JP2005221376A - 電波修正時計、その制御方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

電波修正時計、その制御方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 電波修正処理完了までの待ち時間を利用者に知らせることができる電波修正時計を提供すること。
【解決手段】 電波修正時計1は、基準クロックを入力して時刻を計時する計時手段41と、前記時刻を表示する時刻表示手段5と、標準電波を受信する受信手段2と、受信した時刻情報に計時手段を修正する受信処理手段42とを備える。電波修正時計1は、さらに、受信処理が完了するまでの時間を予測し、その予測時間を出力する受信処理時間予測手段43と、前記予測時間を表示する予測表示手段46とを備える。受信処理時間予測手段43で受信処理が完了するまでの予測時間を出力し、予測表示手段46により予測時間を表示しているので、利用者は予測時間を容易に把握でき、電波修正処理完了までの待ち時間も把握できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電波修正時計、電子修正時計の制御方法、電子修正時計の制御を行うプログラム、このプログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、時刻情報を含む電波(長波標準電波)を受信し、その時刻情報で時刻を自動的に修正して表示する電波修正時計が利用されている。長波標準電波は、例えば40kHzあるいは60kHzの搬送波の振幅が、1分毎に繰り返される時刻情報でパルス変調されている。このため、電波修正処理としては、1分以上の時間を要し、その時間は常に一定ではなく、受信環境などにより異なる。この電波を受信して時刻を修正する電波修正処理時間は、一般的には最低で1分から3分程度であり、最大約12分程度が設定されている。
このため、電波修正処理の進行状況を秒針の特定の位置に対応させて表示させることが提案されている。たとえば、分データ受信成功時は15秒位置、時データ受信成功時は30秒位置に秒針を停止させ、ユーザーに電波修正処理の進行状況を知らせるものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003−167073号公報
しかしながら、特許文献1に記載された電波修正時計は、たとえば、秒針が15秒位置を指示すれば、分データの受信に成功したことは分かるが、残りの情報の受信、つまり電波修正処理完了までにあとどれくらい時間がかかるのかは分からないという問題点がある。
本発明の目的は、電波修正処理完了までの待ち時間を利用者に知らせることができる電波修正時計、その制御方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することにある。
本発明は、基準クロックを入力して時刻を計時する計時手段と、前記時刻を表示する時刻表示手段と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信手段と、受信した時刻情報に前記計時手段を修正する修正制御手段とを備えた電波修正時計において、受信処理が完了するまでの時間を予測し、その予測時間を出力する受信処理時間予測手段と、前記出力された予測時間を表示する予測時間表示手段と、を有することを特徴とする。
このような本発明によれば、受信処理時間予測手段により受信処理が完了するまでの予測時間を出力し、予測時間表示手段により予測時間を表示しているので、利用者は予測時間を容易に把握でき、電波修正処理完了までの待ち時間も把握でき、使い勝手のよい電波修正時計とすることができる。
この際、前記受信処理時間予測手段は、標準電波を受信可能な環境であるか否かを判定する受信環境判定手段と、この受信環境判定手段の判定結果に応じて前記受信手段で取得される時刻情報の取得回数を判定する取得回数判定手段とを有し、判定された取得回数に応じた予測時間を出力することが好ましい。
なお、受信環境判定手段としては、標準電波の受信レベルを測定し、そのレベルが設定値以上であれば受信できる環境であると判断するもの、標準電波の受信信号の周期を測定し、その周期がほぼ正しい周期である場合には信号を正しく受信できているために受信できる環境であると判断するもの、受信信号のデータ(時刻データ)を検証してデータエラーが無ければ受信できる環境であると判断するものなどが利用できる。
このような本発明によれば、受信環境判定手段を備えているので、現在、電波を受信し難い場所(受信環境が悪い場所)に電波修正時計が存在しているか否かを判断できる。このため、受信処理時間予測手段は、受信が難しい状況である場合には、長め(例えば10分)の受信処理予測時間を表示し、受信し易い状況である場合には、短め(例えば3分または1分)の受信処理予測時間を表示することができ、利用者に精度の高い予測時間を通知することができる。
また、前記受信処理時間予測手段は、前回の受信成功時からの経過時間を判定する経過時間判定手段を有し、前記取得回数判定手段は、前記受信環境判定手段で受信可能な環境でないと判定された場合に、時刻情報の取得回数を第1設定回数に設定し、前記受信環境判定手段で受信可能な環境であると判定され、かつ前記受信処理時間予測手段で前記経過時間が所定経過時間よりも長いと判定された場合には、時刻情報の取得回数を第2設定回数に設定し、前記受信環境判定手段で受信可能な環境であると判定され、かつ前記受信処理時間予測手段で前記経過時間が所定経過時間以下と判定された場合には、時刻情報の取得回数を前記第2設定回数よりも少ない第3設定回数に設定することが好ましい。
