JP2005218164A - コイルエンドの拡張成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コイルを構成する巻線の絶縁被覆への損傷を最小限に抑えることができるコイルエンドの拡張成形方法を提供すること。
【解決手段】 コイルエンド2aに対する拡張力とコイルエンド2bに対する拡張力との間に1.0kN以上の差が生じている場合には(S2:YES)、拡張力の小さい方のコイルエンドに対する拡張成形を一時的に停止する(S3)。その一方で、拡張力が大きい方のコイルエンドに対する拡張成形は継続する(S4)。そして、拡張成形を一時的に停止したコイルエンドに対する拡張力曲線に変曲点が出現したときに(S5:YES)、拡張成形を一時的に停止していたコイルエンドに対する拡張成形を再開する(S6)。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ステータコアのスロットに挿入されたコイルのうち、ステータコアの両端面から突出するコイルエンドをステータコアの外周方向へ拡張成形するコイルエンドの成形方法に関する。より詳細には、コイルを構成する巻線の絶縁被覆への損傷を最小限に抑えることができるコイルエンドの拡張成形方法に関するものである。
従来より、あらかじめ巻線が巻回されて構成されたコイルを、ステータコアに複数形成されたスロットに挿入することによりステータ等を組み立てる方法がある。この方法では一般に、挿入されるべき複数のコイルを相ごとのグループに分け、各グループ毎にまとめて挿入する。例えば、全部で24個のコイルを挿入する場合には、互いに重なり合わない8個を1グループとして、3回に分けて挿入するのである。このような挿入方法では、例えば、第2グループを挿入する前には、挿入済みの第1グループのコイルのうちステータコアの両端面から突出した両コイルエンドを、第2グループの挿入の障害とならない位置に退避させておく必要がある。
そのために、両コイルエンドを外周方向へ押し出す拡張成形が従来より行われている(例えば、特許文献1参照)。このような拡張成形は、拡張成形型をコイルエンドに当接させて外周方向へ移動させることにより、両コイルエンドを外周方向へ押し出すことにより行われている。
特開平11−27889号公報(第3−4頁、第2,7図)
しかしながら、従来から行われているコイルエンドの拡張成形では、スロットにコイルを挿入したときの両コイルエンドの形状が異なっているにも関わらず、両方のコイルエンドに対する拡張成形が同時に行われる。このため、各コイルエンドに対する拡張力が必要以上に大きくなるとともに不均等になってしまうという問題があった。そのために、コイルエンドの成形量にムラが生じて良好な拡張成形を行うことができなかった。そして、成形量が大きい部分では、巻線の絶縁被覆が損傷する、あるいは損傷しないまでも巻線に余分な負荷がかかるおそれがあった。
なお、スロットにコイルを挿入したときの両コイルエンドの形状が異なってしまうのは、ステータコアのスロットに対してコイルを挿入する際に、ステータコアを水平に固定した状態で、ストリッパと称される挿入治具を使用してコイルを押し上げるようにして挿入するからである。その結果、水平に固定されたステータコアの上方に位置するコイルエンドの高さ(コイル量)と、下方に位置するコイルエンドの高さ(コイル量)とが均等にならず、両コイルエンドの形状が異なってしまうのである。
ここで、上記の問題が発生する理由を図9および図10を用いて説明する。図9は、コイルエンドの拡張成形を行っているときの各コイルエンドの状態を示す図である。図10は、各コイルエンドを拡張する際の拡張力の変化を示すグラフであり、図10(a)が上方のコイルエンド2aに対する拡張力を示し、図10(b)が下方のコイルエンド2bに対する拡張力を示す。なお、以下の説明では、図9(A)に示すように上方のコイルエンド2a(高さH)が下方のコイルエンド2b(高さh)よりもコイル量が多い場合(H>h)を一具体例として説明する。
