JP2005217474A - デジタルデータ受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 受信エリアサービスの受信状態を示すエラー信号に基づいて、狭受信エリアサービスと広受信エリアサービスとを切換えて利用することができるデジタルデータ受信機を提供する。
【解決手段】 デジタルデータ受信機(10)は、狭受信エリアサービスにおける第1受信データから第1映像信号を生成する第1映像信号生成手段(20)と、広受信エリアサービスにおける第2受信データから第2映像信号を生成する第2映像信号生成手段(22)と、狭受信エリアサービスの受信状態を示すエラー信号を発生するエラー信号発生手段(14)と、エラー信号に基づいて第1映像信号と第2映像信号との間の切換えを行う切換手段(18、26、36)とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 デジタルデータ受信機(10)は、狭受信エリアサービスにおける第1受信データから第1映像信号を生成する第1映像信号生成手段(20)と、広受信エリアサービスにおける第2受信データから第2映像信号を生成する第2映像信号生成手段(22)と、狭受信エリアサービスの受信状態を示すエラー信号を発生するエラー信号発生手段(14)と、エラー信号に基づいて第1映像信号と第2映像信号との間の切換えを行う切換手段(18、26、36)とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数種類の受信エリアサービスを切換えて使用することができるデジタル放送受信機等のデジタルデータ受信機に関するものである。
デジタル放送では、伝送特性の異なる複数の階層を同時に伝送する階層伝送が可能である。その内の一つを伝送容量は小さいがエラー耐性は強い標準映像の伝送方法に設定し、他の一つを伝送容量は高く高画質映像を伝送することはできるがエラー耐性は低い伝送方式に設定することができる。そこで、デコードエラーを検出して、エラー頻度が高い場合には、高画質映像の伝送方式から標準映像の伝送方式に切換え、エラー頻度が低くなったら、標準映像の伝送方式に再び戻すという制御がなされていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、デコードエラーに基づいて、伝送方式の切換えを行っていたため、受信不良によるエラーと純粋にデコード時に発生するエラーの何れかが発生した場合に、伝送方式を切換えてしまうという不具合があった。
そこで、本発明は、受信エリアサービスの受信状態を示すエラー信号に基づいて、狭受信エリアサービス(MPEG2方式)と広受信エリアサービス(MPEG4方式)とを切換えて利用することができるデジタルデータ受信機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るデジタルデータ受信機は、狭受信エリアサービスにおける第1受信データから第1映像信号を生成する第1映像信号生成手段と、広受信エリアサービスにおける第2受信データから第2映像信号を生成する第2映像信号生成手段と、狭受信エリアサービスの受信状態を示すエラー信号を発生するエラー信号発生手段と、エラー信号に基づいて第1映像信号と第2映像信号との間の切換えを行う切換手段と、を有することを特徴とする。
さらに、第1受信データに関するパケット信号のパケット数をカウントするパケットカウンタ及び前記エラー信号のエラー数をカウントするエラーカウンタを有し、パケットカウンタが所定値に達した時にエラーカウンタが第1の値以上の場合に、切換手段は、第1映像信号から第2映像信号への切換えを行うことが好ましい。狭受信エリアサービスによる映像を視聴中に、受信状態エラーが多発した場合、よりノイズ耐性の強い広受信エリアサービスによる映像に切換えるものである。
さらに、第1受信データに関するパケット信号のパケット数をカウントするパケットカウンタ及びエラー信号のエラー数をカウントするエラーカウンタを有し、パケットカウンタが所定値に達した時にエラーカウンタが第1の値より小さい場合に、切換手段は、第2映像信号から第1映像信号への切換えを行うことが好ましい。広受信エリアサービスによる映像を視聴中に、より画質の高い狭受信エリアサービスの受信状態が良好な場合に、狭受信エリアサービスによる映像に切換えるものである。
さらに、パケットカウンタが所定値に達した時に、エラーカウンタ及びパケットカウンタをリセットすることが好ましい。
さらに、エラーカウンタが所定値に達した時に、エラーカウンタ及びパケットカウンタをリセットすることが好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るデジタルデータ受信機は、狭受信エリアサービスにおける第1受信データから第1映像信号を生成する第1映像信号生成手段と、広受信エリアサービスにおける第2受信データから第2映像信号を生成する第2映像信号生成手段と、狭受信エリアサービスの受信状態を示す第1エラー信号を発生する第1エラー信号発生手段と、広受信エリアサービスの受信状態を示す第2エラー信号を発生する第2エラー信号発生手段と、第1エラー信号又は第2エラー信号に基づいて第1映像信号と前記第2映像信号との間の切換えを行う切換手段と、を有することを特徴とする。
さらに、第1受信データに関するパケット信号の第1パケット数をカウントする第1パケットカウンタ、第2受信データに関するパケット信号の第2パケット数をカウントする第2パケットカウンタ、第1エラー信号の第1エラー数をカウントする第1エラーカウンタ、及び第2エラー信号の第2エラー数をカウントする第2エラーカウンタとを有し、第1パケットカウンタが所定値に達した時に第1エラーカウンタが第1の値より小さい場合に、切換手段は、第2映像信号から第1映像信号への切換えを行うことが好ましい。
