び(式2)において、Ksは、出力アシストトルクToを左右サイド部73i,73jの回転角に変換するために予め適切に設定された所定値である。Kvは、例えば図8に示すような|Td/Tmax|に関するマップによって求められる変数である。ここで、|Tmax|は出力アシストトルクToの最大値である。vは、一定周期のサイン波を表しており、Kv・vは、左右サイド部73i,73jに発生させる振動の振幅を表している。
つづくステップS109では、ステップS108で算出したシート70の左右サイド部73i、73jの回転角θR,θLに基づいて、モータユニット73e、73fをそれぞれ制御し、背もたれ部73の左右サイド部73i、73jをそれぞれ回転させる。ステップS110では、ステップS107で算出した出力アシストトルクToに基づいてアシストモータ23を駆動し、操舵アシストトルクを発生させる。これにより、今回の処理を終了する。
以下に、第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の作用を説明する。
図9に、目標操舵アシストトルクTdとシート70の回転角θとの関係を示す。図9の横軸は目標操舵アシストトルクTdを表し、縦軸の上方向に右サイド部73iの回転角θR、下方向に左サイド部73jの回転角θLを表している。
目標操舵アシストトルクTdが負の場合(Td<0)は、反時計回りのアシストトルク、すなわち自車両の右側からのアシストトルクが発生する。従って、図9に示すように、目標操舵アシストトルクTdの絶対値が大きくなるほど、実線で示すように右サイド部73iの回転角θRを大きくする。これにより、ステアリングホイール21を反時計回りに動かそうとする力が発生するとともに、シート70の右サイド部73iがドライバに押し付けられる。アシストトルクが大きくなるほど右サイド部73iからの押圧力も大きくなる。
さらに、目標操舵アシストトルクTdが最大値-Tmaxに接近すると右サイド部73iから振動が発生し、出力アシストトルクToが上限値に近づきつつあることをドライバに知らせる。振動の振幅は、目標操舵アシストトルクTdが大きくなるほど大きくなる。なお、Td<0の場合、一点鎖線で示すように左サイド部73jからの押圧力は発生しない。
目標操舵アシストトルクTdが正の場合(Td≧0)は、時計回りのアシストトルク、すなわち自車両の左側からのアシストトルクが発生する。従って、図9に示すように、目標操舵アシストトルクTdの絶対値が大きくなるほど、一点鎖線で示すように左サイド部73jの回転角θLを大きくする。これにより、ステアリングホイール21を時計回りに動かそうとする力が発生するとともに、シート70の左サイド部73jがドライバに押し付けられる。アシストトルクが大きくなるほど左サイド部73jからの押圧力も大きくなる。
さらに、目標操舵アシストトルクTdが最大値+Tmaxに接近すると左サイド部73jから振動が発生し、出力アシストトルクToが上限値に近づきつつあることをドライバに知らせる。振動の大きさは、目標操舵アシストトルクTdが大きくなるほど大きくなる。なお、Td≧0の場合、実線で示すように右サイド部73iからの押圧力は発生しない。
ドライバが所定値以上の入力トルクで操舵を行ったり、スイッチ25を操作して車線維持制御をキャンセルすると、車線維持支援システムの作動が停止する。この場合、出力アシストトルクToおよびシート70からの押圧力は徐々に低下する。
−第1の実施の形態の変形例−
目標操舵アシストトルクTdと回転角θR,θLとの関係を、図10に示すように設定することも可能である。すなわち目標操舵アシストトルクTdが微小な領域(-Tmin≦Td≦+Tmin)にある場合は、回転角θR,θLを0としてシート70の左右サイド部73i,73jを回転させない。これにより、アシストトルクが小さく自車両の走行状態が安定している場合は、車線維持支援システムの制御状態をドライバに伝達しない。アシストトルクが大きくなるとシート70から押圧力を発生させ、制御状態が変化していることをドライバに直感的に知らせる。
このように、以上説明した第1の実施の形態においては、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)車両用運転操作補助装置1の制御量算出装置30は、車線内における自車両の走行状態、すなわち所定距離L前方の偏差Xに基づいて、車線内を維持して自車両を走行させる車線維持制御において必要な出力アシストトルク(制御量)Toを算出する。アシストモータ23は、出力アシストトルクToに従って操舵トルクを制御し、自車両の挙動を制御する。伝達情報決定装置40は、車線維持制御の制御状態をドライバに知らせるための情報伝達量、すなわちシート70の左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLを算出する。モータユニット73e,73fは、算出された回転角θR,θLに応じて左右サイド部73i,73jを回転し、ドライバに押圧力を与える。これにより、車線維持制御を行っている際に、どの程度の制御を行っているかをドライバに伝えることができる。ドライバは、シート70の左右サイド部73i,73jからの押圧力によって車線維持制御の制御状態を直感的に認識することができるので、ドライバ自らが操舵操作を開始するような状況でも、自車両周囲の状況に応じた適切な操舵操作を迅速に行うことができる。
