JP2005219906A - スパイラルフィーダー - Google Patents

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Katsuyoshi Kato
功好 加藤
Akira Yamamoto
朗 山本
Masaru Okawa
勝 大川
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Abstract

【課題】ベルトコンベヤにより所要数山積状態で搬送されてくるワーク中に混在する規定寸法に満たないワークを搬送途中で落下することなく左右一対のスパイラルロールにより、迅速かつ高能率に同一方向に整列させこれを所要数毎に仕切り、次段の装置へ送出するようにした。
【解決手段】本発明のスパイラルフィーダーは、上記課題を解決することを目的とし、ワークを搬送するベルトコンベヤと、左右一対のスパイラルロールと、スパイラルロールの下方に、落下してくるワークを受ける傾斜ワークシューと、ワークを仕切って送出するワーク仕切り送出装置と、ワークが検出されなかった時ベルトコンベヤを再起動するワーク検知装置と、ワークの満杯検知装置からなるスパイラルフィーダーにおいて、左右一対のスパイラル突起部間に、スパイラル突起部より高さの低いワーク落下防止用スパイラル突起部を夫々設けたことを特徴とするスパイラルフィーダー。
【選択図】図1

Description

本発明はベルトコンベヤによって所要数山積状態で搬送されてくるワークをワーク落下防止用スパイラル突起部を設けた左右一対のスパイラルロールにより搬送途中でスパイラルロール間より落下することなく同一方向に整列させて下方の傾斜ワークシュー上に落下し、さらに前記ワークを所要数(1個または複数個)毎に仕切り、次段の装置へ送出するスパイラルフィーダーに関するものである。
従来、鋲螺等の部品を、並列に配設した一対のローラーと、その上方に配設した不整列鋲螺排除ブラシとの組合せによる相乗作用によって同一方向に整列させて移送するようにしたフィーダーとして、例えば特開平7−300221号公報などが公知である。
特開平7−300221号公報
ところが、上記従来技術は、鋲螺等の部品を並列に配設した一対のローラーと、その上方に配設した不整列鋲螺排除ブラシとの組合せによる相乗作用によって同一方向に整列させて移送するようにしたものであるため、一対のローラー以外に鋲螺排除ブラシを必要とし、その分構造が複雑となる問題点があったばかりでなく、鋲螺は一対のローラー上へ個々の状態で供給されてくるものを同一方向に整列させて移送するものであり、山積状態で供給されてくるものを高能率に同一方向に整列させて移送することができない等の問題点があった。
本発明のスパイラルフィーダーは、上記課題を解決することを目的とし、所要数のワークを山積状態で搬送するベルトコンベヤと、前記ベルトコンベヤの終端側に、前記ベルトコンベヤに直交して設けた左右一対のスパイラルロールと、前記左右一対のスパイラルロールの下方に、前記左右一対のスパイラルロールの間から落下するワークを受けて降下可能に傾斜状に配設された傾斜ワークシューと、前記傾斜ワークシューの終端部において、ワークを所要数毎に仕切って送出可能に設けたワーク仕切り送出装置と、前記スパイラルロール間の側方所要部位に、ワークが検出されなかった時ベルトコンベヤの駆動装置を再起動するための光電スイッチ等からなるワーク検知装置を、また前記傾斜ワークシューの終端側所要部位に、ワークが予め設定された数量以上に達したことを検知するためのリミットスイッチ等からなる満杯検知装置をそれぞれ設けたスパイラルフィーダーにおいて、前記左右一対のスパイラルロールの各々のスパイラル突起部間に、前記スパイラル突起部より高さの低いワーク落下防止用スパイラル突起部を夫々設けたことを特徴とする。
