JP2010119021A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パケット損失率の揺らぎに応じてFEC符号の誤り耐性を動的に制御可能な通信装置を提供する。
【解決手段】他の通信装置からフィードバックされるパケット損失率を格納する第1のパケットを受信する受信部123と、第1のパケットを解析し、パケット損失率を取得する解析部129と、コンテンツを分割した第2のパケットを、パケット損失率が高いほど小さくなるように定められる格納数だけ格納する第3のパケットを生成する生成部121と、複数の第3のパケットを格納数によって定まる行列サイズに従って行方向及び列方向に配置して行列を生成し、行列に対してパリティ演算を行って得られるFEC符号を格納する第4のパケットを生成する生成部122と、第3のパケット及び第4のパケットを他の通信装置に送信する送信部125とを具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、コンテンツデータを送信及び/または受信する通信装置に関する。
従来、ユーザがコンテンツを視聴する場合、TV、PC、レコーダ(DVDレコーダ等の各種記録媒体にコンテンツを記録可能な装置を指す)等のTVチューナを備える機器を用いて、放送局から所定時刻に送信される放送信号を受信し、コンテンツを再生する視聴形式が一般的である。また、コンテンツが記録されたDVD、ビデオテープ等のリムーバルな記録媒体を賃貸または購入し、記録媒体に応じた再生機器(例えば、DVDプレーヤ、VHSプレーヤ等)によってコンテンツを再生する視聴形式も広く利用されている。
一方、ブロードバンドサービスの普及に伴い、いわゆるVOD(video on demand)サービスと呼ばれる視聴形式が浸透しつつある。VODサービスでは、大量のコンテンツを保有するコンテンツサーバが設けられる。コンテンツサーバは、ユーザから要求されたコンテンツを、ネットワーク接続されたTV、PC、レコーダ等に対して配信する。そして、このようなVODサービスによれば、ユーザは視聴したい時に視聴したいコンテンツを視聴できる。
VODサービスを実現するための具体的方式として、インターネット回線を伝送路として用いてコンテンツを配信するIPTV(Internet Protocol TV)方式が知られている。IPTV方式では、コンテンツ全体が所定サイズのメディアパケットを単位として分割され、これらメディアパケットが多重されたストリームが伝送される。ここで、メディアパケットの全てが受信側に正しく伝送されるとは限らない。即ち、伝送路上のエラーやネットワーク機器のバッファあふれによるパケット損失が生じることがある。
ところで、パケット損失を回復する手法の1つとして受信側から送信側に対して損失が生じたパケットの再送を要求する手法が知られているが、パケットの再送にはある程度の時間を要するため、ストリーミング再生のようなリアルタイム性が重視されるパケット伝送には不向きである。従って、IPTV方式では、損失が生じたパケットを受信側において自律的に復元できるように、送信側においてメディアパケットに対して前方誤り訂正(FEC;Forward Error Correction)符号を演算し、当該FEC符号を格納するFECパケットをメディアパケットと共に伝送することが望ましい。尚、FEC符号のパラメータは固定である必要はなく、例えば伝送路品質が悪ければ(パケット損失率が高ければ)誤り耐性を強化するように制御されてもよい。
特許文献1記載の映像符号化・送信装置は、ストリーム中のメディアパケット分割位置(例えばピクチャ境界)を予測し、予測したメディアパケット分割位置に基づきFEC符号の演算を行っている。特許文献1記載の映像符号化・送信装置によれば、映像伝送遅延を抑制することができる。
特開2007−28241号公報
IPTV方式において、伝送路の一部に無線区間を含む場合がある。例えば、受信側の機器(通信装置)が携帯電話機、無線LANに接続されたPC等で構成される場合、メディアパケットはアクセスポイント等から無線を介して受信側の通信装置に伝送される。無線区間は、有線区間に比べてパケット損失率の揺らぎが大きいことが知られている。仮に、FEC符号のパラメータを固定化する場合、伝送路に関して想定される最悪のパケット損失率に応じた誤り耐性を実現するためのパラメータを設定することが一般的である。従って、無線区間を含む伝送路に関して上記FEC符号のパラメータを固定すると、誤り訂正の演算単位が大きくなるため、受信側においてメディアパケットをバッファリングする時間が増大し、コンテンツ再生が恒常的に大きく遅延するという問題が生じる。尚、特許文献1記載の映像符号化・送信装置は、パケット損失率に応じてFEC符号のパラメータを制御するわけではないので、上記問題を解消しない。
従って、本発明はパケット損失率の揺らぎに応じてFEC符号の誤り耐性を動的に制御可能な通信装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る通信装置は、無線区間を含む伝送路を介して他の通信装置にコンテンツを送信する通信装置において、前記他の通信装置からフィードバックされるパケット損失率を格納する第1のパケットを受信する受信部と、前記第1のパケットを解析し、前記パケット損失率を取得する解析部と、前記コンテンツを分割した第2のパケットを、前記パケット損失率が高いほど小さくなるように定められる格納数だけ格納する第3のパケットを生成する第1の生成部と、複数の前記第3のパケットを前記格納数によって定まる行列サイズに従って行方向及び列方向に配置して行列を生成し、前記行列に対してパリティ演算を行って得られる前方誤り訂正符号を格納する第4のパケットを生成する第2の生成部と、前記第3のパケット及び前記第4のパケットを前記他の通信装置に送信する送信部とを具備する。
