JP2016011890A - 電波時計及び電波受信時の表示方法 - Google Patents

電波時計及び電波受信時の表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016011890A
JP2016011890A JP2014133572A JP2014133572A JP2016011890A JP 2016011890 A JP2016011890 A JP 2016011890A JP 2014133572 A JP2014133572 A JP 2014133572A JP 2014133572 A JP2014133572 A JP 2014133572A JP 2016011890 A JP2016011890 A JP 2016011890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
reception
estimated
information
radio wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014133572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6390209B2 (ja
Inventor
剛志 松江
Tsuyoshi Matsue
剛志 松江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2014133572A priority Critical patent/JP6390209B2/ja
Publication of JP2016011890A publication Critical patent/JP2016011890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6390209B2 publication Critical patent/JP6390209B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

【課題】ユーザに対して受信環境などに応じた柔軟な受信状況の報知を行うことの可能な電波時計及び電波受信時の表示方法を提供する。
【解決手段】測位衛星からの電波を捕捉して受信する受信手段と、受信された電波から指定された情報を取得する解読手段と、受信手段による受信時間を計数する計数手段と、捕捉された電波の受信強度に応じて、指定された情報の取得に必要な推定受信時間を取得する推定時間取得手段と、取得された推定受信時間の受信時間に対する残時間を算出して残時間に応じた表示を表示手段に行わせる残時間表示制御手段と、を備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、測位衛星からの電波を受信して日時や位置に係る情報を取得する電波時計及び電波受信時の表示方法に関する。
従来、GPS(Global Positioning System)を始めとするGNSS(Global Navigation Satellite System)を構成する測位衛星からの電波を受信して日時情報や位置情報を取得する技術がある。測位衛星からの電波は、空が開けた場所であれば、世界中の場所を問わず受信可能であり、容易にこれらの情報を取得することが出来る。
近年、電子腕時計を始めとする携帯型の電子時計においても測位衛星からの電波を受信して日時や位置に係る情報を取得する技術が採用されている。しかしながら、携帯型の電子時計では、通常の日時表示などに要する消費電力と比較して、測位衛星からの電波を受信して情報を取得するための消費電力が著しく大きくなる。そして、測位衛星からの電波受信に合わせて高負荷に対応した大容量のバッテリを搭載すると、重量の増加やサイズの大型化に繋がるという問題がある。そこで、必要最小限の回数及び時間での受信で情報を取得する様々な技術が提案されている。例えば、測位衛星からの電波受信では、そのフォーマット上、日時情報や位置情報が特定の位置に含まれるので、当該位置のみを受信するようにタイミングを合わせて受信を開始させたり、或いは、受信開始後に取得された信号に基づいて、当該特定の位置の信号が受信されるタイミングまでの待機時間を見積もって一度受信を中断し、当該待機時間の後に再度受信を行ったりする技術などがある。
携帯型電子時計は容易に持ち運び可能であるが故、受信中にユーザが移動することで電波受信が途中で不可能になる場合があり、情報取得に失敗して再受信することによる電力消費量の増大を避けるため、受信中には、ユーザは、受信地点で待機することが推奨される。しかしながら、上述の技術の結果として、これらの携帯型電子時計では、測位衛星から必要な情報を受信するのに要する時間は、非常に短時間で終了する場合から従来通りの時間を必要とする場合まで、幅広く生じ得る。従って、ユーザは、受信を開始してからあとどれだけ待機すれば良いのかが分からないという問題がある。また、長時間待機したとしても、最終的に受信が終了するまで成功するか否か受信状況が分からないという場合もあり得る。
これに対し、特許文献1では、GPS衛星からの電波受信に際し、受信中のサブフレームIDを同定し、エフェメリスデータが取得されるまでの予定時間を算出して残時間の表示を行い、また、測位衛星の捕捉に時間がかかる場合には、捕捉を断念してタイムアウトとするまでのタイムアウト残時間の表示を行う技術について開示されている。
特開2009−236560号公報
しかしながら、従来の技術では、一度必要な数の測位衛星が捕捉されるとその後一律に残時間表示に切り替わるので、ユーザに対して受信環境などに応じた柔軟な受信状況の報知を行うことが出来ないという課題がある。
この発明の目的は、ユーザに対して受信環境などに応じた柔軟な受信状況の報知を行うことの可能な電波時計及び電波受信時の表示方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、
測位衛星からの電波を捕捉して受信する受信手段と、
当該受信された電波から指定された情報を取得する解読手段と、
前記受信手段による受信時間を計数する計数手段と、
前記捕捉された電波の受信強度に応じて、前記指定された情報の取得に必要な推定受信時間を取得する推定時間取得手段と、
前記取得された推定受信時間の前記受信時間に対する残時間を算出して、当該残時間に応じた表示を表示手段に行わせる残時間表示制御手段と、
を備えることを特徴とする電波時計である。
本発明に従うと、測位衛星からの電波受信時に、ユーザに対して受信環境などに応じた柔軟な受信状況の報知を行うことが出来るという効果がある。
本発明の実施形態の電波時計の機能構成を示すブロック図である。 GPS衛星から送信される航法メッセージのフォーマットについて説明する図である。 受信時間推定換算テーブルとして記憶させる値の例を示す図である。 本実施形態の電波時計において実行される位置取得制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 本実施形態の電波時計において実行される位置取得制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 ホストCPUとモジュールCPUとの間でのやり取りの例を示すシーケンス図である。 本実施形態の電波時計において実行される日時取得制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 本実施形態の電波時計において実行される日時取得制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の電波時計の実施形態である電子時計1の機能構成を示すブロック図である。
電子時計1は、ホストCPU41(Central Processing Unit)と、ROM42(Read Only Memory)と、RAM43(Random Access Memory)と、発振回路44と、分周回路45と、計時回路46と、表示部47(表示手段)と、表示ドライバ48と、電源部50と、GPS受信処理部51(受信手段、解読手段)及びその受信アンテナ52と、操作部53などを備える。
ホストCPU41は、各種演算処理を行い、電子時計1の全体動作を統括制御する。ホストCPU41は、ROM42から読み出された制御プログラムをRAM43にロードして日時の表示やストップウォッチ機能に係る計時及び表示などの各種動作に係る処理を行う。また、ホストCPU41は、GPS受信処理部51への電力供給のオンオフや動作モード(受信モード)を制御して、必要に応じてGPS受信処理部51から日時情報や位置情報を取得する。
