JP4604851B2 - 送信装置、受信装置、送信処理方法、受信処理方法、それらのプログラム - Google Patents

送信装置、受信装置、送信処理方法、受信処理方法、それらのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介して符号化データを送信または受信するために用いられる送信装置、受信装置、送信処理方法、受信処理方法、それらのプログラムに関する。
例えば、近年、ネットワークを介して、ビデオストリーミングなどにより、多様なコンテンツデータが提供されている。
このようなネットワークは、通常、ベストエフォート方式であり、ビデオパケットデータは、ネットワークトラブルや最大遅延時間経過などの要因で、受信装置において消失パケットとして扱われることがある。
このようなシステムでは、ビデオストリーミングにおけるパケット消失の問題をいかに解決し、受信装置においてビデオデータを高品質に復号させるかが重要である。
従来の手法では、送信側において、FEC(Forward Error Correction)などの手法で、ネットワーク状態に基づいて、ビデオデータの各階層データを複数(K個)のユニットに分割し、当該複数のユニットに誤り訂正符号を付加してN個のユニットに拡張する。
ここで、(N,K)の組は、ネットワークの利用可能バンド幅およびパケットロス率によって動的に決まる。
JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)2000などの階層符号化が行われたビデオデータは、複数の階層データのデータで構成され、上位階層の階層データになるに従って、画質に与える影響が大きいという特性を有している。
Weiping Li,"Overview of Fine Graularity Scalability in MPEG-4 Video Standard,"IEEE Tran. On Circuits and Systems for Video Technology, Vol. 11, No. 3, March 2001. J. Li, S. Lei,"An Embedded Still Image Coder with Rate-Distortion Optimization."IEEE TRANSACTION ON IMAGE PROCESSING, Vol. 8, No. 7, July 1999. P. A. Chou, A. E. Mohr, A. Wang, and S. Mehrotra,"Error control for receiver-driven layered multicast of audio and video "IEEE Trans. Multimedia, 3(1): 108-122, March 2001. R. Puri and K. Ramchandran,"Multiple description source coding through forward error correction codes "In Proc. Asilomar Conference on Signal, Systems, and Computers, Asilomar, CA, Oct. 1999, IEEE. P. A. Chou, H. J. Wang, V. N. Padmanabham," Layered Multiple description coding",Packet Video Workshop, Nantes, France, April 2003. Y. Zhu, B. Li, J. Guo,"Multicast with Network coding in Application-Layer Overlay Networks,"IEEE JSAC, vol. 22, No. 1, Jan. 2004. G. Wang, S. Futemma, E. Itakura,"FEC-based Scalable Multiple Description Coding for Overlay Network Streaming", IEEE CCNC'05, LAS VEGAS, USA, Jan. 2005. P. Ferre, A. Doufexi, A. Nix, D. Bull, and J. Chung-How,"Packetization Strategies for enhanced video transmission over Wireless LANs,"the 14th international Packet Video Workshop in Irvine, USA, Dec. 13-14, 2004.
ところで、ビデオデータを符号化して配信した場合に、当該ビデオデータを受信した復号装置が、その復号装置の処理能力に適した復号処理を行うことができるシステムが望まれている。
しかしながら、上述した従来のシステムでは、全ての階層データが復号先で復号に用いられることを前提として符号化を行っていたため、上述した要請に答えることが難しい。
なお、上述した要請は、ビデオデータに限らず、多様な符号化データについても同様にある。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するために、符号化データの受信側が、その受信側の処理能力に適した処理内容で符号化データを復号することを可能にする送信装置、受信装置、送信処理方法、受信処理方法、それらのプログラムを提供することを目的とする。
本発明の送信装置は、階層符号化された符号化データを送信する送信装置であって、符号化対象のデータを構成する複数の階層データのうち、所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して複数の第1の分割データを生成する第1の符号化手段と、前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して複数の第2の分割データを生成する第2の符号化手段と、前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータと、をネットワークに送出する送信制御手段と、を有する。
本発明の受信装置は、階層符号化された符号化データを受信する受信装置であって、複数の階層データのうち所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第1の分割データのうち、前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第2の分割データのうち、前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータとを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記第1のパケットデータを選択し、当該第1パケットデータに含まれる第1の分割データを復号して前記所定数の階層データを生成する復号手段と、を有する。
