JP2005218157A - Dc/dcコンバータ及びdc/dcコンバータの制御方法 - Google Patents

Dc/dcコンバータ及びdc/dcコンバータの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 積分制御を用いることなく定常偏差を低減できるとともに、負荷変動や入力電圧変動に対して高速応答を可能にする。
【解決手段】 DC/DCコンバータ10は、直流電源81、トランジスタ82、還流ダイオード83、リアクトル84、抵抗器85、コンデンサ86、抵抗器87、負荷88、制御部11等を備えたバックコンバータである。制御部11は、入力電圧Vi、リアクトル電圧Vrct'及び出力電圧Voutに基づき、出力電圧Voutが目標電圧Vrefに一致するように制御信号ΔDを生成する。リアクトル84での電圧降下Vrct−Voutを用いて制御信号ΔDを生成することは、フィードフォワード制御である。したがって、定常偏差が低減するとともに、応答性も向上する
【選択図】 図1

Description

本発明は、直流電圧を降圧又は昇圧して負荷へ供給するDC/DCコンバータ等に関する。
図8は、従来のDC/DCコンバータを示す回路図である(例えば特許文献1参照)。以下、この図面に基づき説明する。
従来のDC/DCコンバータ80は、トランジスタ82、還流ダイオード83、リアクトル84、抵抗器85、コンデンサ86、抵抗器87、制御部89等を備え、入力側に直流電源81が接続され、出力側に負荷88が接続されている。直流電源81は、入力電圧Vinを供給する。トランジスタ82は、制御信号ΔDに応じてオン・オフすることにより、リアクトル84を介して入力電圧Vinを所定の出力電圧Voutに変換して負荷88へ供給する。還流ダイオード83は、リアクトル84に蓄積されたエネルギを放出する。リアクトル84は、フィルタ要素又はエネルギ蓄積要素として機能する。抵抗器85は、リアクトル84の抵抗成分を等価的に示したものである。コンデンサ86は、リアクトル84とともにローパスフィルタ90を構成する。抵抗器87は、コンデンサ86の抵抗成分を等価的に示したものである。制御部89は、出力電圧Voutが目標電圧Vref(図示せず)に一致するように制御信号ΔDを生成する。
制御部89は、出力電圧Voutを入力し、予め定められた目標電圧Vrefと出力電圧Voutとの差(以下「偏差」という。)に応じて、制御信号ΔDのデューティ比を変えるPWM制御を実行する。例えば、デューティ比をオン時間/(オン時間+オフ時間)とすると、出力電圧Voutが目標電圧Vrefよりも高ければ高いほどデューティ比を小さくし、逆に出力電圧Voutが目標電圧Vrefよりも低ければ低いほどデューティ比を大きくする。これは、制御信号ΔDのデューティ比を偏差に比例した量とする、すなわち比例制御である。しかし、これだけではデューティ比の最小変化に対応する定常偏差が生じてしまう。そこで、比例制御に積分制御を加えて、定常偏差を時間的に累積し、ある大きさになったところでデューティ比を変えることにより、定常偏差を零にしている。このように、従来のDC/DCコンバータ80では、PI制御というフィードバック制御を採用している。
特開平9−28076号公報
しかしながら、従来のDC/DCコンバータ80では、積分制御を用いているので、出力電圧Voutの応答が遅い、出力電圧Voutが振動する等の問題があった。
また、高速応答化を図るために、偏差の2乗をフィードバックするV2制御と呼ばれる技術が知られている。しかし、このV2制御は、比例制御の一種であるため定常偏差が発生する、スイッチング周波数が一定にならない、などの問題がある。なお、スイッチング周波数が一定にならないということは、広範囲の周波数帯を必要とするということである。このとき、スイッチング周波数が高過ぎるとデバイスのスイッチング損失が増加し、効率の低下やデバイス故障の原因となり、逆にスイッチング周波数が低すぎると出力電圧の脈動及びリアクトルやトランスの大型化の原因となる。
そこで、本発明の目的は、積分制御を用いることなく定常偏差を低減できるとともに、負荷変動や入力電圧変動に対して高速応答を可能にするDC/DCコンバータ等を提供することにある。
本発明に係るDC/DCコンバータは、フィルタ要素又はエネルギ蓄積要素として機能するリアクトルと、制御信号に応じて開閉することにより、リアクトルを介して入力電圧を所定の出力電圧に変換して負荷へ供給するスイッチング素子と、少なくともリアクトルでの電圧降下分を用いて、出力電圧が目標電圧に一致するように制御信号を生成する制御部と、を備えたものである(請求項1)。
