JP2005219911A - リフトトラックの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 構成を複雑化させることなく、昇降具を下降させる時に確実に回生電流を得ることができるようにすることを目的とする。
【解決手段】 車体1に昇降可能に支持された運転台3に搭載された積荷及び運転台3自体の位置エネルギを利用して、電力を回生するように構成されたリフトトラックの制御装置において、運転台3の下降速度を回生電流値が所定値X以上となる速度に設定することにより、運転台3を下降させる時に確実に回生が行なわれるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 車体1に昇降可能に支持された運転台3に搭載された積荷及び運転台3自体の位置エネルギを利用して、電力を回生するように構成されたリフトトラックの制御装置において、運転台3の下降速度を回生電流値が所定値X以上となる速度に設定することにより、運転台3を下降させる時に確実に回生が行なわれるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車体に昇降具を備えるリフトトラックの制御装置に関する。
リフトトラックでは、積荷が搭載されるフォーク、積荷と共に運転者が搭乗できる運転台、作業員が搭乗する作業台等の昇降具が、車体に昇降可能に支持されている。昇降具としてフォークが昇降可能に支持されるフォークリフトトラックにおいて、フォークの下降速度は、後掲する特許文献1に開示しているようにレバー操作により連続的に制御される場合と、後掲する特許文献2に示すようなスイッチを用いて段階的に制御される場合がある。
ところで、フォークリフトトラックにおいて、フォークの下降時にフォークや積荷などの位置エネルギを利用して電力を回生しバッテリを充電する、いわゆる下降時回生技術を採用することがあるが、下降速度が低い場合、下降速度を制御するために反って多量の電力が消費されるという問題がある。この問題を解決するために、例えば後掲する特許文献3のように、下降速度が低い場合には回生を行なわないようにする技術が提案されている。
さて、特許文献3の技術においては、フォークの下降時に回生と非回生に状態を切替える電磁弁や、この電磁弁を制御する制御装置が必要であるので、部品点数が多く、構成が複雑になるため、高価になるという課題がある。
本発明は、この従来技術の課題を解決し、構成を複雑化させることなく、フォークなどの昇降具を下降させる時に確実に回生電流を得ることができるようにすることを目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、車体に昇降可能に支持された昇降具の位置エネルギを利用して、電力を回生するように構成されたリフトトラックの制御装置において、上記昇降具の下降速度が、少なくとも回生電流値が所定値以上となる速度に設定されることを特徴とする技術的手段を採用するものである。もちろん、ここでいう所定値とは0よりも大きな値である。
これによれば、昇降具の下降速度が、回生電流値が所定値以上となる速度であるので、昇降具の下降時には確実に回生電流を得ることができる。更に、回生/非回生の切替えをする必要がないので、回生/非回生の切替えをするための電磁弁、これを介在させた複雑な還流路、及び電磁弁を制御する制御装置などを設ける必要がなく、構成を簡単にすることができ、安価に製造できる。
本発明においては、上記昇降具の下降を多段階的に操作する操作具が操作されるのに従い、上記下降速度を制御する速度制御手段を備え、上記速度制御手段が、上記昇降具の最低の下降速度に対応する上記操作具の第1段の操作に従って、上記下降速度を回生電流値が所定値以上である下降目標速度となるように制御することを特徴とする技術的手段を採用することができる。
これによれば、操作具の最低の下降速度に対応する第1段の操作はもちろんのこと、これよりも下降速度の速い第2段、第3段といった操作についても、確実に所定値以上の回生電流を得ることができる。尚、昇降具の下降を多段階的に操作する操作具は、車体に設けられても、昇降具に設けられてもよい。又、操作具の操作の段階は少なくとも2段以上であればよく、例えば数百段として実質上、連続的な操作がなされる操作具であってもよい。
以上に説明したように、本発明によれば、簡単な構成でありながら、昇降具の下降時には確実に所定値以上の回生電流を得ることができる。
図2は本発明の実施例に係るリフトトラックの斜視図である。図2に示すように、このリフトトラックはオーダピッキングトラックと呼ばれるフォークリフトトラックの一種であり、車体1の前後方向中央部に立設されたマスト2に運転台3が昇降可能に支持され、マスト2に設けた左右のリフトシリンダ4により運転台3を昇降させる。又、この運転台3の下側には、車体1の後方に向けて左右のフォーク5が固定されている。
図2に示すように、運転台3は、運転者が搭乗するフロア31と、フロア31の前端部の左右各隅部から立ち上げた左右の隅柱32と、左右の隅柱32の上端に固定され、フロア31の上方に配置されるヘッドガード33と、左右両隅柱32の中間高さ部に固定されたインストルメントパネル34を備え、このインストルメントパネル34に、ステアリングハンドル6と操作具ユニット7が設けられる。
操作具ユニット7は、図3の正面図に示すように、インストルメントパネル34に固定される取付枠71と、該取付枠71に左右軸心回りに回転可能に支持させたアクセラレータ72と、アクセラレータ72に連結された支持枠73と、この支持枠73に組付けられた上昇操作具74及び下降操作具75を備える。上昇操作具74は2段押しボタンスイッチからなり、この上昇操作具74を押すと先ず低速上昇指令を生成し、更に上昇操作具74を押し込むと高速上昇指令を生成するように構成されている。又、下降操作具75も2段押しボタンスイッチからなり、この下降操作具75を押すと先ず低速下降指令を生成し、更に下降操作具75を押し込むと高速下降指令を生成するように構成されている。
図4はこの実施例の回路図である。図4に示すように、油圧回路8は、作動油タンク81、油圧ポンプ82、リフトバルブ83、及びこれらを接続する油圧配管84から構成され、リフトバルブ83とリフトシリンダ4とを接続する配管部分(後述する第3配管部分843の一部)を除き、車体1に設けられる。尚、図4に示す10は、油圧ポンプ82に直結されたモータであり、同じく車体1に設けられる。