本発明の受信装置は、階層符号化された符号化データを受信する受信装置であって、複数の階層データのうち所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第1の分割データのうち、前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第2の分割データのうち、前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータとを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記第1パケットデータに含まれる第1の分割データを、前記第2のパケットデータに含まれる前記誤り訂正ユニットデータで誤り訂正した後に復号して前記所定数の階層データを生成し、前記第2のパケットデータに含まれる前記第2の分割データを復号して前記所定数の階層データ以外の階層データを生成する復号手段と、を有する。
本発明の送信処理方法は、階層符号化された符号化データを送信する送信処理方法であって、符号化対象のデータを構成する複数の階層データのうち、所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して複数の第1の分割データを生成する第1の工程と、前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して複数の第2の分割データを生成する第2の工程と、前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータと、をネットワークに送出する第3の工程と、を有する。
本発明の受信処理方法は、階層符号化された符号化データを受信する受信処理方法であって、複数の階層データのうち所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第1の分割データのうち、前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第2の分割データのうち、前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータとを受信する第1の工程と、前記第1の工程で受信した前記第1のパケットデータを選択し、当該第1パケットデータに含まれる第1の分割データを復号して前記所定数の階層データを生成する第2の工程と、を有する。
本発明のプログラムは、階層符号化された符号化データを送信する送信装置の有するコンピュータが実行するプログラムであって、符号化対象のデータを構成する複数の階層データのうち、所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して複数の第1の分割データを生成する第1の手順と、前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して複数の第2の分割データを生成する第2の手順と、前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータと、をネットワークに送出する第3の手順と、を前記コンピュータに実行させる。
第7の観点の発明のプログラムは、階層符号化された符号化データを送信する送信装置が実行するプログラムであって、符号化対象のデータを構成する複数の階層データのうち、所定数の階層データを分割および符号化して複数の第1の分割データを生成する第1の手順と、前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割および符号化して複数の第2の分割データを生成する第2の手順と、前記第1の手順で生成した前記第1の分割データを含む第1のパケットデータと、前記第1の分割データの誤り訂正ユニットデータと前記第2の手順で生成した前記第2の分割データとを含む第2のパケットデータとをネットワークに送出する第3の手順とを前記送信装置に実行させる。
本発明によれば、符号化データの受信側が、その受信側の処理能力に適した処理内容で符号化データを復号することを可能にする送信装置、受信装置、送信処理方法、受信処理方法、それらのプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係わる通信システムについて説明する。
送信装置11が第1の観点の発明の送信装置の一例であり、ローエンド受信装置13が第2の観点の発明の受信装置の一例であり、ハイエンド受信装置15が第3の観点の発明の受信装置の一例である。
図2に示すローエンドユニット生成部23が第1の観点の発明の第1の符号化手段の一例であり、ハイエンドユニット生成部33が第2の符号化手段の一例である。
また、図2に示すローエンドパケット化部29およびハイエンドパケット化部39が、第1の観点の発明の送信制御手段の一例である。
また、図11に示すプログラムRPGが本発明のプログラムの一例である。
図1は、本発明の実施形態に係わる通信システム1の概念図である。
図1に示すように、通信システム1は、送信装置11が、コンテンツデータCONTをパケット形式で、ローエンド受信装置13およびハイエンド受信装置15に送信する。
通信システム1における通信は、例えば、バンド幅およびパケットロス率が変動するインターネットなどの有線あるいは無線のネットワークを介して行われる。
なお、ローエンド受信装置13およびハイエンド受信装置15の数はそれぞれ任意である。
<送信装置11>
図2は、図1に示す送信装置11の構成図である。
図2に示すように、送信装置11は、例えば、メモリ21、静的パラメータ決定部22、ローエンドユニット生成部23、ローエンドバッファメモリ25、インターフェース26、ネットワーク状態検出部27、ローエンド動的パラメータ決定部28、ローエンドパケット化部29、ハイエンドユニット生成部33、ハイエンドバッファメモリ35、ハイエンド動的パラメータ決定部38、ハイエンドパケット化部39を有する。
送信装置11は、例えば、受信装置13,15に対してコンテンツデータをストリーミング形式で送信する。
[メモリ21]
メモリ21は、送信対象のコンテンツデータCONTを記憶する。
本実施形態において、コンテンツデータCONTは、例えば、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)2000やMPEG(Motion Picture Experts Group)4−FGSなどで階層符号化されたデータである。
JPEG2000では、符号化装置は、例えば、被符号化画像データを離散ウェーブレット変換して得た変換係数を複数のコードブロックに分割し、各コードブロックに対してビットプレーン分解を行う。
そして、上記符号化装置は、各ビットプレーンを複数の符号化パスに分割し、符号化パス単位で符号量を制御する。
また、JPEG2000では、再生画像におけるSNR向上に対応する符号化データのまとまりである階層データが規定されている。
各階層データは、例えば、その上位階層データに比べて、復号画像の画質に与える影響が大きいという特性を有している。
上記符号化装置は、下位階層データのデータに対して上位階層データのデータを追加送信することで段階的に再生画像の向上を図れる。また、与えられたビットレートを超えるデータに対しては切り捨て処理を行うことができる。
[静的パラメータ決定部22]
静的パラメータ決定部22は、ネットワーク19の状態とは無関係に(オフラインで)、予め想定したネットワーク19の最悪の状態および最大利用可能ビットレートに基づいて、静的パラメータ(n,k)を決定する。
静的パラメータ(n,k)において、「i」は、コンテンツデータCONTの階層データの番号を示している。
本実施形態では、階層データの番号「i」が小さくなるに従って、その復号画像の画質に与える影響が大きい。
は、静的パラメータ決定部22において、送信データの階層データLayerを複数の情報ユニットデータIUに分割する数を示している。