リアクトルでの電圧降下分を用いて制御信号を生成することは、フィードフォワード制御である。フィードフォワード制御とは、直接外乱を検出し、この外乱の影響が零になるように制御する方法である。このため、フィードフォワード制御は外乱補償法とも呼ばれる。本発明において、出力電圧を不安定にする外乱には、負荷変動や入力電圧変動がある。つまり、負荷変動が発生すると、負荷への供給電流が変化し、これがリアクトルでの電圧降下の変化となって、出力電圧を変化させる。そのため、本発明では、予めリアクトルでの電圧降下を検出して出力電圧の変化を予測し、これにより制御信号を生成するので、積分制御を用いることなく定常偏差を低減できる。
本発明が従来技術よりも応答性を向上できる主な理由は、次のとおりである。(1).積分制御を用いていない。(2).フィードフォワード制御を用いている。フィードフォワード制御は、出力電圧が変化してから動作を開始するフィードバック制御に比べて、応答性に優れている。(3).リアクトルの電圧降下は、そのインダクタンス成分により、電流の微分値となる。
請求項2記載のDC/DCコンバータは、請求項1記載のDC/DCコンバータにおいて、制御信号はPWM信号であり、制御部は、目標電圧と出力電圧との差にリアクトルでの電圧降下分を加味した偏差信号に応じて、PWM信号のデューティ比を変える、というものである。このとき、PWM信号は搬送波信号と直流電圧信号とを比較して得るものであり、制御部は偏差信号に応じて直流電圧信号のレベルを変える、としてもよい(請求項3)。
一般に、デューティ比をオン時間/(オン時間+オフ時間)とすると、出力電圧が目標電圧よりも高ければデューティ比を小さくし、逆に出力電圧が目標電圧よりも低ければデューティ比を大きくする(フィードバック制御)。このとき、例えば、リアクトルでの電圧降下が小さければ、出力電圧の上昇が予想されるのでデューティ比を小さくし、逆にリアクトルでの電圧降下が大きければ、出力電圧の低下が予想されるのでデューティ比を大きくする(フィードフォワード制御)。このように、フィードバック制御とフィードフォワード制御とを組み合わせることにより、応答性がより向上する。なお、搬送波信号は、例えば鋸歯状波や三角波などである。
請求項4記載のDC/DCコンバータは、請求項1〜3記載のDC/DCコンバータにおいて、制御信号はPWM信号であり、制御部は入力電圧に応じてPWM信号のデューティ比を変える、というものである。このとき、PWM信号は搬送波信号と直流電圧信号とを比較して得るものであり、制御部は入力電圧に応じて搬送波信号の振幅を変える、としてもよい(請求項5)。
例えば、入力電圧が高ければ、出力電圧の上昇が予想されるのでデューティ比を小さくし、逆に入力電圧が低ければ、出力電圧の低下が予想されるのでデューティ比を大きくする。このように、入力電圧に応じてPWM信号のデューティ比を変えることは、フィードフォワード制御である。したがって、リアクトルでの電圧降下によってフィードフォワード制御することと相俟って、更に応答性が向上する。
請求項6記載のDC/DCコンバータは、請求項1〜5記載のDC/DCコンバータにおいて、制御信号はPWM信号であり、制御部は、目標電圧と出力電圧との差が一定以上になると、PWM信号のデューティ比を0%又は100%にする、というものである。
例えば、出力電圧が目標電圧よりも一定以上高ければデューティ比を0%にし、逆に出力電圧が目標電圧よりも一定以上低ければデューティ比を100%にする。このように、偏差が一定以上ある場合は極端なデューティ比を採用することによって、更に応答性が向上する。
請求項7記載のDC/DCコンバータは、請求項1〜6記載のDC/DCコンバータにおいて、リアクトルとともにローパスフィルタを構成するコンデンサと、リアクトルに蓄積されたエネルギを放出する還流素子と、を更に備えたものである。そして、スイッチング素子と還流素子との直列回路に入力電圧が印加され、還流素子に並列にローパスフィルタが接続され、コンデンサに並列に負荷が接続されている。
このDC/DCコンバータは、バックコンバータ又は降圧型コンバータと呼ばれるものであり、入力電圧よりも低い出力電圧が得られる。スイッチング素子としては、例えばトランジスタやサイリスタが用いられる。還流素子としては、一般にダイオードが用いられるが、導通時の抵抗を減らすためにスイッチング素子を用いてもよい。
