JP6610698B2 - 時計 - Google Patents

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Description

本発明は、カレンダー情報を表示する時計に関する。
従来、アナログ時計において、指針で日付を表示する時計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の時計では、文字盤の外周表面に、1〜31の数字が表示され、これらの数字を日付針が指示することで日付が表示される。
特許第2852769号公報
ところで、時計では、パーペチュアル時計のように、日付に加えて月や閏年からの経過年(以下、単に経過年とも称す)を表示することが求められる場合があるが、特許文献1の時計では、月や経過年を表示することについては開示されていない。特許文献1の時計において、日付に加えて月や経過年を表示させるには、例えば、日付針に、1日〜31日を示す記号や目盛に加えて、1月〜12月、0年〜3年を示す記号や目盛を指示させることが考えられる。しかしながら、この場合、日付針が指示する記号や目盛の数が多くなり、指示位置の間隔を狭くする必要がある。このため、日付、月、経過年をユーザーが確認しにくくなるという問題がある。
また、充電式電池(二次電池)で駆動する時計の場合、充電式電池の充電量を検出して表示することが求められる場合があるが、特許文献1の時計は、電池が充電式であることも、充電量を表示させることについても開示されていない。このため、カレンダー情報に加えて充電量が表示できる時計が求められている。
本発明の目的は、複数種類のカレンダー情報を分かり易く表示でき、かつ、充電量を表示できる時計を提供することにある。
本発明は、複数種類のカレンダー情報を表示可能な時計であって、二次電池と、前記二次電池の充電量を検出する充電量検出部と、カレンダー情報の種類を指示する第1指針と、前記第1指針が指示する種類のカレンダー情報の値を指示する第2指針と、を備え、前記第1指針は、前記充電量を指示可能に構成されていることを特徴とする。
表示可能なカレンダー情報の種類は、例えば、日、月、閏年からの経過年等であり、カレンダー情報の値は、例えば、0〜31である。
本発明によれば、例えばユーザーが時計のボタン等を操作して、第1指針にカレンダー情報の種類の1つを指示させると、第2指針は、第1指針が指示する種類のカレンダー情報の値を指示する。これにより、ユーザーは、第1指針が指示するカレンダー情報の種類と、第2指針が指示するカレンダー情報の値とに基づいて、カレンダー情報を確認できる。そして、ユーザーは、例えば時計のボタン等を操作して、第1指針が指示するカレンダー情報の種類を切り替えることで、複数種類のカレンダー情報を確認できる。
また、第2指針はカレンダー情報の値(0〜31)を指示すればよいので、例えば、第2指針が、1日〜31日を示す記号や目盛と、1月〜12月を示す記号や目盛と、0年〜3年を示す記号や目盛を指示することで、第2指針のみで複数種類のカレンダー情報(1日〜31日、1月〜12月、0年〜3年)を指示する場合と比べて、第2指針の指示位置の間隔を広くでき、カレンダー情報を分かり易く表示できる。
また、本発明によれば、ユーザーは、時計のボタン等を操作して、第1指針に充電量を指示させることで、充電量を確認できる。
また、本発明では、充電量の指示は、カレンダー情報の種類を指示する第1指針によって行われるため、充電量を指示する専用の指針を別途設ける必要がなく、当該専用の指針を別途設ける場合と比べて、時計が備える指針の数を少なくできる。
また、本発明によれば、第1指針が充電量を指示している際に、例えば、第2指針に特定の種類のカレンダー情報の値を指示させることもできる。この場合、ユーザーは、充電量とカレンダー情報とを同時に確認できる。
本発明の時計において、前記第1指針が指示可能なカレンダー情報の種類は、日、月、閏年からの経過年であり、前記第2指針が指示可能なカレンダー情報の値は、0〜31であることが好ましい。
本発明によれば、第2指針は、0〜31のうち、第1指針が日を指示する場合には、1〜31のいずれかを指示し、第1指針が月を指示する場合には、1〜12のいずれかを指示し、第1指針が経過年を指示する場合には、0〜3のいずれかを指示する。したがって、第2指針は、0〜31の32個の値を指示することで、日、月、経過年の値を示す複数種類のカレンダー情報の値を指示できる。
本発明の時計において、前記第1指針が前記充電量を指示する場合、前記第2指針は、日の値を指示することが好ましい。
本発明によれば、ユーザーは、第1指針が充電量を指示することで、充電量を確認できると共に、カレンダー情報の種類が日であることを確認でき、第2指針が指示する値に基づいて、日の値を確認できる。
このため、ユーザーは、第1指針に充電量を指示させておけば、日の値と充電量を常時確認できるため、時計をさらに使い易くできる。
本発明の時計において、前記第1指針は、曜日を指示可能に構成され、前記第1指針が曜日を指示する場合、前記第2指針は、日の値を指示することが好ましい。
本発明によれば、ユーザーは、第1指針が曜日を指示することで、曜日を確認できると共に、カレンダー情報の種類が日であることを確認でき、第2指針が指示する値に基づいて、日の値を確認できる。
ユーザーは、一般的に、日の値と共に曜日を確認したいと考えることがある。このため、ユーザーが日の値と共に曜日を確認できることで、時計をさらに使い易くできる。
また、本発明によれば、第1指針および第2指針に加えて、曜日を指示する専用の指針を別途設ける必要がないため、当該専用の指針を別途設ける場合と比べて、時計が備える指針の数を少なくできる。