また、nは、静的パラメータ決定部22において、送信データの階層データLayerを構成する上記複数の情報ユニットデータIUを符号化した符号ユニットデータと、その誤り訂正符号ユニットデータとのユニットデータの総数を示している。
/nは、例えば、0.6である。
静的パラメータ決定部22は、静的パラメータkをローエンドユニット生成部23およびハイエンドユニット生成部33に出力する。
また、静的パラメータ決定部22は、静的パラメータnをローエンドユニット生成部23およびハイエンドユニット生成部33に出力する。
なお、本実施形態では、ローエンドユニット生成部23およびハイエンドユニット生成部33において共通のパラメータk,nを用いる場合を例示するが、静的パラメータ決定部22は、ローエンドユニット生成部23およびハイエンドユニット生成部33のそれぞれについて個別に上記パラメータを生成してもよい。
[ローエンドユニット生成部23]
ローエンドユニット生成部23は、メモリ21から読み出したコンテンツデータCONTを構成する階層データLayer(1≦i≦L1)を、複数の情報ユニットに分割する。
例えば、ローエンドユニット生成部23は、図3に示すように、静的パラメータ決定部22からの静的パラメータkiに基づいて、階層データLayer(1≦i≦L1)をk個の情報ユニットデータUkiに分割する。
ここで、ローエンドユニット生成部23は、階層データLayer(1≦i≦L1)内で連続するk個のシンボルが異なる情報ユニットデータIUkiに属するように情報ユニットデータIUkiを生成する。
図3において、各番号がシンボルを示し、Bが最後のシンボルである。
次に、ローエンドユニット生成部23は、上記生成した階層データLayer(1≦i≦L1)のk個の情報ユニットデータIUi1〜IUikiのそれぞれに対応した符号ユニットデータUi1〜Uikiと、それに対応した(n−k)個の誤り訂正ユニットデータUi(ki+1)〜Uiniとを生成する。すなわち、ローエンドユニット生成部23は、n個のユニットデータUi1〜Uiniを生成する。
ローエンドユニット生成部23、全ての階層データLayer(1≦i≦L1)のユニットデータUi1〜Uiniをローエンドバッファメモリ25およびハイエンドバッファメモリ35に書き込む。
ここで、n>kである。
[インタフェース26]
インタフェース26は、ネットワーク19を介して、図1に示すローエンド受信装置13およびハイエンド受信装置15と通信を行う。
[ネットワーク状態検出部27]
ネットワーク状態検出部27は、インタフェース26を介してネットワーク19の通信状態を監視し、ネットワーク19の利用可能バンド幅や、パケットロス率などを動的に検出する。
[ローエンド動的パラメータ決定部28]
ローエンド動的パラメータ決定部28は、ネットワーク状態検出部27が検出した利用可能バンド幅に基づいて、GOP1に利用可能ビット量R1を決定する。
ローエンド動的パラメータ決定部28は、下記式(1)に示すように、上記決定した利用可能ビット量R1を、予め規定されたパケット長PLで除算してGOP1のGOPサイズN1を算出する。
GOPサイズN1は、1つのGOP1を送信するのに用いるパケットデータの数を示している。
〔数1〕
N1=R1/P
…(1)
ローエンド動的パラメータ決定部28は、各階層データLayer(1≦i≦L1)についてのユニットデータ(情報ブロック)の数、すなわち、N1個のパケットデータのうち階層データLayer(1≦i≦L1)のユニットデータが含まれるパケットデータの数を示すK1を決定する。
すなわち、ローエンド動的パラメータ決定部28は、集合K1=[K1,.,K1,..K1]を規定し、最小の総歪(Distortion)であるD(R)を得る最適な集合K1を探索する。
総歪D(R)は、下記式(2)のように規定される。
Figure 0004604851
上記式(2)において、P(N1,r)は、N個のパケットのうち、r個のパケットがロスとする確率を示し、Rは、階層データLayer(1≦i≦L1)の最終端でのビット数を示している。
d(R)は、スケーラブルビットストリームが、Rの位置でトランケートされた場合のソース歪を示している。
本実施形態では、簡単化のために、歪モデル「y=Cx1−2γ」を採用する。ここで、Cは正の数であり、γは1のオーダであり、xはユニットbpp(bit per pixel)によるビットレートを示している。
上記式(2)に示す総歪は、下記式(3)の制約が受ける。
Figure 0004604851
上記式(3)において、(R−Ri−1)/kは、階層データLayer(1≦i≦L1)のユニットデータUのデータ長を示す。
は、冗長ビットである。
本実施形態では、R(i<L)は固定である場合、上記式(2)は下記式(4)で表現できる。
Figure 0004604851
上記式(4)から、総歪は、ソース歪d(R)と、チャネル歪dc(R)とで構成されることが分かる。
チャネル歪dc(R)は、上記式(4)のソース歪d(R)以外の項目である。
これにより、ローエンド動的パラメータ決定部28は、下記式(5)に示すように、ソース歪とチャネル歪との間のトレードオフを決定することにより、最小の総歪D(R)を得る最適な集合K1=[K1,...K1]を探索する。
Figure 0004604851
ローエンド動的パラメータ決定部28は、上記式(5)を基に、ラグランジェ(Lagrange)アルゴリズムにより、繰り返し演算を行うことで、上記最適な集合K1=[K1,...K1]を生成する。
このとき、ローエンド動的パラメータ決定部28は、図4に示すように、「i<j」の場合に、「K1≦K1」となるように、集合K1を探索する。
ローエンド動的パラメータ決定部28は、GOP1について、上記決定した集合K1とGOPサイズN1とを動的パラメータ(N1,K1)としてローエンドパケット化部29に出力する。
[ローエンドパケット化部29]
ローエンドパケット化部29は、ローエンド動的パラメータ決定部28から入力した集合K1とGOPサイズN1とを基に、図4(A)に示すように、ローエンドバッファメモリ25に記憶された1GOP分のユニットデータUi1〜Uiniのうち選択したユニットデータUi1〜Uiniを、N1個のパケットデータPacket1〜N1に格納する。
このとき、ローエンドパケット化部29は、図4(A)および図5(A)に示すように、各パケットデータPacket1〜N1の各々の内部に、階層データLayer1〜L1の全ての階層データのユニットデータUi1〜Uiniを格納する。
本実施形態では、ローエンドパケット化部29は、例えば、ローエンドバッファメモリ25に記憶された処理対象の1GOPの全ての情報ユニットデータIUi1〜IUikiをパケットデータPacket1〜N1内に格納する。
また、ローエンドパケット化部29は、ローエンドバッファメモリ25に記憶された処理対象の1GOPの誤り訂正ユニットデータUi(ki+1)〜Uiniのうち、(N1−K1)×(k/K1)分の誤り訂正ユニットデータをパケットデータPacket1〜N1内に格納する。
ローエンドパケット化部29は、図4(A)に示すように、階層データLayer(1≦i≦L1)のiが小さくなるに従って、各パケットデータPacket1〜N内に格納されるユニットデータUi1〜Uiniのデータ量が同じか多くなるように、パケットデータPacket1〜Nを生成する。
ローエンドパケット化部29は、インタフェース26からネットワーク19を介して、図4(A)に示すGOP形式でパケットデータPacket1〜N1を図1に示すローエンド受信装置13およびハイエンド受信装置15に送信する。