ROM42は、マスクROMや書き換え可能な不揮発性メモリなどであり、予め格納された制御プログラムや初期設定データが記憶されている。制御プログラムの中には、測位衛星から各種情報を取得するための位置取得制御処理や日時取得制御処理といった制御に係るプログラム421が含まれる。また、初期設定データとしては、例えば、各タイムゾーンの範囲及び当該タイムゾーンの時差に係る情報や、夏時間の実施情報などが含まれる。
RAM43は、SRAMやDRAMなどの揮発性のメモリであり、ホストCPU41に作業用のメモリ空間を提供して一時データを記憶すると共に、各種設定データを記憶する。
発振回路44は、予め定められた所定の周波数信号を生成して出力する。この発振回路44には、例えば、水晶発振器が用いられている。
分周回路45は、発振回路44から入力された周波数信号を計時回路46やホストCPU41が利用する周波数の信号に分周して出力する。この出力信号の周波数は、ホストCPU41による設定に基づいて変更することが可能であっても良い。また、発振回路44の周波数のまま出力しても良い。
計時回路46は、入力された信号の回数を計数して初期値に加算することで現在の日時を計数する。計時回路46としては、ソフトウェア的にRAMに記憶させる値を変更させるものであっても良いし、或いは、専用のカウンタ回路を備えていても良い。
電源部50は、電子時計1の動作に係る電力を所定の電圧で各部に供給する。電源部50には、ここでは、ソーラバッテリと二次電池500(電力供給手段、電池)が用いられている。ソーラバッテリは、ソーラパネルに入射した光により起電力を生じてホストCPU41などの各部に電力供給を行うと共に、余剰電力が生じた場合には、当該電力により二次電池500に蓄電する。一方、ソーラパネルへの外部からの入射光量により発電可能な電力が消費電力に対して不足している場合には、二次電池500から電力が供給される。また、電源部50は、ホストCPU41からの制御信号に基づいて、GPS受信処理部51や表示部47などに直接電力を供給する。
電源部50は、バッテリ残量検出部501(残量検出手段)を備え、二次電池500の残量を示す指標として、例えば、二次電池500の出力電圧の検出信号をホストCPU41に随時又はホストCPU41の要求に応じて出力している。
GPS受信処理部51は、受信アンテナ52を介して測位衛星からの電波に同調してC/Aコードを同定、捕捉することで受信し、測位衛星が送信する航法メッセージを復調、復号して必要な情報を取得する。また、GPS受信処理部51は、測位情報の取得時には、複数の衛星に対して航法メッセージの復調、符号を行い、得られたデータを用いて現在位置を算出する。GPS受信処理部51としては、通常、専用の処理回路が一チップで形成されたモジュールが用いられ、ホストCPU41、ROM42及びRAM43とは別個に、制御を行うモジュールCPU511、及び設定データや測位衛星の予測軌道情報などを記憶する記憶部512を備える。記憶部512には、RAMと不揮発性メモリとが含まれ、GPS受信処理部51に電力が供給されていない間でも必要なデータが保持される。
GPS受信処理部51は、電源部50から直接電力が供給され、そのオンオフがホストCPU41の制御信号により切り替えられる。
GPS受信処理部51は、設定やホストCPU41からの要求に応じて、取得された日時情報及び算出された位置情報の他、受信処理において捕捉されている測位衛星数、衛星ID、各受信強度(概ねSNR(信号ノイズ比)に対応するので、以後、受信強度の指標としてSNRを用いる)、測位衛星の仰角や方位角、取得された位置の誤差情報(DOP(Dilution of Position)など)といった各種情報を出力することが出来る。
操作部53は、ユーザからの入力操作を受け付けて、当該入力操作に応じた電気信号を入力信号としてホストCPU41に出力する。この操作部53には、例えば、押しボタンスイッチやりゅうずスイッチが含まれる。或いは、表示部47の表示画面にタッチセンサが設けられ、当該タッチセンサへのユーザの接触動作に係る接触位置や接触態様に応じた操作信号を出力するタッチパネルとして機能させることで、表示部と操作部とを併用させても良い。
次に、本実施形態の電子時計1における測位衛星から受信するデータとその受信動作について説明する。
図2は、GPS衛星から送信される航法メッセージのフォーマットについて説明する図である。
GPS衛星から送信される航法メッセージは、30秒単位のフレーム25個で構成されている。各フレームには、6秒単位のサブフレームが5個含まれており、更に、各サブフレームには、0.6秒単位のワード(WORD)が10個含まれている。
各ワードは、30ビットで構成されている。このうち、各サブフレームの先頭から2つのワードであるWORD1及びWORD2のフォーマットは、全てのサブフレームで共通である。WORD1の先頭の22ビットは、テレメトリワード(TLM)を表し、このうち更に先頭の8ビットは、毎回固定されたプリアンブル(Preamble)である。また、WORD2の先頭の22ビットは、ハンドオーバワード(HOW)を表し、このうち更に先頭の17ビットは、曜日以下の日時(週内経過時間)を示すTOW−Count(Time of Week)である。
一方、WORD3以降の各ワードは、サブフレームごとに異なる内容を示している。先頭のサブフレーム(サブフレーム1)のWORD3では、先頭の10ビットが週番号WNを示す。また、サブフレーム2及びサブフレーム3のWORD3以降には、当該GPS衛星の軌道データ(エフェメリスデータ)が含まれている。サブフレーム4のWORD3以降には、位置や日時を求めるための各種補正パラメータが含まれ、サブフレーム5のWORD3以降には、全てのGPS衛星の予測軌道データ(アルマナックデータ)が含まれている。
本実施形態の電子時計1では、この航法メッセージから日時情報又は位置情報(取得対象の情報)を取得する際、先ず、プリアンブルが同定されることによって航法メッセージのサブフレーム内における位置が把握される。また、更に、必要に応じてサブフレームIDが同定されることによって、フレーム内における位置が把握される。プリアンブルとサブフレームIDは、何れも、各サブフレーム6秒内に1回出現して検出される。但し、受信状況が悪い(SNRが低い)場合には、一度の受信で確実にプリアンブルなどが同定されるとは限らない。従って、複数のサブフレームの受信が必要となって受信時間が長くなる場合がある。
日時情報は、週番号WNと週内経過時間TOW−Countの組み合わせにより得られる。従って、サブフレーム1のデータが受信されることで、日時データの出力が可能になる。
ここで、本実施形態の電子時計1では、GPS受信処理部51は、外部、ここでは、ホストCPU41から日時の一部分を示す情報、例えば、日付データを設定値として取得することが出来る。GPS受信処理部51は、日付データを保持した状態で週内経過時間TOW−Count、即ち、何れかのサブフレームのWORD2を取得すると、当該週内経過時間TOW−Countの時刻部分と保持している日付とに基づいて日時を算出して出力する。或いは、GPS受信処理部51は、これらの週内経過時間TOW−Count及び保持している日付データから週番号WNを逆算して、当該週番号WNと週内経過時間TOW−Countから得られる日時を算出しても良い。
従って、電子時計1では、前回日時情報が取得された履歴をRAM43に記憶させておき、当該履歴に基づいて計時回路46が計数する日時に大きなずれがあると想定されるか否かで日時取得方法を変更させることが出来る。即ち、日時のずれが小さいと想定される場合、例えば、前回の日時の取得から1ヵ月が経過していない場合には、ホストCPU41は、GPS受信処理部51に日付データを出力し、GPS受信処理部51は、週番号WNを取得せずに任意の一つのサブフレームのデータのみを受信して日時を算出する。一方で、計時回路46が計数する日時に大きなずれがある虞がある場合には、ホストCPU41は、GPS受信処理部51に日付データを出力せず、GPS受信処理部51は、週番号WN及び週内経過時間TOW−Countの両方を受信して日時を算出する。