本発明に係るスパイラルフィーダーは、所要数のワークを山積状態で搬送するベルトコンベヤと、前記ベルトコンベヤの終端側に、前記ベルトコンベヤに直交して設けた左右一対のスパイラルロールと、前記左右一対のスパイラルロールの下方に、前記左右一対のスパイラルロールの間から落下するワークを受けて降下可能に傾斜状に配設された傾斜ワークシューと、前記傾斜ワークシューの終端部において、ワークを所要数毎に仕切って送出可能に設けたワーク仕切り送出装置と、前記スパイラルロール間の側方所要部位に、ワークが検出されなかった時ベルトコンベヤの駆動装置を再起動するための光電スイッチ等からなるワーク検知装置を、また前記傾斜ワークシューの終端側所要部位に、ワークが予め設定された数量以上に達したことを検知するためのリミットスイッチ等からなる満杯検知装置をそれぞれ設けたスパイラルフィーダーにおいて、前記左右一対のスパイラルロールの各々のスパイラル突起部間に、前記スパイラル突起部より高さの低いワーク落下防止用スパイラル突起部を夫々設けたものであるから、所要数山積状態でベルトコンベヤにより搬送されるワークを、前記ベルトコンベヤーに対し、直交状態に設けた左右一対のスパイラルロールにより同一方向に整列して迅速に下方に位置する傾斜ワークシュー上に払い出し、さらに前記傾斜ワークシューの終端部側に設けたワーク仕切送出装置により、前記ワークを所要数毎に仕切って次段の、例えば加工装置等へ送出することができるので多量のワークを安定した状態で高能率に移送することができるばかりでなく前記山積状態のワーク中に規定寸法に満たない(例えば、ワークの径と巾の差があらかじめ設定された規定寸法より小さい)ワークが混在しているようなことがあっても、前記規定寸法に満たないワークは前記一対のスパイラルロールの各々の突起部間に設けられたワーク落下防止用スパイラル突起部によって受止され、落下を防止し得て何ら支障を来すことなく、同一方向に整列移送することができるものである。また、本発明は装置全体の構成が簡単で部材も少ないので従来のフィーダーに比しきわめて安価に供給することができ、経済効果大なるものである。
本発明は、所要数のワークを山積状態で搬送するベルトコンベヤと、前記ベルトコンベヤの終端側に、前記ベルトコンベヤに直交して設けた左右一対のスパイラルロールと、前記左右一対のスパイラルロールの下方に、前記左右一対のスパイラルロールの間から落下するワークを受けて降下可能に傾斜状に配設された傾斜ワークシューと、前記傾斜ワークシューの終端部において、ワークを所要数毎に仕切って送出可能に設けたワーク仕切り送出装置とからなり、前記スパイラルロール間の側方所要部位に、ワークが検出されなかった時ベルトコンベヤの駆動装置を再起動するための光電スイッチ等からなるワーク検知装置を、また前記傾斜ワークシューの終端側所要部位に、ワークが予め設定された数量以上に達したことを検知するためのリミットスイッチ等からなる満杯検知装置をそれぞれ設けたことを特徴とするスパイラルフィーダーにおいて前記左右一対のスパイラルロールの各々のスパイラル突起部間に、前記スパイラル突起部より高さの低いワーク落下防止用スパイラル突起部を夫々設けたことを特徴とするスパイラルフィーダーを提供する。
以下、図面を参照して本発明に係るスパイラルフィーダーの実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態を示す平面図である。図2は本発明の実施の形態を示す正面図である。図3は本発明の実施の形態を示す側面図である。図4は本発明の実施の形態を示す動作説明図である。図5は本発明の改良前の実施形態を示す動作説明図である。図6は本発明の改良後の実施の形態を示す動作説明図である。
図1〜3において、1はワーク2(例えば、ギヤー用ローラー等のように肉厚パイプ状のもの等)を搬送するベルトコンベヤ、3は前記ベルトコンベヤ1からワーク2が溢れ落ちないようにするためのガイド鉄板、4は左右一対のスパイラルロール、4aは前記左右一対のスパイラルロール4の各々のスパイラル突起部4b間に設けたワーク落下防止用スパイラル突起部であって、前記スパイラルロール4のスパイラル突起部4bより高さが低い、即ち前記スパイラルロール4のスパイラル突起部4bより所定量小さくした径の突起部に形成することにより、規定寸法に満たないワーク2が、前記スパイラルロール4の突起部4b間から落下するのを防止するものである。5は前記スパイラルロール4により整列されその隙間から落下したワーク2を受けて次工程へ案内する傾斜ワークシュー、6は前記ベルトコンベヤ1の駆動装置、7は前記スパイラルロール4を駆動する駆動装置、8はワーク2が検知されなかった時ベルトコンベヤ1の駆動装置7を再起動するための光電スイッチ等からなるワーク検知装置、9は前記傾斜ワークシュー5から流れてきたワーク2が予め設定された数量以上に達したことを検知するためのリミットスイッチ等からなる満杯検知装置、10は前記傾斜ワークシュー5から順次流れてきたワーク2を次工程の要求するタイミングで1個づつ繰り出すためのワーク仕切り送出装置である。
