JP2008502884A - 時計、特に電波時計で電池交換の後に日付表示を設定する方法および装置 - Google Patents
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Abstract
Description
時刻の迅速な設定をするための方法や装置は数多く知られているが、従来知られている方法ないし装置が、より素早い日付表示の設定につながることは稀である。
本発明の有利な実施形態や発展例は従属請求項に記載されている。
a)電池交換が必要であることを確認し、
b)電池交換の必要性が確認された後、日付表示を所定の基準位置に移し、
c)電池交換が行われたことを確認し、
d)新しい電池が入れられた後、日付表示で現在設定されるべき日付を確認し、
e)電池交換の必要性が確認された後に日付表示が移された基準位置を起点として、確認された現在設定されるべき日付を日付表示で設定する。
a)電池交換の必要性を確認するための手段と、
b)日付表示を所定の基準位置に移すための手段と、
c)電池交換が行われたことを確認するための手段と、
d)日付表示で現在設定されるべき日付を確認するための手段と、
e)基準位置を起点として、確認された日付を日付表示で設定するための手段。
時刻と日付の再設定が電池交換の後で初めて行われ、たとえば古い電池がまだ入っている間には行われないことを保証するために、古い電池が新しい電池と取り替えられたことが(好ましくは疑問の余地なく)確認されなくてはならない。入れられた電池が新しい電池なのかどうかの確認は、同じく、入れられた電池の充電状態の測定を通じて確認することができる。
代替的または追加的に、電池交換が行われたことを確認するための手段は、モータの駆動に必要な制御パルスについて評価をする評価装置も含んでいてよい。このような評価装置が電池の充電状態の判定に適している理由については上に詳細に説明したところであり、また、評価と制御の具体的事項についてもすでに説明済みである。
この表示装置は、電子制御式の表示装置および/または機械式の表示装置を含んでいてよい。
機械式の表示装置は、(たとえばリュウズまたはキーまたはスイッチであってよい)少なくとも1つの操作部材により時計の指針、特にたとえば秒針を、時計の目盛りを指すことで特定の日付を表す特定の位置へと移すことが可能であることによって具体化されていてよい。たとえば月の日にちを表すために、分目盛りの位置へと指針を移すことができる(「1」から「31」)。特定の位置が「月」から「日」までの曜日に割り当てられていてもよい。
図2は、それ自体としては従来式の種類の電波腕時計を平面図で示している。この電波腕時計13は時計ケーシング12を含み、その内部には、時針6、分針7、および秒針8、ならびに本例では曜日表示10と日にち表示11とを備える日付表示を駆動するための(ここには図示しない)時計仕掛けが格納されている。曜日表示10と日にち表示11は、本実施例では機械式に回転する歯車として施工されており、その回転軸は紙面に位置している。分目盛り5を備える文字盤4に開口部が穿設されており、この開口部を通して相応の歯車を読み取ることができる。原則として、これ以外のどのような種類の日付表示でも採用することができ、特に、液晶表示やルミネセンス表示をベースとする日付表示も採用することができる。
時計ケーシング12の内部には、図1に示すような種類の電子制御装置17が配置されている。この電子制御装置17は、一方では、報時信号を受信して日付と時刻を設定する役目をするとともに、電池または蓄電池の充電状態を監視する役目も果たす。
電池電圧測定装置2ならびにモータパルス評価装置3は、直接的(電池電圧測定装置2)ないし間接的(モータパルス評価装置3)に電池1の充電状態を監視する。たとえば、電池1の電池電圧が一定の値だけ定格電池電圧を下回っていることを電池電圧測定装置2が確認すると、電池電圧測定装置2は調節装置14に電池交換の必要性を知らせる。代替的または追加的に、モータパルス評価装置3は、モータ18の運動のために必要な電流パルスを評価する。たとえば、特定のモータ運動について必要な電流パルスの数が所定の定格パルス数を超えていることをモータパルス評価装置3が確認すると、モータパルス評価装置3はその情報を調節装置14へ転送する。
電池交換の実行は、たとえば電池電圧測定装置2によって確認することができ、すなわち、電池電圧が負荷のもとでも閾値より上に保たれることによって確認できる。この閾値は、たとえば電池1の定格電圧を一定の値だけ上回る電圧値であってよい。
当然ながら、液晶ディスプレイまたは秒針を通じての表示により、操作部材を介して最新の暦日を設定するという可能性も排除されるものではない。入力の後、暦日表示10,11が基準位置から現在の日にちに合わせて設定される。
2 電池電圧測定装置
3 モータパルス評価装置
4 文字盤
5 分目盛り
6 分針
7 時針
8 秒針
9 リュウズ
10 曜日表示
11 日にち表示
13 時計
14 調節装置
15 記憶装置
16 電子制御装置