(2)伝達情報決定装置40は、制御量が大きくなるほど押圧力が連続的に大きくなるように情報伝達量を算出する。具体的には、図9に示すように目標操舵アシストトルクTdが大きくなるほど、シート70のサイド部の回転角θが大きくなる。これにより、シート70のサイド部から押圧力を与え、制御量の変化を連続的にドライバに知らせることができる。
(3)目標操舵アシストトルクTdが自車両を左旋回させる方向である場合、シート70の右サイド部73iから押圧力を発生し、目標操舵アシストトルクTdが自車両を右旋回させる方向である場合、シート70の左サイド部73jから押圧力を発生する。これにより、アシストトルクの発生方向に応じたシート70のサイド部から押圧力が発生するので、車線維持制御の制御状態をドライバにわかりやすく伝えることができる。
(4)伝達情報決定装置40は、車線維持制御の制御量の大きさに基づき、情報伝達量として振動の振幅を算出する。ドライバは、シート70の左右サイド部73i,73jから発生する振動の振幅により、車線維持制御の制御量がどの程度であるかを直感的に認識することができる。
(5)伝達情報決定装置40は、制御量の大きさと制御量の最大値との比に応じて、連続的に変化する振幅を算出する。具体的には、図8に示すように|Td/Tmax|に応じた変数Kvを算出する。これにより、最大値Tmaxに対して目標操舵アシストトルクTdが大きくなるほど振幅が大きくなるので、ドライバは車線維持制御の制御状態を直感的に認識することができる。とくに、出力アシストトルクToが最大値Tmaxに近づくと振動が発生するので、車線維持制御の上限に近づきつつあることをドライバにわかりやすく伝えることができる。
(6)目標操舵アシストトルクTdが自車両を左旋回させる方向である場合、シート70の右サイド部73iから振動を発生し、目標操舵アシストトルクTdが自車両を右旋回させる方向である場合、シート70の左サイド部73jから振動を発生する。これにより、アシストトルクの発生方向に応じたシート70のサイド部から振動が発生するので、車線維持制御の制御状態をドライバにわかりやすく伝えることができる。
《第2の実施の形態》
以下に、本発明の第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。図11に、第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置2の構成を示す。図11において、図1に示した第1の実施の形態と同様の機能を有する箇所には同一の符号を付している。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第2の実施の形態においては、図12に示すように車線維持支援システムが不安定な状況では、シート70の左右サイド部73i,73jから制御量に応じた押圧力を発生するとともに、左右サイド部73i,73jの両方から押圧力を発生し、ドライバに締め付け力を与える。一方、車線維持支援システムが安定的に作動している場合は、制御量に応じた押圧力を発生する。これにより、車線維持支援システムが不安定な状況にあるときに、ドライバの緊張感を高め、ドライバ自らの操舵操作等が必要な状況に備えさせる。また、シート両側からドライバに押圧力を与えることによりドライバの姿勢を保持し、ドライバ自らの操作に備えさせる。
車線維持支援システムが不安定な状況である場合の不安定の度合(不安定度)は、不安程度算出装置50で算出する。不安程度算出装置50は、例えばマイクロコンピュータから構成され、前方カメラ10から入力される自車両の前方画像や制御量算出装置30で算出された制御量に基づいて、システムの不安定度を算出する。
以下に、第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置2の動作を、図13のフローチャートを用いて説明する。図13は、第2の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理内容は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS201〜S207での処理は、図5に示したフローチャートのステップS101〜S107での処理と同様であるので説明を省略する。
ステップS208では、ステップS207で算出した出力アシストトルクToに基づいて、シート70の左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLを算出する。目標操舵アシストトルクTdが負の場合(Td<0)は、以下の(式3)から回転角θR,θLをそれぞれ算出する。
θR=Ks・To
θL=0 ・・・(式3)
一方、目標操舵アシストトルクTdが正の場合(Td≧0)は、以下の(式4)から回転角θR,θLをそれぞれ算出する。
θR=0
θL=Ks・To ・・・(式4)
(式3)及び(式4)に示すように、回転角θR,θLは出力アシストトルクToに比例し、振動は発生させない。
ステップS209では、車線維持支援システムの不安定度Sを算出する。具体的には、過去一定時間に制御量算出装置30で算出された目標操舵アシストトルクの絶対値|Td|の平均値を、不安定度Sとして算出する。目標操舵アシストトルクの絶対値|Td|の平均値が大きいほど、自車両の走行状態や外乱等により車線維持支援システムが大きなアシストトルクを発生させている。大きなアシストトルクが発生していても、車線維持支援システムが自車両の走行状態を安定に保っている場合、ドライバにとっては外乱の大きさ等を正確に把握することは難しい。そこで、車線維持支援システムがどの程度の制御を行っているかを不安定度として算出し、ドライバに伝えるようにする。