請求項8記載のDC/DCコンバータは、請求項1〜6記載のDC/DCコンバータにおいて、負荷に並列に接続されたコンデンサと、このコンデンサに対する充電電流のみを通過させる充電素子と、を更に備えたものである。そして、リアクトルとスイッチング素子との直列回路に入力電圧が印加され、コンデンサと充電素子との直列回路にスイッチング素子が並列に接続されている。
このDC/DCコンバータは、ブーストコンバータ又は昇圧型コンバータと呼ばれるものであり、入力電圧よりも高い出力電圧が得られる。充電素子としては、一般に逆流防止用のダイオードが用いられるが、導通時の抵抗を減らするためにスイッチング素子を用いてもよい。
請求項9記載のDC/DCコンバータは、請求項1〜6記載のDC/DCコンバータにおいて、リアクトルとともにローパスフィルタを構成するコンデンサと、リアクトルに蓄積されたエネルギを放出する還流素子と、入力電圧と出力電圧とを電気的に絶縁するトランスと、このトランスの二次巻線側に設けられた整流部と、を更に備えたものである。そして、スイッチング素子とトランスの一次巻線との直列回路に入力電圧が印加され、整流部の出力側に還流素子が設けられ、還流素子に並列にローパスフィルタが接続され、コンデンサに並列に負荷が接続されている。
このDC/DCコンバータは、フォワードコンバータと呼ばれるものであり、トランスの巻線数比を選択することによって降圧することも昇圧することもできる。
なお、請求項7〜9記載のDC/DCコンバータは、単なる例示に過ぎない。本発明は、少なくとも請求項1記載の構成を有していれば、どのようなDC/DCコンバータにも適用可能である。例えば、バックブーストコンバータ、Cukコンバータ、Sepic、Zetaコンバータ、共振スイッチコンバータ、プッシュプルコンバータ、ハーフブリッジコンバータなどが挙げられる。
本発明に係るDC/DCコンバータの制御方法は、本発明に係るDC/DCコンバータの制御機能を方法として表現したものである(請求項10〜15)。
本発明によれば、次の効果を奏する。
予めリアクトルでの電圧降下を検出して出力電圧の変化を予測し、これにより制御信号を生成するので、積分制御を用いることなく定常偏差を低減できる。しかも、積分制御を用いない、フィードフォワード制御を用いる、リアクトルの電圧降下が電流の微分値である、これらの理由によって応答性を向上できる。
制御信号としてPWM信号を用い、リアクトルでの電圧降下分を加味した偏差信号に応じてPWM信号のデューティ比を変えることにより、フィードバック制御とフィードフォワード制御とを組み合わせることになるので、より応答性を向上できる。
入力電圧に応じてPWM信号のデューティ比を変えることにより、もう一つ別のフィードフォワード制御を実行することになるので、リアクトルでの電圧降下によってフィードフォワード制御することと相俟って、更に応答性を向上できる。
偏差が一定以上大きい場合は極端なデューティ比を採用することによって、更に応答性を向上できる。
図1は、本発明に係るDC/DCコンバータの第一実施形態を示す回路図である。以下、この図面に基づき説明する。図1において図8と同じ部分は同じ符号を付す。
本実施形態のDC/DCコンバータ10は、トランジスタ82、還流ダイオード83、リアクトル84、抵抗器85、コンデンサ86、抵抗器87、制御部11等を備えたバックコンバータであり、入力側に直流電源81が接続され、出力側に負荷88が接続されている。そして、トランジスタ82と還流ダイオード83との直列回路に入力電圧Vinが印加され、還流ダイオード83に並列にローパスフィルタ90が接続され、コンデンサ86に並列に負荷88が接続されている。
直流電源81は、入力電圧Vinを供給する。トランジスタ82は、ソース−ドレイン間に保護ダイオードが接続されたnチャネル型電界効果トランジスタであり、制御信号ΔDに応じてオン・オフすることにより、リアクトル84を介して入力電圧Vinを所定の出力電圧Voutに変換して負荷88へ供給する。還流ダイオード83は、フリーホーイルダイオードとも呼ばれ、リアクトル84に蓄積されたエネルギを放出する。リアクトル84は、フィルタ要素又はエネルギ蓄積要素として機能する。抵抗器85は、リアクトル84の抵抗成分を等価的に示したものである。コンデンサ86は、リアクトル84とともにローパスフィルタ90を構成する。抵抗器87は、コンデンサ86の抵抗成分を等価的に示したものである。制御部11は、出力電圧Voutが目標電圧Vref(図2)に一致するように制御信号ΔDを生成する。