本発明の他の態様に係る通信装置は、無線区間を含む伝送路を介して他の通信装置からコンテンツを受信する通信装置において、前記コンテンツを分割した第1のパケットを格納数だけ格納する第2のパケットと、当該第2のパケットのパケット損失を回復するための前方誤り訂正符号が格納された第3のパケットとを受信する受信部と、前記格納数を解析する解析部と、複数の前記第2のパケットを前記格納数によって定まる行列サイズに従って行方向及び列方向に配置して行列を生成し、前記行列に対して前記前方誤り訂正符号を用いて誤り訂正を行う誤り訂正部とを具備する。
本発明の他の態様に係る通信装置は、無線区間を含む第1の伝送路及び無線区間を含む第2の伝送路を有する複数の伝送路を介して他の通信装置にコンテンツを送信する通信装置において、前記他の通信装置から前記第1の伝送路を介してフィードバックされる第1のパケット損失率を格納する第1のパケットを受信する第1の受信部と、前記第1のパケットを解析し、前記第1のパケット損失率を取得する第1の解析部と、前記コンテンツを分割した第2のパケットを、前記第1のパケット損失率が高いほど小さくなるように定められる第1の格納数だけ格納する第3のパケットを生成する第1の生成部と、複数の前記第3のパケットを前記第1の格納数によって定まる第1の行列サイズに従って行方向及び列方向に配置して第1の行列を生成し、前記第1の行列に対してパリティ演算を行って得られる第1の前方誤り訂正符号を格納する第4のパケットを生成する第2の生成部と、前記第3のパケット及び前記第4のパケットを前記第1の伝送路を介して前記他の通信装置に送信する第1の送信部と、前記他の通信装置から前記第2の伝送路を介してフィードバックされる第2のパケット損失率を格納する第5のパケットを受信する第2の受信部と、前記第5のパケットを解析し、前記第2のパケット損失率を取得する第2の解析部と、前記第2のパケットを、前記第2のパケット損失率が高いほど小さくなるように定められる第2の格納数だけ格納する第6のパケットを生成する第3の生成部と、複数の前記第6のパケットを前記第2の格納数によって定まる第2の行列サイズに従って行方向及び列方向に配置して第2の行列を生成し、前記第2の行列に対してパリティ演算を行って得られる第2の前方誤り訂正符号を格納する第7のパケットを生成する第4の生成部と、前記第6のパケット及び前記第7のパケットを前記第2の伝送路を介して前記他の通信装置に送信する第2の送信部とを具備する。
本発明によれば、パケット損失率の揺らぎに応じてFEC符号の誤り耐性を動的に制御可能な通信装置を提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る通信装置は、カメラ10、マイクロホン20、ディスプレイ30、スピーカ40、メモリ50、信号処理部60、無線部70、アンテナ80及び制御部100を有する。
信号処理部60は、制御部100から符号化された映像データ、符号化された音声データ、または制御データなどを含むパケットを送信データ系列として受け取り、デジタル変調処理等の信号処理を施して送信データ信号を生成し、無線部70に入力する。また、信号処理部60は、無線部70から受信データ信号を受け取り、デジタル復調処理等の信号処理を施して符号化された映像データ、符号化された音声データ、または制御データなどを含むパケットを受信データ系列として生成し、制御部100に入力する。
無線部70は、信号処理部60から送信データ信号を受け取り、デジタル−アナログ変換、アップコンバート処理、フィルタ処理及び増幅処理等を施して送信無線信号を生成し、アンテナ80に入力する。また、無線部70は、アンテナ80から受信無線信号を受け取り、増幅処理、フィルタ処理、ダウンコンバート処理及びアナログ−デジタル変換処理等を施して受信データ信号を生成し、信号処理部60に入力する。
アンテナ80は、無線部70からの送信無線信号を受信側の通信装置に対して送信する。また、アンテナ80は、送信側の通信装置から無線信号を受信し、受信無線信号として無線部70に入力する。
制御部100は、図1の通信装置の各部を統括制御する。また、制御部100は、CPU等の汎用プロセッサに所定のプログラムを実行させることにより、若しくは、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用プロセッサで構成することにより、マルチメディア処理部110及びパケット処理部120としても動作する。
マルチメディア処理部110は、図2に示すように、映像符号化部111、音声符号化部112、多重部113、分離部114、映像復号部115及び音声復号部116を有する。尚、図2のマルチメディア処理部110は、図1の通信装置がコンテンツの送受信を行う場合の構成を示す。図1の通信装置がコンテンツの送信を行わない場合、映像符号化部111、音声符号化部112及び多重部113は不要である。また、図1の通信装置がコンテンツの受信を行わない場合、分離部114、映像復号部115及び音声復号部116は不要である。