[ハイエンドユニット生成部33]
ハイエンドユニット生成部33は、メモリ21から読み出したコンテンツデータCONTを構成する階層データLayer(L1+1≦i≦L2)を、複数の情報ユニットに分割する。
例えば、ハイエンドユニット生成部33は、図3に示すように、静的パラメータ決定部22からの静的パラメータkiに基づいて、階層データLayer(L1+1≦i≦L2)をk個の情報ユニットデータUkiを生成する。
ここで、ハイエンドユニット生成部33は、階層データLayer(L1+1≦i≦L2)内で連続するk個のシンボルが異なる情報ユニットデータIUkiに属するように情報ユニットデータIUkiを生成する。
図3において、各番号がシンボルを示し、Bが最後のシンボルである。
次に、ハイエンドユニット生成部33は、図3に示すように、上記生成した階層データLayer(1≦i≦L1)のk個の情報ユニットデータIUi1〜IUikiのそれぞれに対応した符号ユニットデータUi1〜Uikiと、それに対応した(n−k)個の誤り訂正ユニットデータUi(ki+1)〜Uiniとを生成する。すなわち、ハイエンドユニット生成部33は、n個のユニットデータUi1〜Uiniを生成する。
ここで、ni>kiである。
ハイエンドユニット生成部33、全ての階層データLayer(L1+1≦i≦L2)のユニットデータUi1〜Uiniをローエンドバッファメモリ25に書き込む。
[ハイエンド動的パラメータ決定部38]
ハイエンド動的パラメータ決定部38は、ネットワーク状態検出部27が検出した利用可能バンド幅に基づいて、GOP2に利用可能ビット量R2を決定する。
ハイエンド動的パラメータ決定部38は、ローエンド動的パラメータ決定部28と同様に、上記決定した利用可能ビット量R2を、予め規定されたパケット長Pで除算してGOP2のGOPサイズN2を算出する。
GOPサイズN2は、1つのGOP2を送信するのに用いるパケットデータの数を示している。
また、ハイエンド動的パラメータ決定部38は、ローエンド動的パラメータ決定部28と同様の手法で、各階層データLayer(L1+1≦i≦L2)についてのユニットデータ(情報ブロック)の数、すなわち、N2個のパケットデータのうち階層データLayer(L1+1≦i≦L2)のユニットデータが含まれるパケットデータの数を示すK2iを決定する。
すなわち、ハイエンド動的パラメータ決定部38は、集合K2=[K2L1+1,.,K2,..K2L2]を規定し、最小の総歪(Distortion)であるD(R)を得る最適な集合K2を探索する。
このとき、ハイエンド動的パラメータ決定部38は、図4に示すように、「i<j」の場合に、「K2≦K2」となるように、集合K2を探索する。
ハイエンド動的パラメータ決定部38は、GOP2について、上記決定した集合K2とGOPサイズN2とを動的パラメータ(N2,K2)としてハイエンドパケット化部39に出力する。
[ハイエンドパケット化部39]
ハイエンドパケット化部39は、ハイエンド動的パラメータ決定部38から入力した集合K2とGOPサイズN2とを基に、図4(B)に示すように、ハイエンドバッファメモリ35に記憶された1GOP分のユニットデータUi1〜Uiniのうち選択したユニットデータUi1〜Uiniを、N2個のパケットデータPacketN1+1〜N2に格納する。
このとき、ハイエンドパケット化部39は、図4(B)に示すように、各パケットデータPacketN1+1〜N2の各々の内部に、階層データLayerL1+1〜L2の全ての階層データのユニットデータUi1〜Uiniを格納する。
また、ハイエンドパケット化部39は、ハイエンドバッファメモリ35からLayer1〜L1の誤り訂正ユニットデータを読み出して、図4(B)に示すように、これらをN2個のパケットデータPacketN1+1〜N2内にさらに格納する。
本実施形態では、ハイエンドパケット化部39は、例えば、ハイエンドバッファメモリ35に記憶された処理対象の1GOPの全ての情報ユニットデータIUi1〜IUikiをパケットデータPacketN1+1〜N2内に格納する。
また、ハイエンドパケット化部39は、ハイエンドバッファメモリ35に記憶された処理対象の1GOPの誤り訂正ユニットデータUi(ki+1)〜Uiniのうち、(N2−K2)×(k/K2)分の誤り訂正ユニットデータをパケットデータPacketN1+1〜N2内に格納する。
ハイエンドパケット化部39は、図4(B)に示すように、階層データLayer(L1+1≦i≦L2)のiが小さくなるに従って、各パケットデータPacketN1+1〜N2内に格納されるユニットデータUi1〜Uiniのデータ量が同じか多くなるように、パケットデータPacketN1+1〜N2を生成する。
ハイエンドパケット化部39は、インタフェース26からネットワーク19を介して、図4(B)および図5(B)に示すGOP形式でパケットデータPacketN1+1〜N2を図1に示すローエンド受信装置13およびハイエンド受信装置15に送信する。
ここで、図5(B)に示すLayerL1の誤り訂正ユニットデータの1パケットデータ内でのデータ量NUML1’は、図4に示すGOP1内のLayerL1の誤り訂正ユニットデータの1パケットデータ内でのデータ量NUML1と一致していなくてもよい。
以下、図2に示す送信装置11の動作例を説明する。
図6および図7は、図2に示す送信装置11の動作例を説明するためのフローチャートである。
なお、図6および図7に示すステップST2a,ST3a,ST6a,ST7aと、ステップST2b,ST3b,ST6b,ST7bとはそれぞれ並列処理されてもよい。
ステップST1:
静的パラメータ決定部22は、ネットワーク19の状態とは無関係に(オフラインで)、予め想定したネットワーク19の最悪の状態および最大利用可能ビットレートに基づいて、静的パラメータ(n,k)を決定する。
静的パラメータ決定部22は、静的パラメータkをローエンドユニット生成部23およびハイエンドユニット生成部33に出力する。
また、静的パラメータ決定部22は、静的パラメータnをローエンドユニット生成部23およびハイエンドユニット生成部33に出力する。
ステップST2a:
ローエンドユニット生成部23は、メモリ21から読み出したコンテンツデータCONTを構成する階層データLayer(1≦i≦L1)を、複数の情報ユニットに分割する。
ステップST2b:
ハイエンドユニット生成部33は、メモリ21から読み出したコンテンツデータCONTを構成する階層データLayer(L1+1≦i≦L2)を、複数の情報ユニットに分割する。
ステップST3a:
ローエンドユニット生成部23は、ステップST1で静的パラメータ決定部22から入力した静的パラメータnに基づいて、ステップST2aで生成した階層データLayer(1≦i≦L1)のki個の情報ユニットデータIUi1〜IUikiに誤り訂正符号を付加して拡張し(例えば、リードソロモン符号化やLT符号化を行い)、n個のユニットデータUi1〜Uiniを生成する。
ローエンドユニット生成部23は、n個のユニットデータUi1〜Uiniをローエンドバッファメモリ25およびハイエンドバッファメモリ35に書き込む。
ステップST3b:
ハイエンドユニット生成部33は、ステップST1で静的パラメータ決定部22から入力した静的パラメータnに基づいて、ステップST2aで生成した階層データLayer(L1+1≦i≦L2)のk個の情報ユニットデータIUi1〜IUikiに誤り訂正符号を付加して拡張し(例えば、リードソロモン符号化やLT符号化を行い)、n個のユニットデータUi1〜Uiniを生成する。