次に、DC/DCコンバータ10の動作について説明する。
DC/DCコンバータ10は、バックコンバータであるので、入力電圧Vinよりも低い出力電圧Voutが得られる。トランジスタ82のオン・オフによって発生する出力電圧Voutの脈動は、ローパスフィルタ90によって抑制される。ローパスフィルタ90の共振周波数は、スイッチング周波数よりも十分に低く設定されている。トランジスタ82がオンのときは直流電源81→トランジスタ82→リアクトル84→コンデンサ86及び負荷88のように電流が流れ、トランジスタ82がオフのときはリアクトル84→コンデンサ86及び負荷88→還流ダイオード83のように電流が流れる。
制御信号ΔDは、直流電圧信号としての偏差信号E3(図2)と搬送波信号D1(図2)とを比較して得るPWM信号である。制御部11の特徴的な機能は、次の[A]〜[C]のとおりである。
[A].目標電圧Vrefと出力電圧Voutとの差にリアクトル84での電圧降下Vrct(図2)−Voutを加味した偏差信号E3に応じて、制御信号ΔDのデューティ比を変える。このとき、搬送波信号D1との比較用の直流電圧信号として、偏差信号E3を用いる。
リアクトル84での電圧降下Vrct−Voutを用いて制御信号ΔDを生成することは、フィードフォワード制御である。本実施形態において、出力電圧Voutを不安定にする外乱には、負荷変動や入力電圧変動がある。つまり、負荷変動が発生すると、負荷への供給電流が変化し、これがリアクトル84での電圧降下Vrct−Voutの変化となって、出力電圧Voutを変化させる。したがって、電圧降下Vrct−Voutを検出して出力電圧Voutの変化を予測し、これにより制御信号ΔDを生成するので、積分制御を用いることなく定常偏差を低減できる。
また、デューティ比をオン時間/(オン時間+オフ時間)とすると、出力電圧Voutが目標電圧Vrefよりも高ければデューティ比を小さくし、逆に出力電圧Voutが目標電圧Vrefよりも低ければデューティ比を大きくする(フィードバック制御)。このとき、電圧降下Vrct−Voutが小さければ、出力電圧Voutの上昇が予想されるのでデューティ比を小さくし、逆に電圧降下Vrct−Voutが大きければ、出力電圧Voutの低下が予想されるのでデューティ比を大きくする(フィードフォワード制御)。このように、フィードバック制御とフィードフォワード制御とを組み合わせることにより、応答性がより向上する。
[B].入力電圧Vinに応じて制御信号ΔDのデューティ比を変える。このとき、入力電圧Vinに応じて搬送波信号D1の振幅を変える。
入力電圧Vinが高ければ、出力電圧Voutの上昇が予想されるのでデューティ比を小さくし、逆に入力電圧Vinが低ければ、出力電圧Voutの低下が予想されるのでデューティ比を大きくする。このように、入力電圧Vinに応じて制御信号ΔDのデューティ比を変えることは、フィードフォワード制御である。したがって、リアクトル84での電圧降下Vrct−Voutによってフィードフォワード制御することと相俟って、更に応答性が向上する。
[C].目標電圧Vrefと出力電圧Voutとの差が一定以上になると、制御信号ΔDのデューティ比を0%又は100%にする。
出力電圧Voutが目標電圧Vrefよりも一定以上高ければデューティ比を0%にし、逆に出力電圧Voutが目標電圧Vrefよりも一定以上低ければデューティ比を100%にする。このように、偏差が一定以上ある場合に極端なデューティ比を採用することによって、更に応答性が向上する。
DC/DCコンバータ10が従来技術よりも応答性を向上できる主な理由は、次のとおりである。<1>.積分制御を用いていない。<2>.上記[A][B]のように、フィードフォワード制御を用いている。<3>.リアクトル84の電圧降下Vrct−Voutは、そのインダクタンス成分により、電流の微分値となる。<4>.上記[A]のように、フィードバック制御とフィードフォワード制御との組み合わせを用いている。<5>.上記[C]のように、偏差が一定以上になると、デューティ比を強制的に0%又は100%にする。
図2は、図1のDC/DCコンバータにおける制御部の一例を示すブロック線図である。図3は、図2の制御部の動作を示す波形図である。以下、図1乃至図3に基づき説明する。