ここで、第1設定回数は、例えば「10回以上」と比較的多い回数か、「0回」に設定すればよい。すなわち、受信環境判定手段で受信可能な環境ではないと判断されているので、第1設定回数を「0回」として受信情報の取得を行わないようにしてもよいし、取得回数(受信回数)を例えば10回以上などと多くし、受信を繰り返す間に受信環境が改善して受信できることを期待してもよい。
また、第2設定回数は、例えば「3回」などと、一般的な受信処理時と同等程度の回数に設定すればよい。すなわち、第2設定回数は、受信環境判定手段で受信可能な環境と判断されているため、受信した時刻情報を検証できる最小限の受信回数、例えば3回程度の受信回数(取得回数)に設定すればよい。従って、第1設定回数を「0回」つまり受信しないように設定した場合を除き、通常は、第2設定回数は第1設定回数以下に設定される。
さらに、第3設定回数は、第2設定回数よりも少なくすればよく、例えば、「1回」などに設定すればよい。すなわち、第3設定回数は、受信環境判定手段で受信可能な環境と判断され、かつ前回の受信成功時からの経過時間が所定時間以内であるため、通常は、その時計の指示時刻(内部の計時時刻)は現実の時刻(受信時刻)と殆ど誤差が発生していない状態にあるはずである。従って、1回の受信で、時刻情報を1つのみしか取得しなくても、内部の計時時刻と比較することで、その受信時刻が正しい時刻であるかを検証できるため、取得回数も1回と非常に少なく設定することができる。
このような構成によれば、所得回数判定手段は、受信環境判定手段の判定結果と、経過時間判定手段の判定結果に応じて取得回数つまり電波の受信処理時間を判定しているので、より精度の高い予測時間を表示することができる。
すなわち、取得回数判定手段は、受信環境判定手段で受信できない環境にあると判定された場合は、例えば、取得回数が多くなるため、受信完了までに時間が掛かる旨を表示することができる。
また、取得回数判定手段は、受信できる環境であると判定された場合には、さらに、経過時間判定手段で判定された経過時間に応じて、1回の受信で受信処理が完了されると予測される場合と、3回の受信で受信処理が完了されると予測される場合とを分けて表示することができ、より精度の高い予測時間を画面に表示することができる。
ここで、前記標準電波は時刻情報を表す複数のパルス信号を含み、前記受信環境判定手段は、標準電波のパルス信号を所定数受信した際に、各パルス信号の周期を測定し、その周期が設定周期内であるパルス信号が設定数以上あるか否かを検出して受信環境を判定する周期判定手段を備えて構成されていることが好ましい。
例えば、標準電波は通常、1秒周期のパルス信号が60個で1つの時刻情報を表す。この際、受信したパルス信号のうち、周期が設定周期内であったパルス信号が、検出対象回数の所定割合以上(検出対象回数が30回であれば、その1/3以上、つまり10回以上等)あれば、各パルス信号が正しく受信できており、受信できる環境にあると判定するようなものが採用できる。なお、パルス信号の周期が設定周期内であるか否かは、例えば、受信した標準電波の各パルス信号の周期が基準周期(例えば1秒)を基準として設定された範囲、例えば基準周期の±6〜10%以内であるか否かで判定できる。具体例で説明すれば、例えば、受信したパルス信号の周期が、設定周期(例えば、1秒±62.5ms)以内であるか否かで判断することができる。
本発明の電波修正時計の制御方法は、基準クロックを入力して時刻を計時する計時手段と、前記時刻を表示する時刻表示手段と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信手段と、受信した時刻情報に前記計時手段を修正する修正制御手段とを備えた電波修正時計の制御方法において、受信処理が完了するまでの時間を予測し、その予測時間を出力する受信処理時間予測工程と、前記出力された予測時間を表示する予測時間表示工程と、を有することを特徴とする。
ここで、前記受信処理時間予測工程は、標準電波を受信可能な環境であるか否かを判定する受信環境判定工程と、この受信環境判定工程の判定結果に応じて前記受信手段で取得される時刻情報の取得回数を判定する取得回数判定工程とを有し、判定された取得回数に応じた予測時間を出力することが好ましい。
また、前記受信処理時間予測工程は、前回の受信成功時からの経過時間を判定する経過時間判定工程を有し、前記取得回数判定工程は、前記受信環境判定手段で受信可能な環境でないと判定された場合に、時刻情報の取得回数を第1設定回数に設定し、前記受信環境判定手段で受信可能な環境であると判定され、かつ前記受信処理時間予測手段で前記経過時間が所定経過時間よりも長いと判定された場合には、時刻情報の取得回数を第2設定回数に設定し、前記受信環境判定手段で受信可能な環境であると判定され、かつ前記受信処理時間予測手段で前記経過時間が所定経過時間以下と判定された場合には、時刻情報の取得回数を前記第2設定回数よりも少ない第3設定回数に設定することが好ましい。
さらに、前記標準電波は時刻情報を表す複数のパルス信号を含み、前記受信環境判定工程は、標準電波のパルス信号を所定数受信した際に、各パルス信号の周期を測定し、その周期が設定周期内であるパルス信号が設定数以上あるか否かを検出して受信環境を判定する周期判定工程を備えることが好ましい。
これらの各発明によれば、前記請求項1〜4の発明と同様の作用効果を奏することができる。