ハイエンドユニット生成部33は、n個のユニットデータUi1〜Uiniをハイエンドバッファメモリ35に書き込む。
ステップST4:
送信装置11がネットワーク19に接続される。
すなわち、送信装置11は、ネットワーク19の接続前にネットワーク19に関する静的な情報に基づいてユニットデータUi1〜Uiniを生成し、これをバッファ25に書き込む。
なお、送信装置11がネットワーク19に接続されている間に、ネットワーク19に関する静的な状態に基づいてユニットデータUi1〜Uiniを生成してもよい。
ステップST5:
ネットワーク状態検出部27は、インタフェース26を介してネットワーク19の通信状態を監視し、ネットワーク19の利用可能バンド幅や、パケットロス率などを動的に検出する。
ステップST6a:
ローエンド動的パラメータ決定部28は、ネットワーク状態検出部27が検出した利用可能バンド幅に基づいて利用可能ビット量Rを決定する。
そして、ローエンド動的パラメータ決定部28は、上記式(1)により、上記決定した利用可能ビット量R1を基に、GOPサイズN1を算出する。
また、ローエンド動的パラメータ決定部28は、集合K1=[K1,.,K1,..K1]を規定し、式(4)に示す総歪D(R)を最小にする最適な集合K1を探索する。
ローエンド動的パラメータ決定部28は、上記探索した集合K1とGOPサイズN1とを動的パラメータ(N1,K1)としてローエンドパケット化部29に出力する。
ステップST6b:
ハイエンド動的パラメータ決定部38は、ネットワーク状態検出部27が検出した利用可能バンド幅に基づいて利用可能ビット量Rを決定する。
そして、ハイエンド動的パラメータ決定部38は、上記式(1)により、上記決定した利用可能ビット量R2を基に、GOPサイズN2を算出する。
また、ハイエンド動的パラメータ決定部38は、集合K2=[K2,.,K2,..K2]を規定し、式(4)に示す総歪D(R)を最小にする最適な集合K2を探索する。
ハイエンド動的パラメータ決定部38は、上記探索した集合K2とGOPサイズN2とを動的パラメータ(N2,K2)としてハイエンドパケット化部39に出力する。
ステップST7a:
ローエンドパケット化部29は、ローエンド動的パラメータ決定部28から入力した集合K1とGOPサイズN1とを基に、図4(A)に示すように、ローエンドバッファメモリ25に記憶された階層データLayer1〜L1の1GOP分のユニットデータUi1〜Uiniのうち選択したユニットデータUi1〜Uiniを、N1個のパケットデータPacket1〜N1に格納する。
また、ローエンドパケット化部29は、ローエンドバッファメモリ25に記憶された処理対象の1GOPの誤り訂正ユニットデータUi(ki+1)〜Uiniのうち、(N1−K1)×(k/K1)分の誤り訂正ユニットデータをパケットデータPacket1〜N1内に格納する。
そして、ローエンドパケット化部29は、インタフェース26からネットワーク19を介して、図4(A)に示すGOP1形式でパケットデータPacket1〜N1を図1に示すローエンド受信装置13およびハイエンド受信装置15に送信する。
ステップST7b:
ハイエンドパケット化部39は、ハイエンド動的パラメータ決定部38から入力した集合K2とGOPサイズN2とを基に、図4(B)に示すように、ハイエンドバッファメモリ35に記憶された階層データLayerL1+1〜L2の1GOP分のユニットデータUi1〜Uiniのうち選択したユニットデータUi1〜Uiniを、N1個のパケットデータPacketN1+1〜N2に格納する。
また、ハイエンドパケット化部39は、ハイエンドバッファメモリ35に記憶された処理対象の1GOPの誤り訂正ユニットデータUi(ki+1)〜Uiniのうち、(N2−K2i)×(k/K2)分の誤り訂正ユニットデータをパケットデータPacketN1+1〜N2内に格納する。
また、ハイエンドパケット化部39は、ハイエンドバッファメモリ35からLayer1〜L1の誤り訂正ユニットデータを読み出して、図4(B)に示すように、これらをN2個のパケットデータPacketN1+1〜N2内にさらに格納する。
そして、ハイエンドパケット化部39は、インタフェース26からネットワーク19を介して、図4(B)に示すGOP2形式でパケットデータPacketN1+1〜N2を図1に示すローエンド受信装置13およびハイエンド受信装置15に送信する。
なお、送信装置11は、上述した静的パラメータおよび動的パラメータをGOP1,2のヘッダデータに含めて送信する。
<ローエンド受信装置13>
図8は、図1に示すローエンド受信装置13の構成図である。
図8に示すように、ローエンド受信装置13は、例えば、インターフェース51、制御データ抽出部52、ネットワーク状態検出部53、ローエンドデパケット化部54、ローエンドバッファメモリ55、ローエンドチャネルデコーダ56およびデコーダ57を有する。
インターフェース51は、ネットワーク19を介して前述した送信装置11が送信した図4(A)に示すGOP1のパケットデータPacket1〜N1と、図4(B)に示すGOP2のパケットデータPacketN1+1〜N2とを受信し、このうち、GOP1のパケットデータPacket1〜N1をローエンドデパケット化部54に出力する。
制御データ抽出部52は、インターフェース51が受信したGOP1から静的パラメータ(n,k)を抽出し、これをローエンドチャネルデコーダ56に出力する。
また、制御データ抽出部52は、インターフェース51が受信したGOP1から動的パラメータ(N1,K1)を抽出し、これをローエンドデパケット化部54に出力する。
ネットワーク状態検出部53は、ローエンドデパケット化部54のデパケット状態を基に、ネットワーク状態を検出し、その検出結果をインターフェース51を介して送信装置11に送信する。
ローエンドデパケット化部54は、制御データ抽出部52から入力した動的パラメータ(N1,K1)に基づいて、GOP1のパケットデータPacket1〜N1から符号ユニットデータUi1〜Uiniを抽出し、これをローエンドバッファメモリ55に書き込む。
ローエンドチャネルデコーダ56は、制御データ抽出部52から入力た静的パラメータ(n,k)に基づいて、ローエンドバッファメモリ55から読み出したユニットデータUi1〜Uiniの誤り訂正処理(チャンネルデコード処理)を、各階層データLayer(1≦i≦L1)毎に行う。
デコーダ57は、各階層データLayer(1≦i≦L1)毎に、ローエンドチャネルデコーダ56で誤り訂正されたデータをデコード(復号)する。
以下、図8に示すローエンド受信装置13の動作例を説明する。
先ず、インターフェース51が、ネットワーク19を介して前述した送信装置11が送信した図4(A)に示すGOP1のパケットデータPacket1〜N1と、図4(B)に示すGOP2のパケットデータPacketN1+1〜N2とを受信する。
そして、インターフェース51が、GOP1のパケットデータPacket1〜N1をローエンドデパケット化部54に出力する。
次に、制御データ抽出部52が、インターフェース51が受信したGOP1から静的パラメータ(n,k)を抽出し、これをローエンドチャネルデコーダ56に出力する。
また、制御データ抽出部52が、インターフェース51が受信したGOP1から動的パラメータ(N1,K1)を抽出し、これをローエンドデパケット化部54に出力する。