本実施形態における制御部11は、基準電圧源12、ローパスフィルタ13、鋸歯状波発振器14、比例要素15,16、コンパレータ17,18、マルチプレクサ19、乗算器20、加え合わせ点21〜23、引き出し点24,25等によって構成され、アナログ回路、又はDSP及びそのプログラムによって実現されている。
基準電圧源12は、レベルが一定の目標電圧Vrefを出力する。ローパスフィルタ13は、トランジスタ82とリアクトル84との間のリアクトル電圧Vrct'から高周波成分を除去して、リアクトル電圧Vrctを得る。鋸歯状波発振器14は、周波数及び振幅が一定の鋸歯状波信号Vrampを出力する。比例要素15,16のゲインは、それぞれK,Kとなっている。
次に、制御部11の動作を説明する。
まず、加え合わせ点21において、目標電圧Vrefと出力電圧Voutとの差である偏差信号E1(=Vref−Vout)が得られる。偏差信号E1は、比例要素15でK倍されて偏差信号E2となる。偏差信号E2は、加え合わせ点22においてリアクトル電圧Vrctが加えられて、偏差信号E3となる。すなわち偏差信号E3は、E3=K(Vref−Vout)+Vrctである。
一方、偏差信号E2は、その絶対値が比例要素16でK倍されて偏差信号E4となる。偏差信号E4は、加え合わせ点23において目標電圧Vrefが引かれて、偏差信号E5となる。すなわち偏差信号E5は、E5=K|Vref−Vout|−Vrefである。この偏差信号E5は、コンパレータ17の+入力端子に印加され、コンパレータ17の−入力端子に印加されたアース電位Egnd(=0)と比較される。つまり、偏差が小さくK|Vref−Vout|
< Vrefであれば、E5<Egndであるから、コンパレータ17の出力信号S0は‘0’となる。逆に、偏差が大きくK|Vref−Vout|
> Vrefであれば、E5>Egndであるから、コンパレータ17の出力信号S0は‘1’となる。
マルチプレクサ19は、コンパレータ17の出力信号S0が‘0’のときに搬送波信号D1を出力し、同じく出力信号S0が‘1’のときに搬送波信号D0を出力する。搬送波信号D1は、乗算器20で得られた、鋸歯状波信号Vrampと入力電圧Vinとの積である。つまり、搬送波信号D1は、鋸歯状波信号Vrampの振幅を入力電圧Vin倍した鋸歯状波電圧であり、入力電圧Vinの変動に応じてその振幅も変動する。一方、搬送波信号D0は、アース電位Egnd(=0)である。すなわち、マルチプレクサ19は、偏差が一定以下であれば鋸歯状波電圧からなる搬送波信号D1を出力し、偏差が一定以上であればアース電位からなる搬送波信号D0を出力する。
搬送波信号D0又はD1はコンパレータ18の−入力端子に印加され、偏差信号E3はコンパレータ18の+入力端子に印加される。搬送波信号D1が出力されているとき、D1<E3の時間が制御信号ΔDのオン時間であり、D1>E3の時間が制御信号ΔDのオフ時間である(図3[1])。ここで、E3=K(Vref−Vout)+Vrctであるから、出力電圧Voutが上昇するか又はリアクトル電圧Vrctが低下すると、偏差信号E3のレベルが低下してデューティ比が減少する(図3[2])。このときは、電圧降下Vrct−Voutが小さくなり、出力電圧Voutの上昇が予想されるので、デューティ比を小さくする。逆に、出力電圧Voutが低下するか又はリアクトル電圧Vrctが上昇すると、偏差信号E3のレベルが上昇してデューティ比が増加する。このときは、電圧降下Vrct−Voutが大きくなり、出力電圧Voutの低下が予想されるので、デューティ比を大きくする。
一方、D1=Vramp×Vinであるから、入力電圧Vinが上昇すると、搬送波信号D1の振幅が増加してデューティ比が減少する(図3[3])。このときは、出力電圧Voutの上昇が予想されるので、デューティ比を小さくする。逆に、入力電圧Vinが低下すると、搬送波信号D1の振幅が減少してデューティ比が増加する。このときは、出力電圧Voutの低下が予想されるのでデューティ比を大きくする。
また、偏差が一定以上あるため、搬送波信号D0が出力されている場合は、次のように動作する。Vref >> Voutであるとき、E3=K(Vref−Vout)+Vrct >0となることにより、常にE3>D0が成り立つので、デューティ比が100%となる。このときは、出力電圧Voutが大幅に低下しているので、デューティ比を強制的に100%にする。逆に、Vref