図9(A)に示すような状態で、各コイルエンド2a,2bに対して同時に拡張成形を行うと、図9(B)に示すように、上方のコイルエンド2aが下方のコイルエンド2bよりもコイル量が多い状態のままで拡張成形が行われる。このとき、図10(a),(b)からわかるように、コイル量の少ない下方のコイルエンド2bに対する拡張力Fdが、上方のコイルエンド2aに対する拡張力Fuより大きくなっている。そして、拡張力FuとFdとの間に1.0kN程度の差が生じている。これは、上下のコイルエンド2a,2bの拡張成形を同時に行っている(同じ時間割合で外周方向へ拡張している)ので、コイル量が少ない下方のコイルエンド2bを拡張する方がより大きな拡張力が必要になるからである。
その後、図9(C)に示すように、コイルがステータコアのスロット内をすべり下方へと少しづつ移動しながら拡張形成が継続される。そして、最終的にはステータコアの上下間でコイル量の差が若干修正された状態で拡張形成が終了する。図9(B)の状態から(C)の状態に移行する間およびその後も、図10(a),(b)からわかるように、下方のコイルエンド2bに対する拡張力Fdが、上方のコイルエンド2aに対する拡張力Fuに比べ0.5〜1.0kN程度常に大きい。そして、下方のコイルエンド2bに対する拡張力Fdは最終的に3.0kNにもなっている。
このように、下方のコイルエンド2bに対する拡張力Fdが上方のコイルエンド2aに対する拡張力Fuよりも常に500N以上大きい状態で拡張成形が行われている。また、下方のコイルエンド2bに対する拡張力Fdが3.0kNに達している。これらのことから、コイルを構成する巻線の絶縁被覆が損傷する、あるいは損傷しないまでも巻線に余分な負荷がかかるおそれがあったのである。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、コイルを構成する巻線の絶縁被覆への損傷を最小限に抑えることができるコイルエンドの拡張成形方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係るコイルエンドの拡張成形方法は、ステータコアのスロットに挿入されたコイルのうち、前記ステータコアの両端面から突出する各コイルエンドをそれぞれ前記ステータコアの外周方向へ拡張成形するコイルエンドの拡張成形方法において、前記各コイルエンドに対する前記ステータコアの外周方向への拡張成形を時間差をつけて行うことを特徴とする。
このコイルエンドの拡張成形方法では、各コイルエンドに対する拡張成形を時間差をつけて行うので、拡張成形を行う前において各コイルエンドの形状が異なっていても、各コイルエンドに対する拡張力を均一にすることができる。例えば、水平に固定されたステータコアの上方に位置するコイルエンドの高さが、下方に位置するコイルエンドの高さよりも高い場合には、次にようにして各コイルエンドに対する拡張成形を行えばよい。
すなわち、まず、下方に位置するコイルエンドに対する拡張成形を開始する。そうすると、下方に位置するコイルエンドに対する拡張成形により、コイル全体が下方へ移動する。そのため、上方に位置するコイルエンドの高さが低くなる。その後、両方のコイルエンドの高さがほぼ等しくなる。このときに、上方に位置するコイルエンドに対する拡張成形を開始する。これにより、各コイルエンドに対する拡張成形に時間差がつく。その結果、両方のコイルエンドの高さがほぼ等しくなった状態から両方のコイルエンドに対する拡張成形が行わるので、各コイルエンドに対する拡張力を均一にすることができる。また、従来の拡張成形方法に比べ、下方に位置するコイルエンドに対する最終的な拡張力を小さくすることができる。したがって、各コイルエンドに対する成形量を均一にすることができ、コイルを構成する巻線の絶縁被覆へ損傷を与えることを防止することができる。