WORD1が受信されてプリアンブルが同定された後、受信条件が良い場合には、続いてWORD2が受信されるので、同定されたプリアンブルの確認も含めて数ワード(例えば、2ワード)の受信で日時情報が取得され、受信を終了する短時間受信が可能である。また、同定されたプリアンブルを含む1サブフレームと、次のサブフレームの先頭1〜3ワード程度を受信することで、プリアンブルの確認及び時間経過の整合確認を行ってより確実に正確な日時を取得するサブフレーム受信を選択して実行することが出来る。しかしながら、SNRが低いなど、受信条件が悪い場合には、一度の受信で正確に復号が行えない場合があり、このような場合には、続けて複数のサブフレーム分の受信を行って整合確認を繰返し、正確な日時を特定する必要がある。従って、受信時間は、通常時よりも延長される。
位置情報を取得するには、3衛星以上の日時に係るデータ及びエフェメリスデータが取得される必要がある。従って、必要な受信時間は、サブフレーム2、3のデータが正常に受信されるまでの時間となる。なお、本実施形態の電子時計1では、複数衛星からの航法メッセージを並列に取得することが可能となっている。従って、サブフレーム2、3を完全に受信するのに必要な最短のデータ受信(測位受信)の所要時間は12秒であり、この測位受信に係る理論上の最長の所要時間は、42秒弱となる。更に、SNRが低く、途中で正常に復号が行われないなどの場合には、複数回受信するなどにより、受信時間が延長される。
本実施形態の電子時計1では、プリアンブルの同定時及びプリアンブルの同定後に取得対象の情報(位置又は日付)の種別(又は各受信モード)で必要な情報を取得するための合計受信時間の推定値(推定受信時間)を種々のSNRの値と対応付けて受信時間推定換算テーブルとして記憶させている。この受信時間推定換算テーブルは、後述のように、参照元に応じてRAM43(初期値はROM42)又は記憶部512の何れか(推定時間記憶手段)に記憶される。
図3は、受信時間推定換算テーブルとして記憶させる値の例を示す図である。
SNRがある程度、ここでは、30dB/Hz以上である場合には、復号の失敗が殆ど起こらず、推定受信時間は、略一定となる。これに対し、SNRが小さくなると、復号に失敗する可能性が高くなり、航法メッセージのうち所望の部分を受信する繰返し数が増加して推定受信時間が増加していくことになる。
これを別の側面から見ると、推定受信時間を所定の上限時間以下に抑えるために、SNRの下限強度(SNR基準値)を設定し、選択する受信衛星からの電波のSNRをこのSNR基準値以上に制限する受信条件を設定することが出来る。
なお、ここでは、測位受信に係る平均的な受信時間として、プリアンブル同定時のサブフレームの位置によらず、例えば、約35秒程度の値が推定受信時間とされている。しかしながら、本実施形態の電子時計1における推定受信時間の設定は、これに限られるものではなく、上述のように、同定されたサブフレームの位置に応じてそれぞれ異なる推定受信時間を設定して記憶させても良い。
また、電子時計1において、定期的に日時情報の自動取得及び修正が行われている場合には、受信開始タイミングを計時回路46の計数する日時に基づいて制御することで、毎回好適なサブフレームの位置から受信を開始させることが出来るので、この場合に合わせて推定受信時間が設定されても良い。
また、ここでは、単にプリアンブルの同定時間と必要な情報を取得する時間との和を示しているが、別個の値として保持させることが出来る。この場合、プリアンブルの同定に要する受信時間は、受信モードとは関係ないので、全ての受信モードに対して共通に保持させても良い。
日時情報や位置情報の取得に必要と見積もられる時間(推定取得時間)は、GPS受信処理部51の初期起動処理に要する時間(起動する時間)と、必要な測位衛星からの電波を捕捉するのに要する捕捉時間と、上述の推定受信時間と、受信処理後の演算処理時間(推定解読時間)の和となる。初期起動処理に要する時間は、全ての受信モード及びSNRに対して共通であり、例えば、2秒と見積もられてROM42に記憶される。また、捕捉時間は、全ての受信モードについて共通である。この捕捉時間は、SNRに依存し得るが、測位衛星の電波が捕捉されて始めてSNRが分かるので予測が困難であり、SNRによらず共通に、例えば、3秒と見積もられてROM42に記憶される。演算処理時間は、SNRには依存しないが、日時情報を取得する場合と、位置情報を算出する場合とで異なり、例えば、日時情報の取得に1秒、位置情報の算出に2秒と見積もられてそれぞれROM42に記憶される。
図4及び図5は、本実施形態での電子時計1において実行される位置取得制御処理の制御手順を示すフローチャートである。この位置取得制御処理は、例えば、ユーザの操作部53への入力操作に応じて測位命令が取得された場合にホストCPU41により起動される。位置取得制御処理における各処理は、明示されたものを除き、ホストCPU41及びモジュールCPU511のうち少なくとも一方により実行される。これらホストCPU41及びモジュールCPU511が計数手段、推定時間取得手段、残時間表示制御手段、警告表示制御手段、及び推定時間更新手段を構成する。
ここでは、GPS衛星からの電波受信の場合について説明する。
位置取得制御処理が開始されると、ホストCPU41は、GPS受信処理部51の電源を投入(オン)する(ステップS101)。このとき、ホストCPU41は、電源投入からの経過時間(受信時間)の計数を開始する。また、ホストCPU41は、GPS受信処理部51に受信させる内容に応じた受信モード(ここでは、位置算出に必要なデータを取得する測位受信モード)に応じた推定取得時間を取得までの残時間の初期値として設定し、当該残時間の初期値から経過時間を減じて残時間を計数する処理を開始するとともに、表示ドライバ48に制御信号を出力して表示部47に当該残時間を表示させる(ステップS102)。この段階では、衛星電波受信に係る実際のSNRがまだ取得されていないので、予め設定されたSNR、例えば、最良のSNRの値に対応する推定受信時間を用いて推定取得時間及び残時間を算出、設定する。
一方、モジュールCPU511は、起動処理を実行する(ステップS103)。ホストCPU41又はモジュールCPU511(以後、まとめて制御部と記す)は、GPS受信処理部51の起動処理が完了したか否かを判別する(ステップS104)。受信処理部の起動処理が完了していないと判別された場合には(ステップS104で“NO”)、制御部は、電源の投入から所定の制限時間が経過してタイムアウトしたか否かを判別する(ステップS105)。
所定の制限時間としては、GPS受信処理部51の動作時間として単一に定められても良いし、起動処理終了までの時間、後述する捕捉処理終了までの時間、航法メッセージにおいてプリアンブルを検出するまでの時間、及び必要情報を取得するまでの時間について各々別個に定められていても良い。これらの制限時間は、ROM42に記憶されて、位置取得制御処理の開始時などに読み出される。或いは、起動処理に係る制限時間のみがROM42に記憶され、その他の制限時間は、記憶部512に記憶されて、GPS受信処理部51内でモジュールCPU511が読み出し、利用しても良い。また、受信条件、例えば、SNRに応じてこの制限時間を変化させても良い。また、この制限時間の変化は、受信中のSNRの変化などに応じて途中で行わせても良い。
タイムアウトしていないと判別された場合には(ステップS105で“NO”)、処理は、ステップS103に移行する。タイムアウトしたと判別された場合には(ステップS105で“YES”)、制御部は、表示ドライバ48に制御信号を出力して表示部47にエラー表示を行わせる(ステップS151)。それから、ステップS182の処理に移行する(図5、端子C参照)。
ステップS104の判別処理で、起動処理が完了したと判別された場合には(ステップS104で“YES”)、ホストCPU41は、受信モード及び設定値をGPS受信処理部51に送信し、モジュールCPU511は、ホストCPU41により送信されたこれらのデータを取得する(ステップS111)。また、ホストCPU41は、このとき併せてバッテリ残量検出部501から取得されたバッテリ残量情報をモジュールCPU511に送信する。このとき、特に設定する受信モード又は設定値が無い場合には、ホストCPU41は、これらのデータを送信する必要が無い。この場合、モジュールCPU511は、前回などに設定済の設定を用い、又は初期設定に基づいて受信モードを選択し、設定値なしで情報の取得を行う。また、この場合の受信モードに係る情報などは、逆にモジュールCPU511からホストCPU41に通知される構成とすることが出来る。
モジュールCPU511は、測位衛星からの電波受信を開始し、測位衛星(ここでは、GPS衛星)の電波を捕捉する処理を開始する(ステップS112)。この捕捉処理の実行中に、制御部は、バッテリ残量に応じてSNR基準値を設定する(ステップS113)。制御部は、捕捉された測位衛星数及びこれらの測位衛星からの電波のSNRを取得する(ステップS114)。制御部は、捕捉された測位衛星の中から測位処理に用いるのに最適な測位衛星の選択(ここでは、3機)を行う(ステップS115)。制御部は、受信時間推定換算テーブルを参照し、選択された測位衛星のSNRに応じた推定受信時間を取得する(ステップS116)。