さらに、第1受信データに関するパケット信号の第1パケット数をカウントする第1パケットカウンタ、第2受信データに関するパケット信号の第2パケット数をカウントする第2パケットカウンタ、第1エラー信号の第1エラー数をカウントする第1エラーカウンタ、及び第2エラー信号の第2エラー数をカウントする第2エラーカウンタとを有し、第1パケットカウンタが所定値に達した時に第1エラーカウンタが第1の値より大きく、且つ第2パケットカウンタが所定値に達した時に第2エラーカウンタが第2の値より小さい場合に、切換手段は、第1映像信号から第2映像信号への切換えを行うことが好ましい。狭受信エリアサービスによる映像を視聴中に、受信状態エラーが多発した場合、よりノイズ耐性の強い広受信エリアサービスの受信状態を確認した上で、広受信エリアサービスによる映像に切換えるものである。
さらに、第1受信データに関するパケット信号の第1パケット数をカウントする第1パケットカウンタ、第2受信データに関するパケット信号の第2パケット数をカウントする第2パケットカウンタ、第1エラー信号の第1エラー数をカウントする第1エラーカウンタ、及び第2エラー信号の第2エラー数をカウントする第2エラーカウンタとを有し、第1パケットカウンタが所定値に達し且つ第2パケットカウンタが所定の値に達したときに、第2エラーカウンタが、第2の値より大きい第3の値以上の場合に、切換手段は、第1及び第2映像信号のいずれも選択しない、又は第1映像信号を静止画として提示することが好ましい。よりノイズ耐性が強い広受信エリアサービスにおいても受信状態が不良の場合には、映像を中断又は静止画とするようにしたものである。この場合には、音声のみ出力するようにしても良い。
さらに、第1パケットカウンタが所定値に達した時に第1エラーカウンタ及び第1パケットカウンタをリセットし、第2パケットカウンタが所定値に達した時に第2エラーカウンタ及び第2パケットカウンタをリセットすることが好ましい。
さらに、第1エラーカウンタが所定値に達した時に第1エラーカウンタ及び第1パケットカウンタをリセットし、第2エラーカウンタが所定値に達した時に第2エラーカウンタ及び第2パケットカウンタをリセットすることが好ましい。
さらに、切換手段による、第1映像信号と第2映像信号との間の切換えは、第1パケットカウンタ又は第2パケットカウンタが所定値に達した後、一定時間経過後に行われることが好ましい。シームレスに映像の切換えを行うためである。
さらに、第1又は第2パケットカウンタの所定値を設定する所定値設定手段を有することが好ましい。
さらに、第1の値を設定するための第1設定手段、第2の値を設定するための第2設定手段、第3の値を設定するための第3設定手段を有することが好ましい。
さらに、エラー信号は、第1受信データに関するパケット信号のトランスポート・エラー信号、又第1受信データに関するリードソロモン・エラー信号であることが好ましい。
さらに、シームレス制御を行うか否かの選択を行うことができるシームレス制御選択手段、シームレス制御のレベルを設定することができるレベル設定手段を有することが好ましい。
本発明によれば、受信エリアサービスの受信状態を示すエラー信号に基づいて、狭受信エリアサービスと広受信エリアサービスとを切換えるように制御したので、受信状態のみに応じて、最良の映像を提供することが可能となった。特に、本発明を車載のデジタル放送受信機に利用する場合には、車の移動によって異なった受信エリアサービス地域を行き来しなければならないことから、受信状態のみに応じて受信サービスを切換えるので、ユーザは常に最良の映像を視聴し続けることが可能となる。
以下図面を参照して、本発明に係るデジタルデータ受信機について説明する。
本発明の第1の実施形態に係わるデジタルデータ(放送)受信機10の概要を図1に示す。
図1において、デジタルデータ受信機10は、RFベースバンド処理部12、OFDM復調処理部14、TS信号分離処理部16、第1ビデオデコーダ20、第2ビデオデコーダ22、オーディオデコーダ24、映像切換処理部26、エンコーダ28、D/A変換器30、RAM32、ROM34、CPU36、及びシステムバス38等から構成されている。また、デジタルデータ(放送)受信機10は、アンテナ40、車載用のディスプレイ50及びスピーカ60と接続され、リモコン(不図示)等によって操作される。
RFベースバンド処理部12は、アンテナ40より受信放送波を受信し、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調処理部14は、デジタル変調された信号の復調を行い誤り訂正処理等を行って、TS(トランスポート・ストリーム)パケット信号をTS信号分離処理部16へ送る。
TS信号分離処理部16は、同時にTSパケット信号及びエラー信号(パケットのヘッダ部のトランスポート・エラー信号又はリードソロモン(RS)・エラー信号)を映像データの切換えの為にカウンタ処理部18に送る。またTS信号分離処理部16は、TSパケット信号を、第1映像データ、第2映像データ及び音声データに分離し、それぞれ第1ビデオデコーダ20、第2ビデオデコーダ22及びオーディオデコーダ24に送る。ここで、第1映像データはMPEG2方式によって符号化された符号化データに対応し、第2映像データはMPEG4方式にとって符号化された符号化データに対応する。なお、OFDMでは、同時に3種類の信号キャリアを搬送することができることから、最大3種類の映像データをTSデコード部16から分離することができるが、本実施形態では、MPEG2方式とMPEG4方式で符号化された符号化データを取扱うこととして、2つのビデオデコーダ20及び22を設けている。しかしながら、これに限定されることなく、第3のビデオデコード部を設けることもできる。
同期された第1ビデオデコーダ20及び第2ビデオデコーダ22からの映像信号は、映像切換処理部26で何れか一方が選択されてエンコーダ28を介してディスプレイ50に表示される。また、オーディオデコーダ24からのデジタル音声信号は、D/A変換器によりアナログ信号に変換されてスピーカ60から映像信号と同期して出力される。
カウンタ処理部18は、TS信号分離処理部16からのTSパケット信号及びエラー信号を用いて、後述するように映像切換え信号を出力する。映像切換処理部26では、カウンタ処理部18からの映像切換え信号に基づいて映像を切換えて出力又は映像の出力の中断を行う。