つづくステップS210では、ステップS209で算出した不安定度Sが所定値S0より大きいか否かを判定する。S>S0の場合はステップS211へ進み、制御状態をドライバに伝達するために左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLを補正する。一方、S≦S0の場合は、回転角θR,θLの補正は行わない。
ステップS211では、まず、不安定度Sに基づいて補正係数Csを算出する。図14に、不安定度Sと補正係数Csとの関係を示す。不安定度Sが所定値S0を超えて大きくなるほど補正係数Csを大きくする。つぎに、補正係数Csを用いて、以下の(式5)に示すようにステップS208で算出した左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLを補正する。
θR←θR+Cs
θL←θL+Cs ・・・(式5)
つづくステップS212では、ステップS211で補正したシート70の左右サイド部73i、73jの回転角θR,θLに基づいて、モータユニット73e、73fをそれぞれ制御し、背もたれ部73の左右サイド部73i、73jをそれぞれ回転させる。ステップS213では、ステップS207で算出した出力アシストトルクToに基づいてアシストモータ23を駆動し、操舵アシストトルクを発生させる。これにより、今回の処理を終了する。
以下に、第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置2の作用を説明する。
図15に、目標操舵アシストトルクTdとシート70の左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLとの関係を示す。
目標操舵アシストトルクTdが負の場合(Td<0)は、反時計回りのアシストトルクが発生するので、図15に示すように、目標操舵アシストトルクTdの絶対値が大きくなるほど、実線で示すように右サイド部73iの回転角θRが大きくなる。さらに、不安定度Sに応じた補正係数Csが、左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLに加算される。これにより、右サイド部73iからアシストトルクに応じた押圧力が発生し、アシストトルクの大きさをドライバに伝えるとともに、左右サイド部73i,73jの両方から押圧力が発生し、ドライバの脇腹を両側から締め付けて不安定な状況に対して備えさせる。
目標操舵アシストトルクTdが正の場合(Td≧0)は、時計回りのアシストトルクが発生するので、図15に示すように、目標操舵アシストトルクTdの絶対値が大きくなるほど、一点鎖線で示すように左サイド部73jの回転角θLが大きくなる。さらに、不安定度Sに応じた補正係数Csが、左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLに加算される。これにより、左サイド部73jからアシストトルクに応じた押圧力が発生し、アシストトルクの大きさをドライバに伝えるとともに、左右サイド部73i,73jの両方から押圧力が発生し、ドライバの脇腹を両側から締め付けて不安定な状況に対して備えさせる。
−第2の実施の形態の変形例−
不安定度Sを、過去一定時間に算出した自車両の現在位置における車線中央からの距離(車線内横位置)の標準偏差として算出することもできる。例えば外乱が非常に大きい場合は、車線維持支援システムが作動しているにも関わらず自車両の走行状態が不安定になることがある。すなわち、車線維持支援システムの制御成績がばらついてしまうことがある。このような場合は、車線内横位置の標準偏差を不安定度Sとして算出し、車線維持支援システムの能力を超えるような不安定な状況であることをドライバに知らせる。
また、不安定度Sを、センサから出力される白線認識の確信度の逆数として算出することもできる。具体的には、前方カメラ10がどの程度確実に白線を認識できているかを表す確信度情報を用いて不安定度Sを算出する。確信度が低い場合、例えば前方カメラ10の故障等により白線を認識できていない可能性がある。したがって、このような場合は不安定度Sを高くして、ドライバに伝達する。
このように、以上説明した第2の実施の形態においては、上述した第1の実施の形態による効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。
(1)不安定度算出装置50は、車線維持制御による自車両の車線維持状態の不安定度を算出し、伝達情報決定装置40は、算出された不安定度に基づいて情報伝達量を補正する。これにより、車線維持制御が不安定な状態では、その情報をドライバに伝達し、ドライバ自らの操舵操作が必要な場合でもドライバが速やかに対処できるようにする。
(2)不安定度算出装置50は、現時点までの一定時間内における目標操舵アシストトルクの絶対値|Td|の平均値を不安定度Sとして算出する。これにより、車線維持制御によってどの程度のアシストトルクが発生しているのかをドライバにわかりやすく伝えることができる。
(3)不安定度Sが高くなるほど左右サイド部73i,73jの両方からの押圧力を増加させる。両サイド部73i,73jから締め付け力が発生するので、ドライバの姿勢を保持してドライバ自らが操舵操作を行うような状況に備えさせることができる。
(4)現時点までの一定時間内における自車両の車線内横位置のばらつきに基づいて、不安定度Sを算出することにより、車線維持制御システムの能力を超えるような状況であることをドライバに知らせ、ドライバ自らが操舵操作を行って車線維持制御システムに介入する状況に備えさせることができる。