本発明のプログラムは、基準クロックを入力して時刻を計時する計時手段と、前記時刻を表示する時刻表示手段と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信手段と、受信した時刻情報に前記計時手段を修正する修正制御手段とを備えた電波修正時計に組み込まれたコンピュータを、受信処理が完了するまでの時間を予測し、その予測時間を出力する受信処理時間予測手段、前記出力された予測時間を表示する予測時間表示手段として機能させることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、基準クロックを入力して時刻を計時する計時手段と、前記時刻を表示する時刻表示手段と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信手段と、受信した時刻情報に前記計時手段を修正する修正制御手段とを備えた電波修正時計に組み込まれたコンピュータを、受信処理が完了するまでの時間を予測し、その予測時間を出力する受信処理時間予測手段、前記出力された予測時間を表示する予測時間表示手段として機能させるためのプログラムを記録した記録媒体であることを特徴とする。
これらのプログラムおよび記憶媒体の各発明によれば、前記電波修正時計および制御方法と同じ作用効果を奏することができる。
本発明によれば、電波修正処理完了までの待ち時間を利用者に知らせることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の電波修正時計1の構成を示すブロック図である。
この電波修正時計1は、アナログ表示式であり、時刻情報を含んだ標準電波を受信する受信手段としての受信部2と、基準クロックを生成する基準信号生成部3と、装置全体を制御する制御回路4と、時刻等を表示する時刻表示手段5とを備えて構成されている。
受信部2は、時刻情報を含んだ標準電波を受けるアンテナ21と、アンテナ21で受けた標準電波を処理(増幅、復調等)する受信回路22と、受信回路22で処理された信号から時刻情報をデコードするデコード回路23と、受信回路22に電力を供給する受信電源回路24とを備えて構成されている。
時刻情報を含んだ標準電波としては、長波標準電波(JJY)などが利用できる。この長波標準電波は、1周期60秒(60ビット)の信号であり、そのタイムコードフォーマットには、現時刻の分、時、現在年の1月1日からの通算日、年(西暦下2桁)、曜日および「うるう秒」が含まれている。
このJJYでは、1周期の先頭マーカーの位置(出力タイミング)が正分(毎分0秒)の立ち上がりに対応し、1周期の先頭マーカーの時刻(年、通算日、時、分)を符号化して送信している。
そして、JJYでは、情報は1秒間隔のパルス信号で表され、そのパルス幅が0.2秒程度であればマーカーやポジションマーカーを示し、0.8秒程度であれば2進の「0」を示し、0.5秒程度であれば2進の「1」を示す。従って、上記分、時等の各項目の値は、割り当てられた各パルス信号の組み合わせによって構成される。ちなみに、長波標準電波はセシウム原子時計を基準としているため、この長波標準電波を受信して時刻を修正する電波修正時計は、誤差が10万年に1秒という非常に高い精度を得ることができる。
受信回路22は、制御回路4からの信号によって受信電源回路24が起動することにより時刻情報の受信動作を開始し、受信した時刻情報はデコード回路23に出力する。受信回路22では、受信した時刻情報を増幅、復調する。この受信部2によって受信工程が行われる。
基準信号生成部3は、水晶振動子などで構成される発振回路31と、この発振回路31からのパルスを分周して基準クロック(1Hz等)を生成する分周回路32から構成されている。生成された基準クロックは制御回路4に出力される。
制御回路4は、計時手段41と、受信処理手段42と、受信処理時間予測手段43と、運針駆動制御手段44と、カレンダ表示手段45と、予測表示手段46とを備える。
また、時刻表示手段5は、アナログ式の時刻指示手段であり、目盛りを有する文字板51と、時針52と、分針53と、秒針54とを備えて構成されている。時針52、分針53、秒針54は、例えばステッピングモータなどの駆動手段により駆動され、制御回路4の運針駆動制御手段44で制御される。
なお、文字板51には、日付表示用の窓55が開口され、この窓55には、文字板51裏に配置された日車がカレンダ表示手段45で回転駆動されることで、現在の日が表示される。
また、文字板51には、液晶ディスプレイからなる画面56が設けられ、この画面56には予測表示手段46によって受信処理の予測時間が表示される。
計時手段41は、時刻表示手段5の指針の位置に対応するカウンタ値をカウントする針位置カウンタと、基準信号生成部3からの基準信号をカウントする内部カウンタとを備え、基準信号が入力されることで現時刻を計時するとともに、標準電波を受信した際には、その時刻情報で指針を修正できるように構成された電波修正時計における一般的な計時手段である。
受信処理手段42は、予め設定された時刻になった場合や利用者の操作によって受信部2の駆動を制御し、受信部2で受信した標準電波の時刻情報を取得し、計時手段41の内部カウンタに書き込む制御を行う。従って、本実施形態では、受信処理手段42は、計時手段41を受信した時刻情報に修正する修正制御手段としても機能している。
受信処理時間予測手段43は、周期判定手段431と、経過時間判定手段432と、取得回数判定手段433とを備えている。
周期判定手段431は、受信信号の周期を測定し、この判定によって現在、標準電波を受信できる環境であるか否かを判定する。従って、本実施形態では、周期判定手段431によって本発明の受信環境判定手段が構成されている。