CPU36は、RAM32を利用しながら、ROM34に格納されているソフトウエアにしたがって動作し、システムバス38と接続されている各要素の制御を行う。なお、CPU36が、ROM34に予め記憶されるプログラムにしたがって、カウンタ処理部18の状態を検出して、映像切換処理部26に制御信号を送出することによって映像の切換えを行っても良い。
MPEG2方式で符号化された符号化データによる放送サービスは、より高画質な映像データを受信することができるが、ビットレートが高いため、ノイズ耐性が弱く、放送局からの距離が長くなると、良好な受信が困難となる狭受信エリアサービスである。これに対して、MPEG4方式で符号化された符号化データによる放送サービスは、MPEG2方式よりビットレートが低いため、低画質であるが、ノイズ耐性が強く、放送局からの距離がより長くなっても良好に受信することが可能となる広受信エリアサービスである。本実施形態では、MPEG2方式で符号化された符号化データによる放送サービスを狭受信エリアサービスとし、MPEG4方式で符号化された符号化データによる放送サービスを広受信エリアサービスとして、以下記述しているが、これに限定されるものではなく、他の受信エリアサービスを利用することも可能である。さらに、MPEG2方式で符号化された符号化データによる放送サービスを広受信エリアサービスとて、他の受信エリアサービスと組み合わせることも可能である。
図2に、図1に示すデジタルデータ(放送)受信機10におけるカウンタ処理部18の詳細を示す。カウンタ処理部18は、TS信号分離処理部16からのTSパケット信号をカウンとするパケットカウンタ181、TS信号分離処理部16からのエラー信号をカウンとするエラーカウンタ182、所定のパケットセット値を記憶するパケットカウンタセット値記憶部183、所定のエラーセット値を記憶するエラーカウンタセット値記憶部184、パケットカウンタセット値記憶部183に記憶されているセット値になったらパケットカウンタ181及びエラーカウンタ182をリセットし、エラーカウンタ182の値がエラーカウンタセット値記憶部184に記憶されているセット値より大きくなったら、映像切換え信号を出力する制御部185を有している。
図2の例では、TSパケット信号は、MPEG2方式によって符号化された符号化データに係わる階層によるものであり、エラー信号は、当該階層のTSパケット信号内のヘッダ部にあるトランスポート・エラー信号(エラービット信号又はTS_ERR信号)である。トランスポート・エラー信号は、それに対応するパケット内に誤りがあるか否かを示す信号であり、Hレベルの時に誤りあり、Lレベルの時に誤り無しを示す。エラーカウンタ182は、エラー信号の立ち上がり又は立ち下りの時点で、カウントのインクリメントを行う。
図3に、本実施形態における映像切換処理のフローを示す。
当初(ステップ301)、MPEG2方式によって符号化された符号化データに係わる階層のTSパケット信号から第1ビデオデコーダ20によって映像信号がディスプレイ50に出力されるように映像切換処理部26の設定がなされており、カウンタ処理部18のパケットカウンタセット値(所定値)は「1000」に、エラーカウントセット値は「3」にセットされているものとする。
次に、制御部185において、パケットカウンタ181の値が「1000」と比較され、一致するか否かが判断され(ステップ302)、一致しない場合には、本フローが終了する(ステップ306)。
パケットカウンタ181の値が「1000」と一致する場合には、制御部185において、エラーカウンタ182の値が「3」以上か否かが判断される(ステップ303)。
エラーカウンタ182の値が「3」以上の場合には、制御部185から映像切換え信号が出力される(ステップ304)。映像切換処理部26は、映像切換え信号を受信すると、現在視聴中のMPEG2方式による映像信号から、MPEG4方式によって符号化された符号化データに係わる階層のTSパケット信号から第2ビデオデコーダ22によって出力される映像信号に切換えて、ディスプレイ50に出力する。
エラーカウンタ182の値が「3」より小さい場合には、制御部185は現在視聴中のMPEG2方式による映像信号の切換えを行わず、パケットカウンタ181及びエラーカウンタ182のリセットを行い(ステップ305)、本フローを終了(ステップ306)する。本フローは、所定のタイミングで繰替えされる。
この様に、狭受信エリアサービスであるMPEG2方式によるサービスによる映像を視聴中に、エラー信号が多発している場合、受信状態が良好ではないと判断し、MPEG4方式による広受信エリアサービスに切換えるように制御される。
なお、図3のフローでは、1000パケット信号毎に3以上のエラー信号をカウントした場合に受信状態不良と判断したが、これは一例であって、装置や状況に応じて、様々に変更可能である。また、パケットカウンタセット値及びエラーカウンタセット値は、所定の設定手段によって、ユーザによって設定できるようにしても良い。さらに、パケットカウンタ181の値がパケットカウンタセット値と一致した場合、エラーカウンタ182の値が所定の設定値より小さい場合に、MPEG4方式からMPEG2方式へ戻すようにしても良い。
また、図3のフローでは、パケット信号を1000個受信した毎にエラーカウンタ182の値を検出したが、パケットカウンタ181の値に拘わらず、エラーカウンタ182の値を検出し、エラーカウンタセット値以上となった場合に映像切換え信号を出力するようにしても良い。さらに、エラーカウンタセット値以上となった場合に、パケットカウンタ181をリセットするようにしても良い。
本発明の第2の実施形態について以下に説明する。