(5)走行状態を検出するセンサ、例えば前方カメラ10の白線認識の不確定度合(確信度)に基づいて不安定度Sを算出することにより、センサの不具合等により白線が正確に認識できていないことをドライバに知らせ、ドライバ自らが操舵操作を行って車線維持制御システムに介入する状況に備えさせることができる。
《第3の実施の形態》
以下に、本発明の第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。図16に、第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置3の構成を示す。図16において、図1に示した第1の実施の形態と同様の機能を有する箇所には同一の符号を付している。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第3の実施の形態においては、図17に示すように自車両がカーブを走行する際に、車線維持支援システムの制御状態に加えて、車線維持支援システムによって自車両に旋回力が発生することを、シート70からの押圧力によりドライバに伝達する。
そこで、例えばマイクロコンピュータから構成される道路曲率算出装置51によって、前方カメラ10から取得される前方画像に基づいて自車線の道路曲率ρを算出する。道路曲率ρは、自車速等の走行状態またはナビゲーションシステム(不図示)等によって得られる情報に基づいて算出する。
以下に、第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置3の動作を、図18のフローチャートを用いて説明する。図18は、第3の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理内容は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS301〜S307での処理は、図5に示したフローチャートのステップS101〜S107での処理と同様であるので説明を省略する。
ステップS308では、ステップS307で算出した出力アシストトルクToに基づいて、シート70の左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLを算出する。目標操舵アシストトルクTdが負の場合(Td<0)は、以下の(式6)から回転角θR,θLをそれぞれ算出する。
θR=Ks・To
θL=0 ・・・(式6)
一方、目標操舵アシストトルクTdが正の場合(Td≧0)は、以下の(式7)から回転角θR,θLをそれぞれ算出する。
θR=0
θL=Ks・To ・・・(式7)
(式6)及び(式7)に示すように、回転角θR,θLは出力アシストトルクToに比例し、振動は発生させない。
ステップS309では、自車両が走行する道路の道路曲率ρを算出する。道路曲率ρは、右カーブの場合を正の値で表す。ステップS310では、ステップS309で算出した道路曲率の絶対値|ρ|が所定値ρ0より大きいか否かを判定する。|ρ|>ρ0の場合はステップS311へ進み、道路曲率ρに応じた制御状態をドライバに伝達するために左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLを補正する。一方、|ρ|≦ρ0の場合は、回転角θR,θLの補正は行わない。
ステップS311では、まず、道路曲率ρに基づいて補正係数Cr,Clを算出する。補正係数Cr,Clは、それぞれ左右回転角θR,θLを補正するための係数である。自車両が右カーブを走行し、道路曲率ρが所定値ρ0よりも大きい場合(ρ>ρ0)は、以下の(式8)から補正係数Cr,Clを算出する。
Cr=0
Cl=Kr・ρ ・・・(式8)
一方、自車両が左カーブを走行し、道路曲率ρが所定値-ρ0よりも小さい場合(ρ<-ρ0)は、以下の(式9)から補正係数Cr,Clを算出する。
Cr=Kr・|ρ|
Cl=0 ・・・(式9)
(式8)および(式9)において、Krは、道路曲率ρを補正係数Cr、Clに変換するために適切に設定された所定値である。
つぎに、補正係数Cr,Clを用いて、以下の(式10)に示すようにステップS308で算出した左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLを補正する。
θR←θR+Cr
θL←θL+Cl ・・・(式10)
つづくステップS312では、ステップS311で補正したシート70の左右サイド部73i、73jの回転角θR,θLに基づいて、モータユニット73e、73fをそれぞれ制御し、背もたれ部73の左右サイド部73i、73jをそれぞれ回転させる。ステップS313では、ステップS307で算出した出力アシストトルクToに基づいてアシストモータ23を駆動し、操舵アシストトルクを発生させる。これにより、今回の処理を終了する。
以下に、第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置3の作用を説明する。
図19に、目標操舵アシストトルクTdとシート70の左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLとの関係を示す。図19は、自車両が左カーブを走行する場合を例として示している。