本発明の時計において、前記第1指針は、前記充電量を指示していない場合に、前記充電量が予め設定された閾値未満になると、前記充電量を指示することが好ましい。
本発明によれば、第1指針が充電量を指示していない場合でも、二次電池の充電量が低下して閾値未満になれば、第1指針は自動的に充電量を指示するため、ユーザーは充電量が低下していることを確認できる。これにより、二次電池の充電量が低下していることを確実にユーザーに報知でき、充電がされずにシステムダウンが起こる可能性を低減できる。
本発明の時計において、前記時計は、カレンダー情報の表示機能以外の他の機能を実行可能であり、前記第1指針は、前記他の機能の種類を指示可能に構成され、前記第1指針が前記他の機能の種類を指示する場合に、指示された種類の機能に関する情報を指示する第3指針を備えることが好ましい。
他の機能は、例えばアラーム機能であり、他の機能に関する情報は、例えばアラーム時刻である。
本発明によれば、ユーザーは、第1指針が指示する機能の種類を確認することで、第3指針が何の機能に関する情報を指示しているかを確認できる。
また、本発明によれば、第1指針が他の機能の種類を指示している際に、例えば、第2指針に特定の種類のカレンダー情報の値を指示させることもできる。この場合、ユーザーは、他の機能に関する情報とカレンダー情報とを同時に確認できる。
本発明の時計において、前記他の機能は、前記充電量が予め設定された閾値未満になると、機能の実行が規制されることが好ましい。
本発明によれば、充電量が低下して閾値未満になれば、他の機能の実行が規制されるため、規制されない場合と比べて消費電力を低減でき、システムダウンの可能性を低減できる。また、他の機能が正しく実行されない事態が発生することを防止できる。
本発明の時計において、前記第1指針を駆動する第1駆動手段と、前記第2指針を駆動する第2駆動手段と、操作手段と、前記操作手段に対する操作を検出し、前記操作を検出すると検出信号を出力する検出部と、前記検出信号が入力されると、前記第1駆動手段を制御して、前記第1指針の指示位置を切り替え、前記第1指針がカレンダー情報の種類を指示している場合、前記第2駆動手段を制御して、前記第1指針が指示する種類のカレンダー情報の値を前記第2指針に指示させるカレンダー表示処理部と、を備えることが好ましい。
本発明によれば、ユーザーが操作手段を操作することで、検出部から検出信号が出力され、当該検出信号がカレンダー表示処理部に入力される。そして、カレンダー表示処理部は、第1指針の指示位置を切り替え、第1指針がカレンダー情報の種類を指示している場合、第1指針が指示する種類のカレンダー情報の値を第2指針に指示させる。
これによれば、ユーザーは、確認したい種類のカレンダー情報や充電量を、操作手段を操作することで直ちに確認できる。
本発明の第1実施形態に係るアナログ電子時計の正面図である。 第1実施形態におけるアナログ電子時計の構成を示すブロック図である。 第1実施形態におけるカレンダー表示処理を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるアナログ電子時計の表示例を示す図である。 第1実施形態におけるアナログ電子時計の他の表示例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るカレンダー表示処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るアナログ電子時計の正面図である。 第3実施形態におけるアナログ電子時計の構成を示すブロック図である。 第3実施形態におけるカレンダー表示処理を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるカレンダー表示処理を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係るカレンダー表示処理を示すフローチャートである。 第4実施形態におけるカレンダー表示処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、アナログ電子時計1を示す正面図である。ここで、アナログ電子時計1は、本発明の時計を構成する。
図1に示すように、アナログ電子時計1は、円形の文字板2を備えている。文字板2には、時計表面側から見て、中心から12時方向にずれた位置に円形の第1小窓20が設けられ、中心から6時方向にずれた位置に円形の第2小窓30が設けられている。
また、アナログ電子時計1は、通常の時刻表示を行う基本時計用指針としての時針11、分針12、秒針31を備えている。時針11、分針12は、回転軸が文字板2の中心に位置している。秒針31は、第2小窓30に配置されている。
また、アナログ電子時計1は、回転軸が文字板2の中心に位置しているセンター針である第2指針13を備えている。そして、文字板2の外周表面には、0から31の数字が、外周縁に沿って表示されている。ここで、0から31の数字は、時計表面側から見て、12時位置から右回りに順番に配置されている。なお、1〜31の数字は等間隔で配置されているが、0と1の数字の間隔、および、31と0の数字の間隔は、他の数字の間隔よりも広い。これらの数字を第2指針13が指示することで、日、月、閏年からの経過年(0,+1〜+3)のいずれかの種類のカレンダー情報の値が指示される。
また、アナログ電子時計1は、第1小窓20に配置された第1指針21を備えている。そして、第1小窓20の周囲には、第1小窓20の7時位置の近傍から11時位置の近傍にかけて、11時位置に向かう方向の端部(先端)が太く、7時位置に向かう方向の端部(基端)が細い三日月鎌状の記号22が表示されている。この記号22は二次電池5(図2参照)のパワーインジケーターである。また、第1小窓20の周囲には、第1小窓20の2時位置の近傍に、月を示す「M」の文字が表示され、4時位置の近傍に、経過年を示す「L」の文字が表示されている。
