JP2006262288A - 映像データの配信サーバおよび映像データ配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォワードエラー訂正(FEC)冗長度をネットワーク帯域幅の使用可能な範囲内で調整することができる映像データの配信サーバおよび映像データ配信方法を提供する。
【解決手段】映像データの配信において、ネットワーク帯域幅に関する情報と、ビットレート算出手段によって求めたコンテンツのビットレートとを元に、FECエンコード後のデータビットレートが、ネットワーク帯域を越えないように、FEC冗長度をネットワーク帯域幅の使用可能な範囲内で動的に変化させて調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォワードエラー訂正(FEC)技術を用いた映像データ配信に利用する。特に、FEC冗長度の動的制御技術に関する。
FEC(Forward Error Correction:フォワードエラー訂正)は、送信側で伝送するデータを符号化(これをFECエンコードという)し、受信側でデータの中の誤りを検出し、受信側で訂正する(これをFECデコードという)再送なしの誤り訂正方式であり、このFECを映像データの配信に用いることにより、品質の高い映像データの配信を実現することができる。
送信側におけるFECエンコードでは、正規なデータパケット列の中に受信側におけるFECデコードのためのFEC冗長データを含む冗長なパケットを挿入する。伝送路の伝送品質が低ければ低いほど、より多くのFEC冗長データを含む冗長パケットを挿入することにより、伝送路の伝送品質の低さを補うことができる。
しかしながら、冗長パケットの挿入数(これをFEC冗長度という)が増えるとデータサイズが増大し、データのスループットの低下を招くので、ある程度のFEC冗長度に固定されている。あるいは、伝送路の伝送品質に応じて最小の冗長パケットを挿入する技術が開示されている(例えば、特許文献1または2参照)。
特開2001−16584号公報 特開2002−330118号公報
FEC冗長度を固定とする従来のエラー訂正技術を用いた映像データ配信においては、次のような課題がある。
第一の課題は、VBR(Variable Bit Rate)コンテンツの配信においてFEC冗長度が固定の場合には、コンテンツが複雑なシーンほどFEC冗長データ量も大きくなるため、ネットワーク帯域幅の小さい環境においては、データの遅延やロストを引き起し易くなってしまうことである。
図7に第一の課題のイメージを示す。図7を見るとビットレートの閾値を越えてFEC冗長データが付加されている部分が有る。図7の例では、FEC冗長度α%が固定された規定値であるため、ビットレートの閾値の如何に関わらず、映像データにFEC冗長データが同じ割合で付加されてしまい、結果的に使用可能なネットワーク帯域幅を逸脱する部分が生じている。使用可能なネットワーク帯域幅を逸脱した部分では、クライアント側でFECデコードを行うために必要なFEC冗長データの一部が損なわれているため、配信側が期待するFECデコードがクライアント側で行われず、クライアントのユーザは低品質な映像データの視聴を強いられる。
第二の課題は、ネットワーク品質が変化する場合には、コンテンツビットレートの可変あるいは固定を問わず、FEC符号化後のデータビットレートが使用可能なネットワーク帯域幅の上限を越え易くなってしまうことである。
特に、ネットワーク帯域幅の小さい環境においては影響が大きく、ネットワーク品質が変化する環境下で配信を行う場合や可変ビットレート(VBR)コンテンツの配信を行う場合には、データの遅延やロストを引き起し易くなってしまう問題があった。
また、例えば、特許文献1または2に開示されているように、伝送路の伝送品質に応じてFEC冗長度を可変とする従来技術においても、ネットワーク帯域幅の上限に関しては全く考慮されておらず、コンテンツが複雑なシーンほどFEC冗長データ量も大きくなるため、ネットワーク帯域幅の小さい環境においては、データの遅延やロストを引き起し易くなってしまう。
また、特許文献1または2に開示されている技術では、伝送路の伝送品質に応じて最小のFEC冗長度とすることしか提案されておらず、ネットワーク帯域幅が大きく余裕の有る環境であっても、最小のFEC冗長度に制限されてしまうため、高品質の映像データ配信が阻害される場合も有り得る。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、FEC冗長度をネットワーク帯域幅の使用可能な範囲内で調整することができる映像データの配信サーバおよび映像データ配信方法を提供することを目的とする。
