JP2005221078A - ジョイントブーツ - Google Patents
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Abstract
【課題】大径側取付け部を精度良く成形できて、アウターケースに対する大径側取付け部のシール性を良くすることができるジョイントブーツを提供する。
【解決手段】大径側取付け部2と小径側取付け部と蛇腹部を設け、大径側取付け部2の内周部に複数の凸部7を設け、大径側取付け部2を蛇腹部5とは別体に形成し、大径側取付け部2に外嵌する嵌合筒部6を蛇腹部5の一端部5Aに延設し、凸部7に、複数の第1肉抜き穴21A,22A,23A,24Aと、複数の21B,22B,23B,24Bとを形成し、隣合う第1肉抜き穴同士を仕切る第1仕切り壁13の幅T2と、隣合う第2肉抜き穴同士を仕切る第2仕切り壁14の幅T5と、凸部7の嵌合周壁部12の肉厚T1とを同一又はほぼ同一に設定してある。
【選択図】 図2
【解決手段】大径側取付け部2と小径側取付け部と蛇腹部を設け、大径側取付け部2の内周部に複数の凸部7を設け、大径側取付け部2を蛇腹部5とは別体に形成し、大径側取付け部2に外嵌する嵌合筒部6を蛇腹部5の一端部5Aに延設し、凸部7に、複数の第1肉抜き穴21A,22A,23A,24Aと、複数の21B,22B,23B,24Bとを形成し、隣合う第1肉抜き穴同士を仕切る第1仕切り壁13の幅T2と、隣合う第2肉抜き穴同士を仕切る第2仕切り壁14の幅T5と、凸部7の嵌合周壁部12の肉厚T1とを同一又はほぼ同一に設定してある。
【選択図】 図2
Description
本発明は、アウターケースに外嵌して取付けられる筒状の大径側取付け部と、シャフトに取付けられる小径側取付け部と、これらを連結する蛇腹部とを設け、前記大径側取付け部の外周面を断面円形状に形成するとともに、前記大径側取付け部の内周部に、径方向内方側に向けて突出する複数の凸部を周方向に分散させて設け、前記アウターケースの外周部に形成した複数の凹部に前記複数の凸部を各別に外嵌可能に構成してあるジョイントブーツに関する。
自動車のドライブシャフト等に設けられる等速ジョイントの一つに、軸方向に位置変更自在で回転力を伝達可能なトリポートタイプの等速ジョイントがある。この等速ジョイントは、図4,図5に示すように、入力側(又は出力側)のシャフト3にローラ付きの3本のトラニオン31を軸直角方向に突設し、出力側(又は入力側)のシャフト40の端部にアウターケース1を設け、アウターケース1の内周部に、ローラ32が転動する3本の溝34を周方向に分散配設して構成してある。33はトリポートである。
冒頭に記載したジョイントブーツはこのような等速ジョイントに対して設けられ、等速ジョイント側への塵埃や異物の侵入を防止するとともに、等速ジョイントの周りのグリースを保持している。前記アウターケース1には、径方向内方側に凹む複数の凹部8を周方向に分散させて設け、ケースの軽量化等を図ってある。これに対応させて、ジョイントブーツの大径側取付け部2の内周部に、径方向内方側に向けて突出する複数の凸部7を周方向に分散させて設けてある。
従来、上記のジョイントブーツは樹脂材で形成されており、特開2001−165188号公報に開示されているように、大径側取付け部の凸部が中実に形成され、大径側取付け部の軸芯方向視での凸部の肉厚が、周方向で隣合う凸部間に位置する大径側取付け部の周壁の肉厚よりもかなり厚くなっていた。
特開2001−165188号公報