<< Voutであるとき、E3=K(Vref−Vout)+Vrct <0となることにより、常にE3<D0が成り立つので、デューティ比が0%となる。このときは、出力電圧Voutが大幅に上昇しているので、デューティ比を強制的に0%にする。
図4及び図5は、図1のDC/DCコンバータにおける動作のシミュレーション結果を示す波形図である。以下、図1乃至図4に基づき説明する。
図4は12Aから1Aのステップダウン時の状態であり、図4[1]が従来技術、図4[2]が本発明である。図5は1Aから12Aのステップアップ時の状態であり、図5[1]が従来技術、図5[2]が本発明である。以下、図1乃至図5に基づき説明する。
従来技術は、図8に示すDC/DCコンバータであり、制御部がPI制御を用いている点を除き、本発明のDC/DCコンバータと同じである。このシミュレーションで使用した主な数値は、次のとおりである。Vin=5[V]、Vref=3.3[V]、K=10、K=100、リアクトル84のインダクタンスは3[μH]、コンデンサ86のキャパシタンスは200[μF]、ローパスフィルタ13のカットオフ周波数は100[Hz]。
次に、シミュレーション結果について説明する。電流スルーレートはおおよそ1[A/μs]となった。電圧誤差が1%以内に達するまでの応答時間は、12Aから1Aへのステップダウン時で従来技術が68[μs]であるのに対し本発明が48[μs]であり、1Aから12Aへのステップアップ時で従来技術が667[μs]であるのに対し本発明が126[μs]であった。このように、本発明では、従来技術に比べて、応答性を十分に改善できている。また、本発明における定常偏差は、1[μs]毎のサンプリングで平均値を算出したところ、零となっていた。
図6は、本発明に係るDC/DCコンバータの第二実施形態を示す回路図である。以下、この図面に基づき説明する。
本実施形態のDC/DCコンバータ30は、リアクトル32、抵抗器33、トランジスタ34、充電ダイオード35、コンデンサ36、抵抗器37、制御部39等を備えたブーストコンバータであり、入力側に直流電源31が接続され、出力側に負荷38が接続されている。そして、リアクトル32とトランジスタ34との直列回路に入力電圧Vinが印加され、コンデンサ36と充電ダイオード35との直列回路にトランジスタ34が並列に接続されている。
直流電源31は、入力電圧Vinを供給する。リアクトル32は、フィルタ要素又はエネルギ蓄積要素として機能する。抵抗器33は、リアクトル32の抵抗成分を等価的に示したものである。トランジスタ34は、nチャネル型電界効果トランジスタであり、制御信号ΔDに応じてオン・オフすることにより、リアクトル32を介して入力電圧Vinを所定の出力電圧Voutに変換して負荷38へ供給する。充電ダイオード35は、コンデンサ36に対する充電電流のみを通過させる。抵抗器37は、コンデンサ36の抵抗成分を等価的に示したものである。制御部39は、入力電圧Vi、リアクトル電圧Vrct'及び出力電圧Voutに基づき、出力電圧Voutが目標電圧に一致するように制御信号ΔDを生成する。
次に、DC/DCコンバータ30の動作について説明する。DC/DCコンバータ30は、ブーストコンバータであるので、入力電圧Vinよりも高い出力電圧Voutが得られる。トランジスタ34がオンのときは直流電源31→リアクトル32→トランジスタ34のように電流が流れ、トランジスタ34がオフのときはリアクトル32→充電ダイオード35→コンデンサ36及び負荷38→直流電源31のように電流が流れる。
制御部39の構成及び動作は、第一実施形態に準ずる。したがって、本実施形態のDC/DCコンバータ30も第一実施形態と同様の効果を奏する。
図7は、本発明に係るDC/DCコンバータの第三実施形態を示す回路図である。以下、この図面に基づき説明する。
本実施形態のDC/DCコンバータ40は、トランジスタ42、還流ダイオード43、トランス44、整流ダイオード45、還流ダイオード46、リアクトル47、抵抗器48、コンデンサ49、抵抗器50、制御部52等を備えたフォワードコンバータであり、入力側に直流電源41が接続され、出力側に負荷51が接続されている。そして、トランジスタ42とトランス44の一次巻線441との直列回路に入力電圧Vinが印加され、トランス44の二次巻線442と整流ダイオード45との直列回路に還流ダイオード46が並列に接続され、還流ダイオード46に並列にローパスフィルタ53が接続され、コンデンサ49に並列に負荷51が接続されている。