本発明は、フォワードエラー訂正(FEC)技術を用いた映像データ配信において、ネットワーク帯域とコンテンツのビットレートとに応じてFEC冗長度を動的に変化させることを特徴とする。すなわち、ネットワーク帯域情報とコンテンツビットレートとを元に、FECエンコード後のデータビットレートがネットワーク帯域を越えないようにFEC冗長度を調整する。
このようにして、本発明では、配信サーバがネットワーク帯域情報を認識可能な環境下においてFECエンコードデータの配信を行う場合に、配信データ量をネットワーク帯域幅内に調整することが容易になる。
すなわち、本発明の第一の観点は、映像データにフォワードエラー訂正(FEC)を行うためのFECエンコードを施すFECエンコーダを備え、FECエンコードが施された映像データを配信する配信サーバである。
ここで、本発明の特徴とするところは、前記映像データのビットレートを算出するビットレート算出手段と、ネットワーク帯域幅に関する情報を保持するネットワーク帯域情報保持手段と、前記ビットレート算出手段により算出されたビットレートに基づき、前記映像データにFECエンコードを施した場合に前記ネットワーク帯域情報保持手段に保持されたネットワーク帯域幅の上限値を越えない範囲で最大のFEC冗長度を算出し、当該FEC冗長度の情報を前記FECエンコーダに与えるFEC冗長度制御手段とを備えたところにある。
このように本発明によれば、ネットワーク帯域情報とコンテンツビットレートとを元に、FECエンコード後のデータビットレートがネットワーク帯域を越えないようにFEC冗長度を調整することができる。特に、ネットワーク帯域幅の上限値を認識しているため、例えば、上限値を越えない範囲で最大のFEC冗長度とすることができる。
したがって、常に最小のFEC冗長度とする従来の技術とは異なり、ネットワーク帯域幅に余裕が有る環境下では、高品質の映像データ配信を実現することができる。また、ネットワーク帯域幅に余裕がない環境下であっても、上限値を越えない範囲で最大のFEC冗長度とすることができるため、映像データの遅延やロストを回避することができる。
また、前記ネットワーク帯域情報保持手段は、ネットワーク帯域に関する情報を取得する手段と、この取得する手段により取得したネットワーク帯域に関する 情報に基づき自己が保持する情報を更新する手段とを備えることができる。
これによれば、ネットワーク帯域幅が時々刻々変化する環境下であってもリアルタイムで環境の変化に対応することができる。
また、前記取得する手段は、クライアント毎にネットワーク帯域に関する情報を取得する手段を備えることができる。
これによれば、個々のクライアントに対してFEC冗長度を適応的に変化させ、個々のクライアントに対して最適なFEC冗長度とすることができる。
本発明の第二の観点は、映像データにフォワードエラー訂正(FEC)を行うためのFECエンコードを施し、FECエンコードが施された映像データを配信する配信サーバに適用される映像データ配信方法である。
ここで、本発明の特徴とするところは、前記映像データのビットレートを算出し、算出されたビットレートに基づき、前記映像データにFECエンコードを施した場合にネットワーク帯域幅の上限値を越えない範囲で最大のFEC冗長度を算出し、当該FEC冗長度の情報に基づきFECエンコードを施すところにある。
また、ネットワーク帯域に関する情報を取得し、この取得したネットワーク帯域に関する情報に基づき前記上限値を更新することができる。このときに、ネットワーク帯域に関する情報をクライアント毎に取得することができる。
本発明の第三の観点は、映像データにフォワードエラー訂正(FEC)を行うためのFECエンコードを施すFECエンコーダを備え、FECエンコードが施された映像データを配信する配信サーバに適用されるプログラムである。
ここで、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、前記映像データのビットレートを算出するビットレート算出機能と、ネットワーク帯域幅に関する情報を保持するネットワーク帯域情報保持機能と、前記ビットレート算出機能により算出されたビットレートに基づき、前記映像データにFECエンコードを施した場合に前記ネットワーク帯域情報保持機能に保持されたネットワーク帯域幅の上限値を越えない範囲で最大のFEC冗長度を算出し、当該FEC冗長度の情報を前記FECエンコーダに与えるFEC冗長度制御機能とを実現させるところにある。