第2の実施形態では、図2に示すカウンタ処理部18の代わりに、図4に示すカウンタ処理部18が用いられる。図4において、カウンタ処理部18は、TS信号分離処理部16からのMPEG2方式による伝送階層に係わるTSパケット信号をカウンとする第1パケットカウンタ281、MPEG4方式による伝送階層に係わるTSパケット信号をカウンとする第2パケットカウンタ282、OFDM復調処理部14からのMPEG2方式による伝送階層に係わるTSパケット信号に対応するエラー信号をカウンとする第1エラーカウンタ283、MPEG4方式による伝送階層に係わるTSパケット信号に対応するエラー信号をカウンとする第2エラーカウンタ284、所定のパケットセット値を記憶するパケットカウンタセット値記憶部285、所定のエラーセット値を記憶するエラーカウンタセット値記憶部286、第1パケットカウンタ281と第1エラーカウンタ283、及び第2パケットカウンタ282と第2エラーカウンタ284をリセットし、映像切換え信号を出力する制御部287等から構成される。
図4において、エラー信号は、MPEG2又はMPEG4方式による伝送階層のそれぞれのTSパケット信号内のヘッダ部にあるトランスポート・エラー信号(エラービット信号又はTS_ERR信号)である。トランスポート・エラー信号は、それに対応するパケット内に誤りがあるか否かを示す信号であり、Hレベルの時に誤りあり、Lレベルの時に誤り無しを示す。エラーカウンタ283、284は、エラー信号の立ち上がり又は立ち下りの時点で、カウントのインクリメントを行う。
図5に、本実施形態における映像切換処理のフローを示す。
当初(ステップ501)、カウンタ処理部18の第1及び第2パケットカウンタ281、282のパケットカウンタセット値は「1000」(所定値)に、エラーカウンとセット値は「3」にセットされているものとする。
次に、現在視聴中の伝送階層が狭受信エリアサービス(MPEG2方式)か否かが判断される(ステップ502)。現在視聴中の伝送階層は、CPU36からの映像切換処理部26への指定、第1及び第2ビデオデコーダ20及び22から出力されるデータ等から判断することができる。狭受信エリアサービスでない場合には、ステップ507へ進んで本フローを終了する。
現在視聴中の伝送階層が、狭受信エリアサービス(MPEG2方式)の場合には、制御部287は、第1パケットカウンタ281の値を「1000」と比較し、一致するか否かを判断する(ステップ503)。一致しない場合には、ステップ507へ進み本フローを終了する。
第1パケットカウンタ281の値が「1000」と一致する場合には、制御部287において、第1エラーカウンタ283の値が「3」以上か否かが判断される(ステップ504)。
第1エラーカウンタ283の値が「3」以上の場合には、制御部287から映像切換え信号が出力される(ステップ505)。映像切換処理部26は、映像切換え信号を受信すると、現在視聴中のMPEG2方式による映像信号から、MPEG4方式によって符号化された符号化データに係わる階層のTSパケット信号から第2ビデオデコーダ22によって出力される映像信号に切換えて、ディスプレイ50に出力する。
第1エラーカウンタ283の値が「3」より小さい場合には、制御部287は現在視聴中のMPEG2方式による映像信号の切換えを行わず、第1及び第2パケットカウンタ281、282、第1及び第2エラーカウンタ283、284のリセット、あるいは、一方の組み合わせ(第1パケットカウンタ281と第1エラーカウンタ283、又は第2パケットカウンタ282と第2エラーカウンタ284)のリセットを行い(ステップ506)、本フローを終了(ステップ507)する。本フローは、所定のタイミングで繰替えされる。
この様にして、狭受信エリアサービスにおいてエラー信号が多発している場合には、狭受信エリアサービスであるMPEG2方式によるサービスでは、受信状態が良好ではないと判断し、MPEG4方式による広受信エリアサービスに切換えるように制御される。
なお、図5のフローでは、1000パケット信号毎に3以上のエラー信号をカウントした場合に受信状態不良と判断したが、これは一例であって、装置や状況に応じて、様々に変更可能である。また、パケットカウンタセット値及びエラーカウンタセット値は、所定の設定手段によって、ユーザによって設定できるようにしても良い。
また、図5のフローでは、パケット信号を1000個受信した毎にエラーカウンタ283の値を検出したが、パケットカウンタ281の値に拘わらず、エラーカウンタ283の値を検出し、エラーカウンタセット値以上となった場合に映像切換え信号を出力するようにしても良い。さらに、エラーカウンタセット値以上となった場合に、パケットカウンタ281をリセットするようにしても良い。さらに、第1パケットカウンタ281の値がパケットカウンタセット値と一致した場合、第1エラーカウンタ283の値が所定の設定値より小さい場合に、MPEG4方式からMPEG2方式に戻すようにしても良い。
図6に、本実施形態における映像切換処理の他のフローを示す。
当初(ステップ601)、カウンタ処理部18の第1及び第2パケットカウンタ281、282のパケットカウンタセット値は「1000」(所定値)に、MPEG2方式の伝送階層に関するエラー信号用の第1のセット値は「3」に、MPEG4方式の伝送階層に関するエラー信号用の第2のセット値は「3」にセットされているものとする。
次に、現在視聴中の伝送階層が狭受信エリアサービス(MPEG2方式)か否かが判断される(ステップ602)。現在視聴中の伝送階層は、CPU36からの映像切換処理部26への指定、OFDM復調処理部14からのTSデータ等から判断することができる。狭受信エリアサービスでない場合には、ステップ609へ進んで本フローを終了する。
現在視聴中の伝送階層が、狭受信エリアサービス(MPEG2方式)の場合には、制御部287は、第1パケットカウンタ281の値を「1000」と比較し、一致するか否かを判断する(ステップ603)。一致しない場合には、ステップ609へ進み本フローを終了する。
第1パケットカウンタ281の値が「1000」と一致する場合には、制御部287において、第1エラーカウンタ283の値が第1のセット値である「3」以上か否かが判断される(ステップ604)。
第1エラーカウンタ283の値が第1のセット値「3」以上の場合には、第2パケットカウンタ282の値を「1000」と比較し、一致するか否かが判断される(ステップ605)。