周期判定手段431は、具体的には、次のようにして受信信号の周期を判定し、受信環境を判定している。すなわち、標準電波の各パルス信号は、1秒周期で送信されるため、受信したパルス信号のうち、ほぼ1秒の周期(設定周期内)であるパルス信号が設定数以上あるかで判定している。本実施形態の周期判定手段431は、例えば、受信したパルス信号の周期を30秒(30回)測定し、その周期が設定周期内(1秒±62.5ms)に入っている回数をカウントし、その回数が設定数(例えば10回)以上であれば、受信信号の周期が設定周期内であり、本電波修正時計1は受信できる環境にあると判定する。
経過時間判定手段432は、前回の受信成功時からの経過時間を検出し、その経過時間が設定時間、例えば25時間以内であるか否かを判定する。
取得回数判定手段433は、周期判定手段431、経過時間判定手段432の判定結果に基づいて、1周期60秒(60ビット)の時刻情報を何回受信するかを判定する。受信処理時間は、何回分の情報を受信するかによって決まるため、予測取得回数が分かれば、予測受信処理時間も算出することができる。
具体的には、本実施形態では、周期判定手段431で受信信号の周期が設定された周期ではない(受信できる環境でない)と判定された場合、取得回数判定手段433は、例えば、地下街にいる場合のように、標準電波を受信し難い状況にあるため、1周期60秒の時刻情報の受信処理する際に、より多く(長く)受信処理を行う必要があると判断する。このため、取得回数判定手段433は、受信情報の取得回数を、第1設定回数である10回つまり受信完了までの予測時間は10分と予測判定する。なお、受信できる環境にない場合には、受信情報の取得回数を「0回」つまり受信しないように設定することもでき、この場合、受信中止を表示するように設定すればよい。
また、周期判定手段431で受信信号の周期が設定周期である(受信できる環境である)と判定された場合、取得回数判定手段433は、さらに経過時間判定手段432において経過時間が設定時間を越えているか否かを判定する。ここで、設定時間を超えている場合には、取得回数判定手段433は、受信情報の取得回数は、第2設定回数である3回つまり受信完了までの予測時間は3分と予測判定する。また、設定時間以下であれば、取得回数判定手段433は、受信情報の取得回数は、第3設定回数である1回つまり受信完了までの予測時間は1分と予測判定する。
なお、本実施形態では、取得回数判定手段433は、取得回数が1回と判定された後、実際に受信された時刻情報と、計時手段41の内部カウンタのカウンタ値とが一致しなかった場合には、受信情報の取得回数は3回つまり受信完了までの予測時間は3分と予測判定し直すように構成されている。
運針駆動制御手段44は、計時手段41の内部カウンタに対する針位置カウンタの差分を求め、その差分量に応じた駆動信号を、時刻表示手段5の駆動手段に対して出力し、ステップモータ等の駆動手段を駆動して運針駆動を制御する。
すなわち、通常運針時には、内部カウンタおよび針位置カウンタの各カウンタ値が一致している状態で、分周回路32から内部カウンタに基準信号が入力されてカウントアップされると、運針駆動制御手段44はその差分量(カウンタ値「1」)を検出し、1パルスの駆動信号を時刻表示手段5に出力して秒針54を1秒分駆動する。運針駆動制御手段44は、同時に、針位置カウンタにも1パルス出力してカウントアップさせ、内部カウンタと一致させる。
また、受信した標準電波が内部カウンタに上書きされて、各カウンタの値が大きく異なる場合には、針位置カウンタのカウンタ値が内部カウンタに一致するまで、駆動信号を出力して指針を早送りし、指針を現時刻に修正する。
なお、このような運針駆動制御手段44は、従来の電波修正時計と同じであるため、これ以上の説明は省略する。
カレンダ表示手段45は、運針駆動制御手段44と同様に計時手段41内(内部カウンタ)の時データのカウントアップで計時されたカレンダ情報(日、月、年)と、日車の位置情報を記憶する日車位置カウンタで制御され、通常運針時には、内部カウンタおよび日車針位置カウンタの各カウンタ値が一致している状態でおり、カレンダ情報がカウントアップされると、カレンダ表示手段45はその差分量を検出し、差分量パルスの駆動信号を出力して日車を駆動し、窓55に表示される暦情報を制御する。同時に、日車位置カウンタにも差分量パルス出力してカウントアップさせ、内部カウンタと一致させる。なお、本実施形態では、「日」のみであるが、「日」と「曜」を表示してもよく、さらには、「月」や「年」を表示してもよい。
予測表示手段46は、画面56に予測時間を表示するものであり、この予測表示手段46で予測時間表示手段が構成される。具体的には、予測表示手段46は、受信処理時間予測手段43で判定予測された予測時間を表示するとともに、処理時間経過に伴い、その予測時間を所定時間間隔毎(例えば、0.5分毎や1分毎)に切り換えて表示する制御を行うものである。
ここで、受信部2のデコード回路23、受信電源回路24、基準信号生成部3、制御回路4は、適宜な回路素子等で構成してもよいが、本実施形態では、マイクロコンピュータで構成されている。すなわち、CPUやメモリ(ROM,RAM等)を有するマイクロコンピュータに、所定のプログラムを読み込ませて作動させることで、各手段や回路を構成している。
このような構成からなる電波修正時計1における制御回路4の動作を図2〜5をも参照して説明する。
制御回路4は使用者が図示しないスイッチ等の操作で受信させたいこと、つまり強制受信操作を検出すると、受信処理手段42を介して受信電源回路24をONし、受信部2を駆動する(ステップ1、以下ステップを「S」と略す)。この際、パラメータxは0に設定される。