上記従来の構成によれば、前記凸部の肉厚が、周方向で隣合う凸部間に位置する大径側取付け部の周壁の肉厚よりもかなり厚いために、大径側取付け部の成形工程で、凸部に対応する樹脂材料の冷却速度が、隣合う凸部間の周壁に対応する樹脂材料の冷却速度よりも遅かった。つまり、大径側取付け部の各部分に対応する樹脂材料が同じ速度で冷却していかず、これが原因で冷却速度が遅い凸部側に歪が出て、凸部を所望の形状に精度よく成形するのが困難であった。その結果、締付けバンド等で大径側取付け部をアウターケースに締付け固定しても、前記凹部と凸部の間に隙間ができてシール性が低下することがあった。
本発明の目的は、大径側取付け部を精度良く成形できて、アウターケースに対する大径側取付け部のシール性を良くすることができるジョイントブーツを提供する点にある。
本発明の特徴は、アウターケースに外嵌して取付けられる筒状の大径側取付け部と、シャフトに取付けられる小径側取付け部と、これらを連結する蛇腹部とを設け、前記大径側取付け部の外周面を断面円形状に形成するとともに、前記大径側取付け部の内周部に、径方向内方側に向けて突出する複数の凸部を周方向に分散させて設け、前記アウターケースの外周部に形成した複数の凹部に前記複数の凸部を各別に外嵌可能に構成してあるジョイントブーツであって、
前記大径側取付け部を前記蛇腹部とは別体に樹脂材又はゴム部材で形成し、前記大径側取付け部に外嵌する嵌合筒部を前記蛇腹部の一端部に延設し、
前記凸部に、前記大径側取付け部の一端面側に開口し前記周方向に並ぶ複数の第1肉抜き穴と、他端面側に開口し前記周方向に並ぶ複数の第2肉抜き穴とを形成し、
隣合う第1肉抜き穴同士を仕切る第1仕切り壁の幅と、隣合う第2肉抜き穴同士を仕切る第2仕切り壁の幅と、前記凸部の嵌合周壁部の肉厚とを同一又はほぼ同一に設定してある点にある。
前記大径側取付け部を前記蛇腹部とは別体に樹脂材又はゴム部材で形成し、前記大径側取付け部に外嵌する嵌合筒部を前記蛇腹部の一端部に延設し、
前記凸部に、前記大径側取付け部の一端面側に開口し前記周方向に並ぶ複数の第1肉抜き穴と、他端面側に開口し前記周方向に並ぶ複数の第2肉抜き穴とを形成し、
隣合う第1肉抜き穴同士を仕切る第1仕切り壁の幅と、隣合う第2肉抜き穴同士を仕切る第2仕切り壁の幅と、前記凸部の嵌合周壁部の肉厚とを同一又はほぼ同一に設定してある点にある。
この構成によれば、凸部に、大径側取付け部の一端面側に開口し前記周方向に並ぶ複数の第1肉抜き穴と、他端面側に開口し記周方向に並ぶ複数の第2肉抜き穴とを形成してあるから、成形工程で凸部に対応する樹脂材料(大径側取付け部をゴム部材で形成する場合はゴム材料)を従来よりも早く冷却させることができる。
また、前記複数の第1肉抜き穴と第2肉抜き穴との間の大径側取付け部分で凸部の嵌合周壁部を支持することができて、前記凸部の嵌合周壁部の肉厚を厚くしなくても済む。
例えば、大径側取付け部の一端面側に開口する肉抜き穴だけを形成し、他端面側に開口する肉抜き穴を形成してない構造では、他端面側に対応する樹脂材料(又はゴム材料)の量が、一端面側に対応する樹脂材料(又はゴム材料)の量よりも多くなり、前記他端面側に対応する樹脂材料(又はゴム材料)の冷却速度が、一端面側に対応する樹脂材料(又はゴム材料)の冷却速度よりも遅くなって冷却後に凸部に歪が出やすくなる不具合があるが、本発明の上記の構成によれば、大径側取付け部を前記蛇腹部とは別体に形成して、一端面側に開口する複数の第1肉抜き穴と、他端面側に開口する複数の第2肉抜き穴とのいずれも形成してあるから、上記の両冷却速度に大きな差が出にくくすることができ、上記の不具合を回避することができる。そして、大径側取付け部を前記蛇腹部とは別体に形成したことで、大径側取付け部に複数の肉抜き穴を形成する際の型抜きを、蛇腹部に邪魔されることなく行うことができる。