第2パケットカウンタ282が「1000」に一致すると、制御部287において、エラーカウンタ284の値が第2のセット値である「3」より小さいか否かが判断される(ステップ606)。
第2エラーカウンタ284の値が第2のセット値である「3」より小さい場合には、制御部287から映像切換え信号が出力される(ステップ607)。映像切換処理部26は、映像切換え信号を受信すると、現在視聴中のMPEG2方式による映像信号から、MPEG4方式によって符号化された符号化データに係わる階層のTSパケット信号から第2ビデオデコーダ22によって出力される映像信号に切換えて、ディスプレイ50に出力する。
第1エラーカウンタ283の値が第1のセット値「3」より小さい場合及びエラーカウンタ284の値が第2のセット値である「3」以上の場合には、制御部287は現在視聴中のMPEG2方式による映像信号の切換えを行わず、第1及び第2パケットカウンタ281及び282、第1及び第2エラーカウンタ283及び284のリセット、あるいは、一方の組み合わせ(第1パケットカウンタ281と第1エラーカウンタ283、又は第2パケットカウンタ282と第2エラーカウンタ284)のリセットを行い(ステップ608)、本フローを終了(ステップ609)する。本フローは、所定のタイミングで繰替えされる。
この様にして、狭受信エリアサービスにおいてエラー信号が多発している場合には(ステップ604参照)、広受信エリアサービスにおいてエラー信号が多発していないことを条件に(ステップ606参照)、狭受信エリアサービスであるMPEG2方式によるサービスからMPEG4方式による広受信エリアサービスに切換えるように制御する。
なお、図6のフローでは、狭受信エリアサービス及び広受信エリアサービスにおいて、共に1000パケット信号毎に3以上のエラー信号をカウントした場合に受信状態不良と判断したが、これは一例であって、装置や状況に応じて、様々に変更可能である。また、パケットカウンタセット値、第1及び第2のエラーカウンタセット値は、所定の設定手段によって、ユーザによって設定できるようにしても良い。
また、図6のフローでは、第1のパケットカウンタ281及び第2のパケットカウンタ282がパケット信号を1000個受信した毎に第1又は第2エラーカウンタ283、284の値を検出したが、第1パケットカウンタ281又は第2のパケットカウンタ282の値に拘わらず、第1又は第2エラーカウンタ283、284の値を検出し、エラー信号が多発していると判断しても良い。さらに、第1又は第2のエラーカウンタセット値以上となった場合に、第1パケットカウンタ281又は第2パケットカウンタ282をリセットするようにしても良い。
図7に、本実施形態における映像切換処理の更に他のフローを示す。
当初(ステップ701)、カウンタ処理部18のパケットカウンタセット値は「1000」に、MPEG2方式の伝送階層に関するエラー信号用の第1のセット値は「3」に、MPEG4方式の伝送階層に関するエラー信号用の第2のセット値は「3」に、MPEG4方式の伝送階層に関するエラー信号用の第3のセット値は「6」にセットされているものとする。
次に、現在視聴中の伝送階層が狭受信エリアサービス(MPEG2方式)か否かが判断される(ステップ702)。現在視聴中の伝送階層は、CPU36からの映像切換処理部26への指定、第1及び第2ビデオデコーダ20及び22からのデータ等から判断することができる。
現在視聴中の伝送階層が、狭受信エリアサービス(MPEG2方式)の場合には、制御部287は、第1パケットカウンタ281の値を「1000」と比較し、一致するか否かを判断する(ステップ703)。一致しない場合には、ステップ716へ進み本フローが終了する。
第1パケットカウンタ281の値が「1000」と一致する場合には、制御部287において、第1エラーカウンタ283の値が第1のセット値である「3」以上か否かが判断される(ステップ704)。
第1エラーカウンタ283の値が第1のセット値「3」以上の場合には、第2パケットカウンタ282の値を「1000」と比較し、一致するか否かが判断される(ステップ705)。
第2パケットカウンタ282が「1000」に一致すると、制御部287において、第2エラーカウンタ284の値が第2のセット値である「3」より小さいか否かが判断される(ステップ706)。
第2エラーカウンタ284の値が第2のセット値である「3」より小さい場合には、制御部287から映像切換え信号が出力される(ステップ707)。映像切換処理部26は、映像切換え信号を受信すると、現在視聴中のMPEG2方式による映像信号から、MPEG4方式によって符号化された符号化データに係わる階層のTSパケット信号から第2ビデオデコーダ22によって出力される映像信号に切換えて、ディスプレイ50に出力する。
第1エラーカウンタ283の値が第1のセット値「3」より小さい場合及びエラーカウンタ284の値が第2のセット値である「3」以上の場合には、制御部287は現在視聴中のMPEG2方式による映像信号の切換えを行わず、第1及び第2パケットカウンタ281及び282、第1及び第2エラーカウンタ283及び284のリセット、あるいは、一方の組み合わせ(第1パケットカウンタ281と第1エラーカウンタ283、又は第2パケットカウンタ282と第2エラーカウンタ284)のリセットを行い(ステップ708)、本フローを終了(ステップ716)する。
ステップ702で、現在視聴中の伝送階層が、広受信エリアサービス(MPEG4方式)の場合には、制御部287は、第1パケットカウンタ281の値を「1000」と比較し、一致するか否かを判断する(ステップ709)。一致しない場合には、ステップ716へ進み本フローが終了する。
第1パケットカウンタ281の値が「1000」と一致する場合には、制御部287において、第1エラーカウンタ283の値が第1のセット値である「3」より小さいか否かが判断される(ステップ710)。
第1エラーカウンタ283の値が第1のセット値「3」より小さいの場合には、制御部287において、映像切換え信号が出力される(ステップ715)。映像切換処理部26は、映像切換え信号を受信すると、現在視聴中のMPEG4方式による映像信号から、MPEG2方式によって符号化された符号化データに係わる階層のTSパケット信号から第1ビデオデコーダ22によって出力される映像信号に切換えて、ディスプレイ50に出力する。