直流電源41は、入力電圧Vinを供給する。トランジスタ42は、nチャネル型電界効果トランジスタであり、制御信号ΔDに応じてオン・オフすることにより、トランス44及びリアクトル47を介して入力電圧Vinを所定の出力電圧Voutに変換して負荷51へ供給する。トランス44は、入力電圧Vinと出力電圧Voutとを電気的に絶縁するとともに、その巻線数比によって入力電圧Vinを降圧又は昇圧する。還流ダイオード43は、トランス44に蓄積されたエネルギを放出する。整流ダイオード45は二次巻線442の出力電圧を整流する。還流ダイオード46は、リアクトル47に蓄積されたエネルギを放出する。リアクトル47は、フィルタ要素又はエネルギ蓄積要素として機能する。抵抗器48は、リアクトル47の抵抗成分を等価的に示したものである。コンデンサ49は、リアクトル47とともにローパスフィルタ53を構成する。抵抗器50は、コンデンサ49の抵抗成分を等価的に示したものである。制御部52は、入力電圧Vi、リアクトル電圧Vrct'及び出力電圧Voutに基づき、出力電圧Voutが目標電圧に一致するように制御信号ΔDを生成する。
次に、DC/DCコンバータ10の動作について説明する。トランジスタ42がオンのとき、トランス44の一次側では直流電源41→一次巻線441→トランジスタ42のように電流が流れ、二次側では二次巻線442→整流ダイオード45→リアクトル47→コンデンサ49及び負荷51のように電流が流れる。一方、トランジスタ42がオフのとき、トランス44の一次側では一次巻線441→直流電源41→還流ダイオード43のように電流が流れ、二次側ではリアクトル47→コンデンサ49及び負荷51→還流ダイオード46のように電流が流れる。
制御部52の構成及び動作は、第一実施形態に準ずる。したがって、本実施形態のDC/DCコンバータ40も第一実施形態と同様の効果を奏する。
本発明に係るDC/DCコンバータの第一実施形態を示す回路図である。 図1のDC/DCコンバータにおける制御部の一例を示すブロック線図である。 図2の制御部の動作を示す波形図であり、図3[1]は第一例、図3[2]は第二例、図3[3]は第三例である。 図1のDC/DCコンバータにおける動作のシミュレーション結果を示す波形図である。詳しくは12Aから1Aのステップダウン時の状態であり、図4[1]が従来技術、図4[2]が本発明である。 図1のDC/DCコンバータにおける動作のシミュレーション結果を示す波形図である。詳しくは1Aから12Aのステップアップ時の状態であり、図5[1]が従来技術、図5[2]が本発明である。 本発明に係るDC/DCコンバータの第二実施形態を示す回路図である。 本発明に係るDC/DCコンバータの第三実施形態を示す回路図である。 従来のDC/DCコンバータを示す回路図である。
符号の説明
10,30,40 DC/DCコンバータ
11,39,52 制御部
31,41,81 直流電源
32,47,84 リアクトル
34,42,82 トランジスタ(スイッチング素子)
35 充電ダイオード(充電素子)
36,49,86 コンデンサ
38,51,88 負荷
43,46,83 還流ダイオード(還流素子)
44 トランス
45 整流ダイオード(整流部)
50,90 ローパスフィルタ
Vi 入力電圧
Vout 出力電圧
Vrct,Vrct' リアクトル電圧
Vref 目標電圧
ΔD 制御信号

Claims (15)

  1. フィルタ要素又はエネルギ蓄積要素として機能するリアクトルと、
    制御信号に応じて開閉することにより、前記リアクトルを介して入力電圧を所定の出力電圧に変換して負荷へ供給するスイッチング素子と、
    少なくとも前記リアクトルでの電圧降下分を用いて、前記出力電圧が目標電圧に一致するように前記制御信号を生成する制御部と、
    を備えたDC/DCコンバータ。
  2. 前記制御信号はPWM信号であり、
    前記制御部は、前記目標電圧と前記出力電圧との差に前記リアクトルでの電圧降下分を加味した偏差信号に応じて、前記PWM信号のデューティ比を変える、
    請求項1記載のDC/DCコンバータ。
  3. 前記PWM信号は搬送波信号と直流電圧信号とを比較して得るものであり、
    前記制御部は前記偏差信号に応じて前記直流電圧信号のレベルを変える、
    請求項3記載のDC/DCコンバータ。
  4. 前記制御信号はPWM信号であり、