しかも、第1仕切り壁の幅と第2仕切り壁の幅と嵌合周壁部の肉厚とを同一又はほぼ同一に設定したことで、第1仕切り壁に対応する樹脂材料(又はゴム材料)の冷却速度と、第2仕切り壁に対応する樹脂材料(又はゴム材料)の冷却速度と、嵌合周壁部に対応する樹脂材料(又はゴム材料)の冷却速度とに大きな差が、より出にくくすることができる。その結果、樹脂材料(又はゴム材料)の冷却速度が異なることに起因する凸部側の歪の発生を防止して、大径側取付け部を所望の形状に精度よく成形しやすくすることができる。
また、蛇腹部の一端部に、大径側取付け部に外嵌する嵌合筒部を延設したことで、嵌合筒部に大径側取付け部を確実に組付けることができる。
大径側取付け部をゴム部材で形成した場合は、アウターケースに対する大径側取付け部の密着性を向上させることができる。
本発明において、前記第1仕切り壁の幅と、隣合う第2肉抜き穴同士を仕切る第2仕切り壁の幅と、前記凸部の嵌合周壁部の肉厚とを、前記周方向で隣合う凸部間に位置する大径側取付け部の周壁の肉厚と同一又はほぼ同一に設定してあると、第1仕切り壁に対応する樹脂材料(又はゴム材料)の冷却速度と、第2仕切り壁に対応する樹脂材料(又はゴム材料)の冷却速度と、嵌合周壁部に対応する樹脂材料(又はゴム材料)の冷却速度と、大径側取付け部の前記周壁に対応する樹脂材料(又はゴム材料)の冷却速度とに大きな差が出にくくすることができる。その結果、樹脂材料(又はゴム材料)の冷却速度が異なることに起因する凸部側の歪の発生を防止して、大径側取付け部を所望の形状に精度よく成形しやすくすることができる。
本発明において、前記複数の第1肉抜き穴と第2肉抜き穴との間の大径側取付け部分の肉厚を、前記第1仕切り壁の幅と、前記第2仕切り壁の幅と、前記嵌合周壁部の肉厚とのいずれよりも厚く設定してあると、例えば、締付けバンドで大径側取付け部をアウターケースに締付け固定したときに、その締付け力を嵌合周壁部に、より確実に伝えることができる。
本発明によれば、大径側取付け部を所望の形状に精度よく成形することができて、例えば締付けバンドで大径側取付け部をアウターケースに締付け固定したときに、アウターケース側の凹部と大径側取付け部側の凸部との間に隙間ができるのを回避でき、アウターケースに対する大径側取付け部のシール性を良くすることができるジョイントブーツを提供することができた。
第1仕切り壁の幅と、隣合う第2肉抜き穴同士を仕切る第2仕切り壁の幅と、前記凸部の嵌合周壁部の肉厚とを、前記周方向で隣合う凸部間に位置する大径側取付け部の周壁の肉厚と同一又はほぼ同一に設定してあると、大径側取付け部を所望の形状に精度よく成形しやすくすることができて、前記シール性をさらに良くすることができる。
複数の第1肉抜き穴と第2肉抜き穴との間の大径側取付け部分の肉厚を、前記第1仕切り壁の幅と、前記第2仕切り壁の幅と、前記嵌合周壁部の肉厚とのいずれよりも厚く設定してあると、例えば、締付けバンドで大径側取付け部をアウターケースに締付け固定したときに、その締付け力を嵌合周壁部に、より確実に伝えることができて、前記シール性をさらに良くすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1,図2,図3,図4に、自動車のトリポートタイプの等速ジョイントに対して設けられるジョイントブーツを示してある。