また、前記ネットワーク帯域情報保持機能として、ネットワーク帯域に関する情報を取得する機能と、この取得する機能により取得したネットワーク帯域に関する情報に基づき自己が保持する情報を更新する機能とを実現させることができる。このときに、前記取得する機能として、クライアント毎にネットワーク帯域に関する情報を取得する機能を実現させることができる。
これにより、汎用の情報処理装置を用いて本発明の映像データの配信サーバを実現することができる。
本発明の第一の効果は、FEC冗長度を動的に変更可能としたことにより、状況に応じて配信するデータ量を調整できることである。
本発明の第二の効果は、コンテンツビットレートとネットワーク帯域幅とに応じてFEC冗長度を変化させることにより、配信サーバからのデータ配信量を使用可能なネットワーク帯域幅内で調整することができることである。これは特にVBRコンテンツの配信時において有効である。
本発明の第三の効果は、FEC冗長度はサーバサイドで決定でき、クライアントでの設定は不要のため、クライアントの自由度を高めることができることである。
本発明の第四の効果は、ネットワーク帯域情報を動的に受信することにより、ネットワーク品質が変化する場合にも、FEC冗長度を適応的に変化させることができることである。
本発明の第五の効果は、クライアント毎の受信状況を把握できることにより、クライアントが複数ある場合に、個々のクライアントに対してFEC冗長度を適応的に変化させることができることである。
(第一実施例)
本発明第一実施例を図1ないし図5を参照して説明する。図1は第一実施例の配信サーバおよびクライアントのブロック構成図である。図2は第一実施例の映像データ配信方法を示すフローチャートである。
第一実施例は、図1に示すように、映像データにフォワードエラー訂正(FEC)を行うためのFECエンコードを施すFECエンコーダ102を備え、FECエンコードが施された映像データを配信する配信サーバ10である。
ここで、第一実施例の特徴とするところは、前記映像データのビットレートを算出するビットレート算出部105と、ネットワーク帯域幅に関する情報を保持するネットワーク帯域情報保持部106と、ビットレート算出部105により算出されたビットレートに基づき、前記映像データにFECエンコードを施した場合にネットワーク帯域情報保持部106に保持されたネットワーク帯域幅の上限値を越えない範囲で最大のFEC冗長度を算出し、当該FEC冗長度の情報をFECエンコーダ102に与えるFEC冗長度制御部104とを備えたところにある。
また、第一実施例の映像データ配信方法は、図2に示すように、映像データのビットレートを算出し(S1、S2)、算出されたビットレートに基づき、前記映像データにFECエンコードを施した場合にネットワーク帯域幅の上限値を越えない範囲で最大のFEC冗長度を算出し(S3、S4)、当該FEC冗長度の情報に基づきFECエンコードを施す(S5、S6、S7)ことを特徴とする。
すなわち、パケット分割部103に到来した映像データに対し(S1)、ビットレート算出部105はそのビットレートを算出し(S2)、FEC冗長度制御部104は、このビットレートとネットワーク帯域情報保持部106に保持されているネットワーク帯域幅の上限値とに基づきFEC冗長度最大値を算出する(S3、S4)。算出されたFEC冗長度最大値はFECエンコーダ102に与えられる。FECエンコーダ102は、与えられた最大値がFEC冗長度の予定値よりも小さければ(S5)、FEC冗長度を予定値よりも削減してFECエンコードを行う(S6)。また、与えられた最大値がFEC冗長度の予定値よりも大きければ(S5)、FEC冗長度を予定値のままとしてFECエンコードを行う(S7)。あるいは、予定値よりもさらに大きなFEC冗長度でFECエンコードすることにより伝送品質が向上できる場合には、予定値以上、上限値以下の範囲内でFEC冗長度を増大させることもできる(S7)。
以下では、第一実施例をさらに詳細に説明する。
図1に示すように、配信サーバ10は、データをストリーミング配信する装置で、送信部101とFECエンコーダ102、パケット分割部103、FEC冗長度制御部104、ビットレート算出部105を備えている。送信部101は、データをストリーミング配信する。FECエンコーダ102は、データをFECエンコードし、FEC冗長データを生成する。パケット分割部103は、映像ファイルをパケット単位に分割する。FEC冗長度制御部104は、コンテンツビットレートおよびネットワーク帯域幅を元にFEC冗長度を決定する。ビットレート算出部105は、映像ファイルからビットレート情報を取得する。