マルチメディア処理部110は、カメラ10及びマイクロホン20のような入力デバイスから取得した映像データ、音声データから構成されるマルチメディアデータに対する符号化及び多重化を行って、コンテンツ伝送のためのストリームを生成する。
カメラ10は、図1の通信装置外部の被写体を撮影し、動画像(または静止画像)を取得し、映像データとして映像符号化部111に入力する。マイクロホン20は、例えばカメラ10の撮影期間において図1の通信装置周囲の音声を取得し、音声データとして音声符号化部112に入力する。
映像符号化部111は、カメラ10からの映像データに対して所定の符号化(映像符号化)を施し、符号化された映像データ(符号化映像データ)を得る。映像符号化部111は、符号化映像データを多重部113に入力する。
音声符号化部112は、マイクロホン20からの音声データに対して所定の符号化(音声符号化)を施し、符号化された音声データ(符号化音声データ)を得る。音声符号化部112は、符号化音声データを多重部113に入力する。
多重部113は、映像符号化部111からの符号化映像データ及び音声符号化部112からの符号化音声データを、所定サイズを有するパケット単位で夫々分割する(パケット化する)。多重部113は、符号化映像データをパケット化して得られる映像パケット及び符号化音声データをパケット化して得られる音声パケットを夫々多重して、コンテンツ伝送のためのストリームを生成する。多重部113は、上記ストリームをパケット処理部120に入力する。
例えば、多重部113は、MPEG−2 TSパケット(188バイト)に更にタイプスタンプ(4バイト)を付加したTTS(タイムスタンプ付きTS)パケット(192バイト)を単位として、符号化映像データ及び符号化音声データのパケット化する。
また、マルチメディア処理部110は、パケット処理部120から取得したストリームに対する分離及び復号を行って、受信コンテンツを構成する映像データ及び音声データを復元する
分離部114は、他の通信装置から送信されたストリームをパケット処理部120から取得する。上記ストリームには、符号化映像データがパケット化された映像パケット及び符号化音声データがパケット化された音声パケットが多重されている。分離部114は、上記ストリームを映像パケット及び音声パケットに分離する。分離部114は、映像パケットを映像復号部115に入力し、音声パケットを音声復号部116に入力する。
映像復号部115は、分離部114からの映像パケットを映像符号化方式に対応する映像復号方式に従って復号し、映像データを得る。映像復号部115は、上記映像データをディスプレイ30に入力する。ディスプレイ30は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイで構成され、映像復号部115からの映像データを表示する。
音声復号部116は、分離部114からの音声パケットを音声符号化方式に対応する音声復号方式に従って復号し、音声データを得る。音声復号部116は、上記音声データをスピーカ40に入力する。スピーカ40は、音声復号部115からの音声データを出力する。
また、マルチメディア処理部110は、メモリ50との間でマルチメディアデータのやり取りを行う。メモリ50は、コンテンツを、符号化映像データをパケット化した映像パケット及び符号化音声データをパケット化した音声パケットが多重されたストリーム形式で保持する。マルチメディア処理部110は、メモリ50に保持されているコンテンツを読み出してパケット処理部120に入力したり、パケット処理部120から取得したコンテンツをメモリ50に書き込んだりする。
パケット処理部120は、図3に示すように、メディアパケット生成部121、FECパケット生成部122、パケット受信部123、損失率解析部124、パケット送信部125、メディアパケット解析部126、メディアパケットバッファ127、誤り訂正部128、FECパケット解析部129及び損失率パケット生成部130を有する。
パケット処理部120は、他の通信装置にコンテンツを伝送するためのパケット処理を行ったり、他の通信装置から伝送されたコンテンツを受信するためのパケット処理を行ったりする。尚、図3のパケット処理部120は、図1の通信装置がコンテンツの送受信を行う場合の構成を示す。図1の通信装置がコンテンツの受信を行わない場合、メディアパケット解析部126、メディアパケットバッファ127、誤り訂正部128、FECパケット解析部129及び損失率パケット生成部130は不要である。また、図1の通信装置がコンテンツの送信を行わない場合、メディアパケット生成部121、FECパケット生成部122及び損失率解析部124は不要である。
メディアパケット生成部121は、マルチメディア処理部110からのストリームに多重されている映像パケット及び音声パケットを用いてメディアパケットを生成する。上記メディアパケットは、コンテンツの伝送単位としてのパケットであり、少なくとも1つの映像パケット及び/または音声パケットを格納する。例えば、RTP(Real-time Transport Protocol)パケットが上記メディアパケットとして用いられる。IPTVフォーラム規格では、1個のRTPパケットに1〜7個のTTSパケットが格納されることが規定され、7個が望ましいとされている。尚、後述するように、メディアパケット生成部121が生成するメディアパケットに格納される映像パケット及び/または音声パケットの個数(以下、単に格納数と称する)は可変であり、FECパケット生成部122によって変更される。メディアパケット生成部121は、メディアパケットをパケット送信部125に入力する。