第1指針21は、記号22における二次電池5の充電量(電池残量)に応じた位置を指示することで、充電量を指示する。また、第1指針21は、カレンダー情報の種類を指示する。すなわち、第1指針21は、記号22を指示することで、充電量を指示すると共に、カレンダー情報の種類が日であることを指示する。また、第1指針21は、「M」を指示することで、カレンダー情報の種類が月であることを指示する。また、第1指針21は、「L」を指示することで、カレンダー情報の種類が経過年であることを指示する。
また、アナログ電子時計1には、外部操作部材であるリューズ3と、同じく外部操作部材であるボタン4とが設けられている。ここで、ボタン4は本発明の操作手段を構成する。
図2は、アナログ電子時計1の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、各指針11〜13,21,31は、4つのステップモーターでそれぞれ駆動される。すなわち、秒針31は、秒針用ステップモーター41で駆動され、時針11、分針12は、時分針用ステップモーター42で駆動され、第1指針21は、第1指針用ステップモーター43で駆動され、第2指針13は、第2指針用ステップモーター44で駆動される。ここで、第1指針用ステップモーター43は本発明の第1駆動手段を構成し、第2指針用ステップモーター44は本発明の第2駆動手段を構成する。なお、秒針31、時針11、分針12は、共通のステップモーターで駆動されていてもよい。
また、アナログ電子時計1は、発電装置であるソーラーパネル6と、ソーラーパネル6で発電された電気エネルギーが充電される二次電池5を備えている。二次電池5は、アナログ電子時計1の電源を構成する。
また、各ステップモーター41〜44の駆動制御を行うために、アナログ電子時計1には、駆動制御回路50が内蔵されている。
駆動制御回路50は、第1スイッチ検出部51、第2スイッチ検出部52、機能処理部53、時刻針駆動制御部54、第1指針駆動制御部55、第2指針駆動制御部56、カレンダー情報記憶部57、充電量検出部58を備えている。
第1スイッチ検出部51は、ボタン4の押し込み操作を検出し、押し込み操作があった場合にその検出信号を機能処理部53に出力する。ここで、第1スイッチ検出部51は本発明の検出部を構成する。
第2スイッチ検出部52は、リューズ3の操作を検出し、操作があった場合に操作に応じた検出信号を機能処理部53に出力する。
時刻針駆動制御部54は、水晶振動子等の基準信号発生回路から出力される基準信号(例えば1Hzの信号)を利用してモーター駆動パルスを出力し、秒針用ステップモーター41、時分針用ステップモーター42を制御して、時針11、分針12、秒針31の駆動を制御する。
第1指針駆動制御部55は、基準信号発生回路から出力される基準信号を利用してモーター駆動パルスを出力し、第1指針用ステップモーター43を制御して、第1指針21の駆動を制御する。
第2指針駆動制御部56は、基準信号発生回路から出力される基準信号を利用してモーター駆動パルスを出力し、第2指針用ステップモーター44を制御して、第2指針13の駆動を制御する。
カレンダー情報記憶部57には、カレンダー情報として、日の値を示す日情報、月の値を示す月情報、経過年の値を示す経過年情報が記憶されている。カレンダー情報記憶部57に記憶されているカレンダー情報は、後述するカレンダー情報設定部533により設定され、また、後述するカレンダー情報更新部534によって更新される。
充電量検出部58は、二次電池5の充電量(電池残量)を検出する。充電量の検出は、例えば、一定時間間隔で行われる。
機能処理部53は、アナログ電子時計1における各種機能の処理を行うものである。機能処理部53は、時刻表示処理部531、カレンダー表示処理部532、カレンダー情報設定部533、カレンダー情報更新部534を備えている。
時刻表示処理部531は、時刻針駆動制御部54を利用し、時針11、分針12、秒針31で現時刻の時分秒を表示させるものである。
カレンダー情報設定部533は、カレンダー情報設定モードにおいて、ボタン4やリューズ3の操作に基づいて、カレンダー情報記憶部57に記憶されたカレンダー情報の値を設定する。なお、具体的なカレンダー情報の設定処理については後述する。
カレンダー情報更新部534は、基準信号発生回路から出力される基準信号を利用して時刻を計時し、時間の経過に応じてカレンダー情報記憶部57に記憶されたカレンダー情報の値を更新する。このため、カレンダー情報記憶部57には、現在の日情報、月情報、経過年情報が記憶されている。
カレンダー表示処理部532は、第1処理部532A、第2処理部532Bを備える。
第1処理部532Aは、第1指針用ステップモーター43を制御して、第1指針21の移動を制御する。
具体的に、第1処理部532Aは、ボタン4が押し込まれ、第1スイッチ検出部51から検出信号が入力されると、第1指針21を移動させ、第1指針21にカレンダー情報の種類、および、充電量検出部58で検出された充電量を切り替えて指示させる。
ここで、第1処理部532Aは、第1指針21にカレンダー情報の種類が日であることを指示させる際、記号22を指示させ、充電量検出部58で検出された充電量を指示させる。
第2処理部532Bは、第2指針用ステップモーター44を制御して、第2指針13の移動を制御する。
具体的に、第2処理部532Bは、第1指針21が指示するカレンダー情報の種類が切り替えられると、カレンダー情報記憶部57に記憶されているカレンダー情報のうち、第1指針21が指示する種類のカレンダー情報の値に対応する数字を、第2指針13に指示させ、当該カレンダー情報の値を指示させる。