次に図4〜図6によりスパイラルロール4による整列繰り出し動作を説明する。
ベルトコンベヤ1上には順次箱詰めされたワーク2が山積状態で載置され搬送される。ベルトコンベヤ1上のワーク2はスパイラルロール4の側方に配設されたワーク検知装置8によりワーク2が検知されるまで搬送されるから該スパイラルロール4上に所定量のワーク2が供給されてくる。供給されたワーク2は図5のワーク2bに示す如くスパイラル突起部4bに当接する位置にある時は下方のワーク2から順にワーク2の外周が左右のスパイラルロール4の突起部4bに当接して夫々相反する方向の軸方向に前進するように作用しようとするが丁度図5のワーク2aに示す如くスパイラル突起部4b間にワーク2aが位置すると旋回する前にスパイラル突起部4b間から旋回して整列することなく下方に落下する不具合が発生していたが図6のようにスパイラル突起部4b間にワーク落下防止用スパイラル突起部4aを設けたことによりワークは落下することなく丁度90度旋回した所でスパイラルロール4の隙間から自重で下方に落下し斜めに架設されている傾斜ワークシュー5上に落下して次工程のワーク仕切り送出装置10に順次転がり移送される。5aはワーク2が傾斜ワークシュー5から横方向に落下しないためのワークシューガイドである。また前記スパイラルロール4の周速は適宜設定されるものであるが突起部4aで例えば6m/min程度にするとよい。またスパイラルロール4の隙間の設定はワーク巾に0.5〜1mm加えた巾に設定するとよい。これがために図4矢示の如く一方または両方のスパイラルロール4およびワークシューガイド5aを移動自在に構成する。なお、ワーク2は円周方向の直径とワークの巾との差は3mm以上に構成するのが好ましい。スパイラルのピッチは14〜16mmが標準であるのでワーク落下防止用スパイラル突起部4aも同様にワークに応じて適宜そのピッチが選定されることは勿論である。満杯検知装置9はワーク2の満杯を検出すると直ちにスパイラルロール4の駆動装置7およびベルトコンベヤ1の駆動装置6を停止するように制御する。
なお、本実施例では、ギヤー用ローラー等の肉厚パイプ状のワークのフィーダーについて説明したが、これに限らず、他のワークのフィーダーにも適用できることは勿論である。
図1は本発明の実施の形態を示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す正面図である。 本発明の実施の形態を示す側面図である。 本発明の実施の形態を示す動作説明図である。 本発明の改良前の実施形態を示す動作説明図である。 本発明の改良後の実施の形態を示す動作説明図である。
符号の説明
1 ベルトコンベヤ
2 ワーク
3 ガイド鉄板
4 スパイラルロール
4a ワーク落下防止用スパイラル突起部
4b スパイラル突起部
5 傾斜ワークシュー
6 駆動装置
7 駆動装置
8 ワーク検知装置
9 満杯検知装置
10 ワーク仕切り送出装置


Claims (1)

  1. 所要数のワークを山積状態で搬送するベルトコンベヤと、前記ベルトコンベヤの終端側に、前記ベルトコンベヤに直交して設けた左右一対のスパイラルロールと、前記左右一対のスパイラルロールの下方に、前記左右一対のスパイラルロールの間から落下するワークを受けて降下可能に傾斜状に配設された傾斜ワークシューと、前記傾斜ワークシューの終端部において、ワークを所要数毎に仕切って送出可能に設けたワーク仕切り送出装置と、前記スパイラルロール間の側方所要部位に、ワークが検出されなかった時ベルトコンベヤの駆動装置を再起動するための光電スイッチ等からなるワーク検知装置を、また前記傾斜ワークシューの終端側所要部位に、ワークが予め設定された数量以上に達したことを検知するためのリミットスイッチ等からなる満杯検知装置をそれぞれ設けたスパイラルフィーダーにおいて、前記左右一対のスパイラルロールの各々のスパイラル突起部間に、前記スパイラル突起部より高さの低いワーク落下防止用スパイラル突起部を夫々設けたことを特徴とするスパイラルフィーダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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