FECパケット生成部122は、受信側の通信装置がメディアパケットの損失を自律的に回復するためのFEC符号を生成し、当該FEC符号を格納するFECパケットを生成する。尚、後述するように、FECパケット生成部122は、損失率解析部124から通知されるパケット損失率に基づいて、メディアパケットのパケット長(実際には、上記格納数)を変更する。ここで、FECパケットは、例えばPro−MPEG方式に従って生成されるPro−MPEG FECパケットである。FECパケット生成部122は、FECパケットをパケット送信部125に入力する。
尚、損失率解析部124によって計算されるパケット損失率は、一定時間間隔Tに受信したRTPパケット数Xと、この受信したRTPパケットの最小シーケンス番号Smin及び最大シーケンス番号Smaxとに基づき、パケット損失率={(Smax−Smin)−X}/(Smax−Smin)なる計算式に従って求められる。
パケット受信部123は、信号処理部60から取得した受信データ系列から受信パケットを取り出し、取り出した受信パケットを損失率解析部124、メディアパケット解析部126及びFECパケット解析部129に振り分ける。即ち、パケット受信部123は、信号処理部60から取得した受信パケットが、損失率パケット(例えばRTCP(RTP Control Protocol)パケット)であれば損失率解析部124に入力し、メディアパケットであればメディアパケット解析部126に入力し、FECパケットであればFECパケット解析部129に入力する。
損失率解析部124は、パケット受信部123からの損失率パケットを解析し、受信側の通信装置からフィードバックされたパケット損失率を取得する。損失率解析部124は、上記パケット損失率をFECパケット生成部122に通知する。
パケット送信部125は、メディアパケット生成部121からのメディアパケットと、FECパケット生成部122からのFECパケットと、損失率パケット生成部130からの損失率パケットとを多重した送信データ系列を信号処理部60に入力する。
メディアパケット解析部126は、パケット受信部123からのメディアパケットを解析し、パケット損失率及びメディアパケット長を取得する。メディアパケット解析部126は、パケット損失率を損失率パケット生成部130に入力し、メディアパケット長を誤り訂正部128に通知する。また、メディアパケット解析部126は、解析済みのメディアパケットをメディアパケットバッファ127に入力する。
メディアパケットバッファ127には、メディアパケットが一時的に蓄積される。後述するFEC演算行列サイズに応じた数のメディアパケットがメディアパケットバッファ127に蓄積されると、誤り訂正部128によって誤り訂正が行われる。誤り訂正済みのメディアパケットは、マルチメディア処理部110によって取り出される。
誤り訂正部128は、FECパケット解析部129からのFEC符号を用いて、メディアパケットバッファ127に蓄積されているメディアパケットに対して誤り訂正を行う。FECパケット解析部129は、パケット受信部123からのFECパケットを解析し、当該FECパケットに格納されているFEC符号を取得する。FECパケット解析部129は、FEC符号を誤り訂正部128に入力する。
損失率パケット生成部130は、メディアパケット解析部129からのパケット損失率を、送信側の通信装置に対してフィードバックするための損失率パケットを生成する。損失率パケットとして、例えばRTCPパケットが利用可能である。損失率パケット生成部130は、損失率パケットをパケット送信部125に入力する。
以下、図4乃至図7を用いて、図1の通信装置が行う誤り耐性制御を説明する。尚、以降の説明において、メディアパケットはRTPパケットであり、FECパケット生成部122によって指定される格納数だけTTSパケットを格納しているものとする。また、FECパケットは1次元Pro−MPEG FEC方式に従って生成されるものとするが、2次元Pro−MPEG FEC方式若しくはその他のFEC方式に従って生成されてもよい。
図4及び図6において、データ送信装置A及びデータ受信装置Bはいずれも図1の通信装置と同様の構成を有するものとする。また、データ送信装置A−無線アクセスポイント間が有線区間を介して接続されているように描かれているが、無線区間を介して接続されてもよい。更に、データ送信装置A及びデータ受信装置Bの間には更に多くの中継装置(無線アクセスポイントを含む)が設けられてもよい。
図4に示すように、伝送路品質が比較的良好な(即ち、パケット損失率が比較的低い)状況において、RTPパケットで構成されるメディアパケットには、7個のTTSパケットが格納されている。尚、RTPヘッダ、UDP(User Datagram Protocol)ヘッダ、IPヘッダの説明は省略する。