また、上記課題を解決するためになされた本発明に係るコイルエンドの拡張成形方法は、ステータコアのスロットに挿入されたコイルのうち、前記ステータコアの両端面から突出する各コイルエンドをそれぞれ前記ステータコアの外周方向へ拡張成形するコイルエンドの拡張成形方法において、前記各コイルエンドに対する拡張成形を開始した後、前記各コイルエンドに対する拡張力に所定値以上の差が生じた際に、前記拡張力が小さい方のコイルエンドの拡張成形を一時的に停止することを特徴とする。
各コイルエンドに対する拡張成形を開始した後に、各コイルエンドに対する拡張力に所定値以上(例えば、約1.0kN以上)の差が生じた場合には、拡張成形を行う前において各コイルエンドの形状が異なっていたと考えられる。このような場合に、両コイルエンドに対する拡張成形を継続すると、巻線(コイル)に対して余分な負荷がかかるため、巻線が伸びたり、絶縁被覆が損傷する可能性が高い。
そこで、このコイルエンドの拡張成形方法では、各コイルエンドに対する拡張力に所定値以上(例えば、1.0kN以上)の差が生じると、拡張力が小さい方のコイルエンドの拡張成形を一時的に停止する。これにより、巻線(コイル)に対して余分な負荷がかかることを防止することができる。その結果、巻線が伸びたり、絶縁被覆が損傷することを防止することができる。
そして、このコイルエンドの拡張成形方法においては、前記拡張力が小さい方のコイルエンドの拡張力に変曲点が出現した場合に、一時的に停止していた拡張成形を再開することが望ましい。
拡張力が小さい方のコイルエンドに対する拡張成形を一時的に停止している間、拡張力が大きい方のコイルエンドに対してのみ拡張形成を行うと、拡張力が大きい方のコイルエンドは外周方向へ拡張されるととともに、コイルが拡張力が大きい方のコイルエンド側に移動する。コイルが拡張力が大きい方のコイル側へ移動している間は、拡張力が小さい方のコイルエンドに対する拡張力はほとんど変化しない。その後、両コイルエンドの高さがほぼ等しくなると、コイルは拡張力が大きい方のコイルエンド側へ移動しなくなり、拡張力が小さい方のコイルエンドがステータコア内周側に引き寄せられる。このため、拡張成形を一時的に停止していた拡張力が小さい方のコイルエンドに対する拡張力が変化する(大きくなる)。この拡張力が変化するところが変曲点である。したがって、この変曲点が出現したときには、両方のコイルエンドの高さ(形状)がほぼ等しくなっていると考えられる。
そこで、このコイルエンドの拡張成形方法では、拡張力が小さい方のコイルエンドの拡張力に変曲点が出現した場合に、一時的に停止していた拡張成形を再開するのである。これにより、両方のコイルエンドの高さ(形状)がほぼ等しくなっている状態で、両方のコイルエンドに対する拡張成形を行うことができるとともに、最初に拡張力が大きかった方のコイルエンドに対する最終的な拡張力を小さくすることができる。このため、このコイルエンドの拡張成形方法によれば、巻線(コイル)に対して余分な負荷がかからないため、巻線が伸びたり、絶縁被覆が損傷することを防止することができる。
また、本発明に係るコイルエンドの拡張成形方法においては、前記拡張成形型が前記ステータコアの径方法へ所定量だけ移動した後に、前記各コイルエンドに対する拡張力に所定値以上の差が生じた場合には、その時点で拡張力が大きい方のコイルエンドの拡張成形を一時的に停止することが望ましい。
各コイルエンドの拡張成形を行う拡張成形型がステータコアの径(外周)方法へ所定量だけ移動した後(つまり、あらかじめ定められたストロークエンド量に達した後)に、各コイルエンドに対する拡張力に大きな差があると、巻線(コイル)に対して余分な負荷がかかり、巻線が伸びたり、絶縁被覆が損傷するおそれが高くなる。
そこで、このコイルエンドの拡張成形方法では、各コイルエンドの拡張成形を行う拡張成形型がステータコアの径方法へ所定量だけ移動した後(つまり、あらかじめ定められたストローク量に達した後)に、各コイルエンドに対する拡張力に所定値以上の差が生じた場合には、その時点で拡張力が大きい方のコイルエンドの拡張成形を一時的に停止するようにしている。これにより、各コイルエンドに対する拡張力の差を所定範囲内に抑えることができる。したがって、このコイルエンドの拡張成形方法によれば、巻線(コイル)に対して余分な負荷がかからないため、巻線が伸びたり、絶縁被覆が損傷することをより確実に防止することができる。