目標操舵アシストトルクTdが負の場合(Td<0)は、反時計回りのアシストトルクが発生するので、図19に示すように、目標操舵アシストトルクTdの絶対値が大きくなるほど、実線で示すように右サイド部73iの回転角θRが大きくなる。さらに、道路曲率ρに応じた補正係数Crが、右サイド部73iの回転角θRに加算される。これにより、右サイド部73iから、アシストトルクおよび道路曲率ρに応じた押圧力が発生する。このとき、左サイド部73jからは押圧力は発生しない。
目標操舵アシストトルクTdが正の場合(Td≧0)は、時計回りのアシストトルクが発生するので、図19に示すように、目標操舵アシストトルクTdの絶対値が大きくなるほど、一点鎖線で示すように左サイド部73jの回転角θLが大きくなる。さらに、左カーブを走行中なので、実線で示すように右サイド部73iの回転角θRが道路曲率ρに応じた値となる。したがって、車線維持支援システムのアシストトルクに応じて左サイド部73jから押圧力が発生するとともに、道路曲率ρに応じて右サイド部73iからも押圧力が発生する。
なお、自車両が右カーブを走行する場合も同様に、左右サイド部73i,73jからそれぞれ押圧力が発生する。
このように、以上説明した第3の実施の形態においては、上述した第1及び第2の実施の形態による効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。
(1)道路曲率算出装置51は、自車線の道路形状を検出し、伝達情報決定装置40は、道路形状に応じて押圧力を補正する。具体的には、自車線の道路曲率ρに基づいてシート70の左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLを補正する。これにより、自車両がカーブを走行する際に車線維持支援システムによって自車両に旋回力が発生することをドライバに伝えることができる。
(2)自車線が左カーブである場合、シート70の右サイド部73iの押圧力を増加し、右カーブである場合、左サイド部73jの押圧力を増加する。これにより、自車両がどのような形状の道路を走行しているのかをドライバにわかりやすく伝えることができる。
《第4の実施の形態》
以下に、本発明の第4の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第4の実施の形態による車両用運転操作補助装置の構成は、図1に示した第1の実施の形態と同様である。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第4の実施の形態においては、車線維持支援システムが作動している場合と作動していない場合とで、シート70からドライバに与える押圧力を切り換える。なお、スイッチ25の操作により作動停止指示が出力されると、またはドライバがステアリングホイール21を所定トルク以上で操作すると、車線維持支援システムの作動が停止し、非作動となる。
車線維持支援システムが非作動の場合、自車両の将来位置の偏差Xに応じた押圧力を左右いずれかのサイド部73i,73jから発生する。車線維持支援システムが作動中の場合、車線維持支援システムによって算出されるアシストトルクに応じた押圧力を左右いずれかのサイド部73i,73jから発生するとともに、左右サイド部73i,73jの両方から押圧力を発生してドライバの両脇を締め付ける。
以下に、第4の実施の形態による車両用運転操作補助装置の動作を、図20のフローチャートを用いて説明する。図20は、第4の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理内容は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS401〜S407での処理は、図5に示したフローチャートのステップS101〜S107での処理と同様である。ステップS408では、ステップS407で算出した出力アシストトルクToに基づいて、操舵アシストトルクを発生させる。
ステップS409では、ステップS407で算出した出力アシストトルクToに基づいて、以下の(式11)(式12)から、シート70の左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLを算出する。
目標操舵アシストトルクTdが負の場合(Td<0)
θR=Ks・To
θL=0 ・・・(式11)
目標操舵アシストトルクTdが正の場合(Td≧0)
θR=0
θL=Ks・To ・・・(式12)
(式11)及び(式12)に示すように、回転角θR,θLは出力アシストトルクToに比例し、振動は発生させない。
さらに、車線維持支援システムが作動中であることをドライバに知らせるために、回転角θR,θLを補正する。具体的には、左右サイド部73i,73jの両方から押圧力を発生してドライバの脇腹を締め付ける。そこで、以下の(式13)に示すように、回転角θR,θLにそれぞれ所定値Caを加えて補正する。
θR←θR+Ca
θL←θL+Ca ・・・(式13)
続くステップS410では、ステップS409で算出した補正後の回転角θR,θLに基づいてシート70の左右サイド部73i,73jを回転させる。
一方、ステップS406で車線維持支援システムが非作動中であると判定されると、ステップS411へ進む。ステップS411では、ステップS402で算出した自車両の将来位置の偏差Xに基づいて、シート70の左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLを算出する。自車両の将来位置が車線右側領域にある場合、すなわち偏差X≧0の場合、以下の(式14)から回転角θR,θLをそれぞれ算出する。
θR=Kx・X
θL=0 ・・・(式14)