制御部は、現在位置の算出に必要な数以上の測位衛星が捕捉され、且つ、選択された全ての測位衛星のSNRが上述のSNR基準値以上であるか否かを判別する(ステップS117)。何れかの条件が満たされないと判別された場合には(ステップS117で“NO”)、制御部は、捕捉処理に係る時間が所定の制限時間を超えてタイムアウトしたか否かを判別する(ステップS119)。制限時間を超えてタイムアウトしたと判別された場合には(ステップS119で“YES”)、処理がステップS161に移行する(図5、端子B参照)。制限時間を超えていないと判別された場合には(ステップS119で“NO”)、制御部は、表示ドライバ48に制御信号を送り、表示部47に位置データの取得(受信)に失敗する可能性を示す警告表示を行わせる(ステップS120)。それから、制御部は、再度捕捉処理を行い(再試行)、又は、捕捉済みの測位衛星を追尾しながらSNRの変化を監視して、処理をステップS114に戻す。
ステップS117の判別処理で何れの条件も満たされていると判別された場合には(ステップS117で“YES”)、制御部は、計数している残時間を調整して当該調整された残時間を表示部47に表示させる(ステップS118)。ここでは、制御部は、SNRに応じた推定受信時間を取得し、この推定受信時間と演算処理時間との和を残時間として上書き設定する。その後、処理は、ステップS121に移行する(図5、端子A参照)。
処理がステップS121に移行すると、図5において、モジュールCPU511は、航法メッセージの受信を開始する(ステップS121)。制御部は、航法メッセージにおいて各サブフレームのWORD1に含まれるプリアンブルが検出されたか否かを判別する(ステップS122)。プリアンブルが検出されていないと判別された場合には(ステップS122で“NO”)、制御部は、航法メッセージの受信を開始してから1サブフレーム分の時間である6秒が経過したか否かを判別する(ステップS123)。この判別処理がホストCPU41により実行される場合には、ホストCPU41は、GPS受信処理部51から細かい受信状況を取得することなく、ステップS117の処理で“YES”に分岐したタイミングからの経過時間を計数して判別に用いても良い。
航法メッセージの受信開始から6秒が経過したと判別された場合には(ステップS123で“YES”)、これは、即ち、本来であれば必ずプリアンブルが一度検出されるはずの時間(検出時間)にプリアンブル(所定の信号)が検出されていない状況(情報が正しく取得されない所定の受信状況)が生じたことになるので、制御部は、表示ドライバ48に制御信号を送り、表示部47に位置データの取得(受信)に失敗する可能性を示す警告表示を行わせ(ステップS124)、それから、処理をステップS125に移行させる。航法メッセージの受信開始から6秒が経過していないと判別された場合には(ステップS123で“NO”)、処理をそのままステップS125に移行させる。
ステップS125の処理において、制御部は、所定の制限時間を超えてタイムアウトしたか否かを判別する(ステップS125)。制限時間を超えていないと判別された場合には(ステップS125で“NO”)、処理は、ステップS122に戻る。制限時間を超えてタイムアウトしたと判別された場合には(ステップS125で“YES”)、処理は、ステップS161に移行する。
ステップS122の判別処理において、プリアンブルが検出されたと判別された場合には(ステップS122で“YES”)、そのまま航法メッセージの受信が継続されて、制御部は、計数している残時間が1秒であるか否かを判別する(ステップS126)。残時間が1秒であると判別された場合には(ステップS126で“YES”)、制御部は、残時間の計数を1秒で停止し、以降、表示部47に残時間が「1秒」である表示を継続させる(ステップS127)。それから、処理は、ステップS128に移行する。
残時間が1秒ではないと判別された場合(即ち、1秒より大きい場合)には(ステップS122で“NO”)、処理は、ステップS128に移行する。
ステップS128の処理に移行すると、制御部は、測位に必要な情報(サブフレーム2、3のデータ)が全て取得されたか否かを判別する(ステップS128)。取得されていないと判別された場合には(ステップS128で“NO”)、制御部は、プリアンブルの検出後、所定時間が経過したか否かを判別する(ステップS129)。ここでは、所定時間は、例えば、5サブフレーム(1フレーム)分の長さである30秒に定められる。この判別処理は、ホストCPU41により実行される場合には、ホストCPU41は、ステップS122の処理で“YES”に分岐してからの経過時間に基づいて判別処理を行っても良いし、或いは、ステップS117の処理で“YES”に分岐してからの経過時間が所定時間+6秒を超えたか否かを判別しても良い。
所定時間が経過したと判別された場合には(ステップS129で“YES”)、制御部は、表示ドライバ48に制御信号を送り、表示部47に位置データの取得(受信)に失敗する可能性を示す警告表示を行わせる(ステップS130)。それから、処理は、ステップS131に移行する。所定時間が経過していないと判別された場合には(ステップS129で“NO”)、処理は、ステップS131に移行する。
ステップS131の処理において、制御部は、所定の制限時間を超えてタイムアウトしたか否かを判別する(ステップS131)。制限時間を超えておらず、タイムアウトしていないと判別された場合には(ステップS131で“NO”)、制御部の処理は、ステップS126に戻る。制限時間を超えてタイムアウトしたと判別された場合には(ステップS131で“YES”)、処理は、ステップS161に移行する。
ステップS119、S125、S131の処理の何れかからステップS161の処理に移行すると、制御部は、表示ドライバ48に制御信号を送り、表示部47に受信NG終了を示す表示を行わせる(ステップS161)。それから、処理は、ステップS181に移行する。
ステップS128の処理で測位に必要な情報が全て取得されたと判別された場合には(ステップS128で“YES”)、制御部は、受信を正常完了し、位置を算出する(ステップS171)。また、制御部は、算出された位置に基づいてタイムゾーンを求め、時差情報に変換する(ステップS172)。タイムゾーンの設定情報は、予めROM42に記憶されて、ホストCPU41により参照される。
制御部は、今回の合計受信時間とSNRの値とに基づいて、受信時間推定換算テーブルを更新する(ステップS173)。この更新方法としては、例えば、各SNRの値における過去の受信回数を記憶しておき、今回のSNRに対応する推定受信時間を当該受信回数で重み付けして今回の合計受信時間と加算平均するといった手法が用いられる。或いは、推定受信時間と過去の合計受信時間との差分に基づいて標準偏差を算出しておき、当該標準偏差と、推定受信時間と今回の合計受信時間との差分と、の比に基づいて重み付けをしたり、或いは、今回の差分が標準偏差と比較して所定以上の大きさ、例えば、3σ以上の場合には、更新を行わないというような制限をつけたりといった、周知の各種方法により、又は、上記手法と併用して、補正を行っても良い。
ホストCPU41は、計時回路46の計数する日時と表示部47に表示させる現在日時の時差情報とを修正する(ステップS174)。制御部は、表示ドライバ48に制御信号を送り、表示部47に受信が正常に終了した旨を示す表示を行わせる(ステップS175)。それから、処理をステップS181に移行させる。
ステップS161又はステップS175の処理からステップS181の処理へ移行すると、制御部は、GPS受信処理部51の動作の終了処理を実行させる(ステップS181)。それから、ステップS182の処理へ移行する。
ステップS181又はステップS151の処理からステップS182の処理に移行すると、ホストCPU41は、GPS受信処理部51への電源を遮断(オフ)する(ステップS182)。そして、位置取得制御処理を終了する。
図6は、本実施形態の電子時計1において、位置取得処理が実行される場合のホストCPU41とモジュールCPU511との間でのコマンド及びデータのやりとりの例を示すシーケンス図である。