なお、コイルエンドの拡張成形を一時的に停止するための条件である所定値以上の拡張力の差としては、例えば、200〜300N程度に設定しておけばよい。この程度の拡張力の差であれば、巻線が伸びたり、絶縁被覆が損傷するような負荷が巻線(コイル)にかかることはないからである。
本発明に係るコイルエンドの拡張成形方法によれば、各コイルエンドの拡張成形を時間差をつけて行うので、各コイルエンドに対する成形量を均一にすることができ、コイルを構成する巻線の絶縁被覆への損傷を最小限に抑えることができる。
以下、本発明のコイルエンドの拡張成形方法を具体化した最も好適な実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。コイルエンドの拡張成形は、図1に示すように、水平に固定されたステータコア1に対してコイル拡張成形装置3a,3bを使用して行う。なお、図1は、コイルエンドの拡張成形システムの概略構成図である。
そこで、コイルエンド拡張成形装置について、図2および図3を参照しながら説明する。図2は、コイル拡張成形装置の概略構成を示す断面図である。図3は、図2のコイル拡張成形装置で使用されているコイル拡張成形型を示す平面図、正面図、側面図である。なお、コイル拡張成形装置3a,3bのそれぞれの構成および動作は同一であるので、ここではコイル拡張形成装置3aについて説明する。
コイル拡張成形装置3aは、図2に示すように、コイル拡張成形型10と、アーム11と、フレーム12と、シリンダ17と、テーパ部材15と、ロードセル18とを有している。コイル拡張成形型10は、コイルエンド2aに当接して拡張成形を行うものである。このコイル拡張形成型10は、図3に示すように、略蒲鉾状の拡張部10aとその背面に突出した接続部10bとを有している。拡張部10aの正面側下端は丸みを帯びた形状に突出しており,滑らかな凸部10cが形成されている。また、接続部10bには、ネジ孔10dが形成されている。
そして、コイル拡張成形装置3aにおいては、図4に示すように、拡張成形型10がアーム11とフレーム12によって円周状に配置されて使用される。ここでは、8個のコイルを同時に拡張するための構成としているので、8個のコイル拡張成形型10が等配に取り付けられている。アーム11は略長方形状であり、その内側の端部には、図2に示すように、斜面部11aが形成されている。フレーム12は略円環形状である。図2および図4に示すように、各コイル拡張成形型10は、ネジ13によってアーム11の外側の端部に固定されている。アーム11は、コイル拡張成形型10を外周側としてフレーム12の径方向に配置されている。アーム11の斜面部11aは、図2中、上向きの傾斜面である。またアーム11は、フレーム12に対してその径方向に移動可能に取り付けられている。
また、シリンダ17の先端には、ロードセル18を介してテーパ部材15が取り付けられている。コイル拡張時には、このテーパ部材15は、図2に示すように、シリンダ17の移動に連動して中心軸16の軸方向に、図2中下向きに移動されるようになっている。このとき、ロードセル18により、コイルエンド2aの拡張力が計測されるようになっている。なお、図2中で、中心の一点鎖線より左側は拡張前の状態を示し、右側は拡張後の状態を示している。
なお、コイルエンド2bは、上記と同様の構成を有するコイル拡張成形装置3bによって拡張成形されるようになっている(図1参照)。
このようなコイル拡張成形装置3a,3bを使用して行う本実施の形態に係るコイルエンドの拡張成形方法について、図5に示すフローチャートをも参照しながら説明する。