次に、ローエンドデパケット化部54が、制御データ抽出部52から入力した動的パラメータ(N1,K1)に基づいて、GOP1のパケットデータPacket1〜N1からユニットデータUi1〜Uiniを抽出し、これをローエンドバッファメモリ55に書き込む。
次に、ローエンドチャネルデコーダ56が、制御データ抽出部52から入力た静的パラメータ(n,k)に基づいて、ローエンドバッファメモリ55から読み出したユニットデータUi1〜Uiniの誤り訂正処理を、階層データLayer(1≦i≦L1)毎に行う。
次に、デコーダ57が、各階層データLayer(1≦i≦L1)毎に、上記誤り訂正されたデータをデコード(復号)する。
<ハイエンド受信装置15>
図9は、図1に示すハイエンド受信装置15の構成図である。
図9に示すように、ハイエンド受信装置15は、例えば、インターフェース61、制御データ抽出部62、ネットワーク状態検出部63、ローエンドデパケット化部64、ローエンドバッファメモリ65、ローエンドチャネルデコーダ66、ハイエンドデパケット化部74、ハイエンドバッファメモリ75、ハイエンドチャネルデコーダ76、デコーダ77を有する。
インターフェース61は、ネットワーク19を介して前述した送信装置11が送信した図4(A)に示すGOP1のパケットデータPacket1〜N1と、図4(B)に示すGOP2のパケットデータPacketN1+1〜N2とを受信し、このうち、GOP1のパケットデータPacket1〜N1をローエンドデパケット化部64に出力し、GOP2のパケットデータPacketN1+1〜N2をハイエンドデパケット化部74に出力する。
制御データ抽出部62は、インターフェース61が受信したGOP1から静的パラメータ(n,k)を抽出し、これをローエンドチャネルデコーダ56およびハイエンドチャネルデコーダ76に出力する。
また、制御データ抽出部62は、インターフェース61が受信したGOP1から動的パラメータ(N1,K1)を抽出し、これをローエンドデパケット化部64に出力する。
また、制御データ抽出部62は、インターフェース61が受信したGOP2から動的パラメータ(N2,K2)を抽出し、これをハイエンドデパケット化部74に出力する。
ネットワーク状態検出部63は、ローエンドデパケット化部64およびハイエンドデパケット化部74のデパケット状態を基に、ネットワーク状態を検出し、その検出結果をインターフェース61を介して送信装置11に送信する。
ローエンドデパケット化部64は、制御データ抽出部62から入力した動的パラメータ(N1,K1)に基づいて、GOP1のパケットデータPacket1〜N1からユニットデータUi1〜Uiniを抽出し、これをローエンドバッファメモリ65に書き込む。
ローエンドチャネルデコーダ66は、制御データ抽出部62から入力した静的パラメータ(n,k)に基づいて、ローエンドバッファメモリ65から読み出したユニットデータUi1〜Uiniの誤り訂正処理(チャンネルデコード処理)を、各階層データLayer(1≦i≦L1)毎に行う。
このとき、ローエンドチャネルデコーダ66は、GOP2に格納された誤り訂正ユニットデータを基に、GOP1の誤り訂正処理を行う。
ハイエンドデパケット化部74は、制御データ抽出部62から入力した動的パラメータ(N2,K2)に基づいて、GOP1のパケットデータPacketN1+1〜N2からユニットデータUi1〜Uiniを抽出し、これをローエンドバッファメモリ65およびハイエンドバッファメモリ75に書き込む。
ハイエンドチャネルデコーダ76は、制御データ抽出部62から入力した静的パラメータ(n,k)に基づいて、ハイエンドバッファメモリ75から読み出したユニットデータUi1〜Uiniの誤り訂正処理(チャンネルデコード処理)を、各階層データLayer(L1+1≦i≦L2)毎に行う。
デコーダ77は、各階層データLayer(1≦i≦L2)毎に、ローエンドチャネルデコーダ66およびハイエンドチャネルデコーダ76で誤り訂正されたデータをデコード(復号)する。
以下、図9に示すハイエンド受信装置15の動作例を説明する。
インターフェース61が、ネットワーク19を介して前述した送信装置11が送信した図4(A)に示すGOP1のパケットデータPacket1〜N1と、図4(B)に示すGOP2のパケットデータPacketN1+1〜N2とを受信する。
そして、インターフェース61が、上記受信したGOP1のパケットデータPacket1〜N1をローエンドデパケット化部64に出力し、GOP2のパケットデータPacketN1+1〜N2をハイエンドデパケット化部74に出力する。
次に、制御データ抽出部62が、インターフェース61が受信したGOP1から静的パラメータ(n,k)を抽出し、これをローエンドチャネルデコーダ66およびハイエンドチャネルデコーダ76に出力する。
また、制御データ抽出部62は、インターフェース61が受信したGOP1から動的パラメータ(N1,K1)を抽出し、これをローエンドデパケット化部64に出力する。
また、制御データ抽出部62は、インターフェース61が受信したGOP2から動的パラメータ(N2,K2)を抽出し、これをハイエンドデパケット化部74に出力する。
次に、ローエンドデパケット化部64が制御データ抽出部62から入力した動的パラメータ(N1,K1)に基づいて、GOP1のパケットデータPacket1〜N1からユニットデータUi1〜Uiniを抽出し、これをローエンドバッファメモリ65に書き込む。
次に、ローエンドチャネルデコーダ66が、制御データ抽出部62から入力した静的パラメータ(n,k)に基づいて、ローエンドバッファメモリ65から読み出したユニットデータUi1〜Uiniの誤り訂正処理(チャンネルデコード処理)を、各階層データLayeri(1≦i≦L1)毎に行う。
このとき、ローエンドチャネルデコーダ66は、GOP2に格納された誤り訂正ユニットデータを基に、GOP1の誤り訂正処理を行う。
また、上述したローエンドデパケット化部64およびローエンドチャネルデコーダ66の処理と並行して、ハイエンドデパケット化部74が、制御データ抽出部62から入力した動的パラメータ(N2,K2)に基づいて、GOP1のパケットデータPacketN1+1〜N2からユニットデータUi1〜Uiniを抽出し、これをローエンドバッファメモリ65およびハイエンドバッファメモリ75に書き込む。
また、ハイエンドチャネルデコーダ76が、制御データ抽出部62から入力した静的パラメータ(n,k)に基づいて、ハイエンドバッファメモリ75から読み出したユニットデータUi1〜Uiniの誤り訂正処理(チャンネルデコード処理)を、各階層データLayer(L1+1≦i≦L2)毎に行う。
次に、デコーダ67が、各階層データLayer(1≦i≦L2)毎に、ローエンドチャネルデコーダ66およびハイエンドチャネルデコーダ76で誤り訂正されたデータをデコード(復号)する。
以上説明したように、通信システム1によれば、送信装置11において、GOP1のパケットデータPacket1〜N1と、GOP2のパケットデータN1+1〜N2とを生成して、ネットワーク19に送出する。
ここで、GOP1は、復号画像の画質への影響が大きい階層データであり、ローエンド受信装置13は、GOP1のみを復号することで、最高画質ではないが、ある程度良好な復号画像を生成できる。
一方、ハイエンド受信装置15は、GOP2内の誤り訂正ユニットデータを基に、GOP1のパケットデータ1〜N1の誤り訂正を行うこと、並びに、GOP1内に含まれる階層データに加えてさらに上位の階層データを対象にパケットデータを復号することで、ローエンド受信装置13よりもさらに高画質な復号画像を生成できる。