上述のように、位置取得制御処理は、ホストCPU41と、モジュールCPU511との間で制御が分散されて、状況に応じて並行に実行される。多くの処理は、GPS受信処理部51の設計等に応じて何れのCPUで実行されても良く、例えば、GPS受信処理部51から直接表示ドライバ48や電源部50などの各部にアクセス可能として、最初の電源投入以外の全ての処理をモジュールCPU511で実行することとしても良いし、反対に、GPS受信処理部51による処理は、回路動作に係るものに限られ、ホストCPU41が全ての制御処理を実行することとしても良い。
また、受信時間推定換算テーブルも、参照したり更新したりする処理を実行するCPUに応じて記憶先が設定されて良い。即ち、ホストCPU41がこれらの処理を行う場合には、受信時間推定換算テーブルは、初期値がROM42に記憶され、更新後のデータがRAM43に記憶される。また、上述の処理がモジュールCPU511により実行される場合には、受信時間推定換算テーブルは、記憶部512に記憶されると良い。
一方で、ホストCPU41とモジュールCPU511との重複動作による無駄の排除、及び通信情報量や通信タイミングの制御の手間などの負荷の低減などのために、これらの処理を両CPUに効率良く割り振ることが出来る。また、通信データをNMEA−0183(National Marine Electronics Association)の通信規格に基づく形式のみに限るように割り振ることで、汎用のGPS受信モジュールを用いて製造費用を低減することも可能となる。
ここでは、例えば、ホストCPU41によりGPS受信処理部の電源投入がなされると(ステップS101)、GPS受信処理部51では、モジュールCPU511が自発的に起動処理を行い(ステップS103)、起動処理の完了時にホストCPU41へ完了通知を送信する。ホストCPU41は、完了通知を待ち受ける間に残時間の設定、表示及び計数を開始し(ステップS102)、起動完了通知に基づいて、起動完了後の処理として、受信モード及び設定値をGPS受信処理部51に送信する(ステップS104、S111)。また、ホストCPU41は、経過時間を別途計数し、タイムアウトの判定(ステップS105)と、これに伴うGPS受信処理部51への終了処理の実行指令(ステップS181)、及びエラー表示や受信NG終了表示に係る制御信号の出力を行う(ステップS151、S161)。
ホストCPU41から受信モード及び設定値を受信すると、モジュールCPU511は、測位衛星からの電波受信を開始し、測位衛星捕捉に係る処理を実行する(ステップS112〜S117)。この場合、受信時間推定換算テーブルは、GPS受信処理部51の記憶部512に記憶される。
捕捉処理が開始されると、GPS受信処理部51は、衛星数やSNRの値を捕捉情報としてホストCPU41に随時出力し、ホストCPU41は、ステップS117の条件に対応する測位衛星が捕捉されたか否かに基づいて、残時間の調整に係る処理を行う(ステップS118)か、又は、タイムアウトの判定(ステップS119)及び受信失敗可能性に係る警告表示を行う(ステップS120)。このとき、ステップS117の判別処理は、GPS受信処理部51から出力された捕捉情報に基づいて、モジュールCPU511とは別個にホストCPU41で行われても良い。これにより、GPS受信処理部51から判別結果自体を出力する必要が無くなる。判別条件は同一であるので、ホストCPU41は、通常の通信に係るタイムラグの範囲内で判別結果を得ることが出来る。
捕捉処理が終了すると、モジュールCPU511は、航法メッセージの受信を開始して、受信状況を随時ホストCPU41に通知する(ステップS121〜S123、S128、S129)。ホストCPU41は、各受信状況における経過時間を計数して、当該時間に応じて警告表示や残時間の表示調整を行い、また、タイムアウトの判定を行う(ステップS124〜S127、S129〜S131)。
正常に必要情報が取得されると(ステップS128)、GPS受信処理部51では、位置の算出が行われてホストCPU41に出力される(ステップS171)。また、GPS受信処理部51では、受信時間推定換算テーブルの補正が行われる(ステップS173)。一方、ホストCPU41は、取得した日時情報から時差情報を設定して(ステップS172)、計時回路46の日時データや時差データを修正する(ステップS174)。
ホストCPU41は、GPS受信処理部51の受信結果に応じて受信NG終了表示(ステップS161)又は受信正常終了表示(ステップS175)をおこなわせる。
そして、GPS受信処理部51では、モジュールCPU511により自発的又はホストCPU41からの命令により終了処理が行われ(ステップS181)、終了処理が完了すると、ホストCPU41によりGPS受信処理部51への電力供給が遮断される(ステップS182)。
図7、図8は、本実施形態での電子時計1において実行される日時取得制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
この日時取得制御処理は、上述の位置取得制御処理と比較して、ステップS172の処理が省略され、ステップS171、S174の処理がステップS171a、S174aの処理に変更されている。また、ステップS102、S118の残時間、ステップS111の受信モード及び設定値、ステップS113、S117のSNR基準値、ステップS115で選択される受信衛星の数、ステップS117の必要衛星数及びステップS129の所定時間がそれぞれ日時の取得に対応したものとなる。
図7と図8は、端子D、E、Fを介して連続している。
その他、同一内容の処理については、同一の符号を付して説明を省略する。
日時取得制御処理では、図7において、短時間受信モード又はサブフレーム受信モードの何れかが選択されて設定され(ステップS102、S111)、1衛星からの受信電波に基づいて日時情報を取得する(ステップS117)。また、残時間の設定に用いられる推定受信時間として、選択された受信モードに応じたものが受信時間推定換算テーブルから読み取られて用いられる(ステップS102、S116、S118)。
また、図8のステップS129の処理において、所定時間は、サブフレーム受信モードでは、例えば、1サブフレームと3ワード分を含む8秒に設定され、短時間受信モードでは、例えば、3ワード分を含む2秒に設定される。
ステップS128の処理において、日時の取得に必要な情報、即ち、ワード2のデータが取得されると(ステップS128で“YES”)、制御部は、受信を正常完了し、UTC又は電子時計1で予め設定されたタイムゾーンでの日時を算出する(ステップS171a)。
制御部は、今回の合計受信時間とSNRの値とに基づいて、受信時間推定換算テーブルを更新する(ステップS173)。また、ホストCPU41は、計時回路46の計数する日時を修正する(ステップS174a)。
以上のように、本実施形態の電子時計1は、測位衛星(GPS衛星)からの電波を捕捉して受信する受信手段として、及び、受信された電波から日時情報や位置情報などの指定された情報を取得する解読手段としてのGPS受信処理部51を備える。ホストCPU41又はGPS受信処理部51のモジュールCPU511は、GPS受信処理部51による測位衛星からの電波の受信時間を計数し、また、捕捉された電波の受信強度に応じて、上述の指定された情報の取得に必要な推定受信時間を受信時間推定換算テーブルから取得する。そして、この取得された推定受信時間の実際の受信時間に対する残時間を算出して、この残時間に応じた表示を表示部47に行わせる。従って、ユーザに対し、受信環境などに応じた柔軟な受信状況の報知を行うことが出来る。
また、GPS受信処理部51による受信中に、プリアンブルが検出されないといった取得対象の情報が正しく取得されない所定の受信状況が生じたことを検出し、情報の取得に失敗する可能性を示す所定の警告表示を表示部47に行わせるので、ユーザの移動、周囲の変化や測位衛星と障害物との位置関係の変化などに伴って途中で受信レベルが低下したり、一時的にノイズで復号が困難になったりした場合に、受信が順調に進んでいないことを受信途中でユーザに報知することが出来る。
また、特に、プリアンブルや、対象部分と一致するパリティ値を表す信号が想定時間内に検出されないような場合に上述の警告表示を行わせるので、受信時間が長引くことをユーザが途中で知得して覚悟したり、情報取得を諦めたりすることが出来る。
また、推定受信時間は、取得対象の情報の種別に応じて各々定められるので、位置取得と日時取得との間での受信時間の大きな差を反映して適切な残時間を表示させることが出来る。
また、日時情報の取得に際し、これら取得対象の情報を取得するための受信モードとして、サブフレーム受信モードと短時間受信モードが設定され、推定受信時間は、これらの受信モードに応じて各々定められるので、受信時の状態に応じて設定される受信モードに応じた推定取得時間に応じた残時間を適切に表示させてユーザに知得させることが出来る。