まず、コイルが挿入されたステータコア1を、コイル拡張成形装置3a,3bの中心軸16に中心を合わせて水平状態にて固定する(図2参照)。このとき、ステータコア1の上下には、コイルエンド2aとコイルエンド2bが突出した状態となっている。次に、テーパ部材15が上昇している状態で、アーム11によってコイル拡張成形型10が取り付けられたフレーム12が、コイルエンド2a,2bの内周側に配置される。このとき、アーム11はフレーム12の中心側へ寄せられている。
次に、シリンダ17を移動させてテーパ部材15をアーム11の斜面部11aに当接させ、中心軸16に沿って下降させる。アーム11は、フレーム12に対して径方向に移動可能なので、テーパ部材15の下降によってフレーム12の外周方向へ押し出される。したがって、コイル拡張成形型10は、アーム11とともにフレーム12の外周方向へ移動させられる。これにより、コイル拡張成形型10の拡張部10aと凸部10cは、コイルのコイルエンド2a,2bの中間部に当接して、各コイルエンド2a,2bを外周方向へ押し出す。すなわち、コイルのコイルエンド2a,2bの中間部は、コイル拡張成形装置3a,3bによって拡張される。かくして、上方のコイルエンド2aおよび下方のコイルエンド2bに対する拡張形成が開始される(S1)。なお、拡張成形が開始された直後の状態が、図2中左半分に示した状態である。
コイルエンド2a,2bに対する拡張成形が開始されると、コイルエンド2aに対する拡張力とコイルエンド2bに対する拡張力との間に1.0kN以上の差が生じているか否かが判断される(S2)。このとき、コイルエンド2aに対する拡張力とコイルエンド2bに対する拡張力との間に1.0kN以上の差が生じていない場合には(S2:NO)、拡張成形を行う前において各コイルエンド2a,2bの形状がほぼ等しい状態であると考えられる。このため、そのような場合には、従来通りの拡張成形が行われる。
具体的には、コイル拡張形成型10の位置が拡張ストロークエンドに到達したか否かが判断される(S20)。そして、コイル拡張形成型10の位置が拡張ストロークエンドに到達している場合には(S20:YES)、各コイルエンド2a,2bに対する拡張成形が停止される(S21)。一方、コイル拡張形成型10の位置が拡張ストロークエンドに到達していない場合には(S20:NO)、S2の処理に戻る。
一方、S2の処理において、コイルエンド2aに対する拡張力とコイルエンド2bに対する拡張力との間に1.0kN以上の差が生じていると判断された場合には(S2:YES)、拡張力の小さい方のコイルエンドに対する拡張成形を一時的に停止する(S3)。具体的には、シリンダ17の移動を停止することにより、コイルエンドの拡張成形を停止する。その一方で、拡張力が大きい方のコイルエンドに対する拡張成形は継続する(S4)。
ここで、コイルエンド2aに対する拡張力とコイルエンド2bに対する拡張力との間に1.0kN以上の差が生じている場合には、拡張成形を行う前において各コイルエンド2a,2bの形状が異なっていたと考えられる。より具体的には、拡張力が大きい方のコイルエンドの高さが、拡張力の小さい方のコイルエンドの高さよりも低い状態になっていたと考えられる。そして、このような状態で、両コイルエンド2a,2bに対する拡張成形を継続すると、巻線(コイル)に対して余分な負荷がかかるため、巻線が伸びたり、絶縁被覆が損傷する可能性が非常に高い。
そこで、本実施の形態に係るコイルエンドの拡張成形方法では、拡張力が小さい方のコイルエンドに対する拡張成形を一時的に停止して、拡張力が大きい方のコイルエンドに対する拡張成形を継続するようにしている(S3,S4)。こうすることにより、巻線(コイル)に対して余分な負荷がかかることを防止することができる。その結果、巻線が伸びたり、絶縁被覆が損傷することを防止することができる。
そして、拡張力が大きい方のコイルエンドは外周方向へ拡張されるととともに、ステータコア1のスロット内でコイルが拡張力の大きい方のコイルエンド側に移動する。その後、両コイルエンドの高さがほぼ等しくなると、コイルは拡張力が大きい方のコイルエンド側へ移動しなくなり、拡張力が小さい方のコイルエンドがステータコア1の内周側に引き寄せられる。このため、拡張成形を一時的に停止していた拡張力が小さい方のコイルエンドに対する拡張力が変化する(大きくなる)。