[カレンダー情報設定処理]
次に、カレンダー情報記憶部57に記憶されたカレンダー情報の設定処理について説明する。
リューズ3が引き出されると、機能処理部53は、カレンダー情報設定モードに移行する。この状態でボタン4が押されると、第1処理部532Aは、第1指針21を移動させ、記号22、月を示す「M」、経過年を示す「L」を順次指示させる。また、リューズ3が回転操作されると、第2処理部532Bは、第2指針13を移動させる。
そして、カレンダー情報設定部533は、第1指針21が記号22を指示した状態で、リューズ3が回転操作されて第2指針13が移動し、その後リューズ3が押し込まれると、第2指針13が指示している数字の値を、カレンダー情報記憶部57の日情報の値に設定する。
また、カレンダー情報設定部533は、第1指針21が月を示す「M」を指示した状態で、リューズ3が回転操作されて第2指針13が移動し、その後リューズ3が押し込まれると、第2指針13が指示している数字の値を、カレンダー情報記憶部57の月情報の値に設定する。
また、カレンダー情報設定部533は、第1指針21が経過年を示す「L」を指示した状態で、リューズ3が回転操作されて第2指針13が移動し、その後リューズ3が押し込まれると、第2指針13が指示している数字の値を、カレンダー情報記憶部57の経過年情報の値に設定する。
そして、上述したようにリューズ3が押し込まれると、機能処理部53は、通常モードに移行する。
なお、本実施形態では、カレンダー情報設定モードにおいて、リューズ3が回転操作されることで、第2指針13は移動するが、例えば、ボタン4とは別のボタンをアナログ電子時計1に設け、このボタンが押し込まれることで、第2指針13が移動するようにしてもよい。
[カレンダー表示処理]
次に、カレンダー表示処理部532が実行するカレンダー表示処理について説明する。
図3は、カレンダー表示処理を示すフローチャートである。カレンダー表示処理は、機能処理部53が通常モードのときに実行される。
カレンダー表示処理が実行されると、第1処理部532Aは、図1に示すように、第1指針21を移動させて、記号22における充電量に応じた位置を指示させ、充電量を指示させる。また、これにより、カレンダー情報の種類が日であることを指示させる。また、第2処理部532Bは、第2指針13を移動させて、カレンダー情報記憶部57に記憶されている日情報の値(1〜31)に対応した数字を指示させ、当該日情報の値を指示させる。これらにより、日情報が表示される(S11)。なお、この表示状態が、通常時の表示状態となる。
次に、カレンダー表示処理部532は、第1スイッチ検出部51から検出信号が入力されたか否かを判定することで、ボタン4が押されたか否かを判定する(S12)。
S12でNOと判定された場合、第1処理部532Aおよび第2処理部532Bは、S11の処理を継続する。なお、S12でYESと判定されないまま、時間が経過し、カレンダー情報記憶部57に記憶されている日情報の値が更新された場合は、第2処理部532Bは第2指針13を移動させて更新後の日情報の値を指示させる。
一方、S12でYESと判定された場合、第1処理部532Aは、図4に示すように、第1指針21を移動させて、月を示す「M」を指示させ、カレンダー情報の種類が月であることを指示させる。また、第2処理部532Bは、第2指針13を移動させて、カレンダー情報記憶部57に記憶されている月情報の値(1〜12)に対応した数字を指示させ、当該月情報の値を指示させる。これらにより、月情報が表示される(S13)。
次に、カレンダー表示処理部532は、第1スイッチ検出部51から検出信号が入力されたか否かを判定する(S14)。
S14でNOと判定された場合、第1処理部532Aおよび第2処理部532Bは、S13の処理を継続する。なお、S14でYESと判定されないまま、時間が経過し、カレンダー情報記憶部57に記憶されている月情報の値が更新された場合は、第2処理部532Bは第2指針13を移動させて更新後の月情報の値を指示させる。
一方、S14でYESと判定された場合、第1処理部532Aは、図5に示すように、第1指針21を移動させて、経過年を示す「L」を指示させ、カレンダー情報の種類が経過年であることを指示させる。また、第2処理部532Bは、第2指針13を移動させて、カレンダー情報記憶部57に記憶されている経過年情報の値(0〜3)に対応した数字を指示させ、当該経過年情報の値を指示させる。これらにより、経過年情報が表示される(S15)。
次に、カレンダー表示処理部532は、第1スイッチ検出部51から検出信号が出力されたか否かを判定する(S16)。
S16でNOと判定された場合、第1処理部532Aおよび第2処理部532Bは、S15の処理を継続する。なお、S16でYESと判定されないまま、時間が経過し、カレンダー情報記憶部57に記憶されている経過年情報の値が更新された場合は、第2処理部532Bは第2指針13を移動させて更新後の経過年情報の値を指示させる。
一方、S16でYESと判定された場合、カレンダー表示処理部532は、処理をS11に戻し、S11〜S16の処理を繰り返し実行する。
[第1実施形態の作用効果]
ユーザーがボタン4を操作して、第1指針21にカレンダー情報の種類の1つを指示させると、第2指針13は、第1指針21が指示する種類のカレンダー情報の値を指示する。これにより、ユーザーは、第1指針21が指示するカレンダー情報の種類と、第2指針13が指示するカレンダー情報の値とに基づいて、カレンダー情報を確認できる。そして、ユーザーは、ボタン4を操作して、第1指針21が指示するカレンダー情報の種類を切り替えることで、日情報、月情報、経過年情報を確認できる。すなわち、ユーザーは、確認したい種類のカレンダー情報を、ボタン4を操作することで直ちに確認できる。