クライアント20は、配信サーバ10から配信されたデータを受信しながら映像を視聴する装置で、受信部201とFECデコーダ202、映像デコーダ203、映像出力部204を備えている。受信部201は、送信部101より配信されたデータを、ネットワーク30を介して受信する。FECデコーダ202は、受信したデータのエラーを検出して訂正し、冗長データを破棄する。映像デコーダ203は、映像データをデコードし、映像出力部204へ渡す。映像出力部204は、映像および音声の再生を行う。
本実施例では、FEC冗長度規定値は固定値で、例えば、予めコンテンツ毎に設定しておくとする。また、ネットワーク帯域情報(閾値)は、配信サーバ10で予め認識できているものとする。
また、配信サーバ10におけるFECエンコード処理の詳細を図3に、クライアント20におけるFECデコード処理の詳細を図4に示している。図3、図4において、データブロックは、15フレーム(0.5秒)分のデータである。正規データパケットは、映像データをパケット化したものである。冗長データパケットは、複数の正規データパケットをFECエンコードした結果生成されるパケットである。この正規データパケットと生成された冗長データパケットとをまとめて、FECブロックとする。検査行列をm行n列とすると、正規データパケット数は(n−m)個、冗長パケット数はm個という関係がある。FECデコード情報パケットは、FECエンコードされたデータをデコードするのに必要な情報(検査行列等)を格納している。
本実施例では、コンテンツとしてエンコード済の映像ファイルを使用しているが、ビデオカメラ等から入力された映像をリアルタイムエンコードして使用してもよい。固定ビットレート(CBR)コンテンツを配信する場合は、ビットレート算出部105を使用して逐次ビットレートを算出するのではなく、最初にビットレート情報を取得し使用してもよい。また、FECエンコード方式は限定するものではない。
図1の配信サーバ10の動作について、図1および図3を参照して説明する。
配信サーバ10は、映像配信を開始する際に、パケット分割部103で映像ファイルを読み込み、必要単位(UDP単位)に分割してパケット化する。その映像データパケットを逐次ビットレート算出部105およびFECエンコーダ102へ渡す。
ビットレート算出部105は、受け取った映像データからビットレートを算出し、FEC冗長度制御部104へ渡す。
FEC冗長度制御部104は、受け取ったビットレート情報と予め設定されているFEC冗長度規定値からFECエンコード後のビットレートを算出し、この値がネットワーク帯域幅を越える場合には、ビットレート情報とネットワーク帯域情報とから、FECエンコード後のデータがネットワーク帯域幅を越えないようにFEC冗長度を調整する。そして、算出したFEC冗長度等をFECエンコーダ102へ渡す。
本実施例におけるFEC冗長度の調整のイメージを図5に示す。図5の例では、ビットレートの閾値を逸脱しそうな部分では、FEC冗長度をα%からX%に落とすことにより閾値からの逸脱を回避している。また、ネットワーク帯域幅に余裕の有る部分では、FEC冗長度はα%のままである。
図5と図7とを比較すると、結果的にクライアントに到着するFEC冗長データ量は同じように見えるが、図7の例では、クライアント側でFECデコードを行うために必要なFEC冗長データの一部が損なわれている。したがって、クライアント側におけるFECデコードは不完全になり、映像データの品質は大きく劣化する。これに対し、図5の例では、予めFEC冗長度を下げているので、クライアント側でFECデコードを行うために必要なFEC冗長データは全てクライアント側に届けられる。したがって、クライアント側におけるFECデコードは完全に行われ、映像データの品質は高く保たれる。
他の実施例として、ネットワーク帯域幅に余裕の有る部分では、必要に応じてFEC冗長度を規定値であるα%からさらに増大させることができるようにしてもよい。
FECエンコーダ102は、FEC冗長度を元に検査行列を生成する。そして、その検査行列を用いて映像データパケットをFECエンコードし、冗長データを生成後、パケット化する。エンコード方式としては、例えば、Low−Density Parity−Check(LDPC)符号を用いることができる。
送信部101は、図3に示すFECブロック単位にFECデコード情報を付加して、順次データを送信する。
図1のクライアント20の動作について、図1および図4を参照して説明する。受信部201は、送信部101よりデータが配信されるのを待ち受ける。データがネットワーク30を介して配信されると、それを受信し、逐次FECデコーダ202に渡す。