17 1つまたは複数の指針用モータ
Claims (21)
- 時計、特に電波時計で電池交換の後に日付表示を設定する方法において、
a.電池交換の必要性を確認する方法ステップと、
b.日付表示を所定の基準位置に移す方法ステップと、
c.電池交換が行われたことを確認する方法ステップと、
d.日付表示で現在設定されるべき日付を確認する方法ステップと、
e.基準位置から、確認された日付を日付表示で設定する方法ステップとを有していることを特徴とする方法。 - 電池交換の必要性は負荷のもとでの電池電圧の直接的な測定によって確認されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 電池交換の必要性はモータ駆動のために必要な制御パルスの評価によって確認されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
- 所定の基準位置は記憶装置に保存されていることを特徴とする、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の方法。
- 電池交換の完了は負荷のもとでの電池電圧の直接的な測定によって確認されることを特徴とする、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の方法。
- 電池交換の完了はモータ駆動のために必要な制御パルスの評価によって確認されることを特徴とする、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の方法。
- 日付表示で現在設定されるべき日付は報時信号送信局から発信される報時信号の受信によって確認されることを特徴とする、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の方法。
- 日付表示で現在設定されるべき日付は少なくとも1つの操作部材を介しての利用者の入力によって確認されることを特徴とする、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の方法。
- 少なくとも1つの前記操作部材を介して、設定されるべき日付を再現する表示装置が制御されることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
- 時計、特に電波時計で電池交換の後に日付表示を設定する装置において、
a.電池交換の必要性を確認するための手段と、
b.日付表示を所定の基準位置に移すための手段と、
c.電池交換が行われたことを確認するための手段と、
d.日付表示で現在設定されるべき日付を確認するための手段と、
e.基準位置を起点として、確認された日付を日付表示で設定するための手段とが設けられていることを特徴とする装置。 - 電池交換の必要性を確認するための前記手段は、負荷のもとで電池電圧を測定する測定装置を含むことを特徴とする、請求項10に記載の装置。
- 電池交換の必要性を確認するための前記手段は、モータ駆動のために必要な制御パルスを評価する評価装置を含むことを特徴とする、請求項10または11に記載の装置。
- 所定の基準位置が保存された記憶装置が設けられていることを特徴とする、請求項10から12までのいずれか1項に記載の装置。
- 電池交換が行われたことを確認するための前記手段は、負荷のもとで電池電圧を測定する測定装置を含むことを特徴とする、請求項10から13までのいずれか1項に記載の装置。
- 電池交換が行われたことを確認するための前記手段は、モータ駆動のために必要な制御パルスを評価する評価装置を含むことを特徴とする、請求項10から14までのいずれか1項に記載の装置。
- 日付表示で現在設定されるべき日付を確認するための前記手段は、報時信号送信局から発信される報時信号を受信する受信装置を含むことを特徴とする、請求項10から15までのいずれか1項に記載の装置。
- 日付表示で現在設定されるべき日付を入力することを利用者に可能にする少なくとも1つの操作部材が設けられていることを特徴とする、請求項10から16までのいずれか1項に記載の装置。
- 少なくとも1つの前記操作部材を介して制御可能な、設定されるべき日付を再現する表示装置が設けられていることを特徴とする、請求項17に記載の装置。
- 前記表示装置は電子式の表示装置および/または機械式の表示装置を含むことを特徴とする、請求項18に記載の装置。
- 前記電子式の表示装置は、フラットディスプレイ、特に液晶ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、またはルミネセンスディスプレイであることを特徴とする、請求項19に記載の装置。
- 前記機械式の表示装置は、時計の目盛りを指すことによって特定の日付を表す時計の指針、特に秒針を含むことを特徴とする、請求項18または19に記載の装置。
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