また、制御回路4は、分周回路32からの基準信号を利用したタイマーの作動を開始し、受信部2が駆動されてからの経過時間をカウントする。
次に、制御回路4は、受信処理時間予測手段43の周期判定手段431を駆動して、受信したパルス信号の周期を測定する(S2)。本実施形態では、周期判定手段431は、受信信号の周期を30秒(30回)分だけ測定し、これらの30回の周期の中で、周期が約1秒のもの、具体的には、1秒±62.5ms以内の周期が何回あったかをカウントする。
標準電波の各パルス信号は、1秒間隔で送信されているので、受信した信号のうち、1秒周期のパルス信号の数が多ければ、標準電波を受信できる環境に電波修正時計1が存在すると判定できる。本実施形態では、周期判定手段431は、1秒±62.5ms以内の周期のパルス信号のカウントが10回(設定数)以上であるか否かを検出し、設定数以上であれば受信できる環境にあると判定する(S3)。
S3において、Noと判定された場合、つまり1秒±62.5ms以内の周期のパルス信号が9カウント以下であった場合には、取得回数判定手段433は、パラメータxが0であるかを判定する(S11)。このパラメータxは、以下に説明するルーチンの処理を行った回数を表すものである。
S11において、「Y」つまり「x=0」であった場合には、取得回数判定手段433は、受信処理時間を10分つまり取得回数が10回必要と判定する。予測表示手段46は、図5(C)にも示すように、その判定値に応じて画面56に「10分」を示す「10M」と表示する(S12)。そして、制御回路4は、S2の周期測定処理に戻る。
S11において、xが0でなかった場合には、受信処理時間予測手段43は、S1の駆動開始から(前回、xが設定されてから)の経過時間が1分以上経過しているかを判断する(S13)。S13で、1分経過していないと判断された場合(Nの場合)は、S2の周期測定に戻る。
一方、S13で、1分経過している場合には、制御回路4は、xに「1」を加算し(S14)、「z=10−x」の式により「z」を算出する(S15)。そして、予測表示手段46により、図5(C)に示すように、z(最初はz=10−1=9.0M)を画面56に表示する(S16)。
続いて、制御回路4は、駆動開始(S1)から10分が経過したかを判定し(S17)、10分経過していない場合には、S2に戻って処理を続行する。このため、S3で「N」と判定され続けると、図5(C)に示すように、画面56の表示は、「10M→9.0M→8.0M→7.0M→6.0M→5.0M→4.0M→3.0M→2.0M→1.0M」と順次変化し、利用者が受信処理が完了するまでの時間を把握できるようにされている。
なお、S13においては、受信処理の経過時間を駆動開始(S1)から1分ごとに判定できるようにタイマーなどが設定されている。
そして、駆動開始(S1)から10分経過した場合には、制御回路4は、図4,5に示すように、予測表示手段46を介して画面56に、標準電波を受信することができなかったことを示す「NG」を表示する(S52)。その後、制御回路4は、受信処理手段42を介して受信回路22つまりは受信部2の駆動をオフにして、受信予測処理および受信処理を完了する(S53)。
また、S3で「Y」と判定された場合には、制御回路4は、経過時間判定手段432を駆動し、経過時間判定手段432は、前回受信成功時からの経過時間を求め、その経過時間が設定経過時間内であるか否かを判定する(S21)。具体的には、前回、受信に成功してから25時間以内であるか否かを判定する。
ここで、設定された経過時間内であった場合には、取得回数判定手段433は、1回の受信処理(受信処理時間が1分)を行うだけでよいと判定し、予測表示手段46は、図5(A)にも示すように、画面56に受信処理予測時間として1分(1.0M)を表示する(S22)。
さらに、予測表示手段46は、S22の表示から30秒経過したかを判定し(S23)、30秒経過した場合には、図5(A)に示すように、画面56に0.5分(0.5M)を表示する(S24)。
次に、制御回路4は、受信処理手段42を利用して、1回の受信が終了したか否か、つまり1周期60秒(60ビット)の信号の受信が終了したか否かを判断する(S25)。そして、制御回路4は、1回の受信が終了したら、その受信データを所定のメモリに格納し(S26)、その受信情報が指示する時刻が、内部時刻つまり計時手段41の内部カウンタで指示される時刻と一致するかを判断する(S27)。
通常、内部カウンタの精度は月差±15秒程度であり、1日当たりの誤差は、±0.5秒程度に過ぎない。このため、受信した時刻情報と内部カウンタの指示時刻との秒時間差が±2秒以内つまり受信時刻と内部カウンタの指示時刻とが略一致している場合には、その受信データは正しいと判断できるので、1回の受信のみで処理を終了することができる。
S27において、受信時刻と、内部時刻が一致している場合には、図4,5に示すように、予測表示手段46は、画面56に標準電波を受信することができたことを示す「OK」を表示する(S51)。その後、制御回路4は、受信処理手段42を介して受信回路22つまりは受信部2の駆動をオフにする(S53)。
また、S27において、受信時刻と、内部時刻が一致していない場合には、制御回路4は、S1で受信を開始してから10分経過したか否かを判断する(S28)。そして、制御回路4は、S28で10分経過していると判定された場合には、S52の「NG表示」処理を行った後、S53の受信回路OFF処理を行い、受信予測処理および受信処理を完了する。