前記等速ジョイントは、図4,図5に示すように、入力側のシャフト3にローラ付きの3本のトラニオン31を軸直角方向に突設し、出力側のシャフト40の端部にアウターケース1を設け、アウターケース1の内周部に、ローラ32が転動する3本の溝34を周方向に分散配設して構成してある。33はトリポートである。ジョイントブーツは、アウターケース1に外嵌して取付けられる筒状の大径側取付け部2と、シャフト3に取付けられる筒状の小径側取付け部4と、これらを連結する蛇腹部5とから成り、大径側取付け部2と蛇腹部5とを別体に形成し、大径側取付け部2に外嵌固定する嵌合筒部6を蛇腹部5の一端部5Aに延設してある。
そして、蛇腹部5及び小径側取付け部4を熱可塑性エラストマー樹脂材で一体に形成し、大径側取付け部2を蛇腹部5よりも軟らかい樹脂材で形成し、大径側取付け部2にアウターケース1よりも小径の内周部50を設けて、大径側取付け部2をアウターケース1に密着外嵌可能に構成してある。例えば、大径側取付け部2の硬度をJISA硬度で55度〜85度、蛇腹部5の硬度をJISD硬度で40度〜50度に設定することができる(JISK6253に準拠)。大径側取付け部2を構成する樹脂材としてはTPO(Thermo Plastic Olefin)を挙げることができ、一例としてAES(Advanced Elastmer Systems)社のサントプレーン(商品名)がある。蛇腹部5及び小径側取付け部4を構成する樹脂材としてはTPEE、TPOを挙げることができる。
大径側取付け部2の外周部に、嵌合筒部6の内周部に突設した環状凸部51に嵌合する浅い環状溝52を設けてある。そして、大径側取付け部2の外周面2Aを断面円形状に形成するとともに、大径側取付け部2の内周部に、径方向内方側に向けて突出する3個の凸部7を、周方向に120度ごとに均等に分散させて設け、アウターケース1の外周部に形成した3個の凹部8に3個の凸部7を各別に外嵌可能に構成してある。
大径側取付け部2の凸部7は横断面形状がなだらかな山形状に形成されている。そして、前記周方向の凸部7の中心線Lに関して、大径側取付け部2の軸芯方向視で対称な形状に設定され、隣合う凸部7間の円弧状の周壁15と滑らかに連なっている。3個の凸部7の前記中心線Lは、軸芯Oに対して放射状に、かつ、周方向に120度ごとに位置する。
大径側取付け部2と小径側取付け部4とは同芯状で、いずれの外周部にも、締め付けバンド35が巻回される環状溝9,19を形成してある。蛇腹部5は小径側取付け部4側ほど小径のテーパー状に形成され、その中空部がグリース封入空間Sになっている。
図2,図3に示すように、凸部7に、大径側取付け部2の一端面7A側に開口し、中心線Lに関して対称な二対の有底の第1肉抜き穴21A,22A,23A,24A(図2参照)と、他端面7B側に開口し、中心線Lに関して対称な二対の有底の第2肉抜き穴21B,22B,23B,24B(図3参照)とを、大径側取付け部2の軸芯方向中心側の支持壁37(大径側取付け部分に相当、図1参照)を挟んで形成してある。このように、複数の第1肉抜き穴21A,22A,23A,24Aを前記周方向に並ばせるとともに、複数の第2肉抜き穴21B,22B,23B,24Bを前記周方向に並ばせてある。複数の第1肉抜き穴21A,22A,23A,24Aの深さは互いに同一である。また、複数の第2肉抜き穴21B,22B,23B,24Bの深さも互いに同一であり、かつ、複数の第1肉抜き穴21A,22A,23A,24Aの深さと同一になっている。
中心線Lに近い一対の内側の第1肉抜き穴22A,23Aは、大径側取付け部2の外周面2A側が窄まった台形状で、中心線Lから遠い一対の外側の第1肉抜き穴21A,24Aよりも大きく、全ての内周面(底面を除く)が前記軸芯Oと平行になっている。一対の内側の第1肉抜き穴22A,23A同士を仕切る中央の第1仕切り壁13の幅T2はほぼ全長にわたって一定である。