また、第2指針13はカレンダー情報の値(0〜31)を指示すればよいので、例えば、第2指針13が、1日〜31日を示す記号や目盛と、1月〜12月を示す記号や目盛と、0年〜3年を示す記号や目盛を指示することで、第2指針13のみで日情報、月情報、経過年情報を指示する場合と比べて、第2指針13の指示位置の間隔を広くでき、カレンダー情報を分かり易く表示できる。
第2指針13は、第1指針21が充電量を指示する場合、日情報の値を指示する。このため、ユーザーは、第1指針21が充電量を指示することで、充電量を確認できると共に、カレンダー情報の種類が日であることを確認でき、第2指針13が指示する値に基づいて、日情報を確認できる。すなわち、ユーザーは、第1指針に充電量を指示させておけば、日の値と充電量を常時確認できるため、アナログ電子時計1をさらに使い易くできる。
また、充電量の指示は、カレンダー情報の種類を指示する第1指針21によって行われるため、充電量を指示する専用の指針を別途設ける必要がなく、当該専用の指針を別途設ける場合と比べて、アナログ電子時計1が備える指針の数を少なくできる。これにより、ステップモーターや輪列の数も少なくできる。
第2指針13は、0〜31のうち、第1指針21が日を指示する場合には、1〜31のいずれかを指示し、第1指針21が月を指示する場合には、1〜12のいずれかを指示し、第1指針21が経過年を指示する場合には、0〜3のいずれかを指示する。したがって、第2指針13は、0〜31の32個の値を指示することで、日情報の値、月情報の値、経過年情報の値を指示できる。
[第2実施形態]
第2実施形態のアナログ電子時計では、第1処理部532Aは、充電量検出部58で検出された充電量が予め設定された閾値未満になった場合、第1指針21に充電量を指示させる。その他の構成は、第1実施形態のアナログ電子時計1と同じである。
図6は、第2実施形態におけるカレンダー表示処理を示すフローチャートである。ここで、S11〜S16は、第1実施形態のカレンダー表示処理と同じため、説明を省略する。
第2実施形態のカレンダー表示処理では、S11の処理の後、第1処理部532Aは、充電量検出部58で検出された充電量が、予め設定された閾値未満か否かを判定し、NOと判定した場合、処理をS12に進め、YESと判定した場合、処理をS11に戻す(S21)。
同様に、第1処理部532Aは、S13の処理の後、充電量が閾値未満か否かを判定し、NOと判定した場合、処理をS14に進め、YESと判定した場合、処理をS11に戻す(S22)。また、S15の処理の後、充電量が閾値未満か否かを判定し、NOと判定した場合、処理をS16に進め、YESと判定した場合、処理をS11に戻す(S23)。
これによれば、第1指針21が月を示す「M」または経過年を示す「L」を指示していても、充電量が閾値未満になれば、S22,S23でYESと判定され、処理がS11に戻り、第1指針21は充電量を指示し、第2指針13は日情報の値を指示する。
また、第1指針21が充電量を指示している状態で、充電量が閾値未満になった場合、S21で常にYESと判定され、S11,S21の処理が繰り返されるため、ボタン4が押されても、第1指針21は充電量を継続して指示する。
なお、S21の処理はなくてもよい。この場合、第1指針21が充電量を指示している状態で、充電量が閾値未満になった場合、ボタン4が押されると、S13で月情報が表示される。そして、その直後、S22でYESと判定され、処理がS11に戻り、第1指針21は充電量を指示する。
[第2実施形態の作用効果]
第1指針21が充電量を指示していない場合でも、二次電池5の充電量が低下して閾値未満になれば、第1指針21は自動的に充電量を指示するため、ユーザーは充電量が低下していることを確認できる。これにより、二次電池5の充電量が低下していることを確実にユーザーに報知でき、充電がされずにシステムダウンが起こる可能性を低減できる。
[第3実施形態]
第3実施形態のアナログ電子時計1Aは、カレンダー表示機能以外の他の機能としてアラーム機能を備えている。
図7は、アナログ電子時計1Aを示す正面図である。なお、第1実施形態のアナログ電子時計1と同じ構成については、同じ符号を付与し、説明は省略する。
アナログ電子時計1Aでは、第1小窓20の周囲において、月を示す「M」の文字は、第1小窓20の5時位置の近傍に表示され、経過年を示す「L」の文字は、第1小窓20の7時位置の近傍に表示されている。そして、第1小窓20の1時位置の近傍から4時位置の近傍にかけて、七曜の日曜日から土曜日を示す「S」、「M」、「T」、「W」、「T」、「F」、「S」の文字が表示されている。また、第1小窓20の12時位置の近傍には、アラーム機能を示す「AL」の文字が表示されている。
第1指針21は、七曜を示す「S」〜「S」を指示することで、曜日を指示する。
また、第1指針21は、カレンダー表示機能以外の他の機能の種類を指示する。本実施形態では、第1指針21は、「AL」を指示することで、アラーム機能を指示する。
また、第1指針21は、記号22、「S」〜「S」、「AL」を指示することで、カレンダー情報の種類が日であることを指示する。
また、アナログ電子時計1Aでは、第2小窓30は、文字板2の中心から9時方向にずれた位置に設けられている。そして、文字板2の中心から6時方向にずれた位置には、円形の第3小窓60が設けられている。
そして、第3小窓60には、第1機能針61、第2機能針62が設けられている。機能針61,62は、アラーム時刻の時分を指示する。第1機能針61は、アラーム時刻の時を指示し、第2機能針62は、アラーム時刻の分を指示する。ここで、機能針61,62は、本発明の第3指針を構成する。