そこで、本実施の形態に係るコイルエンドの拡張成形方法では、拡張成形を一時的に停止したコイルエンドに対する拡張力曲線(横軸に時間軸をとって拡張力の変化を示した曲線:図7参照)に変曲点が出現したか否かを確認している(S5)。そして、変曲点が出現したときに(S5:YES)、拡張成形を一時的に停止していたコイルエンドに対する拡張成形を再開する(S6)。具体的には、シリンダの18の移動を再開することにより、コイルエンドの拡張成形を再開する。
こうすることにより、両方のコイルエンドの高さ(形状)がほぼ等しくなっている状態で、両方のコイルエンドに対する拡張成形を行うことができる。また、最初に拡張力が大きかった方のコイルエンドに対する最終的な拡張力を小さくすることができる。したがって、巻線(コイル)に対して余分な負荷がかかることをより確実に防止することができるため、巻線が伸びたり、絶縁被覆が損傷することをより確実に防止することができる。
その後、S2において拡張力が大きかった方のコイルエンドの拡張成形を行うコイル拡張成形型10の位置がストロークエンドに到達したか否かが確認され(S7)、ストロークエンドに到達したところで、そのコイルエンドに対する拡張成形が終了する(S8)。また、S2において拡張力が小さかった方のコイルエンドの拡張成形を行うコイル拡張成形型10の位置がストロークエンドに到達したか否かが確認され(S9)、ストロークエンドに到達したところで、そのコイルエンドに対する拡張成形が終了する(S10)。これで、コイルエンド2a,2bに対する拡張成形が終了する。
ここで、上記した方法を用いてコイルエンドの拡張成形を行った場合における、各コイルエンドの状態および各コイルエンドに対する拡張力の変化について、図6および図7を参照しながら説明する。図6は、コイルエンドの拡張成形を行っているときの各コイルエンドの状態を示す図である。図7は、各コイルエンドを拡張する際の拡張力の変化を示すグラフであり、図7(a)が上方のコイルエンド2aに対する拡張力を示し、図7(b)が下方のコイルエンド2bに対する拡張力を示す。なお、図中の破線は従来方法における各拡張力を示している。
なお、以下の説明では、従来方法と比較しやすいようにするため、図6(A)に示すように上方のコイルエンド2a(高さH)が下方のコイルエンド2b(高さh)よりもコイル量が多い場合(H>h)を一具体例として説明する。
まず、図6(A)に示すように、コイルが挿入されたステータコア1が、コイル拡張成形装置3a,3bの中心軸16にその中心を合わせて水平状態で固定される。そして、テーパ部材15が上昇している状態で、アーム11によってコイル拡張成形型10が取り付けられたフレーム12が、コイルエンド2a,2bの内周側に配置される。このとき、アーム11はフレーム12の中心側へ寄せられている。
この状態では、コイル拡張成形型10が各コイルエンド2a,2bに接触していない。このため、図7(a),(b)に示すように、各コイルエンド2a,2bに対する拡張力Fu,Fdは、それぞれゼロである。
そして、シリンダ17を移動させてテーパ部材15をアーム11の斜面部11aに当接させ、中心軸16に沿って下降させることにより、コイル拡張成形型10を外周方向へ移動させる。これにより、上方のコイルエンド2aおよび下方のコイルエンド2bに対する拡張形成が開始される(図5のS1)。その後、図6(B)に示す状態で、図7(a),(b)に示すように、拡張力Fu=1.0kN,Fd=2.0kNとなり、拡張力に1.0kNの差が生じると(図5のS2:YES)、拡張力の小さいコイルエンド2aに対する拡張成形が一時的に停止される一方(図5のS3)、拡張力が大きい方のコイルエンド2bに対する拡張成形は継続される(図5のS4)。
このとき、図7(a)に示すように、拡張成形を停止しているコイルエンド2aに対する拡張力Fuは、ほとんど変化しない。これは、コイルがスロット内を移動しているからである。一方、コイルエンド2bに対する拡張成形は継続されているから、その拡張力Fdは、図7(b)に示すように、増加している。