一方、自車両の将来位置が車線左側領域にある場合、すなわち偏差X<0の場合、以下の(式15)から回転角θR,θLをそれぞれ算出する。
θR=0
θL=Kx・|X| ・・・(式15)
(式14)及び(式15)において、Kxは、偏差Xを回転角θR,θLに変換するために適切に設定された所定値である。
つづくステップS412では、ステップS411で算出したシート70の左右サイド部73i、73jの回転角θR,θLに基づいて、左右サイド部73i、73jをそれぞれ回転させる。これにより、今回の処理を終了する。
以下に、第4の実施の形態による車両用運転操作補助装置の作用を説明する。
図21に、目標操舵アシストトルクTdとシート70の左右サイド部73i,73jの回転角θR,θLとの関係を示す。
目標操舵アシストトルクTdが負の場合(Td<0)は、反時計回りのアシストトルクが発生するので、図19に示すように、目標操舵アシストトルクTdの絶対値が大きくなるほど、実線で示すように右サイド部73iの回転角θRが大きくなる。さらに、車線維持支援システムが作動中であることを知らせるための所定値Caが、左右サイド部73i、73jの回転角θR、θLにそれぞれ加算される。これにより、左右サイド部73i,73jからそれぞれ押圧力が発生する。
目標操舵アシストトルクTdが正の場合(Td≧0)も同様に、目標操舵アシストトルクTdに応じて、一点鎖線で示すように左サイド部73jの回転角θLが大きくなる。さらに、車線維持支援システムが作動中であることを知らせるための所定値Caが、左右サイド部73i、73jの回転角θR、θLにそれぞれ加算される。これにより、左右サイド部73i,73jからそれぞれ押圧力が発生する。
このように、以上説明した第4の実施の形態においては、上述した第1〜第3の実施の形態による効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。
(1)伝達情報決定装置40は、車線維持制御が作動しているときの押圧力(第1の押圧力)と、車線維持制御が非作動のときの押圧力(第2の押圧力)とをそれぞれ算出する。これにより、車線維持制御が作動しているときと非作動のときで押圧力を切り替えて発生させることができ、車線維持支援システムの作動状態をドライバにわかりやすく伝えることができる。
(2)伝達情報決定装置40は、制御量に基づいて第1の押圧力を算出し、自車両の走行状態に基づいて第2の押圧力を算出する。具体的には、出力アシストトルクToに基づいて第1の押圧力に対応する回転角θR、θLを算出し、自車両の現在位置における車線内横位置に基づいて第2の押圧力に対応する回転角θR,θLを算出する。これにより、車線維持制御の作動/非作動に応じた適切な情報をドライバに伝えることができる。
(3)車線維持制御の作動中には、シート70の左右サイド部73i,73jから締め付け力を発生するので、車線維持制御が作動中であることをドライバにわかりやすく伝えることができる。
《第5の実施の形態》
以下に、本発明の第5の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第5の実施の形態による車両用運転操作補助装置の構成は、図1に示した第1の実施の形態と同様である。ここでは、上述した第4の実施の形態との相違点を主に説明する。
第5の実施の形態においては、車線維持支援システムが非作動の場合、上述した第4の実施の形態と同様に、自車両の将来位置の偏差Xに応じた押圧力を左右いずれかのサイド部73i,73jから発生する。車線維持支援システムが作動中の場合、車線維持支援システムによって算出されるアシストトルクに応じて左右サイド部73i,73jの両方から押圧力を発生するとともに、振動を発生させる。
具体的には、車線維持支援システムが作動中の場合、以下の(式16)から左右サイド部73i,73の回転角θR,θLを算出する。
θR=θL=Ks・|To|+Kv・v ・・・(式16)
(式16)において、Ksは予め適切に設定された所定値であり、Kvは例えば図8に示すマップから算出される変数である。
これにより、車線維持支援システムが作動中の場合は、自車両の将来位置の偏差Xに応じたアシストトルクが自車両に発生するとともに、出力アシストトルクToに応じて左右サイド部73i,73j両方から押圧力(締め付け力)および振動が発生する。車線維持制御の作動/非作動に応じた適切な情報をドライバに伝えることができる。
上述した第1〜第5の実施の形態においては、操舵系のトルクを制御することにより、自車両の進行方向を制御した。ただし、これには限定されず、各輪の制駆動力を制御することによって進行方向を制御することも可能である。
第2〜第5の実施の形態においても、上述した第1の実施の形態と同様に、出力アシストトルクToに応じた振動の振幅を算出し、左右サイド部73i,73jから振動を発生させることもできる。また、回転角θR,θLに応じて左右サイド部73i,73jをドライバに押し付ける代わりに、振動を発生させることもできる。この場合も、出力アシストトルクToが大きくなるほど振動の振幅を大きくすることにより、車線維持支援システムの制御量をドライバに伝えることができる。また、モータユニット73e,73fを駆動して左右サイド部73i,73jを小刻みに動かすことにより振動を発生させることができるが、この代わりに左右サイド部73i,73jに内蔵した振動子により振動を発生させることも可能である。