データ送信装置A内部のFECパケット生成部122は、図5に示すように上記メディアパケットを行方向に10個、列方向に10個ずつ夫々配置して10行10列のFEC演算行列を生成し、列方向にパリティ演算(XOR演算)を行ってFEC符号を生成する。上記FEC演算行列の要素であるメディアパケットには7個のTTSパケットが格納されているので、1つのFEC演算行列には計700個(=10×10×7)のTTSパケットが包含される。
データ送信装置A内部のFECパケット生成部122は、データ受信装置Bからフィードバックされるパケット損失率が閾値を超えると(即ち、伝送路の品質が悪化すると)、図6に示すように、メディアパケット中のTTSパケットの格納数を1に変更する。
FECパケット生成部122は、上記格納数の変更に伴い、FEC演算行列の行列サイズを変更する。具体的には、FECパケット生成部122は、図7に示すように上記メディアパケットを行方向に70個、列方向に10個ずつ夫々配置して10行70列のFEC演算行列を生成し、列方向にパリティ演算を行ってFEC符号を生成する。図7のFEC演算行列は図5のFEC演算行列に比べて列数が拡大しているので、インタリーブ処理によってメディアパケットを時間的に広く分散できる。従って、図7のFEC演算行列に基づき生成されたFEC符号によれば、無線区間において生じやすいバースト誤りに対する誤り耐性を向上させることができる。
また、図7のFEC演算行列の要素であるメディアパケットには1個のTTSパケットが格納されているので、1つのFEC演算行列には計700個(=10×70×1)のTTSパケットが包含される。即ち、上記格納数の変更に関わらずFEC演算行列に包含されるTTSパケットは固定されている(換言すれば、FEC演算行列の列数を格納数に反比例するように変更している)ので、データ受信装置Bにおける誤り訂正のためのメディアパケットのバッファリング時間は格納数の変更による影響を受けない。
以下、図8を用いて、FECパケット生成部122によるFEC演算行列サイズの変更処理を説明する。FEC演算行列サイズの変更処理は、損失率パケットの受信によって開始する。
まず、FECパケット生成部122は、損失率解析部124からパケット損失率を取得する(ステップS201)。FECパケット生成部122は、ステップS201において取得したパケット損失率を閾値と比較する(ステップS202)。尚、図8において、閾値は1つであるかのように描かれているが、FEC演算行列サイズをより細かく変更するために閾値が複数設けられてもよい。
ステップS202において、パケット損失率が閾値以上であれば、誤り耐性を強化するために処理はステップS203に進む。一方、ステップS202において、パケット損失率が閾値未満であれば、FEC符号の誤り耐性を緩和するために処理はステップS205に進む。
ステップS203において、FECパケット生成部122は現在のメディアパケット長が、最短のパケット長に一致するか否かを確認する。ここで、最短のパケット長とは、メディアパケットの格納数を最小とした場合のパケット長(例えば、TTSパケットを1個格納するRTPパケットのパケット長)である。ステップS203において、現在のメディアパケット長が最短のパケット長に一致していれば、これ以上メディアパケットを短くする(換言すれば、FEC演算行列サイズを拡大する)ことができないので、処理はステップS208に進む。一方、ステップS203において、現在のメディアパケット長が最短のパケット長に一致しなければ、メディアパケットを短くするために処理はステップS204に進む。
ステップS204において、FECパケット生成部122はメディアパケットのパケット長を短くして(即ち、メディアパケットの格納数を減らして)、処理はステップS207に進む。具体的には、例えばFECパケット生成部122は、選択可能な複数の格納数のうち、現在の格納数よりも小さい格納数を選択する。メディアパケットが短くなると、FEC演算行列の行列サイズは拡大する(より正確には、FEC演算行列の列数が拡大する)。また、FECパケット生成部122は、変更済みの格納数をメディアパケット生成部121に通知する。
ステップS205において、FECパケット生成部122は現在のメディアパケット長が、最長のパケット長に一致するか否かを確認する。ここで、最長のパケット長とは、メディアパケットの格納数を最大とした場合のパケット長(例えば、TTSパケットを7個格納するRTPパケットのパケット長)である。ステップS205において、現在のメディアパケット長が最長のパケット長に一致していれば、これ以上メディアパケットを長くする(換言すれば、FEC演算行列を縮小する)ことができないので、処理はステップS208に進む。一方、ステップS205において、現在のメディアパケット長が最長のパケット長に一致しなければ、メディアパケットを長くするために処理はステップS206に進む。
ステップS206において、FECパケット生成部122はメディアパケットのパケット長を長くして(即ち、メディアパケット長の格納数を増やして)、処理はステップS207に進む。具体的には、例えばFECパケット生成部122は、選択可能な複数の格納数のうち、現在の格納数よりも大きい格納数を選択する。メディアパケット長が長くなると、FEC演算行列の行列サイズは縮小する(より正確には、FEC演算行列の列数が縮小する)。また、FECパケット生成部122は、変更済みの格納数をメディアパケット生成部121に通知する。