その後、両コイルエンド2a,2bの高さがほぼ等しくなると、コイルは下方へ移動しなくなり、上方のコイルエンド2aがステータコア1の内周側に引き寄せられる。このため、上方のコイルエンド2aに対する拡張力Fuが変化し、図7(a)に示すように、変曲点Pが出現する(図5のS5:YES)。このときが図6(C)に示す状態である。そうすると、上方のコイルエンド2aに対する拡張成形が再開される(図5のS6)。このとき、上方のコイルエンド2aの拡張ストロークLuと下方のコイルエンド2bの拡張ストロークLdとの間には、Lu<Ldとなる関係が成立している。
そして、各コイルエンド2a,2bに対する拡張成形が行われている状態においては、それぞれのコイルエンドに対する拡張力Fu,Fdの大小関係は、各拡張ストロークLu,Ldの関係によって決まる。具体的には、各拡張ストロークLu,Ldの関係がLu<Ldの場合には、各拡張力の関係はFu<Fdとなる。逆に、各拡張ストロークLu,Ldの関係がLu>Ldの場合には、各拡張力の関係はFu>Fdとなる。したがって、例えば、図6(D)に示す状態では、Lu<Ldとなっているから、図7(a),(b)に示すように、各拡張力の関係はFu<Fdとなる。
その後、各拡張ストロークLu,Ldがあらかじめ定められたストロークエンドに達したら、各コイルエンド2a,2bに対する拡張成形が終了する(図5のS7〜S10)。そして最終的な各拡張力Fu,Fdは、図7(a),(b)に示すように、Fu=2.0kN,Fd=2.3kNとなっている。なお、図中の破線は従来方法における各拡張力を示している。このことから、従来の方法と比べると、コイルエンド2aに対する拡張力Fuを500N、コイルエンド2bに対する拡張力Fdを700N低減することができることがわかる。また、各コイルエンド2a,2bに対する最終的な拡張力の差を、300Nに減少させることができることもわかる。つまり、本実施の形態に係るコイルエンドの拡張成形方法によれば、各コイルエンド2a,2bに対する拡張力の大きさを小さくするとともに、各コイルエンド2a,2bに対する最終的な拡張力の差も小さくすることができる。
ここで、図6(C)に示す状態を経た後に、各拡張ストロークLu,Ldがあらかじめ定められストローク量(ストロークエンドではない)に達し、その時点で各拡張力FuとFdとの間に所定値以上(200〜300N程度)の差が生じた場合には、拡張力が大きい方のコイルエンドの拡張を一時的に停止するとよい。このようにすることにより、図8(a),(b)に示すように、各コイルエンド2a,2bに対する最終的な拡張力の差を、ほとんどなくすことができるからである。
以上、詳細に説明したように本実施の形態に係るコイルエンドの拡張成形方法によれば、コイルエンド2aに対する拡張力とコイルエンド2bに対する拡張力との間に1.0kN以上の差が生じている場合には(図5のS2:YES)、拡張力の小さい方のコイルエンドに対する拡張成形を一時的に停止する(図5のS3)。その一方で、拡張力が大きい方のコイルエンドに対する拡張成形は継続する(図5のS4)。このようにして各コイルエンドの拡張成形に時間差をつけることにより、巻線(コイル)に対して余分な負荷がかかることを防止することができる。その結果、巻線が伸びたり、絶縁被覆が損傷することを防止することができる。
そして、拡張成形を一時的に停止したコイルエンドに対する拡張力曲線に変曲点が出現したときに(図5のS5:YES)、拡張成形を一時的に停止していたコイルエンドに対する拡張成形を再開する(図5のS6)。こうすることにより、両方のコイルエンドの高さ(形状)がほぼ等しくなっている状態で、両方のコイルエンドに対する拡張成形を行うことができるとともに、最初に拡張力が大きかった方のコイルエンドに対する最終的な拡張力を小さくすることができる。したがって、巻線(コイル)に対して余分な負荷がかかることをより確実に防止することができるため、巻線が伸びたり、絶縁被覆が損傷することをより確実に防止することができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、本発明はエンドフォーマ成形に対しても適用することができる。これにより、コイルを構成する巻線が損傷することをより一層確実に防止することができる。