ステップ710において、第1エラーカウンタ283の値が第1のセット値「3」以上の場合には、第2パケットカウンタ282の値を「1000」と比較し、一致するか否かが判断される(ステップ711)。
第2パケットカウンタ282が「1000」に一致すると、第2エラーカウンタ284の値が第2のセット値である「3」以上か否かが判断される(ステップ712)。
第2エラーカウンタ284の値が第2のセット値である「3」以上の場合には、制御部287において、第2エラーカウンタ284の値が第3のセット値である「6」以上か否かが判断される(ステップ713)。
第2エラーカウンタ284の値が第3のセット値である「6」以上の場合には、制御部287は、映像中断信号を出力する(ステップ714)。映像切換処理部26は、映像中断信号を受信すると、現在視聴中のMPEG4方式による映像を中断する。中断時には、ディスプレイ50には、予め定められた静止画(例えば中断を示す画面)を表示することが好ましい。さらに、この場合、音声信号のみをスピーカ60から出力することが好ましい。
第2エラーカウンタ284の値が第2のセット値「3」以上であるが、第3のセット値「6」より小さい場合には、制御部287は現在視聴中のMPEG4方式による映像信号の切換えを行わない。
その後、制御部287は、第1及び第2パケットカウンタ281、282、第1及び第2エラーカウンタ283、284のリセット、あるいは、一方の組み合わせ(第1パケットカウンタ281と第1エラーカウンタ283、又は第2パケットカウンタ282と第2エラーカウンタ284)のリセットを行い(ステップ708)、本フローを終了(ステップ716)する。本フローは、所定のタイミングで繰替えされる。
この様にして、狭受信エリアサービスを視聴中に狭受信エリアサービスにおいてエラー信号が多発している場合には(ステップ704参照)、広受信エリアサービスにおいてエラー信号が多発していないことを条件に(ステップ706参照)、狭受信エリアサービスであるMPEG2方式によるサービスからMPEG4方式による広受信エリアサービスに切換える(ステップ707参照)。また、広受信エリアサービスを視聴中には、狭受信エリアサービスにおいてエラー信号が多発していないことを条件(ステップ710参照)、広受信エリアサービスであるMPEG4方式によるサービスからMPEG2方式による狭受信エリアサービスに切換える(ステップ715参照)。さらに、広受信エリアサービスを視聴中に広受信エリアサービスにおいてもさらに多くのエラー信号が多発している場合には、映像を中断する(ステップ714参照)。
なお、図7のフローでは、狭受信エリアサービスにおいては1000パケット信号毎に3以上のエラー信号をカウントした場合に受信状態不良と判断し、広受信エリアサービスにおいては1000パケット信号毎に3以上のエラー信号をカウントした場合に受信状態不良及び6以上で受信不可能と判断したが、これは一例であって、装置や状況に応じて、様々に変更可能である。また、パケットカウンタセット値、第1〜第3のエラーカウンタセット値は、所定の設定手段によって、ユーザによって設定できるようにしても良い。
また、図7のフローでは、第1及び第2パケットカウンタ281、282においてパケット信号を1000個受信した毎に第1又は第2エラーカウンタ283、284の値を検出したが、第1及び第2パケットカウンタ281、282の値に拘わらず、第1又は第2エラーカウンタ283、284の値を検出し、エラー信号が多発していると判断しても良い。さらに、第1又は第2のエラーカウンタセット値以上となった場合に、パケットカウンタ281、282をリセットするようにしても良い。さらに、第2パケットカウンタの値が「1000」と一致した時に第2エラーカウンタの値をセット値と比較するようにしたが、第2パケットカウンタが「1000」に到達した時の第2エラーカウンタの値をセット値と比較するようにしても良い。
前述した第1及び第2の実施形態では、受信状態を示すTSパケット信号内のヘッダ部にあるトランスポート・エラー信号を利用して映像切換え制御を行ったが、トランスポート・エラー信号の代わりに、符号化された符号化データに係わる階層に関するリードソロモン(Read Solomon)・エラー信号を用いてもよい。リードソロモン符号は、地上波デジタル放送で用いられる誤り訂正符号の一つであり、複数ビットをひとまとめにしたワード単位で誤り訂正を行うものである。リードソロモン・エラー信号は、復調されたデータがリードソロモン符号による誤り訂正の結果、異常があると判定された場合にHレベル、異常がないと判定された場合にLレベルとなる信号である。
リードソロモン・エラー信号を利用した場合、リードソロモン・エラー信号はOFDM復調処理部14から出力され、リードソロモン・エラー信号をトランスポート・エラー信号と置き換えるだけで、その他の制御は同様となる。
本発明の第3の実施形態について以下に説明する。
第3の実施形態では、第1ビデオデコーダ20及び第2ビデオデコーダ22のそれぞれがデコードする映像を判断して、それらかの制御信号によって映像切換処理部26において映像の切換えを行う。具体的には、各デコーダは、その内部に映像のエラーをカウントする内部レジスタを有しており、内部レジスタに応じて狭受信エリアサービスと広受信エリアサービスを切換える。したがって、本実施形態では、図1に示したカウンタ処理部18は必要ない。
図8に、本実施形態における映像切換処理のフローを示す。
当初(ステップ801)、MPEG2方式によって符号化された符号化データに係わる階層のTSパケット信号から第1ビデオデコーダ20によって映像信号がディスプレイ50に出力されるように映像切換処理部26の設定がなされているものとする。
次に、現在視聴中の伝送階層が狭受信エリアサービス(MPEG2方式)か否かが判断される(ステップ802)。現在視聴中の伝送階層は、CPU36からの映像切換処理部26への指定、OFDM復調処理部14からのTSデータ等から判断することができる。