一対の外側の第1肉抜き穴21A,24Aは三角形状で、全ての内周面(底面を除く)が前記軸芯Oと平行になっている。内側の第1肉抜き穴22A(又は23A)と外側の第1肉抜き穴21A(又は24A)を仕切る別の第1仕切り壁13は、前記軸芯方向視で大径側取付け部2の外周面側ほど前記中央の第1の仕切り壁13に近ずく傾斜姿勢になっている。前記別の第1仕切り壁13の幅T2もほぼ全長にわたって一定である。
前記第2肉抜き穴21B,22B,23B,24Bの構造は第1肉抜き穴21A,22A,23A,24Aと同一構造であり、位置や形状が同一である。つまり、大径側取付け部2の軸芯方向視で、第1肉抜き穴21Aと第2肉抜き穴21Bが同一形状で、互いに重なっており、第1肉抜き穴22Aと第2肉抜き穴22Bが同一形状で、互いに重なっており、第1肉抜き穴23Aと第2肉抜き穴23Bが同一形状で、互いに重なっており、第1肉抜き穴24Aと第2肉抜き穴24Bが同一形状で、互いに重なっている。
そして、第1仕切り壁13の幅T2と、隣合う第2肉抜き穴21B,22B,23B,24B同士を仕切る第2仕切り壁14の幅T5と、凸部7の嵌合周壁部12の肉厚T1と、前記周方向で隣合う凸部7間に位置する大径側取付け部2の周壁15の肉厚T4(前記環状溝52が形成されていない周壁部分の肉厚である。図1参照)とを同一又はほぼ同一に設定してある。
また、これらの肉厚等T1,T2,T4,T5よりも、前記軸芯方向における支持壁37の肉厚T3(肉厚は一定である)を厚くして、前記肉厚等T1,T2,T4,T5の2倍の厚さに設定してある。
上記構造のジョイントブーツを等速ジョイントに取付ける場合、図4に示すように、蛇腹部5の嵌合筒部6を大径側取付け部2に外嵌固定するとともに、大径側取付け部2をアウターケース1に外嵌し、小径側取付け部4をシャフト3に外嵌し、大径側取付け部2の環状溝9と小径側取付け部4の環状溝19に締め付けバンド35を締付けて固定する。39は、大径側取付け部2に形成したフランジである。このフランジ39で蛇腹部5の嵌合筒部6の端面を受止めることができる。
[別実施形態]
[1] 前記複数の第1肉抜き穴21A,22A,23A,24Aや、複数の第2肉抜き穴21B,22B,23B,24Bを第6図〜第9図に示すように形成してあってもよい。図6〜図9は、前記大径側取付け部2の一端面の外方側から大径側取付け部2を見た図である。
[1] 前記複数の第1肉抜き穴21A,22A,23A,24Aや、複数の第2肉抜き穴21B,22B,23B,24Bを第6図〜第9図に示すように形成してあってもよい。図6〜図9は、前記大径側取付け部2の一端面の外方側から大径側取付け部2を見た図である。
図6の構造では、凸部7の中心線Lに関して4対の第1肉抜き穴21A,22A,23A,24A,25A,26A,27A,28Aを形成してある。各肉抜き穴は四角形状、台形状、三角形状である。
図7の構造では、凸部7の中心線Lに関して3対の第1肉抜き穴21A,22A,23A,24A,25A,26Aを形成してある。各肉抜き穴は三角形状である。
図8の構造では、凸部7の中心線Lに関して1対の三角形状の第1肉抜き穴21A,22Aを形成してある。
図9の構造では、凸部7の中心線L上に円形の第1肉抜き穴23Aを形成し、その両側に中心線Lに関して2対の第1肉抜き穴21A,22A,24A,25Aを形成してある。2対の第1肉抜き穴は台形状、三角形状である。
図6〜図9の構造では、それぞれの図の大径側取付け部2の他端面側にも、第1実施形態と同様に、前記第1肉抜き穴と同一形状の第2肉抜き穴を第1肉抜き穴と同じ位置に形成してある。つまり大径側取付け部2の軸芯方向視で、各第1肉抜き穴と各第2肉抜き穴が重なる。前記大径側取付け部2の他端面の外方側から大径側取付け部2を見た図については省略する。