ステップS207において、FECパケット生成部122は変更済みの行列サイズに従ってFEC演算行列を生成するために生成途中のFEC演算行列をリフレッシュし、処理はステップS208に進む。即ち、ステップS207の処理は、変更済みの行列サイズを遅滞なく適用し、パケット損失率の変化に素早く追従して誤り耐性を制御することを可能としている。尚、ステップS207の処理は一例である。例えば、ステップS207の処理に代えて、変更前の行列サイズに従って生成途中のFEC演算行列を生成し終えてから変更済みの行列サイズを適用するようにしてもよい。
ステップS208において、FECパケット生成部122はFECパケット生成処理を継続し、FEC演算行列サイズの変更処理は終了する。即ち、FECパケット生成部122は現在の行列サイズに従ってメディアパケットを配置して、パリティ演算を行ってFEC符号を生成し、当該FEC符号を格納したFECパケットを生成する。
以下、図9を用いて、誤り訂正部128によるFEC演算行列サイズの変更処理を説明する。
まず、誤り訂正部128は、メディアパケット解析部126からメディアパケット長を取得する(ステップS301)。次に、誤り訂正部128は、ステップS301において取得したメディアパケット長及び直近に取得したメディアパケット長を比較し、増減の有無を確認する(ステップS302)。ステップS302において、メディアパケット長の増減があれば処理はステップS303に進み、そうでなければ処理はステップS307に進む。
ステップS303において、誤り訂正部128はメディアパケットバッファ127に蓄積されているFEC演算行列をリフレッシュし、処理はステップS304に進む。即ち、誤り訂正部128は、ステップS302においてFEC演算行列サイズの変更を検知しているので、新たなFEC演算行列サイズに従ってFEC演算行列を改めて生成できるように、生成途中のFEC演算行列をリフレッシュする。
ステップS304において、誤り訂正部128はステップS301において取得したメディアパケット長が直近に取得したメディアパケット長に比して減少しているか否かを確認する。ステップS304においてメディアパケット長が減少していれば処理はステップS305に進み、そうでなければ処理はステップS306に進む。
ステップS305において、誤り訂正部128は上記メディアパケット長の減少に応じてFEC演算行列の列数を拡大し、処理はステップS307に進む。また、ステップS306において、誤り訂正部128は上記メディアパケット長の増加に応じてFEC演算行列の列数を縮小し、処理はステップS307に進む。誤り訂正部128は、メディアパケットのパケット長に基づき当該メディアパケットの格納数を導出できるので、当該格納数に応じた列数をFEC演算行列に設定できる。
ステップS307において、誤り訂正部128は誤り訂正処理を継続する。即ち、誤り訂正部128は、FEC演算行列の生成が完了していなければメディアパケットをメディアパケットバッファ127に蓄積してFEC演算行列の生成を継続し、FEC演算行列の生成が完了していればFECパケットに格納されるFEC符号を用いてFEC演算行列の誤り訂正を行う。
以上説明したように本実施形態に係る通信装置は、受信側の通信装置からフィードバックされるパケット損失率に基づき、FEC演算行列の行列サイズを変更するようにしている。従って、本実施形態に係る通信装置によれば、パケット損失率の揺らぎに応じてFEC符号の誤り耐性を動的に制御できる。例えば、本実施形態に係る通信装置は、パケット損失率が比較的高い場合にはFEC演算行列サイズを拡大し、メディアパケットをインタリーブ処理によってより時間的に広く分散させることにより、バースト誤りに対する誤り耐性を強化できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る通信装置は、前述した第1の実施形態に係る通信装置と比べて誤り耐性の制御手法が異なる。
前述した第1の実施形態に係る通信装置は、パケット損失率が高いほどメディアパケットの格納数を減少させるようにしている。FEC演算行列の列数は格納数に反比例させているので、格納数が減少することによりFEC演算行列の行列サイズは拡大し、誤り耐性が強化される。本実施形態に係る通信装置は、上記パケット損失率と格納数との間の関係は維持しつつ、伝送対象となるコンテンツデータのビットレートを更に考慮して誤り耐性を制御するようにしている。
本実施形態に係る通信装置内部のFECパケット生成部122は、例えば図10に示すテーブルを参照してメディアパケットの格納数を決定する。図10において、X,Y及びZはパケット損失率の段階を示し、X>Y>Zである。また、図10において、A,B及びCはビットレートの段階を示し、A>B>Cである。尚、図10においてパケット損失率及びビットレートは3段階に区分されているが、2段階に区分されもよいし4段階以上に区分されてもよい。図10のテーブルは、ビットレートが同じ段階であればパケット損失率が高いほど小さい格納数が割り当てられ、パケット損失率が同じ段階であればビットレートが高いほど大きい格納数が割り当てられている。
図10によれば、FECパケット生成部122は、パケット損失率が最も高い(パケット損失率の段階=X)伝送路を介してビットレートが最も低い(ビットレートの段階=C)コンテンツデータを伝送する場合には、誤り耐性を最も高く(格納数=1)設定している。また、FECパケット生成部122は、パケット損失率が最も低い(パケット損失率の段階=Z)伝送路を介してビットレートが最も高い(ビットレートの段階=A)コンテンツデータを伝送する場合には、誤り耐性を最も低く(格納数=7)設定している。