リフトバルブ83は、油圧ポンプ82からリフトシリンダ4方向へは自由に作動油が流れ、リフトシリンダ4から油圧ポンプ82方向へは作動油が流れないように逆止弁が設けられた逆止流路831と、リフトシリンダ4から油圧ポンプ82方向へ自由に作動油が流れる直結流路832とを備える電磁弁からなり、油圧ポンプ82とリフトシリンダ4を逆止流路831で接続する状態(以下、逆止状態という。)と、直結流路832で接続する状態(以下、直結状態という。)のいずれかに切替えられる。
油圧配管84は、作動油タンク81と油圧ポンプ82を接続する第1配管部分841、油圧ポンプ82とリフトバルブ83を接続する第2配管部分842、及びリフトバルブ83とリフトシリンダ4を接続する第3配管部分843を備えている。この第3配管部分843は分岐配管で構成され、その分岐点と一方のリフトシリンダ4の間に、左右のリフトシリンダ4の伸縮を同期させるためにヒューズバルブ85を介在させてある。
一方、車体1に搭載された制御装置9には、図4に示すように、上昇操作具74、下降操作具75から上昇指令(低速、高速)、下降指令(低速、高速)が入力され、これに従って制御装置9は、リフトバルブ83のソレノイドとモータ10とを制御する。尚、モータ10には回転数を検出する回転センサ11が付設されており、この回転センサ11の出力も制御装置9に入力される。
上昇操作具74及び下降操作具75が共に操作されない時には、制御装置9は、モータ10への電力の供給を停止させ、リフトバルブ83を逆止状態にして、リフトシリンダ4を下降ロックする。
上昇操作具74を浅く押した場合には、制御装置9は、上昇操作具74から与えられた低速上昇指令に基づいて、リフトバルブ83を逆止状態にし、予め定められている上昇目標速度に対応した回転数でモータ10を力行制御する。
上昇操作具74を深く押し込んだ場合には、制御装置9は、リフトバルブ83を逆止状態としたまま、上昇操作具74から与えられた高速上昇指令に基づいて、予め定められている上昇目標速度に対応した回転数でモータ10を力行制御する。
一方、下降操作具75を浅く押した場合には、制御装置9は、下降操作具75から与えられた低速下降指令に基づいて、リフトバルブ83を直結状態にし、予め定められている下降目標速度V1に対応した回転数でモータ10を回生制御する。ここで重要なことは、図1に示すように、下降目標速度V1が所定値X(0よりも大きな値)の回生電流を得ることができる速度に設定されていることであり、こうすることにより得られる回生電流値が所定値Xを下回ることを確実に防止することができる。尚、このような制御装置9の処理が、本発明における速度制御手段に相当する。
下降操作具75を深く押し込んだ場合には、制御装置9は、リフトバルブ83を直結状態としたまま、下降操作具75から与えられた高速下降指令に基づいて、予め定められている下降目標速度V2に対応した回転数でモータ10を回生制御する。ここで、高速下降目標速度V2は、当然のことながら所定値Xよりも大きな回生電流を得ることができる速度に設定されている。
以上のように構成すれば、下降操作具75を浅く押した場合でも、下降操作具75を深く押し込んだ場合でも、運転台3を下降させる時には常に所定値X以上の回生電流を得ることができるようになる。もちろん、運転台3を下降させる時に回生状態と非回生状態に切替える油圧回路などは不要なので、構成が複雑化することはなく、安価に製造することができる。
尚、この実施例では下降速度を低速と高速の2段階で制御しているが、2段以上のスイッチを用いて制御する場合や、レバー操作により多段階で制御する場合にも本発明を適用することができる。又、オーダーピッキングトラックに限らず、他の形態のフォークリフトトラックやリフトトラックにも本発明を適用することができる。
1 車体
2 マスト
3 運転台
4 リフトシリンダ
5 フォーク
7 操作具ユニット
75 下降操作具
8 油圧回路
9 制御装置
10 モータ
2 マスト
3 運転台
4 リフトシリンダ
5 フォーク
7 操作具ユニット
75 下降操作具
8 油圧回路
9 制御装置
10 モータ
Claims (2)
- 車体に昇降可能に支持された昇降具の位置エネルギを利用して、電力を回生するように構成されたリフトトラックの制御装置において、
上記昇降具の下降速度が、少なくとも回生電流値が所定値以上となる速度に設定されることを特徴とするリフトトラックの制御装置。 - 上記昇降具の下降を多段階的に操作する操作具が操作されるのに従い、上記下降速度を制御する速度制御手段を備え、
上記速度制御手段が、上記昇降具の最低の下降速度に対応する上記操作具の第1段の操作に従って、上記下降速度を回生電流値が所定値以上である下降目標速度となるように制御することを特徴とする請求項1に記載のリフトトラックの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004031795A JP2005219911A (ja) | 2004-02-09 | 2004-02-09 | リフトトラックの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004031795A JP2005219911A (ja) | 2004-02-09 | 2004-02-09 | リフトトラックの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005219911A true JP2005219911A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34995846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004031795A Pending JP2005219911A (ja) | 2004-02-09 | 2004-02-09 | リフトトラックの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005219911A (ja) |
-
2004
- 2004-02-09 JP JP2004031795A patent/JP2005219911A/ja active Pending
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