現在視聴中の伝送階層が、狭受信エリアサービス(MPEG2方式)の場合には、第1ビデオデコーダ20(狭受信エリアサービスデコーダ)からの制御信号又は内部レジスタが、映像劣化状態を示すか否かを判断する(ステップ802)。
第1ビデオデコーダ20からの制御信号又は内部レジスタが、映像劣化状態を示す場合には、映像の切換えを実施して(ステップ803)、本フローを終了する(ステップ806)。この映像の切換えによって、狭受信エリアサービスから広受信エリアサービスへの切換えが行われる。
ステップ801で、現在視聴中の伝送階層が、広受信エリアサービス(MPEG4方式)の場合には、第1ビデオデコーダ20(狭受信エリアサービスデコーダ)からの制御信号又は内部レジスタが、映像劣化状態を示すか否かを判断する(ステップ804)。
第1ビデオデコーダ20からの制御信号又は内部レジスタが、映像劣化状態を示していない場合には、映像の切換えを実施して(ステップ803)、本フローを終了する(ステップ806)。この映像の切換えによって、広受信エリアサービスから狭受信エリアサービスへの切換えが行われる。
このようにして、ビデオデコーダからの制御信号又は内部レジスタが映像劣化状態を示すか否かに応じて、狭受信エリアサービス(MPEG2方式)と広受信エリアサービス(MPEG4方式)との切換えを行うことが可能となる。
次に、第1〜第3の実施形態における映像切換え実施について説明する。
狭受信エリアサービスと広受信エリアサービスとの間の映像の切換えは、シームレスに行う必要があるため、映像の切換えが判断されたとしても、直ぐに映像の切換えを行わずに、所定時間後に映像の切換えを行って、シームレス制御することが好ましい。例えば、図9に示すように、映像の切換えが判断された映像切換えタイミング901で実際に映像を切換えずに、所定時間T後の902の時点で映像を切換える。所定時間Tは、CPU36が時間を管理し、ソフト上で遅延を実現する方法、タイマIC等のハードを用いる方法がある。
遅延時間Tは、TSパケット信号のヘッダ部に含まれるPTS(Presentation Time Stamp:提示時刻情報)又はDTS(Decoding Time Stamp:復号時刻情報)からシームレスに映像を切換えるための遅延時刻をCPU39で計算した値であって、CPU39の駆動クロック周波数CLK(図9参照)に基づいて定めされる。なお、シームレス制御を行うレベルは、デジタル受信機10にボリューム(不図示)を取り付け、各種パケットカウンタ設定値及び/又は各種エラーカウンタ設定値を増減させるようにして、ユーザによってレベルを設定できるようにすることが好ましい。
次に、実際に映像を切換える実現方策フローを図10に示す。
最初に、CPU36からの制御信号が映像切換え実行状態を示しているか否かを判断する(ステップ1001)。なお、CPU36が、例えば第1又は第2のビデオデコーダ20又は22にアクセスして情報を得で映像の切換えを判断するものとする。
CPU36からの制御信号が映像切換え実行状態を示している場合には、映像の切換えを実施する(ステップ1002)。
CPU36からの制御信号が映像切換え実行状態を示していない場合には、映像切換えを実施せずにフローを終了する。
次に、実際に映像を切換える他の実現方策フローを図11に示す。
最初に、映像切換処理部26のシームレス制御レジスタにアクセスする(ステップ1101)。
次に、シームレス制御レジスタが映像切換実行状態を示しているか否かを判断する(ステップ1102)。
シームレス制御レジスタが映像切換実行状態を示している場合には、映像切換えを実施する(ステップ1103)。
シームレス制御レジスタが映像切換実行状態を示していない場合には、映像切換えを実施せずにフローを終了する。
10…デジタルデータ受信機
14…OFDM復調処理部
16…TS信号分離処理部
18…カウンタ処理部
20…第1ビデオデコーダ
22…第2ビデオデコーダ
26…映像切換処理部
36…CPU
50…ディスプレイ
14…OFDM復調処理部
16…TS信号分離処理部
18…カウンタ処理部
20…第1ビデオデコーダ
22…第2ビデオデコーダ
26…映像切換処理部
36…CPU
50…ディスプレイ
Claims (21)
- デジタルデータ受信機であって、
狭受信エリアサービスにおける第1受信データから第1映像信号を生成する第1映像信号生成手段と、
広受信エリアサービスにおける第2受信データから第2映像信号を生成する第2映像信号生成手段と、
前記エラー信号に基づいて前記狭受信エリアサービスの受信状態を示すエラー信号を発生するエラー信号発生手段と、
前記第1映像信号と前記第2映像信号との間の切換えを行う切換手段と、
を有することを特徴とするデジタルデータ受信機。 - さらに、前記第1受信データに関するパケット信号のパケット数をカウントするパケットカウンタ及び前記エラー信号のエラー数をカウントするエラーカウンタを有し、
前記パケットカウンタが所定値に達した時に前記エラーカウンタが第1の値以上の場合に、前記切換手段は、第1映像信号から第2映像信号への切換えを行う請求項1に記載のデジタルデータ受信機。 - さらに、前記第1受信データに関するパケット信号のパケット数をカウントするパケットカウンタ及び前記エラー信号のエラー数をカウントするエラーカウンタを有し、
前記パケットカウンタが所定値に達した時に前記エラーカウンタが第1の値より小さい場合に、前記切換手段は、第2映像信号から第1映像信号への切換えを行う請求項1に記載のデジタルデータ受信機。 - 前記パケットカウンタが所定値に達した時に、前記エラーカウンタ及び前記パケットカウンタをリセットする請求項2又は3に記載のデジタルデータ受信機。
- 前記エラーカウンタが所定値に達した時に、前記エラーカウンタ及び前記パケットカウンタをリセットする請求項2又は3に記載のデジタルデータ受信機。
- 前記切換手段による、前記第1映像信号と前記第2映像信号との間の切換えは、前記パケットカウンタが所定値に達した後、一定時間経過後に行われる請求項2〜5の何れか一項に記載のデジタルデータ受信機。