また、想定される様々なレベルのSNRと、当該SNRにそれぞれ対応する推定受信時間とを互いに対応付けて受信時間推定換算テーブルに記憶させ、捕捉された電波のSNRに応じた推定受信時間をこの受信時間推定換算テーブルから読み出して残時間の算出及び表示を行うので、処理負荷を低減して容易に残時間を表示させることが出来る。
また、日時情報や位置情報が取得されるごとに、その取得に要した電波の合計受信時間に基づいて推定受信時間を補正して、受信時間推定換算テーブルを更新するので、各電子時計1のユーザ個々の利用条件に応じた推定受信時間に近づけることが出来る。従って、より精度の高い残時間を表示することが出来る。
また、設定されている推定受信時間及び計数される受信時間には、それぞれGPS受信処理部51を起動する時間を含むことが出来る。従って、推定受信時間を読み出すことでGPS受信処理部51の電源投入時から残時間表示を容易に開始することが出来る。
また、残時間に応じた表示として、推定受信時間と、演算処理時間との合計時間に対する残時間を示すので、必要な航法メッセージの受信、取得終了後、測位に係る演算処理などによるタイムラグの発生を抑えることが出来る。また、この演算処理は、SNRの影響を受けないので、ほぼ正確にこの時間を見積もることが出来、従って、残時間の表示精度を低下させない。
また、二次電池500と、ソーラバッテリと、バッテリ残量検出部501とを含む電源部50を備え、日時情報又は位置情報を取得する際に、推定受信時間が、バッテリ残量検出部501により計測されたバッテリ残量に応じて定められる上限時間以下となるように電波の受信条件を変更することが出来る。従って、従って、バッテリ残量に余裕が無い場合には、当該バッテリ残量に応じた時間内で所望の情報をより確実に取得出来る受信方法を用いてバッテリ切れを起こしたり、情報が取得出来ないまま途中で受信を中止するような状況が生じたりする可能性を低減することが出来る。
特に、SNRの下限を示すSNR基準値を設定し、このSNR基準値をバッテリ残量の減少に応じて上昇させて、このSNR基準値以上の受信強度が得られる測位衛星からの電波のみを用いて所望の情報を取得することで、情報が取得出来ないまま途中で受信を中止せざるを得ない状況の発生をより確実に防ぐことが出来る。
また、上述のような表示方法を電波時計による電波受信時に採用して、制御部(ホストCPU41及び/又はモジュールCPU511)に実行させることで、バッテリの制限が厳しい電子時計1において、ユーザの待機に係るストレスを軽減させながら効果的に電波を受信して所望の情報を取得させることが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、SNRと受信モードとに応じた推定受信時間を受信時間推定換算テーブルに記憶させることとしたが、受信モードごとにSNRに対して推定受信時間を算出する数式やパラメータを保持しても良い。この場合には、受信終了時に、数式における諸係数やパラメータが補正されれば良い。
また、上記実施の形態では、航法メッセージ中の所望の信号部分が設定時間内に検出されない場合に、表示部47に警告表示を行わせることとしたが、その他の理由で推定受信時間内に必要な情報の取得が成功しない可能性が高まった場合、例えば、選択された受信衛星からの信号強度が当該選択時よりも所定のレベル以上低下した場合に、同様の警告表示を行わせることとしても良い。また、反対に、このような警告表示を必ずしも行わなくても良い。
また、警告表示の態様は適宜定められる。例えば、所定のライトやインディケータの点滅動作であっても良く、或いは、表示にこれらが伴われても良い。また、文字等で表示を行う場合でも、測位衛星からの電波受信がスムーズにいっていないことが示されていれば、具体的な文言は特定のものに限られない。
また、上記実施の形態では、タイムゾーンの設定を行うために測位受信を行って位置情報を取得したが、取得された位置情報をそのまま表示させたり、他の用途、例えば、日の出時刻や日の入時刻の算出に用いたりしても良い。
また、上記実施の形態では、デジタル表示を行う電子時計について説明したが、指針を用いて日時や各種情報を表示させるアナログ電子時計であっても良い。この場合、残時間の表示が、例えば、秒針や、タイマー表示に用いられる機能針などを用いて行われ、時針や分針では、通常の表示動作が行われていても良い。また、秒針を2秒又は3秒に1回動作させるといった残時間表示用の特定動作が行われても良い。また、デジタル表示であっても、具体的に残時間を明示する場合に限られず、インディケータの位置やバーの長さ、表示する点の数など、周知の各種方法を用いて残時間の表示や情報取得失敗の可能性を示す表示を行わせることが出来る。
また、本発明に係る電波時計は、電子腕時計を含む携帯型の小型時計や懐中時計など、電力消費の低減に係る要求が強く、且つ、ユーザの移動に伴って時計の位置が変化することが想定される電子時計であれば良い。
また、上記実施の形態では、GPS衛星からの電波受信を例に挙げて説明したが、他の測位衛星、例えば、GLONASSや日本の準天頂衛星などの受信を行う場合にも本発明を適用することが出来る。この場合には、日本の準天頂衛星などについては、GPS衛星の一つとして並列に扱えば良く、一方、GLONASSの場合には、プリアンブルの同定やGPSの航法メッセージのフォーマットに応じた時間設定などに関してGLONASSの航法メッセージのフォーマットに従って各々設定して用いれば良い。
また、上記実施の形態では、電源投入直後から日時や位置の情報が取得されるまでの推定取得時間の残時間を表示させることとしたが、上述のようにSNRによって変化するのは合計受信時間(捕捉時間及びデータの受信時間)であり、また、特に測位受信やサブフレーム受信ではこの合計受信時間が情報の取得に要する時間の半分以上を占めるので、この推定受信時間の残時間のみ、推定受信時間と起動時間の合計に対する残時間、又は推定受信時間と演算処理時間の合計に対する残時間を表示させることとしても良い。
また、モジュールCPU511で残時間の計数及び/又は表示の制御を行う場合には、初期起動が完了するまで当該制御の実行が困難であるので、起動処理の完了後に起動時間を除いた推定取得時間に対する残時間を計数、表示させれば良い。
また、上記実施の形態では、電源部50からの出力電圧とSNR基準値とを対応付けて用いたが、他の方法で二次電池500の残量を計測しても良い。また、出力電圧を直接SNR基準値と対応付けるのではなく、一度GPS受信処理部51による受信動作可能時間に換算して記憶、利用することとしても良い。
また、上記実施の形態では、バッテリ残量に応じてSNR基準値を変化させて、バッテリ残量が不足気味の場合には、良好に電波を受信出来る受信衛星からの信号に限ることとしたが、これに加えて又は代えて、他の条件、例えば、選択する受信衛星数を変化させるといった条件を用いても良い。受信衛星数が多いほど確率的に何れかの測位衛星で必要な情報の取得に失敗する可能性が増大することになるので、設定される推定受信時間が長くなる。従って、例えば、バッテリ残量が十分にある場合には、位置取得制御処理では、選択する受信衛星数を5機以上に設定し、また、日時取得制御処理では、2機などに設定する。そして、バッテリ残量が低下するにつれて、位置取得制御処理では、4機又は3機に減少させ、日時取得制御処理では、1機に減少させることとしても良い。また、バッテリ残量に応じてタイムアウト時間を変更しても良い。
また、各測位衛星の予測軌道が保持されていて、且つ、日時取得制御処理の場合や、位置取得制御処理であっても前回の測位からの時間間隔が短く、大きな位置移動が想定されない場合などでは、当該予測軌道に基づいて当該測位衛星の仰角を算出し、最低仰角を受信条件として用いることが出来る。仰角が小さい場合、ビルなどの建築物や丘、山などの地形による反射波が受信されやすくなり、マルチパスの影響で受信データが不正確になったり、位置の算出に失敗したりする可能性が高まるので、このような受信衛星を選択から排除することで受信精度を向上させ、また、推定受信時間の上昇を抑えることが出来る。
また、上記実施の形態では、電源部50がソーラバッテリと当該ソーラバッテリによる余剰電力を蓄電する二次電池500とを備えることとしたが、乾電池や、外部の充電器を用いて充電される二次電池を備えても良い。
また、上記実施の形態では、測位衛星からの電波の受信後に、毎回又は所定の条件で推定受信時間を補正することとしたが、このような補正を行わなくても良い。