第1から第5の実施の形態においては、車線維持支援システムの制御状態を、背もたれ部73のサイド部73i、73jを回転することによって運転者に伝達した。ただし、これには限定されず、背もたれ部73の左右サイド部73i、73jとともに、クッション部72の左右サイド部を回転させることもできる。または、クッション部72の左右サイド部のみを回転させることもできる。あるいは、制御状態に応じて、クッション部72の左右サイド部および背もたれ部73の左右サイド部73i、73jを選択的に駆動することもできる。
また、シート70から押圧力を発生する機構70は、図3(a)(b)に示す構成には限定されない。例えば、モータユニット73e,73fの代わりに、シート70に空気袋等を内蔵してシート70から押圧力を発生するように構成することもできる。この場合は、制御量に応じて空気袋の内圧を制御するようにする。
以上説明した第1から第5の実施の形態においては、走行状態検出手段として前方カメラ10を用い、制御量算出手段として制御量算出装置30を用い、挙動制御手段としてアシストモータ23を用い、伝達情報算出手段として伝達情報決定装置40を用い、押圧力発生手段としてモータユニット73e、73fを用いた。また、不安定度算出手段として不安定度算出装置50を用い、伝達情報補正手段として伝達情報決定装置40を用い、道路形状検出手段として道路曲率算出装置51を用いた。ただし、これらに限定することない。例えば、制御量算出手段、伝達情報算出手段、不安定度算出手段、情報伝達補正手段、および道路形状検出手段を、一つのコントローラで実行されるソフトウェアとして構成することも可能である。
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置のシステム図。 操舵系の構成を示す図。 (a)(b)シートの構成を示す図。 (a)〜(c)車両用運転操作補助装置の動作の概要を説明する図。 第1の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャート。 自車両の将来位置における偏差を示す図。 出力アシストトルクの算出手順を説明する図。 変数Kvを算出するためのマップ。 第1の実施の形態における目標操舵アシストトルクとシート回転角との関係を示す図。 第1の実施の形態の変形例における目標操舵アシストトルクとシート回転角との関係を示す図。 第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置のシステム図。 車両用運転操作補助装置の動作の概要を説明する図。 第2の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャート。 不安定度と補正係数との関係を示す図。 第2の実施の形態における目標操舵アシストトルクとシート回転角との関係を示す図。 第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置のシステム図。 車両用運転操作補助装置の動作の概要を説明する図。 第3の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャート。 第3の実施の形態における目標操舵アシストトルクとシート回転角との関係を示す図。 第4の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャート。 第4の実施の形態における目標操舵アシストトルクとシート回転角との関係を示す図。
符号の説明
10:前方カメラ
20:ドライバ操作検出装置
30:制御量算出装置
40:伝達情報決定装置
50:不安定度算出装置
51:曲率算出装置

Claims (13)

  1. 車線内における自車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
    前記走行状態検出手段の検出結果に基づいて、前記車線内を維持して前記自車両を走行させる車線維持制御において必要な制御量を算出する制御量算出手段と、
    前記制御量算出手段によって算出される前記制御量に従って、前記自車両の挙動を制御する挙動制御手段と、
    前記車線維持制御の制御状態を運転者に知らせるための情報伝達量を算出する伝達情報算出手段と、
    前記伝達情報算出手段によって算出される前記情報伝達量に応じて、運転座席の右サイド部および/または左サイド部から、運転者に押圧力を与える押圧力発生手段とを備え
    前記伝達情報算出手段は、前記制御量算出手段によって算出される前記制御量が大きくなるほど、前記押圧力が大きくなるように前記情報伝達量を算出し、
    前記挙動制御手段が前記制御量に従って前記自車両を左旋回させる場合、前記押圧力発生手段は、前記運転座席の前記右サイド部から前記押圧力を発生し、前記挙動制御手段が前記制御量に従って前記自車両を右旋回させる場合、前記押圧力発生手段は、前記運転座席の前記左サイド部から前記押圧力を発生することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  2. 車線内における自車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
    前記走行状態検出手段の検出結果に基づいて、前記車線内を維持して前記自車両を走行させる車線維持制御において必要な制御量を算出する制御量算出手段と、
    前記制御量算出手段によって算出される前記制御量に従って、前記自車両の挙動を制御する挙動制御手段と、
    前記車線維持制御の制御状態を運転者に知らせるための情報伝達量を算出する伝達情報算出手段と、