- デジタルデータ受信機であって、
狭受信エリアサービスにおける第1受信データから第1映像信号を生成する第1映像信号生成手段と、
広受信エリアサービスにおける第2受信データから第2映像信号を生成する第2映像信号生成手段と、
前記狭受信エリアサービスの受信状態を示す第1エラー信号を発生する第1エラー信号発生手段と、
前記広受信エリアサービスの受信状態を示す第2エラー信号を発生する第2エラー信号発生手段と、
前記第1エラー信号又は前記第2エラー信号に基づいて前記第1映像信号と前記第2映像信号との間の切換えを行う切換手段と、
を有することを特徴とするデジタルデータ受信機。 - さらに、前記第1受信データに関するパケット信号の第1パケット数をカウントする第1パケットカウンタ、前記第2受信データに関するパケット信号の第2パケット数をカウントする第2パケットカウンタ、前記第1エラー信号の第1エラー数をカウントする第1エラーカウンタ、及び前記第2エラー信号の第2エラー数をカウントする第2エラーカウンタとを有し、
前記第1パケットカウンタが所定値に達した時に前記第1エラーカウンタが第1の値より小さい場合に、前記切換手段は、第2映像信号から第1映像信号への切換えを行う請求項7に記載のデジタルデータ受信機。 - さらに、前記第1受信データに関するパケット信号の第1パケット数をカウントする第1パケットカウンタ、前記第2受信データに関するパケット信号の第2パケット数をカウントする第2パケットカウンタ、前記第1エラー信号の第1エラー数をカウントする第1エラーカウンタ、及び前記第2エラー信号の第2エラー数をカウントする第2エラーカウンタとを有し、
前記第1パケットカウンタが所定値に達した時に前記第1エラーカウンタが第1の値より大きく、且つ前記第2パケットカウンタが所定値に達した時に前記第2エラーカウンタが第2の値より小さい場合に、前記切換手段は、前記第1映像信号から前記第2映像信号への切換えを行う請求項7に記載のデジタルデータ受信機。 - さらに、前記第1受信データに関するパケット信号の第1パケット数をカウントする第1パケットカウンタ、前記第2受信データに関するパケット信号の第2パケット数をカウントする第2パケットカウンタ、前記第1エラー信号の第1エラー数をカウントする第1エラーカウンタ、及び前記第2エラー信号の第2エラー数をカウントする第2エラーカウンタとを有し、
前記第1パケットカウンタが所定値に達し且つ第2パケットカウンタが所定の値に達したときに、前記第2エラーカウンタが、前記第2の値より大きい第3の値以上の場合に、前記切換手段は、前記第1及び前記第2映像信号のいずれも選択しない、又は前記第1映像信号を静止画として提示する請求項9に記載のデジタルデータ受信機。 - 前記第1パケットカウンタが所定値に達した時に前記第1エラーカウンタ及び前記第1パケットカウンタをリセットし、前記第2パケットカウンタが所定値に達した時に前記第2エラーカウンタ及び前記第2パケットカウンタをリセットする請求項8〜10の何れか一項に記載に記載のデジタルデータ受信機。
- 前記第1エラーカウンタが所定値に達した時に前記第1エラーカウンタ及び前記第1パケットカウンタをリセットし、前記第2エラーカウンタが所定値に達した時に前記第2エラーカウンタ及び前記第2パケットカウンタをリセットする請求項8〜10の何れか一項に記載に記載のデジタルデータ受信機。
- 前記切換手段による、前記第1映像信号と前記第2映像信号との間の切換えは、前記第1パケットカウンタ又は前記第2パケットカウンタが所定値に達した後、一定時間経過後に行われる請求項8〜10の何れか一項に記載のデジタルデータ受信機。
- さらに、前記第1又は第2パケットカウンタの所定値を設定する所定値設定手段を有する請求項8〜13の何れか一項に記載のデジタルデータ受信機。
- さらに、前記第1の値を設定するための第1設定手段を有する請求項8〜10の何れか一項に記載のデジタルデータ受信機。
- さらに、前記第2の値を設定するための第2設定手段を有する請求項9又は10に記載のデジタルデータ受信機。
- さらに、前記第3の値を設定するための第3設定手段を有する請求項10に記載のデジタルデータ受信機。
- 前記エラー信号は、第1受信データに関するパケット信号のトランスポート・エラー信号である請求項1〜18の何れか一項に記載のデジタルデータ受信機。
- 前記エラー信号は、第1受信データに関するリードソロモン・エラー信号である請求項1〜18の何れか一項に記載のデジタルデータ受信機。
- さらに、シームレス制御を行うか否かの選択を行うことができるシームレス制御選択手段を有する請求項1〜17の何れか一項に記載のデジタルデータ受信機。
- さらに、前記シームレス制御のレベルを設定することができるレベル設定手段を有する請求項20に記載のデジタルデータ受信機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004018123A JP2005217474A (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | デジタルデータ受信機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007189497A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Nippon Television Network Corp | 受信装置、階層切り替え方法、及びプログラム |
JP2008153832A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Mitsubishi Electric Corp | デジタル放送受信システム |
-
2004
- 2004-01-27 JP JP2004018123A patent/JP2005217474A/ja active Pending
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