その他、上記実施の形態で示した構成、処理内容や処理の順番といった具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
測位衛星からの電波を捕捉して受信する受信手段と、
当該受信された電波から指定された情報を取得する解読手段と、
前記受信手段による受信時間を計数する計数手段と、
前記捕捉された電波の受信強度に応じて、前記指定された情報の取得に必要な推定受信時間を取得する推定時間取得手段と、
前記取得された推定受信時間の前記受信時間に対する残時間を算出して、当該残時間に応じた表示を表示手段に行わせる残時間表示制御手段と、
を備えることを特徴とする電波時計。
<請求項2>
前記受信手段による受信中に、前記解読手段により前記情報が正しく取得されない所定の受信状況が生じたことを検出し、前記情報の取得に失敗する可能性を示す所定の警告表示を前記表示手段に行わせる警告表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の電波時計。
<請求項3>
前記所定の受信状況には、前記指定された情報に応じた所定の信号が予め設定された検出時間内に前記受信された電波から検出されない状況が含まれることを特徴とする請求項2記載の電波時計。
<請求項4>
前記推定受信時間は、取得対象の情報の種別に応じて各々定められることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電波時計。
<請求項5>
前記取得対象の情報を取得するための前記電波の受信モードが複数設定され、前記推定受信時間は、当該受信モードに応じて各々定められることを特徴とする請求項4記載の電波時計。
<請求項6>
複数の前記受信強度と、当該複数の受信強度にそれぞれ対応する前記推定受信時間とを互いに対応付けて記憶する推定時間記憶手段を備え、
前記推定時間取得手段は、前記捕捉された電波の受信強度に応じた前記推定受信時間を前記推定時間記憶手段から読み出す
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の電波時計。
<請求項7>
前記解読手段により前記情報が取得されるごとに、当該取得に要した前記電波の受信時間に基づいて前記推定受信時間を補正して、前記推定時間記憶手段に記憶させる推定時間更新手段を備えることを特徴とする請求項6記載の電波時計。
<請求項8>
前記推定受信時間及び前記受信時間には、それぞれ前記受信手段を起動する時間が含まれることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の電波時計。
<請求項9>
前記残時間に応じた表示は、前記推定受信時間と、前記解読手段による前記情報の取得に要する推定解読時間との合計時間を示すものであることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の電波時計。
<請求項10>
電池を含み、電力を供給する電力供給手段と、
前記電池の残量を検出する残量検出手段と、
を備え、
前記解読手段は、前記推定受信時間が、前記残量に応じて定められる上限時間以下となるように、前記電波の受信に係る受信条件を変更する
ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の電波時計。
<請求項11>
前記受信条件には、前記受信強度の下限強度が含まれ、
前記解読手段は、前記残量の減少に応じて当該下限強度を上昇させて前記下限強度以上の受信強度が得られる測位衛星からの電波のみを用いて前記指定された情報を取得する
ことを特徴とする請求項10記載の電波時計。
<請求項12>
測位衛星からの電波を捕捉して受信する受信手段と、当該受信された電波から指定された情報を取得する解読手段と、表示手段と、を備える電波時計の前記表示手段による前記測位衛星からの電波受信時の表示方法であって、
前記受信手段による受信時間を計数する計数ステップ、
前記捕捉された電波の受信強度に応じて、前記指定された情報の取得に必要な推定受信時間を取得する推定時間取得ステップ、
前記取得された推定受信時間の前記受信時間に対する残時間を算出して、当該残時間に応じた表示を前記表示手段に行わせる残時間表示制御ステップ、
を含むことを特徴とする電波受信時の表示方法。
1 電子時計
41 ホストCPU
42 ROM
421 プログラム
43 RAM
44 発振回路
45 分周回路
46 計時回路
47 表示部
48 表示ドライバ
50 電源部
500 二次電池
501 バッテリ残量検出部
51 GPS受信処理部
511 モジュールCPU
512 記憶部
52 受信アンテナ
53 操作部

Claims (12)

  1. 測位衛星からの電波を捕捉して受信する受信手段と、
    当該受信された電波から指定された情報を取得する解読手段と、
    前記受信手段による受信時間を計数する計数手段と、
    前記捕捉された電波の受信強度に応じて、前記指定された情報の取得に必要な推定受信時間を取得する推定時間取得手段と、
    前記取得された推定受信時間の前記受信時間に対する残時間を算出して、当該残時間に応じた表示を表示手段に行わせる残時間表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする電波時計。
  2. 前記受信手段による受信中に、前記解読手段により前記情報が正しく取得されない所定の受信状況が生じたことを検出し、前記情報の取得に失敗する可能性を示す所定の警告表示を前記表示手段に行わせる警告表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の電波時計。
  3. 前記所定の受信状況には、前記指定された情報に応じた所定の信号が予め設定された検出時間内に前記受信された電波から検出されない状況が含まれることを特徴とする請求項2記載の電波時計。
  4. 前記推定受信時間は、取得対象の情報の種別に応じて各々定められることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電波時計。
  5. 前記取得対象の情報を取得するための前記電波の受信モードが複数設定され、前記推定受信時間は、当該受信モードに応じて各々定められることを特徴とする請求項4記載の電波時計。
  6. 複数の前記受信強度と、当該複数の受信強度にそれぞれ対応する前記推定受信時間とを互いに対応付けて記憶する推定時間記憶手段を備え、
    前記推定時間取得手段は、前記捕捉された電波の受信強度に応じた前記推定受信時間を前記推定時間記憶手段から読み出す
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の電波時計。
  7. 前記解読手段により前記情報が取得されるごとに、当該取得に要した前記電波の受信時間に基づいて前記推定受信時間を補正して、前記推定時間記憶手段に記憶させる推定時間更新手段を備えることを特徴とする請求項6記載の電波時計。
  8. 前記推定受信時間及び前記受信時間には、それぞれ前記受信手段を起動する時間が含まれることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の電波時計。
  9. 前記残時間に応じた表示は、前記推定受信時間と、前記解読手段による前記情報の取得に要する推定解読時間との合計時間を示すものであることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の電波時計。
  10. 電池を含み、電力を供給する電力供給手段と、
    前記電池の残量を検出する残量検出手段と、
    を備え、
    前記解読手段は、前記推定受信時間が、前記残量に応じて定められる上限時間以下となるように、前記電波の受信に係る受信条件を変更する
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の電波時計。
  11. 前記受信条件には、前記受信強度の下限強度が含まれ、
    前記解読手段は、前記残量の減少に応じて当該下限強度を上昇させて前記下限強度以上の受信強度が得られる測位衛星からの電波のみを用いて前記指定された情報を取得する
    ことを特徴とする請求項10記載の電波時計。
  12. 測位衛星からの電波を捕捉して受信する受信手段と、当該受信された電波から指定された情報を取得する解読手段と、表示手段と、を備える電波時計の前記表示手段による前記測位衛星からの電波受信時の表示方法であって、
    前記受信手段による受信時間を計数する計数ステップ、