    前記伝達情報算出手段によって算出される前記情報伝達量に応じて、運転座席の右サイド部および/または左サイド部から、運転者に押圧力を与える押圧力発生手段とを備え、
    前記伝達情報算出手段は、前記情報伝達量として、前記制御量の大きさに基づいて振動の振幅を算出し、
    前記押圧力発生手段は、前記押圧力として、前記伝達情報算出手段によって算出された前記振幅の振動を運転者に与え、
    前記伝達情報算出手段は、前記制御量の大きさと前記制御量の最大値との比に応じて連続的に変化する前記振幅を算出することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  3. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記挙動制御手段が前記制御量に従って前記自車両を左旋回させる場合、前記押圧力発生手段は、前記運転座席の前記右サイド部から前記振動を発生し、前記挙動制御手段が前記制御量に従って前記自車両を右旋回させる場合、前記押圧力発生手段は、前記運転座席の前記左サイド部から前記振動を発生することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  4. 請求項1に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記車線維持制御による前記自車両の車線維持状態の不安定度を算出する不安定度算出手段と、
    前記不安定度算出手段によって算出される前記不安定度に基づいて、前記伝達情報算出手段によって算出される前記情報伝達量を補正する伝達情報補正手段とをさらに備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  5. 請求項4に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記不安定度算出手段は、現時点までの一定時間内における前記自車両の車線内横位置のばらつきに基づいて、前記不安定度を算出することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  6. 請求項4に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記不安定度算出手段は、現時点までの一定時間内における前記制御量の平均値に基づいて、前記不安定度を算出することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  7. 請求項4に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記不安定度算出手段は、前記走行状態検出手段によって前記自車線の白線を認識する際の、白線認識の不確定度合に基づいて、前記不安定度を算出することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  8. 請求項4から請求項7のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記伝達情報補正手段は、前記不安定度が高くなるほど、前記右サイド部および前記左サイド部からの前記押圧力を増加するように前記情報伝達量を補正することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  9. 請求項1に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記自車線の道路形状を検出する道路形状検出手段と、
    前記道路形状検出手段によって検出される前記道路形状に応じて、前記情報伝達量を補正する伝達情報補正手段をさらに備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  10. 請求項9に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記伝達情報補正手段は、前記自車線が左カーブである場合、前記右サイド部の前記押圧力を増加し、前記自車線が右カーブである場合、前記左サイド部の前記押圧力を増加するように前記情報伝達量を補正することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  11. 請求項1に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記伝達情報算出手段は、前記情報伝達量として、前記車線維持制御が作動しているときの第1の押圧力と、前記車線維持制御が非作動のときの第2の押圧力とを算出し、
    前記伝達情報算出手段は、前記制御量算出手段によって算出される前記制御量に基づいて、前記第1の押圧力を算出し、前記前記走行状態検出手段によって検出される前記自車両の走行状態に基づいて、前記第2の押圧力を算出することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  12. 請求項11に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記押圧力発生手段は、前記第1の押圧力を、前記右サイド部および前記左サイド部の両方から発生させることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置を備えることを特徴とする車両。
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