以上説明したように、本実施形態に係る通信装置は、パケット損失率に加えてビットレートにも基づいてFEC演算行列の行列サイズを変更するようにしている。従って、本実施形態に係る通信装置によれば、伝送路の品質だけでなく伝送対象となるコンテンツデータのビットレートに応じて誤り耐性を動的に制御できる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る通信装置は、前述した第1の実施形態に係る通信装置と比べてFEC演算行列サイズの通知手法が異なる。
前述した第1の実施形態に係る通信装置は、FEC演算行列サイズの変更をメディアパケット長の増減を介して通知していた。本実施形態に係る通信装置は、FECパケットのヘッダに上記FEC演算行列サイズを示す情報を格納することにより、FEC演算行列サイズを通知する。
例えば、Pro−MPEG拡張FECヘッダとして、図11に示す構成が規定されている。図11において、“X”は将来のヘッダ拡張のための予約を示す1ビットの領域を表し、“Offset”はメディアパケットの周期(即ち、FEC演算行列の列数)を示す8ビットの領域を表し、“NA”はFECパケットが保護しているメディアパケットの数(即ち、FEC演算行列の行数)を示す8ビットの領域を表す。
本実施形態に係る通信装置内部のFECパケット生成部122が図11に示すヘッダを付加してFECパケットを生成すれば、受信側の通信装置は受信したヘッダ中の“Offset”及び“NA”を参照することにより、FEC演算行列サイズを検知することができる。また、FECパケット生成部122が例えば図11に示すヘッダを付加し、更に当該ヘッダ中の“X”に“1”を格納してFECパケットを生成すれば、受信側の通信装置は受信したヘッダ中の“X”を参照することにより、FEC演算行列サイズの変更を検知することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る通信装置は、FEC演算行列サイズをFECパケットのヘッダを介して受信側の通信装置に通知するようにしている。従って、本実施形態に係る通信装置によってもFEC演算行列サイズは受信側の通信装置に正しく通知されるので、前述した第1の実施形態に係る通信装置と同様の効果が得られる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る通信装置は、図12に示すように、上記図1におけるパケット処理部120、信号処理部60、無線部70及びアンテナ80で構成される信号処理系に相当する信号処理系を2つ有する点が異なる。具体的には、図12の通信装置は、パケット処理部120−1、信号処理部60−1、無線部70−1及びアンテナ80−1で構成される第1の信号処理系と、パケット処理部120−2、信号処理部60−2、無線部70−2、アンテナ80−2で構成される第2の信号処理系とを有する。以下の説明では、図12において図1と同一部分には同一符号を付して示し、異なる部分を中心に述べる。
図12の通信装置は、2つの伝送路を介して受信側の通信装置と通信を行う。具体的には、図12の通信装置は、第1の信号処理系を用いて第1の伝送路を介した通信を行い、第2の信号処理系を用いて第2の伝送路を介した通信を行う。尚、第1の伝送路及び第2の伝送路はいずれも無線区間を含む。
第1の信号処理系及び第2の信号処理系は、図1におけるパケット処理部120、信号処理部60、無線部70及びアンテナ80で構成される信号処理系と同様の機能を有する。即ち、第1の信号処理系内部のパケット処理部120−1は第1の伝送路におけるパケット損失率の揺らぎに応じてFEC演算行列サイズを変更して誤り耐性を制御し、第2の信号処理系内部のパケット処理部120−2は第2の伝送路におけるパケット損失率の揺らぎに応じてFEC演算行列サイズを変更して誤り耐性を制御する。
以上説明したように、本実施形態に係る通信装置は複数の伝送路に対応する複数の信号処理系を有し、各伝送路のパケット損失率の揺らぎに応じて当該伝送路を介する通信に適用されるFEC演算行列サイズを変更するようにしている。従って、本実施形態に係る通信装置によれば、複数の伝送路間でパケット損失率にばらつきが生じても、個々の伝送路におけるパケット損失率の揺らぎに応じてFEC符号の誤り耐性を動的に制御できる。
尚、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
第1の実施形態に係る通信装置を示すブロック図。 図1のマルチメディア処理部の内部を示すブロック図。 図1のパケット処理部の内部を示すブロック図。 図1のデータ通信装置が送信可能なメディアパケットの一例を示す図。 図4のメディアパケットに対応するFEC演算行列を示す図。 図4の別の例を示す図。 図6のメディアパケットに対応するFEC演算行列を示す図。 図3のFECパケット生成部によるFEC演算行列サイズの変更処理を示すフローチャート。 図3の誤り訂正部によるFEC演算行列サイズの変更処理を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る通信装置の選択可能なメディアパケットの格納数と、パケット損失率及びビットレートとの関係を示すテーブル。 第3の実施形態に係る通信装置が送信するFECパケットのヘッダの構造例を示す図。 第4の実施形態に係る通信装置を示すブロック図。