ここで、ローエンド受信装置13のデータ処理量を、ハイエンド受信装置15に比べて大幅に少なくでき、処理能力が異なる複数の受信装置に対応したシステムを提供できる。
また、上述したように、送信装置11では、静的パラメータ決定部22、ローエンドユニット生成部23およびハイエンドユニット生成部33を用いて、予めネットワーク19の静的な情報を基にユニットデータUi1〜Uiniを生成し、これをローエンドバッファメモリ25およびハイエンドバッファメモリ35に記憶させる。
そして、ネットワーク状態検出部27においてネットワーク19の状態を動的に検出し、その結果を基に、ローエンド動的パラメータ決定部28およびハイエンド動的パラメータ決定部38において、動的パラメータ(N1,K1i),(N2,K2)を生成する。
ローエンドパケット化部29は、動的パラメータ(N1,K1)を基に、ローエンドバッファメモリ25から階層データLayer(1≦i≦L1)のユニットデータUi1〜Uiniを読み出して、これを基に図4(A)に示すパケットデータPacket1〜N1を生成し、これを送信する。
また、ハイエンドパケット化部39は、動的パラメータ(N2,K2i)を基に、ハイエンドバッファメモリ35から階層データLayeri(L1+1≦i≦L2)のユニットデータUi1〜Uiniを読み出して、これを基に図4(B)に示すパケットデータPacketN1+1〜N2を生成し、これを送信する。
このように送信装置11によれば、ネットワーク19の状態が変動しても、ユニットデータUi1〜Uiniの組み合わせパターンを変更するのみで、新たにユニットデータUi1〜Uiniを生成しない。そのため、ネットワーク19の状態が変動した場合に送信装置11が要する演算量を従来に比べて大幅に少なくでき、小規模且つ低価格な装置構成で、コンテンツデータのリアルタイム送信を実現できる。
図10は、階層データが2階層の場合における図4に示すGOP1,2の構造例を説明するための図である。このように、階層データが2階層の場合には、NUMは4となる。
この例では、6パケットデータのうち4パケットデータが受信できれば、受信側はエラー訂正により、2階層の階層データを全て復号できる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、ローエンド動的パラメータ決定部28およびハイエンド動的パラメータ決定部38において、利用可能バンド幅から利用可能ビット量Rを決定し、利用可能ビット量RからGOPサイズNを決定する場合を例示したが、ネットワーク状態検出部27が検出したパケットロス率を基に、GOPサイズN1,N2や、集合K1,K2を決定してもよい。
また、上述した実施形態では、複数の階層データを2GOPに格納する場合を例示したが、3GOP以上のGOPに格納してもよい。
この場合には、例えば、3番目のGOP3内に、GOP2の誤り訂正ユニットデータを含める。
また、上述した実施形態では、送信対象データとして画像データを例示したが、オーディオデータでもよい。
例えば、上述した送信装置11、ローエンド受信装置13およびハイエンド受信装置15のいずれかの装置の機能の全部または一部を、処理回路がプログラムを実行する形態で実現してもよい。
例えば、図11に示すように、インタフェース51、メモリ52および処理回路53をデータ線50で接続して送信装置11、ローエンド受信装置13およびハイエンド受信装置15のいずれかを構成してもよい。
この場合には、送信装置11、ローエンド受信装置13およびローエンド受信装置13は、メモリ52からプログラムPRGを読み出して実行し、上述した実施形態で説明した機能(処理)を実現する。
図1は、本発明の第1実施形態の通信システムの全体構成図である。 図2は、図1に送信装置の構成図である。 図3は、図2に示すローエンドユニット生成部およびハイエンドユニット生成部の機能を説明するための図である。 図4は、図2に示す送信装置が生成するGOP1,GOP2のパケットデータを説明するための図である。 図5は、図2に示す送信装置が生成するGOP1,GOP2のパケットデータを説明するための図である。 図6は、図2に示す送信装置の動作例を説明するためのフローチャートである。 図7は、図2に示す送信装置の動作例を説明するための図6の続きのフローチャートである。 図8は、図1に示すローエンド受信装置の構成図である。 図9は、図1に示すハイエンド受信装置の構成図である。 図10は、2階層符号化を行う場合の示すGOP1,2の構成を説明するための図である。 図11は、図1に示す送信装置、ローエンド受信装置およびハイエンド受信装置の変形例を説明するための図である。
符号の説明
11…送信装置、13…ローエンド受信装置、15…ハイエンド受信装置、21…メモリ、22…静的パラメータ決定部、23…ローエンドユニット生成部、25…ローエンドバッファメモリ、27…ネットワーク状態検出部、28…ローエンド動的パラメータ決定部、29…ローエンドパケット化部、33…ハイエンドユニット生成部、35…ハイエンドバッファメモリ、38…ハイエンド動的パラメータ決定部、39…ハイエンドパケット化部、51…インターフェース、52…制御データ抽出部、53…ネットワーク状態検出部、54…ローエンドデパケット化部、55…ローエンドバッファメモリ、57…デコーダ、61…インターフェース、62…制御データ抽出部、63…ネットワーク状態検出部、64…ローエンドデパケット化部、65…ローエンドバッファメモリ、66…ローエンドチャネルデコーダ、74…ハイエンドデパケット化部、75…ハイエンドバッファメモリ、76…ハイエンドチャネルデコーダ、CONT…コンテンツデータ、IUi1〜IUiki…情報ユニットデータ、Ui1〜Uini…ユニットデータ、Packet1〜N…パケットデータ

Claims (13)

  1. 階層符号化された符号化データを送信する送信装置であって、
    符号化対象のデータを構成する複数の階層データのうち、所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して複数の第1の分割データを生成する第1の符号化手段と、
    前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して複数の第2の分割データを生成する第2の符号化手段と、
    前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、
    前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータと、
    をネットワークに送出する送信制御手段と、
    を有する送信装置。
  2. 前記第1の符号化手段は、前記複数の階層データのうち、復号データの品質に与える影響が大きいものから所定数の階層データを分割および符号化して複数の第1の分割データを生成する
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記第1の符号化手段および前記第2の符号化手段は、前記ネットワークの状態を示すネットワーク状態データを取得前に、前記第1の分割データおよび前記第2の分割データを生成し、
    前記送信制御手段は、前記ネットワーク状態データを取得後に、当該ネットワーク状態データに基づいて、前記第1のパケットデータおよび第2のパケットデータを生成する
    請求項1に記載の送信装置。
  4. 前記第1の符号化手段は、前記誤り訂正ユニットデータを生成し、
    前記送信制御手段は、前記第1の符号化手段が生成した前記誤り訂正ユニットデータを含む前記第2のパケットデータを生成する