そして図6〜図9において、第1仕切り壁13の幅T2と、第2仕切り壁(14)の幅(T5)と、凸部7の嵌合周壁部12の肉厚T1と、前記周方向で隣合う凸部7間に位置する大径側取付け部2の周壁15の肉厚T4(図1参照)とを同一又はほぼ同一に設定してある(符号14,T5の部位は図示せず)。また、これらの肉厚等T1,T2,T4,T5よりも、前記軸芯方向における支持壁37の肉厚T3(肉厚は一定である)を厚くして、前記肉厚等T1,T2,T4,T5の2倍の厚さに設定してある。
[2]前記大径側取付け部2を構成する樹脂材はTPEE(例えば、東洋紡績(株)社製のペルプレン(商品名)、東レーデュポン社製のハイトレル(商品名)であってもよい。大径側取付け部2をCR(クロロプレンゴム)、NBR(ニトリロブタジエンゴム)等のゴム部材で形成してあってもよい。
1 アウターケース
1A 被取付け部
2 大径側取付け部
3 シャフト
4 小径側取付け部
5 蛇腹部
5A 蛇腹部の一端部
6 嵌合筒部
7 凸部
7A 一端面
7B 他端面
8 凹部
12 嵌合周壁部
13 第1仕切り壁
14 第2仕切り壁
15 周壁
21A,22A,23A,24A 第1肉抜き穴
21B,22B,23B,24B 第2肉抜き穴
37 大径側取付け部分
T1 嵌合周壁部12の肉厚
T2 第1仕切り壁の幅
T3 大径側取付け部分37の肉厚
T4 周壁の肉厚
T5 第2仕切り壁の幅
1A 被取付け部
2 大径側取付け部
3 シャフト
4 小径側取付け部
5 蛇腹部
5A 蛇腹部の一端部
6 嵌合筒部
7 凸部
7A 一端面
7B 他端面
8 凹部
12 嵌合周壁部
13 第1仕切り壁
14 第2仕切り壁
15 周壁
21A,22A,23A,24A 第1肉抜き穴
21B,22B,23B,24B 第2肉抜き穴
37 大径側取付け部分
T1 嵌合周壁部12の肉厚
T2 第1仕切り壁の幅
T3 大径側取付け部分37の肉厚
T4 周壁の肉厚
T5 第2仕切り壁の幅
Claims (3)
- アウターケースに外嵌して取付けられる筒状の大径側取付け部と、シャフトに取付けられる小径側取付け部と、これらを連結する蛇腹部とを設け、前記大径側取付け部の外周面を断面円形状に形成するとともに、前記大径側取付け部の内周部に、径方向内方側に向けて突出する複数の凸部を周方向に分散させて設け、前記アウターケースの外周部に形成した複数の凹部に前記複数の凸部を各別に外嵌可能に構成してあるジョイントブーツであって、
前記大径側取付け部を前記蛇腹部とは別体に樹脂材又はゴム部材で形成し、前記大径側取付け部に外嵌する嵌合筒部を前記蛇腹部の一端部に延設し、
前記凸部に、前記大径側取付け部の一端面側に開口し前記周方向に並ぶ複数の第1肉抜き穴と、他端面側に開口し前記周方向に並ぶ複数の第2肉抜き穴とを形成し、
隣合う第1肉抜き穴同士を仕切る第1仕切り壁の幅と、隣合う第2肉抜き穴同士を仕切る第2仕切り壁の幅と、前記凸部の嵌合周壁部の肉厚とを同一又はほぼ同一に設定してあるジョイントブーツ。 - 前記第1仕切り壁の幅と、隣合う第2肉抜き穴同士を仕切る第2仕切り壁の幅と、前記凸部の嵌合周壁部の肉厚とを、前記周方向で隣合う凸部間に位置する大径側取付け部の周壁の肉厚と同一又はほぼ同一に設定してある請求項1記載のジョイントブーツ。
- 前記複数の第1肉抜き穴と第2肉抜き穴との間の大径側取付け部分の肉厚を、前記第1仕切り壁の幅と、前記第2仕切り壁の幅と、前記嵌合周壁部の肉厚とのいずれよりも厚く設定してある請求項1又は2記載のジョイントブーツ。
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