JP2017028821A - ステータの製造方法 - Google Patents

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浩也 豊田
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Abstract

【課題】ステータをより小型化できるステータの製造方法を提供する。
【解決手段】ステータコアと、前記ステータコアのティース18にインサータ巻されたステータコイルと、を備えるステータの製造方法であって、前記ステータコアのヨーク20に絶縁材料からなる環状の支持部材16を設置し、前記インサータ巻されてスロットに挿入されたステータコイルのコイルエンド部28を前記支持部材に向かって倒すように成型する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ステータコアと、前記ステータコアのティースにインサータ巻されたステータコイルと、を備えるステータの製造方法に関する。
周知の通り、回転電機のステータは、ステータコアのティースに、ステータコイルを巻回して構成される。こうしたステータコイルの巻回方式の一つとして、インサータ巻というものがある。インサータ巻では、ステータコイルを予め巻回しておき、この巻回されたステータコイルを、ステータコアのスロットに挿入(インサート)する。ステータコイルのコイルエンド部は、スロットにインサートされた後に、成型加工され、その高さが抑えられる。例えば、特許文献1,2には、ステータコイルをインサータ巻したステータが開示されている。
特開2006−217679号公報 特開2006−280157号公報
しかしながら、従来の技術では、ステータコアのヨークと、コイルエンド部との間に、特段の絶縁物が設けられていなかった。そのため、コイルエンド部を成型する際には、ヨークとの間に十分な空間絶縁距離を確保しなければならず、コイルエンド部に十分に圧力をかけることができなかった。結果として、従来の技術では、コイルエンド部、ひいては、ステータを十分に小型化できなかった。
そこで、本発明では、ステータをより小型化できるステータの製造方法を提供することを目的とする。
本発明のステータの製造方法は、ステータコアと、前記ステータコアのティースにインサータ巻されたステータコイルと、を備えるステータの製造方法であって、前記ステータコアのヨークに絶縁材料からなる環状の支持部材を設置し、前記インサータ巻されてスロットに挿入されたステータコイルのコイルエンド部を前記支持部材に向かって倒すように成型する、ことを特徴とする。
本発明によれば、コイルエンド部を環状の支持部材に向かって倒すように成型しているため、コイルエンド部とヨークとの絶縁を確保しつつも、コイルエンド部の高さを抑えることができ、ひいては、ステータをより小型化できる。
本発明の実施形態にかかるステータの構成を示す図である。 図1におけるX−X断面図である。 ステータの製造工程を示すフローチャートである。 ステータの製造過程を示す図である。 ステータの製造過程を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るステータ10の構成を示す図である。また、図2は、図1におけるX−X線での概略断面図である。
回転電機のステータ10は、ステータコア12と、ステータコイル14と、環状支持部材16と、を備えている。ステータコア12は、円環状のヨーク20と、当該ヨーク20の内周側に突き出す複数のティース18と、に大別される。ステータコア12は、軸方向に積層された複数の電磁鋼板(例えばケイ素鋼板)から構成されている。複数のティース18は、所定間隔で、周方向に並んでおり、ティース18とティース18との間には、ステータコイル14が挿入されるスロット22が形成されている。なお、本実施形態では、一つのステータコア12に48個のティース18を設けているが、このティース18の個数は、適宜、変更されてもよい。