図8は、アナログ電子時計1Aの構成を示すブロック図である。
図8に示すように、機能針61,62は、機能針用ステップモーター45で駆動される。また、駆動制御回路50Aは、機能針駆動制御部59を備え、機能針駆動制御部59は、基準信号発生回路から出力される基準信号を利用してモーター駆動パルスを出力し、機能針用ステップモーター45を制御して、機能針61,62の駆動を制御する。
アナログ電子時計1Aでは、第1処理部532Aは、ボタン4が押されると、第1指針21を移動させ、第1指針21に、曜日、月を示す「M」、経過年を示す「L」、充電量、アラーム機能を示す「AL」を切り替えて指示させる。
なお、カレンダー情報記憶部57には、カレンダー情報として、曜日を示す曜日情報が記憶されている。そして、第1処理部532Aは、七曜を示す「S」〜「S」のうち、カレンダー情報記憶部57に記憶されている曜日情報に対応した文字を第1指針21に指示させ、曜日を指示させる。
また、アナログ電子時計1Aの機能処理部53Aは、アラーム機能部535を備えている。
アラーム機能部535は、現時刻が予め設定されたアラーム時刻になると、これを検出し、アナログ電子時計1Aが備える図示しない鳴動装置を利用してユーザーに報知する。
また、アラーム機能部535は、機能針用ステップモーター45を制御して、機能針61,62の移動を制御する。
具体的に、アラーム機能部535は、第1指針21が「AL」を指示する場合、予め設定されたアラーム時刻の時分を、機能針61,62に指示させる。なお、第1指針21が「AL」以外の文字や記号を指示した場合、時刻表示処理部531が、現在時刻の時分を機能針61,62に指示させる。
なお、アラーム時刻は、例えば、第1指針21に「AL」を指示させ、この状態でリューズ3を回転操作して機能針61,62に所定の時刻を指示させることで設定できる。
[カレンダー表示処理]
図9、図10は、第3実施形態のカレンダー表示処理を示すフローチャートである。
カレンダー表示処理が実行されると、第1処理部532Aは、第1指針21を移動させて、七曜を示す「S」〜「S」のうち、カレンダー情報記憶部57に記憶されている曜日情報に対応する文字を指示させ、曜日を指示させる。また、これにより、カレンダー情報の種類が日であることを指示させる。また、第2処理部532Bは、第2指針13を移動させて、カレンダー情報記憶部57に記憶されている日情報の値に対応した数字を指示させ、当該日情報の値を指示させる。また、時刻表示処理部531は、機能針61,62に現在時刻の時分を指示させる(S31)。なお、この表示状態が、通常時の表示状態となる。
次に、機能処理部53Aは、ボタン4が押されたか否かを判定する(S32)。S32でNOと判定された場合、機能処理部53Aは、処理をS31に戻す。
S32でYESと判定された場合、第1処理部532Aは、第1指針21を移動させて、月を示す「M」を指示させる。また、第2処理部532Bは、第2指針13を移動させて、カレンダー情報記憶部57に記憶されている月情報の値に対応した数字を指示させる(S33)。
次に、機能処理部53Aは、ボタン4が押されたか否かを判定する(S34)。S34でNOと判定された場合、機能処理部53Aは、処理をS33に戻す。
S34でYESと判定された場合、第1処理部532Aは、第1指針21を移動させて、経過年を示す「L」を指示させる。また、第2処理部532Bは、第2指針13を移動させて、カレンダー情報記憶部57に記憶されている経過年情報の値に対応した数字を指示させる(S35)。
次に、機能処理部53Aは、ボタン4が押されたか否かを判定する(S36)。S36でNOと判定された場合、機能処理部53Aは、処理をS35に戻す。
S36でYESと判定された場合、第1処理部532Aは、第1指針21を移動させて、充電量を指示させる。また、第2処理部532Bは、第2指針13を移動させて、カレンダー情報記憶部57に記憶されている日情報の値に対応した数字を指示させる(S37)。
次に、機能処理部53Aは、ボタン4が押されたか否かを判定する(S38)。S38でNOと判定された場合、機能処理部53Aは、処理をS37に戻す。
S38でYESと判定された場合、第1処理部532Aは、第1指針21を移動させて、「AL」を指示させ、他の機能の種類がアラーム機能であることを指示させる。また、第2処理部532Bは、第2指針13を移動させて、カレンダー情報記憶部57に記憶されている日情報の値に対応した数字を指示させる。また、アラーム機能部535は、機能針61,62に予め設定されたアラーム時刻の時分を指示させる(S39)。
次に、機能処理部53Aは、ボタン4が押されたか否かを判定し(S40)、NOと判定した場合には、処理をS39に戻し、YESと判定した場合には、処理をS31に戻し、S31〜S40の処理を繰り返し実行する。
[第3実施形態の作用効果]
第1指針21が曜日を指示する場合、第2指針13は、日の値を指示する。このため、ユーザーは、第1指針21が曜日を指示することで、曜日を確認できると共に、カレンダー情報の種類が日であることを確認でき、第2指針13が指示する値に基づいて、日情報を確認できる。これにより、アナログ電子時計1Aをさらに使い易くできる。また、曜日を指示する専用の指針を別途設ける必要がないため、当該専用の指針を別途設ける場合と比べて、アナログ電子時計1Aが備える指針の数を少なくできる。
また、ユーザーは、第1指針21が「AL」を指示していることを確認することで、機能針61,62がアラーム時刻を指示していることを確認できる。
また、第1指針21が「AL」を指示している際に、第2指針13は日情報の値を指示するため、ユーザーは、アラーム時刻と日情報とを同時に確認できる。
[第4実施形態]