    請求項1に記載の送信装置。
  5. 前記第1の符号化手段および前記第2の符号化手段は、前記ネットワークについて予め想定した最悪の通信状態に基づいて、前記第1の分割データおよび前記第2の分割データをそれぞれ生成する
    請求項1に記載の送信装置。
  6. 前記ネットワークの利用可能バンド幅およびパケットロス率の少なくとも一方を検出する検出手段
    をさらに有し、
    前記送信制御手段は、前記検出手段が検出した利用可能バンド幅およびパケットロス率の少なくとも一方を前記ネットワーク状態データとして用いて、前記第1のパケットデータおよび前記第2のパケットデータを生成する
    請求項に記載の送信装置。
  7. 前記送信制御手段は、
    前記第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを含む前記第1のパケットデータを生成および送出し、
    前記第2の分割データの誤り訂正ユニットデータを含む前記第2のパケットデータを生成および送出する
    請求項1に記載の送信装置。
  8. 階層符号化された符号化データを受信する受信装置であって、
    複数の階層データのうち所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第1の分割データのうち、前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、
    前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第2の分割データのうち、前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータと
    を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記第1のパケットデータを選択し、当該第1パケットデータに含まれる第1の分割データを復号して前記所定数の階層データを生成する復号手段と、
    を有する受信装置。
  9. 階層符号化された符号化データを受信する受信装置であって、
    複数の階層データのうち所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第1の分割データのうち、前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、
    前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第2の分割データのうち、前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータと
    を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記第1パケットデータに含まれる第1の分割データを、前記第2のパケットデータに含まれる前記誤り訂正ユニットデータで誤り訂正した後に復号して前記所定数の階層データを生成し、前記第2のパケットデータに含まれる前記第2の分割データを復号して前記所定数の階層データ以外の階層データを生成する復号手段と、
    を有する受信装置。
  10. 階層符号化された符号化データを送信する送信処理方法であって、
    符号化対象のデータを構成する複数の階層データのうち、所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して複数の第1の分割データを生成する第1の工程と、
    前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して複数の第2の分割データを生成する第2の工程と、
    前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、
    前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータと、
    をネットワークに送出する第3の工程と、
    を有する送信処理方法。
  11. 階層符号化された符号化データを受信する受信処理方法であって、
    複数の階層データのうち所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第1の分割データのうち、前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、
    前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第2の分割データのうち、前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータと
    を受信する第1の工程と、
    前記第1の工程で受信した前記第1のパケットデータを選択し、当該第1パケットデータに含まれる第1の分割データを復号して前記所定数の階層データを生成する第2の工程と、
    を有する受信処理方法。
  12. 階層符号化された符号化データを受信する受信処理方法であって、
    複数の階層データのうち所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第1の分割データのうち、前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、
    前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して生成された複数の第2の分割データのうち、前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータと
    を受信する第1の工程と、
    前記第1の工程で受信した前記第1パケットデータに含まれる第1の分割データを、前記第2のパケットデータに含まれる前記誤り訂正ユニットデータで誤り訂正した後に復号して前記所定数の階層データを生成し、前記第2のパケットデータに含まれる前記第2の分割データを復号して前記所定数の階層データ以外の階層データを生成する第2の工程と、
    を有する受信処理方法。
  13. 階層符号化された符号化データを送信する送信装置の有するコンピュータが実行するプログラムであって、
    符号化対象のデータを構成する複数の階層データのうち、所定数の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して複数の第1の分割データを生成する第1の手順と、
    前記複数の階層データのうち前記所定数の階層データ以外の階層データを分割し、当該分割されたデータを符号化して複数の第2の分割データを生成する第2の手順と、
    前記所定数の階層データの全てについて得られた前記複数の第1の分割データを格納した第1のパケットデータと、
    前記所定数の階層データ以外の階層データの全てについて得られた前記複数の第2の分割データ及び、前記複数の第1の分割データの誤り訂正ユニットデータを格納した第2のパケットデータと、
    をネットワークに送出する第3の手順と、
    を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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