ステータコイル14は、三相のコイル、すなわち、U相コイル24U、V相コイル24V、W相コイル24Wを有する(以下、相を区別しない場合は、符号の添字U,V,Wを省略する。他部材も同じ。)。各相のコイル24の一端は、入力端子(図示せず)に接続されており、他端は、中性点(図示せず)において他相のコイルに結線されている。各相のコイル24は、複数の単位コイル25を直列接続することで構成されている。また、各単位コイル25は、一つの巻線を複数のスロット22を跨るように巻回して構成されており、スロット22に挿入される一対の直線部26と、一対の直線部26を連結するべくスロット22間を横断するコイルエンド部28と、を有する。
単位コイル25は、各相ごとにずらして配置されている。例えば、V相の単位コイル25Vは、U相の単位コイル25Uと比べて、2スロット分だけ、ずれて配置され、W相の単位コイル25Wは、V相の単位コイル25Vと比べて、2スロット分だけ、ずれて配置されている。こうしたステータコイル14は、インサータ巻と呼ばれる巻回方法で巻回される。インサータ巻では、予め巻回成形されたコイルを、インサータと呼ばれる機器を用いて、スロット22に挿入する。本実施形態では、後に詳説するように、U相コイル24U、V相コイル24V、W相コイル24Wの順に、スロット22にインサートしており、三相のコイル24U,24V,24Wは、径方向外側から径方向内側に向かって、この順番で並ぶ。なお、図1では、各相コイル24の巻回位置を説明するために、各相コイル24の径方向幅を小さく描いているが、実際には、図2に示すように、各相コイル24の径方向幅は、大きく、その径方向範囲は、互いに重複している。
ステータコア12のヨーク20の軸方向端面(ヨークエンド)には、環状支持部材16が固着されている。環状支持部材16は、樹脂等の絶縁性材料からなる環状部材で、その外径は、ヨーク20の外径より小さく、その内径は、ヨーク20の内径より大きい。環状支持部材16は、当該環状支持部材16に向かって倒されたコイルエンドを支持する。換言すれば、環状支持部材16は、ヨーク20と、コイルエンドとの間に介在し、両者を絶縁する。
次に、こうしたステータ10の製造方法について説明する。図3〜図5を参照して説明する。図3は、ステータ10の製造工程を示すフローチャートである。また、図4、図5は、製造過程を示すイメージ図である。ステータ10を製造する際には、まず、巻線を、公知の巻線機の巻枠に巻き付けて略長円形状に成形し、各相コイル24を成形する(S10)。また、ステータコア12に、環状支持部材16や絶縁紙(図示せず)をセットしておく(S12,S14)。環状支持部材16は、既述した通り、ステータコア12のうち、ヨーク20の軸方向両端(ヨークエンド)に固着される。絶縁紙は、絶縁性材料からなるシート材で、ステータコイル14の直線部26とステータコア12とを絶縁する。この絶縁紙は、スロット22内に挿入される。
この状態になれば、インサータを用いてU相コイル24Uを、スロット22に挿入する(S16)。この挿入の際には、U相コイル24Uの直線部26Uを対応するスロット22に、ステータコア12の下方から挿入する。ただし、上側のコイルエンド部28Uおよび直線部26Uの径方向位置が同じ場合、直線部26Uがスロット22に挿入される前に、コイルエンド部28Uがティース18と干渉してしまう。そこで、U相コイル24Uをスロット22に挿入する際には、まず、図4に示すように、上側のコイルエンド部28Uだけを径方向内側に引っ張って、径方向内側に倒れたような状態とする。この状態で、一対の直線部26Uを、対応するスロット22内に下方から挿し込む。そして、下側のコイルエンド部28Uが、所定の高さ位置に到達するまで、U相コイル24Uを上方へと移動させる。
下側のコイルエンド部28Uが、所定の高さ位置に到達すれば、図5に示すように、径方向内側に引っ張られて倒れている上側のコイルエンド部28Uを、起立させる。これにより上側および下側のコイルエンド部28Uが、複数のスロット22を横断する状態となる。
図5の状態になれば、続いて、コイルエンド部28Uを、径方向外側に倒すように加圧して、コイルエンド部28Uを成型する(S18)。すなわち、コイルを挿入(インサート)した直後の状態では、コイルエンド部28Uは、軸方向に起立した状態(図5に示す状態)となっており、コイルエンド部28Uの軸方向高さが大きい。また、インサータ巻の場合、その後の他相のコイルの挿入作業の容易さ等を考慮し、各コイルを予め整形するに当たって、その周長を挿入後に必要となる寸法よりも十分に長くしておくのが通常であった。結果として、コイルをインサートした直後において、コイルエンド部28Uのステータコア12の端面からの突出高さが、大きくなりがちであった。こうしたコイルエンド部28Uの突出高さを低減するために、コイル挿入後、コイルエンド部28Uを、径方向外側、すなわち、環状支持部材16に向けて倒すように加圧し、コイルエンド部28Uを成型する。