FECデコーダ202は、データパケットのエラー(ロスト)を検査し、エラーを検出した場合には、FECブロックおよびFECデコーダ情報からロストした映像データパケットをリカバリする。そして、冗長データを破棄し、映像データをデータブロック単位で映像デコーダ203へ渡す。映像デコーダ203は、映像データをデコードし、映像出力部204へ渡す。映像出力部204は、受け取った映像データの再生を行う。
なお、FECエンコードおよびデコードの詳細については、当業者ではよく知られており、また、本発明の範囲外であるので、詳細な説明を省略する。
(第二実施例)
本発明第二実施例の配信サーバを図6を参照して説明する。第二実施例では、ネットワーク帯域情報保持部107は、ネットワーク帯域に関する情報を取得するネットワーク情報取得部108を備え、このネットワーク情報取得部108により取得したネットワーク帯域に関する情報に基づき自己が保持する情報を更新する手段を備える。
なお、ネットワーク情報取得部108は、クライアント20毎に設けられたネットワーク品質調査部205からの情報を受け取り、クライアント20毎にネットワーク帯域に関する情報を取得する手段を備える。
すなわち、第二実施例の映像データ配信方法は、ネットワーク情報取得部108によりネットワーク帯域に関する情報を取得し、ネットワーク帯域情報保持部107は、この取得したネットワーク帯域に関する情報に基づきネットワーク帯域幅の上限値を更新する。このとき、ネットワーク帯域に関する情報をクライアント20毎に備えられたネットワーク品質調査部205からの情報を受け取り、クライアント20毎に取得する。
このように、第二実施例は、第一実施例の基本構成に、ネットワーク情報取得部108とネットワーク情報調査部205とを追加することで、ネットワーク30の品質が変化する場合に、より適応的にFEC冗長度を変更可能としたことを特徴としている。
ネットワーク情報取得部108は、クライアント20からネットワーク帯域情報を取得する。ネットワーク品質調査部205は、ネットワーク品質を調査し、使用可能な帯域情報を逐次配信サーバ10へ送信する。調査の方法は本発明の範囲外とするが、例えば、ネットワーク30を監視したり、受信部201およびFECデコーダ202から受信状況(およびエラー訂正状況)を受け取ったりして判断する。
基本的な動作は第一実施例の基本構成時と同様であるので説明を省略するが、FEC冗長度制御部104で使用するネットワーク帯域情報が静的なものではなく、動的に変化する点が異なるため、その部分について説明する。
まず、クライアント20のネットワーク品質調査部205は、クライアント20が使用しているネットワークの品質を調査し、使用可能なネットワーク帯域情報を配信サーバ10に向けて送信する。配信サーバ10のネットワーク情報取得部108は、ネットワーク30を介して、クライアント10のネットワーク帯域情報を受信し、FEC冗長度制御部104へ渡す。FEC冗長度制御部104は、そのネットワーク帯域情報、ビットレート制御部105から受け取ったビットレート情報、および予め設定されているFEC冗長度規定値よりFEC冗長度を決定する。
(第三実施例)
本実施例は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に本実施例の配信サーバ10に相応する機能を実現させるプログラムとして実現することができる。このプログラムは、記録媒体に記録されて情報処理装置にインストールされ、あるいは通信回線を介して情報処理装置にインストールされることにより当該情報処理装置に、配信サーバ10の本発明の特徴とするFEC冗長度制御部104、ビットレート算出部105、ネットワーク帯域情報保持部106または107(ネットワーク情報取得部108を含む)をはじめとする各部(送信部101、FECエンコーダ102、パケット分割部103)にそれぞれ相応する機能を実現させることができる。
本発明によれば、FEC冗長度を動的に変更可能とし、状況に応じて配信するデータ量を調整できる。また、配信サーバからのデータ配信量を使用可能なネットワーク帯域幅内で調整することができる。また、FEC冗長度はサーバサイドで決定でき、クライアントでの設定は不要のため、クライアントの自由度を高めることができる。また、ネットワーク帯域情報を動的に受信することにより、ネットワーク品質が変化する場合にも、FEC冗長度を適応的に変化させる。また、クライアント毎の受信状況を把握できることにより、クライアントが複数ある場合に、個々のクライアントに対してFEC冗長度を適応的に変化させることができる。
したがって、高品質な映像データを常時、自動的に配信することができるため、配信サーバの管理者およびクライアントのユーザの双方にとって利用価値の高い映像データ配信システムを提供することができる。