符号の説明
10・・・カメラ
20・・・マイクロホン
30・・・ディスプレイ
40・・・スピーカ
50・・・メモリ
60,60−1,60−2・・・信号処理部
70,70−1,70−2・・・無線部
80,80−1,80−2・・・アンテナ
100・・・制御部
110・・・マルチメディア処理部
111・・・映像符号化部
112・・・音声符号化部
113・・・多重部
114・・・分離部
115・・・映像復号部
116・・・音声復号部
120,120−1,120−2・・・パケット処理部
121・・・メディアパケット生成部
122・・・FECパケット生成部
123・・・パケット受信部
124・・・損失率解析部
125・・・パケット送信部
126・・・メディアパケット解析部
127・・・メディアパケットバッファ
128・・・誤り訂正部
129・・・FECパケット解析部
130・・・損失率パケット生成部

Claims (5)

  1. 無線区間を含む伝送路を介して他の通信装置にコンテンツを送信する通信装置において、
    前記他の通信装置からフィードバックされるパケット損失率を格納する第1のパケットを受信する受信部と、
    前記第1のパケットを解析し、前記パケット損失率を取得する解析部と、
    前記コンテンツを分割した第2のパケットを、前記パケット損失率が高いほど小さくなるように定められる格納数だけ格納する第3のパケットを生成する第1の生成部と、
    複数の前記第3のパケットを前記格納数によって定まる行列サイズに従って行方向及び列方向に配置して行列を生成し、前記行列に対してパリティ演算を行って得られる前方誤り訂正符号を格納する第4のパケットを生成する第2の生成部と、
    前記第3のパケット及び前記第4のパケットを前記他の通信装置に送信する送信部と
    を具備することを特徴とする通信装置。
  2. 無線区間を含む伝送路を介して他の通信装置からコンテンツを受信する通信装置において、
    前記コンテンツを分割した第1のパケットを格納数だけ格納する第2のパケットと、当該第2のパケットのパケット損失を回復するための前方誤り訂正符号が格納された第3のパケットとを受信する受信部と、
    前記格納数を解析する解析部と、
    複数の前記第2のパケットを前記格納数によって定まる行列サイズに従って行方向及び列方向に配置して行列を生成し、前記行列に対して前記前方誤り訂正符号を用いて誤り訂正を行う誤り訂正部と
    を具備することを特徴とする通信装置。
  3. 前記格納数は、前記パケット損失率が等しければ前記コンテンツのビットレートが高いほど大きく、前記ビットレートが等しければ前記パケット損失率が高いほど小さくなるように定められることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記第2の生成部は、前記行列サイズを示す情報を前記第4のパケットのヘッダに格納することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 無線区間を含む第1の伝送路及び無線区間を含む第2の伝送路を有する複数の伝送路を介して他の通信装置にコンテンツを送信する通信装置において、
    前記他の通信装置から前記第1の伝送路を介してフィードバックされる第1のパケット損失率を格納する第1のパケットを受信する第1の受信部と、
    前記第1のパケットを解析し、前記第1のパケット損失率を取得する第1の解析部と、
    前記コンテンツを分割した第2のパケットを、前記第1のパケット損失率が高いほど小さくなるように定められる第1の格納数だけ格納する第3のパケットを生成する第1の生成部と、
    複数の前記第3のパケットを前記第1の格納数によって定まる第1の行列サイズに従って行方向及び列方向に配置して第1の行列を生成し、前記第1の行列に対してパリティ演算を行って得られる第1の前方誤り訂正符号を格納する第4のパケットを生成する第2の生成部と、
    前記第3のパケット及び前記第4のパケットを前記第1の伝送路を介して前記他の通信装置に送信する第1の送信部と、
    前記他の通信装置から前記第2の伝送路を介してフィードバックされる第2のパケット損失率を格納する第5のパケットを受信する第2の受信部と、
    前記第5のパケットを解析し、前記第2のパケット損失率を取得する第2の解析部と、
    前記第2のパケットを、前記第2のパケット損失率が高いほど小さくなるように定められる第2の格納数だけ格納する第6のパケットを生成する第3の生成部と、
    複数の前記第6のパケットを前記第2の格納数によって定まる第2の行列サイズに従って行方向及び列方向に配置して第2の行列を生成し、前記第2の行列に対してパリティ演算を行って得られる第2の前方誤り訂正符号を格納する第7のパケットを生成する第4の生成部と、
    前記第6のパケット及び前記第7のパケットを前記第2の伝送路を介して前記他の通信装置に送信する第2の送信部と
    を具備することを特徴とする通信装置。
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