    前記制御部は前記入力電圧に応じて前記PWM信号のデューティ比を変える、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
  5. 前記PWM信号は搬送波信号と直流電圧信号とを比較して得るものであり、
    前記制御部は前記入力電圧に応じて前記搬送波信号の振幅を変える、
    請求項4記載のDC/DCコンバータ。
  6. 前記制御信号はPWM信号であり、
    前記制御部は、前記目標電圧と前記出力電圧との差が一定以上になると、前記PWM信号のデューティ比を0%又は100%にする、
    請求項1乃至5のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
  7. 前記リアクトルとともにローパスフィルタを構成するコンデンサと、前記リアクトルに蓄積されたエネルギを放出する還流素子とを更に備え、
    前記スイッチング素子と前記還流素子との直列回路に前記入力電圧が印加され、
    前記還流素子に並列に前記ローパスフィルタが接続され、
    前記コンデンサに並列に前記負荷が接続された、
    請求項1乃至6のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
  8. 前記負荷に並列に接続されたコンデンサと、このコンデンサに対する充電電流のみを通過させる充電素子とを更に備え、
    前記リアクトルと前記スイッチング素子との直列回路に前記入力電圧が印加され、
    前記コンデンサと前記充電素子との直列回路に前記スイッチング素子が並列に接続された、
    請求項1乃至6のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
  9. 前記リアクトルとともにローパスフィルタを構成するコンデンサと、前記リアクトルに蓄積されたエネルギを放出する還流素子と、前記入力電圧と前記出力電圧とを電気的に絶縁するトランスと、このトランスの二次巻線側に設けられた整流部とを更に備え、
    前記スイッチング素子と前記トランスの一次巻線との直列回路に前記入力電圧が印加され、
    前記整流部の出力側に前記還流素子が設けられ、
    前記還流素子に並列に前記ローパスフィルタが接続され、
    前記コンデンサに並列に前記負荷が接続された、
    請求項1乃至6のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
  10. フィルタ要素又はエネルギ蓄積要素として機能するリアクトルと、
    制御信号に応じて開閉することにより、前記リアクトルを介して入力電圧を所定の出力電圧に変換して負荷へ供給するスイッチング素子と、
    前記出力電圧が目標電圧に一致するように前記制御信号を生成する制御部と、
    を備えたDC/DCコンバータを制御する方法であって、
    少なくとも前記リアクトルでの電圧降下分を用いて前記制御信号を生成する、
    ことを特徴とするDC/DCコンバータの制御方法。
  11. 前記制御信号としてPWM信号を用い、前記目標電圧と前記出力電圧との差に前記リアクトルでの電圧降下分を加味した偏差信号に応じて、前記PWM信号のデューティ比を変える、
    請求項10記載のDC/DCコンバータの制御方法。
  12. 前記PWM信号は搬送波信号と直流電圧信号とを比較して得るものであり、
    前記偏差信号に応じて前記直流電圧信号のレベルを変える、
    請求項11記載のDC/DCコンバータの制御方法。
  13. 前記制御信号としてPWM信号を用い、前記入力電圧に応じて前記PWM信号のデューティ比を変える、
    請求項10乃至12のいずれかに記載のDC/DCコンバータの制御方法。
  14. 前記PWM信号は搬送波信号と直流電圧信号とを比較して得られるものであり、
    前記入力電圧に応じて前記搬送波信号の振幅を変える、
    請求項13記載のDC/DCコンバータの制御方法。
  15. 前記制御信号としてPWM信号を用い、前記目標電圧と前記出力電圧との差が一定以上になると、前記PWM信号のデューティ比を0%又は100%にする、
    請求項10乃至14のいずれかに記載のDC/DCコンバータの制御方法。
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