また、制御回路4は、S21で「N」と判定された場合、すなわち、設定周期以内のパルス信号が設定数(10回以上)カウントされて、標準電波は受信可能な状態(環境)にあると判断されるが、前回の受信成功時から設定経過時間以上に経過しているため、内部時刻と受信時刻とが不一致になる可能性がある場合には、図3のAの処理に進む。
また、制御回路4は、S28で「N」と判定された場合、すなわち、1回受信した受信時刻が、内部時刻と不一致であった場合にも、図3のAの処理に進む。
図3のAの処理に進むと、取得回数判定手段433は、取得回数を3回と予測し、受信処理完了予測時間を表すパラメータnを「3」に設定する(S31)。すると、予測表示手段46は、図5(B)に示すように、設定されたn分(この時点では「3.0M」)を画面56に表示する(S32)。
さらに、予測表示手段46は、S32の表示から30秒経過したかを判定し(S33)、30秒経過した場合には、画面56に、「n−0.5」つまりこの時点では「2.5M」を表示する(S34)。
制御回路4は、受信処理手段42を利用して、1回の受信が終了したか否か、つまり1周期60秒(60ビット)の信号の受信が終了したか否かを判断する(S35)。そして、制御回路4は、1回の受信が終了したら、その受信データを所定のメモリに格納し(S36)、データエラーがあるか否かを判断する(S37)。なお、データエラーの有無は、例えば、受信した時刻情報に、存在し得ないデータ、例えば、分データであれば0〜59分以外の値が存在したり、時データであれば0〜23時以外の値が存在するか否かを検出することで判定できる。このような値が存在する場合、その受信データにはノイズが含まれており、データエラーであると判断できる。
S37でデータエラー無しと判断されたら、制御回路4は、受信した2つのデータが一致するか否かを判断する(S38)。S21で「N」と判断された場合は、1回の受信処理しか行っていないので、2つ目のデータが存在しないので、S38では「N」と判断される。一方、S28で「N」と判断された場合、S26で格納した受信データが存在するため、そのデータおよびS36で格納したデータを比較してもよいし、S26で格納した受信データを無視し、S21で「N」と判断された場合と同様に、新たに受信データを取得するようにしてもよい。
そして、2つのデータが一致しない場合、制御回路4は、nを「2」に設定し(S40)、さらに、S1の受信開始から10分経過したかを判断する(S41)。
そして、S41で、S1の受信開始から10分経過していなければ、制御回路4は、S32で「n」を画面56に表示する。「n=2」の場合、画面56には、図5(B)に示すように、「2.0M」と表示される。その後、制御回路4は、S33で30秒経過すれば、S34で画面56に「1.5M」と表示し、1回分のデータ受信が終了すれば(S35)、そのデータを格納し(S36)、データエラーの有無を判定する(S37)。データエラーが無ければ、制御回路4は、格納された2つのデータが一致するか否かを判定する(S38)。
なお、標準電波において、2つのデータを連続して受信した場合、各受信データは、1分間隔の情報を有するため、2番目のデータは、1番目のデータの1分後のデータとなる。このため、1番目に格納した受信データに「1分」を加算し、2番目のデータと一致するかを判断すればよい。
または、前後の受信データの差が、1分間隔であるか否かで、正しい時刻情報を受信できているか否かを判断してもよい。
S38で一致すると判断されると、制御回路4は、受信した3つのデータが一致するか否かを前記2つのデータ比較と同様な方法(例えば1番目に格納した受信データに「2分」を加算し、2番目に格納した受信データに「1分」を加算)で3つのデータの一致を判断する(S39)。受信データが2つしか無い場合、S39では「N」と判断される。
S39で「N」とされると、制御回路4は、nを「1」に設定する(S42)。そして、制御回路4は、S1の受信開始から10分経過したかを判断し(S41)、経過していなければ、「n=2」の場合と同様に、S32で「n」を画面56に表示する。「n=1」の場合、画面56には、図5(B)に示すように、「1.0M」と表示される。その後、制御回路4は、S33で30秒経過すれば、S34で画面56に「0.5M」と表示し、1回分のデータ受信が終了すれば(S35)、そのデータを格納し(S36)、データエラーの有無を判定する(S37)。データエラーが無ければ、制御回路4は、格納された2つのデータが一致するか否かを判定し(S38)、さらに3つのデータが一致するか否かを判定する(S39)。そして、S39で3つのデータが一致していれば、正しい時刻情報を受信できたものと判断できる。このため、制御回路4は、図4,5に示すように、予測表示手段46により、画面56に標準電波を受信することができたことを示す「OK」を表示する(S51)。その後、制御回路4は、受信処理手段42を介して受信回路22つまりは受信部2の駆動をオフにして、受信予測処理および受信処理を完了する(S53)。
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1) 時刻表示手段5に予測時間を表示する画面56を設け、制御回路4に設けた受信処理時間予測手段43により受信処理時間の予測時間を求め、予測表示手段46により、その予測時間を画面56に表示しているので、受信処理の予測時間を文字板51に表示でき、利用者は完了までの待ち時間を把握できる。このため、受信完了までの時間を把握できないために、ユーザーが不安を持ちながら受信終了を待つという状況を無くすことができ、使い勝手のよい電波修正時計1とすることができる。