コイルエンドの拡張成形システムの概略構成図である コイル拡張成形装置の概略構成を示す断面図である。 図2のコイル拡張装置で使用されるコイル拡張成形型を示す平面図、正面図、側面図である。 コイル拡張装置におけるコイル拡張形成型の配置状態を説明するための図である。 本実施の形態におけるコイルエンドの拡張成形方法の内容を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るコイルエンドの拡張形成方法により、コイルエンドの拡張成形を行っているときの各コイルエンドの状態を示す図である。 本実施の形態に係るコイルエンドの拡張形成方法により、各コイルエンドを拡張する際の拡張力の変化を示すグラフであり、(a)が上方のコイルエンド2aに対する拡張力を示し、(b)が下方のコイルエンド2bに対する拡張力を示す。 別の形態に係るコイルエンドの拡張形成方法により、各コイルエンドを拡張する際の拡張力の変化を示すグラフであり、(a)が上方のコイルエンド2aに対する拡張力を示し、(b)が下方のコイルエンド2bに対する拡張力を示す。 従来のコイルエンドの拡張成形方法により、コイルエンドの拡張成形を行っているときの各コイルエンドの状態を示す図である。 従来のコイルエンドの拡張成形方法により、各コイルエンドを拡張する際の拡張力の変化を示すグラフであり、(a)が上方のコイルエンド2aに対する拡張力を示し、(b)が下方のコイルエンド2bに対する拡張力を示す。
符号の説明
1 ステータコア
2a コイルエンド(上方)
2b コイルエンド(下方)
3a コイルエンド拡張成形装置(上方)
3b コイルエンド拡張成形装置(下方)
10 コイル拡張成形型
18 ロードセル
Fu コイルエンド2aに対する拡張力
Fd コイルエンド2bに対する拡張力
Lu コイルエンド2aに対する拡張ストローク
Ld コイルエンド2bに対する拡張ストローク

Claims (4)

  1. ステータコアのスロットに挿入されたコイルのうち、前記ステータコアの両端面から突出する各コイルエンドを拡張成形型を用いてそれぞれ前記ステータコアの外周方向へ拡張成形するコイルエンドの拡張成形方法において、
    前記各コイルエンドに対する前記ステータコアの外周方向への拡張成形を時間差をつけて行うことを特徴とするコイルエンドの拡張成形方法。
  2. ステータコアのスロットに挿入されたコイルのうち、前記ステータコアの両端面から突出する各コイルエンドを拡張成形型を用いてそれぞれ前記ステータコアの外周方向へ拡張成形するコイルエンドの拡張成形方法において、
    前記各コイルエンドに対する拡張成形を開始した後、前記各コイルエンドに対する拡張力に所定値以上の差が生じた際に、前記拡張力が小さい方のコイルエンドの拡張成形を一時的に停止することを特徴とするコイルエンドの拡張成形方法。
  3. 請求項2に記載するコイルエンドの拡張成形方法において、
    前記拡張力が小さい方のコイルエンドの拡張力に変曲点が出現した場合に、一時的に停止していた拡張成形を再開することを特徴とするコイルエンドの拡張成形方法。
  4. 請求項3に記載するコイルエンドの拡張成形方法において、
    前記拡張成形型が前記ステータコアの径方法へ所定量だけ移動した後に、前記各コイルエンドに対する拡張力に所定値以上の差が生じた場合には、その時点で拡張力が大きい方のコイルエンドの拡張成形を一時的に停止することを特徴とするコイルエンドの拡張成形方法。
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