    前記捕捉された電波の受信強度に応じて、前記指定された情報の取得に必要な推定受信時間を取得する推定時間取得ステップ、
    前記取得された推定受信時間の前記受信時間に対する残時間を算出して、当該残時間に応じた表示を前記表示手段に行わせる残時間表示制御ステップ、
    を含むことを特徴とする電波受信時の表示方法。
JP2014133572A 2014-06-30 2014-06-30 電波時計及び電波受信時の表示方法 Active JP6390209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014133572A JP6390209B2 (ja) 2014-06-30 2014-06-30 電波時計及び電波受信時の表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014133572A JP6390209B2 (ja) 2014-06-30 2014-06-30 電波時計及び電波受信時の表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016011890A true JP2016011890A (ja) 2016-01-21
JP6390209B2 JP6390209B2 (ja) 2018-09-19

Family

ID=55228689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014133572A Active JP6390209B2 (ja) 2014-06-30 2014-06-30 電波時計及び電波受信時の表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6390209B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7469853B2 (ja) 2018-05-03 2024-04-17 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング Gnss受信機を動作させる方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005221376A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Seiko Epson Corp 電波修正時計、その制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2007263887A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Citizen Holdings Co Ltd 電波修正時計、電子機器および時刻修正方法
JP2009236560A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Seiko Epson Corp 衛星信号受信装置および衛星信号受信装置の制御方法
JP2010071737A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2010096523A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Seiko Epson Corp 指針表示装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005221376A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Seiko Epson Corp 電波修正時計、その制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2007263887A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Citizen Holdings Co Ltd 電波修正時計、電子機器および時刻修正方法
JP2009236560A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Seiko Epson Corp 衛星信号受信装置および衛星信号受信装置の制御方法
JP2010071737A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2010096523A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Seiko Epson Corp 指針表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7469853B2 (ja) 2018-05-03 2024-04-17 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング Gnss受信機を動作させる方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6390209B2 (ja) 2018-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8432771B2 (en) Electronic timepiece
JP6040670B2 (ja) 電子時計および電子時計の衛星信号受信方法
JP2007271543A (ja) 時刻修正制御装置及び時刻修正制御方法
JP6508184B2 (ja) 電子時計、時刻取得制御方法及びプログラム
US10120345B2 (en) Electronic timepiece, electronic device, update information transmission device, and update information transmission program
JP6097291B2 (ja) 衛星電波腕時計
CN108227473B (zh) 电子表、位置信息获取控制方法以及记录介质
JP2023112161A (ja) 衛星電波受信装置、電子時計、測位制御方法及びプログラム
JP2016121983A (ja) 電波時計、日時情報取得方法及びプログラム
JP2017166944A (ja) 衛星電波受信装置、電波時計、日時情報出力方法、及びプログラム
US9563179B2 (en) Radio-controlled timepiece, method of obtaining date/time information, and recording medium
JP6394008B2 (ja) 電子時計及び日時データの修正方法
JP6131554B2 (ja) 電子時計および電子時計の衛星信号受信方法
JP2019168372A (ja) 電子時計及び情報取得方法
JP6390209B2 (ja) 電波時計及び電波受信時の表示方法
JP2019007752A (ja) 電子時計、日時取得制御方法及びプログラム
JP2013205363A (ja) 電子時計およびその制御方法
US10915071B2 (en) Electronic timepiece, device, method and computer-readable storage device storing instructions for controlling method for obtaining date/time information
JP2012207939A (ja) 電波腕時計
US11703812B2 (en) Timepiece, control method for change of time, and storage medium
JP5780346B2 (ja) 電子機器
JP6910933B2 (ja) 電子時計
JP2019066346A (ja) 電波時計
EP3872580A1 (en) Electronic apparatus, determination system, determination method, and program
JP2019132852A (ja) 電子時計、時刻取得制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6390209

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150