第4実施形態のアナログ電子時計は、第3実施形態のアナログ電子時計1Aの処理に加えて、次の処理を行う。すなわち、第1処理部532Aは、充電量検出部58で検出された充電量が予め設定された閾値未満になった場合、第1指針21に充電量を指示させ、アラーム機能部535の動作を規制する。
図11、図12は、第4実施形態におけるカレンダー表示処理を示すフローチャートである。ここで、S31〜S40は、第3実施形態のカレンダー表示処理と同じため、説明を省略する。
第3実施形態のカレンダー表示処理では、S31の処理の後、第1処理部532Aは、充電量検出部58で検出された充電量が、予め設定された閾値未満か否かを判定する。そして、NOと判定した場合、処理をS32に進め、ボタン4が押されたか否かを判定する。一方、YESと判定した場合、処理をS56に進める(S51)。
また、第1処理部532Aは、同様の判定を、S33,S35,S37,S39の処理の後にも実行する(S52〜S55)。
S56では、第1処理部532Aは、アラーム機能部535の動作を規制する。すなわち、アラーム機能部535が動作している場合には、アラーム機能部535の動作を終了させ、動作していない場合には、動作することを禁止する。そして、第1処理部532Aは、処理をS37に進める。そして、S37で、第1処理部532Aは、第1指針21に充電量を指示させる。
なお、第1処理部532Aは、アラーム機能部535の動作を規制した後、二次電池5が充電され、充電量検出部58で検出された充電量が閾値以上になった場合には、規制を解除する。
また、S54の処理は、第2実施形態のS21の処理と同様に、なくてもよい。
[第4実施形態の作用効果]
第1指針21が充電量を指示していない場合でも、二次電池5の充電量が低下して閾値未満になれば、第1指針21は自動的に充電量を指示するため、ユーザーは充電量が低下していることを確認できる。これにより、二次電池5の充電量が低下していることを、確実にユーザーに報知でき、充電がされずにシステムダウンが起こる可能性を低減できる。
また、充電量が低下して閾値未満になれば、アラーム機能の実行が規制されるため、規制されない場合と比べて消費電力を低減でき、システムダウンの可能性をさらに低減できる。また、アラーム機能が正しく実行されない事態が発生することを防止できる。
[他の実施形態]
なお、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
前記各実施形態では、第1指針21は、カレンダー情報の種類が、日、月、経過年であることを指示可能に構成されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、日、月のみ指示可能に構成されていてもよい。この場合、第2指針13は、1〜31を指示可能に構成されていればよい。
前記各実施形態では、第1指針21が充電量や曜日や「AL」を指示する場合に、第2指針13は、日情報の値を指示しているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、この場合、第2指針13は、日情報の値ではなく、月情報の値や、経過年情報の値や、その他の情報を指示してもよい。なお、この場合は、例えば、第1小窓20の周囲に日を示す記号を表示させ、この記号を第1指針21が指示した場合、第2指針13が日情報の値を指示するようにすればよい。
前記各実施形態では、第2指針13は、0〜31の数字を指示することで、カレンダー情報の値を指示しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、0〜31に対応した記号等を指示することで、カレンダー情報の値を指示してもよい。
前記各実施形態では、第2処理部532Bは、第1指針21が指示するカレンダー情報の種類が切り替えられると、これに連動して、第1指針21が指示する種類のカレンダー情報の値を第2指針13に指示させているが、本発明はこれに限定されない。
すなわち、第2処理部532Bは、第2指針13の移動を、第1指針21に連動させて行わなくてもよい。
例えば、リューズ3が引き出された状態で、第1指針21の指示位置の切り替えが行われるようにし、第2処理部532Bが、リューズ3が押し込まれたタイミングで、第2指針13を移動させるようにしてもよい。
前記第3、第4実施形態では、第1指針21が七曜を示す「S」〜「S」を指示することで、曜日が表示されているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、前記各実施形態において、第1小窓20の周囲にカレンダー情報の種類が曜日であることを示す記号を表示させ、この記号を第1指針21に指示させ、かつ、第2指針13に曜日の値を指示させることで、曜日を表示させてもよい。
また、前記第3、第4実施形態では、機能針61,62は、第1指針21が、曜日、月を示す「M」、経過年を示す「L」を指示している場合、現時刻の時分を指示しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、アラーム時刻等を指示していてもよい。
前記第3、第4実施形態のアナログ電子時計は、カレンダー表示機能以外の他の機能として、アラーム機能を備えているが、アラーム機能とは別の機能を備えていてもよい。また、他の機能を複数備えていてもよい。
この場合、第1指針21は、これらの機能の種類を指示可能に構成され、機能針61,62は、第1指針21が他の機能の種類を指示している場合、指示された種類の機能に関する情報を指示する。
アラーム機能とは別の機能としては、時間を計測するクロノグラフ機能や、予め設定された時間からカウントダウン形式で時間を計測するタイマー機能等が例示できる。この場合、機能針61,62は、例えば、計測時間を指示する。