(2) 受信処理時間予測手段43は、受信環境判定手段である周期判定手段431を備えているので、受信処理中に現在、受信できる状況であるか否か、例えば、電波が受信し難い場所に電波修正時計1が存在している等の状況であるか否かを判断できる。このため、受信処理時間予測手段43は、受信が難しい状況である場合には、長め(実施形態では10分)の受信処理予測時間を表示することで、利用者に受信完了までに時間がかかることを予め通知でき、この点でも利便性の高い電波修正時計1とすることができる。
また、受信処理時間予測手段43は、受信し易い状況にある場合には、短め(実施形態では、3分または1分)の受信処理予測時間を表示することで、利用者に受信が短時間で完了することを予め通知でき、この点でも利便性の高い電波修正時計1とすることができる。
(3) 受信処理時間予測手段43は、経過時間判定手段432を備え、前回の受信からの経過時間を把握し、その経過時間に応じて、1回の受信で受信処理が完了されると予測される場合と、3回の受信で受信処理が完了されると予測される場合とを分けて表示しているので、より精度の高い予測時間を画面56に表示することができる。
(4) 予測表示手段46は、画面56に表示される予測時間を所定時間間隔で更新しているので、利用者は常に現時点から完了までの時間を把握することができる。
その上、予測表示手段46は、予測時間が10分と長い場合には、1分間隔で予測表示時間を更新し、予測時間が3分または1分と短い場合には、0.5分間隔で更新しているので、利用者に対してより細かな予測時間を通知できる。
(5) 予測表示手段46は、画面56に「OK」または「NG」を表示し、最終的に受信に成功したか、失敗したかを利用者に通知しているので、利用者は画面56を常時視認する必要が無く、受信処理の正否を容易に把握できる。このため、利用者は、「NG」表示の場合には、標準電波を受信し易い場所に移動して、強制受信処理を行うなどの対応を取ることもでき、電波修正時計1の使い勝手をより向上できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は、本発明に含まれるものである。
例えば本実施形態は強制受信時の予測時間を説明したが、自動受信(予め設定された時刻に自動的に受信処理を行う場合)でも同様に行なうことができる。
また、周期判定手段431における設定数は10回としたが、この値に限定されるものではない。さらに、前記実施形態では、S3で「N」つまり周期判定手段431で受信できる環境でないと判定された場合、取得回数判定手段433は取得回数を10回(受信完了まで10分)に設定していたが、この場合の取得回数を「0回」とし、S52に進むようにして、受信できそうもないと判定した場合では10分でなく30秒(受信パルス信号を30個分受信した段階)で受信予測処理および受信処理を完了するようにしてもよい。
また、受信処理時間予測手段43は、受信環境判定手段である周期判定手段431を設け、受信信号の周期によって受信できる環境にあるか否かを判断していたが、受信環境判定手段としては、例えば、受信電波の強度等の他のパラメータによって標準電波を受信しているか、つまり受信できる環境にあるか否かを判断してもよい。要するに、受信環境判定手段は、標準電波を受信し易い状態にあって短時間で受信処理が完了するのか、あるいは標準電波を受信し難い状態にあって受信処理が長時間かかるのかを判断できる手段を備えていればよい。
また、受信処理時間予測手段43は、経過時間判定手段432を備えなくてもよい。この場合、周期判定手段431で受信できる環境にあるか否かで、10分と予測したり、3分と予測すればよい。
また、時刻表示手段5としては、指針を用いたものに限らず、円板、円環状や円弧形状のものを用いたアナログ式の表示手段でもよいし、液晶パネル等を用いたデジタル式の表示手段でもよい。
さらに、本発明では、電波修正時計1にCPU、メモリ等を配置してコンピュータとして機能できるように構成し、このコンピュータで基準信号生成部3、制御回路4、受信部2の一部を構成していたが、回路素子等によって構成してもよい。
但し、コンピュータで構成すれば、プログラムを変更するだけで、容易に条件を変更できるため、各種の電波修正時計1に応じた適切な制御を容易に行うことができるという利点がある。
なお、電波修正時計1内のコンピュータに所定プログラムや設定値等のデータを組み込むには、通常は、電波修正時計1内に組み込まれたRAMやROM等のメモリに予め記憶しておけばよい。また、プログラムやデータを後からインストール可能できるようにしてもよい。この場合、メモリーカードやCD−ROM等の記録媒体を電波修正時計1に直接差し込んで行ってもよいし、これらの記録媒体を読み取る機器を外付けで電波修正時計1に接続してもよい。さらに、LANケーブル、電話線等を電波修正時計1に接続したり、前記アンテナ21を利用することで通信によってプログラムを供給してインストールしてもよい。
本発明は、時刻情報を含む標準電波を受信して時刻修正を行う電波修正時計に利用できる。
本発明の実施形態における電波修正時計の構成を示すブロック図である。 本実施形態の制御回路における処理を示すフローチャートである。 本実施形態の制御回路における処理を示すフローチャートである。 本実施形態の制御回路における処理を示すフローチャートである。 本実施形態における画面に表示される予測時間の変化を示す概略図である。
符号の説明
1…電波修正時計、2…受信部、3…基準信号生成部、4…制御回路、5…時刻表示手段、21…アンテナ、22…受信回路、23…デコード回路、24…受信電源回路、31…発振回路、32…分周回路、41…計時手段、42…受信処理手段、43…受信処理時間予測手段、44…運針駆動制御手段、45…カレンダ表示手段、46…予測表示手段、51…文字板、52…時針、53…分針、54…秒針、55…窓、56…画面、431…周期判定手段、432…経過時間判定手段、433…取得回数判定手段。