第一実施例の配信サーバおよびクライアントのブロック構成図。 本実施例の映像データ配信方法を示すフローチャート。 FECエンコードを説明するための図。 FECデコードを説明するための図。 FECエンコード後のデータがネットワーク帯域幅を越えないようにFEC冗長度を調整するイメージを示す図。 第二実施例の配信サーバおよびクライアントのブロック構成図。 従来の課題を説明するための図。
符号の説明
10 配信サーバ
20 クライアント
30 ネットワーク
101 送信部
102 FECエンコーダ
103 パケット分割部
104 FEC冗長度制御部
105 ビットレート算出部
106、107 ネットワーク帯域情報保持部
108 ネットワーク情報取得部
201 受信部
202 FECデコーダ
203 映像デコーダ
204 映像出力部
205 ネットワーク品質調査部

Claims (9)

  1. 映像データにフォワードエラー訂正(FEC)を行うためのFECエンコードを施すFECエンコーダを備え、FECエンコードが施された映像データを配信する配信サーバにおいて、
    前記映像データのビットレートを算出するビットレート算出手段と、
    ネットワーク帯域幅に関する情報を保持するネットワーク帯域情報保持手段と、
    前記ビットレート算出手段により算出されたビットレートに基づき、前記映像データにFECエンコードを施した場合に前記ネットワーク帯域情報保持手段に保持されたネットワーク帯域幅の上限値を越えない範囲で最大のFEC冗長度を算出し、当該FEC冗長度の情報を前記FECエンコーダに与えるFEC冗長度制御手段と
    を備えたことを特徴とする配信サーバ。
  2. 前記ネットワーク帯域情報保持手段は、
    ネットワーク帯域に関する情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得したネットワーク帯域に関する情報に基づき自己が保持する情報を更新する手段と
    を備えた請求項1記載の配信サーバ。
  3. 前記取得する手段は、クライアント毎にネットワーク帯域に関する情報を取得する手段を備えた請求項2記載の配信サーバ。
  4. 映像データにフォワードエラー訂正(FEC)を行うためのFECエンコードを施し、FECエンコードが施された映像データを配信する配信サーバに適用される映像データ配信方法において、
    前記映像データのビットレートを算出し、算出されたビットレートに基づき、前記映像データにFECエンコードを施した場合にネットワーク帯域幅の上限値を越えない範囲で最大のFEC冗長度を算出し、当該FEC冗長度の情報に基づきFECエンコードを施す
    ことを特徴とする映像データ配信方法。
  5. ネットワーク帯域に関する情報を取得し、この取得したネットワーク帯域に関する情報に基づき前記上限値を更新する請求項4記載の映像データ配信方法。
  6. ネットワーク帯域に関する情報をクライアント毎に取得する請求項5記載の映像データ配信方法。
  7. 映像データにフォワードエラー訂正(FEC)を行うためのFECエンコードを施すFECエンコーダを備え、FECエンコードが施された映像データを配信する配信サーバに適用されるプログラムにおいて、
    情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    前記映像データのビットレートを算出するビットレート算出機能と、
    ネットワーク帯域幅に関する情報を保持するネットワーク帯域情報保持機能と、
    前記ビットレート算出機能により算出されたビットレートに基づき、前記映像データにFECエンコードを施した場合に前記ネットワーク帯域情報保持機能に保持されたネットワーク帯域幅の上限値を越えない範囲で最大のFEC冗長度を算出し、当該FEC冗長度の情報を前記FECエンコーダに与えるFEC冗長度制御機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  8. 前記ネットワーク帯域情報保持機能として、
    ネットワーク帯域に関する情報を取得する機能と、
    この取得する機能により取得したネットワーク帯域に関する情報に基づき自己が保持する情報を更新する機能と
    を実現させる請求項7記載のプログラム。
  9. 前記取得する機能として、クライアント毎にネットワーク帯域に関する情報を取得する機能を実現させる請求項8記載のプログラム。
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