コイルエンド部28Uを成型する際には、例えば、所望の形状の金型で、コイルエンド部28Uを押圧すればよい。このとき、コイルエンド部28Uは、径方向外側に押圧されることになるが、径方向外側には、環状支持部材16が設けられている。そのため、コイルエンド部28Uを強い力で径方向外側に押圧したとしても、当該コイルエンド部28Uが、ヨーク20に接触したり、絶縁が保てないほどヨーク20に近接したりすることがない。換言すれば、環状支持部材16を設けることにより、コイルエンド部28Uとヨーク20との絶縁を確保しつつ、コイルエンド部28Uを強い力で成型することができ、コイルエンド部28Uのステータコア12端面からの突出量を低減できる。また、コイルエンド部28Uを強い力で加圧することにより、巻線の占積率が向上(コイルエンド部28の太さが低減)し、コイルエンド部28Uそのものの太さを低減できる。結果として本実施形態によれば、コイルエンド部28Uの高さを低減でき、ひいては、ステータ10の小型化が可能となる。
U相コイル24Uのコイルエンド部28Uの成型が完了すれば、続いて、V相コイル24Vの挿入、成型(S20、S22)、W相コイル24Wの挿入、成型(S24,S26)を同様の手順で行う。なお、各相コイル24を挿入、成型すれば、図2に示すように、U相コイル24Uのコイルエンド部28U、V相コイル24Vのコイルエンド部28V、W相コイル24Wのコイルエンド部28Wが、径方向に並ぶことになる。この径方向に並ぶコイルエンド部28間の絶縁を確保するために、コイルエンド部28とコイルエンド部28との間に、絶縁紙(図示せず)等の絶縁物が配してもよい。
三相全てのコイル24が挿入・成型できれば、最後に、ステータコイル14を樹脂モールドする(S28)。この樹脂モールドに際しては、コイルエンド部28をヨーク20に対して固定することが望ましい。本実施形態では、コイルエンド部28とヨーク20との間に環状支持部材16を設けているため、コイルエンド部28を、環状支持部材16を介してヨーク20に容易に固定できる。すなわち、環状支持部材16がなく、コイルエンド部28とヨーク20との間に空間が介在する場合には、当該空間に隙間なく、樹脂を流し込まなければならなかった。一方、本実施形態では、コイルエンド部28とヨーク20との間に環状支持部材16が介在するため、比較的少量の樹脂でも、コイルエンド部28をヨーク20に対して固定することができる。結果として、コイルエンド部28の振動耐久性を向上できる。
なお、これまで説明した構成は、一例であり、ヨーク20に環状支持部材16を設けるとともに、インサータ巻されたステータコイル14のコイルエンド部28を、環状支持部材16に向かって倒すように加圧して成型するのであれば、その他の構成は適宜、変更されてもよい。例えば、本実施形態では、環状支持部材16を、中実の環状部材としているが、環状支持部材16の内部に冷媒が流れる流路を形成するようにしてもよい。また、環状支持部材16の形状を、内周側から遠心力により流れる冷媒を、コイルエンドに導くガイドとして機能するような形状としてもよい。また、これまでの説明では、一つの相のコイル24をインサートする度にコイルエンド部28の加圧成型を行っているが、三相全てのコイル24を挿入した後に、コイルエンド部28を加圧成型するようにしてもよい。
10 ステータ、12 ステータコア、14 ステータコイル、16 環状支持部材、18 ティース、20 ヨーク、22 スロット、24 各相コイル、25 単位コイル、26 直線部、28 コイルエンド部。

Claims (1)

  1. ステータコアと、前記ステータコアのティースにインサータ巻されたステータコイルと、を備えるステータの製造方法であって、
    前記ステータコアのヨークに絶縁材料からなる環状の支持部材を設置し、前記インサータ巻されてスロットに挿入されたステータコイルのコイルエンド部を前記支持部材に向かって倒すように成型する、ことを特徴とするステータの製造方法。
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