また、前記第3、第4実施形態では、2本の機能針61,62が設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、機能針が、タイマー機能の計測時間の分のみ指示する場合には、機能針は1本でもよい。
前記各実施形態では、カレンダー情報の値を第2指針13が指示しているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、カレンダー情報の値を秒針31が指示するようにしてもよい。秒針31は、センター針である第2指針13に比べて指示領域が小さいが、0〜31の値であれば、ユーザーが認識可能な範囲で指示できる。
前記実施形態では、カレンダー情報記憶部57に記憶されたカレンダー情報は、カレンダー情報設定処理によって設定されているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、標準電波やGPS(Global Positioning System)衛星から送信される衛星信号等、カレンダー情報を含む電波を外部から受信することで設定してもよい。
1,1A…アナログ電子時計、13…第2指針、2…文字板、20…第1小窓、21…第1指針、22…記号、4…ボタン、43…第1指針用ステップモーター、44…第2指針用ステップモーター、45…機能針用ステップモーター、5…二次電池、50…駆動制御回路、51…第1スイッチ検出部、53…機能処理部、532…カレンダー表示処理部、532A…第1処理部、532B…第2処理部、533…カレンダー情報設定部、534…カレンダー情報更新部、535…アラーム機能部、55…第1指針駆動制御部、56…第2指針駆動制御部、57…カレンダー情報記憶部、58…充電量検出部、59…機能針駆動制御部、61…第1機能針、62…第2機能針。

Claims (10)

  1. 複数種類のカレンダー情報を表示可能な時計であって、
    文字板と、
    時刻を指示する基本時計用指針と、
    前記基本時計用指針とは別に設けられ、カレンダー情報の種類を指示する第1指針と、
    前記基本時計用指針とは別に設けられ、前記第1指針が指示する種類のカレンダー情報の値を指示する第2指針と、を備え、
    前記文字板の外周縁には、カレンダー情報の値として1〜31の数字が表示される
    ことを特徴とする時計。
  2. 複数種類のカレンダー情報を表示可能な時計であって、
    小窓が設けられた文字板と、
    カレンダー情報の種類を指示する第1指針と、
    前記第1指針が指示する種類のカレンダー情報の値を指示する第2指針と、を備え、
    前記小窓の周囲には、カレンダー情報の種類を示す文字が表示され、前記文字板の外周縁には、カレンダー情報の値が表示され、
    前記カレンダー情報の値には、0に対応する記号と、1〜31の数字とが含まれ、
    前記文字板において、前記記号および前記数字の1〜31は、時計表面側から見て12時位置から右回りに順番に配置され、
    前記数字の1〜31は等間隔で配置され、前記記号と前記数字の1との間隔および前記記号と前記数字の31との間隔は、前記数字の1〜31が配置される間隔よりも広い
    ことを特徴とする時計。
  3. 請求項2に記載の時計において、
    前記第1指針が指示可能なカレンダー情報の種類は、日、月、および閏年からの経過年である
    ことを特徴とする時計。
  4. 請求項3に記載の時計において、
    前記第1指針が閏年からの経過年を指示する場合、前記第2指針は0に対応する前記記号および前記数字の1〜3を指示する
    ことを特徴とする時計。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の時計において、
    前記第1指針は、曜日を指示可能に構成され、
    前記第1指針が曜日を指示する場合、前記第2指針は、日の値を指示する
    ことを特徴とする時計。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の時計において、
    前記第1指針は、二次電池の充電量を指示可能である
    ことを特徴とする時計。
  7. 請求項6に記載の時計において、
    前記第1指針が前記充電量を指示する場合、前記第2指針は、日の値を指示する
    ことを特徴とする時計。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の時計において、
    前記数字の1〜12は、日の値と月の値とを兼ねる
    ことを特徴とする時計。
  9. 複数種類のカレンダー情報を表示可能な時計であって、
    文字板と、
    カレンダー情報の種類を指示する第1指針と、
    前記第1指針が指示する種類のカレンダー情報の値を指示する第2指針と、を備え、
    前記文字板の外周縁には、カレンダー情報の値として1〜31の数字が表示され、
    前記第1指針は、曜日を指示可能に構成され、
    前記第1指針が曜日を指示する場合、前記第2指針は、日の値を指示する
    ことを特徴とする時計。
  10. 複数種類のカレンダー情報を表示可能な時計であって、
    文字板と、
    カレンダー情報の種類を指示する第1指針と、
    前記第1指針が指示する種類のカレンダー情報の値を指示する第2指針と、を備え、
    前記文字板の外周縁には、カレンダー情報の値として1〜31の数字が表示され、
    前記第1指針は、二次電池の充電量を指示可能である
    ことを特徴とする時計。
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