Claims (10)

  1. 基準クロックを入力して時刻を計時する計時手段と、前記時刻を表示する時刻表示手段と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信手段と、受信した時刻情報に前記計時手段を修正する修正制御手段とを備えた電波修正時計において、
    受信処理が完了するまでの時間を予測し、その予測時間を出力する受信処理時間予測手段と、
    前記出力された予測時間を表示する予測時間表示手段と、を有することを特徴とする電波修正時計。
  2. 請求項1に記載の電波修正時計において、
    前記受信処理時間予測手段は、標準電波を受信可能な環境であるか否かを判定する受信環境判定手段と、
    この受信環境判定手段の判定結果に応じて前記受信手段で取得される時刻情報の取得回数を判定する取得回数判定手段とを有し、
    判定された取得回数に応じた予測時間を出力することを特徴とする電波修正時計。
  3. 請求項2に記載の電波修正時計において、
    前記受信処理時間予測手段は、前回の受信成功時からの経過時間を判定する経過時間判定手段を有し、
    前記取得回数判定手段は、
    前記受信環境判定手段で受信可能な環境でないと判定された場合に、時刻情報の取得回数を第1設定回数に設定し、
    前記受信環境判定手段で受信可能な環境であると判定され、かつ前記受信処理時間予測手段で前記経過時間が所定経過時間よりも長いと判定された場合には、時刻情報の取得回数を第2設定回数に設定し、
    前記受信環境判定手段で受信可能な環境であると判定され、かつ前記受信処理時間予測手段で前記経過時間が所定経過時間以下と判定された場合には、時刻情報の取得回数を前記第2設定回数よりも少ない第3設定回数に設定することを特徴とする電波修正時計。
  4. 請求項2または請求項3に記載の電波修正時計において、
    前記標準電波は時刻情報を表す複数のパルス信号を含み、
    前記受信環境判定手段は、標準電波のパルス信号を所定数受信した際に、各パルス信号の周期を測定し、その周期が設定周期内のパルス信号が設定数以上あるか否かを検出して受信環境を判定する周期判定手段を備えて構成されていることを特徴とする電波修正時計。
  5. 基準クロックを入力して時刻を計時する計時手段と、前記時刻を表示する時刻表示手段と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信手段と、受信した時刻情報に前記計時手段を修正する修正制御手段とを備えた電波修正時計の制御方法において、
    受信処理が完了するまでの時間を予測し、その予測時間を出力する受信処理時間予測工程と、
    前記出力された予測時間を表示する予測時間表示工程と、を有することを特徴とする電波修正時計の制御方法。
  6. 請求項5に記載の電波修正時計の制御方法において、
    前記受信処理時間予測工程は、標準電波を受信可能な環境であるか否かを判定する受信環境判定工程と、
    この受信環境判定工程の判定結果に応じて前記受信手段で取得される時刻情報の取得回数を判定する取得回数判定工程とを有し、
    判定された取得回数に応じた予測時間を出力することを特徴とする電波修正時計の制御方法。
  7. 請求項6に記載の電波修正時計の制御方法において、
    前記受信処理時間予測工程は、前回の受信成功時からの経過時間を判定する経過時間判定工程を有し、
    前記取得回数判定工程は、
    前記受信環境判定手段で受信可能な環境でないと判定された場合に、時刻情報の取得回数を第1設定回数に設定し、
    前記受信環境判定手段で受信可能な環境であると判定され、かつ前記受信処理時間予測手段で前記経過時間が所定経過時間よりも長いと判定された場合には、時刻情報の取得回数を第2設定回数に設定し、
    前記受信環境判定手段で受信可能な環境であると判定され、かつ前記受信処理時間予測手段で前記経過時間が所定経過時間以下と判定された場合には、時刻情報の取得回数を前記第2設定回数よりも少ない第3設定回数に設定することを特徴とする電波修正時計の制御方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載の電波修正時計の制御方法において、
    前記標準電波は時刻情報を表す複数のパルス信号を含み、
    前記受信環境判定工程は、標準電波のパルス信号を所定数受信した際に、各パルス信号の周期を測定し、その周期が設定周期内のパルス信号が設定数以上あるか否かを検出して受信環境を判定する周期判定工程を備えることを特徴とする電波修正時計の制御方法。
  9. 基準クロックを入力して時刻を計時する計時手段と、前記時刻を表示する時刻表示手段と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信手段と、受信した時刻情報に前記計時手段を修正する修正制御手段とを備えた電波修正時計に組み込まれたコンピュータを、
    受信処理が完了するまでの時間を予測し、その予測時間を出力する受信処理時間予測手段、前記出力された予測時間を表示する予測時間表示手段として機能させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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